JP3174326U - 水平多関節型搬送装置 - Google Patents

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直人 田附
誠 遠藤
年秀 小杉
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株式会社アラキ製作所
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Abstract

【課題】簡易な構造で、人力により第1アーム及び第2アームを回動させて搬送物を平行移動させて所定位置に迅速に搬送し、搬送後は錘体を利用して両アームを原位置復帰させる水平多関節型搬送装置を提供する。
【解決手段】水平多関節型搬送装置1は、第2アーム50の備えるハンド取付シャフト60に揚荷機を取付けて搬送物を吊下げた後、この搬送物を所定の位置に搬送する。第1スプロケット22と第2スプロケット42のギヤ比は2対1でありチエンで券架され、第1アーム30が回動すると第2アーム50はチエンを介して回動する。第3スプロケット22、第4スプロケット43、第5スプロケット44、第6スプロケット61は同一ギヤ比であり、第4スプロケットと第5スプロケットは固着され連動して回動する。このため搬送物の平面姿勢は保たれたまま所定の位置まで搬送物は平行移動される。
【選択図】図3

Description

本願考案は水平多関節型搬送装置に関する。詳しくは2本のアームで搬送物を最短距離で迅速に所定位置に水平搬送し、搬送物の位置制御が可能であり、搬送後は自力で両アームは原位置に戻る構造簡易な水平多関節型搬送装置に関する。
人力により、生産ラインに一定重量以上の物を繰り返し配置するのは腰痛等の労働安全上問題がある。これを回避するために、従来はレール走行型ホイスト、ガントリー型クレーン、クレーン等の搬送機器を設置していた。これらを設置する場合は、相当程度の面積が必要であり、設置が大掛かりであり費用がかさむことに問題点があった。
また、産業ロボットを使用することも考えられるが、このロボットは高価であり、故障等の場合に専門技術者でないと対応が困難である。またアームの旋回範囲は柵で囲う等の安全対策も必要となる。更に、近時においては生産工場における節電も要請されている。
本願水平多関節型搬送装置は、人力又は軽負荷駆動モータを使用して、第1アームを駆動・回動させ、この駆動力を利用して第2アームを回動させて搬送物を所定位置に所定姿勢で搬送し、その後錘体を利用して第1アーム及び第2アームを搬送する物品の原位置に復帰させる。錘体を用いた水平多関節型搬送装置は下記特許文献に公開されているがいずれも搬送物品の上下動に関するものである。
特開平6−126664 特開平3−019781
本願考案は簡易な構造であって、人力により第1アーム及び第2アームを回動させて搬送物を平行移動させて所定位置に迅速に搬送し、搬送後は錘体を利用して両アームを原位置復帰させる水平多関節型搬送装置を提供する。本願考案は人力に代替する駆動モータを容易に装着することができる。
本願水平多関節型搬送装置は、第1アーム及び第2アームを備え、第1アームは第1軸固定部材の備える基台に垂直に設けられた第1軸に水平に取付ける。第1軸は基台に対して回動自在であるため、この第1アームも第1軸を中心に水平に回動自在である。
一方、第2アームは、第1アームの先端部に設けた第2関節部の備える垂直の第2軸に水平に取付ける。
第1スプロケットは、その中心が第1軸の中心上にあって、上記第1軸の径より大きい径を有した貫通孔を備え、支柱に設けた第1軸固定部材の備える上段部基台に固定されている。このため、第1軸が回動しても第1スプロケットはそれに伴って回動することはない。
一方、第2スプロケットは第2軸に固定して取付けられ、第1スプロケットと第2スプロケットはチエンで券架されている。従って、第1軸に取付けた第1アームが回動するとこのチエンを介して第2軸に取付けた第2アームも連動して回動する(参照:図3)。
第1スプロケットと第2スプロケットのギヤ比は2対1である。このため、第一軸を搬送対象物の原位置と搬送後の位置の中間点においた場合、図2に示す第1アームの中心線と第2アームの中心線が重なる線をXとすると、Xと第1アームの中心線でなす角θ1と、第1アームの中心線と第2アームの中心線でなす角θ2は常に1対2の関係が保たれる(参照:図2)。
第3スプロケットは、その中心が第1軸の中心線上にあり、上記第1軸の径より大きい径を有した貫通孔を備え、第1軸固定部材の備える下段部基台に固定されている。このため、第1軸が回動しても第3スプロケットはそれに伴って回動することはない(参照:図3)。
第4スプロケットは第2軸にベアリングとともに取付けて第2軸に対して回動自在であり、第3スプロケットと第4スプロケットは同一ギヤ比にしてチエンで券架する(以下「第1平行リンク機構」ともいう。)。
第5スプロケットは、第2軸にベアリングとともに取付けて第2軸に対して回動自在とし、第4スプロケットに固定して第4スプロケットと連動して回動する。また、この第5スプロケットと第4スプロケットはギヤ比を同一にする。
この第5スプロケットは、第2アームの先端部にべアリングで支持されて垂直に取付けられたハンド取付シャフトに設けられた第6スプロケットとチエンで券架され、第5スプロケットと第6スプロケットはギヤ比を同一にする(以下「第2平行リンク機構」ともいう。)。
上述の第1リンク機構及び第2リンク機構を備えるために、図4(b)及び図4(c)に示すように搬送物(吊荷)の平面姿勢は変化せずに平行移動する。
一方、第3スプロケット、第4スプロケット及び第5スプロケットのギヤ比を同一とし、第6スプロケットのギヤ比のみを設計変更する場合は、図4(d)に示すように搬送物(吊荷)の搬送後の平面姿勢を所望のものとすることが可能である。
図4(c)及び図4(d)に示すように第1アームと第2アームの長さ寸法を同一にした場合は、搬送物(吊荷)の搬送軌跡は直線であって、効率が良い。しかし、作業場の条件によっては支柱等の設置条件が制限される場合がある。係る場合には図4(a)及び図4(b)に示すように、第2アームの長さ寸法を小さくすることにより、支柱等を避けてカーブした搬送軌跡を得ることができる。
本願水平多関節型搬送装置は、搬送物(吊荷)を所定の位置に搬送した後は、原位置戻り装置により自力でアームは最初の位置に復帰する。
この原位置戻り装置は、第1軸に取付けたプーリーにワイヤを固定、第1アームの回動に伴って、このワイヤは券回される。このワイヤは小径プーリーを介して錘体に締結される。このため、アームの負荷が取り除かれたとき、アームは錘体の重力を使用して最初の状態に復帰し、ハンド取付シャフトは原位置に復帰する。
上述の搬送物の搬送は人力によるものであるが、搬送物の形状、重量、体積等によっては、駆動モータを使用することが便利な場合もある。本願水平多関節型搬送装置は上述の原位置戻り装置を取外して、駆動モータを容易に装着することができる。反対に、駆動モータを装着した本願水平多関節型搬送装置の駆動モータを取外して人力による水平多関節型搬送装置にすることも容易である。
本願水平多関節型搬送装置は、構造が簡単であり故障する箇所はほとんどない。構造が簡単であるため、作製コストが小さく、メンテナンスフリーであり、アームの旋回範囲はきわめて狭く、設置場所の確保が容易である。
この水平多関節型搬送装置を取扱うのに習熟は必要がない。全くの初心者であっても、習熟者と同一の能率を持って搬送物の搬送作業が可能である。
第1アーム及び第2アームの長さ寸法を同一にした場合は、搬送物は水平面を直線で搬送されるため、搬送時間は短く能率的である。
また、第2アームの長さ寸法を第1アーム寸法より小さくした場合は、搬送物の搬送軌跡はカーブを描くため、作業場の環境により支柱等の設置場所に制限がある場合にも弾力的に適応できる。
上述の第1リンク機構及び第2リンク機構を備える場合は、搬送物は搬送物(吊荷)の平面姿勢は変化せずに平行移動する。このため、搬送物を所望の姿勢で生産ラインに送り込む事が可能である。また、平面姿勢を変更する必要があるときは第6スプロケットのギヤ比を変更することにより所望の平面姿勢に制御して生産ラインに搬送物を送り込むことができる。
また、アームの回動に人力を用いることもできるし、必要に応じては、原位置戻り装置を取外して第1軸に駆動モータ軸を連結して用いることもできる。駆動モータの装着は容易であるし、反対に原位置戻り装置の装着も容易である。必要に応じていずれを選択しても低コストで切換可能である。
本願水平多関節型搬送装置の斜視図である。 本願水平多関節型搬送装置の平面図である。 本願水平多関節型搬送装置の図2(b)に係るA−A線切断断面を表す模式断面図である。 本願水平多関節型搬送装置のハンド取付けシャフト軌跡を表す図である。 本願水平多関節型搬送装置の駆動に駆動モータを使用した説明図である。
以下、本願考案を実施するための形態を図に基づいて詳細に説明する。これらの図中の記号(または番号)は、共通する部材の場合は省略している。また、図中において部材が明瞭である場合も省略している。これらの図は本願考案を説明するために模式的に描いたものであり、本願考案がこれらの図に拘束されるものではない。
図1は本願水平多関節型搬送装置1の斜視図である。この水平多関節型搬送装置1は、搬送対象物の原位置と搬送目的位置の中間に第1軸21を配設する。中間とは搬送対象物の原位置と搬送目的位置の中間点を含み、搬送対象物の原位置と搬送目的位置を結ぶ直線に垂直な線上も含む。
この水平多関節型搬送装置1は人力で第2アーム50の先端部に設けられたハンド取付シャフト60を搬送物80の置かれた所定の位置に移動させる。この位置で搬送物80をハンド取付シャフト60に装着された揚荷装置(図示せず)を用いて搬送物80を吊り上げる。この揚荷装置の例としては、手動のチエンブロック、エアホイスト、電動ホイスト等が挙げられる。その後人力により所定位置まで吊荷を搬送する。このとき、第1アーム30及び第2アーム50は、吊荷に追随して所定の位置まで回動する。次いで上述の揚荷装置から吊荷を開放する。
第1軸固定部材70に設けられたアームストッパ18のため、第1アーム30は必要以上に回動することは無い。上述の吊荷が揚荷装置から開放されたとき、第1アーム30及び第2アーム50は原位置戻り装置10により自力で原位置に復帰し、ハンド取付シャフト60に装着された揚荷装置は、次に搬送すべき搬送物80の上に戻る。従来から使用されてきた重量物の搬送装置である走行装置付きホイスト、ガントリー型クレーン、クレーン等は、設置が容易でなく広い場所が必要であり、設置費用が高価である。図1からわかるように本願水平多関節型搬送装置1は、搬送物80の原位置から搬送目的位置の中間に支柱17をアンカーボルト等で立設すれば足りる。また、作業場の環境によってはこの支柱17を天井から懸架することもでき、支柱を用いずに建物の壁、柱等に第1軸固定部材70を取付けることもできる。
図2は、第1アーム30及び第2アーム50の作動状態を説明するための平面図である。
図2(a)は、第1アーム30の第2軸41をa点まで回動させると第2アーム50のハンド取付シャフト60は、第1アーム30の第1軸21と重なることを示す。第1スプロケット22と第2スプロケット42のギヤ比は2対1であり、且つ第1スプロケット22と第2スプロケット42は、チエン31で券架されているため、第1アーム30の中心線Yが、第2アームの中心線Zに重なる線をXとすると、YとZのなす角θ2は、XとYのなす角θ1の2倍となる。
図2(b)は第1アーム30の垂直第2軸41をa点まで回動させたときの平面図である。
図3は、図2(b)に係るA−A切断断面図を模式的に表したものである。
図4は、第1アーム30、第2アーム50及びハンド取付シャフト60等の軌跡を平面から表わしたものである。
図4(a)は、第2アーム50の長さ寸法が、第1アーム30の長さ寸法より小さい場合は、この図が示すように、ハンド取付シャフト60の搬送軌跡は曲線になる。
図4(b)は、第1リンク機構及び第2リンク機構を備えた上述の図4(a)に係る水平多関節型搬送装置を使用して搬送物80を搬送原位置から搬送目的位置まで搬送したときの軌跡を示す図である。この図の示すように搬送物80の平面視での姿勢は原位置から終点まで同一を保って平行移動する。
図4(c)は、図4(b)の第1アーム30及び第2アーム50の長さ寸法を同一にしたときの平面視軌跡を表わす。このとき、搬送物80の搬送軌跡は直線となる。
図4(d)は、第3スプロケット23、第4スプロケット43及び第5スプロケット44のギヤ比を同一にして、第6スプロケット61のギヤ比のみを変えた場合の平面軌跡を表わしている。この図に示すように第6スプロケット61のギヤ比を設計変更することにより所望の姿勢で搬送物80を生産ラインに送り込むことが可能である。
図3に示すように、第1軸21は、第1軸固定部材70の備える上段部基台71及び下段部基台72にベアリングにより垂直に支持されている。第1スプロケット22は、その中心が第1軸21の中心線上にあって、上記第1軸21の径より大きい径を有した貫通孔24を備え、支柱等に設けた第1軸固定部材70の備える上段部基台71に固定されている。即ち、第1スプロケット22の中心は、第1軸21の中心と同じであって、第1軸21が回動してもこの第1スプロケット22は、第1軸21と供回りをすることはない。
この第1軸21には、水平に第1アーム30が取付けられていて、この第1アーム30の先端部に設けられた第2関節部40の備えるベアリングで支持された垂直の第2軸41には、第2スプロケット42が固定して取付けられている。上述の第1スプロケット22と第2スプロケット42はチエン31で券架されている。このため、第1軸21とともに第1アーム30が回動すると第2軸41が回動し、この第2軸41に水平に取付けられた第2アーム50が回動する。
上述のチエン31は、第1スプロケット22と第2スプロケット42の全てを券回する必要は無く、図1中の部分拡大図に示すようにチエン31の一部はロッド92で代替することができる。チエン31とロッド92は、係止具90で係止する。チエン31の取付け、交換、張りの調節等が容易となる。ロッド92の取付け、チエン31の張り調整等は、ロッド90の両端の各々の凹部に設けられた雌螺子(一方は逆螺子)に、係止具92の備えるボルト94を螺合し、ロッド92を回転して行う。
他のスプロケットに使用するチエンにおいてもこのチエン係止具90がそのまま使用できる。
第3スプロケット23は、中心が第1軸21の中心線上にあり、上記第1軸21の径より大きい径を有した貫通孔25を備え、第1軸固定部材70の備える下段部基台72に固定されている。即ち、第3スプロケット23の中心は、第1軸21の中心と同じであって、第1軸21が回動してもこの第1スプロケット22は、第1軸21と供回りをすることはない。
第2軸41には、ベアリングbを備えた第4スプロケット43が設けられている。この第4スプロケット43は、上述のようにベアリングbを備えているため第2軸41とは供回りをすることはない。上述の第3スプロケット23と、この第4スプロケット43はチエン31で券架されている。従って、この第4スプロケット43は、第1アーム30が回動した時には、第2軸41の回動と無関係に回動する。
更に、第2軸41には、ベアリングbを備えた第5スプロケット44が設けられている。この第5スプロケット44は、上述のようにベアリングbを備えているため第2軸41とは供回りをすることはない。また、この第5スプロケット44と上記第4スプロケット43は同一のギヤ比を有し、互いに固定されていて連動して同一の回動をする。この第5スプロケット44は上記第4スプロケット43を第2軸41に取付けた後に、ボルト等で固定してもよく、最初から一体に作製することもできる。
従って、この第5スプロケット44は、第1アーム30が回動した場合にはチエン31及び第4スプロケット43を介して、第2軸41とは無関係に第4スプロケット43と同一の回動をする。
上記第3スプロケット23と第4スプロケット43は同一のギヤ比を有する。このため、両スプロケットは、互いに同期して同じ動作を示す。上述したようにこの機構を以下第1平行リンク機構という。
第2アーム50の先端部には、ベアリングbで支持された垂直のハンド取付シャフト60に第6スプロケット61が固定して取付けられている。このハンド取付シャフト60はベアリングbで支持されているため、第2アームに対しては回動できるが、上記第6スプロケット61の回動とともにする。この第6スプロケット61は上述の第5スプロケット44と同一のギヤ比を有し、第5スプロケット44とチエン31で券架されている。このため、第6スプロケット61と第5スプロケット44(この第5スプロケット44は第4スプロケット43に固着されて一体になっている。)は、互いに同期して同じ動作を示す。上述したようにこの機構を以下第2平行リンク機構という。
本願水平多関節型搬送装置1は、上述の第1平行リンク機構及び第2平行リンク機構を備えるため、搬送物80は平行移送され、搬送物80(吊荷)の平面視姿勢は搬送後も同一姿勢を保つ(参照:図4(b)及び図4(c))。
他の本願発明の水平多関節型搬送装置1は、上記第1平行リンク機構及び第2平行リンク機構に使用されるスプロケットのうちで、第6スプロケット61のギヤ比を変更したものである。この第6スプロケット61のギヤ比を変更した場合の搬送物80(吊荷)の平面視姿勢の1例を図4(d)に挙げる。この第6スプロケット61のギヤ比の設計により、搬送物80(吊荷)の搬送後の平面姿勢を所望の姿勢に制御可能である。
本願水平多関節型搬送装置1は、原位置戻り装置10を備える。原位置戻り装置10とは、搬送物80(吊荷)を所定の位置に搬送した後、次いで吊荷を開放したときに、自力で第1アーム30及び第2アーム50を最初に搬送物80が存在した位置に復帰させる装置を言う。
この原位置戻り装置10は、第1関節部20の備える第1軸21の上部端部にプーリー11を配設して、このプーリー11にワイヤ12を固定し、小径プーリー15を介して錘体16に上記ワイヤ12を締結する。搬送物(吊荷)80を搬送するときはこのワイヤ12は、錘体16の重力に逆らってプーリー11に券回される。
アームから吊荷が開放されたときにプーリー11に券回されたワイヤ12は、錘体16の重力で繰り出されてプーリー11は原位置まで回動する。この回動は、プーリー11に配設されたストッパ13が、図1及び図2に表わされたストッパ受け19で制限される。このストッパ13とストッパ受け19との衝突の衝撃を緩衝するためにショックアブソーバ14が好ましく用いられる。
他の本願水平多関節型搬送装置100は、図5に示すように上述の第1軸21を回動させる動力として駆動モータMを使用する。図5(a)は、駆動モータMを装着する前の状態を説明する図である。図5(b)は、駆動モータMを装着した後の状態を説明する図である。この駆動モータMの装着は、前述の水平多関節型搬送装置1の原位置戻り装置10を取外し、駆動モータMの軸を水平多関節型搬送装置1の備える第1軸21に連結することで行われる。
反対に本願水平多関節型搬送装置100に使用する駆動モータMを取外して、前述の原位置戻り装置10を装着すれば本願水平多関節型搬送装置1となる。この切換は容易であり、使用者は、搬送物の重量、容積、搬送速度、配置人員等の作業環境により選択できる。
この駆動モータMの例としては、例えば、ポテンションメータを装備したブレーキ付き減速モータを挙げることができる。ブレーキ付き減速モータは、手動によるON・OFFで第1軸21を回動させることができる。また、アームの負荷により自動的にON・OFFを繰り返す等自動化も可能である。また、他の駆動モータMの例としてはサーボモータが挙げられる。このサーボモータを使用したフィードバック制御により更に高度な自動化も可能である。
この水平多関節型搬送装置100に用いる駆動モータM以外の構造、部材及び機構等は水平多関節型搬送装置1のものがそのまま適用される。
1 本願水平多関節型搬送装置
10 原位置戻り装置
11 プーリー
12 ワイヤ
13 ストッパ
14 ショックアブソーバ
15 小径プーリー
16 錘体
17 支柱
18 アームストッパ
20 第1関節部
21 第1軸
22 第1スプロケット
23 第3スプロケット
24 貫通孔
25 貫通孔
30 第1アーム
31 チエン
40 第2関節部
41 第2軸
42 第2スプロケット
43 第4スプロケット
44 第5スプロケット
50 第2アーム
60 ハンド取付シャフト
61 第6スプロケット
70 第1軸固定部材
71 上段部基台
72 下段部基台
80 搬送物(吊荷)
90 チエン係止具
100 他の本願水平多関節型搬送装置
b ベアリング
M 駆動モータ

Claims (6)

  1. 第1関節部の備える垂直の第1軸に水平に設けられた回動自在の第1アームと、第2関節部の備える垂直の第2軸に水平に設けられた第2アームからなる水平多関節型搬送装置であって、
    上記水平多関節型搬送装置は、搬送後に、回動した上記第1アーム及び上記第2アームを、原位置に戻すための原位置戻り装置を備え、
    上記原位置戻り装置は、上記第1軸に固定して設けたプーリーと、上記プーリーに巻回されたワイヤと、小径プーリーを介して上記ワイヤを締結した錘体からなり、
    上記第1関節部は、上記第1軸と、上記第1軸の径より大きい径を有した貫通孔を備えた第1スプロケット及び第3スプロケットからなり、
    上記第1スプロケット及び上記第3スプロケットの中心は、上記第1軸の中心線上にあり、
    上記第1スプロケットは、第1軸固定部材の備える上段部基台に固定され、上記第3スプロケットは、上記第1軸固定部材の備える下段部基台に固定され、
    上記第2関節部は、上記第1アームの先端部に配設され、上記第1アームにベアリングで支持された上記第2軸と、上記第2軸に固定して設けられた第2スプロケットと、上記第2軸に対して回動自在のベアリング付きの第4スプロケット及び第5スプロケットからなり、
    上記第1スプロケットと上記第2スプロケットのギヤ比は2対1であり、且つ上記第1スプロケットと上記第2スプロケットは、チエンで券架され、上記チエンを介して上記第2アームは上記第1アームに連動して回動し、
    上記第3スプロケットと上記第4スプロケットは、チエンで券架され、
    上記第4スプロケットと上記第5スプロケットは固定されて一体となり連動して回動し、
    上記第2アームの先端部には、ベアリングで支持された垂直のハンド取付シャフトが配設され、上記ハンド取付シャフトに第6プーリーが固定して設けられ、上記第5スプロケットと上記第6スプロケットはチエンで券架されていることを特徴とする水平多関節型搬送装置。
  2. 上記第3スプロケット、上記第4スプロケット、上記第5スプロケット及び上記第6スプロケットは、同一のギヤ比である請求項1に記載の水平多関節型搬送装置。
  3. 上記第3スプロケット、上記第4スプロケット及び上記第5スプロケットは、同一のギヤ比である請求項1に記載の水平多関節型搬送装置。
  4. 第1関節部の備える垂直の第1軸に水平に設けられた第1アームと、第2関節部の備える垂直の第2軸に水平に設けられた第2アームからなる水平多関節型搬送装置であって、
    上記水平多関節型搬送装置は、軸が上記第1軸に連結する駆動モータを備え
    上記第1関節部は、上記第1軸と、上記第1軸の径より大きい径を有した貫通孔を備えた第1スプロケット及び第3スプロケットからなり、
    上記第1スプロケット及び上記第3スプロケットの中心は、上記第1軸の中心線上にあり、
    上記第1スプロケットは、第1軸固定部材の備える上段部基台に固定され、上記第3スプロケットは、上記第1軸固定部材の備える下段部基台に固定され、
    上記第2関節部は、上記第1アームの先端部に配設され、上記第1アームにベアリングで支持された上記第2軸と、上記第2軸に固定して設けられた第2スプロケットと、上記第2軸に対して回動自在のベアリング付きの第4スプロケット及び第5スプロケットからなり、
    上記第1スプロケットと上記第2スプロケットのギヤ比は2対1であり、且つ上記第1スプロケットと上記第2スプロケットは、チエンで券架され、上記チエンを介して上記第2アームは上記第1アームに連動して回動し、
    上記第3スプロケットと上記第4スプロケットは、チエンで券架され、
    上記第4スプロケットと上記第5スプロケットは固定されて一体となり連動して回動し、
    上記第2アームの先端部には、ベアリングで支持された垂直のハンド取付シャフトが配設され、上記ハンド取付シャフトに第6プーリーが固定して設けられ、上記第5スプロケットと上記第6スプロケットはチエンで券架されていることを特徴とする水平多関節型搬送装置。
  5. 上記第3スプロケット、上記第4スプロケット、上記第5スプロケット及び上記第6スプロケットは、同一のギヤ比である請求項4に記載の水平多関節型搬送装置。
  6. 上記第3スプロケット、上記第4スプロケット及び上記第5スプロケットは、同一のギヤ比である請求項4に記載の水平多関節型搬送装置。



























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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109366509A (zh) * 2018-12-04 2019-02-22 北京勤牛创智科技有限公司 一种大负载机械手及分拣系统

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