JP3170316U - 消臭用物品又は動物の侵入避け剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、効果が持続する消臭用物品又は動物の侵入避け剤を提供する。【解決手段】生姜の抽出物に加え柑橘類の果実、果皮の抽出物及びトレハロースを混合含有する、液状・固体・粉末・粒状の何れかの形態である消臭用組成物を、セルロース素材、レーヨン素材,不織布素材、コーヒーフイルター、紙材及び網状ネットからなる群から選択される少なくとも1種からなる担体に包み込む。【選択図】図1

Description

本発明は消臭用組成物、当該組成物を含有する消臭用組成物品、入浴剤、動物侵入避け剤等の形態の消臭用組成物品に関する。
体臭、足臭、靴臭を除去したいという要望は老若男女を問わず多くに見受けられる。これらの悪臭除去のための研究は従来より進められている。この要望を満たす為の種々の消臭素材が提案されている。
現在、消臭作用を有することが報告されている消臭素材の例としては消臭性、抗菌性を有する酸性ガス消臭剤・アルデヒドガス消臭剤(特許文献1参照)、シリカ、アルミナ,金属酸化物で合成された消臭樹脂層(特許文献2参照)、金属粉末AとBの微弱電流発生による酸化作用(特許文献3参照)、活性炭(特許文献4参照)
特開平19-111333号公報 特開平18-257579号公報 特開平21-160058号公報 特開平21-101492号公報
上述した従来の材料とは異なる材料の組み合わせを利用して
安全性が高く消臭効果と持続性に優れた消臭用組成物品を提供することにある。
本考案は上述した課題を解決するため研究を重ねた結果、生姜及び柑橘類果実、果皮、トレハロースの含有物を混合することで優れた消臭効果と効果の持続性を保ち酸化による変色をも発生させないという結果を出し完成したものである。
本発明は下記項1−4に記載の発明を提供する。
項1.生姜の抽出物に加え柑橘類の果実、果皮の抽出物及びトレハロースを混合含有する消臭用組成物。
項2.生姜の抽出物がジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロン・シネオールであり、柑橘類の果実、果皮の抽出物がリモネン・リモノイド・シネオール・リモネン・クエン酸でありトレハロースを混合含有することを特徴とする消臭用組成物。
項3. 前記消臭用組成物が液状、固体、粉末、顆粒状からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である消臭用組成物。
項4. 前記消臭用組成物が足臭消臭、靴臭消臭、体臭消臭用入浴剤、刺激香料(シネオール・リモネン)効果による猫侵入避け剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である消臭用組成物である請求項1―4のいずれかに記載の消臭用組成物品。
また、本発明は、下記項5―に記載の発明を提供する。
項5.担体に担持された形態である項4に記載の消臭用組成物品。
項6.担体が、セルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくても1種である項5記載の消臭用組成物品。
本発明は従来食品原料である生姜、柑橘類の果実,果皮、トレハロース(自然界の植物抽出物、酸化防止力保持)の混合物からの抽出物であり各々が抗菌性、防臭性、消臭効果を保持しており、安全性及び消臭時間の持続性が高い。

「足消臭用に担体を裁断し成型した後に本発明混合抽出液を含有させ天日乾燥させた完成品を示した平面図である。」 「足消臭用に担体を裁断した後に本発明混合抽出物粉末を胆持させ綴じ合わせた完成品を示した平面図である。」
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明消臭用組成物は有効成分として生姜及び柑橘類の果実、果皮、トレハロースとの混合物からなる抽出物又はその抽出物を含有することが重要である。
原料.生姜は英語でGINGER.学名をZingiber officinaleとし、インドからマレー半島にかけての熱帯アジアが原産地とされている。巨大産地としては中国、タイの二国が挙げられる。生育の適した条件は温暖で湿潤な気候と微生物などの有機物を含んだ土が必用です。原料.柑橘類はミカン科で中国より伝来したと言われ日本では暖地の和歌山県、静岡県、宮崎県、鹿児島県、福岡県で栽培生産される。原料.トレハロースは自然界の多くの動・植物や微生物中にあり、植物ではひまわりの種、イワヒバ、海藻類、きのこ類などに含まれており、最近では澱粉から大量生産されている。
本発明において有効成分の生姜と柑橘類については果皮、果肉、果汁、わた等いずれの部位を使用しても良い。
本発明消臭用組成物の搾りかすを乾燥させて粉砕し粉末状形態にした消臭用組成物は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくとも1種からなる素材に包み込み、体臭、足臭、靴臭の消臭用組成物品として使用し、又、体臭消臭用入浴剤、動物の侵入避け剤として、庭に散布して使用することもできる。


又、本発明の消臭用組成物から抽出した果汁は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくても1種からなる素材に胆持させ使用することにより、体臭、足臭、靴臭の消臭用組成物品として利用することができる。
生姜・柑橘類の果実、果皮・トレハロースの混合抽出物液は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくても1種からなる素材を足や脇に装着しやすい形態に裁断したものに胆持させ更に水分を蒸発させるために1−3日天日で乾燥させた消臭用組成物品とした。
さらに、臭いの原因は汗と雑菌が混ざることであるた、生姜の成分殺菌力を持つ生姜のジンゲロン・生姜オール・柑橘類のクエン酸・トレハロース(20℃において100gの水に68.9g溶解する。)またトレハロースは生臭み、けもの臭を抑え、殺菌・水垢取り・精神安定に良い作用があり強力な水和力により乾燥や凍結からも身を守り、保湿成分があることから本発明の消臭組成物抽出液または抽出粉末剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である入浴剤を調整した。
消臭用組成物の抽出に当たっては、まず生姜と柑橘類の果実や果皮をジューサーやミキサーに掛ける前に適当な大きさに細切りしておく。原料は通常約1−10mmの大きさに細切りしておくことが望ましい。
細切りした生姜・柑橘類・トレハロースの重量の対比は約10・1.・0.3又は10・1・0.5であってもよい。
次いで、細切りした生姜と柑橘類とトレハロースを同時に同じジューサー又はミキサーなどで果汁にし、搾り汁又は搾りかすを消臭用組成物として使用することができる。
搾りかすは乾燥させて粉砕した粉末状形態で消臭用組成物として使用する。乾燥方法は特に制限されないが、具体例としては天日で1−3日程度、風を当てて乾燥する場合は約20―80℃等が例示される。
消臭用組成物の使用態様
本発明品の利用によって消臭される対象物(悪臭成分)としてはアポクリン腺やエクリン腺から出る汗に含まれているアンモニア・尿素・アミン・脂肪・鉄分・色素・たんぱく質・ブドウ球菌などの常在菌が分解、酸化されることで発生する臭気成分の元である細菌を死滅させることである。そこで殺菌力を持つ生姜のジンゲロン・生姜オール・柑橘類のクエン酸・トレハロースを利用することができる。
本発明消臭用組成物の搾りかすを乾燥させて粉砕し粉末状形態にした消臭用組成物は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくとも1種からなる素材に包み込み、体臭、足臭、靴臭の消臭用組成物品として使用し、又、体臭消臭用入浴剤、動物の侵入避け剤として、庭に散布して使用することもできる。
又、本発明の消臭用組成物から抽出した果汁は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくても1種からなる素材に胆持させ使用することにより、体臭、足臭、靴臭の消臭用組成物品として利用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
消臭用組成物の評価試験1
下記試験を行ない、消臭用組成物の消臭効果を評価した、
(1)生姜、柑橘類の果実、果皮、トレハロース混合抽出液の調整
生姜、柑橘類の果実、果皮を洗浄した後、1−10mm程度に細切り、又はみじん切りにした。みじん切りにした生姜1,000gと柑橘類の果実、果皮100gとトレハロース30―50gを同じジューサー又はミキサーで果汁にする。次いで果汁を搾り出し、消臭用組成液と搾りかすを得た。
かくして得られた果汁は担体であるセルロース素材、レーヨン素材、不織布素材、コーヒーフィルター、紙材、網状ネット等の群から選択される少なくても1種からなる素材を足や脇に装着しやすい形態に裁断したものに胆持させ更に水分を蒸発させるために1−3日天日で乾燥させた消臭用組成物品を本発明のサンプルとした。
(2)試験方法
官能試験は老若男女の6人をパネラーとして、左右の足の内何れか片方にのみサンプルを装着し朝8時―夜18時までの時間を日常の生活の中で下記基準に従って評価させた。また、各パネラーの評価点の平均値を算出した。
[サンプルを装着していない足臭の臭気強度を基本にした。]
5・・・基本臭と同じで悪臭を感じる。
4・・・基本臭よりわずかに悪臭が少ない。
3・・・基本臭より悪臭が少ない。
2・・・基本臭よりかなり悪臭が少ない。
1・・・基本臭より悪臭を感じない。
0・・・悪臭を殆ど感じない。
[消臭効果]
5・・・消臭効果なし。
4・・・あまり消臭効果はない。
3・・・どちらともいえない。
2・・・消臭効果ややあり。
1・・・消臭効果あり。
0・・・消臭効果かなりあり。
(3)評価結果
表1に評価結果を示す。


Figure 0003170316


(4)考察
表1に示される結果から本発明消臭用組成物品の利用によれば足悪臭が感じられず、消臭効果のあることが明らかである。本発明サンプルを装着していない場合と比較して優れたものであることが判る。
消臭用組成物評価試験2
消臭用組成物を猫など動物の侵入を妨げたい場所に散布して試験を行ない動物の侵入防御効果を評価した。
(1)実施例1の方法で抽出した搾りかすの調整
実施例1の方法で抽出した搾りかすを天日で1―3日間乾燥させた物を粉砕し粉末状形態にした物を得た。
かくして得られた消臭組成物粉末を本発明サンプルとした。



(2)試験方法
門柱の外や柱の根元など犬の糞がある場所に糞を取り除いた状態にした上で本発明サンプルの粉末を散布し試験した。又、猫の侵入を妨ぎたい庭の周囲に同じく本発明サンプルを散布し試験を実施した。
(3)結果
表2に評価結果を示す。
Figure 0003170316

以上の結果から本発明消臭組成物粉末は優れた効果を奏するものであることが判った。
処方例
下記処方に従う本発明消臭組成物品を調整した。
(1)入浴剤の調整
下記の入浴剤を調整した。
臭いの原因は汗と雑菌が混ざること。生姜の成分殺菌力を持つ生姜のジンゲロン・生姜オール・柑橘類のクエン酸・トレハロース(20℃において100gの水に68.9g溶解する。)またトレハロースは生臭み、けもの臭を抑え、殺菌・水垢取り・精神安定に良い作用があり強力な水和力により乾燥や凍結からも身を守り、保湿成分があることから本発明の消臭組成物抽出液または抽出粉末剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である入浴剤を調整した。

本発明消臭組成物は安全で優れた消臭効果、動物侵入防御効果、を奏し得、各種分野で利用することができる。
1 A,B 綴じ合わせ箇所。
2 C 混合性消臭用組成物粉末素材
3 (1)、(2) 担体素材成形品























Claims (4)

  1. 生姜の抽出物に加え柑橘類の果実、果皮の抽出物及びトレハロースを混合含有する消臭用組成物。
  2. 前記生姜の抽出物がジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロン・シネオールであり、柑橘類の果実、果皮の抽出物がリモネン・リモノイド・シネオール・リモネン・クエン酸でありトレハロースと混合することを特徴とする請求項1に記載の消臭用組成物。
  3. 前記消臭用組成物が液状、固体、粉末、顆粒状からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である請求項1または2記載の消臭用組成物
  4. 前記消臭用組成物が体臭消臭、足臭消臭、靴臭消臭、刺激香料(シネオール・リモネン)による動物侵入避け剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の形態である消臭用組成物である請求項1〜3のいずれかに記載の消臭用組成物品。
















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