JP3170556U - キャリー籠 - Google Patents
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Abstract
Description
図7に示すように、特許文献1に記載のネズミ捕り器100は、前方に入口仕掛け部101、前方部屋部102、餌置き部103、後方入口仕掛け部104、後方部屋部105を有する。これら各部は、一枚の底板106の上に、設けられており、ネズミの通路が貫通して連なるようになっている。
そして、後方部屋部105へ進んだネズミは、第2の仕掛け(図示省略)が作用することによって、後方入口仕掛け部104の進入口がふさがれてしまい、ネズミは後退することが出来なくなってしまって、後方部屋部105に閉じこめられて、捕獲されることになる。
しかしながら、捕獲籠が大きい場合には、捕獲籠ごと捕獲獣を移動させることは容易ではない。また、捕獲獣を収容した捕獲籠を移動させている間は、別の捕獲籠の設置が必要になり、面倒であるとともに、コストがかかるという問題がある。
これにより、捕獲籠で捕獲した捕獲獣をキャリー籠で容易に移動させることができるとともに、捕獲籠は移動させないので、捕獲獣の移動中に別の捕獲籠を設置する手間および費用を省くことができる。
前記キャリー籠本体の上面における前記取っ手の下方に防護手段を設けた構成を有している。
以下、本考案にかかる第1実施形態の捕獲籠について、図面を用いて説明する。
図1および図2に示すように、本考案にかかる第1実施形態の捕獲籠10は、一面である前面に侵入口21を有し、アライグマ等の捕獲獣11(図2参照)を収容する収容部としての例えば矩形箱状の籠本体20を有する。侵入口21には前扉30が開閉可能に設けられており、アライグマ等の捕獲獣11が侵入した後に閉じられる。また、籠本体20の後面には、捕獲されたアライグマ等の捕獲獣11を取り出すための後扉40が開閉可能に設けられている。
また、捕獲籠10の全体を黒くして、捕獲対象の警戒心を弱めるのが望ましい。
なお、エサ12を入れたエサ籠24がエサ台23の上を移動しやすいように、また、アライグマ等の捕獲獣11がエサ籠24に手を伸ばしやすいように、エサ台23の上に載置したエサ籠24の上方には、ある程度の空間231を確保する。
また、閉じた状態の後扉40で、エサ台23の後方に対応する位置には、プレートや細かい目の金網、シート等の保護部材42を取り付けて、エサ台23の後方を保護している(図1参照)。
前扉30を回転軸22に回転可能に取り付けるために、前扉30を構成する縦桟31のうちの複数本は、上端を円弧状に屈曲して、ヒンジ部311が形成されている。
従って、ヒンジ部311が回転軸22で軸支されることにより前扉30は上下方向へ開閉可能となる。
従って、前扉30は、回転軸22を中心として鉛直方向から水平方向へ略90度回転させると、支持部材33の横部材332が籠本体20の上面パネル201の上面に当接し、後述する仕掛け部50により開状態に保持される(図2参照)。
この状態では、リング式錠26はロック部25の下側の斜材252に沿って下降しており、万が一捕獲籠10が横転しても、リング式錠26は外れ防止棹254に引っかかるので、上方へ移動するのを阻止される。従って、捕獲籠10が横転しても、前扉30を閉じた状態に保持する。
これにより、リング式錠26の落下を防止して、前扉30を開閉可能とすることができる。
前後のガイド孔271A、272Aには、仕掛け部50を構成する棒部材51が、前後方向へ移動可能に貫通するとともに、軸受け部材27から脱落しないように取り付けられている。棒部材51は、少なくとも水平状態に開けた前扉30の支持部材33の横部材332に達するまで前方に移動可能であり、かつ、横部材332から離脱する位置まで後方へ移動可能となっている。
従って、エサ籠24を前方へ移動させると、ワイヤロープ52が後方へ引っ張られて、棒部材51を後方へ移動させる。
これにより、追い込み具70を、側面パネル202、203や上面パネル201等の開口204のうちの前側の開口204から順次奥側の開口204に挿入し、前側の開口204に挿入した追い込み具70を引き抜いて、さらに奥側の開口204に挿入する。これにより、捕獲獣11を次第に奥側へ追い込むことができる。
なお、キャリー籠本体61およびキャリー前扉62は、前述した捕獲籠10と同様に、柵状あるいは網状のパネルにより構成される。
従って、把持部621を持って上下移動させることにより、キャリー前扉62は、ガイド部材65に沿って上下スライドして開閉する。
防護手段としては、防護プレート64のほかに、例えば、細かい網状体等、捕獲獣11の爪等がキャリー籠60の外部に突出して、作業者を傷つけるのを防止できる板状の部材を用いることができる。
従って、図4および図5に示すように、キャリー籠60を捕獲籠10に連結する際には、キャリー籠60を捕獲籠10のガイドレール29の上方に持ち上げ、キャリー籠60のスライド板66をガイドレール29に挿入する。そして、スライド板66をガイドレール29に沿って下降させて、キャリー籠60を捕獲籠10に連結する。
なお、キャリー籠60を捕獲籠10から分離する場合には、取っ手63を持って引き上げる。
図1および図2に示すように、捕獲籠10の後扉40を籠本体20のガイド部材28に沿って下降させて閉じ、エサ籠24にエサ12を入れてエサ台23の所定位置に載置する。
前扉30を上方に回動させて開け、前扉30の支持部材33の横部材332を籠本体20の上面パネル201に当接させ、仕掛け部50の棒部材51を前方へ移動させて、棒部材51により横部材332を押さえる。
これにより、前扉30を開けて、捕獲のための仕掛けが完了する。
そして、ロック部25のリング式錠26が下降して、前扉30をロックする。これにより、アライグマ等の捕獲獣11は捕獲される。
まず、前述したようにして、キャリー籠60を捕獲籠10に連結する。これは、捕獲籠10を仕掛ける前に予め連結しておくことも可能であるが捕獲後であってもよい。
図6に示すように、アライグマ等の捕獲獣11が捕獲されたら、捕獲籠10の後扉40およびキャリー籠60のキャリー前扉62を上方へスライドさせて開ける。これにより、捕獲籠10とキャリー籠60が連通する。
あるいは、複数本の追い込み具70を、籠本体20の側面パネル202、203の開口204から幅方向へ挿入して籠本体20を貫通させて捕獲獣11を追い込むことができる。この場合には、第1の追い込み具70を捕獲獣11の前方に挿入し、第2の追い込み具70を捕獲獣11と挿入されている第1の追い込み具70との間に挿入し、これを順次繰り返すことにより、捕獲獣11を奥側へ追い込む。
これにより、アライグマ等の捕獲獣11はキャリー籠60に収容されるので、移動可能となる。
これにより、仕掛け部50が作動して、前扉30を閉じるので、アライグマのように手でエサを捕りに行く習性を有する動物を捕獲できる。
これにより、捕獲籠10に収容されている捕獲獣11を、捕獲籠10の奥側へ追い込むことができる。
これにより、捕獲籠10で捕獲した捕獲獣11をキャリー籠60で容易に移動させることができるとともに、捕獲籠10は移動させないので、捕獲獣11の移動中に別の捕獲籠10を設置する手間および費用を省くことができる。
次に、本考案にかかる第2実施形態の捕獲籠について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る捕獲籠10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
カバー体53は、例えば、溝形鋼あるいは板金加工で断面コ字状に形成されており、後端部531が、上面パネル201の後端部に設けられている軸受け206に軸支されている。
なお、カバー体53は、少なくとも棒部材51との連結部まで設けるようにする。
また、カバー体53は開閉可能なので、ワイヤロープ52の点検・補修あるいは交換等を容易に行うことができる。
例えば、前述した各実施形態において、捕獲獣11としてアライグマを例示したが、手でエサを捕る習性を有する動物であれば、その他の動物にも適用できる。
11 捕獲獣
205 工具開口(開口)
60 キャリー籠
61 キャリー籠本体
611 開口部(開口)
612 上面
62 キャリー前扉(扉)
63 取っ手
64 防護プレート(防護手段)
66 スライド板(連結手段)
Claims (3)
- 捕獲籠に捕獲されている捕獲獣を運搬するためのキャリー籠であって、
前記捕獲獣を収容するキャリー籠本体と、
前記キャリー籠本体の開口に設けられ、他の捕獲籠の開口に連結するための連結手段と、
前記開口を開閉する扉と、を有することを特徴とするキャリー籠。 - 前記扉が、スライド式扉であることを特徴とする請求項1に記載のキャリー籠。
- 前記キャリー籠本体の上面に取っ手を有し、
前記キャリー籠本体の上面における前記取っ手の下方に防護手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャリー籠。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011003937U JP3170556U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | キャリー籠 |
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JP2011003937U JP3170556U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | キャリー籠 |
Publications (1)
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JP3170556U true JP3170556U (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=54881005
Family Applications (1)
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JP2011003937U Expired - Fee Related JP3170556U (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | キャリー籠 |
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JP (1) | JP3170556U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
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