JP3169498U - 船舶における海水冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶における海水冷却システムに精度の劣る油分検知器を用いる場合においても、正確な油分検知が可能でかつ、簡易且つ安価な船舶の海水冷却システムを提供する。【解決手段】船舶の海水冷却システムにおいて、油用冷却器の冷却水出口の冷却水主管に分岐管を設け、該分岐管に内部に油分検知器を配置した緩衝管を設け、該緩衝管の出口の分岐管を前記冷却水主管に接続してなる。【選択図】図1

Description

本考案は、精度の劣る油分検知器を用いる場合にも精度良く油分を検知することのできる船舶における海水冷却システムに関する。
従来、船舶には、海水を取り込み、取り込んだ海水による船舶内の冷却を行う海水冷却システムが装備される。この種の海水冷却システムとしては、例えば、特開2000−25694号公報に開示のものが知られている。同公報に開示のものは、発明名称「海水冷却装置」に係り、「部品点数を削減してコストダウンと船重量の低減が図れて高速艇等に好適な海水冷却装置を提供すること」の課題解決のために(同公報明細書段落番号0005参照)、「船体の下部にスクープにより海水が取り入れられるタンクを設け、該タンクの内部に冷却チューブ群を直接配管し、該冷却チューブ群の内部を被冷却媒体が循環するように構成した」ことにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載参照)、「弁付き配管及び冷却海水ポンプ等の大幅な省略により部品点数を削減してコストダウンと船重量の低減が図れると共に、船速を利用して取水できる」等の技術的効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0025参照)。
図3は、同公報に開示の海水冷却装置の第1実施例を示す側面図である。図3において、符号101は、船体、101aは、タンクトップ、102は、スクープ、103は、タンク、104、104A、104Bは、冷却チューブ群、104a、104bは、ヘッダーである。同公報に開示の海水冷却装置は、「図示のように、船舶の船体101の下部にスクープ102により海水が取り入れられるタンク103が設けられ、・・該タンク103内に取水された海水は配管等を通して船体101の側部に開口した吐出口102a より排水され、前記タンク103の内部には、複数組(図では2組)の冷却チューブ群104A,104Bが, それぞれタンクトップ101a上に突出するヘッダー104a ,104b を介して直接配管され、該冷却チューブ群104A,104Bの内部を清水や機関潤滑油等の各種被冷却媒体が配管等を介して循環され、このように構成されるため、各種被冷却媒体は、タンク103内において集中して海水と直接熱交換され、冷却され、・・前記海水はスクープ102により船速(船舶の速度)を利用してタンク103内に積極的に導入される(同公報明細書段落番号0010〜0012参照)。
一方、このような船舶における海水冷却システムにおいては、例えば、船舶内でのガスオイル等の冷却のために油用冷却器が装備されている。図4は、油用冷却器が装備される船舶の海水冷却システムの概略を示す図であり、図4において、符号105は、シーチェスト、106は、冷却海水ポンプ、107は、油用冷却器、108は、油分濃度計、109は、配管、110は、船外排出弁、111は、排出口、120は、前記油用冷却器107が装備される船舶の海水冷却システムである。
このような油用冷却器107が装備される船舶の海水冷却システム120において、前記油用冷却器107が破損した場合には、漏洩した油を検知するために、前記油用冷却器107の冷却水出口から前記船外排出弁110までの配管109の道中に前記油分濃度計108が設けられている。
しかしながら、一般に、この種の漏洩油を検知する油分濃度計108は高価であり、また、このような前記油分濃度計108の代わりに安価な油分検知器を使用しようとすると、冷却水主管109の間を流れる冷却海水の流量が大きいのに対し、通常の油分検知器では油分の検知能力が劣るため、この種の海水冷却システム120においては油分検知が困難ないしは不十分という問題があった。
特開2000−25694号公報
船舶における海水冷却水システムに精度の劣る油分検知器を用いる場合においても、正確な油分検知が可能でかつ、簡易且つ安価な船舶の海水冷却システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る考案は、船舶の海水冷却システムにおいて、油用冷却器の冷却水出口の冷却水主管に分岐管を設け、該分岐管に内部に油分検知器を配置した緩衝管を設け、該緩衝管の出口の分岐管を前記冷却水主管に接続してなることを特徴とする。
また、本願請求項2に係る考案は、前記請求項1に係る船舶における海水冷却システムにおいて、前記緩衝管上部には、バルブを介してエアー抜き管を接続してなることを特徴とする。
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
船舶における海水冷却システムにおいて、冷却水分岐管に緩衝管を設けたので緩衝管により冷却水の流れを抑えることが可能となり、精度の低い油分検知器でも正確な油分検知が可能となり、かつ、簡易で安価な海水冷却システムを提供することが可能となった。
本願の海水冷却システムにおける油分検知装置 図2(a)〜(e)は、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1の駆動の概略図である。 図3は、同公報に開示の海水冷却装置の第1実施例を示す側面図である。 図4は、油用冷却器が装備される船舶の海水冷却システムの概略を示す図である。
本考案に係る船舶における海水冷却システムを実施するための形態としての一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本考案に係る船舶における海水冷却システムを実施するための形態の一実施例である船舶における海水冷却システムの実施例1を示す概略図である。
図1において、符号1は、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム、2は、緩衝管、3は、油分検知器、4は、流入分岐管、5は、排出分岐管、6はエアー抜き管、7は、バルブであり、その余の符号については、図4に示した同一の部材は同一の符号で示し、その詳しい説明は省略する。
本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1においては、図1に示すように、前記油用冷却器107の冷却水出口に油溜まりの機能を発揮させる前記緩衝管2を前記冷却水主管109ではなく、当該主管109から分岐される冷却水分岐管(詳しくは、流入分岐管4及び排出分岐管5の間)に設けて、該緩衝管2内に前記油分検知器3を設ける構造とする。このようにすることによって、仮に海水に油が漏洩したとしても、油の方が比重が低いので、上方に配置する流入分岐管4から前記緩衝管2に導かれ、緩衝管2に流入した油は上方に溜まり、下部域に配置される排出分岐管5から海水のみを船外へ排出することができる。また、これらの分岐管4,5の流入口及び排出口の上方に油分検知器3を配置することにより、前記緩衝管2内の上方に溜まる油分を前記油分検知器3で検知することができる。
そして、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1においては、前記緩衝管2は、円筒形状で底面の直径が250mm、高さが950mmの大きさのものとし、また、前記油分検知器3として、兵神機械工業株式会社製の油分検知器(型式:LIC−75C)を前記緩衝管2内の上方350mm位置に配置し、前記冷却水主管109から上方に分岐する前記流入分岐管4を設けて前記緩衝管2の上部に流入させ、さらに、前記緩衝管2の下部から排出分岐管5を設けて、その下方に位置する前記主管109に接続する構成としたので、分岐管が中部域と下部域に設置されるため、冷却水の流れを抑えることが可能となり、この結果、冷却水の流れが抑えられて、油分が前記緩衝管2の上部に溜まるので、安価な油分検知器3でも正確な油分検知が可能となる。
なお、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1においては、前記緩衝管2上部に前記エアー抜き管6及びバルブ7を設ける。この場合のエアー抜き管6は、水滴の流入防止を考慮してグースネック形状のエアー抜き管6であってもよい。
次に、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1が駆動される概況について説明する。図2(a)〜(e)は、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1の駆動の概略図である。図2(a)〜(e)においては、符号は図1において説明した部材と同一の部材は同一の符号を用いて説明する。また、グレー表示は、冷却海水を滞留する状態を示し、矢印は冷却海水の流れを示す。前記排出分岐管5は、上述の図1では前記緩衝管2下部から直接前記主管109に接続されるように説明したが、実際は、図2(a)〜(e)に示すように、前記緩衝管2の下部から一旦、当該緩衝管2の上端を越えて上方に曲がり、その後下降して前記主管109と接合される。したがって、冷却海水は、前記船外排出弁110、前記排出口111から船外に排出される。
図2(a)〜(e)に示されるように、冷却海水が空の状態(図2(a))から、前記冷却海水ポンプ106により冷却海水を前記緩衝管2内に流入させると(図2(b))、前記バルブ7が開状態であるので、前記緩衝管2内のエアーが前記エアー抜き管6から外部に排出され、冷却海水は前記緩衝管2内に滞留する(図2(c))。この状態で、前記冷却海水ポンプ106により冷却海水がさらに流入されると(図2(c))、冷却海水は、さらに前記緩衝管2内に滞留される。そこで、冷却海水ポンプ106により冷却海水が前記油分検知器3の水位まで流入された後に前記バルブ7を閉める(図2(d))。
そうすると、前記バルブ7が閉められたため、エアの量が固定され、冷却海水は前記緩衝管2内で前記油分検知器3の水位を保ちつつ、前記排出分岐管5を通じて前記船外排出弁110、前記排出口111から船外に排出される。
このような状態で本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1の駆動を続けると、もし、冷却海水に油分が混入した場合には、油分は、前記緩衝管2内で上方に集まり、前記油分検知器3の周囲に集まる。そこで、前記油分検知器3が油分を検知する。前記油分検知器3が油分を検知したら、前記冷却海水ポンプ106を停止し、前記緩衝管2の入口側に設けられる流入分岐管4及び同出口側に設けられる排出分岐管5のそれぞれ設けられるバルブ(図示外)を閉めて、しかる後、前記緩衝管2の前記排出分岐管5から油分を含む冷却海水を船内のドレンタンク(図示外)に排出し、さらに、前記緩衝管2内の清掃を行う。
このようにすることにより、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1においては、冷却海水内に油分が混入した場合にも容易に検知できることとなり、混入した油分が所定容量の緩衝管2内において上方に集合されて、それを検知するので、精度が良く高価な油分濃度計108を使用する必要がなくなる。したがって、本実施例1に係る船舶における海水冷却システム1においては、精度の劣る油分検知器3を用いる場合にも、精度良く油分を検知することができる
本考案は、船舶の海水冷却システムに利用する。
1 海水冷却システム
2 緩衝管
3 油分検知器
4 流入分岐管
5 排出分岐管
6 エアー抜き管
7 バルブ
101 船体
101a タンクトップ
102 スクープ
103 タンク
104a ヘッダー
104A,104B 冷却チューブ群
106 冷却海水ポンプ
107 油用冷却器
108 油分濃度計
109 冷却水主管
110 船外排出弁
111 排出口
120 従来の海水冷却システム

Claims (2)

  1. 船舶の海水冷却システムにおいて、油用冷却器の冷却水出口の冷却水主管に分岐管を設け、該分岐管に内部に油分検知器を配置した検証管を設け、該緩衝管の出口の分岐管を前記冷却水主管に接続してなることを特徴とする船舶における海水冷却システム。
  2. 前記緩衝管上部には、バルブを介してエアー抜き管を接続してなることを特徴とする請求項1に記載の船舶における海水冷却システム。
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