JP3175448U - 糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンド - Google Patents

糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンド Download PDF

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Abstract

【課題】異なる糸巻きリールに巻かれた糸同士の絡まりが発生せず、糸巻きリールが円滑に回転し、糸を円滑に引き出すことができ、糸巻きリールの整理・整頓をより容易かつきれいな収納状況とすることができ、裁縫作業時において使用しやすい状態で複数の糸巻きリールを収納することのできる糸巻きリール収納構造を提供する。
【解決手段】糸巻きリール収納構造10は、支持構造1と、該支持構造1に設けられていて糸巻きリール9を収納するための複数の分枝4A、4B、4C、・・・とを備えてなるものであって、分枝4A等は、水平方向またはそれより上向きに支持構造1に設けられている構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドに係り、特に裁縫・縫製作業時において使用しやすい状態で複数の糸巻きリールを収納することができる、糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドに関するものである。
糸巻きリールに関しては従来、種々の技術的提案がなされている。たとえば後掲特許文献1は、糸巻きリールの整理、整頓を簡単、きれいにするための収納容器として、継体を収納する一対の脚片を備えたU字型状の収納容器であって、その隅に糸の端を挟み込むための切込みを設けるとともに、他の収納容器1を脚片にて連絡する連絡部材を設けた構成が開示されている。
また特許文献2には、糸巻きリールの収納ケースから脱落を防止するとともに糸巻きリールを取り外しやすくするための収納ケースとして、ケース本体とそれに設けられた保持部材と蓋部材とを備えてなる仕掛け巻き収納ケースにおいて、糸巻きリールを上下方向に傾斜可能に保持する構成が開示されている。
特開2003−104470号公報「糸巻体の収納容器」 特開平8−205739号公報「糸巻収納ケース」
さて、裁縫・縫製作業時においては、複数種類の糸を用いることが少なくない。この時たとえば、複数の糸巻きリールが収納された裁縫箱等からそれぞれの糸を引き出すのだが、異なる糸巻きリールに巻かれた糸同士が接触して絡んだり、それによって糸巻きリールが円滑に回転しなかったり、糸が円滑に引き出せなかったりすることがある。このような問題は上記各特許文献開示技術においても共通する。
このうち特許文献1については、収納容器に設けた切込みに糸の端を挟み込むことで糸巻きリールの整理整頓がなされるとし、これにより、異なる糸同士の接触や絡みの防止にある程度の効果はあり得る技術であるともいえる。しかしながら当該技術は、脚片にて連絡する連絡部材によって脚片を直列的に連結して用いるものであるため、平面的な収納構造とならざるを得ず、使用する糸の種類が多くなると場所をとってしまい、それによって取り扱いが不便となり、作業性が低くなるという問題がある。
また特許文献2開示技術は、収納ケースからの糸巻きリール脱落防止や取り外し容易となる点で効果があるとしても、作業中における糸の引き出しやリールの回転における円滑さは十分ではなく、より作業しやすくするための技術が求められている。
なおまた、糸巻きリールの整理・整頓をより簡単にしてきれいな収納状況とするだけでなく、収納に用いる用具とそれにより形成される収納状況自体になにがしかの美観が備わったものであれば、作業をより快く開始し実施することもできるために作業の質や速度の向上を図ることができる上、一種の装飾としても機能できる。各特許文献開示技術にはかかる特徴は存在しない。
本考案が解決しようとする課題はこれら従来技術の問題点を除き、裁縫・縫製作業において、異なる糸巻きリールに巻かれた糸同士の絡まりが発生せず、糸巻きリールが円滑に回転し、糸を円滑に引き出すことができ、糸巻きリールの整理・整頓をより容易かつきれいな収納状況とすることができ、裁縫・縫製作業時において使用しやすい状態で複数の糸巻きリールを収納することのできる、糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドを提供することである。
さらに本考案が解決しようとする課題は、使用する糸の種類の多寡に関わらず一定の場所しか占有せず、しかも取り扱いが便利で、作業性を高めることのできる、糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドを提供することである。さらにまた本考案が解決しようとする課題は、糸巻きリール収納用具とそれにより形成される収納状況自体によって一定の美観を呈することができ、それによって作業する者がより快適に作業できて作業の質や速度の向上を図ることができ、かつ室内装飾としても機能できる、糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドを提供することである。加えて本考案は、作業時に必要なその他の道具等も併せて収納できる糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドを提供することも、課題とする。
本願考案者は上記課題について検討した結果、支柱に複数の分枝を設けた樹状の構造とし、この分枝に糸巻きリールの中空部(芯部)を差し込む方法を考案し、さらに裁縫用具や針刺し等の関連用具を収容する機能も併設することも考案し、これらを基礎として当該課題を解決できることに想到し、本考案に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で実用新案登録請求される考案、もしくは少なくとも開示される考案は、以下の通りである。
〔1〕 支持構造と、該支持構造に設けられ糸巻きリールを収納するための複数の分枝とを備えてなる糸巻きリール収納構造であって、該分枝は水平方向またはそれより上向きに該支持構造に設けられており該糸巻きリールの中空部が差し込まれることによってこれを収納する、糸巻きリール収納構造。
〔2〕 支持構造と、該支持構造に設けられ糸巻きリールを収納するための複数の分枝とを備えてなる糸巻きリール収納構造であって、該分枝は水平方向またはそれより上向きに該支持構造に設けられており該糸巻きリールの中空部が差し込まれることによってこれを収納するものであり、各分枝に糸巻きリールを収納した場合にも各糸巻きリールが接触しない程度に各分枝が離間して配置されている、糸巻きリール収納構造。
〔3〕 前記分枝には、これに糸巻きリールを収容した際に該糸巻きリールの抜けを防止するための着脱自在の抜け止め部材が備えられていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載の糸巻きリール収納構造。
〔4〕 前記支持構造は台座および該台座に立てて設けられた主柱とからなり、該分枝は水平方向またはそれより上向きに該主柱に設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
〔5〕 前記主柱は前記台座の面に垂直に設けられ、前記分枝は水平方向に対して20°以上の角度で上向きに設けられていることを特徴とする、〔4〕に記載の糸巻きリール収納構造。
〔6〕 前記分枝は複数設けられ、各分枝はこれに糸巻きリールを収納した場合に相互に接触しないように離されて配置されていることを特徴とする、〔4〕または〔5〕に記載の糸巻きリール収納構造。
〔7〕 前記主柱が軸周りに回動可能に形成されていることを特徴とする、〔4〕ないし〔6〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
〔8〕 前記台座は、固定台部と、該固定台部に軸支された回動体部とからなり、前記主柱は該回動体部に設けられていることを特徴とする、〔4〕ないし〔6〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
〔9〕 前記台座には、下記<Q>に示した少なくともいずれか一の付属機能部がそれぞれ一または複数設けられていることを特徴とする、〔4〕ないし〔8〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
<Q> 物品収容容器、針刺し、分枝に糸巻きリールを収容した際に該糸巻きリールの抜けを防止する着脱自在の抜け止め部材を待機させる待機場所
〔10〕 前記支持構造は裁縫箱の一部に設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
〔11〕 移動運搬用に把持するための把持部が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔10〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
〔12〕 〔1〕ないし〔9〕のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造を備えて構成されている、糸巻きリール収納スタンド。
本考案の糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドは上述のように構成されるため、これによれば、裁縫・縫製作業において、異なる糸巻きリールに巻かれた糸同士の絡まりが発生せず、糸巻きリールが円滑に回転し、糸を円滑に引き出すことができる。したがって、糸巻きリールの整理・整頓をより容易かつきれいな収納状況とすることができ、裁縫・縫製作業時において使用しやすい状態で複数の糸巻きリールを収納することができる。
さらに本考案によれば、糸巻きリールの収納を立体的に行うことが可能なため、使用する糸の種類の多寡に関わらず一定の場所しか占有せず、しかも取り扱いが便利で、作業性を高めることができる。特に本考案の糸巻きリール収納スタンドにおいては、この効果が高い。加えて本考案によれば、作業時に必要なその他の道具、すなわち針刺しや用具入れ等も併せて収納することができる。
さらにまた本考案によれば、本考案に係る糸巻きリール収納用の用具と、それに糸巻きリールが収納されることによって形成される収納状況自体を、一定の美観を備えたものとすることができる。それにより、作業する者がより快適に作業することができるため、作業の質や速度の向上を図ることができる上、室内装飾としても機能することができる。特に本考案の糸巻きリール収納スタンドにおいて、この効果が高い。
本考案の糸巻きリール収納構造の基本構成を示す側面視の説明図である。 抜け止め部材を備えた本考案糸巻きリール収納構造の要部を示す説明図である。 本考案糸巻きリール収納構造の一例の構成を示す、平面視の説明図である。 回動可能な本考案の糸巻きリール収納構造の構成例を示す側面視の説明図である。 付属機能部を備えた本考案の糸巻きリール収納構造の構成例を示す要部説明図である。 本考案の糸巻きリール収納構造の別の構成例を示す側面視の説明図である。 本考案の糸巻きリール収納構造の別の構成例を示す側面視の説明図である。 糸巻きリール収納スタンドの製作例を示す写真である。 糸巻きリール収納スタンドの別の製作例を示す写真である。
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。
図1は、本考案の糸巻きリール収納構造の基本構成を示す側面視の説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造10は、支持構造1と、支持構造1に設けられていて糸巻きリール9を収納するための複数の分枝4A、4B、・・・とを備えてなるものであって、該分枝4A等は、水平方向またはそれより上向きに支持構造1に設けられていることを、主たる構成とする。
分枝4A等は、図では4本の存在が認められる構成例を示しているが、その数は複数である限り限定されない。また図では、分枝4A等はいずれも異なる高さにて設けられている構成が示されているが、同じ高さに2本以上を設けることもでき、また、異なる高さにも2本以上でかつ少なくとも一つの高さにおいて2本以上を設ける構成としてもよい。各分枝4A等は、それぞれに糸巻きリール9が収納された場合にも、各糸巻きリール9、9、・・・が接触しない程度に離間して配置されている構成とする。
支持構造1は図示するように、台部とそれに立設した幹部とから構成することができるが、本考案ではこれに限定されない。要するに、設けられた分枝4A等のそれぞれに糸巻きリール9が収納された状態で、安定して置いておくことができる構造であればよい。したがって、後出の図5、図6に示すような構造であってもよい。
また、支持構造1および分枝4A等の材質も、特に限定されず、木材、金属、合成樹脂、その他、分枝4A等それぞれに糸巻きリール9が収納された状態を安定的に維持できる物性を備えたものであれば、いかなる材料を用いて製造してもよい。
本考案の糸巻きリール収納構造10はかかる構成をとるため、糸巻きリール9はその中空部8が分枝4A等に差し込まれることによって、分枝4A等に収納される。分枝4A等は、水平方向またはそれより上向きに支持構造1に設けられているため、差し込まれ収納された各糸巻きリール9は、ここから糸を引き出す作業がなされる場合にも、容易には分枝4A等からは脱離せず、用いることができる。
しかしながら、これは糸の引き出し角度にもよるが、分枝4A等からの糸巻きリール9の脱離をより防止するには、分枝4A等は支持構造1に対して水平方向よりもある程度上向きの角度をもって設ける方がよい。なお、後述の抜け止め部材を用いることによって脱離防止効果をより高めることができ、分枝4A等を水平方向に配設する場合にもその効果はもちろんある。
また本考案糸巻きリール収納構造10は、上述のように、各分枝4A、4B、・・・にそれぞれ糸巻きリール9を収納した場合にも、各糸巻きリール9、9、・・・が接触しない程度に離間して配置されているため、各糸巻きリール9、9、・・・は相互に接触することがない。したがって異なる糸巻きリール間の糸の絡まりが発生しないため、作業が円滑に行え、便利であり、整理・整頓も良好な状態に維持することができる。
図1−2は、抜け止め部材を備えた本考案糸巻きリール収納構造の要部を示す説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造10においては、分枝4A等に糸巻きリール9を収容した際に糸巻きリール9の抜けを防止するための着脱自在の抜け止め部材5A等が、備えられた構成とすることができる。
抜け止め部材5Aは、分枝4Aに糸巻きリール9を差し込んで収納した後、中空部8を通して露出する分枝4Aの先端に着脱自在に固定できて、糸巻きリール9の中空部8が通らない形状またはサイズの部材であれば、いかなるものであってもよい。分枝4Aの先端に着脱自在に固定可能なキャップ状の構造のものを、好適に用いることができる。
かかる構成により抜け止め部材5A等を備えた本糸巻きリール収納構造10は、分枝4A等からの糸巻きリール9等の脱離を完全に防止することができるため、作業を安心かつ円滑に行うことができて便利である。なお抜け止め部材5A等を用いない場合は、後述する物品収容容器を備えた構成としてこれに収容しておくことにしたり、あるいは抜け止め部材5A等および支持構造1が相互に磁着できるような材料にてこれらを形成するなど、抜け止め部材5A等をきれいにかつ円滑な使用が可能なように待機させるための方法は、適宜に構成することができる。
図2は、本考案糸巻きリール収納構造の一例の構成を示す、平面視の説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造210は、支持構造21は台座22、および台座22に立てて設けられた主柱23とからなり、分枝24A、24B、・・・は水平方向またはそれより上向きに主柱23に設けられていることを、特徴的な構成とする。図では、台座22の平面形状、および主柱23の断面形状はともに円形であるが、これらの形状がそのように限定されるものではない。台座および主柱として安定的な支持構造を形成できるものである限り、いかなる形状であってもよい。
また図では、分枝24A、24B、24Cが略同角度で主柱23に設けられ、本糸巻きリール収納構造210には3本の分枝が設けられているか、もしくはこれらの分枝の少なくともいずれかと重なる位置に一以上の別の分枝が設けられている構成例である。しかしこれは一例であり、本考案がかかる例示された構成に限定されるものではない。主柱23周りに分枝24A等が設けられる際の間隔・角度、さらにそれらが一定のものであるか否かも含め、分枝24A等の設けられる位置および数は任意である。要するに各分枝24A等は、これらに糸巻きリール29A都を収納した際、相互に接触しないように離されて配置されていればよい。
かかる構成により本考案糸巻きリール収納構造210は、台座22上に主柱23が立設された支持構造21により、糸巻きリール29A等を安定的に収納することができる。なお図示しないが、各分枝24A等には、前述の抜け止め部材を用いることができる。
なお、主柱23は台座22の面に垂直に設けることとし、分枝24A等は当該主柱23に、水平方向に対して20°以上の角度で上向きに設けられる構成とすることが、より望ましい。かかる構成により、糸巻きリール29A等を脱離しにくく収納でき、かつ使用時において使用しやすいからである。
本考案の糸巻きリール収納構造は、主柱が軸周りに回動可能に形成された構成とすることができる。かかる構成とすることにより、主柱に設けられた分枝も当然ながら軸周りに回動可能となるため、各分枝に収納した糸巻きリールから必要なものを選択して糸を引き出す際、分枝を回動させ(回して)、所望の糸巻きリールが収納された分枝の位置を手前に移動させることができる。
図3は、回動可能な本考案の糸巻きリール収納構造の構成例を示す側面視の説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造310は、台座32を、固定台部32Sとこれに軸支された回動体部32Rとから構成することとし、主柱33を回動体部32Rに設けた構成とすることができる。なお図では、回動可能とするための構成を簡略かつ概念的に示しているが、これは、従来公知の構造を適宜用いて構成することができる。
図4は、付属機能部を備えた本考案の糸巻きリール収納構造の構成例を示す要部説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造410においては、その台座42に、物品収容容器46V等を一または複数設けたり、あるいは針刺し46Wを一または複数設けたり、これら双方を設けたりする構成とすることができる。かかる構成により、裁縫・縫製作業に必要な物品を収容したり、針を待機させる機能を一箇所に集めることができ、作業を円滑化、効率化できる上、整理・整頓も良好になされる。
また、上述の抜け止め部材を備えた構成とする場合、不使用の際の抜け止め部材を待機させる待機場所として、物品収容容器46V等を用いることもできる。かかる待機場所としてはかかる構成に限定されない。たとえば磁着式の抜け止め部材とした場合には、待機場所として、抜け止め部材との間で相互に磁着する金属や磁性体製の待機用部材を備えることとしてもよい。
図5は、本考案の糸巻きリール収納構造の別の構成例を示す側面視の説明図である。図示するように本糸巻きリール収納構造510は、その支持構造51が裁縫箱57の一部に設けられた構成とすることができる。図はその蓋を開いた状態を示す。図では、裁縫箱57の蓋部分の表側の全部または一部を支持構造51として、これに分枝54A、54B、・・・等が設けられた構造であり、また、分枝54A等を糸巻きリールの収納用として不使用の際には蓋部にこれを収納しておくための溝部50A、50B、・・・等をそれぞれ併設した構成である。なお設けられる分枝の数等は、図にかかわらず限定されない。
かかる構成により、裁縫箱57を一般的な収納用途のみならず、裁縫・縫製作業時における利便性を高めるという本考案の構成を備えたものとすることができる。なお、裁縫箱の一部を支持構造とする糸巻きリール収納構造の構成は、図示する例に限定されるものではない。
図6は、本考案の糸巻きリール収納構造の別の構成例を示す側面視の説明図である。図示するように、支持構造61中の分枝64A等を設ける部分を壁状の形態として、これに分枝64A等を設けた構成によって、糸巻きリール収納構造610とすることもできる。図示するように、壁状部分の片側だけでなく両側に分枝を設けることとしてもよい。このように本考案の糸巻きリール収納構造は、さまざまな形態に具現化することができるものである。
以下、本考案の実施例を説明するが、本考案がこの実施例に限定されるものではない。
<実施例 糸巻きリール収納スタンド>
図7は、糸巻きリール収納スタンドの製作例を示す写真である。図示するように本糸巻きリール収納スタンドは、上述の糸巻きリール収納構造の構成を備えて製作されたものであり、本考案の各効果を十分に発揮でき、高度に実用的である。また美観にも優れており、不使用時においても室内装飾として用いることができる。
図8は、糸巻きリール収納スタンドの別の製作例を示す写真である。図示するように本糸巻きリール収納スタンド、糸巻きリール収納構造は、持ち手など移動運搬しやすい把持部を備えたものとすることができる。かかる構成によれば、把持部を把持することで本糸巻きリール収納構造や糸巻き収納スタンドを簡単に持ち上げることができ、移動・運搬しやすく、利便性がよい。
本考案の糸巻きリール収納構造および糸巻きリール収納スタンドによれば、裁縫・縫製作業において、異なる糸巻きリールに巻かれた糸同士の絡まりが発生せず、糸巻きリールが円滑に回転し、糸を円滑に引き出すことができ、糸巻きリールの整理・整頓をより容易かつきれいな収納状況とすることができ、使用しやすい状態で複数の糸巻きリール、あるいはそれに加えて裁縫用具等の関連物品をも収納することができるなど、利点が多い。したがって、縫製分野や縫製・裁縫に関するあらゆる産業分野において利用性が高い考案である。
1、21、51、61…支持構造
22、32、42…台座
23、33、43…主柱
32R…回動体部
32S…固定台部
32T…回動軸
4A、4B、4C、4D、24A、24B、24C、34A、34B、34C、34E、34F、34G、34I、34J、34K、44A、54A、54B、64A、64B、64C、64D、64E…分枝
46V、46X…物品収容容器
46W…針刺し
5A…抜け止め部材
50A、50B…
57…裁縫箱
8…糸巻きリールの中空部
9、29A、29B、29C…糸巻きリール
10、210、310、410、510、610…糸巻きリール収納構造

Claims (12)

  1. 支持構造と、該支持構造に設けられ糸巻きリールを収納するための複数の分枝とを備えてなる糸巻きリール収納構造であって、該分枝は水平方向またはそれより上向きに該支持構造に設けられており該糸巻きリールの中空部が差し込まれることによってこれを収納する、糸巻きリール収納構造。
  2. 支持構造と、該支持構造に設けられ糸巻きリールを収納するための複数の分枝とを備えてなる糸巻きリール収納構造であって、該分枝は水平方向またはそれより上向きに該支持構造に設けられており該糸巻きリールの中空部が差し込まれることによってこれを収納するものであり、各分枝に糸巻きリールを収納した場合にも各糸巻きリールが接触しない程度に各分枝が離間して配置されている、糸巻きリール収納構造。
  3. 前記分枝には、これに糸巻きリールを収容した際に該糸巻きリールの抜けを防止するための着脱自在の抜け止め部材が備えられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の糸巻きリール収納構造。
  4. 前記支持構造は台座および該台座に立てて設けられた主柱とからなり、前記分枝は水平方向またはそれより上向きに該主柱に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
  5. 前記主柱は前記台座の面に垂直に設けられ、前記分枝は水平方向に対して20°以上の角度で上向きに設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の糸巻きリール収納構造。
  6. 前記分枝は複数設けられ、各分枝はこれに糸巻きリールを収納した場合に相互に接触しないように離されて配置されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の糸巻きリール収納構造。
  7. 前記主柱が軸周りに回動可能に形成されていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
  8. 前記台座は、固定台部と、該固定台部に軸支された回動体部とからなり、前記主柱は該回動体部に設けられていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
  9. 前記台座には、下記<Q>に示した少なくともいずれか一の付属機能部がそれぞれ一または複数設けられていることを特徴とする、請求項4ないし8のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
    <Q> 物品収容容器、針刺し、分枝に糸巻きリールを収容した際に該糸巻きリールの抜けを防止する着脱自在の抜け止め部材を待機させる待機場所
  10. 前記支持構造は裁縫箱の一部に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
  11. 移動運搬用に把持するための把持部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造。
  12. 請求項1ないし9のいずれかに記載の糸巻きリール収納構造を備えて構成されている、糸巻きリール収納スタンド。


















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