JP3174625U - 回帰緩衝装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動回帰復位及び製品の使用寿命及び信頼性の向上の効果を達成させる回帰緩衝装置を提供する。
【解決手段】保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含む。保護機構は、殻体及び蓋体を含み、蓋体及び殻体が互いに結合され、蓋体が溝を設け、蓋体が更に導引部を含み、導引部が溝の両側に固定される。滑動機構は保護機構内に設けられ、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含む。接触片が保護機構上方又は下方に位置し、接触片の位置が蓋体の溝の位置と対応し、接触片が凹口部を設け、接触片の凹口部及び滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する。保護機構及び接触片の間の相対運動を利用するだけで、滑動機構の引き伸ばし定位又は自動回帰復位を切り換え、導引部が溝両側に固定され、導引部に接触片に対する移動経路を誘導、制限させ、走行を安定させ、自動回帰機能失効を回避する。
【選択図】図3
【解決手段】保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含む。保護機構は、殻体及び蓋体を含み、蓋体及び殻体が互いに結合され、蓋体が溝を設け、蓋体が更に導引部を含み、導引部が溝の両側に固定される。滑動機構は保護機構内に設けられ、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含む。接触片が保護機構上方又は下方に位置し、接触片の位置が蓋体の溝の位置と対応し、接触片が凹口部を設け、接触片の凹口部及び滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する。保護機構及び接触片の間の相対運動を利用するだけで、滑動機構の引き伸ばし定位又は自動回帰復位を切り換え、導引部が溝両側に固定され、導引部に接触片に対する移動経路を誘導、制限させ、走行を安定させ、自動回帰機能失効を回避する。
【選択図】図3
Description
本考案は、回帰緩衝装置であり、特に、安定した走行ができ、自動回帰機構の失効を回避し、製品の使用寿命及び製品の信頼性を向上することができる回帰緩衝装置に関する。
中華民国専利第M378270号「半自動ドアクローズ緩衝装置」は、図1に示すように、油圧減衰装置10と、外殻11と、活動嵌合装置12と、を含み、そのうち、該油圧減衰装置10は、油圧桶101及びピストンロッド102を有し、該ピストンロッド102の一端は、滑動可能に該油圧桶101内に設置され、該外殻11は、該油圧減衰装置10を被覆し、該油圧減衰装置10を該外殻11内に固定させ、該外殻11上に軌道111を形成し、該外殻11は、ドア体を互いに固定設置させることができ、該滑動嵌合装置12は、該ピストンロッド102の他端と互いに固定設置され、該滑動嵌合装置12は、嵌合部材121を設け、該嵌合部材121上に嵌合溝122を形成し、該嵌合溝122は、ドア枠の嵌合ブロックを互いに嵌合させることができる。その原理は、該ドア体を閉鎖する時、該滑動嵌合装置12の嵌合部材121の嵌合溝122が該ドア枠の嵌合ブロックと互いに結合し、該滑動嵌合装置12をドア枠の嵌合ブロックに係止させることができ、この時、該ドア体は、依然して継続移動し、該外殻11及び油圧桶101を継続してドア枠に接近する方向への移動を連動し、該ピストンロッド102を該油圧桶101に縮入させ、抵抗力を発生し、該ドア体及びドアフレームの接触時の衝撃力を緩和し、ドアを閉鎖時の衝撃が大き過ぎてドア体又はドア枠が損壊することを回避し、騒音を減少する目的を達成することができる。
該「半自動ドアクローズ緩衝装置」は、ドアを閉鎖する時に衝撃が過度に大きくドア体又はドア枠の損壊が生じることを回避し、騒音を減少する目的を達成することができるが、該滑動嵌合装置12は、完全に被覆され緊密に結合していないので、ドア枠の嵌合ブロック及び該滑動嵌合装置12が互いに結合する時に叩く音を発生し、使用上の困難を招き、騒音を低減する効果が有限である。また、該外殻11は、該ドア枠の嵌合ブロックの変位経路を誘導又は制限する如何なる機構設計も有していないので、該滑動嵌合装置12の嵌合部材121の嵌合溝122が該ドア枠の嵌合ブロックと互いに結合嵌合する時、該嵌合ブロックは、即ち、該嵌合溝122との間の相互の作用力により、該嵌合ブロックを偏移又は正常な動作経路から離脱させ易く、該嵌合ブロックを該嵌合溝122と互いに嵌合しないようにし、その緩衝機能の失効を招き、使用を不便にし、製品の信頼性を低減させるので、改善の必要がある。
従って、上記欠陥を如何に除外するかは、本考案が解決を欲する技術的難点の所在となっている。
既存の回帰緩衝装置が、嵌合ブロックが偏移又は正常の動作経路から離脱し易く、緩衝機能の失効を招き、使用上の困難を招き、製品の寿命を低減することに鑑み、本考案の目的は、回帰緩衝装置を提供することにあり、本考案は、ただ該保護機構及び接触片の間の相対運動を利用するだけで該滑動機能の引き伸ばし定位又は自動回帰復位を切り換えることができ、また、該導引部が該溝両側に固定設置し、該導引部を該接触片に対し移動経路を誘導及び制限する効果を達成し、走行を安定させ、自動回復機能の失効を回避し、本考案に自動回帰復位、製品の使用寿命及び信頼性の向上の効果を達成させる。
以上の目的を達成する為、本考案が提供する回帰緩衝装置は、保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該蓋体が溝を設け、該蓋体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する。
すなわち、本考案は以下の特徴を有する。
(1)保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該蓋体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該蓋体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該蓋体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。
(2)前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が該被結合部と互いに軸設置される(1)に記載の回帰緩衝装置。
(3)前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である請求項1に記載の回帰緩衝装置。
(4)前記接触片が細長片状である(1)に記載の回帰緩衝装置。
(5)前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む(1)乃至(4)の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
(6)保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該殻体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該殻体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該殻体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。
(7)前記接触片が弾性構造である(6)に記載の回帰緩衝装置。
(8)前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が被結合部と互いに軸設置される(6)に記載の回帰緩衝装置。
(9)前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である(6)に記載の回帰緩衝装置。
(10)前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む(6)乃至(9)の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該蓋体が溝を設け、該蓋体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する。
すなわち、本考案は以下の特徴を有する。
(1)保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該蓋体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該蓋体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該蓋体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。
(2)前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が該被結合部と互いに軸設置される(1)に記載の回帰緩衝装置。
(3)前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である請求項1に記載の回帰緩衝装置。
(4)前記接触片が細長片状である(1)に記載の回帰緩衝装置。
(5)前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む(1)乃至(4)の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
(6)保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該殻体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該殻体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該殻体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。
(7)前記接触片が弾性構造である(6)に記載の回帰緩衝装置。
(8)前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が被結合部と互いに軸設置される(6)に記載の回帰緩衝装置。
(9)前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である(6)に記載の回帰緩衝装置。
(10)前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む(6)乃至(9)の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
これにより、本考案は、ただ該保護機構及び接触片の間の相対運動を利用するだけで、該滑動機構の引き伸ばし定位又は自動回帰復位を切り換えることができ、該導引部が該溝両側に固定設置され、該導引部に該接触片に対する移動経路の誘導及び制限の効果を達成させ、走行を安定させ、自動回帰機能の失効を回避し、本考案に自動回帰復位及び製品の使用寿命及び信頼性の向上の効果を達成させる。
本考案のその他の特徴の内容及び利点、それが達成する効果を分かり易くする為、本考案を図面に併せ、以下に詳細に説明する。
図2、図3に示すように、本考案が提供する回帰緩衝装置は、保護機構3と、滑動機構4と、接触片5と、を含む。
該保護機構3は、殻体31及び蓋体32を含み、該蓋体32及び該殻体31は、互いに結合固定設置され、該殻体31内に収容室33を設け、該殻体31内に少なくとも1つの第1固定部311を設け、該蓋体32は、溝321を設け、図5に示すように、該溝321一側に切欠き部322を設け、該切欠き部322は、放物弧面323を設け、該蓋体32は、導引部34を含み、該導引部34は、該溝321両側に固定設置され、本実施例において、該導引部34及び該蓋体32は、一体に成型され、該導引部34は、凸軌道であることができ、更に、図2に示すように、該保護機構3は、更に、第1ローラ装置35及び補助ローラ装置37を含むことができ、該第1ローラ装置35及び補助ローラ装置37は、それぞれ該殻体31両端に固定設置され、該第1ローラ装置35は、少なくとも1つのローラ351を設け、該第1ローラ装置35は、更に、結合固定部材352を含むことができ、該結合固定部材352は、該第1ローラ装置35一側に固定設置され、本実施例中、該結合固定部材352は、該第1ローラ装置35下方に固定設置され、該結合固定部材352は、少なくとも1つの螺子孔323を設け、これにより、該保護機構3に本考案を使用する物品又は装置、例えば、ハンギングドアのドア62の一側端と互いに螺合させ、更に、該補助ローラ装置37は、少なくとも1つのローラ371を設ける。
該滑動機構4は、該保護機構3の殻体31の収容室33内に設けられ、該滑動機構4は、従動部材41と、少なくとも1つの弾性部材42と、リリースラッチ44と、を含み、該従動部材41は、被結合部411及び少なくとも1つの第2固定部412を設け、該被結合部411は、凹孔又は凸ブロックであることができ、該弾性部材42一端及び該殻体31の固定部311と互いに固定設置され、該弾性部材42の他端は、該従動部材41の第2固定部412に固定設置され、該弾性部材42は、バネであることができ、該リリースラッチ44一端は、結合部441を設け、該リリースラッチ44の結合部441及び該従動部材41の被結合部411が互いに軸接合し、該結合部441は、凸ブロック又は凹孔であることができ、該リリースラッチ44他端は、被動部材442を設け、該被動部材442は、軸棒であることができ、更に図4に示すように、該リリースラッチ44の被動部材442及び該蓋体32の溝321は、互いに貫通設置し、該溝321外に延伸突出し、更に、図2に示すように、該滑動機構4は、少なくとも1つの緩衝機構43を更に含むことができ、該緩衝機構43は、該弾性部材42一側に設けられ、且つ該緩衝機構43一端は、該従動部材41の第2固定部412と互いに固定設置され、該緩衝機構43は、緩衝棒であることができ、該緩衝機構43の内部構造は、従来技術に属し、且つ本願の技術特徴ではないので、ここでは詳細を記載せず、これにより、該ドア62の回帰復位時に、緩衝及び衝撃及び騒音の低減の効果を達成することができ、本考案に騒音低減及び部材寿命向上の効果を兼ね備えさせる。
本実施例において、該接触片5は、該保護機構3上方に位置するか、その他の実施例において、該接触片5は、該保護機構3下方に位置することもでき、該接触片5の位置及び該蓋体32の溝321の位置が互いに対応し、該接触片5は、通孔51を設け、これにより、該接触片5は、本考案を使用した物品又は装置、例えば、ハンギングドアのドア枠61と難いに結合固定させ、該接触片5は、凹口部52を設け、図5に示すように、該接触片5の凹口部52は、該滑動機構4のリリースラッチ44の被動部材442と互い嵌合する。
図2に示すように、本考案は、更に、第2ローラ装置36を含み、該第2ローラ装置36は、少なくとも1つのローラ361を設け、該第2ローラ装置36は、結合固定部材362を更に含むことができ、該結合固定部材362は、該第2ローラ装置36一側に固定設置され、本実施例において、該結合固定部材362は、該第2ローラ36下方に固定設置され、該結合固定部材362は、少なくとも1つの螺子孔363を設け、これにより、該結合部材362に本考案を使用する物品又は装置、例えば、ハンギングドアのドア体62の一側端と互いに螺合させ、本考案に該ドア体62を更に安定支持する効果を兼ね備えさせる。
図2、図3に示すように、使用者が本考案を採用した物品又は装置、例えば、ハンギングドアのドア体62及びドア枠61両者をフック結合後、該使用者が該ドア体62を引き動かし、ドアオープンの動作を行う時、該保護機構3及び接触片5により、それぞれドア体62及びドア枠61と互いに固定設置され、且つ該接触片5の凹口部52が該滑動機構4のリリースラッチ44の被動部材442と互いに嵌合し、該リリースラッチ44は、該従動部材41と互いに軸接合し、該ドア体62に該保護機構3の水平移動を連動させることができ、該保護機構3の蓋体32の溝321に該リリースラッチ44と相対運動を発生させることができ、同時に、該保護機構3は、該弾性部材42を引き伸ばし、該弾性部材42は、逆向きの弾力を発生することができ、図5、図6に示すように、該保護機構3が継続的に変位し、該溝321の切欠き部322の位置及び該リリースラッチ44の被動部材442の位置が互いに対応する時、該接触片5の凹口部52は、該リリースラッチ44の被動部材442の該溝321の切欠き部322の方向の転動変位を連動することができ、該切欠き部322は、放物弧面323を設け、該リリースラッチ44を転動させ、その被動部材442を該溝321の切欠き部322に円滑に落し入れ、該リリースラッチ44の被動部材442は、該接触片5の凹口部52と分離することができ、図7に示すように、この時、該保護機構3は、継続的に水平変位でき、使用者が該ドア体62を最大範囲まで継続して引っ張り開けることができ、同時に、該リリースラッチ44の被動部材442が該溝321の切欠き部322に入り込み、該弾性部材42が発生する逆向きの弾力は、該被動部材442を該切欠き部322に係止し、該滑動機構4及び弾性部材35に引き伸ばし状態を継続して保持させることができ、このように、ドアオープンの動作を完成する。使用者が逆向き方向に該ドア体62を押し動かし、ドアを閉める動作を行う時、前記と相反する動作原理に基づくことができ、該接触片5の凹口部52は、該リリースラッチの被動作部材442の該凹口部52に接近する方向への転動変位を連動することができ、該リリースラッチ44を転動させ、その被動部材442を該接触片5の凹口部52内に落し入れることができ、同時に、該リリースラッチ44の被動部材442が該溝321の切欠き部322を係止しなくなり、該弾性部材42の逆向きの弾性力に該保護機構3及びドア体62の回帰復位を連動させることができ、ドアを開閉する動作により該リリースラッチ44の被動部材442及び接触片5の分離又は結合の嵌合の切り換えを制御することができ、該滑動機構4の引き伸ばし定位又は回帰復位を切り換えることができ、該ドア体62を閉鎖する時、自動回帰復位でき、本考案に自動定位回帰の目的を達成させることができる。
図5に示すように、本考案は、該保護機構3及び接触片5の間の相対運動を利用するだけで、該リリースラッチ44の被動部材442の転動変位を連動することができ、該滑動機構4の引き伸ばし定位又は自動回帰復位を切り換えることができ、従来のドアの開閉時に何れも全行程で施力が必要であり、使用上の困難を招き、騒音低減効果が有限である欠陥を回避することができ、該導引部34が該溝両側に固定設置され、且つ該導引部34が凸軌道であることにより、該接触片5に対し、移動経路を誘導及び制限する効果達成することができ、走行を安定させ、該接触片5の動作中の偏移又は該溝321の軌道経路から離脱し、自動回帰機能の失効を招く問題を回避し、本考案に自動定位回帰、効率的な騒音の低減、製品信頼性の向上の効果を達成させることができる。図4に示すように、該滑動機構4が該保護機構3の殻体31の収容室33内に設けられることにより、安定創造でき、且つ該保護機構3の蓋体32及び該殻体31が互い結合固定設置され、該保護機構3の収容室33に密閉に近い空間を形成させることができ、該滑動機構4に灰塵の進入を減少させることができ、該従動部材41又は弾性部材42等の部材に従来灰塵の付着を受け易く、機構の動作が円滑でなくなり、製品の寿命に影響を及ぼすという欠陥を回避させることができ、本考案に機構への灰塵の進入を減少し、製品寿命を向上する効果を兼ね備えさせることができる。
図8に示すように、該導引部34は、コの字型の蓋であることができ、且つ該導引部34が該溝321上を覆うように固定設置され、該接触片5は、細長片状であることができ、これにより、該保護機構3及び導引部34に密閉により近い空間を形成させることができ、より良好な走行安定効果を達成することができ、灰塵を容易に進入させず、同時に、該接触片5の動作時に左右の偏移及び上下の歪曲を回避し、良好な誘導効果を達成でき、本考案を任意の移動物体に適当可能にし、緩衝回帰の効果を達成し、本考案に良好な防塵及び製品信頼性向上の効果を達成させることができる。
図9、図11に示すように、本考案が提供する緩衝回帰装置は、保護機構3と、滑動機構4と、接触片5と、を含む。
該保護機構3は、殻体31及び蓋体32を含み、該蓋体32及び該殻体31は、互いに結合固定設置され、該殻体31内に収容室33を設け、該殻体31内に少なくとも1つの第1固定部311を設け、該殻体31は、溝312を設け、該溝312一側に切欠き部313を設け、該切欠き部313に放物弧面314を設け、図10に示すように、該殻体31は、導引部34を含み、該導引部34は、該溝312両側に固定設置され、本実施例において、該導引部34及び該殻体31は、一体に成型され、該導引部34は、凸軌道であるか、コの字型の蓋であることができ、本実施例中、該導引部34は、凸軌道であり、該蓋体32は、少なくとも1つの螺子孔324を設け、これにより、該保護機構3に本考案を使用する物品又は装置、例えば、移動ドアの上ドア枠71と互いに螺合させる。
該滑動機構4は、該保護機構3の殻体31の収容室33内に設けられ、該滑動機構4は、従動部材41と、少なくとも1つの弾性部材42と、リリースラッチ44と、を含み、該従動部材41は、被結合部411及び少なくとも1つの第2固定部412を設け、該被結合部411は、凹孔又は凸ブロックであることができ、該弾性部材42一端及び該殻体31の固定部311と互いに固定設置され、該弾性部材42の他端は、該従動部材41の第2固定部412に固定設置され、該弾性部材42は、バネであることができ、該リリースラッチ44一端は、結合部441を設け、該リリースラッチ44の結合部441及び該従動部材41の被結合部411が互いに軸接合し、該結合部441は、凸ブロック又は凹孔であることができ、該リリースラッチ44他端は、被動部材442を設け、該被動部材442は、軸棒であることができ、更に図10に示すように、該リリースラッチ44の被動部材442及び該殻体31の溝312は、互いに貫通設置し、該溝312外に延伸突出し、更に、図9に示すように、該滑動機構4は、少なくとも1つの緩衝機構43を更に含むことができ、該緩衝機構43は、該弾性部材42一側に設けられ、且つ該緩衝機構43一端は、該従動部材41の第2固定部412と互いに固定設置され、該緩衝機構43は、緩衝棒であることができる。
本実施例において、該接触片5は、該保護機構3下方に位置するか、その他の実施例において、該接触片5は、該保護機構3上方に位置することもでき、該接触片5の位置及び該殻体31の溝312の位置が互いに対応し、該接触片5は、通孔51を設け、これにより、該接触片5は、本考案を使用した物品又は装置、例えば、移動ドアのドア体72と難いに螺合させ、該接触片5は、凹口部52を設け、図11に示すように、該接触片5の凹口部52は、該滑動機構4のリリースラッチ44の被動部材442と互い嵌合し、該接触片は、弾性構造であることができる。
図11、図12に示すように、使用者が本考案を採用した物品又は装置、例えば、移動ドアのドア枠機構及びドア体72の両者を組み立て嵌合する時、該接触片5が弾性構造であることにより、該使用者に斜め置きの方式で該ドア体72上部を該ドア枠機構の上ドア枠71に嵌め込み、該接触片5を施力圧縮し、該ドア体72底部を該ドア枠機構の下ドア枠に嵌り易くすることができ、取り付けに便利であり、同時に取り付け時の騒音を低減することができ、本考案に取り付け利便性を向上する効果を達成させることができる。
本考案及び従来技術の比較分析は、以下のとおりである:
従来技術:
1.部材に灰塵が進入し易く、機構動作が円滑でなくなり、製品寿命を低減する。
2.接触片及びリリースラッチが動作中に離脱し易く、自動回帰機能の失効を招く。
本考案:
1.滑動機構が収容室内に設置され、走行が安定し、密閉され、滑動機構に灰塵が進入することを回避し、製品の寿命を向上することができる。
2.導引部が接触片及びリリースラッチの動作中の離脱を回避することができ、自動回帰機能の正常動作を確保する。
3.接触片が弾性構造であり、取り付けの利便性を向上する。
従来技術:
1.部材に灰塵が進入し易く、機構動作が円滑でなくなり、製品寿命を低減する。
2.接触片及びリリースラッチが動作中に離脱し易く、自動回帰機能の失効を招く。
本考案:
1.滑動機構が収容室内に設置され、走行が安定し、密閉され、滑動機構に灰塵が進入することを回避し、製品の寿命を向上することができる。
2.導引部が接触片及びリリースラッチの動作中の離脱を回避することができ、自動回帰機能の正常動作を確保する。
3.接触片が弾性構造であり、取り付けの利便性を向上する。
10 油圧減衰装置
101 油圧桶
102 ピストンロッド
11 外殻
111 軌道
12 滑動嵌合装置
121 嵌合部材
122 嵌合溝
3 保護機構
31 殻体
311 第1固定部
312 溝
313 切欠き部
314 放物線弧面
32 蓋体
321 溝
322 切欠き部
323 放物線弧面
324 螺子孔
33 収容室
34 導引部
35 第1ローラ装置
351 ローラ
352 結合固定部材
353 螺子孔
36 第2ローラ装置
361 ローラ
362 結合固定部材
363 螺子孔
37 補助ローラ装置
371 ローラ
4 滑動機構
41 従動部材
411 被結合部
412 第2固定部
42 弾性部材
43 緩衝機構
44 リリースラッチ
441 結合部
442 被動部材
5 接触片
51 通孔
52 凹口部
61 ドア枠
62 ドア体
71 上ドア枠
72 ドア体
101 油圧桶
102 ピストンロッド
11 外殻
111 軌道
12 滑動嵌合装置
121 嵌合部材
122 嵌合溝
3 保護機構
31 殻体
311 第1固定部
312 溝
313 切欠き部
314 放物線弧面
32 蓋体
321 溝
322 切欠き部
323 放物線弧面
324 螺子孔
33 収容室
34 導引部
35 第1ローラ装置
351 ローラ
352 結合固定部材
353 螺子孔
36 第2ローラ装置
361 ローラ
362 結合固定部材
363 螺子孔
37 補助ローラ装置
371 ローラ
4 滑動機構
41 従動部材
411 被結合部
412 第2固定部
42 弾性部材
43 緩衝機構
44 リリースラッチ
441 結合部
442 被動部材
5 接触片
51 通孔
52 凹口部
61 ドア枠
62 ドア体
71 上ドア枠
72 ドア体
Claims (10)
- 保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該蓋体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該蓋体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該蓋体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。 - 前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が該被結合部と互いに軸設置される請求項1に記載の回帰緩衝装置。
- 前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である請求項1に記載の回帰緩衝装置。
- 前記接触片が細長片状である請求項1に記載の回帰緩衝装置。
- 前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
- 保護機構と、滑動機構と、接触片と、を含み、
該保護機構は、殻体及び蓋体を含み、該蓋体及び該殻体が互いに結合固定設置され、該殻体が収容室を設け、該殻体が少なくとも1つの第1固定部を設け、該殻体が溝を設け、該溝一側に切欠き部を設け、該殻体は、更に導引部を含み、該導引部が該溝の両側に固定設置され、
該滑動機構は、該保護機構の収容室内に設けられ、該滑動機構は、従動部材と、少なくとも1つの弾性部材と、リリースラッチと、を含み、該従動部材は、少なくとも1つの第2固定部を設け、該弾性部材一端が該殻体の第1固定部と互いに固定設置され、該弾性部材一端が該従動部材の第2固定部に固定設置され、該リリースラッチ一端は、該従動部材と互いに軸接合し、該リリースラッチ一端に被動部材を設け、該リリースラッチの被動部材が該殻体の溝と互いに貫通設置され、該溝該に延伸突出し、
該接触片は、該保護機構上方又は下方に位置し、該接触片の位置が該蓋体の溝の位置と対応し、該接触片は、凹口部を設け、該接触片の凹口部及び該滑動機構のリリースラッチの被動部材が互いに嵌合する回帰緩衝装置。 - 前記接触片が弾性構造である請求項6に記載の回帰緩衝装置。
- 前記従動部材が被結合部を設け、該リリースラッチが結合部を設け、該結合部が被結合部と互いに軸設置される請求項6に記載の回帰緩衝装置。
- 前記導引部が凸軌道又はコの字型蓋である請求項6に記載の回帰緩衝装置。
- 前記滑動機構が更に少なくとも1つの緩衝機構を含む請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の回帰緩衝装置。
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JP2012000207U JP3174625U (ja) | 2012-01-18 | 2012-01-18 | 回帰緩衝装置 |
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CN109025604A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-18 | 广东金利祥兴五金精密制造有限公司 | 一种移门缓冲器 |
CN111312625A (zh) * | 2020-02-27 | 2020-06-19 | 至微半导体(上海)有限公司 | 一种槽体结构及防止其晃动偏移的方法 |
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CN109025604B (zh) * | 2018-09-18 | 2023-09-08 | 广东金利祥兴五金精密制造有限公司 | 一种移门缓冲器 |
CN111312625A (zh) * | 2020-02-27 | 2020-06-19 | 至微半导体(上海)有限公司 | 一种槽体结构及防止其晃动偏移的方法 |
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