JP3174235B2 - 攪拌翼 - Google Patents

攪拌翼

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JP3174235B2
JP3174235B2 JP33766294A JP33766294A JP3174235B2 JP 3174235 B2 JP3174235 B2 JP 3174235B2 JP 33766294 A JP33766294 A JP 33766294A JP 33766294 A JP33766294 A JP 33766294A JP 3174235 B2 JP3174235 B2 JP 3174235B2
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泰夫 野田
秀夫 野田
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、攪拌翼に関し、さらに
詳細には、効率よく、しかも、確実に流体を混合するた
めの攪拌翼に係わる。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、流
体を混合するための攪拌翼として、たとえば、タービン
翼、櫂型翼、マリン翼およびリボン翼などが広く使用さ
れている。これらの従来の攪拌翼は、小規模な器具内お
よび槽内を攪拌、混合する際には、1個の攪拌翼で、大
きな支障もなく比較的短時間で実質的に完全に混合する
ことが可能である。しかしながら、このような攪拌翼を
実際のプラントのような大規模な槽内の混合に使用した
場合には、使用する攪拌翼が1個だけでは、槽内に思い
もかけなかったデッドスペースが発生するなどにより大
きい混合度で被混合物を充分に混合するためには長時間
を要し、また、長時間かけても、前記の小規模な器具内
および槽内におけるような大きい混合度を再現できない
ことが多い。
【0003】このような場合に、大規模な槽内におい
て、使用する攪拌翼の数を増加させることがあるが、そ
の個数にはおのずから制限があり、また、その制限内で
できる限り多くの攪拌翼を使用しても、攪拌翼を増加し
た割には混合度は大きくならず、寧ろ、過大な動力が必
要となり、徒に、所要動力を著しく増大させることにな
るだけである。
【0004】本発明者らは、従来の攪拌翼における前記
のような欠点を解消し、短時間で、しかも、混合度が充
分に大きく、容易に、確実に、しかも、僅かな所要動力
で攪拌、混合し得、さらに、構造が単純な攪拌翼を提供
することを目的として、鋭意、研鑚を重ねた結果、槽内
で、1箇所乃至複数の箇所で局部的な攪拌を行わせるた
めの部分攪拌器が装着された攪拌翼を開発して、本発明
に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用】本第一発明は、攪
拌軸に装着せしめられる支持体に、両端が開口せしめら
れた中空管または混合部材が内蔵せしめられ両端が開口
せしめられた筒体である部分攪拌器が放射状に、かつ、
その開口の一方である外側開口において先行端の回転半
径の長さが後行端の回転半径の長さよりも長く、外側開
口の端縁が該部分攪拌器回転方向に対して後方となる
に伴って、逐次内側に後退せしめられて配設されて成
ることを特徴とする攪拌翼である。第二発明は、攪拌
軸に装着せしめられる支持平板に、複数の板体が放射状
に配設され、該板体によって互いに並列せしめられた複
数の流路が形成せしめられ、かつ、該流路はの外側開
において先行端の回転半径の長さが後行端の回転半径
の長さよりも長くされており、該流路の外側開口の端縁
が該板体の回転方向に対して後方になるに伴って、
内側に後退せしめられて配設されて成ることを特徴
とする攪拌翼である。
【0006】しかして、本発明において、部分攪拌器と
は、攪拌のためにそれ自体は駆動されることはなく、そ
れ自体を駆動させるための動力を特に必要とせず、攪拌
軸を回転させることにより部分攪拌器が装着された支持
体を攪拌軸を中心として回転させて、部分攪拌器の内部
に被混合物を通過せしめて、槽内を局部的に攪拌し得る
機能を有していればよく、その構造などには特に制限は
ないが、通常は、従来、フローミキサーとして使用され
ている液滴分散装置を使用することができる。フローミ
キサーとは、たとえば「化学工学便覧(社団法人 化学
工学協会編、丸善株式会社 昭和63年発行)第567頁右
欄」に記載されているように、「液の流れによる運動エ
ネルギーを利用する方法で液滴分散を行う装置であっ
て、液輸送時の流路内に設置するもの」と定義される。
【0007】本第一発明の攪拌翼で使用される部分攪拌
は、具体的には、中空管またはその内部に混合部材が
内蔵せしめられた筒体である。なお、前記の中空管およ
び筒体はいずれも両端が開口せしめられている。混合部
の代表例として、板体を捻曲させた捻曲板の1乃至複
数、1枚乃至複数枚のオリフィス板、周辺を互いに交叉
せしめられて交互に反対向きに配置された複数の折曲
板、周辺で互いに交叉せしめられた複数の平板類、スポ
ンジ状物および筒体の長軸線と交わる1個乃至複数個の
網状板などを挙げることができる。なお、部分攪拌器は
前記に例示された以外の、前記のフローミキサーのよう
な「その内部に被混合物を通過せしめて槽内を局部的に
攪拌し得る機能を有するもの」を使用することができ
る。
【0008】中空管は、たとえば、中空の角筒もしくは
円筒または絞り管などであり、これらは直管および曲率
の小さい曲管のいずれであってもよい。捻曲板の捻り方
向は正方向(捻曲板の前端から見て時計の回転方向 以
下同様)および逆方向(捻曲板の前端から見て反時計回
転方向 以下同様)のいずれでもよい。また、捻曲板の
捻れ角(捻曲板の互いに相対する一端と他端とのなす角
以下同様)には特に制限はないが、通常は、90°から18
0°までの任意な角度とされる。捻曲板が複数の場合に
は、複数の捻曲板は、その長軸線方向を実質的に一致せ
しめ、筒体の長軸線(筒体の両端の開口を貫通する軸線
以下同様)方向に直列に配置される。オリフィス板に
穿設される孔の数には特に制限はなく、1個または2個
以上とされる。
【0009】折曲板は、たとえば、正方形乃至は長方形
の板体を、ほぼ中央の明確な折曲線で少なくとも1回折
曲げ、または、対辺を互いに接近させてこの対辺のほぼ
中央が頂部または谷部となるように少なくとも1回弯曲
せしめたものである。周辺を互いに交叉せしめられて交
互に反対向きに配置された複数の折曲板は、これに実質
的に外接する直方体状乃至は立方体状の筒体内に内蔵せ
しめられる。なお、複数の折曲板はその長軸線(折曲線
または頂部もしくは谷部に実質的に直交する軸線 以下
同様)を筒体の長軸線と実質的に平行させて並列に配列
せしめ、筒体内に内蔵せしめられ、複数の折曲板の折曲
線または頂部もしくは谷部はこれに実質的に外接する筒
体の内周面に交互に実質的に当接せしめられている。な
お、折曲板同士は、その周辺を互いに接触させてもよ
く、また、互いに間隔をあけてもよい。
【0010】筒体に内蔵せしめられる平板類には、たと
えば、平板の他に小さい曲率で弯曲せしめられた板およ
び小さなピッチの波板なども包含される。また、この平
板類は、通常は、実質的な正方形乃至は長方形とされ
る。複数の平板類は、周辺で互いに交叉せしめられて、
これらの複数の平板類に外接するような筒体に内蔵せし
められる。なお、平板類同士は、その周辺を互いに接触
させてもよく、また、互いに間隔をあけてもよい。筒体
に内蔵されるスポンジ状物は、一端から他端まで貫通し
ている多数の孔を有する物体であればよく、たとえば、
円柱状に丸められた金網および数回折畳まれて角柱状と
された金網、金属スポンジおよび焼結金属などがある。
【0011】筒体に内蔵される網状板として、たとえ
ば、金網およびプラスチック製の網ならびにこれらの積
層体などが好適に使用される。中空管および筒体のそれ
ぞれの内周面での摩擦、筒体内に内蔵せしめられた捻曲
板、折曲板、オリフィス板および平板類ならびにスポン
ジ状物および網状板などによって、部分攪拌器の筒体内
には複雑な流路が形成される。部分攪拌器の筒体の内周
面ならびに捻曲板、オリフィス板、折曲板および平板類
の表面は、いずれも、滑面であっても粗面であってもよ
く、また、波状、点および小円などの模様状の凹凸が設
けられいてもよい。
【0012】部分攪拌器における中空管および筒体のそ
れぞれの形状は、被混合物が通過し得る形状であればよ
く、特に制限はない。たとえば、横断面(筒体の長軸線
に直交する断面であり、通常は、開口の形状と一致する
以下同様)の形状の代表例は、三角形、四角形、五角
形および六角形などの多角形ならびに円、楕円および長
円などの円状であり、内蔵せしめられるオリフィス板、
捻曲板、折曲板および平板類の形状および数ならびに配
置などに応じて適宜選択される。
【0013】その横断面形状は、捻曲板を内蔵せしめる
には円が好ましく、また、折曲板および平板類をそれぞ
れ内蔵せしめるには正方形乃至は長方形が好ましい。ま
た、部分攪拌器における中空管および筒体は、それぞ
れ、直管でもよく曲率が小さい曲管でもよい。また、オ
リフィス板、捻曲板、折曲板、平板類およびスポンジ状
物などは、筒体の全長にわたって内蔵せしめられていて
もよく、また、筒体の少なくとも1端に空間を残して内
蔵せしめられていてもよい。
【0014】本第一発明の攪拌翼においては、部分攪拌
器が支持体に配設される。支持体として平板体、曲板
体、角棒、丸棒および型鋼ならびにこれらを使用した構
造体を使用することができる。支持体が平板体および曲
板体のような板体である場合には、通常は、これらの板
体に攪拌軸を挿通させるための中心孔が穿設される。こ
れらの部分攪拌器は、その回転平面において、1個、も
しくは複数個を互いに独立させて、または互いに並列に
配列させた複数で1組の部分攪拌器の1組または複数組
が支持体に配設される。また、1組を構成する複数の部
分攪拌器は、通常は、互いに接触せしめられているが、
互いに小さい間隔が空けられていてもよい。
【0015】部分攪拌器はその外側開口の端縁が該部分
攪拌器の回転方向に対して逐次内側に後退するよう
該部分攪拌器の回転平面の半径に対して斜めとされ
支持体に配設されている。すなわち、部分攪拌器はその
外側開口において該部分攪拌器の回転平面上でその一方
の先端の回転半径の長さが他方の先端の回転半径の長さ
よりも長くされており、該部分攪拌器はその外側開口に
おける長い回転半径を有する先端を先行せしめて回転せ
しめられる。なお、以下において部分攪拌器の回転時に
おいて、該部分攪拌器の外側開口における先行せしめら
れる先端および後行せしめられる先端を、それぞれ、先
行端および後行端と記す。 部分攪拌器が1個の場合に
は、部分攪拌器はその外側開口端縁が該部分攪拌器の
転平面の半径に対して斜めとされ、該部分攪拌器の回転
方向に対して後方となるに伴って逐次内側に後退せ
しめられている。1組を構成する複数の部分攪拌器の外
側開口は、1組の部分攪拌器の外側開口の端縁が全体と
して、該部分攪拌器の回転方向に対して後方となるに伴
って逐次内側となるように該部分攪拌器の回転平面
の半径に対して斜めの直線または曲率の小さい曲線に
一に揃えられていてもよく、また、階段状とされていて
もよい。
【0016】また、1組を構成する複数の部分攪拌器の
内側開口は、これらの内側開口の端縁が全体として該部
分攪拌器の回転平面の半径と実質的に直交する直線また
は曲率の小さい曲線に一に揃えられていてもよく、
部分攪拌器の回転方向に対して後方になるに伴って
内側に後退せしめられていてもよい。後者の場合に
は、これらの内側開口の端縁が全体として該部分攪拌器
の回転平面の半径に対して斜めの直線または曲率の小さ
い曲線に一に揃えられていてもよく、また、階段状と
されていてもよい。なお、本発明において、「外側」と
部分攪拌器の回転平面においてその円周に近い側、す
なわち、部分攪拌器の回転軸から遠い側を意味し、他
方、「内側」とは部分攪拌器の回転平面においてその円
周から遠い側、すなわち、部分攪拌器の回転軸に近い側
を意味する。複数の板体および該板体によって形成され
た流路についても同様である。
【0017】同一回転平面上に、これらの部分攪拌器の
複数個または複数組が配設される場合には、通常は、こ
れらは等しい中心角で配設される。また、複数個または
複数組の部分攪拌器を積み重ねて配設することもでき
る。支持体に装着される部分攪拌器の大きさ、1組の部
分攪拌器の数、同一回転平面上の部分攪拌器の組数など
は、被混合物の種類および物性、槽の大きさおよび形状
ならびに目的とする混合度の大きさなどによって、適
宜、選択される。また、複数個または複数組の部分攪拌
器および1組を構成する部分攪拌器は、通常は、互いに
同じ構造・形式のものとされるが、互いに相違する構造
・形式のものとすることを妨げない。
【0018】部分攪拌器は、その回転平面において放射
状に支持体に配設され、部分攪拌器の使用時において、
被混合物は部分攪拌器の一方の開口から他方の開口へと
その内部を通過せしめられる複数の折曲板および平板
類が筒体に内蔵せしめられた部分攪拌器が支持体に装
着される際しては、部分攪拌器は、この部分攪拌器の
折曲板同士の境界面および平板同士の境界面のそれぞれ
と、部分攪拌器の回転平面とのなす角度(以下境界面角
度 と記すこともある)が0〜90°の任意な角度とな
るように装着される。
【0019】部分攪拌器の長軸線の部分攪拌器の回転平
面における方向(以下 水平方向と記すこともある)
は、通常は半径方向とされるが、被混合物の大きい混合
度が得られるように、被混合物の粘度および攪拌速度な
どに応じて、扁奇させることもできる。また、部分攪拌
器の長軸線と部分攪拌器の回転平面とのなす角(以下
部分攪拌器の垂直方向 と記すこともある)も任意に選
択される。
【0020】なお、境界面角度ならびに部分攪拌器の水
平方向および垂直方向などの方向を自在に変更できるよ
うに、たとえば、部分混合器を支持体に、たとえば、螺
着および嵌着などにより、回動自在に装着することもで
き、しかも、好ましい。また、大きい混合度が達成でき
るように、前記の被混合物の粘度および攪拌速度などに
応じて、たとえば、部分攪拌器または支持体が受ける流
体抵抗などを検知して、これによって境界面角度ならび
に部分攪拌器の方向を自動的に制御することもできる。
【0021】本第二発明の攪拌翼において攪拌軸に装着
される支持板は、通常は、円であるが、楕円などの円以
外の円類ならびに正三角形、正方形および正六角形など
の多角形とすることもできる。この支持板の中心部に
は、攪拌軸を挿通させるために、回転平面の円と同心の
中心孔が穿設されていてもよい。この中心孔は、通常
は、円とされる。支持板の片面または両面には複数の板
体が、回転方向に対して並列に配置され、これらの複数
の板体同士の間隙が流路とされている。この板体は3枚
以上で1組とされ、回転平面に対して全体として放射状
に配設されている。また、これらの板体は、通常は、正
方形乃至は長方形の平板とされるが、小さい曲率で弯曲
せしめられた板でもよい。
【0022】これらの板体同士は板体の回転平面の半径
に沿って互いに実質的に平行であってもよく、また、板
体同士をそれぞれ板体の回転平面半径上に位置させる
こともできる。さらに、これらの板体の外側の端縁は、
たとえば、板体の回転平面の半径に斜交する直線上また
は曲率の小さい曲線上に位置せしめられて、板体の回転
方向に対して後方となるに伴って、逐次、内側に後退せ
しめられており、従って、流路の外側開口の端縁も、
体の回転方向に対して後方となるに伴って逐次、内側
に後退せしめられている。すなわち、流路の外側開口は
全体として、板体の回転平面において、一方の先端の回
転半径の長さが他方の先端の回転半径の長さよりも長く
されており、攪拌翼は回転半径が長いほうの先端を先行
せしめて回転せしめられる。
【0023】本発明の攪拌翼は、その支持体または支持
板を攪拌軸に装着することによって、攪拌軸に装着され
る。この攪拌翼の支持体または支持板は攪拌軸に、通常
は、固着して装着されるが、摺動可能に装着され得る。
【0024】本第一発明の攪拌翼を前記のように回転さ
せることにより、部分攪拌器は回転軸の周囲の回転平面
上を回転せしめられる。これによって、攪拌槽内の流体
は、通常は、遠心力によって、部分攪拌器の内側開口か
ら部分攪拌器内に供給され、互いに混合せしめられつつ
部分攪拌器内を通過せしめられ、混合物として部分攪拌
器の外側開口から放出される。この際に、部分攪拌器
その外側開口において先行端の回転半径の長さが後行端
の回転半径の長さよりも長くされて、外側開口の端縁
が、その回転方向に対して後方になるに伴って逐次
内側に後退せしめられて支持体に配設されていることに
より、攪拌槽における被混合物同士の混合度が一層増大
せしめられる。これは、この外側開口の付近で渦流が発
生せしめられ、これによって部分攪拌器中の流体は吸引
されて部分攪拌器中での流体の流速は、加速せしめられ
て、攪拌作用が一層増大せしめられるためと推察され
る。部分攪拌器の外側開口から排出された混合物は部分
攪拌器自体によって攪拌され、その混合度はさらに増大
せしめられる。 これについては、本第二発明の攪拌翼に
おいても同様である。
【0025】本発明の攪拌翼は大規模な槽内の攪拌にそ
の優れた機能を充分に発揮するが、小規模な槽内の攪拌
にも使用することもできる。本発明の攪拌翼は、通常は
槽内に1乃至複数設置される。また、複数の攪拌翼は、
同一の攪拌軸に装着されてもよいし、異なる攪拌軸に装
着されてもよい。槽内の液体に供給された気体は、この
液体中で気泡となるが、この気泡は本発明における部分
攪拌器によって細分化され、液体との接触が向上せしめ
られる。本発明の攪拌翼は、液体同士、液体と固体、液
体と気体、気体と気体および液体と固体と気体などの混
合に好適に使用される。
【0026】
【実施例】本発明を、図面で示された実施例によりさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。図1乃至図3は、部分攪拌器が使
用されている本第一発明の攪拌翼を示し、図1は斜視
図、図2は平面図および図3は図2におけるA−A切断
部断面図である。すなわち、円板状の支持体 1の片面の
周縁部に、2個で1組の部分攪拌器11,12が、放射状
に、4組配設されており、他の片面にも同様にして部分
攪拌器が配設されている。また、これらの4組の部分攪
拌器は中心角90°で配設されている。しかして、これ
らの1組を構成する部分攪拌器11,12は回転方向に対し
て並列に、かつ、互いに接触せしめられて連設されてい
る。
【0027】1組の部分攪拌器11,12は、互いに逆方向
の2枚で1組の折曲板111,112および121,122がそれぞれ
角筒113および123に内蔵せしめられている。これらの2
個の部分攪拌器11,12は、部分攪拌器11,12の回転方向
(図1および図2においては反時計回転方向)に対して
後方で、それぞれその外側開口の端縁は部分攪拌器11,1
2の回転平面の半径に対して斜めの直線とされ、その先
行端の回転半径の長さはその後行端の回転半径の長さよ
りも長くされており、その外側開口の端縁、部分攪拌
器11,12の回転方向に対して後方になるに伴って、
内側へ後退せしめられている。また、1組の2個の
部分攪拌器11,12の内側開口の端縁は、部分攪拌器11,12
回転平面の半径に対して直角な直線上に一に揃えら
れている。部分攪拌器の詳細については後記する。支持
体1の中心には中心孔13が穿設されている。また、中心
孔13の周囲の支持体1の両面にはそれぞれボス14が設け
られている。ボス14に攪拌軸(図示されていない)が挿
通されて、攪拌翼は攪拌軸に装着されている。
【0028】図4は、部分攪拌器の配列を示すための本
第一発明の攪拌翼の部分切欠平面図である。a乃至cで
は、4個の部分攪拌器11,12,15,16が、円板状の支持体1
の片面に4個で1組とされ、互いに接触せしめられ、か
つ、部分攪拌器11,12,15,16の回転方向に対して互いに
並列に連設されて固着されている.aに示された攪拌翼
においては、4個の部分攪拌器11,12,15,16は、それら
の外側開口の端縁は全体として4個の部分攪拌器11,12,
15,16の回転平面の半径に対して斜めの直線となるよう
一に揃えられており、これらの部分攪拌器全体の外
側開口の先行端の回転半径の長さはその後行端の回転半
径の長さよりも長くされており、これらの外側開口の端
縁は全体として、部分攪拌器11,12,15,16の回転方向
(図4では反時計回転方向)に対して後方になるに伴っ
、逐内側へ後退せしめられている。また、4個の
部分攪拌器11,12,15,16の内側開口の端縁は回転平面の
半径に直角な直線上に一に揃えられている。
【0029】bに示された攪拌翼においては、4個の部
分攪拌器11,12,15,16は、それぞれの両開口端縁はいず
れも各部分攪拌器の長軸線に対して直であり、また、
これらの外側開口の端縁は全体として、部分攪拌器11,1
2,15,16の回転平面の半径に対して斜めの直線上で階段
状になるように配列せしめられ、部分攪拌器11,12,15,1
6の回転方向に対して後方の部分攪拌器の外側開口
逐次内側へ後退せしめられている以外には、前記
aに示された攪拌翼におけると本質的に異なる処はな
い。
【0030】cに示された攪拌翼においては、4個の部
分攪拌器11,12,15,16は、その長さが互いに実質的に等
しく、かつ、これらの内側開口の端縁は回転平面の半径
に対して斜めの直線上で階段状になるように配列せしめ
られ、回転方向に対して後方の部分攪拌器の内側開口が
逐次、内側に後退せしめられている以外には前記bに示
された攪拌翼におけると本質的に異なる処はない。
【0031】dに示された攪拌翼は、外側開口端縁がそ
の後方で後退せしめられるように斜めの直線とされ、内
側開口端縁が回転半径に対して直角の直線とされた1個
の部分攪拌器11が円板状の支持板 1に固着されている。
なお、図4に示された攪拌翼の部分攪拌器自体は、図1
乃至図3に示された攪拌翼の部分攪拌器と本質的に異な
る処はない。図1乃至図4において、各部分攪拌器の中
心の破線は2枚の折曲板同士の境界面を示している。
【0032】図5は、2個で1組とされた部分攪拌器1
1,12の2組が2段に積み重ねられて配列された状態を示
すための本第一発明の攪拌翼の部分切欠斜視図である。
図5aは、前記図1乃至3に示された攪拌翼の部分切欠
斜視図であり、この攪拌翼は、2個で1組の部分攪拌器
11,12が支持体1の両面のそれぞれに配設されている。ま
た、図5bも攪拌翼の部分切欠斜視図であり、ここに示
された攪拌翼は、2個で1組の部分攪拌器11,12が支持
体1の片面に配設されている以外は、図1乃至図3およ
び図5aのそれぞれで示された攪拌翼と本質的に異なる
処はない。
【0033】図6および図7は、3枚で1組の板体で形
成された2個の流路が設けられている本第二発明の攪拌
翼を示し、それぞれ斜視図および平面図である。円板状
の支持板 2の片面に3枚で1組の長方形の平板である板
体21,22,23の4組が中心角90°で設けられている。こ
れらの板体21,22,23の間隙が流路24,25とされている。
これらの3枚の板体21,22,23は、互いに実質的に平行
で、かつ、回転平面の半径とも実質的に平行とされてお
り、回転方向(図6および図7では反時計回転方向)に
対して先頭の板体21が最も長く、最後尾の板体23が最も
短く、これらの板体21,23に挟まれた板体22の長さはこ
れらの板体21,23のそれぞれの長さの中間とされてい
る。
【0034】また、3枚の板体21,22,23の外側の端縁は
板体21,22,23の回転平面の半径に対して斜めの直線上に
一に揃えられている。3枚の板体21,22,23同士の間
は、それぞれ、流路24,25とされている。3枚の板体21,
22,23の外側の端縁同士の間隙は流路24,25の外側開口と
されている。これらの2個の流路24,25のうち、板体21,
22,23の回転方向に対して後方の流路25は、その外側開
口が前方の流路24の外側開口よりも内側に後退せしめら
れており、流路24,25の外側開口において先行端の回転
半径の長さは後行端の回転半径の長さよりも長くされて
いる。他方、3枚の板体21,22,23の内側の端縁は、板体
21,22,23の回転平面の半径に対して直角直線上に
に揃えられており、3枚の板体21,22,23の内側の端縁同
士の間隙は流路24,25の内側開口とされている。また、
支持板2の他の面にも、同様にして、3枚の板体によっ
て流路が形成されている。支持板2にはその中心に円状
の中心孔26が穿設されている。図1乃至図3で示された
本第一発明の攪拌翼におけると同様に、支持板2の両面
には中心孔26の周縁にボス27がそれぞれ設けられてい
る。このボス27に攪拌軸(図示されていない)が挿通せ
しめられる。
【0035】図8乃至図11は、本第一発明の攪拌翼の
部分攪拌器の実施態様を示し、aおよびbは、それぞ
れ、それらの側面図および縦断面図である。ただし、図
11bにおいては、円筒はその縦断部端面が示されては
いるが、2枚の捻曲板はいずれもそれらの側面が示され
ている。図8で示されている部分攪拌器 3は、円筒31
に、その周縁を該円筒31の内周面に接触させて、2枚の
捻曲板32,33が内蔵せしめられている。この捻曲板32
は、短辺および長辺が、それぞれ、円筒31の内径および
長さの1/2とほぼ等しい長方形の板を、一方の短辺32
1と他方の短辺322とがほぼ直角になるように正方向に捻
曲させたものである。また、捻曲板33も同様にして捻曲
させたものである。
【0036】これらの捻曲板32,33は、互いに相接する
短辺322,331同士のなす角がほぼ90°となるように、ま
た、それぞれの長軸線方向を互いに実質的に一致せし
め、かつ、部分攪拌器の円筒31の長軸線方向に直列に配
置せしめ円筒31内の内周面に内接せしめられて円筒31内
に内蔵されている。これらの捻曲板32,33により、部分
攪拌器 3の円筒31内に複雑な流路が形成されている。攪
拌軸を回転せしめて部分攪拌器を攪拌軸の周囲を回転さ
せることにより、被混合物は円筒31の一方(たとえば、
図8bにおいて左方)の開口から円筒31内に流入せしめ
られ、円筒31内に形成された複雑な流路を経由して、他
方の開口から円筒31外へ排出せしめられる。
【0037】図9で示されている部分攪拌器 4は、絞り
管であって、周壁が内方に僅かに弯曲せしめられた円錐
台状の中空筒であり、一端が大開口41とされ、他端が小
開口42とされている。この部分攪拌器 4が装着された攪
拌翼は、攪拌軸を回転させることによって回転せしめら
れ、被混合物は、部分攪拌器 4の中空部を大開口41から
小開口42に向って通過せしめられる。
【0038】図10で示されている部分攪拌器 5は、円
筒51の内周に接触させて2枚のオリフィス板52,53が互
いに実質的に平行に内蔵せしめられている。これらのオ
リフィス板52および53には、その中心部に円形の貫通孔
54および55がそれぞれ穿設されている。被混合物は円筒
51の一方(たとえば、図10bの左方)の開口から円筒
51内に流入せしめられ、オリフィス板52,53の中心部の
貫通孔54,55を順次経由して他方の開口から円筒51外へ
排出せしめられる。
【0039】図11で示されている部分攪拌器 6は、捻
曲板62および63が円筒61内に内接せしめられ、相接する
短辺622,631同士のなす角がほぼ90°となるように、互
いに、接触せしめられて円筒61内に、円筒61の長軸線方
向に直列に配置せしめられている。これらの2枚の捻曲
板62,63は、その捻れ角を180°として捻曲させたもの
であり、捻曲板62と捻曲板63との捻曲方向が互いに逆で
ある以外は図8で示された部分攪拌器3と本質的に異な
る処はない。
【0040】図12は、本第一発明の攪拌翼の部分攪拌
翼の他の1実施態様を示しており、a、bおよびcは、
それぞれ、この部分攪拌器の水平断面図、この部分攪拌
器の筒体の側壁を取り除いた正面図およびこの部分攪拌
器に使用される2枚で1組の折曲板の斜視図である。図
12に示されている部分攪拌器 7は、開口形状が長方形
の角筒71内に、2枚の折曲板72,73が内蔵せしめられて
いる。折曲板72および73は、それぞれ長方形の平板が折
曲線721,731で1回折り曲げられている。しかして、こ
れらの2枚の折曲板72,73は、それぞれの周辺722,732が
境界面74で互いに接触せしめられ、かつ、互いに反対向
きに配置せしめられ、これと外接する前記の角筒71内に
内蔵せしめられている。これらの2枚の折曲板72,73の
長軸線は角筒71の長軸線と実質的に平行とされ互いに並
列して配列せしめられている。
【0041】しかして、これらの折曲板72,73が角筒71
内に内蔵せしめられた際には、一方の折曲板72の折曲線
721および他方の折曲板73の折曲線731は、それぞれ谷部
または頂部として角筒71の下面および上面のそれぞれの
内面に当接せしめられる。これらの折曲板72および73に
よって部分攪拌器の角筒71内に複雑な流路が形成され
る。また、このように2枚の折曲板72,73が内蔵せしめ
られた部分攪拌器 7は、内蔵せしめられた2枚の折曲板
72,73が互いに接触せしめられている周辺722および732
を含む境界面74が、この部分攪拌器72が装着された攪拌
翼7の回転平面に対して垂直となるように支持体に装着
されている。
【0042】図13は部分攪拌器に使用される弯曲せし
められた折曲板の斜視図である。図13で示された折曲
板81は、長方形の板体の相対する短辺811と812とを互い
に接近させて、そのほぼ中央が頂部813となるように弯
曲せしめられている。折曲板82も逆方向に同様にして弯
曲せしめられている。これらの2枚の折曲板81および82
は、頂部813と谷部823とが交互になるように互いに反対
方向に向けられ、それぞれの長辺814と824とを互いに接
触せしめて角筒内に内蔵せしめられる。
【0043】図14は、3枚の5回折り曲げられた折曲
板が角筒に内蔵せしめられた部分攪拌器を示し、aおよ
びbは、それぞれ水平断面図および筒体の側壁を取り除
いた部分攪拌器の正面図である。図14に示された折曲
板91は、長方形の板が、折曲線911,912,913,914およ
び915で折り曲げられ、これらの折曲線は交互に頂部お
よび谷部とされている。同様に折曲板92は、長方形の板
が、折曲線921,922,923,924および925で折り曲げられ、
また、同様に折曲板93は、長方形の板が、折曲線931,93
2,933,934および935で折り曲げらたものであり、また、
折曲板93も同様に折り曲げられている以外は図12で示
された折曲板と本質的に異なる処はない。
【0044】図15は、角筒に2枚の平板が内蔵せしめ
られた部分攪拌器を示し、a、bおよびcは、それぞ
れ、この部分攪拌器の一部切欠斜視図、縦断面図および
この筒体の上面を除いた部分攪拌器の平面図である。図
15に示された部分攪拌器10は、2枚の長方形の平板10
1および102が、それらの長辺1011,1021をそれらのほぼ
中央で互いに接触せしめて交叉させ、これに外接する角
筒103に内蔵せしめられており、それぞれの長辺1011,10
21を含む境界面104が、この部分攪拌器10の回転平面と
平行にされている以外は、図12に示されている部分攪
拌器と本質的に異なる処はない。
【0045】前記の図12乃至図15に示された部分攪
拌器は、内蔵せしめられた折曲板同士の境界面および平
板類同士の境界面を、攪拌平面と平行または鉛直となる
ように支持体に配設される。
【0046】図16は、円状に丸められた金網が、円
筒に内蔵せしめられた部分攪拌器の一部切欠斜視図であ
る。図16に示された部分攪拌器は、円筒201の内部
に、円状に丸められた金網202が内蔵せしめられてい
る。
【0047】図17は、この円筒の長軸線と交わる円盤
状の網の複数が、円筒に内蔵せしめられた部分攪拌器の
一部切欠斜視図である。図17に示された部分攪拌器
は、円筒301の内部に、この円筒301の長軸線と交わる複
数の円盤状の網302,302,…,302が内蔵せしめられた部分
攪拌器である。
【0048】
【発明の効果】本発明の攪拌翼は構造が簡単であるにも
拘らず、これを攪拌、混合に使用することにより、被混
合物は部分攪拌器の内外で二重に混合され、短時間であ
りながら大きい混合度の混合物が、容易に、確実に、し
かも、僅かな所要動力で得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分攪拌器が使用されている本第一発明の攪拌
翼の斜視図である。
【図2】図1で示された攪拌翼の平面図である。
【図3】図2で示された攪拌翼のA−A切断部断面図で
ある。
【図4】部分攪拌器の配列を示すための本第一発明の攪
拌翼の部分切欠平面図である。a乃至cは4個で1組と
された部分攪拌器が支持体に装着された攪拌翼を示す。
dは1個の部分攪拌器が支持体に装着された攪拌翼を示
す。
【図5】2個で1組の部分攪拌器の配列を示すための本
第一発明の攪拌翼の部分切欠斜視図である。aは支持体
の両面のそれぞれに部分攪拌器が1組づつ装着された攪
拌翼を示している。bは支持体の片面に1組の部分攪拌
器が装着された攪拌翼を示している。
【図6】3枚で1組の板体で形成された2個の流路が設
けられている本第二発明の攪拌翼の斜視図である。
【図7】図6で示された攪拌翼の平面図である。
【図8】aおよびbは、それぞれ、捻り方向が正方向
で、捻れ角が90°の捻曲板の2枚が内蔵せしめられた部
分攪拌器の側面図および縦断面図である。
【図9】aおよびbは、それぞれ絞り管である部分攪拌
器の側面図および縦断面図である 。
【図10】aおよびbは、それぞれ2枚のオリフィス管
が内蔵せしめられた部分攪拌器の側面図および縦断面図
である。
【図11】aおよびbは、それぞれ、捻り方向が互いに
相反し、捻れ角が180°の捻曲板の2枚が内蔵せしめら
れた部分攪拌器の側面図および縦断面図である。
【図12】a、bおよびcは、それぞれ、2枚の折曲板
が内蔵せしめられた部分攪拌器の水平断面図、この部分
攪拌器の筒体の側壁を取り除いた正面図およびこの部分
攪拌器に使用された折曲板の斜視図である。
【図13】部分攪拌器に使用される弯曲せしめられた折
曲板の斜視図である。
【図14】3枚の5回折り曲げられた折曲板が内蔵せし
められた部分攪拌器を示している。aおよびbは、それ
ぞれ、この部分攪拌器の水平断面図、この部分攪拌器の
角筒の側壁を取り除いた正面図である。
【図15】2枚の平板が内蔵せしめられた部分攪拌器を
示している。 a、bおよびcは、それぞれ、この部分
攪拌器の一部切欠斜視図、縦断面図および角筒の上面を
除いた部分攪拌器の平面図である。
【図16】円状に丸められた金網が内蔵せしめられた
部分攪拌器の一部切欠斜視図である。
【図17】円筒の長軸線と交わる円盤状の網の複数が内
蔵せしめられた部分攪拌器の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 支持体 11 部分攪拌器 111 折曲板 112 折曲板 113 角筒 12 部分攪拌器 121 折曲板 122 折曲板 123 角筒 13 中心孔 14 ボス 15 部分攪拌器 16 部分攪拌器 2 支持板 21 板体 22 板体 23 板体 24 流路 25 流路 26 中心孔 27 ボス 3 部分攪拌器 31 円筒 32 捻曲板 321 短辺 322 短辺 33 捻曲板 331 短辺 332 短辺 4 部分攪拌器 41 大開口 42 小開口 5 部分攪拌器 51 円筒 52 オリフィス板 53 オリフィス板 54 貫通孔 55 貫通孔 6 部分攪拌器 61 円筒 62 捻曲板 622 短辺 63 捻曲板 631 短辺 7 部分攪拌器 71 角筒 72 折曲板 721 折曲線 722 周辺 73 折曲板 731 折曲線 732 周辺 74 境界面 81 折曲板 811 短辺 812 短辺 813 頂部 814 長辺 82 折曲板 821 短辺 822 短辺 823 谷部 824 長辺 91 折曲板 911 折曲線 912 折曲線 913 折曲線 914 折曲線 915 折曲線 92 折曲板 921 折曲線 922 折曲線 923 折曲線 924 折曲線 925 折曲線 93 折曲板 932 折曲線 934 折曲線 10 部分攪拌器 101 平板 1011 長辺 102 平板 1021 長辺 103 角筒 104 境界面 201 円筒 202 円柱状に丸められた金網 301 円筒 302 円盤状の網
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 3/00 - 3/22 B01F 5/00 - 5/26 B01F 7/00 - 7/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 攪拌軸に装着せしめられる支持体に、
    端が開口せしめられた中空管または混合部材が内蔵せし
    められ両端が開口せしめられた筒体である部分攪拌器が
    放射状に、かつ、その開口の一方である外側開口におい
    て先行端の回転半径の長さが後行端の回転半径の長さよ
    りも長く、外側開口の端縁が該部分攪拌器回転方向に
    対して後方となるに伴って、逐次内側に後退せしめら
    れて配設されて成ることを特徴とする攪拌翼。
  2. 【請求項2】 攪拌軸に装着せしめられる支持平板に、
    複数の板体が放射状に配設され、該板体によって互いに
    並列せしめられた複数の流路が形成せしめられ、かつ、
    該流路はの外側開口において先行端の回転半径の長さ
    が後行端の回転半径の長さよりも長くされ、該流路の外
    側開口の端縁が該板体の回転方向に対して後方になるに
    伴って、逐次内側に後退せしめられて配設されて成る
    ことを特徴とする攪拌翼。
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