JP3171266U - Packaging material - Google Patents
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Abstract
【課題】より緩衝性及び保温性に優れた包装材を提供する。【解決手段】被包装物Mのための載置部が形成されたシート状物12の成形体11からなる包装材10において、前記シート状物12が、面方向に多数の粒状気泡部を有する粒状気泡シートと前記粒状気泡シートの一面側に積層された発泡樹脂シートとからなる。さらに、前記シート状物12の成形体11の外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部40を形成する。【選択図】図1The present invention provides a packaging material having more excellent buffering properties and heat retaining properties. In a packaging material 10 formed of a molded body 11 of a sheet-like material 12 on which a placement portion for an object to be packaged M is formed, the sheet-like material 12 has a number of granular bubble portions in the surface direction. It consists of a granular foam sheet and a foamed resin sheet laminated on one side of the granular foam sheet. Further, a belt-like heat welded portion 40 is formed over the entire circumference of the outer peripheral edge of the molded body 11 of the sheet-like material 12. [Selection] Figure 1
Description
本考案は、被包装物のための載置部が形成されたシート状物の成形体からなる包装材に関する。 The present invention relates to a packaging material formed of a sheet-like molded body on which a placement portion for an article to be packaged is formed.
果物や装飾品あるいは日用品または精密製品もしくは各種部品等の被包装物をその衝撃や表面部の損傷から守るために、該被包装物の外側のほぼ全体を個別的に軟らかく包み込むことができる包装材が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。 A packaging material that can individually and gently wrap almost the entire outside of the packaged item in order to protect the packaged item such as fruit, ornaments, daily necessities, precision products, or various parts from the impact or damage to the surface. Is used (see, for example, Patent Document 1).
この包装材は、合成樹脂発泡体を主体とする軟質シート状物よりなり、被包装物の底部が載置される中央座部と、前記中央座部を上方に持ち上げかつ該中央座部の下降とともに内方へ反転するように、当該中央座部から下部外方へ傾斜をもって延設された反転傾斜部と、前記反転傾斜部より外方へ放射状に形成された包着片とからなる。 The packaging material is made of a soft sheet mainly composed of a synthetic resin foam, and has a central seat on which the bottom of the article to be packaged is placed, and the central seat is lifted upward and the central seat is lowered. At the same time, it is composed of a reversing inclined portion extending obliquely from the central seat portion to the lower outer side so as to be reversed inward, and a covering piece formed radially outward from the reversing inclined portion.
上記従来の包装材では、被包装物を中央座部に配置してその底部を押し付け反転傾斜部を反転させるだけで被包装物を包装することができ、特に、桃やリンゴ、メロン等の略球形状の果物の包装に適している。また、保管及び輸送時には、シート状のままで積み重ねが可能であるため、収納や保管の際に省スペース化を図ることができて有利である。 In the above-mentioned conventional packaging material, it is possible to wrap a package by simply placing the package on the central seat, pressing the bottom of the package, and inverting the inverted slope, and in particular, abbreviations such as peach, apple, and melon. Suitable for packaging spherical fruits. Further, since the sheets can be stacked while being stored and transported, it is advantageous in that space can be saved during storage and storage.
しかるに、このような包装材にあっては、被包装物を保護する観点から、より緩衝性や保温(保冷)性に優れたものが切望されている。 However, in such a packaging material, from the viewpoint of protecting an object to be packaged, a material having better buffering properties and heat insulation (cold insulation) properties is desired.
本考案は前記の点に鑑みなされたものであり、より緩衝性及び保温性に優れた包装材を提供するものである。 This invention is made | formed in view of the said point, and provides the packaging material which was more excellent in buffer property and heat retention.
すなわち、請求項1の考案は、被包装物のための載置部が形成されたシート状物の成形体からなる包装材において、前記シート状物が、面方向に多数の粒状気泡部を有する粒状気泡シートと前記粒状気泡シートの一面側に積層された発泡樹脂シートとからなるとともに、前記シート状物の成形体の外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部が形成されていることを特徴とする包装材に係る。
In other words, the invention of
請求項2の考案は、前記シート状物を構成する前記粒状気泡シートと前記発泡樹脂シートとが同種の合成樹脂材料よりなる請求項1に記載の包装材に係る。
The invention according to claim 2 relates to the packaging material according to
請求項3の考案は、前記載置部が、被包装物の包装時に下降される持上げ底部と、前記持上げ底部と一体にその外方に湾曲して形成され前記持上げ底部の下降時には内方へ反転して前記被包装物を包被する湾曲部を有する請求項1又は2に記載の包装材に係る。
The invention according to claim 3 is characterized in that the placing portion is formed by raising the bottom portion that is lowered when the article to be packaged is packaged, and curved outwardly integrally with the lifting bottom portion, and inward when the raising bottom portion is lowered. It concerns on the packaging material of
請求項4の考案は、前記成形体が、前記シート状物を成形体の厚み幅を有する本体成形部と前記本体成形部外周の帯状熱溶着部を形成する帯状合着部とを有する成形型に配置して真空プレス成形して得られた請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装材に係る。
The invention according to claim 4 is a molding die in which the molded body has a main body molded portion having a thickness width of the molded body and a belt-like fusion portion forming a belt-like heat welded portion on the outer periphery of the main body molded portion. It concerns on the packaging material of any one of
請求項1の考案に係る包装材は、被包装物のための載置部が形成されたシート状物の成形体からなる包装材において、前記シート状物が、面方向に多数の粒状気泡部を有する粒状気泡シートと前記粒状気泡シートの一面側に積層された発泡樹脂シートとからなるとともに、前記シート状物の成形体の外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部が形成されているため、従来に比して緩衝性及び保温性に優れた包装材を提供することができる。
The packaging material according to
請求項2の考案は、請求項1において、前記シート状物を構成する前記粒状気泡シートと前記発泡樹脂シートとが同種の合成樹脂材料よりなるため、粒状気泡シートと発泡樹脂シートとを良好に積層させることができるとともに、製造コストを低減させることができる。
The invention of claim 2 is that in
請求項3の考案は、請求項1又は2において、被包装物の包装時に下降される持上げ底部と、前記持上げ底部と一体にその外方に湾曲して形成され前記持上げ底部の下降時には内方へ反転して前記被包装物を包被する湾曲部を有するため、保管や輸送に際して省スペース化を図ることができて有利であるとともに、被包装物Mの包装時には煩雑な作業を全く必要とせず簡単かつ確実に包装することができる。 The invention of claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein a lifting bottom portion that is lowered when the article to be packaged is wrapped, and an outwardly curved shape integrally with the lifting bottom portion, and inward when the lifting bottom portion is lowered. The curved portion for wrapping the article to be wrapped is advantageous in that it can save space during storage and transportation, and there is no need for complicated operations when packaging the article M. It can be packaged easily and reliably.
請求項4の考案は、請求項1ないし3において、前記成形体が、前記シート状物を成形体の厚み幅を有する本体成形部と前記本体成形部外周の帯状熱溶着部を形成する帯状合着部とを有する成形型に配置して真空プレス成形して得られたため、簡便かつ大量に製造することが可能となり、経済的に有利となる。
The invention of claim 4 is the invention according to
図1〜3に示す本考案の一実施例に係る包装材10は、被包装物Mのための載置部13が形成されたシート状物12の成形体11からなる。この包装材10において、シート状物12は、図3に示すように、粒状気泡シート20と、発泡樹脂シート30とからなる。図1において、符号Mは、桃やリンゴ、メロン等の略球形状の果物からなる被包装物である。
1-3, the
粒状気泡シート20は、果物等の被包装物Mの表面を傷付けることなく柔らかく包み込むことが可能な柔軟性を有する材料によって形成され、図4,5に示すように、面方向に多数の粒状気泡部25を有する。粒状気泡シート20としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の公知の合成樹脂材料を主体とする材料を好適に用いることができる。また、粒状気泡部25は、空気層により緩衝性及び保温(保冷)性を確保するためのものであり、高さ約2〜4mm、直径約7〜10mmの円柱または円錐台形状に形成される。
The
この粒状気泡シート20は、図5(a)に示すように、基材シート21と粒状気泡部25を形成するための粒形成シート22による2層構造(20A)、あるいは、図5(b)に示すように、基材シート21と粒形成シート22と補強シート23による3層構造(20B)に構成される。2層構造の粒状気泡シート20Aでは、製造が容易で経済的にも有利である。また、3層構造の粒状気泡シート20Bでは、強度が向上するとともにシートの表裏に関係なく使用することができる。
As shown in FIG. 5 (a), this
発泡樹脂シート30は、果物等の被包装物Mの表面を傷付けることなく柔らかく包み込むことが可能な柔軟性を有する材料によって形成され、図4に示すように、粒状気泡シート20の一面側に積層される。発泡樹脂シート30としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の公知の合成樹脂材料を主体とする材料を好適に用いることができる。この発泡樹脂シート30にあっては、緩衝性及び保温(保冷)性を有するため、粒状気泡シート20に積層することによって、より優れた緩衝性及び保温(保冷)性を得ることができる。なお、3層構造の粒状気泡シート20Bに発泡樹脂シート30を積層する場合、図4に示すように、粒状気泡シート20Bの表裏どちらでも積層することができる。
The
シート状物12を構成する粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とは、同種の合成樹脂材料よりなることが好ましい。粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とを同種の合成樹脂材料とすることにより、両シートを良好に積層させることができるとともに、製造コストを低減させることができる。また、このシート状物12では、粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とのいずれか一方または双方を着色して構成してもよい。着色に際しては、各シート20,30の製造時に公知の着色料を適宜添加することにより、所望する色合いで、かつ、透明、半透明、不透明のいずれかに構成することができる。これにより、包装材10のを多彩に装飾することが可能となり、外観性を向上させることができる。
The granular
さらに、このシート状物12には、図2に示すように、成形体11の外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部40が形成されている。帯状熱溶着部40は、成形体11の外周縁部を熱溶着することによって粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30との接着性を高めるとともに、外周縁部の強度を向上させて保形性を高める効果を奏する。また、成形体11の外周縁部では、製造時に切断部となることから、粒状気泡シート20の粒状気泡部25が切断されて粒形成シート22が基材シート21から剥離する原因となることがあるため、帯状熱溶着部40を形成することによって外周縁部において切断され粒状気泡部25を含む粒形成シート22と基材シート21とを溶着させて剥離を防止することができる。
Further, as shown in FIG. 2, the sheet-
ここで、成形体11は、図1〜3,6に示すように、被包装物Mの包装時に下降される載置部13である持上げ底部15と、持上げ底部15と一体にその外方に湾曲して形成され持上げ底部15の下降時には内方へ反転して被包装物を包被する湾曲部16を有する。持上げ底部15は、載置される被包装物Mの形状に応じて、円形状、楕円形状、三角形状や四角形状等の多角形状等、適宜の形状に形成される。実施例の持上げ底部15は略円形状であり、下降時に平坦面となって自立可能に構成される。また、湾曲部16は、持上げ底部15の形状や被包装物Mの外形に応じた適宜の形状に形成される。実施例の湾曲部15は5枚の舌片状に形成され、反転時に被包装物Mの外周側部を効果的に包被することができる。
Here, as shown in FIGS. 1 to 3 and 6, the molded
この成形体11にあっては、被包装物Mを包装しない通常時(非包装時)にはシート状に構成されるため、保管や輸送に際して特に折り畳み等をすることなくそのまま積み重ねることが可能であり、省スペース化を図ることができて有利である。一方、被包装物Mの包装時には、煩雑な作業を全く必要とせず、持上げ底部15を降下させて湾曲部16を反転させるだけで、簡単かつ確実に包装することができる。
Since this molded
上記成形体11は、図7に示すように、シート状物12を成形体11の厚み幅を有する本体成形部55と本体成形部55外周の帯状熱溶着部40を形成する帯状合着部53とを有する成形型50に配置して真空プレス成形して得られる。実施例において、帯状合着部53は、成形型50の上型51に成形体11の外形に沿った位置に突設される。以下、成形体の製造工程について説明する。なお、図7の符号52は成形型50の所定形状を規定する上型51の型面、56は成形型50の下型、57は成形型の下型56の型面、58は型面57に開口して図示しない真空ポンプ等に接続された真空吸引孔である。
As shown in FIG. 7, the molded
まず、粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とが80〜120℃程度に加熱されて軟化され、粒状気泡シート20の一面側(この例では裏面側)に発泡樹脂シート30を配置して、下型56の型面57上に重ねて載置される。次いで、真空吸引孔58を介して真空ポンプを作動させてシート状物12(この例では粒状気泡シート20の裏面側に積層された発泡樹脂シート30)を型面57に密着させ、該シート状物12に対して上型51の型面52を押圧させる。
First, the
ここで、本体成形部55では、上型51と下型56との真空プレス成形により粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とが所定形状に成形されて密着される。また、本体成形部55外周では、上型51に突設された帯状合着部53が粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とを本体成形部55より小さい厚み幅となる位置まで押圧して熱溶着させて帯状熱溶着部40が形成されて、成形体11に成形される。成形後、成形体11が成形型50から取り出され、帯状熱溶着部40を公知の切断装置を用いて所定幅(例えば、約1mm)残してトリミングを行うことにより、包装材10が得られる。このように真空プレス成形によって成形するれば、簡便かつ大量に製造することが可能となり、経済的に有利でとなる。
Here, in the main body molding portion 55, the
なお、本考案の包装材は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、実施例では、成形体が持上げ底部と湾曲部を有する形状としたが、図8の包装材10Aのように、略半球状の凹部15Aからなる複数の載置部13Aが形成されたシート状物12Aの成形体11Aとしてもよい。この包装材10Aにおいても、シート状物12Aを粒状気泡シート20と発泡樹脂シート30とで構成することにより、優れた緩衝性及び保温(保冷)性を得ることができる。また、この包装材10Aでも、成形体11Aの外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部40を形成すれば、外周縁部の強度を向上させて保形性を高めることができるとともに、粒状気泡シート20の剥離を防止することができる。
In addition, the packaging material of this invention is not limited only to the above-mentioned Example, A part of structure can be changed suitably and implemented in the range which does not deviate from the meaning of an invention. For example, in the embodiment, the molded body has a shape having a raised bottom portion and a curved portion, but a sheet on which a plurality of placement portions 13A each including a substantially hemispherical concave portion 15A are formed as in the packaging material 10A of FIG. It may be a molded body 11A of the
10 包装材
11 成形体
12 シート状物
13 載置部
20 粒状気泡シート
25 粒状気泡部
30 発泡樹脂シート
40 帯状熱溶着部
M 被包装物
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記シート状物が、面方向に多数の粒状気泡部を有する粒状気泡シートと前記粒状気泡シートの一面側に積層された発泡樹脂シートとからなるとともに、前記シート状物の成形体の外周縁部の全周に亘って帯状熱溶着部が形成されていることを特徴とする包装材。 In a packaging material composed of a molded body of a sheet-like material on which a placement portion for an object to be packaged is formed,
The sheet-like material is composed of a granular bubble sheet having a number of granular bubble portions in the surface direction and a foamed resin sheet laminated on one surface side of the granular bubble sheet, and an outer peripheral edge portion of the molded article of the sheet-like material A packaging material in which a belt-like heat-welded portion is formed over the entire circumference.
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JP2011004722U JP3171266U (en) | 2011-08-11 | 2011-08-11 | Packaging material |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014213876A (en) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 株式会社イケックス | Bubble sheet packaging molded article and production method of the same |
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2011
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