JP3172292U - ソーラー一体型表示パネルシステム、およびソーラー一体型表示パネル - Google Patents

ソーラー一体型表示パネルシステム、およびソーラー一体型表示パネル Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力化、薄型化、および小型化を実現するソーラー一体型表示パネルシステムを提供する。
【解決手段】表面に第一の図柄を形成する溝210を有する透明パネル200と、該透明パネル200の周縁に配置され、溝210に向かって発光するLED230と、透明パネル200に重ね合わされ、透明パネル200を透過する入射光を電気エネルギーに変換するソーラーパネル100と充放電可能な蓄電池400と、ソーラーパネル100と蓄電池400との接続と、蓄電池400と透明パネル200との接続を切り替える制御部300とを備え、ソーラーパネル100は、表面に前記第一の図柄に相当する第二の図柄を有し、第二の図柄はソーラーパネル100の表面に形成された保護膜の膜厚を不均一にすることで形成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、広告板、案内表示版、および看板などのサインパネルであって、特にソーラー一体型表示パネルシステム、ソーラー一体型表示パネルに関する。
特許文献1には、表面側と裏面側との両方向に均一な輝度の面発光させる面発光体を有し、任意の図柄が印刷された印刷フィルムが太陽電池と面発光体との間に挟まれる光源一体型太陽電池モジュールが開示されている。この構成では印刷フィルムが昼夜を通して広告板や表示板として機能している。
特許文献2には、電源にソーラーモジュールを利用して発電し、その電力を充放電式電池に蓄電し、蓄電した電力を使用してLEDライトを要した内照式看板文字を表示するソーラー充放電式LED内照式看板が開示されている。
特許文献3には、昼間に太陽電池により発電し、その電力で蓄電池を充電し、夜間に蓄電池の電力により発光ダイオードなどの発光手段を発光させる自発光装置が開示されている。この構成では電池交換が不要であり、維持費の低減を図っている。
特開2006−66619号公報 特開2010−20152号公報 特開2005−70095号公報
しかしながら、特許文献1の面発光体は、表面側と裏面側との両方向に均一な輝度の面発光をするため、図柄表示するために必要以上の発光をしている。つまり面発光体の太陽電池と隣接している側の発光は図柄を表示させるために必要であるが、太陽電池と隣接していない側の発光は図柄の表示に関わりがないため、結果として発光光量を無駄にしており、低消費電力化が困難であるという課題がある。また本文献に記載の装置は面発光体と太陽電池と印刷フィルムとの3者を重ね合わせる構成であるため装置の薄型化が難しい。
特許文献2のLED内照式看板では図柄を表示するパネルとソーラーモジュールが別体である。このためパネルとソーラーモジュールとを組み合わせてソーラー一体型表示パネルシステムを構成する場合には、パネル部分とソーラーモジュール部分を個別に設置しなくてはならず、小型化が難しい。
特許文献3の自発光装置も、特許文献2の内照式看板と同様に図柄を表示するパネルと太陽電池が別体であるため、小型化が難しい。
そこで本考案は、低消費電力化、薄型化、および小型化を実現するソーラー一体型表示パネルシステム、およびソーラー一体型表示パネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本考案のソーラー一体型表示パネルシステムは、第一の図柄を形成する溝を表面に有する透明パネルと、前記透明パネルの周縁に配置され、前記溝に向かって発光する発光ダイオードと、前記透明パネルに重ね合わされ、前記透明パネルを透過する入射光を電気エネルギーに変換するソーラーパネルと、充放電可能な蓄電池と、前記ソーラーパネルと前記蓄電池との接続と、前記蓄電池と前記発光ダイオードとの接続を切り替える制御部とを備え、前記ソーラーパネルは、表面に形成された保護膜を有し、前記保護膜は、不均一な膜厚を有することにより、前記第一の図柄に相当する第二の図柄を形成し、前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚は、前記第二の図柄に対応しない部分における前記保護膜の膜厚と異なり、前記第二の図柄の色は、前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚に依存する。
この構成によれば、ソーラー一体型表示パネルシステムの低消費電力化、薄型化および小型化を実現することができる。
具体的には、透明パネル周縁に配置された発光ダイオードからの光は第一の図柄を構成する溝で屈折、及び反射し、第一の図柄を表示する。このため本構成の透明パネルは面全体ではなく図柄の部分のみが発光し、発光ダイオードの発光光量の大部分が図柄の表示に寄与する。したがって本構成のソーラー一体型表示パネルシステムは、従来の面発光体を用いたソーラー一体型表示パネルシステムよりも効率的に図柄を表示することができ、消費電力が小さい。
また、ソーラーパネルの表面には保護膜が形成されており、この保護膜はその膜厚により異なる色の光を反射する性質を持つ。第二の図柄はこの保護膜の膜厚を不均一にすることで形成される。つまり、第二の図柄は、図柄に対応する部分の保護膜の膜厚と、図柄に対応しない部分の保護膜の膜厚とに差を持たせることにより形成される。この構成ではソーラーパネル自身が図柄として機能する。加えて本ソーラー一体型表示パネルシステムは第一の図柄を表示する透明パネルとソーラーパネルとを重ね合わせる構成であることから、ソーラー一体型表示パネルシステムの薄型化、および小型化は容易である。
ソーラーパネルの製造工程において、前述の第二の図柄に対応する保護膜は任意の形状に形成できる。また保護膜の膜厚も任意の厚みに形成できる。したがって第二の図柄は高精細かつカラフルに形成される。さらに、この保護膜は反射する色以外の光を透過させる性質を持ち、入射光を完全には遮光しない。これにより、第二の図柄によるソーラーパネルの発電効率の低下は最小限に押さえられる。
また、この構成では本ソーラー一体型表示パネルシステムは透明パネルを発光させない期間(蓄電池を充電している期間)にはソーラーパネルの表面に形成された第二の図柄を表示する。一方で透明パネルを発光させている期間には、発光ダイオードの発光による第一の図柄を表示する。第二の図柄は第一の図柄に相当する構成であるため、昼も夜も同じ図柄を表示させることができ、昼夜を問わない広告、看板、案内板等のサインパネルとして機能する。さらに、昼間に充電した電力は夜間に利用可能なので、本ソーラー一体型表示パネルシステムは維持費が低いという利点がある。
本考案により、消費電力が低く、かつ薄型化、および小型化が容易なソーラー一体型表示パネルシステムおよびソーラー一体型表示パネルを実現することができる。
本考案の実施の形態におけるソーラー一体型表示パネルシステムの構成を示す図である。 透明パネルと発光ダイオードの配置の一例を示す図である。 パネル部の断面図である。 パネル部の断面の模式図である。 ソーラーパネルに形成された図柄の一例を示す図である。 ソーラーパネルの断面図(図5のA−A線の断面図)である。 ソーラーパネルの断面図(図5のB−B線の断面図)である。 ソーラーパネルの断面図(図5のC−C線の断面図)である。 ソーラーパネルの断面図(図5のD−D線の断面図)である。 ソーラーパネルの断面図(図5のE−E線の断面図)である。 ソーラー一体型表示パネルシステムの構成を示すブロック図である。 透明パネルの図柄と発光ダイオードの配置の変形例を示す図である。 透明パネルと発光ダイオードを一体にした場合の構成を示す図である。 LEDからの光が溝に対して角度θを持つ場合の模式図である。 ソーラーパネルの受光面の上に透明パネルの表面が配置される場合のパネル部の断面図である。 ソーラーパネルの受光面の上に透明パネルの表面が配置される場合のパネル部の断面の模式図である。 溝断面の形状が円形である構成を示す図である。 溝断面の形状が四角形である構成を示す図である。 溝断面を加工し、光を乱反射する構成を示す図である。 溝へ透明パネルと屈折率の異なる材料などを充填する構成を示す図である。 溝へ光を乱反射する材料などを充填する構成を示す図である。 溝へ光を乱反射する材料などを塗布する構成を示す図である。 LEDからの光をソーラーパネルに照射する構成を示す図である。
本考案の実施の形態におけるソーラー一体型表示パネルシステムについて図面を用いて説明する。
図1は、本考案の実施の形態におけるソーラー一体型表示パネルシステムの構成を示す図である。同図のように、ソーラー一体型表示パネルシステム1は、ソーラー一体型表示パネル(以下、パネル部と呼ぶ)10、制御部300および蓄電池400を備える。パネル部10は、ソーラーパネル100、透明パネル200、複数の基板220、複数の発光ダイオード(以下、LEDと記述する。)230、保護パネル(保護フィルム)600、下部ハウジング510、および上部ハウジング520を備える。図1では、パネル部10は分解図になっている。
透明パネル200は、表面に第一の図柄を形成する溝210を有する。ここで、第一の図柄は、例えば、文字、図形、模様、絵、イラスト、写真等のあらゆる図柄を含む。図1では文字列「KOREA」を第一の図柄の一例として示している。溝210はレーザーエッチング等で形成される。透明パネル200は、典型的にはアクリルなどの樹脂板であるが、ガラス板、透明シート等でもよい。
透明パネル200の周縁には基板220に実装されたLED230が配置される。LED230は前述の溝210に向かって発光する。
ソーラーパネル100は透明パネル200を透過する入射光を電気エネルギーに変換する。図1のソーラーパネル100は、面状に組み合わされた複数枚のソーラーモジュール110から構成されている。また、ソーラーパネル100は、その表面に形成された第二の図柄(図1の例では文字列「KOREA」)を有する。ここで、第二の図柄は、第一の図柄に対応する図柄であり、例えば、文字、図形、模様、絵、イラスト、写真等のあらゆる図柄を含み、カラーでもモノクロでもよい。
蓄電池400は、充放電可能な蓄電池である。
制御部300は、蓄電池400とソーラーパネル100との接続と、蓄電池400と基板220(LED230)との接続とを切り換える。例えば、制御部300は、昼間にソーラーパネル100と蓄電池400とを接続し、夜間に蓄電池400と基板220(LED230)とを接続する。これにより、昼間にはソーラーパネル100は発電し、電力を蓄電池400に充電する。一方、夜間には蓄電池400は基板220(LED230)に電力を供給してLED230を発光させる。
次に図2〜図4を用いてパネル部10について説明する。
図2はパネル部10のうち、透明パネル200、基板220及びLED230の位置関係を示す図である。複数のLED230は共通の基板220に配置間隔d1で実装されている。また複数の基板220は透明パネル200各辺に対応して配置され、複数のLED230は透明パネル200が有する溝210に向かって発光する。
図3は、パネル部10の断面図である。パネル部10において、ソーラーパネル100の受光面の上に透明パネル200の裏面が配置される。ソーラーパネル100と透明パネル200は一体に重ね合わされる。さらに、透明パネル200の上には保護パネル600が重ね合わされる。保護パネル600はガラスや樹脂製であり、透明パネル200を保護する。
下部ハウジング510および上部ハウジング520は、ソーラーパネル100、透明パネル200、基板220、LED230および保護パネル600を一体化して保持する。具体的には、下部ハウジング510および上部ハウジング520をネジ止めし、保持する。なお、ソーラーパネル100と透明パネル200は透明な接着剤により貼りあわせるようにしてもよい。同様に保護パネル600と透明パネル200も透明な接着剤により貼りあわせるようにしてもよい。下部ハウジング510とソーラーパネル100と上部ハウジング520は接着剤により接着してもよい。
また、透明パネル200の表面に形成された溝210の断面形状は溝の深い部分ほど幅が狭まるようなテーパー形状が好ましい。同図に示されるように、本実施の形態では溝210の断面形状はV字型である。透明パネル200はこのV字型の溝210の表面にLED230から光が照射されることによって発光する。
図4は透明パネル200の発光原理を示す模式図である。発光点高さhの位置に配置されたLED230からの光240はV字型の溝210の側面のa点で屈折し、b点で反射し第一の図柄を表示する。
さらに、図5〜図11を用いてソーラーパネル100について説明する。
図5は、ソーラーパネル100に形成された第二の図柄の一例を示す図である。同図では、図1と同じ文字列の図柄を例示している。ここでは、「KOREA」の各文字が異なる色を示すように構成した例を説明する。図6〜図10は、図5のA−A断面、・・・、E−E断面を示す断面図である。
ソーラーパネル100は、その表面に形成された保護膜120を有する。この保護膜120は、例えば酸化シリコンの透明薄膜である。また、この保護膜120はその膜厚により異なる色の光を反射する性質を持つ。第二の図柄は保護膜120のこの性質を利用して形成される。
具体的には第二の図柄に対応する部分の保護膜120a〜120eの膜厚ta〜teは、第二の図柄に対応しない部分の保護膜120の膜厚tと異なり、それぞれ図柄の色に対応する光を反射するように設定されている。それぞれの膜厚(ta〜te)は、反射を所望する色の光の半波長(λ/2)の整数倍にすることにより決定される。
このように、第二の図柄は、図柄の色に対応する膜厚ta〜teを有する保護膜120a〜120eにより形成されている。ソーラーパネルの製造工程において、保護膜120a〜120eは任意の形状、任意の厚みに形成できる。さらに、この保護膜120は反射する色以外の光は透過させる性質を持ち、入射光を完全には遮光しない。また、保護膜120のうち第二の図柄に対応しない部分の保護膜120は、保護する機能だけでなく、入射光の反射をできるだけ防止する反射防止膜として形成される。
図11は、ソーラー一体型表示パネルシステムの構成を示すブロック図である。同図では、図1の制御部300の構成をより詳細に示している。制御部300は、スイッチ310、切換制御部311、およびLED制御部320を備えている。
スイッチ310は、ソーラーパネル100と蓄電池400との接続と、蓄電池400と基板220との接続とを切り換えるスイッチである。
切換制御部311は、スイッチ310の切り換えを制御する。例えば、切換制御部311は、内部に時計を有し、第1の時間帯では、ソーラーパネル100と蓄電池400とを接続するようスイッチ310を制御し、第2の時間帯では、蓄電池400と基板220とを接続するようにスイッチ310を制御する。ここで、切換制御部311は、第1の時間帯と、第2の時間帯とを、ソーラーパネルの充電量の閾値に応じて区別し、スイッチ310を切り換える。あるいは、切換制御部311は、内部に、明るさセンサー(照度計)を有し、明るさ(照度)がしきい値以上である期間は、ソーラーパネル100と蓄電池400とを接続するようスイッチ310を制御し、明るさがしきい値より小さい期間では、蓄電池400と基板220とを接続するようにスイッチ310を制御するようにしてもよい。
LED制御部320は、基板220に実装されるLED230の発光を制御する。例えば、LED制御部320は、全てのLED230又は、関連するLED230からなるグループ毎に発光態様(点灯、点滅または消灯)を制御する。
以上のように構成することにより、第一の図柄を形成する溝を表面に有する透明パネル200と、透明パネル200の周縁に配置され、溝210に向かって発光するLED230と、透明パネル200に重ね合わされ、透明パネル200を透過する入射光を電気エネルギーに変換するソーラーパネル100と、充放電可能な蓄電池400と、ソーラーパネル100と蓄電池400との接続と、蓄電池400とLED230との接続を切り替える制御部300とを備え、ソーラーパネル100は、表面に形成された保護膜120を有し、保護膜120は、不均一な膜厚を有することにより、第一の図柄に相当する第二の図柄を形成し、第二の図柄に対応する部分における保護膜120a〜120eの膜厚は、第二の図柄に対応しない部分における保護膜120の膜厚と異なり、第二の図柄の色は、第二の図柄に対応する部分における保護膜120a〜120eの膜厚に依存するソーラー一体型表示パネルシステム1を実現することができる。この構成によれば、ソーラー一体型表示パネルシステム1の低消費電力化、薄型化および小型化を実現することができる。
以上、本考案に係るソーラー一体型表示パネルシステム1、及びソーラー一体型表示パネルについて、実施形態に基づいて説明したが、本考案はこの実施の形態に限定されるものではない。以下、本実施形態におけるソーラー一体型表示パネルシステム1の変形例について説明する。
(1)ソーラーパネル100は、面状に組み合わされた複数枚のソーラーモジュール110からなる構成であってもよいし、1枚のソーラーモジュール110からなる構成であってもよい。
(2)LED230の配置個数や配置間隔d1は任意に設定してよい。また、LED230は透明パネル200の全周に配置されなくてもよい。例えば、図12のように透明パネル200の1つの辺のみに沿って間隔d2で配置されてもよい。また、本実施形態では複数のLED230が、透明パネル200の各辺と平行な方向に沿って配置されているが、透明パネル200の厚み方向に複数のLED230が配置されてもよい。
(3)LED230は透明パネル200の周縁に配置される。ここでいう周縁は透明パネル200内の周縁部分も含む。したがって図13のように基板220とLED230を透明パネル200の内部に備える構成も本実施形態に含まれる。この場合、基板220の代わりに例えばITO(Indiem Tin Oxide:酸化インジウムスズ)などで形成される透明電極パターンを使用してもよい。
(4)LED230の溝210に対する発光点高さhは任意に設定してよい。また図14のようにLED230からの光240の出射方向が透明パネル200の表面に対して平行(透明パネル200の端面に垂直)でなく、角度θを持つ構成でもよい。
(5)本実施形態ではソーラーパネル100の受光面の上に透明パネル200の裏面(溝210が形成された表面に対向する面)が配置されるが、ソーラーパネル100の受光面の上に透明パネル200の表面が配置される構成でもよい。図15はこのような構成のパネル部10の断面図である。図16はこのような構成の場合の透明パネル200の発光原理を示す模式図である。LED230からの光240はV字溝の側面c点で反射し第一の図柄を表示する。
(6)透明パネル200に形成される溝210の断面形状は図3、図4に示されるようなV字型のみに限定されるものではない。例えば、図17のように溝断面を円形に形成し、LED230からの光240を溝210にて複数回反射させるような構成でもよい。また、図18のように溝210の断面形状を四角形に形成し、前述の(4)のようにLED230からの光240が透明パネル200の表面に対して角度θを持つ構成と組み合わせるような構成であっても良い。さらに、図19のように溝210の表面をブラスト加工するなどして光240を溝210の表面で乱反射させる構成であってもよい。
(7)透明パネル200に形成される溝210へ透明パネル200と異なる材料を充填する構成であってもよい。例えば、図20のように溝210へ透明パネル200と屈折率の異なる材料250を充填したり、図21のように光を乱反射する材料260を充填したりして、透明パネル200を発光させる構成であってもよい。また、図22のように溝210の表面に光を乱反射する材料260を塗布し、透明パネル200を発光させる構成であってもよい。
(8)LED制御部320は、LED230に直流電圧を常時印加することにより静的に発光させてもよいし、パルス状の電圧を印加することにより動的に発光させてもよい。動的に発光させる場合は、パルス幅やパルスの頻度を調整することにより、LED230の輝度を調整することができる。例えば、夜間の時間帯に応じて輝度を変更することが可能になる。
(9)LED230の発光色は、図柄の色と同じ色であってよいし、異なる色であってもよい。
(10)LED制御部320は、LED230の発光色を動的に変化させるようにしてもよい。例えば、赤緑青の三原色に対応する3つのLED230を発光単位とし、発光単位を透明パネル200の周縁に配置し、発光単位中の1つ以上のLED230を選択的に発光させるようにしてもよい。
なお、本実施形態ではLED230からの光240で透明パネル200を発光させる形態について説明したが、LED230からの光240の一部は溝210で反射、または屈折し、ソーラーパネル100の表面に形成された保護膜120へ照射される。図23はこのような例を説明する図である。図23では、LED230からの光240は点eで反射し、保護膜120aにLED230からの光240が照射されることで図柄が表示される。このようにLED230からの光240を透明パネル200に照射することで、ソーラーパネル100の表面に形成された図柄も表示される。ここで、LED230からの光240は、保護膜120にのみ照射されてもよいし、保護膜120aにのみ照射されてもよい。
本考案のソーラー一体型表示パネルシステムは、広告板、案内表示版、看板などのサインパネルに適している。
1 ソーラー一体型表示パネルシステム
10 パネル部
100 ソーラーパネル
110 ソーラーモジュール
120 保護膜
120a〜120e 保護膜
200 透明パネル
210 溝
220 基板
230 LED
240 光
250、260 材料
300 制御部
310 スイッチ
311 切換制御部
320 LED制御部
400 蓄電池
510 下部ハウジング
520 上部ハウジング
600 保護パネル

Claims (2)

  1. 第一の図柄を形成する溝を表面に有する透明パネルと、
    前記透明パネルの周縁に配置され、前記溝に向かって発光する発光ダイオードと、
    前記透明パネルに重ね合わされ、前記透明パネルを透過する入射光を電気エネルギーに変換するソーラーパネルと、
    充放電可能な蓄電池と、
    前記ソーラーパネルと前記蓄電池との接続と、前記蓄電池と前記発光ダイオードとの接続を切り替える制御部とを備え、
    前記ソーラーパネルは、表面に形成された保護膜を有し、
    前記保護膜は、不均一な膜厚を有することにより、前記第一の図柄に相当する第二の図柄を形成し、
    前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚は、前記第二の図柄に対応しない部分における前記保護膜の膜厚と異なり、
    前記第二の図柄の色は、前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚に依存する
    ソーラー一体型表示パネルシステム。
  2. 第一の図柄を形成する溝を表面に有する透明パネルと、
    前記透明パネルの周縁に配置され、前記溝に向かって発光する発光ダイオードと、
    前記透明パネルに重ね合わされ、前記透明パネルを透過する入射光を電気エネルギーに変換するソーラーパネルとを備え、
    前記ソーラーパネルは、表面に形成された保護膜を有し、
    前記保護膜は、不均一な膜厚を有することにより、前記第一の図柄に相当する第二の図柄を形成し、
    前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚は、前記第二の図柄に対応しない部分における前記保護膜の膜厚と異なり、
    前記第二の図柄の色は、前記第二の図柄に対応する部分における前記保護膜の膜厚に依存する
    ソーラー一体型表示パネル。
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