JP3173934U - 強振動マッサージ器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動モータを使用し、簡単な構造で強力な振動を発生させることが可能なマッサージ器を提供する。
【解決手段】この強振動マッサージ器は、筐体10と、該筐体内に収められた電動モータ2と、該電動モータの回転軸20に偏心状態で取り付けられた重錘21,22とから成るマッサージ器であり、前記回転軸は前記電動モータの両側に突出するように設けられており、この各々に前記重錘が取り付けられていることを特徴とするものである。なお筐体の少なくとも電動モータが納められている部位が透視可能に構成されているものでは、電動モータの両側に重錘が取り付けられている状態を外から見ることが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】この強振動マッサージ器は、筐体10と、該筐体内に収められた電動モータ2と、該電動モータの回転軸20に偏心状態で取り付けられた重錘21,22とから成るマッサージ器であり、前記回転軸は前記電動モータの両側に突出するように設けられており、この各々に前記重錘が取り付けられていることを特徴とするものである。なお筐体の少なくとも電動モータが納められている部位が透視可能に構成されているものでは、電動モータの両側に重錘が取り付けられている状態を外から見ることが出来る。
【選択図】図1
Description
この考案は簡単な構造で強力な振動を発生させることが可能なマッサージ器に関する。
電動モータの回転軸に重錘を偏心状態で取り付けて電動モータを回転駆動させ、振動を発生させて身体患部のマッサージに用いるマッサージ器が各種提案されている。その一例として松下電器産業株式会社の特許2653102号は手持ちの「小型バイブレーター」に係り、叩打伝達部となる人体当接面がモータの回転軸に平行となるように設けられている点に特徴を有している。
上述したような各種マッサージ器は比較的小型であり、振動力がそれほど大きいものではないため、より大きな振動を得ようとすると、電動モータを大きくしたり複雑な構成を採らなくてはならないと言うような問題がある。装置を大型化せずとも比較的大きな振動が得られ、しかも簡易な構造で製造が容易なハンディータイプのマッサージ器と言うものはこれまでになかった。
もしもこのようなマッサージ器であれば比較的安い値段で提供することが可能になる。そこでこの考案の目的は上述したような新しいマッサージ器を提供することにある。
このためこの考案は、筐体と、該筐体内に収められた電動モータと、該電動モータの回転軸に偏心状態で取り付けられた重錘とから成るマッサージ器に於いて、前記回転軸は前記電動モータの両側に突出するように設けられており、この各々に前記重錘が取り付けられていることを特徴とする強振動マッサージ器を提供して上記の課題を解決する。一般的なマッサージ器の電動モータでは、回転軸は一側にのみ突出させているが、この発明では1本の回転軸の両側突出部分の各々に重錘を取り付けて、実質的に2個の重錘を備えている点が重要である。これにより従来に比して大きな振動が得られたのである。
次に、請求項1のマッサージ器に付いて、前記筐体は振動側筐体とハンドル側筐体とに分かれており、振動側筐体とハンドル側筐体とは接続部を介して接続されており、前記電動モータは前記振動側筐体内に納められているものとすることが出来る。ハンドル側筐体を手に持つと、これは重錘を有する電動モータが納められた振動側筐体とは接続部を挟んで別筐体であるから、手に伝わる振動を低減することが出来て便利である。なお振動側筐体の全長は、電動モータの両側に重錘を備える構成であることによって幾分か長いものとなっている。このことは筐体を振動側筐体とハンドル側筐体とに分けていないものにあっても同様であり、従来の電動モータの片側にのみ重錘を備えているものとは異なり、上記大きくなった振動が振動側に重心が移ることでより強調されるようになる。また外観的には上述したように振動側が長くなるのでこれをロングヘッドと称呼したい。
さらに、前記振動側筐体と前記ハンドル側筐体とが、前記接続部としてのコイルバネで接続されているものとしても良い。コイルバネが振動側筐体からハンドル側筐体に伝わるはずの振動を良く減衰させてくれる。
また、前記振動側筐体と前記ハンドル側筐体とが、前記接続部としての蛇腹で接続されているものとしても良い。この蛇腹が振動側筐体からハンドル側筐体に伝わるはずの振動をうまく減衰させてくれる。なおこの蛇腹とコイルバネとを併設するようにしても良い。具体的には蛇腹の内側にコイルバネを納めて、振動側筐体とハンドル側筐体とを接続するようにする。
次に、請求項1または請求項2のマッサージ器に付いて、両側の前記重錘は、前記回転軸に対する偏心状態がほぼ同一となるように前記回転軸に取り付けられているものとすることが出来る。このように構成すると、電動モータの回転軸の両側の重錘に働く遠心力が回転軸に平行となる同一の側に対して作用するため、打ち消し合うことなく同期してより大きな振動が得られるのである。
次に、請求項1または請求項2のマッサージ器に付いて、両側の前記重錘は、一方が他方よりも重くなるように設けられているものとすることが出来る。この構成により回転軸の両側で重錘の振動に強弱のインバランスを生じさせることが出来る。
この他少なくとも電動モータが納められている部位を透視可能に構成することで、電動モータの両側に重錘が取り付けられている状態を外から見せることが出来る。電動モータが納められている部位にソフトカバーを掛けるようにしても良い。またこのマッサージ器を風呂場で用いることが出来るようにしたいのであれば、電動モータに防水が施されたものとしたり、電源電池周りの電気系統に防水処理を施すようにすると良い。
この考案のマッサージ器は装置を大型化せずとも比較的大きな振動が得られる点に特長がある。構造はシンプルであるから、製造が容易で安価に提供することが出来る。
以下ではこの考案のマッサージ器を図面に基づいて説明するがこの考案はこれ等に限定されるものではなく、この考案の思想の範囲内で工夫される種々変形例もまたこの考案の権利範囲に含まれるものである。
この実施例のマッサージ器1では、合成樹脂製の筐体10の一部はハンドル11と成っており、その表面には滑り止めの性質が付与されている。このハンドル11の内部は図示しないが電池ボックスとなっており内蔵する電源電池30はスイッチ31を経由して後述する電動モータ2に電力を供給し得るように配線されている。また上記ハンドル11内には制御回路3を収容して電動モータ2の回転スピードの制御などの回転制御を行わせるように構成されている。なお符号25は制御回路3へ配線するためのリード線であり、電動モータ2の接続端子にハンダ付けされている。
上記筐体10の電動モータ2を収容する部位は図1では部分断面で表わされているが、この電動モータ2周りの構成は図2によって明らかと成る。すなわち電動モータ2は筐体10内に固定されており、電動モータ2の回転軸20は電動モータ2の一側にではなくて両側に突出するように設けられており、一方の突出部には重錘21が、他方の突出部には重錘22が固定されている。この際重錘21は軸孔23を以て重錘22は軸孔24を以て回転軸20に取り付けられるが偏心方向は同じ方向である。このように構成した点がこの実施例のポイントである。
上述した電動モータ2と制御回路3と電源電池30とによる回路構成は図3のブロック図で表されている通りであるが、スイッチ31が押される回数に応じて、電動モータ2の回転数やリズム回転の種類が変わるように制御回路3が設計されている。符号32は電源ON時の間は点灯し続けるようにしたLEDライトである。
この実施例のマッサージ器1のスイッチ31をONにすると電動モータ2の回転軸20が回転を始めるが、1本の回転軸20の両側の突出部分に重錘21,22が設けられており、実質的に2個の重錘21,22を備えているため、従来に比して大きな振動が得られるのである。またこの大きくなった振動は、筐体10に於いて2個の重錘21,22があることにより電動モータ2の方がより重くなることで、より強調されるようになる。なお外観的には上述したように振電動モータ2の側が長くなっている。
この実施例のマッサージ器4を図4及び図5を用いて説明する。マッサージ器4はその筐体がハンドル側筐体40と振動側筐体5とに分かれており、両者の間はコイルバネ60とその周りを覆う蛇腹6とにより接続されている。振動側筐体5は透明な合成樹脂製になる。なおさらに振動側筐体5の上にシリコンカバー50を被せて身体皮膚への接触具合を柔らかくするようにしても良い。
ハンドル側筐体40の内部は、上述したマッサージ器1と同様で、電池ボックスとなっており、図示しない電源電池はスイッチ31を経由して後述する電動モータに電力を供給し得るように配線されている。また図示しない制御回路を収容しており、これにより電動モータの回転スピードの制御などの回転制御を行うように設計されている。振動側筐体5の内部には図示しない電動モータが納められている。電動モータの回転軸は電動モータの両側に突出するように設けられており、突出部の各々に重錘が偏心方向が同じ方向となるように固定されている。
なお上記ハンドル側筐体40と振動側筐体5とは、図5で表されているように、コイルバネ60と蛇腹6とにより接続されており、その内部には電動モータと制御回路とを結ぶリード線25が通されている。ハンドル側筐体40は振動側筐体5とは別体であるため、振動側筐体5からハンドル側筐体40を持つ手に伝わる振動を、コイルバネ60と蛇腹6のそれぞれが良く減衰させてくれる。この際に上述したように重さのバランスがいくぶんハンドル側筐体40から振動側筐体5に移っていることも重要である。従来に比してより重くなった振動側筐体5がコイルバネ60と蛇腹6を介してハンドル側筐体40に接続されている。なおこの振動側筐体5の構成を以てこのマッサージ器4はロングヘッドタイプであると言うことが出来る。
この実施例は電動モータ2への重錘21,26の取り付けに関するものであって、重錘21の方が重錘26よりも重くなるように設けられている点に特徴を有する。この比較的軽い方の重錘26は、軸孔27を以て回転軸20に取り付けられており、その偏心方向は重錘21の偏心方向と同じ方向である。そして重錘21の回転軸20からの距離Bの方が重錘26の回転軸20からの距離Sよりも大きい。
重錘21,26とのトータル重量は従来よりも重いものになっているが、2個の重錘の重さを変えることで回転軸20の両側で重錘の振動に強弱のインバランスを生じさせることが出来るようになっている。
なお実施例1も実施例2も電源電池30を内蔵しているが、外付けで電源アダプターを備えるようにしても良い。また充電用の二次電池を備えるようにしても良い。同様に制御回路を外付けのコントローラとして構成することが可能である。
この考案のマッサージ器の形状や素材は任意選択が可能である。身体患部に適する構成を採用すれば良い。またこの考案のマッサージ器の用途は自由であり、例えばマッサージチェアのアタッチメントとして構成したり、これ単独で用いるペット用のマッサージ器として構成することが可能である。あるいは例えば電動歯ブラシへの応用も可能である。
1 マッサージ器
10 筐体
11 ハンドル
2 電動モータ
20 回転軸
21 重錘
22 重錘
23 軸孔
24 軸孔
25 リード線
26 重錘
27 軸孔
3 制御回路
30 電源電池
31 スイッチ
32 LEDライト
4 マッサージ器
40 ハンドル側筐体
5 振動側筐体
50 シリコンカバー
6 蛇腹
60 コイルバネ
10 筐体
11 ハンドル
2 電動モータ
20 回転軸
21 重錘
22 重錘
23 軸孔
24 軸孔
25 リード線
26 重錘
27 軸孔
3 制御回路
30 電源電池
31 スイッチ
32 LEDライト
4 マッサージ器
40 ハンドル側筐体
5 振動側筐体
50 シリコンカバー
6 蛇腹
60 コイルバネ
Claims (6)
- 筐体と、該筐体内に収められた電動モータと、該電動モータの回転軸に偏心状態で取り付けられた重錘とから成るマッサージ器に於いて、前記回転軸は前記電動モータの両側に突出するように設けられており、この各々に前記重錘が取り付けられていることを特徴とする、強振動マッサージ器。
- 前記筐体は振動側筐体とハンドル側筐体とに分かれており、振動側筐体とハンドル側筐体とは接続部を介して接続されており、前記電動モータは前記振動側筐体内に納められている、請求項1に記載の強振動マッサージ器。
- 前記振動側筐体と前記ハンドル側筐体とが前記接続部としてのコイルバネで接続されている、請求項2に記載の強振動マッサージ器。
- 前記振動側筐体と前記ハンドル側筐体とが前記接続部としての蛇腹で接続されている、請求項2に記載の強振動マッサージ器。
- 両側の前記重錘は、前記回転軸に対する偏心状態がほぼ同一となるように前記回転軸に取り付けられている、請求項1または請求項2に記載の強振動マッサージ器。
- 両側の前記重錘は、一方が他方よりも重くなるように設けられている、請求項1または請求項2に記載の強振動マッサージ器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007527U JP3173934U (ja) | 2011-12-02 | 2011-12-02 | 強振動マッサージ器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007527U JP3173934U (ja) | 2011-12-02 | 2011-12-02 | 強振動マッサージ器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173934U true JP3173934U (ja) | 2012-03-01 |
Family
ID=48001131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011007527U Expired - Fee Related JP3173934U (ja) | 2011-12-02 | 2011-12-02 | 強振動マッサージ器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3173934U (ja) |
-
2011
- 2011-12-02 JP JP2011007527U patent/JP3173934U/ja not_active Expired - Fee Related
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