JP3173154U - 防水読書袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室内で本を読んだり、電子機器を使用したりすることができる防水読書袋を提供する。
【解決手段】内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋2に、庇を上方に備えた防水開閉手段3と取手と、細い先端部を備えた誘電性の手袋状の柔軟質凹部4を設ける。上面からタッチ操作する位置に電子機器等を維持するケーシング7を上面内側に備えている。
【選択図】図4

Description

本考案は、高温多湿の浴室内や雨の降る野外等の水がかかる状況下でも本、雑誌等の書籍、書類を指先でページめくり読むことや、高機能携帯電話(タブレット端末やスマートフォン)等の電子機器にタップ動作をして閲覧できる防水読書袋に関するものである。
入浴時やサウナ、海、湖、プールの周辺、で読書を楽しみたい、あるいは高機能携帯電話等の電子機器を使用し閲覧したいというニーズは高い。
しかし、浴室内ほか雨天時など水や砂のある環境では、紙の書籍は濡れてしまい、汚れが付き、電子機器では機器内に水蒸気が侵入し、水滴が付着し、あやまって水中に落とすこともある。
そこで、防水透明袋に本や機器を入れて防水しながら、読書するとか、袋に入れて濡れないように作業をするというかたちは公然とではないにしろ、家庭内では行われているようである。
従来の防水機能を有する読書袋は、形状は様々であるが総じて防水透明袋の中に書籍や電子機器を入れて見るというものである。
また、高機能携帯電話は、台風などで雨足の強い天候状況下において、雨中での通話行為や災害救助にあたる際に情報伝達機能機器として使用することもある。
また、悪天候の野外では雨水や泥がつくこともあり、水のある環境では書籍、書類や高機能携帯電話をそのまま使用すると毀損や故障の原因になる。
書籍や電子機器を防水するには、書籍の紙素材を水にぬれても破損しない耐水紙や耐水印刷にするとか、防水機器として開口部分を水密に閉塞するなどの例えば特許文献1のように本体自体の耐水構造がある。
それでもすべての書籍や電子機器を耐水化することは難しく、通常は生活防水程度で販売されるものが少なくない。
携帯電話等の防水ケースでは特許文献2のような「携帯用防水ケ―ス」が散見できる。
実用新案登録第3069563号「携帯用防水ケ―ス」公報 特開2004−358181「カメラ付携帯電話の防水ケース」公報
従来、浴室で本を読む場合など、通常の防水機能を備えた例えば透明袋ケースに書籍類等を入れて読書する方法で、書籍や書類を閲覧することはできる。しかし、単に透明袋の入れて読むのは使い勝手はよくなく、又近時は本に代わる電子書籍となっているタブレット端末(タブレット型PC)タイプの高機能携帯電話を浴室で透明ケースに入れて使用するときもタッチパネルを操作しにくいなどの課題がある。
又、透明袋や透明ケースにおいて、紙製の本と電子書籍とも読めるような構成の透明袋や読書透明ケースの先例は知見できない。
透明袋内で本をめくるための道具や構成も案出されてはいるが、静電気や電通性への対応や予測はなく、電子機器との併用を考慮したケースはない。
電子書籍時代になっても、本をめくって読書することの楽しみは不可欠なものであり、本を開いて読めるケースと電子機器のタッチパネル(タッチPAD)操作であるタップや、タッチ、フリック、ドラッグ、ピンチ等の作業とが両方とも行える素材乃至は構成のものが要請される。
浴室や雨水等の湿気のある環境での、読書や電子読書を行うための袋ケース構造を開発して、本や雑誌をめくりやすく読みやすく、書見台としても利用でき、携帯端末等の電子機器に採用されている静電容量式タッチパネルの快適な操作性を可能にすることが本考案の課題である。
本考案は、風呂やサウナで、本や電子機器が濡れることなく安心して読めるように、上方から内部を視認可能な透明フィルム製の袋であって、その袋は本や電子機器を差し入れる出入口と空間を有し、かつ本や電子機器を傾斜した位置に保持する手段(例えば突起)を設け、庇を備えた防水開閉手段と取手を設け袋内部に突出する柔軟質凹部を設けた基本構成を開発した。
前記柔軟質凹部に電通性素材を用いるとともに、袋内側に手袋状の突起を設けて、書籍や高機能携帯電話等の電子機器を握持し、位置を安定支持することにより利便性を向上させた防水読書袋を提供する。
本考案者は、具体的課題として防水読書袋に求められる機能的でかつ書籍や高機能携帯電話を閲覧しやすい特徴を持つことを掲げ、課題の解決に臨んだ。
本考案の防水読書袋は、内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋であって、本(文庫本 単行本 週刊誌 新書版等)や小型の電子機器を入れる空間を形成している。
透明フィルムは、薄い物や、ある平面の面状を維持する程度の厚さのものから選定される。旅行用は薄く小さく、家庭風呂用では、頑丈にある程度の厚さがある透明素材が好ましい。
気密性袋は、折畳みできる素材厚さであり、面と面との稜線の形成は折曲げ線にもなる配置にしてある。
気密性袋の形状は、矩形立方体、平面底のある球体形状、平面底の楕円球体、三角傾斜立方体、枕形状、などに設計できる。
気密性袋には庇を備えた防水開閉手段と、空気栓と取手と柔軟質凹部を設けている。
防水開閉手段は、生活防水ファスナー、防水ファスナーである。
空気入孔と栓からなる空気栓は、空間を維持する空気を入れて、形態形状を保つのに有用である。
気密性袋には、その左右側に2本指、3本指、5本指等の手袋状の柔軟質凹部を設けている。
この柔軟質凹部に手を差し込み、指先で、本の頁をめくり或いは電子機器のタッピングをする。
手袋状とした柔軟質凹部は、頁めくりがしやすい細く薄手の細かい個所のタップのために指先の一部には細い硬質な先端部を形成したものも提案する。
また、防水読書袋の内部には、セットする書籍や高機能携帯電話の傾斜位置を維持する突起を形成している。傾斜面を備えた底部の突起や、本の上辺を掛ける横長突起などである。
さらに、高機能携帯電話や小型パソコンなどの電子機器を上方部に固定して維持するケーシングも形成している。
上面からタッチ操作する位置に電子機器等の物体を維持するケーシング(7)を形成したことが特徴である。
このケーシングに高機能携帯電話ほか電子機器等を差し込み安定させて、風呂でも必要なタップをして作業できる。
前記透明フィルムは、制電性、防カビ抗菌剤を含有したフィルムを用いている。
本考案の防水読書袋は、上記課題を上記構成で解決することにより、次のような技術的効果がある。
(1)本考案に係る防水読書袋は、湿気の多い浴室内で利用できる。
浴室のどこかに置いて読むとか、浴槽に浮かべて本が読め、電子書籍のタブレット端末(タブレット型PC)や電子機器も浴室で利用できる。
(2)浴槽の蓋に、載せて書見台として利用することもできる。
(3)浴室以外でも通常の書見台や枕として普通に利用できる。
(4)空気の出し入れができ、折畳みや膨らますことが容易で、持ち運びもできる。空気で保型するので、軽量で扱いやすい。
本やタブレット端末の出し入れも楽である。
(5)柔軟質の凹部を設けて手を入れることができるので、指のタッチで書籍の頁をめくることができ、電子機器のタップやタイピングも効率良くできる。
(6)開閉手段の上に庇(ひさし)を設けて、本や電子機器への水滴の付着を防止した。庇がないとファスナーや袋表面に付着した水分が、出し入れの際に本や電子機器に水滴が垂れて付着してしまうことがない。
本考案においては、気密性袋に書籍等を出し入れする開口部の防水開閉手段として、ファスナーの外側を気密性袋と同じ材質の庇で覆封する構成を採用した。
書籍等を気密性袋に入れてファスナーを閉めると、庇がファスナー全体を覆封するので、少々の雨水や泥は気密性袋内に侵入してこないし、出し入れの際に書籍等にも水が付かない。
さらに高い防水性を要する状況下での使用目的がある場合は、防水開閉手段に精度の高い防水ファスナーを採用してもよい。
さらに、本考案においては、書籍や高機能携帯電話の閲覧をしやすくするために、対象物(本等)を視線に合うように傾斜位置にセットできる工夫をした。傾斜させるために気密性袋内に突起を設けることや、防水読書袋の上面を傾斜面として形成することとした。
突起は、内部底面に傾斜部を設けたもの、内部背面に横方向の突起を設けて本又は電子機器が引っかかる突起棒を設けたものなどである。
高機能携帯電話等を突起に立てかける方法または、突起上に置く方法により高機能携帯電話の傾斜位置を維持することができるので、視認性が向上するだけでなく、一旦セットすれば手袋状柔軟質凹部に片手または両手を入れて高機能携帯電話を握持する必要がない。
また、小型の高機能携帯電話をより安定して固定するために、ケーシングを形成した。
ケーシングは、対象物である携帯電話や電子書籍タブレット端末(タブレット型PC)が入る大きさである。
気密性袋の内側にケーシングを形成して、小型の高機能携帯電話を差し込み固定すると、表面からでも、柔軟質凹部からでも片手でも操作ができる。
本考案においては、気密性袋には制電剤、防カビ抗菌剤を含有したフィルムを用いた。これにより、使用する環境が高温多湿の場所であることが多いと思われる本考案の気密性袋にカビが発生するのを抑えることができる。
また、通常のフィルム素材は摩擦により静電気が発生して、電気機器の使用に影響を与える場合があるが、本考案は制電剤を含有することにより静電気の発生を抑えて、高機能携帯電話の使用に影響をきたさないようにした。
手袋状柔軟質凹部に手を入れて使用すると、手袋状柔軟質凹部の指部分がやや太くなり、高機能携帯電話の操作性が著しく低下することがある。そこで本考案においては、手袋状柔軟質凹部の一部に細い先端部を形成することにより、高機能携帯電話の画面上の小さなアイコンでもフリックやピンチできるようにした。なお、手袋状柔軟質凹部の先端部に通電性素材を用いることにより、さらに操作性を増大させることができる。
本考案に係る防水読書袋の実施例1を示すもので、気密性袋内に書籍を入れた使用態様を示す斜視図である。 同じく本考案に係る防水読書袋の実施例2を示すもので、気密性袋内の突起に高機能携帯電話を置いた使用態様を示す斜視図である。 同じく本考案に係る防水読書袋の実施例3を示すもので、気密性袋内に書籍を入れた使用態様を示す斜視図である。 同じく本考案に係る防水読書袋の実施例4を示すもので、気密性袋内の突起に高機能携帯電話を入れ、ケーシング内に高機能携帯電話を入れた使用態様を示す斜視図である。 同じく本考案に係る防水読書袋の実施例5を示すもので、2室のうちの1室の気密性袋内に高機能携帯電話を入れた使用態様および手袋状柔軟質凹部の先端部を示す斜視図である。
次にこの考案の実施形態を説明する。
図1乃至図5に示すものは、異なる実施形態の実施例1〜5で、各部の構造を示すものである。
図1は本考案に係る防水読書袋(1)の実施例1を示すもので、気密性袋(2)内に書籍を入れた使用態様を示す斜視図である。
防水読書袋(1)の実施例1は、上方から内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋(2)であって、その気密性袋(2)は本や電子機器を差し入れる出入口と空間を有し、庇(31)を備えた防水開閉手段(3)と取手(8)を設け気密性袋(2)内部に突出する手袋状の柔軟質凹部(4)を設けた構成である。
前記柔軟質凹部(4)は、電通性素材を用いるとともに、気密性袋(2)の内側に柔軟な素材で耐水使用耐久性のある素材の5本指の手袋状部を設けてあり、この部分に手を差し込むことで、本、書籍や高機能携帯電話等の電子機器を握持し、位置を安定保持することができる。
5本指等の手袋状の柔軟質凹部(4)=手袋状部は、気密性袋(2)の左右側面に内部に向かって設けている。
手袋状の柔軟質凹部(4)は、透明ポリプロピレンシート製である。尚、ゴム製や塩化ビニール製でも作成できる。
手袋状の柔軟質凹部(4)は、本の頁をめくるために滑らない素材で、かつ指先は誘電体として指がタッチパネルに近づく/タッチすることで起こる現象を検出するものなので、タッチパネル操作に支障のない細い先端部(41)で誘電性の素材から作成される。
この柔軟質凹部(4)に手を差し込み、指先で、本の頁をめくり或いは電子機器のタッピングをすることができる。
手袋状とした柔軟質凹部(4)は、頁めくりがしやすい細く薄手で、指先の一部には細い先端部(41)を形成している。
内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋(2)は、実施例1では、矩形立方体(長方体)で、本(文庫本 単行本 週刊誌 新書版等)や小型の電子機器を入れる容積のある空間を形成している。
実施例1は、A4版の大きさの本が入る大きさである。
透明フィルムは平面の面状を維持する程度の厚さのものから選定されている。
ある程度の厚さがある透明素材が好ましい。
実施例1は透明塩化ビニールシートを裁断し熱溶着して矩形に作製している。
なお、浴室使用で、耐熱変形性や耐洗剤性(浴室で使用する風呂用洗剤やシャンプー洗剤)が要請されるが、通常の使用では、塩化ビニール系、ポリエチレン系、ナイロン系、フェノール樹脂系などから選択できる。
気密性袋(2)は、折畳みできる素材厚さであり、面と面との稜線の形成は折曲げ線にもなる配置にしてある。
気密性袋(2)には庇を備えた防水開閉手段(3)と、空気栓(5)と取手(8)とを設けている。
防水開閉手段(3)は、ファスナーである。この開口部が出入口となる。
空気入孔と栓からなる空気栓(5)は、ある程度の空間を維持する空気を入れて、形態形状を保つ。
空気栓(5)から口で空気を入れることができるし、開口部を開いて空中で振れば空気を取り込むことも可能であり、簡易空気入器でも可能である。
空気量は、表面の平坦な面から本が判読できる程度であればよい。
使用に際しては、まず気密性袋(2)に防水開閉手段(3)の入口から書籍等を入れ、その状態でも空気が入り上面から本が読めるときはそのままに、空気が不足のときは、次に気密性袋(2)の外側に設けられた空気栓(5)から、気密性袋(2)内に空気を注入して、全体が適度の保型と弾力性を有するまで膨らませる。
浴室等に移動し、読書するときは、本をセットした防水読書袋(1)を持ち込み、浴室内で濡れた手でも、使用者は気密性袋(2)内側に向かってのびた手袋状柔軟質凹部(4)に手を入れて気密性袋(2)内の書籍をつかむことができ、頁めくりができる。
本は、濡れることなく、自由に読める。
図1の実施例1では、A4版の書籍を広げた場合を想定していて、空気を入れた状態の気密性袋(2)の外形寸法を幅50cm、奥行35cm、高さ32cmとした。もとよりこの寸法はあくまで一例である。
書籍をめくるのに適したスペースあるいは、高機能携帯電話の画面を操作するのに適したスペースであれば、この寸法や形状に限定されるものではない。
次に、気密性袋(2)に形成された庇(31)と防水開閉手段(3)について説明する。
庇(31)は気密性袋(2)の上端に形成された防水開閉手段(3)の外側に上方の位置で横方向にテープ状に形成されたものである。
防水開閉手段(3)を上から覆いかぶさって気密性袋(2)内に水が浸入するのを防ぐ。
1週間に数回浴室で読み、時には寝室で読んだ本の濡れ具合を、庇(31)の有無で比較すると、庇(31)が無いものは、いつしか濡れてしまっているが、
庇(31)があると、ファスナー入口付近に水滴が付かない為、本が濡れることが少ない効果がある。
庇(31)がある構成が、濡れ防止上有効である。
また、気密性袋(2)の素材は制電剤及び防カビ抗菌材を含有した視認可能な0,8mmの厚さの塩化ビニール系透明フィルムを採用した。
防カビ抗菌材を含有させたのは、高温多湿な浴室内での使用を繰り返しても、気密性袋(2)にカビを発生させず、清潔に維持するためである。
制電剤を含有させたのは、静電気で高機能携帯電話の機能に支障をきたさないためである。
次に図2に示す実施例2について、特に気密性袋(2)内に形成された突起(6)について説明する。
図2は本考案に係る防水読書袋(1)の実施例2を示すもので、全体外観を読書台或いは書見台としても使用できる形状で、側面視三角形の矩形立方体の気密性袋(2)で、背面に防水開閉手段(3)と、側面に手袋状柔軟質凹部(4)を設け、空気栓(5)と前方に取手(8)を設け、気密性袋(2)内に突起(6)を設けた構成である。
図2は、気密性袋(2)内の突起(6)上に高機能携帯電話を置いた使用態様を示す斜視図である。
図2の実施例2では、防水の保護対象を高機能携帯電話や比較的小さな本にした場合を想定していて、空気を入れた状態の気密性袋(2)の外形寸法を幅25cm、奥行28cm、高さ15cmとした。
図2に示す突起(6)は、弾性を有する合成樹脂例えばウレタン系発泡合成樹脂で構成され、気密性袋(2)内の略中央部に貼り付け形成された傾斜面を有した台状の形態である。
広げた書籍や高機能携帯電話を前記の傾斜面上に置くと、浴室の蓋や棚に置いて、使用者が閲覧するのに適した角度を保つことができる。
突起(6)の傾斜角度はおおよそ20度が好適である。
滑止(61)は突起(6)の傾斜面に敷設したゴム材質であって、傾斜面に高機能携帯電話を置いた時に滑らないようにしたものである。
また、図3は同じく本考案に係る防水読書袋(1)の実施例3を示すもので、気密性袋(2)内に書籍を入れた使用態様を示す斜視図である。
図3の実施例3では、文庫サイズの本を広げた場合を想定していて、空気を入れた状態の気密性袋(2)の外形寸法を幅22cm、奥行27cm、高さ18cmとした。
実施例3で示す突起(6)のひとつは、気密性袋(2)の背面の一部を浮き出し形成した掛突起(6)である。
書籍の背表紙の一部をこの突起(6)にもたれかからせることにより、書籍を読書に適した傾斜角度に維持することができる。
このように、気密性袋(2)には、内部に差し入れセットする本等の傾斜位置を維持する傾斜面を有する突起(6)或いは傾斜位置を維持する掛突起(6)の両方或いは一方が形成してある。
突起(6)を底面から浮き出しにして傾斜面を形成するときは、型加熱成形で粗面或いは蛇腹状に形成する。
図4は同じく本考案に係る防水読書袋(1)の実施例4示すもので、実施例1の構成の気密性袋(2)の上面内側に、その上面を通して見ることができる差し込み袋であるケーシング(7)を形成したものである。
上面からタッチ操作する位置に電子機器等の物体を維持するケーシング(7)を形成したことを特徴とする。
従って、電子機器はそのモニターと気密性袋(2)の上面とは接触する位に近接して収納されるように、ケーシング(7)は10〜15mm位の電子機器の厚さに適応する空間を形成している。
ケーシング(7)は、端の方に形成したものを示しているが、その位置は中央でもよく、又大きさは携帯電話大やタブレット端末大でもよい。
ケーシング(7)は、気密性袋(2)の上面の下に付設された透明の内側シートで構成される袋体である。
図4は、高機能携帯電話を入れて操作できる空間があり、前記ケーシング(7)を上面内側に設けることを示し、このケーシング(7)内に電子機器を入れた使用態様を示す斜視図である。
図4で示す実施例4では、防水の保護対象を高機能携帯電話に適する場合を想定していて、空気を入れた状態のケーシング(7)は外形寸法を幅25cm、奥行15cm、高さ15cmとした。
ケーシング(7)は気密性袋(2)内側に設けられた袋状のケースで、高機能携帯電話の画面側の面が気密性袋(2)内側に当接されているとともに、高機能携帯電話をややきつめに差し込み囲繞する構成である。
ケーシング(7)が高機能携帯電話を視認できる状態で支持して固定するので、その画面(タッチパネル)のアイコンを気密性袋(2)の外部上面から片手でも操作ができて利便性が高い。
なお、実施例4では防水開閉手段(3)に防水ファスナーを用いている。
防水ファスナーは若干効果であるがこれを用いれば、気密性袋(2)の防水性が一層向上する。庇(31)は設けた方が好ましいが、図面上は省略している。
図5は同じく本考案に係る防水読書袋(1)の実施例5を示すもので、実施例3の構成の側面視三角形の矩形立方体の気密性袋(2)を2つ連結し組み合わせ長方体の矩形にした形態である。
矩形立方体の気密性袋(2)の相互の接触底面が傾斜面となるので、傾斜底面の化工が不要になる製造上のメリットがある。
図5は、2室のうちの1室の気密性袋(2)内に高機能携帯電話を入れた使用態様を示し、手袋状柔軟質凹部(4)の先端部(41)を拡大して示す斜視図である。
図示したとおり、実施例5では、気密性袋(2)を2室設けている。
このように、気密性袋(2)を複数設けることにより一方には書籍、他方には高機能携帯電話やタブレット端末(タブレット型PC)を入れて使用することもできる。
傾斜面をもつ書見台、読書台として使用することができるほか、浴室等の湿った環境で、水に濡らさないで、読書や電子機器の操作が両方できる。
実施例5では、柔軟質凹部(4)を手袋状として形成し、手袋状部の指先の先端部(41)は通電性を有する素材で形成している。
柔軟質凹部(4)の先端部(41)は、手を手袋状柔軟質凹部(4)に入れたときにちょうど指先に当接する箇所であって、細い指先突起形状になっている。
先端部(41)を設けたのは、高機能携帯電話の画面上の小さなアイコンでもフリックやピンチなどの操作をしやすくするためである。
なお、実施例5では先端部(41)を親指および人差し指の部分に設けたが、例示したものであり、これに限定されるものではない。
高機能携帯電話やタブレット端末を操作するには、先端部(41)の寸法は5mm四方以下の小さい位が使い勝手がよい。
図中イヤホンコード用防水栓(9)は、気密性袋(2)に設けられた防水性の栓であって、イヤホン等のコードを通すことができる。
本考案の各実施例1〜5では防水読書袋(1)本体を持ち運びしやすくするために、取手(8)を設けた。
この取手(8)を設けることは、片手で運べることであり、浴室等では両手がふさがることは危険でもあり、取手で持てる構成にしたことは実用性が一挙に向上する。
図1で図示した実施例1の取手(8)はテープ状でその両端を気密性袋(2)の外側に接着したものである。
取手(8)は、書籍や高機能携帯電話の画面の視認性を妨げない程度の寸法と箇所を考慮して配設するのが好ましい。
図2乃至図3で図示した実施例2、実施例3の取手(8)は気密性袋(2)の鋭角により薄手になった箇所の表面と裏面を貫通する孔形状であって、その径はおおよそ人の手のひらほどとした構成である。
取手(8)は持ち手としての使用はもちろん、S字フックに引っかけて天日干しや収納する際にも使用できる。
本考案の防水読書袋は、家庭用風呂や温泉の露天風呂など水気のある環境で、本や電子機器を濡らすことなく読書や電子機器の使用ができるものである。
しかも適正位置に本や電子機器を置けるので、使い勝手がよい。
家庭浴室用、浴槽用の防水読書袋としての利用のほか、温泉やジャグジーバス、海浜レジャー、ホテルの入浴用グッズ、災害時の悪天候時の操作ボックス、船舶備品など、用途は多岐に発展できる。
1 防水読書袋
2 気密性袋
3 防水開閉手段
31 庇(ひさし)
4 手袋状柔軟質凹部
41 先端部
5 空気栓
6 突起
62 滑止
7 ケーシング
8 取手
9 コード用防水栓

Claims (4)

  1. 内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋(2)であって、庇(31)を備えた防水開閉手段(3)と取手(8)と左右側面に柔軟質凹部(4)を設けた防水読書袋。
  2. 内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋(2)であって、庇(31)を上方に備えた防水開閉手段(3)と空気栓(5)と取手(8)と細い先端部(41)を備えた誘電性の手袋状の柔軟質凹部(4)を設け、前記気密性袋(2)の内部に差し入れセットする本等の傾斜位置を維持する傾斜面を有する突起(6)を形成したことを特徴とする防水読書袋。
  3. 内部を視認可能な透明フィルム製の気密性袋(2)であって、庇(31)を上方に備えた防水開閉手段(3)と空気栓(5)と取手(8)と細い先端部(41)を備えた誘電性の手袋状の柔軟質凹部(4)を設けた防水読書袋(1)において、上面からタッチ操作する位置に電子機器等を維持するケーシング(7)を上面内側に形成したことを特徴とする防水読書袋。
  4. 前記透明フィルムは、制電剤、防カビ抗菌剤を含有したフィルムを用いたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の防水読書袋。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160003631U (ko) * 2015-04-10 2016-10-19 박태진 휴대전자기기용 방수 거치함
KR102157960B1 (ko) * 2019-04-09 2020-09-18 황주하 욕조용 방수 미디어 보드

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