JP3170861B2 - 消耗電極式溶接機の給電制御装置 - Google Patents

消耗電極式溶接機の給電制御装置

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実 山田
達雄 斉藤
秋雄 手島
育男 椎名
武弘 村山
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消耗電極式溶接機の給
電制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消耗電極式溶接機では、溶接ワイヤと溶
接母材との間の距離や、溶接ワイヤへの給電状態を一定
に保つことが、安定した溶接を行う上で重要である。
【0003】しかし、現在のところ、溶接ワイヤと溶接
母材との間の距離や、溶接ワイヤへの給電状態を総合的
に制御することのできる給電制御装置は存在しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、溶
接ワイヤと溶接母材との間の距離や、溶接ワイヤへの給
電状態を総合的に制御することのできる給電制御装置が
存在していなかったので、溶接電流や溶接電圧が不安定
となった時に、その原因が、溶接ワイヤと溶接母材との
間の距離の変化によるものなのか、溶接ワイヤへの給電
状態の悪化によるものなのかがわからず、調整に手間取
っていた。
【0005】本発明は、上述の実情に鑑み、溶接ワイヤ
と溶接母材との間の距離や、溶接ワイヤへの給電状態を
総合的に制御することができるようにした消耗電極式溶
接機の給電制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶接トーチ9
の高さを検出する高さ検出器7からの高さ検出信号28
と、設定器29に設定された高さ設定信号30との偏差
を取る比較器31を設け、該比較器31からの偏差信号
32と、溶接電源12からの給電状態を示す給電信号3
3とを入力して、溶接トーチ9の高さを調整するトーチ
高さ調整用モータ2と、溶接ワイヤ10への給電状態を
調整する給電状態調整用モータ23と、溶接電源12
に、それぞれ制御信号34,35,36を送る演算制御
装置37を設けたことを特徴とする消耗電極式溶接機の
給電制御装置にかかるものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、高さ検出器7によって検出さ
れた溶接トーチ9の高さを示す高さ検出信号28と、設
定器29に設定された高さ設定信号30とを比較器31
へ入力して比較器31でその偏差を取り、該比較器31
からの偏差信号32と、溶接電源12からの給電状態を
示す給電信号33とを演算制御装置37へ入力して、演
算制御装置37が溶接トーチ9の高さを調整するトーチ
高さ調整用モータ2と、溶接ワイヤ10への給電状態を
調整する給電状態調整用モータ23と、溶接電源12
に、それぞれ制御信号34,35,36を送ってこれら
を制御する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1〜図4は、本発明の一実施例である。
【0010】図1中、1は消耗電極式溶接機を構成する
昇降自在なトーチブロック、2は絶縁板3とナット4と
スクリュウ5とスライダ6を介してトーチブロック1に
接続されトーチブロック1を昇降させるようにしたトー
チ高さ調整用モータ、7は絶縁板8を介してトーチブロ
ック1に取付けられた高さ検出器、9はトーチブロック
1の下端に一体に取付けられた溶接トーチ、10は溶接
ワイヤ、11は溶接母材、12は溶接トーチ9と溶接母
材11との間に給電する溶接電源である。
【0011】そして、前記溶接トーチは、図2に示すよ
うに、ワイヤリール13からワイヤ送給ローラ14によ
って巻戻された溶接ワイヤ10を内部へ通すようにした
トーチ本体15と、該トーチ本体15の外周を取り囲ん
で、溶接母材11に形成された図示しない溶接の開先へ
シールドガス16を噴射するようにしたシールドガスノ
ズル17とで構成されており、トーチ本体15内部に
は、軸心部に溶接ワイヤ10を通過させるワイヤ供給孔
18を有し、先端にスリット19(図3参照)及びトー
チ本体15内部に形成されたテーパ面20と楔合してス
リット19を開閉させるテーパ面21を有し、更に、後
端にピニオン22を介して給電状態調整用モータ23
(図1参照)と接続されるラック24を有する給電チャ
ック25を昇降自在に備えており、給電チャック25及
び給電状態調整用モータ23により給電状態調整装置2
6が構成されている。
【0012】尚、図2中、27はトーチ本体15とシー
ルドガスノズル17との間に介在される絶縁スリーブで
ある。
【0013】更に、図1に示すように、高さ検出器7か
らの高さ検出信号28と、設定器29からの高さ設定信
号30との偏差を取る比較器31を設け、該比較器31
からの偏差信号32と、溶接電源12からの溶接電流や
溶接電圧などの給電状態を示す給電信号33とを入力し
て、トーチ高さ調整用モータ2と給電状態調整用モータ
23と溶接電源12にそれぞれ制御信号34,35,3
6を送る演算制御装置37を設ける。
【0014】次に、作動について説明する。
【0015】先ず、ワイヤリール13からワイヤ送給ロ
ーラ14によって巻戻された溶接ワイヤ10は、溶接ト
ーチ9内部の給電チャック25に形成されたワイヤ供給
孔18を通して、溶接母材11の図示しない開先へ供給
されるようになっており、溶接電源12から溶接トーチ
9と溶接母材11との間に給電することによって、溶接
ワイヤ10と開先との間にアークを発生させ、溶接を行
うようにしている。
【0016】そして、溶接を安定させるためには、溶接
トーチ9と溶接母材11との間の距離を一定に保つ必要
があるが、これは、トーチ高さ調整用モータ2を駆動す
ることにより、スクリュウ5とナット4を介してトーチ
ブロック1を昇降させ、トーチブロック1と一体の溶接
トーチ9を昇降させることによって、調整することがで
きる。
【0017】又、溶接を安定させるためには、溶接電源
12から溶接ワイヤ10への給電状態を一定に保つ必要
があるが、これは、給電状態調整用モータ23を駆動す
ることにより、ピニオン22とラック24を介して給電
チャック25を昇降させ、給電チャック25先端のテー
パ面21とトーチ本体15内部に形成されたテーパ面2
0との楔合状態を変化させ、溶接ワイヤ10に対する接
触圧力を変化させることによって、給電状態を調整する
ことができる。
【0018】本発明で、上記した溶接トーチ9と溶接母
材11との間の距離と、溶接電源12から溶接ワイヤ1
0への給電状態とを総合的に制御することができる。
【0019】即ち、高さ検出器7でトーチブロック1の
高さを検出し、高さ検出器7からの高さ検出信号28を
比較器31へ送って、比較器31で設定器29に予め設
定しておいた高さ設定信号30との偏差を取り、比較器
31からの偏差信号32を演算制御装置37へ入力す
る。
【0020】同様に、溶接電源12からの溶接電流や溶
接電圧などの給電状態を示す給電信号33とを演算制御
装置37へ入力する。
【0021】そして、演算制御装置37で、比較器31
からの偏差信号32と溶接電源12からの給電信号33
に基いて、トーチ高さ調整用モータ2と給電状態調整用
モータ23と溶接電源12にそれぞれ制御信号34,3
5,36を送って、トーチ高さ調整用モータ2や給電状
態調整用モータ23や溶接電源12を図4に示すように
制御する。
【0022】つまり、溶接の開始に先立って、演算制御
装置37はトーチ高さ調整用モータ2に制御信号34を
送ってトーチ高さ調整用モータ2を駆動し、(溶接)ト
ーチ9を昇降させて、比較器31からの偏差信号32の
値が0になるまで、溶接トーチ9の高さを調整させる。
【0023】溶接トーチ9の高さが適正となったら、演
算制御装置37は溶接電源12に制御信号36を送って
溶接トーチ9と溶接母材11との間に給電を行わせ、溶
接を開始する。
【0024】溶接が開始されたら、演算制御装置37は
溶接電源12からの給電信号33を監視し、(溶接)電
流や(溶接)電圧が適正かどうかを調べる。
【0025】溶接電流や溶接電圧が適正であれば、その
まま溶接終了まで溶接を続行し、溶接電流や溶接電圧が
適正でなければ、再び、溶接トーチ9の高さを監視し、
溶接トーチ9の高さに異常があれば、溶接トーチ9の高
さを調整させ、溶接トーチ9の高さに異常がなければ、
給電チャック25が摩耗して溶接電源12から溶接ワイ
ヤ10への給電状態が悪化したことを示しているので、
演算制御装置37は給電状態調整用モータ23に制御信
号35を送って、給電チャック25を昇降させ、前記し
たように給電チャック25の溶接ワイヤ10に対する接
触圧力を変化させることによって給電状態を調整する。
【0026】そして、前記したように、溶接が終了した
時に、演算制御装置37による制御も終了させる。
【0027】以上により、溶接トーチ9と溶接母材11
との間の距離と、溶接電源12から溶接ワイヤ10への
給電状態とが総合的に制御され、特に何の調整作業を行
わなくても、安定した溶接結果を得ることができる。
【0028】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の消耗電極
式溶接機の給電制御装置によれば、溶接ワイヤと溶接母
材との間の距離や、溶接ワイヤへの給電状態を総合的に
制御することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概略図である。
【図2】図1の溶接トーチの一部破断した拡大図であ
る。
【図3】図2の給電チャックの先端の拡大図である。
【図4】本発明の制御フローチャートである。
【符号の説明】
2 トーチ高さ調整用モータ 7 高さ検出器 9 溶接トーチ 10 溶接ワイヤ 23 給電状態調整用モータ 28 高さ検出信号 29 設定器 30 高さ設定信号 31 比較器 32 偏差信号 33 給電信号 34,35,36 制御信号 37 演算制御装置
フロントページの続き (72)発明者 手島 秋雄 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 椎名 育男 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 村山 武弘 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭58−188564(JP,A) 特開 昭60−46870(JP,A) 特開 昭63−256280(JP,A) 実開 昭59−153088(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/127

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチ9の高さを検出する高さ検出
    器7からの高さ検出信号28と、設定器29に設定され
    た高さ設定信号30との偏差を取る比較器31を設け、
    該比較器31からの偏差信号32と、溶接電源12から
    の給電状態を示す給電信号33とを入力して、溶接トー
    チ9の高さを調整するトーチ高さ調整用モータ2と、溶
    接ワイヤ10への給電状態を調整する給電状態調整用モ
    ータ23と、溶接電源12に、それぞれ制御信号34,
    35,36を送る演算制御装置37を設けたことを特徴
    とする消耗電極式溶接機の給電制御装置。
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