JP3171892U - うちわの握り補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】うちわの握り柄に取り付けることにより、握り心地を改善し、手の疲れを感じにくくすることができる、握り補助具を提供する。【解決手段】内面に長手方向溝3が形成されるとともに、前後端部の外周に周方向溝6が形成された1対の分割握り部材2,2を備え、これら1対の分割握り部材2,2はその内面が対向するように重ね合わされ、それによって各分割握り部材2の長手方向溝3,3がうちわの握り柄が挿入される挿入孔を形成するとともに、各分割部材の周方向溝6,6が互いに連続して環状溝を形成し、環状溝に環状ゴム9が嵌め込まれている。【選択図】図1
Description
この考案は、うちわの握り補助具に関し、さらに詳細には、うちわの握り柄に取り付けられて握り心地を改善するための補助具に関する。
暑いときに涼風を送る道具として、日本古来のうちわがある。うちわは、握り柄を握って手首を揺れ動かすだけで涼風を発生させることができる簡便な道具であり、最も省エネルギー効果が高いものの1つである。
このうちわは、近年、販売商品の宣伝等のために無料で配布されることが多く、コストを低減するために本体及び握り柄ともに一体にプラスチックで成形され、特に握り柄は幅、厚みが小さく作られている。このため、握り心地が悪く、せいぜい数分間ではあるが長い間握って風送り動作をしていると、手の疲れを感じ易いという難点がある。
この考案は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この考案の目的は、既存のうちわの握り柄に取り付けることにより、握り心地を改善し、手の疲れを感じにくくすることができる、握り補助具を提供することにある。
この考案の目的は、既存のうちわの握り柄に取り付けることにより、握り心地を改善し、手の疲れを感じにくくすることができる、握り補助具を提供することにある。
この考案は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この考案は、うちわの握り柄に取り付けられる握り補助具であって、
内面に長手方向溝が形成されるとともに、前後端部の外周に周方向溝が形成された1対の分割握り部材を備え、
これら1対の分割握り部材はその内面が対向するように重ね合わされ、それによって各分割握り部材の前記長手方向溝が前記うちわの握り柄が挿入される挿入孔を形成するとともに、各分割握り部材の前記周方向溝が互いに連続して環状溝を形成し、
この環状溝に環状ゴムが嵌め込まれていることを特徴とする、うちわの握り補助具にある。
すなわち、この考案は、うちわの握り柄に取り付けられる握り補助具であって、
内面に長手方向溝が形成されるとともに、前後端部の外周に周方向溝が形成された1対の分割握り部材を備え、
これら1対の分割握り部材はその内面が対向するように重ね合わされ、それによって各分割握り部材の前記長手方向溝が前記うちわの握り柄が挿入される挿入孔を形成するとともに、各分割握り部材の前記周方向溝が互いに連続して環状溝を形成し、
この環状溝に環状ゴムが嵌め込まれていることを特徴とする、うちわの握り補助具にある。
より具体的には、各分割握り部材の前後端部に厚肉部が設けられ、この厚肉部に前記周方向溝が形成されている。また、一方の分割握り部材の前記長手方向溝の後端部にピンが直立して設けられ、他方の分割握り部材に前記ピンが挿入されるピン孔が設けられている。
この考案の握り補助具によれば、既存のうちわの握り柄に取り付けることにより、その厚み及び幅を適度な大きさに変えることができるので、握り心地が改善され、手の疲れを感じにくくすることができる。また、握り補助具は、互いに重ね合わされる1対の分割握り部材を備え、これら分割握り部材は前後端部の環状ゴムによって互いに押さえ付けられているので、うちわの握り柄の厚みが異なっていても、これを挿入孔に挿入することにより分割握り部材が互いに離間あるいは接近するように開閉し、種々の厚みをもつ握り柄に対応することができる。
この考案の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図面は、実際のものよりも約1.5倍に拡大して示されている。図1〜図3に示すように、この考案による握り補助具1は、1対の分割握り部材2,2を備えている。ここでいう「分割」とは、一方向に延びる部材をその長手方向に2分割したという意味である。分割の元になる部材形状は、この実施形態で示されているような断面が四角形(図3参照)、あるいは円形、楕円形、長円形等の種々の形状をとることができる。
分割握り部材2の材料は、木材、プラスチック等材質は問われないが、握ったときの感触の点では木材が優れている。1対の分割握り部材2,2は、全く形状が同じであり、プラスチックで射出成形する場合は同じ金型を用いることができる。
各分割握り部材2の内面には、長手方向溝3が形成されている。この長手方向溝3は前端部(うちわの握り柄の挿入側となる図1,図2の左側)から後端部にかけて全体に形成されているが、必ずしも後端部に達する溝でなくともよい。長手方向溝3の前端部周縁にはテーパ部4が設けられている。
各分割握り部材2の前後端部には厚肉部5a,5bが設けられている。これらの厚肉部5a,5bには周方向溝6がそれぞれ形成されている。また、各分割握り部材2の後端部には長手方向溝3の底面から厚肉部5bを貫通するピン孔7が設けられている。一方の分割握り部材3のピン孔7にはピン8が接着により固着されている。ピン8は2本設けてもよく、この場合、分割握り部材2の長手方向又は長手方向と直角方向に近接させて配置する。
1対の分割握り部材2,2は、その内面が対向するように重ね合わされる。このとき、ピン8が他方の分割握り部材3のピン孔7に挿入され、位置決めがなされる。このように分割握り部材2,2を重ね合わせると、2つの長手方向溝3,3により、うちわの握り柄の挿入孔が形成される。図1,2において矢印Iは握り柄の挿入方向を示している。また分割握り部材2,2を重ね合わせにより、前後にそれぞれ設けられた周方向溝6,6が連続して環状溝が形成される。この環状溝6,6には環状ゴム9が嵌め込まれる。この環状ゴム9の弾性力により、1対の分割握り部材2,2は互いに押さえ付けられる。
図4は握り補助具1の使用態様を示している。同図(a)に示すように、うちわの握り柄10を握り補助具1の挿入孔(2つの長手方向溝3,3)に挿入する。握り柄10の厚みが多少厚くても、これを挿入孔に挿入することにより、1対の分割握り部材2,2は環状ゴム9の弾性力に抗して互いに離間するように開き、握り柄10は分割握り部材2,2間に挟持される。すなわち、分割握り部材2,2は開閉するので、種々の厚みの握り柄10に対応することができる。また、挿入孔の入口にはテーパ部4が設けられているので、握り柄10の挿入をスムーズに行える。
図4(b)は、握り補助具1に握り柄10を挿入した状態を示している。このような握り補助具1によれば、既存のうちわの握り柄10の厚み及び幅を適度な大きさに変えることができる。これによって、握り心地が改善され、手の疲れを感じにくくすることができる。
1 握り補助具
2 分割握り部材
3 長手方向溝
4 テーパ部
5a,5b 厚肉部
6 周方向溝
8 ピン
9 環状ゴム
10 握り柄
2 分割握り部材
3 長手方向溝
4 テーパ部
5a,5b 厚肉部
6 周方向溝
8 ピン
9 環状ゴム
10 握り柄
Claims (3)
- うちわの握り柄に取り付けられる握り補助具であって、
内面に長手方向溝が形成されるとともに、前後端部の外周に周方向溝が形成された1対の分割握り部材を備え、
これら1対の分割握り部材はその内面が対向するように重ね合わされ、それによって各分割握り部材の前記長手方向溝が前記うちわの握り柄が挿入される挿入孔を形成するとともに、各分割握り部材の前記周方向溝が互いに連続して環状溝を形成し、
この環状溝に環状ゴムが嵌め込まれていることを特徴とする、うちわの握り補助具。 - 各分割握り部材の前後端部に厚肉部が設けられ、この厚肉部に前記周方向溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のうちわの握り補助具。
- 一方の分割握り部材の前記長手方向溝の後端部にピンが直立して設けられ、他方の分割握り部材に前記ピンが挿入されるピン孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のうちわの握り補助具。
Priority Applications (2)
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JP2011004122U JP3171892U (ja) | 2011-07-15 | 2011-07-15 | うちわの握り補助具 |
JP2011005143U JP3171694U (ja) | 2011-07-15 | 2011-09-02 | うちわの握り補助具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011004122U JP3171892U (ja) | 2011-07-15 | 2011-07-15 | うちわの握り補助具 |
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2011
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