JP3175606B2 - 壁掛形空気調和機の据付板 - Google Patents

壁掛形空気調和機の据付板

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JP3175606B2
JP3175606B2 JP28325496A JP28325496A JP3175606B2 JP 3175606 B2 JP3175606 B2 JP 3175606B2 JP 28325496 A JP28325496 A JP 28325496A JP 28325496 A JP28325496 A JP 28325496A JP 3175606 B2 JP3175606 B2 JP 3175606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁掛形空気調和
機の据付板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁掛形空気調和機は、室内機を室内の壁
面に据え付けて利用するように構成された空気調和機で
ある。そして上記室内機を室内の壁面に据え付ける際に
は、まず壁面の所定位置に据付板を取り付け、そしてこ
の据付板に室内機を固定するようになっている。ところ
で上記室内機は、冷媒連絡管によって上記室内機と室外
機とを連結し、またドレンパイプを室内機から室外へと
延設する必要がある。そのためこれらの冷媒連絡管やド
レンパイプを挿通させる壁穴を壁に穿設しなければなら
ないが、室内機の据え付けを確実なものとするために
は、上記壁穴、特にその開口部と据付板との間の位置関
係を正確に決定しなければならない。もしこれが所定の
位置関係となっていない場合には、冷媒連絡管等が室内
機のケーシング等と干渉して室内機の確実な据え付けを
妨げることが考えられるからである。また室内機を据え
付けた場合でも、据え付けられた室内機の背部から壁穴
開口部が室内側に露出してしまい、外観性を著しく低下
させてしまうという不具合が生じることもある。そこで
従来の壁掛形空気調和機の据付板では、巻尺を用いて上
記位置関係を容易に決定することができるように工夫が
なされている。
【0003】図4は、上記従来の据付板の部分拡大図で
ある。同図に示す31が壁面30に取り付けられた据付
板であり、図はこの据付板31を室内機が取り付けられ
る室内側から見たところを示している。まず上記据付板
31に設けられた32は、水平係合部である。この水平
係合部32には略水平方向に延びる係合孔33が穿設さ
れ、そしてこの係合孔33に巻尺の計測部11の先端に
設けられた係止部10を係合させるようになっている。
また上記水平係合部32に表示される34は、壁穴開口
部22の左右方向の中心位置を示すセンターマークであ
る。一方、据付板31に設けられた36は、垂直係合部
である。この垂直係合部36には略垂直方向に延びる係
合孔37が穿設され、上記水平係合部32と同様に、こ
の係合孔37に巻尺の計測部11の先端に設けられた係
止部10を係合させるようになっている。そして上記垂
直係合部36に表示される38は、壁穴開口部22の上
下方向の中心位置を示すセンターマークである。
【0004】次に、上記従来の据付板31を用いて行う
壁穴開口部22の位置決めについて説明する。まず据付
板31を壁面30の所定位置に取り付けた後、巻尺の係
止部10を水平係合部32の係合孔33に係合させると
共に、その計測部11の右側端縁をセンターマーク34
と一致させるようにする。そしてこの状態で巻尺の計測
部11を下方へ延伸させ、予め決められた壁穴開口部2
2の上下方向の中心位置までの距離を計測してマーキン
グする。このとき巻尺の計測部11の右側端縁が壁穴開
口部22の左右方向の中心位置と一致しているから、上
記マーキングを計測部11の右側端縁で行うと、このマ
ーキング位置が壁穴開口部22の中心を示すこととな
る。また上記位置決めは、垂直係合部36を用いて巻尺
の計測部11を左方へ延伸させ、壁穴開口部22の左右
方向の中心位置までの距離を計測することによって、さ
らに正確に行うことができる。そして上記のようにして
決定した中心位置を基準として壁穴21を穿設し、この
壁穴21に、冷媒連絡管23、ドレンパイプ24等から
成る内外連絡配管25を挿通させる。このように上記従
来の据付板31によれば、据付板31に対する壁穴開口
部22の位置決めを正確かつ容易に行うことができるよ
うになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年において
は、予め建築段階で上記内外連絡配管25を壁内に埋設
しておくことにより、外観性の向上等を図るタイプの住
宅が増加してきている。このような住宅においては、据
付板31を壁面30に取り付ける前から、壁内に埋設さ
れた内外連絡配管25の接続端部が壁穴開口部22から
突出している。そしてこの場合においても、室内機の据
え付けを確実なものとするためには壁穴開口部22と据
付板31との間の位置関係を正確に決定し、この位置関
係に従って据付板31を壁面30に取り付けなければな
らない。ところが上記のように壁穴開口部22からは内
外連絡配管25の接続端部が突出しているので、水平係
合部32あるいは垂直係合部36に巻尺の係止部10を
係合させてその計測部11を延伸させようとすると、延
伸させた計測部11と壁穴開口部22から突出する内外
連絡配管25の接続端部とが干渉してしまい、壁穴開口
部22に対する据付板31の位置決めを巻尺によって正
確に行うことが困難となるという問題があった。
【0006】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、内外連絡配管
が予め壁に埋設された形式の住宅等においても、その取
り付け位置の正確な位置決めを巻尺で容易に行うことが
可能な壁掛形空気調和機の据付板を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の壁掛形
空気調和機の据付板は、冷媒連絡管23、ドレンパイプ
24等から成る内外連絡配管25の接続端部を壁面から
突出させる壁穴開口部22と所定の位置関係を有して壁
面30に取り付けるべく成されると共に、上記位置関係
を巻尺で測定できるよう巻尺の係止部10を係合させる
巻尺係合部2、6を備えた壁掛形空気調和機の据付板に
おいて、上記巻尺係合部2、6は、この巻尺係合部2、
6にその係止部10を係合させた巻尺の計測部11を、
上記壁穴開口部22を通る内外連絡配管25に干渉する
ことなく延伸できるように成されていることを特徴とし
ている。
【0008】上記請求項1の壁掛形空気調和機の据付板
では、巻尺係合部2、6に係合させた巻尺の計測部11
を、壁穴開口部22を通る内外連絡配管25に干渉する
ことなく延伸させることが可能となる。
【0009】また請求項2の壁掛形空気調和機の据付板
は、冷媒連絡管23、ドレンパイプ24等から成る内外
連絡配管25の接続端部を壁面から突出させる壁穴開口
部22と所定の位置関係を有して壁面30に取り付ける
べく成されると共に、上記位置関係を巻尺で測定できる
よう巻尺の係止部10を係合させる巻尺係合部2、6を
備えた壁掛形空気調和機の据付板において、上記巻尺係
合部2は、壁穴開口部22に対して所定の位置に据付板
1を配置したとき、上記壁穴開口部22に対してその垂
直方向の側方に位置すると共に略水平方向に延びる係合
孔3を有し、この係合孔3は、その水平方向の一端が壁
穴開口部22から突出する内外連絡配管25の水平方向
の側端よりも少なくとも巻尺の計測部11の幅以上の外
側に位置すると共に、巻尺の係止部10を係合させてそ
の計測部11を壁穴開口部22の方向に延伸できるよう
に成されていることを特徴としている。
【0010】上記請求項2の壁掛形空気調和機の据付板
では、係合孔3の水平方向の一端が内外連絡配管25の
水平方向の側端よりも計測部11の幅以上の外側に位置
しているので、壁穴開口部22を通る内外連絡配管25
に干渉することなく、巻尺係合部2に係合させた巻尺の
計測部11を壁穴開口部22の方向へ延伸させることが
可能となる。
【0011】さらに請求項3の壁掛形空気調和機の据付
板は、上記係合孔3は、壁穴開口部22に対して所定の
位置に据付板1を配置したとき、その水平方向の一端が
巻尺の計測部11の幅だけ壁穴開口部22の水平方向の
側端よりも外側に位置するよう成されていることを特徴
としている。
【0012】上記請求項3の壁掛形空気調和機の据付板
では、係合孔3の水平方向の一端が計測部11の幅だけ
壁穴開口部22の水平方向の側端よりも外側に位置して
いるので、巻尺の計測部11の一端縁を壁穴開口部22
の側端と接するように据付板1を移動させることによっ
て、据付板1の水平方向の位置決めが可能となる。
【0013】請求項4の壁掛形空気調和機の据付板は、
上記巻尺係合部2は、壁穴開口部22の中心位置の垂直
方向の側方においても巻尺の係止部10を係合させてそ
の計測部11を壁穴開口部22の方向に延伸できるよう
に成されていることを特徴としている。
【0014】上記請求項4の壁掛形空気調和機の据付板
では、壁穴開口部22の中心位置近傍に巻尺の計測部1
1を延伸させて垂直方向の中心位置を計測することが可
能となる。
【0015】請求項5の壁掛形空気調和機の据付板は、
巻尺係合部6は、壁穴開口部22に対して所定の位置に
据付板1を配置したとき、上記壁穴開口部22に対して
その水平方向の側方にも位置すると共に略垂直方向に延
びる係合孔7を有し、この係合孔7は、その垂直方向の
一端が壁穴開口部22から突出する内外連絡配管25の
垂直方向の側端よりも少なくとも巻尺の計測部11の幅
以上の外側に位置すると共に、巻尺の係止部10を係合
させてその計測部11を壁穴開口部22の方向に延伸で
きるように成されていることを特徴としている。
【0016】上記請求項5の壁掛形空気調和機の据付板
では、壁穴開口部22の水平方向の側方にも巻尺係合部
6が位置するので、水平方向の位置決めをより正確に行
うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の壁掛形空気調和
機の据付板の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0018】図3は、上記据付板による室内機の据え付
けを示す斜視図である。同図において41は室内機であ
り、この室内機41は、予め壁面30に固定して設けら
れた据付板1にその背面側を取り付けて据え付けられ
る。またこの室内機41からは、上記従来例と同様に、
室内熱交換器(図示せず)で発生したドレン水を排出す
るためのドレンパイプや、室外機(図示せず)との間を
接続するための内外連絡配管を屋外へと延設する必要が
ある。そして同図における21は、これらのドレンパイ
プ、内外連絡配管等を挿通させるための壁穴である。
【0019】図1は、上記図3の破線で囲むA部の部分
拡大平面図である。同図において21は壁穴であり、2
2は壁面30に開口する壁穴開口部である。この住宅
は、建築段階で予め内外連絡配管25を壁内に埋設して
成るものであるため、上記壁穴21には、液管26、ガ
ス管27を断熱材28で被覆した冷媒連絡管23とドレ
ンパイプ24とから成る内外連絡配管25が挿通されて
いる。そしてこの内外連絡配管25の接続端部が、壁面
30から図の紙面よりも手前方向に突出している。
【0020】上記のように予め内外連絡配管25が壁内
に埋設された住宅においては、上記壁穴開口部22に対
して所定の位置関係を有するように据付板1を壁面30
に固定する。そのため巻尺によって上記位置関係を計測
すべく、据付板1には水平係合部2と垂直係合部6とが
形成されているが、これらはそれぞれ巻尺の係止部10
を係合させる巻尺係合部として機能するものである。図
1に示すように、据付板1を壁面30における概略の固
定位置に仮置きしたとき、据付板1に形成された上記水
平係合部2は壁穴開口部22の上方に配置され、垂直係
合部6は壁穴開口部22の右方に配置される。これらの
水平係合部2及び垂直係合部6は、それぞれプレス加工
によって据付板1に形成されたものであり、図2(a)
の平面図及び同図(b)の側面図にも示すように、据付
板1から反壁面方向に突出する凸部5、9と、この凸部
5、9に穿設された係合孔3、7とから成っている。そ
して上記水平係合部2の係合孔3は略水平方向に延びる
長孔であって、その左端は壁穴開口部22の左端と略同
じ左右方向位置にあり、またその右端は、上記据付板1
を所定位置に配置したとき上記壁穴開口部22の右端よ
りもさらに巻尺の計測部11の幅だけ右側に位置するよ
うになっている。そして凸部5に表示された4は、壁穴
開口部22の左右方向の中心位置を指示するセンターマ
ークである。一方、上記垂直係合部6の係合孔3は略垂
直方向に延びる長孔であって、その下端は壁穴開口部2
2の上下方向の中心位置よりもいくらか下方に位置し、
またその上端は、壁穴開口部22の上端よりもさらに巻
尺の計測部1の幅以上の上側に位置している。そして凸
部9に表示された8は、上記壁穴開口部22の上下方向
の中心位置を指示するセンターマークである。
【0021】次に、壁面30に仮置きした状態からの据
付板1の正確な位置決めについて説明する。図1に示す
ように、まず巻尺の係止部10を水平係合部2の係合孔
3に係合させるが、そのときこの係合位置を上記係合孔
3の最右端部とする。そしてこの状態で巻尺の計測部1
1を下方へ延伸すると、上記係合孔3の右端は壁穴開口
部22の右端よりも上記計測部11の幅だけ右側に位置
しているから、延伸させた上記計測部11の左側端縁が
壁穴開口部22の右端と接することとなるよう据付板1
を左右に移動させることにより、壁穴開口部22に対す
る据付板1の左右方向の位置決めができることになる。
そして計測部11の左側端縁と壁穴開口部22の右端と
の接点位置が、係合孔3から所定距離となるように据付
板1を上下に移動させることにより、壁穴開口部22に
対する据付板1の上下方向の位置決めができる。ところ
で上記左右方向の位置決めは、垂直係合部6を用いて行
うこともできる。この場合には垂直係合部6の上端側に
巻尺の係止部10を係合させ、この状態で計測部11を
左方に延伸させる。そして上記計測部11の下側端縁が
壁穴開口部22の上端と接することとなるよう巻尺の係
止部10を係合孔7内で上下させ、計測部11の下側端
縁と壁穴開口部22の上端との接点位置が、係合孔7か
ら所定距離となるように据付板1を左右に移動させるの
である。
【0022】一方、上記のように内外連絡配管25が予
め壁内に埋設された住宅でない場合、すなわち据付板1
を壁面30に固定してから壁穴21を穿設する場合にお
いては、水平係合部2又は垂直係合部6の凸部5、9に
表示されたセンターマーク4、8を用いることにより、
従来の据付板31を用いる場合と同様の手法で壁穴21
の穿設位置を決定する。
【0023】上記壁掛形空気調和機の据付板では、据付
板1と壁穴開口部22とを所定の位置関係としたとき、
水平係合部2の係合孔3の右端が壁穴開口部22の右端
よりも巻尺の計測部11の幅だけ右方に位置するように
なっている。そのため壁穴開口部22から内外連絡配管
25の接続端部が突出している場合にも、水平係合部2
の係合孔3から下方に延伸させた巻尺の計測部11が上
記接続端部と干渉するのを回避できる。従って予め内外
連絡配管25が壁内に埋設された住宅においても、据付
板1の上下方向の位置決めを巻尺によって容易に行うこ
とができる。しかも所定の固定位置では水平係合部2の
係合孔3の右端が壁穴開口部22の右端よりも計測部1
1の幅だけ右方に位置するように成されているから、据
付板1の左右方向を位置決めを上記計測部11の幅を用
いて容易に行うことができる。
【0024】さらに据付板1と壁穴開口部22とを所定
の位置関係としたとき、上記係合孔3は壁穴開口部22
の左右方向の中心線上にも存するように成されている。
従ってセンターマーク4を用いた従来例の手法による壁
穴21の位置決めが可能であり、据付板1を固定してか
ら壁穴21を穿設する住宅においても、その穿設位置の
決定を巻尺で正確に行うことができる。
【0025】また上記据付板1には、水平係合部2のほ
か垂直係合部6を設けている。従って巻尺の計測部11
の幅が所定のものと異なる場合をも含め、据付板1と壁
穴開口部22との左右方向の位置決めを、より一層正確
に行うことができる。しかも上記垂直係合部6に設けた
係合孔7の上端は、所定の固定位置において巻尺の計測
部11の幅以上に壁穴開口部22の上端よりも上側に位
置するよう成されている。従って図1に示すように内外
連絡配管25の上端が壁穴開口部22の上端と当接する
ような状態であっても、巻尺の計測部11を左方へ余裕
をもって延伸させることができ、左右方向の位置決めを
正確かつ容易に行うことができる。そしてこの垂直係合
部6についても、据付板1と壁穴開口部22とを所定の
位置関係としたとき、その係合孔7は壁穴開口部22の
上下方向の中心線上にも存するように成されている。従
って据付板1を固定してから壁穴21を穿設する住宅に
おいても、その穿設位置の決定を巻尺でさらに正確に行
うことができる。
【0026】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。上記では水平係合部2と垂直係合部6との
双方を設けたが、これは水平係合部2のみを設けるよう
にしてもよい。このようにした場合にも、壁穴開口部2
2に対する左右方向の位置決めは、巻尺の計測部11の
幅あるいはセンターマーク4によって行うことができ
る。また上記では水平係合部2の係合孔3の右端を上記
計測部11の幅だけ壁穴開口部22の右端よりも右側に
位置させたが、水平係合部2の右端をさらに右側に位置
させ、水平係合部2の凸部5に位置決め用のマークを表
示するようにしてもよい。このようにすると計測部11
の幅の異なる巻尺を用いた場合にも、正確な位置決めが
可能となる。一方、壁穴開口部22の右端よりも上記係
合孔3の右端が上記計測部11の幅以上に右側に位置し
ていない場合でも、少なくとも壁面30から突出する内
外連絡配管25の右端よりも上記係合孔3の右端が計測
部11の幅以上に右側に位置していれば、延伸させた計
測部11と内外連絡配管25との干渉を回避することが
可能である。さらに、上記では水平係合部2、垂直係合
部6の係合孔3、7をそれぞれ単一の長孔として形成し
たが、例えば内外連絡配管25と干渉することなく計測
部11を延伸させることができる位置に設けた第1係合
孔と、センターマーク4、8付近に設けた第2係合孔と
によって、それぞれの係合孔3、7を形成することがで
きる。
【0027】
【発明の効果】上記請求項1の壁掛形空気調和機の据付
板では、巻尺係合部に係合させた巻尺の計測部を壁穴開
口部を通る内外連絡配管に干渉することなく延伸できる
ので、壁穴開口部と据付板との間の位置関係を、巻尺に
よって正確かつ容易に決定することが可能となる。
【0028】また請求項2の壁掛形空気調和機の据付板
では、巻尺係合部に係合させた巻尺の計測部を壁穴開口
部を通る内外連絡配管に干渉することなく延伸できるの
で、壁穴開口部と据付板との間の位置関係を、巻尺によ
って正確かつ容易に行うことができる。
【0029】さらに請求項3の壁掛形空気調和機の据付
板では、巻尺の計測部の一端縁を壁穴開口部の側端と接
するように据付板を移動させることによって据付板の水
平方向の位置決めができるので、据付板の正確な位置決
めをさらに容易に行うことが可能となる。
【0030】請求項4の壁掛形空気調和機の据付板で
は、壁穴開口部の中心位置近傍に巻尺の計測部を延伸さ
せることができるので、据付板を固定してから壁穴開口
部を形成する住宅等においても、据付板と上記壁穴開口
部との位置関係を正確かつ容易に決定することが可能と
なる。
【0031】請求項5の壁掛形空気調和機の据付板で
は、壁穴開口部の水平方向の側方にも巻尺係合部が位置
するので、水平方向の位置決めをより正確に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の壁掛形空気調和機の据付板の部分拡
大平面図である。
【図2】上記据付板に設けられた係合部を示し、(a)
はその平面図であり、(b)は側面図である。
【図3】上記据付板による室内機の据え付けを示す斜視
図である。
【図4】従来例の据付板の部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1 据付板 2 水平係合部(巻尺係合部) 3 係合孔 6 垂直係合部(巻尺係合部) 7 係合孔 10 係止部 11 計測部 22 壁穴開口部 23 冷媒連絡管 24 ドレンパイプ 25 内外連絡配管 30 壁面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒連絡管(23)、ドレンパイプ(2
    4)等から成る内外連絡配管(25)の接続端部を壁面
    から突出させる壁穴開口部(22)と所定の位置関係を
    有して壁面(30)に取り付けるべく成されると共に、
    上記位置関係を巻尺で測定できるよう巻尺の係止部(1
    0)を係合させる巻尺係合部(2)(6)を備えた壁掛
    形空気調和機の据付板において、上記巻尺係合部(2)
    (6)は、この巻尺係合部(2)(6)にその係止部
    (10)を係合させた巻尺の計測部(11)を、上記壁
    穴開口部(22)を通る内外連絡配管(25)に干渉す
    ることなく延伸できるように成されていることを特徴と
    する壁掛形空気調和機の据付板。
  2. 【請求項2】 冷媒連絡管(23)、ドレンパイプ(2
    4)等から成る内外連絡配管(25)の接続端部を壁面
    から突出させる壁穴開口部(22)と所定の位置関係を
    有して壁面(30)に取り付けるべく成されると共に、
    上記位置関係を巻尺で測定できるよう巻尺の係止部(1
    0)を係合させる巻尺係合部(2)(6)を備えた壁掛
    形空気調和機の据付板において、上記巻尺係合部(2)
    は、壁穴開口部(22)に対して所定の位置に据付板
    (1)を配置したとき、上記壁穴開口部(22)に対し
    てその垂直方向の側方に位置すると共に略水平方向に延
    びる係合孔(3)を有し、この係合孔(3)は、その水
    平方向の一端が壁穴開口部(22)から突出する内外連
    絡配管(25)の水平方向の側端よりも少なくとも巻尺
    の計測部(11)の幅以上の外側に位置すると共に、巻
    尺の係止部(10)を係合させてその計測部(11)を
    壁穴開口部(22)の方向に延伸できるように成されて
    いることを特徴とする壁掛形空気調和機の据付板。
  3. 【請求項3】 上記係合孔(3)は、壁穴開口部(2
    2)に対して所定の位置に据付板(1)を配置したと
    き、その水平方向の一端が巻尺の計測部(11)の幅だ
    け壁穴開口部(22)の水平方向の側端よりも外側に位
    置するよう成されていることを特徴とする請求項2の壁
    掛形空気調和機の据付板。
  4. 【請求項4】 上記巻尺係合部(2)は、壁穴開口部
    (22)の中心位置の垂直方向の側方においても巻尺の
    係止部(10)を係合させてその計測部(11)を壁穴
    開口部(22)の方向に延伸できるように成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3の壁掛形空気調
    和機の据付板。
  5. 【請求項5】 巻尺係合部(6)は、壁穴開口部(2
    2)に対して所定の位置に据付板(1)を配置したと
    き、上記壁穴開口部(22)に対してその水平方向の側
    方にも位置すると共に略垂直方向に延びる係合孔(7)
    を有し、この係合孔(7)は、その垂直方向の一端が壁
    穴開口部(22)から突出する内外連絡配管(25)の
    垂直方向の側端よりも少なくとも巻尺の計測部(11)
    の幅以上の外側に位置すると共に、巻尺の係止部(1
    0)を係合させてその計測部(11)を壁穴開口部(2
    2)の方向に延伸できるように成されていることを特徴
    とする請求項2〜請求項4のいずれかの壁掛形空気調和
    機の据付板。
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