JP3170277U - リュックサック - Google Patents

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JP3170277U
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JP
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rucksack
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Expired - Lifetime
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JP2011003711U
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Inventor
泰治 松田
Original Assignee
優美社産業株式会社
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Publication of JP3170277U publication Critical patent/JP3170277U/ja
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Abstract

【課題】設定された重さ以下の荷物を収容した状態で、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して頭部を水面上に浮上させる水に浮くリュックサックを提供する。
【解決手段】リュックサック1の収納部2を構成する底面部21、背面部22、後面部23及び周面部24の左右各下端部に発泡プラスチック板からなる浮力材5をそれぞれ配設する一方、一対の肩ベルト3に発泡プラスチック板からなる浮力材5を配設する。さらに、収納部2の背面部22に腰ベルト4を着脱自在に設け、腰ベルト4に発泡プラスチック板からなる浮力材5を配設する。そして、腰ベルト4をウエストに巻き回し、その左右先端を連結する。これにより、収納部2の浮力による背面側を水平とする曲げモーメントを、肩ベルト3及び腰ベルト4の浮力による前面側を水平とする曲げモーメントによって低減する。
【選択図】図2

Description

この考案は、リュックサック、特に水に浮くリュックサックに関するものである。
一般に、リュックサックは、収納部に肩バンドを設けて構成され、背中に背負って使用される。このようなリュックサックに、地震や洪水等に備えて、予め飲料水や食料品、その他緊急時に必要な携行品等を詰め込んで常備しておくことが提案されている。そして、災害対策基本法に基づく地方自治体の長による避難勧告や指示にしたがって、あるいは、各自の判断で指定された避難所に避難するに際して、予め必要な荷物を収納したリュックサックを持ち出すようにしている。
避難所に避難する際において、リュックサックを背負った状態で万が一洪水や津波に遭遇すると、荷物を収納したリュックサックの重さが装着者の浮力を減殺し、より危険な状態に陥らせるおそれがある。このため、リュックサックの収納部を構成する背面部や底面部等に発泡プラスチックプレート等の浮力材を配設し、水に浮くリュックサックが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭53−119208号公報
ところで、前述したリュックサックにおいては、背中に背負った状態で背面側に発生する浮力が、背面を水平に浮き上げる曲げモーメントとして作用し、顔を水面に押し付けようとする。このため、息継ぎをするに際して、浮力に抗して顔を持ち上げる必要があり、かえって体力を消耗するという欠点があった。
この傾向は、リュックサックに配設した浮力材の浮力が大きいほど、すなわち、浮力材による浮力は一定であることから、荷物を収納したリュックサックの重さが小さいほど顕著になる。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、設定された重さ以下の荷物を収容した状態で、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して常に頭部を水面上に浮上させることができるリュックサックを提供するものである。
本考案は、底面部、背面部、後面部及び背面部と後面部との間の左右の側面と天面とを包囲する周面部とからなり、周面部にスライドファスナーを設けるとともに、背面部に一対の肩ベルトを設けたリュックサックにおいて、底面部、背面部、後面部、周面部の左右各下端部及び肩ベルトに発泡プラスチックプレートからなる浮力材をそれぞれ配設する一方、発泡プラスチックプレートからなる浮力材を配設した腰ベルトを背面部に着脱自在に設け、ウエストに巻き回した腰ベルトの左右先端を連結可能としたことを特徴とするものである。
本考案によれば、装着者の背面側において、底面部、背面部、後面部及び周面部の左右各下端部にそれぞれ配設された浮力材による浮力から収納された荷物の重さを差し引いた浮力が作用するとともに、その前面側において、肩ベルトに配設された浮力材及び腰ベルトに配設されて前面側に位置している浮力材による浮力が作用することから、装着者の浮力と合わせて、装着者の一部を水面上に浮上させた状態に維持することができる。
この際、装着者の背面側に作用する浮力によって発生する、背面を水平とする曲げモーメントを、装着者の前面側に作用する浮力によって発生する、前面を水平とする曲げモーメントで低減することができることから、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持することができる。
この結果、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して常に頭部を水面上に浮上させることができ、容易に息継ぎを継続できる。
本考案によれば、設定された重さ以下の荷物を収容した状態で、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して常に頭部を水面上に浮上させることができる。
本考案のリュックサックの一実施形態を示す斜視図である。 図1のリュックサックの縦断面図である。 図1のリュックサックを背負った状態を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には、本考案のリュックサック1の一実施形態が示されている。
このリュックサックは、収納部2と、収納部2に一体に縫製された左右一対の肩ベルト3と、収納部2に着脱自在に設けられた腰ベルト4とから構成されている。
収納部2は、略方形状の底面部21と、底面部21の前後各端縁に各下端縁がそれぞれ縫製された略方形状の背面部22及び後面部23と、底面部21の左右各端縁に左右各端縁がそれぞれ縫製されるとともに、背面部22及び後面部23の左右各端縁及び上端縁に前後各端縁がそれぞれ縫製された略細長方形状の周面部24とから略直方体形状に形成され、周面部24の長手方向に沿って設けられたスライドファスナー25をスライド操作することにより、周面部24に開口を形成し、開口を通して荷物を収納し、収納した荷物を取り出すことができ、その後、開口を閉鎖することができる。また、後面部23には、スライドファスナー251を介して開閉自在なポケット26が設けられている。
一方、収納部2を構成する底面部21、背面部22、後面部23、周面部24の左右各下端部及びポケット26には、発泡プラスチックプレート、例えば、発泡EVAプレートからなる浮力材5がそれぞれ配設されている。この浮力材5は、配設する各部位の大きさに合わせて体積(縦横寸法及び厚さ)が設定されており、内部に設定された重さの荷物を収納したリュックサック1(収納部2)を水中に没したとしても、リュックサック1を水面上に浮上させるのに十分な浮力を有している。
一対の肩ベルト3は、それぞれ上下各端部が収納部2を構成する背面部22の左右各半部の上端縁と下端縁にそれぞれ一体に縫製されており、その内部には、発泡EVAプレートからなる浮力材5がそれぞれ配設されている。また、左右の肩ベルト3には、差込61及び受け具62を有するバックルベルト6が縫製されており、左右の肩ベルト3が肩から離脱しないように差込61及び受け具62を連結することができる。
腰ベルト4は、収納部2を構成する背面部22の左右各下部に設けたガイド(図示せず)に沿って着脱自在に挿通されており、その内部には、発泡EVAプレートからなる複数個の浮力材5が配設されている。具体的には、腰ベルト4の浮力材5は、背面部22に対応して、及び、左右の脇腹から前面にわたる部位に対応してそれぞれ配設されている。さらに、腰ベルト4にも、差込61及び受け具62を有するバックルベルト6が縫製されており、腰ベルト4をウエストに巻き回した際に、腹部から離脱しないように差込61及び受け具62を連結することができる。
ここで、腰ベルト4の長さは、リュックサイズ1の大きさに対応して長さが設定されており、差込61及び受け具62を連結した際に、左右の浮力材5が脇腹から前面にかけて位置するようになっている。
このように構成されたリュックサック1を使用する際は、左右の各腕をそれぞれ対応する肩ベルト3に挿通し、収納部2を背中に背負った後、各肩ベルト3の長さを調整して弛みを吸収するとともに、左右の肩ベルト3が肩から離脱しないように差込61及び受け具62を連結する。合わせて、腰ベルト4をウエストに巻き回し、差込61及び受け具62を連結する。
これにより、収納部2の背面部22は装着者の背面に常に密着し、浮力材5の浮力によっても背面から離れることを防止できる。
このような状態において、万が一洪水等に遭遇して流されたとしても、背負ったリュックサック1の浮力により、装着者を常に浮上させる。すなわち、装着者の背面側において、リュックサック1の収納部2に収納された荷物の重さと浮力材5による浮力との合力(絶対値の差分の浮力)が作用するとともに、前面側において、肩ベルト3に配設された浮力材5及び腰ベルト4に配設されて前面側に位置している浮力材5による浮力が作用することから、装着者の浮力と合わせて、装着者の一部を常に水面上に浮上させた状態に維持することができる。
この際、リュックサック1の収納部2に設けた浮力材5による浮力が装着者の背面を水平とする曲げモーメントを発生させるのに対し、肩ベルト3の浮力材5による浮力及び腰ベルト4の浮力材5による浮力が装着者の前面を水平とする曲げモーメントを発生させる。したがって、装着者の背面側に作用する曲げモーメントを、装着者の前面側に作用する曲げモーメントによって低減することができ、装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して頭部を水面上に浮上させることができる。しかも、腰ベルト4をウエストに巻き回して連結することによって、収納部2の背面部22を装着者の背面に常に密着させることから、収納部2の浮力によって背面部22が背面から離れることによる、装着者の背中を水平とする曲げモーメントの増大を防止することができる。
この結果、リュックサック1の浮力によって装着者をほぼ垂直な姿勢に維持して頭部を常に水面上に浮上させることができ、容易に息継ぎを継続することができる。
なお、このリュックサック1は、河川や海岸等のレジャー、例えば、釣り等にも使用することができる。すなわち、万が一川や海に転落したとしても、装着者の頭部を水面上に浮上させた状態に維持して、息継ぎを確保することができる。
1 リュックサック
2 収納部
3 肩ベルト
4 腰ベルト
5 浮力材

Claims (1)

  1. 底面部、背面部、後面部及び背面部と後面部との間の左右の側面と天面とを包囲する周面部とからなり、周面部にスライドファスナーを設けるとともに、背面部に一対の肩ベルトを設けたリュックサックにおいて、底面部、背面部、後面部、周面部の左右各下端部及び肩ベルトに発泡プラスチックプレートからなる浮力材をそれぞれ配設する一方、発泡プラスチックプレートからなる浮力材を配設した腰ベルトを背面部に着脱自在に設け、ウエストに巻き回した腰ベルトの左右先端を連結可能としたことを特徴とするリュックサック。
JP2011003711U 2011-06-29 リュックサック Expired - Lifetime JP3170277U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3170277U true JP3170277U (ja) 2011-09-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018146715A1 (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 美希 浅野 救命バッグ及び救命システム
JP2019206195A (ja) * 2017-02-07 2019-12-05 美希 浅野 救命バッグ及び救命システム

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