JP3170240U - 煙草消火具 - Google Patents

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【課題】消火後の煙草を再度点火した際の喫味を損なわないようにすることが出来る煙草消火具を提供すること。
【解決手段】本考案は、充填部材11の上面を、煙草を挿入可能な径で、所定の深さに穿設してなる挿入穴部12と、該充填部材11の底面を、挿入穴部12と同軸で、挿入穴部12よりも大径に穿設してなる煙拡散部13と、挿入穴部12と煙拡散部13を連結する連結部14とを設け、充填部材11は、複数の材料を混合してなるものであり、充填部材11の周囲(11b)がその内側(11a)より堅くなるように、その周囲(11b)と内側(11a)とでは複数の材料の混合比を異ならせたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、消火後の煙草を再度点火した際の喫味を損なわないようにすることが出来る煙草消火具に関する。
近年、原材料の値上がりやたばこ税の税率の引き上げなどが原因となって、煙草の価格が高騰化してきており、そのため、例えば、煙草を一服した後に消火して残しておき、その消火後の煙草(いわゆる、シケモク)を再度点火して喫煙するという喫煙形態が、しばしば見られるようになっている。
このような場合、煙草を消火するためには、例えば、灰皿に煙草の火口(着火部分;以下、単に「火口」という)を押しつけてこすり落とすなどの行動を取ることが考えられるが、その場合、消火後の煙草が曲がったり、刻みを包んでいる巻紙が破れるなどすることがあり、残しておいた煙草の姿が悪くなったり、喫味が悪くなるなどの問題があった。
そこで、従来、火の付いた煙草を消火する煙草消火具として、例えば、特許文献1に開示されているもののように、肉厚の金属素材から成り、煙草の径より大径の開口部より煙草を挿入すると、煙草の径よりやや大きめに絞られた孔部に煙草の先端が挿入されることにより、火口から熱を奪うとともに酸素の供給を遮断して煙草を消火するようにしたものや、特許文献2に開示されているもののように、火の付いた煙草のほぼ全体を収容することにより、着火部分から熱を奪うとともに酸素の供給を遮断して煙草を消火するようにしたものが提案されている。
特開2001−37460号公報 特開平10−234348号公報
しかしながら、このような従来装置では、煙草を消火するという目的を達成することは出来るものの、その消火された煙草を再度点火して喫煙した際の喫味が悪くなると言う不具合を生じていた。
この考案は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、消火された煙草を再度点火して喫煙した際の喫味が悪くなることを防止できる煙草消火具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のある観点によれば、少なくとも底面を有する容器に、煙草の煙を吸着可能な材質からなる充填部材を設けた煙草消火具であって、前記充填部材には、該充填部材の上面を、前記煙草を挿入可能な径で、所定の深さに穿設してなる挿入穴部と、該充填部材の底面を、前記挿入穴部と同軸で、前記挿入穴部よりも大径に穿設してなる煙拡散部と、前記挿入穴部と前記煙拡散部とを連結する連結部とを設け、前記充填部材は、複数の材料を混合してなるものであり、前記充填部材の周囲がその内側より堅くなるように、その周囲と内側とでは前記複数の材料の混合比を異ならせたことを特徴とする煙草消火具が提供される。
この構成によれば、消火された煙草を再度点火して喫煙した際の喫味が悪くなることを防止できる。これは、挿入穴部に挿入した煙草の先端の火口(着火部)から立ち上る煙を充填部材により吸着しつつ、火口の温度を下げるとともに酸素の供給を絶つことで消火するため、火口が消火する際に、煙が煙草本体に戻ることによる燻蒸を抑止できるため、再度着火した際における煙草の喫味を変えることがなく、喫味を良好に維持することが出来るからである。
また、前記容器は有底の底面を有するものとしてもよい。
また、前記容器の底面と、前記充填部材の底面との間に煙拡散のための空間を設けたことを特徴としてもよい。
また、前記充填部材の底面に、煙吸着のための複数の細径の穴を穿設したことを特徴としてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、消火された煙草を再度点火して喫煙した際の喫味が悪くなることを防止できる。効果の詳細は、後述する。
図1(a)は煙草消火具1の平面図、図1(b)は、同図(a)のA−A矢視断面図。 (a)は、煙草消火具1を用いて煙草20を消火するために挿入穴部に挿入する直前の使用状態図。(b)は、煙草20を消火するために挿入穴部に挿入した使用状態図。 (a)は、煙草消火具1の第1の変形例を示した概略断面図。(b)は、煙草消火具1の第2の変形例を示した概略断面図。 煙草消火具1の第3の変形例を示した概略断面図。 (a)煙草消火具1の第4の変形例を示した正面図。(b)は、煙草消火具1の第4の変形例を示した斜視図。
以下、添付図面を参照しながら、この考案の実施の形態を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1(a),(b)は、本考案の第1実施形態である煙草消火具1の概略構成を示した図であり、同図(a)は煙草消火具1の平面図で、同図(b)は、同図(a)のA−A矢視断面図である。
同図において、煙草消火具1は、円筒状の側面10aと、この側面10aの水平断面形状よりも半径が小さくされた円盤状の底面10bと、側面10aと底面10bとを連絡する傾斜部10cとからなる容器10と、この容器10に収容される充填部材11から構成されている。
また、充填部材11は、充填部材11の中央部に設けられ、煙草の煙成分を吸着するための煙吸着部材11aと、煙吸着部材11aの形状を維持して容器10の内側に保持するために、煙吸着部材11aの周囲に設けられる壁部材11bとからなる。
そして、煙吸着部材11aには、容器10の開口側の上面を、煙草を挿入可能な径で、所定の深さに穿設してなる挿入穴部12と、煙吸着部材11aの挿入穴部12とは反対側の面(底面)を、挿入穴部12と同軸で、その挿入穴部12よりも大径に穿設してなる煙拡散部13と、挿入穴部12と煙拡散部13とを連結する連結部14とを設けている。
また、挿入穴部12に煙草の先端が挿入しやすいように、挿入穴部12の開口端12aはザグられてやや径が広くなるようにされている。また、挿入穴部12の開口端12aの周囲には、煙草を挿入する際の目標を指示するためのマーキング15が形成されている。
また、煙吸着部材11aの底面側から、煙草の煙成分を吸着する面積を大きくするために、複数の穴Hが同心円上に2列、等角度間隔で穿設されている。
そして、充填部材11と容器10の底面10bとの間には、空間16が設けられており、さらに、挿入穴部12から見込む位置の底面10bには、煙草の火口を受けるための金属材質の円盤17が、金属材質の支柱18を介して設けられている。
ここで、充填部材11の煙吸着部材11aと壁部材11bとは、煙成分を吸着する材料、例えば、珪藻土と、この珪藻土の形状を保持するための材料、例えば、白セメントとを混合してなる材料から構成されている。
そして、煙吸着部材11aは、煙草の煙成分をより多く吸着できるように、珪藻土の割合を白セメントの割合よりも多くした混合比、例えば、珪藻土が70%に対して白セメントが30%の割合で、珪藻土と白セメントとを混合した材料で構成し、壁部材11bは、煙吸着部材11aの形状をより強固に維持できるように、珪藻土の割合を白セメントの割合よりも少なくした混合比、例えば、珪藻土が30%に対して白セメントが70%の割合で、珪藻土と白セメントとを混合した材料で構成されている。
ここに、煙成分を吸着する材料として珪藻土を用いたのは、珪藻土が漆喰に用いられることが知られているように、空気中の水分や種々の化学物質を吸着する能力が大きいために用いたのであって、同等の機能を有する材料であれば、珪藻土以外の材料に置き換えることが出来る。また、この珪藻土の形状を保持するための材料として白セメントを使用したのは、充填部材11の材質の色を珪藻土の白色に合わせるためであって、珪藻土と混合した際の色を白色以外に設定する場合には、設定する色に対応した色の、それ以外の適宜な材料に置き換えることが可能である。
この煙草消火具1を用いて、煙草を消火する際の動作について、図2(a),(b)を参照して説明する。
図2(a)に示すように、喫煙者が火の付いた煙草20を、火口(着火部)23を下にした状態で、マーキング15を参考にしながら煙草消火具1の挿入穴部12に挿入すると、煙草20は、挿入穴部12の延長方向に案内された状態で移動し、同図(b)に示すように、その火口23が円盤17に到達する状態となる。喫煙者は、煙草20の先端(火口23)が円盤17に到達した手応えを感じて、煙草20より手を離すと、煙草20は煙草消火具1に保持された状態で直立する。ここに、21は煙草20の刻みを包んだ紙巻き部、22は煙草20の吸い口を構成するフィルター部であり、SSは煙草20の火口23から立ち上る煙である。
この状態では、煙草20の火口23が円盤17に突き当たり、それにより、その熱量が金属材質の円盤17及び支柱18を介して、煙拡散部13及び空間16に放出されるので、火口23の温度が下がるとともに、煙拡散部13及び空間16の酸素が消費されることで火口23の燃焼が弱まり、その結果、火口23が消火される。
それとともに、火口23から立ち上る煙SSは、煙拡散部13及び空間16に充満するとともに多数の穴Hに入り込む。そして、煙SSは、煙拡散部13、空間16、及び多数の穴Hと接触する面積部分において、充填部材11の材料に混合されている珪藻土により吸着されるので、上記の通りに火口23が消火される頃には、煙SSはほぼ充填部材11に吸着し尽くされた状態と成り、それにより、煙SSが煙草20の紙巻き部21を燻蒸するような事態が回避される。
このようにして、喫煙者が火の付いた煙草20を煙草消火具1に挿入してしばらく時間が経過すると、煙草20が消火されるとともに、その際、煙草20から立ち上る煙SSは、充填部材11に吸着されて煙草20の紙巻き部21に戻ることがない。したがって、消火時に立ち上る煙SSにより、煙草20の紙巻き部21が燻蒸されるような事態を回避することが出来る。
以上のことから、喫煙者が、火の消えた煙草20に再度火を付けて喫煙する際には、煙草20の喫味が、火を消す前の煙草20と同等の喫味となり、喫煙者は、同じ煙草20を消火前と同様な状態で再度喫煙を楽しむことが出来る。
<変形例>
図3(a),(b)は、上述した本考案の第1の実施形態のそれぞれ異なる第1、第2の変形例を示している。なお、図3(a),(b)において、図1(a),(b)と同一部分及び相当する部分には、同一符号を付している。
上述した本考案の第1の実施形態では、容器10の底面10bと充填部材11との間に空間16を設けたが、図3(a),(b)に示すように、容器10の底面10bに充填部材11の下面が突き当たるように構成しても良い。また、図3(a)の変形例では、底面10bに設けた円盤17及び支柱18を設けていないが、図3(b)の変形例のように、円盤17及び支柱18を設けるようにしても良い。
また、図3(a),(b)に示したこれらの変形例では、穴Hを設けていないが、適宜に設けるようにしても良い。
図4は、上述した第2の変形例のさらなる第3の変形例を示している。なお、図4において、図1(a),(b)と同一部分及び相当する部分には、同一符号を付している。
この変形例では、容器10として底面を開放した容器を用いており、この煙草消火具1を灰皿AT等の不燃性の板上に置いて使用する。この変形例では、煙草の灰などは、煙拡散部13の下にある灰皿AT上に堆積するので、煙草の灰の処理を容易にすることができる。
なお、煙草消火具1の底部周辺に、シリコンゴム等の不燃性素材で作られたリングを設けると、煙草消火具1と灰皿ATとの密閉性をより高めることができる。
図5(a),(b)は、さらに上述した本考案の第1の実施形態の第4の変形例を示している。
この変形例では、容器10の側面10aを、砲弾状の先細りの曲面に形成したものである。このように、容器10の形状としては、図1(a),(b)に示したような形状に限ることはなく、充填部材11を収容できる形状であれば、任意の形状を採用することが出来る。
また、例えば、角柱状、角錐状、円錐状、及び任意の意匠を施した形状にすることが出来る。
また、容器10を取り扱う際に落としたりすることがないように、容器10の外壁に取っ手や摘みを設けたり、あるいは滑り止め加工を施す等、適宜の構成を採用することが出来る。
また、容器10の材料としては、煙草20の熱に耐えることが出来るような材質のものを用いることが好ましい。例えば、磁器、陶器、耐熱ガラス、金属等を用いること出来る。
また、マーキング15としては、挿入穴部12と同心円を描くもの以外に、挿入穴部12を目立たせることが出来るような任意の装飾等を採用することが出来る。
また、以上述べてきた各実施形態の構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
本考案は、煙草の着火部分(火口)を消火するための器具であれば、適用することができる。例えば、容器の周囲に持ち手、つまみ、あるいはローレット(刻み)などを設けて容器の取り扱いを容易に出来るようにしたもの、容器の底面に底上げのための複数の突起や円環状の脚などを設けて、煙草から発せられる熱量を効率よく逃がすことが出来るようにしたものについても、同様に適用することが出来る。また、充填部材を構成する材料としては、煙草の煙成分を有効に吸着できるものであれば、上述した実施例の漆喰と白セメント以外のものを用いることが出来る。その場合、充填部材の素材色が白以外の色になることがある。また、充填部材の色を適宜に変えることで、製品のバリエーションを持たせることが出来る。
1 煙草消火具
10 容器
10a 側面
10b 底面
11 充填部材
11a 煙吸着部材
11b 壁部材
12 挿入穴部
12a 開口端
13 煙拡散部
14 連結部
15 マーキング
16 空間
17 円盤
18 支柱
20 煙草
23 火口(着火部分)
H 穴

Claims (4)

  1. 容器に、煙草の煙を吸着可能な材質からなる充填部材を設けた煙草消火具であって、
    前記充填部材には、
    該充填部材の上面を、前記煙草を挿入可能な径で、所定の深さに穿設してなる挿入穴部と、
    該充填部材の底面を、前記挿入穴部と同軸で、前記挿入穴部よりも大径に穿設してなる煙拡散部と、
    前記挿入穴部と前記煙拡散部とを連結する連結部とを設け、
    前記充填部材は、複数の材料を混合してなるものであり、前記充填部材の周囲がその内側より堅くなるように、その周囲と内側とでは前記複数の材料の混合比を異ならせたことを特徴とする煙草消火具。
  2. 前記容器は、有底の底面を有することを特徴とする請求項1記載の煙草消火具。
  3. 前記容器の底面と、前記充填部材の底面との間に煙拡散のための空間を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の煙草消火具。
  4. 前記充填部材の底面に、煙吸着のための複数の細径の穴を穿設したことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の煙草消火具。
JP2011003654U 2011-06-28 煙草消火具 Expired - Lifetime JP3170240U (ja)

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