JP3172773U - 噴霧式防犯装置 - Google Patents

噴霧式防犯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3172773U
JP3172773U JP2011004043U JP2011004043U JP3172773U JP 3172773 U JP3172773 U JP 3172773U JP 2011004043 U JP2011004043 U JP 2011004043U JP 2011004043 U JP2011004043 U JP 2011004043U JP 3172773 U JP3172773 U JP 3172773U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
crime prevention
prevention device
spray
type crime
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011004043U
Other languages
English (en)
Inventor
松男 蔦
Original Assignee
株式会社ツタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ツタ filed Critical 株式会社ツタ
Priority to JP2011004043U priority Critical patent/JP3172773U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172773U publication Critical patent/JP3172773U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】不法侵入者の犯行を阻止し撃退して、さらに犯行の証拠を残させる噴霧式防犯装置を提供する。
【解決手段】物入れの扉、部屋の扉、倉庫の扉、建物の出入り口または通路に配置され、圧縮した気体を収容するガスボンベ32と、粉末16を収納する粉溜まり36と、自動制御されるバルブ34とを備える。バルブ34の開栓により、ガスボンベ32から噴出するガスを粉末16に吹き付けて、粉末16をノズル38から噴射させる噴霧器と、自動または手動によりバルブ34を開栓させる制御装置12を備える。
【選択図】図5

Description

本考案は、不法侵入者を撃退し犯行の証拠を残させることができる噴霧式防犯装置に関する。
不法侵入者が逃走するときに、建物の出入り口で自動的に着色インクを噴射する装置が開発されている(特許文献1参照)。また、逃走する経路で、係員の操作により、不法侵入者にインクを噴射する装置も開発されている(特許文献2参照)。
特開平6−176277号公報 特開2001−101536号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
商品を奪って逃走する犯人に着色インクを噴射すると、犯人だけでなく、周辺の建造物や商品にもインクが付着して、商品を駄目にしてしまうことがある。また、近くを通りがかった他人にも、インクが付着して迷惑をかけることがある。さらに、例えば、金庫をこじ開けた犯人に対してインクを噴射しても、必ずしも犯行を阻止することはできない。
上記の課題を解決するために、本考案は、不法侵入者の犯行を阻止し撃退して、さらに犯行の証拠を残させることができる噴霧式防犯装置を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
物入れの扉、部屋の扉、倉庫の扉、建物の出入り口または通路に配置され、圧縮した気体を収容するガスボンベと、粉末を収納する粉溜まりと、自動制御されるバルブを備え、前記バルブの開栓により、前記ガスボンベから噴出するガスを前記粉末に吹き付けて、前記粉末をノズルから噴射させるものであって、自動または手動により前記バルブを開栓させる制御装置を備えたことを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成2〉
構成1に記載の噴霧式防犯装置において、前記ノズルは、粉末が煙幕状に広角に噴射することを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成3〉
構成1または2に記載の噴霧式防犯装置において、粉末に、蛍光塗料が混入されていることを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成4〉
構成1乃至3のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、粉末を、床面に向かって噴射することを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成5〉
構成1乃至4のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、前記制御装置は、侵入者の居る部屋に粉末を噴射すると同時に、侵入者の逃走経路に粉末を噴射するように、複数のバルブを制御することを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成6〉
請求項1乃至5のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、前記制御装置は、商品に固定されたタグから受信する信号強度の変化を検出して前記バルブを開栓させることを特徴とする噴霧式防犯装置。
〈構成1の効果〉
粉末を噴射すると、霧状に一定時間一定範囲の視野を塞ぐので、防犯効果が高い。インクと比較すると、商品を汚したりせず、清掃も容易である。粉末は液体塗料よりも長期間保存でき、性能低下のおそれも少ない。犯人以外の周囲の者に付着しても、実害が少ない。さらに、犯人の体や衣服にしっかりと付着するので、犯人を特定する機能が十分ある。また、現場に明瞭な足跡が残る。従って、犯人捜査に有効な機能を発揮する。
〈構成2の効果〉
煙幕状に噴射されると、周囲が見えなくて、その場を立ち退かざるをえない。従って、防犯と撃退効果がある。
〈構成3の効果〉
蛍光塗料を含む粉末を使用すると夜間でも、粉末が付着した犯人を識別できる。また、足跡もはっきり分かる。
〈構成4の効果〉
粉末を床面に向かって噴射すると、侵入者の足下に広がるから、足跡を明瞭に残すことができる。
〈構成5の効果〉
同時に複数箇所に粉末を噴射して、逃走経路全体に煙幕状に粉末が噴射されると、逃げ場を見失わせることができる。また、逃走中に体全体に粉末が付着する。
〈構成6の効果〉
商品に、電波を送信するタグを固定しておく。そのタグから受信する信号強度の変化を検出すれば、商品棚から商品が奪われたときや商品を抱えて逃走中に、近くに配置された制御装置がバルブを開栓することができる。
実施例1の噴霧式防犯装置10を示す説明図である。 粉末を床面に向かって噴射する例を示す斜視図である。 実施例3の噴霧式防犯装置10を示す建物の平面図である。 侵入者の状態説明図である。 噴霧式防犯装置10の具体的な内部構造を示す説明図である。 実施例5の装置の斜視図である。 実施例5の変形例を示す説明図である。
以下、本考案の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1の噴霧式防犯装置10を示す説明図である。
この噴霧式防犯装置10は、例えば、物入れの扉、部屋の扉、倉庫の扉、建物の出入り口あるいは通路等に配置される。そして、例えば、侵入者18が無理に金庫を開けたような場合に図示しない警報が鳴り、同時に噴霧式防犯装置10が作動して、金庫のある部屋に粉末16を噴出する。粉末16が煙幕状に広角に噴射され、部屋全体に立ちこめて、侵入者18の視野を塞ぐ。宝石等を掴み取って逃げることも出来なくなる。
さらに、粉末は、侵入者18の衣服や体全体に粉末16が付着する。粉末は第3者が手を触れても害のない素材がこのましく、例えば、小麦粉でもよいし、石灰でもよいし、炭酸カルシウム等であってもよい。吸湿性の無いものならば、保存性もよい。普段はあまり手を触れないような材料が含まれていると、粉末が付着した者を侵入者と判定できる。例えば、粉末に蛍光塗料が混入されていると、夜間でも、粉末が付着した犯人を識別できる。また、足跡もはっきり分かるという効果がある。
図2は、粉末を床面に向かって噴射する例を示す斜視図である。
図のように、噴霧器14は当初から床面を向いている。通常、犯行に使用する道具は床に置く。また、盗品を運ぶ鞄等も床に置く。従って、粉末を床面に向かって噴射することで、主要なものに一気に粉末16を付着させることができる。また、足20や靴に多量の粉末16が付着すると、靴跡22も明瞭に残るという効果もある。
図3は実施例3の噴霧式防犯装置10を示す建物の平面図である。
この実施例では、建物の居室24と廊下28とエントランス30にそれぞれ噴霧器14が配置されている。例えば、居室24に配置された噴霧器14が作動すると、居室24全体に粉末16が煙幕状に噴射される。廊下28やエントランス30についても同様である。居室24で侵入者18の侵入が検知され、侵入者18が金庫26を無理に開けようとしたとき、図示しない警報装置が作動する。
そのとき、居室24に配置された14が作動し、同時に、廊下28に配置された14が作動し、エントランス30に配置された14も作動する。従って、侵入者の逃走経路に全体に一気に粉末16を噴射することになる。噴射された粉末16は、侵入者18が逃走する時間中は、空中にただよっており、煙幕の役割を果たす。従って、侵入者18の逃走経路を見失わせることができる。さらに、図4に示したように、逃走中に体全体に粉末16が付着するので、その後靴後22に基づいて犯人を確実に特定できる。
図5は、噴霧式防犯装置10の具体的な内部構造を示す説明図である。
この装置は、図5(a)に示すように、圧縮した気体を収容するガスボンベ32と、粉末16を収納する粉溜まり36と、自動制御されるバルブ34とを備える。図5(b)に示すように、粉溜り36には、粉末16が詰め込まれており、バルブ34を通じて圧縮したガスが吹き込まれる構成になっている。また、粉溜り36には、ノズル38が設けられており、粉溜り36からノズル38へ向かう通路は蓋40により塞がれている。バルブ34の開栓により、ガスボンベ32から噴出するガスを粉末16に吹き付けて、粉末16をノズル38から噴射させる。蓋40は、ガスの圧力で破られて、粉末16がノズル38を通じて外部に噴出する。
図5(c)に示すように、バルブ34は、制御装置12に接続されている。制御装置12は、例えば、防犯装置に接続されている。そして、防犯装置が作動すると自動的に制御装置12を開栓させる。また、制御装置12は、係員の操作する警報スイッチに接続されている。こうして、自動または手動によりバルブ34を制御する。粉末は、インクと比較すると、商品を汚したりせず、清掃も容易であるという効果がある。以上の構成により、不法侵入者の犯行を阻止し撃退して、さらに犯行の証拠を残させることができる。
図6は実施例5の装置の斜視図である。
図の装置は、商品44を陳列するための商品陳列棚42に内臓されている。その内部機構を図の右側に示した。全体の概略構成は既に説明した実施例のものと同様である。制御装置12は、例えば、近接センサや静電センサ等により、商品44の存在する状態で電気的に安定状態を保持している。そして、制御装置12の動作を停止させないで商品44を突然取り去ると、上記の安定状態が崩れる。これを制御装置12が検出して、ガスボンベ32のバルブを開くようにする。
制御装置12もガスボンベ32も商品陳列棚42の中に組み込んでおく。商品陳列棚42の側壁には粉末16を噴出させるための開口が設けられている。従って、不法侵入者が商品44を奪い去ろうとすると、粉末16が侵入者の衣服等に付着する。同時に周辺に粉末16が霧状にたちこめて、他の商品を物色できなくなる。
図7は、実施例5の変形例を示す説明図である。
なお、商品44にICタグを固定しておき、そのタグ44の送信する電波を制御装置12が受信するようしてもよい。制御装置12がタグ44から受信できる電波の強度が変化したときに、ガスボンベ32のバルブを開くとよい。
また、図7に示すように、ゲートや通路48の部分にガスボンベ32を配置しておき、ICタグを固定した商品44を持った侵入者が通ったときに、制御装置12がタグ44から受信する電波の強度変化を検出して、ガスボンベ32のバルブを開くようにする。係員は、商品を正規に販売したとき、このタグ44を取り外す。高額の商品にのみ、制御装置12と通信をする商品44を固定しておけば十分である。
以上説明した本考案の装置は、粉末を使用するので、インクを噴出する既知の装置に比べて掃除がし易く商品を著しく汚損することがない。もちろん、商品によっては粉末が付着したことにより錆を発生するようなものもあるが、これは粉末の材料を選択することで解決できる。インク等に比べて、微量に各所に付着して残るため、犯人を特定するのに役立つという効果もある。しかも、目に入ると目を開けていられなくなるといった効果も期待できる。
10 噴霧式防犯装置
12 制御装置
14 噴霧器
16 粉末
18 侵入者
20 足
22 靴跡
24 居室
26 金庫
28 廊下
30 エントランス
32 ガスボンベ
34 バルブ
36 粉溜り
38 ノズル
40 蓋
42 商品陳列棚
44 商品
46 タグ
48 ゲートや通路
そのとき、居室24に配置された14が作動し、同時に、廊下28に配置された噴霧器14が作動し、エントランス30に配置された噴霧器14も作動する。従って、侵入者の逃走経路に全体に一気に粉末16を噴射することになる。噴射された粉末16は、侵入者18が逃走する時間中は、空中にただよっており、煙幕の役割を果たす。従って、侵入者18の逃走経路を見失わせることができる。さらに、図4に示したように、逃走中に体全体に粉末16が付着するので、その後靴後22に基づいて犯人を確実に特定できる。

Claims (6)

  1. 物入れの扉、部屋の扉、倉庫の扉、建物の出入り口または通路に配置され、圧縮した気体を収容するガスボンベと、粉末を収納する粉溜まりと、自動制御されるバルブを備え、前記バルブの開栓により、前記ガスボンベから噴出するガスを前記粉末に吹き付けて、前記粉末をノズルから噴射させるものであって、自動または手動により前記バルブを開栓させる制御装置を備えたことを特徴とする噴霧式防犯装置。
  2. 請求項1に記載の噴霧式防犯装置において、
    前記ノズルは、粉末を煙幕状に広角に噴射することを特徴とする噴霧式防犯装置。
  3. 請求項1または2に記載の噴霧式防犯装置において、
    前記粉末に、蛍光塗料が混入されていることを特徴とする噴霧式防犯装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、
    前記粉末を、床面に向かって噴射することを特徴とする噴霧式防犯装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、
    前記制御装置は、侵入者の居る部屋に粉末を噴射すると同時に、侵入者の逃走経路に粉末を噴射するように制御することを特徴とする噴霧式防犯装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の噴霧式防犯装置において、
    前記制御装置は、商品に固定されたタグから受信する信号強度の変化を検出して前記バルブを開栓させることを特徴とする噴霧式防犯装置。
JP2011004043U 2011-07-13 2011-07-13 噴霧式防犯装置 Expired - Fee Related JP3172773U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004043U JP3172773U (ja) 2011-07-13 2011-07-13 噴霧式防犯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004043U JP3172773U (ja) 2011-07-13 2011-07-13 噴霧式防犯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3172773U true JP3172773U (ja) 2012-01-12

Family

ID=48000090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011004043U Expired - Fee Related JP3172773U (ja) 2011-07-13 2011-07-13 噴霧式防犯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3172773U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120325127A1 (en) Intrusion deterrence accessory device
CN205541233U (zh) 一种带有人脸识别跟踪的喷粉预警装置
US10074253B2 (en) Marker deployment
US9433811B1 (en) Portable fire protection system
US20100265066A1 (en) Actively Protecting an Area
KR20190055508A (ko) 원격 소화 설비 및 원격 방범 퇴치 설비
US5528220A (en) Anti-graffiti apparatus
JP3172773U (ja) 噴霧式防犯装置
CN104545145A (zh) 一种抗震防盗抢展示柜
CN109677489A (zh) 一种挂车货箱用的智能化消防装置
RU2016102117A (ru) Распылитель
CN211752058U (zh) 室内火灾预警灭火装置
JP2006079159A (ja) 防犯装置
US20140367407A1 (en) Personal Defense Device and Method
WO2008017592A1 (en) Atomiser apparatus comprising distance detection means
JP3110897U (ja) 防犯用塗料噴射装置
CN214762999U (zh) 一种消防用智慧应急包
US20160253893A1 (en) Vehicle for detecting chemical leakage
KR20120003995U (ko) 소화장치를 구비한 천정재
KR20130038670A (ko) 범죄예방용 최루가스 분사시스템
JP2003203278A (ja) 防犯システム
US5632341A (en) Ceiling mounted rotating fire extinguishing system
JP3142569U (ja) 犯人追跡可能防犯装置及び器具
JPH02268633A (ja) 飛来害虫の忌避方法並びにその装置
JP2001273569A (ja) 侵入者撃退装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3172773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141214

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees