JP3173543U - システム手帳 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な外部機器への充電を可能とするとともに、様々な環境下で内蔵バッテリーへの充電を可能とするシステム手帳を提供する。
【解決手段】本手帳1は、カバー部2と、カバー部の内側に設けられ用紙を綴り込み可能なバインダー部とを備えるシステム手帳であって、カバー部には、太陽電池5と、該太陽電池に電気的に接続されたバッテリー6と、該バッテリーに電気的に接続された入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8と、バッテリーの充電制御を司る制御部9とが設けられ、出力側コネクタに接続された携帯端末に対してバッテリーから充電可能とされるとともに、バッテリーに対して、太陽電池、入力側コネクタに接続されたパーソナルコンピュータ、及び入力側コネクタに接続されたコンセントから充電可能とされている。
【選択図】図2
【解決手段】本手帳1は、カバー部2と、カバー部の内側に設けられ用紙を綴り込み可能なバインダー部とを備えるシステム手帳であって、カバー部には、太陽電池5と、該太陽電池に電気的に接続されたバッテリー6と、該バッテリーに電気的に接続された入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8と、バッテリーの充電制御を司る制御部9とが設けられ、出力側コネクタに接続された携帯端末に対してバッテリーから充電可能とされるとともに、バッテリーに対して、太陽電池、入力側コネクタに接続されたパーソナルコンピュータ、及び入力側コネクタに接続されたコンセントから充電可能とされている。
【選択図】図2
Description
本考案は、システム手帳に関し、さらに詳しくは、携帯端末への充電を可能とするとともに、様々な環境下で内蔵バッテリーへの充電を可能とするシステム手帳に関する。
従来のシステム手帳として、カバー部の表面側に太陽電池を設けるとともに、補助電池(バッテリー)を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、商用電源の利用できない環境下で携帯電話等の携帯端末への充電を行うことができる。ここで、上記特許文献1には、補助電池に対して太陽電池のみから充電することが開示されている。
しかし、上記特許文献1のシステム手帳では、補助電池に対して太陽電池のみから充電するようにしているので、補助電池に対してオフィス等の室内でパーソナルコンピュータやコンセントから充電することができない。近年、様々な環境下で内蔵バッテリーへの充電を可能とするシステム手帳の出現が望まれている。
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、携帯端末への充電を可能とするとともに、様々な環境下で内蔵バッテリーへの充電を可能とするシステム手帳を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の考案は、カバー部と、該カバー部の内側に設けられ用紙を綴り込み可能なバインダー部と、を備えるシステム手帳であって、前記カバー部には、太陽電池と、該太陽電池に電気的に接続されたバッテリーと、該バッテリーに電気的に接続された入力側コネクタ及び出力側コネクタと、前記バッテリーの充電制御を司る制御部と、が設けられ、前記出力側コネクタに接続された携帯端末に対して前記バッテリーから充電可能とされるとともに、前記バッテリーに対して、前記太陽電池、前記入力側コネクタに接続されたパーソナルコンピュータ、及び前記入力側コネクタに接続されたコンセントから充電可能とされていることを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1記載において、前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有することを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2記載において、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3記載において、前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか記載において、前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーであることを要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1乃至5のいずれか記載において、前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されていることを要旨とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1記載において、前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有し、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられており、前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられており、前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーであり、前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されていることを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1記載において、前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有することを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2記載において、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3記載において、前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか記載において、前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーであることを要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1乃至5のいずれか記載において、前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されていることを要旨とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1記載において、前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有し、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられており、前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられており、前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーであり、前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されていることを要旨とする。
本考案のシステム手帳によると、出力側コネクタに接続された携帯端末に対してバッテリーから充電可能とされているとともに、バッテリーに対して、太陽電池、入力側コネクタに接続されたパーソナルコンピュータ、及び入力側コネクタに接続されたコンセントから充電可能とされているので、出力側コネクタを介して携帯端末への充電が可能とされる。また、入力側コネクタを介して様々な環境下で内蔵バッテリーへの充電が可能とされる。例えば、外出中には太陽電池によりバッテリーに充電でき、オフィス等の室内ではパーソナルコンピュータやコンセントからバッテリーに充電できる。
また、前記制御部が、過電圧保護回路と、逆流防止回路と、高温保護回路と、を有する場合は、過電圧保護回路により、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときにバッテリーの充放電が停止され、逆流防止回路により、出力側コネクタに接続された携帯端末からバッテリーへの電流の流れが防止され、高温保護回路により、温度センサから入力される検出値に基づいてバッテリーの充放電が停止される。よって、バッテリーの損傷を防ぎ、安全に使用することができる。
また、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部が、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタが、前記カバー部の側縁側に設けられている場合は、カバー部の薄肉化を図るとともに、各コネクタの使用性を高めることができる。
また、前記太陽電池が、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部が、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタが、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられて入る場合は、カバー部の更なる薄肉化を図るとともに、各コネクタの使用性を更に高めることができる。
さらに、前記入力側コネクタがUSBコネクタであり、前記太陽電池が単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーがリチウムポリマバッテリーである場合は、より様々な環境下でバッテリーへの充電が可能となるとともに、太陽電池の交換効率を高めることができ、更にバッテリーの軽量化及び小型化を図ることができる。
さらに、前記カバー部の表面に、紫外線を遮断する被覆層が積層されている場合は、紫外線によるカバー部の劣化を抑制することができる。
また、前記制御部が、過電圧保護回路と、逆流防止回路と、高温保護回路と、を有する場合は、過電圧保護回路により、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときにバッテリーの充放電が停止され、逆流防止回路により、出力側コネクタに接続された携帯端末からバッテリーへの電流の流れが防止され、高温保護回路により、温度センサから入力される検出値に基づいてバッテリーの充放電が停止される。よって、バッテリーの損傷を防ぎ、安全に使用することができる。
また、前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部が、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタが、前記カバー部の側縁側に設けられている場合は、カバー部の薄肉化を図るとともに、各コネクタの使用性を高めることができる。
また、前記太陽電池が、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部が、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタが、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられて入る場合は、カバー部の更なる薄肉化を図るとともに、各コネクタの使用性を更に高めることができる。
さらに、前記入力側コネクタがUSBコネクタであり、前記太陽電池が単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーがリチウムポリマバッテリーである場合は、より様々な環境下でバッテリーへの充電が可能となるとともに、太陽電池の交換効率を高めることができ、更にバッテリーの軽量化及び小型化を図ることができる。
さらに、前記カバー部の表面に、紫外線を遮断する被覆層が積層されている場合は、紫外線によるカバー部の劣化を抑制することができる。
本考案について、本考案による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るシステム手帳(開いた状態)を説明するための説明図である。
上記システム手帳(閉じた状態)を説明するための説明図である。
上記システム手帳の要部拡大斜視図である。
実施例に係る制御部のブロック図である。
上記システム手帳のバッテリーへの充電作用を説明するための説明図であり、(a)は太陽電池による充電状態を示し、(b)はパーソナルコンピュータによる充電状態を示し、(c)はコンセントによる充電状態を示す。
上記システム手帳から携帯端末への充電作用を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本考案の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本考案の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本考案の根本的な理解のために必要である程度以上に本考案の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本考案の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
以下、図面を用いて実施例により本考案を具体的に説明する。
(1)システム手帳の構成
本実施例に係るシステム手帳1は、図1に示すように、カバー部2と、このカバー部2の内側に設けられ用紙4を綴り込み可能なバインダー部3と、を備えている。このカバー部2には、図2に示すように、単結晶シリコン型の太陽電池5と、この太陽電池5に電気的に接続されたリチウムポリマバッテリー(以下、単に「バッテリー」と記載する。)6と、このバッテリー6に電気的に接続された入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8と、このバッテリー6の充電制御を司る制御部9と、が設けられている。また、カバー部2のバッテリー6の近傍には温度センサ10が配置されている。
本実施例に係るシステム手帳1は、図1に示すように、カバー部2と、このカバー部2の内側に設けられ用紙4を綴り込み可能なバインダー部3と、を備えている。このカバー部2には、図2に示すように、単結晶シリコン型の太陽電池5と、この太陽電池5に電気的に接続されたリチウムポリマバッテリー(以下、単に「バッテリー」と記載する。)6と、このバッテリー6に電気的に接続された入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8と、このバッテリー6の充電制御を司る制御部9と、が設けられている。また、カバー部2のバッテリー6の近傍には温度センサ10が配置されている。
上記太陽電池5、バッテリー6及び制御部9は、カバー部2の表面側にその表面方向に並設されている。また、上記入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8は、図3に示すように、カバー部2の側縁側に設けられている。この入力側コネクタ7はUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)コネクタとされ、出力側コネクタ8はDCジャックとされている。さらに、上記カバー部2の表面には、紫外線を遮断する被覆層2aが積層されている。この被覆層2aとしては、例えば、紫外線吸収剤を含有するフィルムやフッ素樹脂等からなる耐紫外線塗膜等を採用できる。なお、上記カバー部2の表面と被覆層2aとの間に、キャラクタ等を示す印刷層を介在させてもよい。
上記太陽電池5は、カバー部2の表面側の中央部に露出して設けられている。また、上記バッテリー6及び制御部9は、カバー部2の表面側の太陽電池5の下方に内蔵されている。また、上記入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8は、カバー部2の側縁側の太陽電池5の下方に設けられている。なお、本実施例では、上記カバー部2は、薄箱状に形成されており、その内部に上記太陽電池5、制御部9及び各コネクタ7、8を位置決めした状態で装着できるものとする。
上記制御部9は、図4に示すように、過電圧保護回路12と、逆流防止回路13と、高温保護回路14と、を有している。この過電圧保護回路12は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときにバッテリー6の充放電を停止する機能を有する。また、逆電流防止回路13は、出力側コネクタ8に接続された携帯端末18(図6参照)からバッテリー6への電流の流れを防止する機能を有する。さらに、高温保護回路14は、温度センサ10から入力される検出値に基づいてバッテリー6の充放電を停止する機能を有する。なお、上記回路12、13、14の機能は、ソフトウェアの処理により実行されてもよいし、ハードウェアの構成により実行されてもよし、両者の組み合わせであってもよい。
(2)システム手帳の作用
次に、上記構成のシステム手帳1の作用について説明する。上記システム手帳1のバッテリー6を充電する場合には、複数の充電形態から選択することができる。これら複数の充電形態としては、図5(a)に示すように、太陽電池5で太陽光等の光エネルギーを電力に変換して、太陽電池5からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。また、図5(b)に示すように、入力側コネクタ7とパーソナルコンピュータ16とを接続ケーブルで接続し、パーソナルコンピュータ16からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。さらに、図5(c)に示すように、入力側コネクタ7とコンセント17とを接続ケーブルで接続し、コンセント17からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。
次に、上記構成のシステム手帳1の作用について説明する。上記システム手帳1のバッテリー6を充電する場合には、複数の充電形態から選択することができる。これら複数の充電形態としては、図5(a)に示すように、太陽電池5で太陽光等の光エネルギーを電力に変換して、太陽電池5からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。また、図5(b)に示すように、入力側コネクタ7とパーソナルコンピュータ16とを接続ケーブルで接続し、パーソナルコンピュータ16からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。さらに、図5(c)に示すように、入力側コネクタ7とコンセント17とを接続ケーブルで接続し、コンセント17からバッテリー6に充電する形態が挙げられる。
一方、図6に示すように、上記システム手帳1のバッテリー6から携帯端末18(例えば、携帯電話、音楽プレーヤー、ゲーム機等)に充電する場合には、出力側コネクタ8と携帯端末18とを接続ケーブルで接続し、バッテリー6から携帯端末18に充電する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のシステム手帳1によると、出力側コネクタ8に接続された携帯端末18に対してバッテリー6から充電可能とされるとともに、バッテリー6に対して、太陽電池5、入力側コネクタ7に接続されたパーソナルコンピュータ16、及び入力側コネクタ7に接続されたコンセント17から充電可能とされているので、出力側コネクタ8を介して様々な携帯端末18への充電が可能とされる。また、入力側コネクタ7を介して様々な環境下で内蔵バッテリー6への充電が可能とされる。例えば、外出中には太陽電池5によりバッテリーに充電でき、オフィス等の室内ではパーソナルコンピュータ16やコンセント17からバッテリー6に充電できる。
以上より、本実施例のシステム手帳1によると、出力側コネクタ8に接続された携帯端末18に対してバッテリー6から充電可能とされるとともに、バッテリー6に対して、太陽電池5、入力側コネクタ7に接続されたパーソナルコンピュータ16、及び入力側コネクタ7に接続されたコンセント17から充電可能とされているので、出力側コネクタ8を介して様々な携帯端末18への充電が可能とされる。また、入力側コネクタ7を介して様々な環境下で内蔵バッテリー6への充電が可能とされる。例えば、外出中には太陽電池5によりバッテリーに充電でき、オフィス等の室内ではパーソナルコンピュータ16やコンセント17からバッテリー6に充電できる。
また、本実施例では、制御部9が、過電圧保護回路12と、逆流防止回路13と、高温保護回路14と、を有するので、過電圧保護回路12により、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときにバッテリー6の充放電が停止され、逆流防止回路13により、出力側コネクタ8に接続された携帯端末18からバッテリー6への電流の流れが防止され、高温保護回路14により、温度センサ10から入力される検出値に基づいてバッテリー6の充放電が停止される。よって、バッテリー6の損傷を防ぎ、安全に使用することができる。
また、本実施例では、太陽電池5、バッテリー6及び制御部9が、カバー部2の表面側にその表面方向に並設され、入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8が、カバー部2の側縁側に設けられているので、カバー部2の薄肉化を図り得るとともに、各コネクタ7、8の使用性を高めることができる。
また、本実施例では、太陽電池5が、カバー部2の表面側の中央部に露出して設けられ、バッテリー6及び制御部9が、カバー部2の表面側の太陽電池5の下方に内蔵され、入力側コネクタ7及び出力側コネクタ8が、カバー部2の側縁側の太陽電池5の下方に設けられているので、カバー部2の更なる薄肉化を図るとともに、各コネクタ7、8の使用性を更に高めることができる。
さらに、本実施例では、入力側コネクタ7がUSBコネクタであり、本実施例では、太陽電池5が単結晶シリコン型太陽電池であり、バッテリー6がリチウムポリマバッテリーであるので、より様々な環境下でバッテリー6への充電が可能となるとともに、太陽電池5の交換効率を高めることができ、更にバッテリー6の軽量化及び小型化を図ることができる。
さらに、本実施例では、カバー部2の表面に、紫外線を遮断する被覆層2aが積層されているので、紫外線によるカバー部2の劣化を抑制することができる。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例において、太陽電池5によるバッテリー充電、パーソナルコンピュータ16によるバッテリー充電、及びコンセント17によるバッテリー充電のうちの1種を選択して実施してもよいし、2種以上を組み合わせて選択して実施してもよい。
さらに、上記実施例では、単一の入力側コネクタ7を例示したが、これに限定されず、例えば、複数の入力側コネクタを設けるようにしてもよい。また、上記実施例では、単一の出力側コネクタ8を例示したが、これに限定されず、例えば、複数の出力側コネクタを設けるようにしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本考案を限定するものと解釈されるものではない。本考案を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本考案の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本考案の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本考案の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本考案をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本考案は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本考案は上記で詳述した実施形態に限定されず、本考案の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
各種の携帯端末に充電可能なシステム手帳として広く利用される。
1;システム手帳、2;カバー部、2a;被覆層、3;バインダー部、4;用紙、5;太陽電池、6;バッテリー、7;入力側コネクタ、8;出力側コネクタ、9;制御部、10;温度センサー、12;過電圧保護回路、13;逆流防止回路、14;高温保護回路、16;パーソナルコンピュータ、17;コンセント、18;携帯端末。
Claims (7)
- カバー部と、該カバー部の内側に設けられ用紙を綴り込み可能なバインダー部と、を備えるシステム手帳であって、
前記カバー部には、太陽電池と、該太陽電池に電気的に接続されたバッテリーと、該バッテリーに電気的に接続された入力側コネクタ及び出力側コネクタと、前記バッテリーの充電制御を司る制御部と、が設けられ、
前記出力側コネクタに接続された携帯端末に対して前記バッテリーから充電可能とされるとともに、前記バッテリーに対して、前記太陽電池、前記入力側コネクタに接続されたパーソナルコンピュータ、及び前記入力側コネクタに接続されたコンセントから充電可能とされていることを特徴とするシステム手帳。 - 前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有する請求項1記載のシステム手帳。
- 前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられている請求項1又は2に記載のシステム手帳。
- 前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられている請求項3記載のシステム手帳。
- 前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーである請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム手帳。
- 前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシステム手帳。
- 前記制御部は、予め設定された設定値を超える過電圧を検知したときに前記バッテリーの充放電を停止する過電圧保護回路と、前記出力側コネクタに接続された携帯端末から前記バッテリーへの電流の流れを防止する逆流防止回路と、温度センサから入力される検出値に基づいて前記バッテリーの充放電を停止する高温保護回路と、を有し、
前記太陽電池、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側にその表面方向に並設され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側に設けられており、
前記太陽電池は、前記カバー部の表面側の中央部に露出して設けられ、前記バッテリー及び前記制御部は、前記カバー部の表面側の該太陽電池の下方に内蔵され、前記入力側コネクタ及び前記出力側コネクタは、前記カバー部の側縁側の該太陽電池の下方に設けられており、
前記入力側コネクタはUSBコネクタであり、前記太陽電池は単結晶シリコン型太陽電池であり、前記バッテリーはリチウムポリマバッテリーであり、
前記カバー部の表面には、紫外線を遮断する被覆層が積層されている請求項1記載のシステム手帳。
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JP2011006996U JP3173543U (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | システム手帳 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105711287A (zh) * | 2016-04-26 | 2016-06-29 | 刘新明 | 手机无线充电笔记本 |
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