JP3171911U - 手動型地震疑似体験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人力手動による簡易な装置にて地震を擬似的に体験できるとともに、その運搬移動にも便利な装置を提供する。【解決手段】その上面に走行溝2を有する台板1を設け、一方、その上面にハンドル10を、下面に車輪を有する揺動板6を設けるとともに、該車輪を走行溝内に位置させることにより、ハンドルを持って揺動板を反復平行移動させることにて、揺動板上に位置する人体に対する揺動を発生させるよう構成したことを特徴とする。【選択図】図1
Description
この考案は、地震発生による揺れを擬似的に体験する装置に関する。
従来より、地震の揺れを擬似的に体験するための大がかりな機械的装置は存在するが、本案にて示すように、人力による簡便な地震疑似体験装置は見あたらない。
地震は有史以来幾度となく発生して、人類に被害をもたらしてきた。地震による大きな揺れは日常的に体験する機会が少なく、いざ地震ともなれば心理的不安とともに、判断力が低下して正しい行動を起こすことが困難になる。一般的に、未体験事項よりも既体験事項がより安心感が生まれて、正しく対処しやすくなる。そこで、既述のような機械的手段による地震の体験装置が生まれたものと思われる。
しかし、機械的大がかりなものとなるために、その移動は難しく、その設置場所に出向いて利用しなければならず、より簡便に体験できる手段が求められている。
本案は以上に鑑み、人力手動によるより簡易な装置にて地震を擬似的に体験できるとともに、その運搬移動にも便利なる装置を提供するべく考案されたものである。
しかし、機械的大がかりなものとなるために、その移動は難しく、その設置場所に出向いて利用しなければならず、より簡便に体験できる手段が求められている。
本案は以上に鑑み、人力手動によるより簡易な装置にて地震を擬似的に体験できるとともに、その運搬移動にも便利なる装置を提供するべく考案されたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、その上面に走行溝を有する台板を設け、一方、その上面にハンドルを、下面に車輪を有する揺動板を設けるとともに、該車輪を走行溝内に位置させることにより、ハンドルを持って揺動板を反復平行移動させることにて、揺動板上に位置する人体に対する揺動を発生させるよう構成する。本案は以上の構成よりなる手動型地震疑似体験装置である。
すなわち、その上面に走行溝を有する台板を設け、一方、その上面にハンドルを、下面に車輪を有する揺動板を設けるとともに、該車輪を走行溝内に位置させることにより、ハンドルを持って揺動板を反復平行移動させることにて、揺動板上に位置する人体に対する揺動を発生させるよう構成する。本案は以上の構成よりなる手動型地震疑似体験装置である。
本案は下記の効果を有する。
1.人力による手動揺動方式のため、簡便な装置として安価に制作することができる。
2.揺動板は折り畳み可能であり、各部品も螺着方式のため、コンパクトに収納運搬する
ことができる。
3.指示板と溝および目盛りを付加することにて、揺動振幅を変えて体験することができ
る。
1.人力による手動揺動方式のため、簡便な装置として安価に制作することができる。
2.揺動板は折り畳み可能であり、各部品も螺着方式のため、コンパクトに収納運搬する
ことができる。
3.指示板と溝および目盛りを付加することにて、揺動振幅を変えて体験することができ
る。
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は木製の台板で、平面視長方形状である。2は台板の両長辺に沿って台板表面に位置する断面略V字形の走行溝、3は台板下面に固着されるゴム板である。
4は台板の長辺方向センター近傍にて台板表面に設けられる、台板の短辺間に位置する角溝、5は該角溝端を覆うように台板両端に螺着される金属製小板体による押さえ板である。6は木製の揺動板である。この揺動板は同形の長方形木板を2個並べて、その下部を蝶番7にて接続して形成される。この揺動板は蝶番の構造から、上方からの圧力に耐え、下方からの圧力にて双方の板体を折りたたんで重ねることができる。
該揺動板下面適所には、適宜支持部材を介してゴム製の車輪8が回動可能に設けられ、本例では4個が等配に設けられる。この車輪は揺動板下面において、各2個は同方向である。また、この車輪は図5のごとく走行溝内面に揺動板重量にて押圧接触して位置する。
9は鋼板による指示板である。この指示板は、図6にて示すように、その両端を互いに逆方向に直角折曲した細長小板体で、揺動板両短辺近傍下面に各々螺着される。
該指示板下端位置は、前記角溝内においてその下面よりやや上方に位置し、その先端は角溝と平行であって、揺動板端面より突出している。10は金属管体によるハンドルで、図2のごとく揺動板端部近傍上面に斜方突出して設けられ、その上部は揺動板上面と平行であり、揺動板端より水平突出して位置する。11は平面視略コ字形の安全枠で、金属管外周を発砲合成樹脂にて覆って形成され、図3のごとく揺動板上面に立設される。
12は既述の角溝に沿って刻設される目盛りであって、。角溝端より所定距離だけ設けられる。またこの目盛りは、台板に対する揺動板の初期位置目盛りをゼロとして、振り分けにて単位が表現される。
図において、1は木製の台板で、平面視長方形状である。2は台板の両長辺に沿って台板表面に位置する断面略V字形の走行溝、3は台板下面に固着されるゴム板である。
4は台板の長辺方向センター近傍にて台板表面に設けられる、台板の短辺間に位置する角溝、5は該角溝端を覆うように台板両端に螺着される金属製小板体による押さえ板である。6は木製の揺動板である。この揺動板は同形の長方形木板を2個並べて、その下部を蝶番7にて接続して形成される。この揺動板は蝶番の構造から、上方からの圧力に耐え、下方からの圧力にて双方の板体を折りたたんで重ねることができる。
該揺動板下面適所には、適宜支持部材を介してゴム製の車輪8が回動可能に設けられ、本例では4個が等配に設けられる。この車輪は揺動板下面において、各2個は同方向である。また、この車輪は図5のごとく走行溝内面に揺動板重量にて押圧接触して位置する。
9は鋼板による指示板である。この指示板は、図6にて示すように、その両端を互いに逆方向に直角折曲した細長小板体で、揺動板両短辺近傍下面に各々螺着される。
該指示板下端位置は、前記角溝内においてその下面よりやや上方に位置し、その先端は角溝と平行であって、揺動板端面より突出している。10は金属管体によるハンドルで、図2のごとく揺動板端部近傍上面に斜方突出して設けられ、その上部は揺動板上面と平行であり、揺動板端より水平突出して位置する。11は平面視略コ字形の安全枠で、金属管外周を発砲合成樹脂にて覆って形成され、図3のごとく揺動板上面に立設される。
12は既述の角溝に沿って刻設される目盛りであって、。角溝端より所定距離だけ設けられる。またこの目盛りは、台板に対する揺動板の初期位置目盛りをゼロとして、振り分けにて単位が表現される。
本案を使用するには、まず任意に選択した平面上に台板を置き、該台板上に揺動板を、車輪を走行溝内に位置させて載せる。揺動板上に揺動体験希望者を乗せ、揺動係の人物2名はハンドルを握り、押し引きを行う。体験希望者は単に揺動板上に立つか座ったりするが、いすに腰掛けたり、ソファーに座るなど種々の手段が取られる。
この揺動にて揺動板は、車輪が走行溝内にて反復平行移動することにて揺動板上の人物は、揺動を感じて地震の疑似体験をすることができる。台板下面にはゴム板が固着されており、その摩擦にて実験時の台板移動は防止される。台板上には角溝が設けられ、揺動板端には指示板が位置し、この指示板は鋼板にて作られ、角溝端には押さえ板が位置しているので、揺動板の可動範囲は規制され、この指示板端が押さえ板に当たっても、指示板の弾力にて押さえ板に対する衝撃は緩和される。また、角溝近傍には目盛りが設けられて、この目盛りに対する指示板の垂直部を見ながら揺動させることにて、想定震度に相当する揺動を起こすことができる。この揺動板上面には安全枠が立設されて、揺動体験者は板上から落ちることなく安全に体験することができる。
この揺動にて揺動板は、車輪が走行溝内にて反復平行移動することにて揺動板上の人物は、揺動を感じて地震の疑似体験をすることができる。台板下面にはゴム板が固着されており、その摩擦にて実験時の台板移動は防止される。台板上には角溝が設けられ、揺動板端には指示板が位置し、この指示板は鋼板にて作られ、角溝端には押さえ板が位置しているので、揺動板の可動範囲は規制され、この指示板端が押さえ板に当たっても、指示板の弾力にて押さえ板に対する衝撃は緩和される。また、角溝近傍には目盛りが設けられて、この目盛りに対する指示板の垂直部を見ながら揺動させることにて、想定震度に相当する揺動を起こすことができる。この揺動板上面には安全枠が立設されて、揺動体験者は板上から落ちることなく安全に体験することができる。
図7は本案の他例を示すものである。20は台板、21は断面角形の走行溝、22は筒形のボールケース、23はクッションボールである。ボールケース下端は少し内方に張り出してボールの脱落を防ぎ、クッションボールはゴム製中空体内に空気を圧入して形成される。このクッションボール表面に潤滑油を塗布することでボールの回転は円滑となる。
本案は車輪に代えてクッションボールを用いたので、揺動板の平行移動のみならず上下方向への揺動も可能である。
以上、本案について記したが、本案は人力にて揺動体験できるところにその特徴を有するものである。既述のように、従来は大がかりな装置しかなく、その移動運搬は困難であったが、本案によりこれが解消されるものとなったのである。また、揺動板は二つ折りにたたむことができ、主要な各パーツは螺着方式のために、分解収納できて便利である。
なお、既述の例では揺動板を走行溝に沿って反復移動させるものとしたが、簡易手段として、床面上に直に揺動板を置いて使用してもよく、クッションボール方式のときは、平行移動以外の種々の揺動を起こすことができる。例示では木板を用いて構成したが、中空合成樹脂板などにて軽量化を図ってもよい。
以上のごとく、本案によって簡易に揺動体験することのできる、有用なる装置を得ることができる。
本案は車輪に代えてクッションボールを用いたので、揺動板の平行移動のみならず上下方向への揺動も可能である。
以上、本案について記したが、本案は人力にて揺動体験できるところにその特徴を有するものである。既述のように、従来は大がかりな装置しかなく、その移動運搬は困難であったが、本案によりこれが解消されるものとなったのである。また、揺動板は二つ折りにたたむことができ、主要な各パーツは螺着方式のために、分解収納できて便利である。
なお、既述の例では揺動板を走行溝に沿って反復移動させるものとしたが、簡易手段として、床面上に直に揺動板を置いて使用してもよく、クッションボール方式のときは、平行移動以外の種々の揺動を起こすことができる。例示では木板を用いて構成したが、中空合成樹脂板などにて軽量化を図ってもよい。
以上のごとく、本案によって簡易に揺動体験することのできる、有用なる装置を得ることができる。
1 台板
2 走行溝
3 ゴム板
4 角溝
5 押さえ板
6 揺動板
7 蝶番
8 車輪
9 指示板
10 ハンドル
11 安全枠
12 目盛り
20 台板
21 走行溝
22 ボールケース
23 クッションボール
2 走行溝
3 ゴム板
4 角溝
5 押さえ板
6 揺動板
7 蝶番
8 車輪
9 指示板
10 ハンドル
11 安全枠
12 目盛り
20 台板
21 走行溝
22 ボールケース
23 クッションボール
Claims (4)
- その上面に走行溝を有する台板を設け、一方、その上面にハンドルを、下面に車輪を有する揺動板を設けるとともに、該車輪を走行溝内に位置させることにより、ハンドルを持って揺動板を反復平行移動させることにて、揺動板上に位置する人体に対する揺動を発生させるよう構成したことを特徴とする手動型地震疑似体験装置。
- 台板上に走行溝とは別の溝を設け、揺動板端に下方突出する指示板を設けて、該指示板下端が上記溝内を移動可能とし、該溝近傍に揺動振幅確認のための目盛りを設けてなる請求項1記載の手動型地震疑似体験装置。
- 揺動板上面に、搭乗者保護のための安全枠を設けてなる請求項1または2記載の手動型地震疑似体験装置。
- 車輪に代えてゴムボールを用いてなる請求項1〜3のいずれかの項に記載の手動型地震疑似体験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005530U JP3171911U (ja) | 2011-09-02 | 2011-09-02 | 手動型地震疑似体験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3171911U true JP3171911U (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=54882181
Family Applications (1)
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JP2011005530U Expired - Fee Related JP3171911U (ja) | 2011-09-02 | 2011-09-02 | 手動型地震疑似体験装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3171911U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018180265A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 有限会社神明工務店 | 免震体験装置及びこの装置の利用方法 |
KR102206778B1 (ko) * | 2020-03-13 | 2021-01-25 | 주식회사 샛별교육연구 | 지진체험장치 |
-
2011
- 2011-09-02 JP JP2011005530U patent/JP3171911U/ja not_active Expired - Fee Related
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