JP3169386U - 動物用トイレ粒材 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る動物用トイレ粒材は、乾燥機で60℃で乾燥させた後、撥水処理を行って製造されてもよい。また、円柱形を成し、直径が5mm、長さが5〜12mmであってもよい。
本発明に係る動物用トイレ粒材は、ネコ用トイレ砂として好適に用いられるが、ハムスター、イヌなどのトイレ砂として用いられてもよい。
図1および図2は、本考案の第1の実施の形態の動物用トイレ粒材を示している。
本考案の第1の実施の形態の動物用トイレ粒材11は、ゼオライトの粒子をポリビニルアルコールで固化して成る。
ポリビニルアルコールは、けん化度が98.0モル%乃至99.0モル%、重合度が1700乃至2400である。ポリビニルアルコールは、ゼオライト100重量部に対して3重量部乃至5重量部配合されている。
粒材11は、円柱形または球形を成し、直径が4mm乃至8mmである。
図1に示すように、二重構造の動物用トイレ1は、シート収納容器2とすのこ3とを有している。シート収納容器2は、上部が開放された箱形の容器から成る。すのこ3は、シート収納容器2の底部2aとの間に間隙を開けて、シート収納容器2の内部に取付可能になっている。すのこ3は、目の大きさが2mm×2mmである。
また、動物用トイレ粒材11は、香料を含んでいてもよい。この場合、香料の香りにより、動物の尿臭をマスキングで抑えることができる。
粒材は、円柱形または球形を成し、直径が4mm乃至8mmである。粒材は、撥水処理が施されている。
動物用トイレ粒材は、すのこ3の上に複数を敷き詰めて使用される。すのこ3の下のシート収容容器2の底部2aには、動物の尿などを吸収するための吸水性シート4を敷いておく。動物が動物用トイレ1で尿を排泄すると、その尿が各粒材間の隙間を通過して下方の吸水性シート4に吸収される。ゼオライトの粒子は、尿などの臭い成分を吸着する効果を有するため、粒材により動物の尿臭を脱臭することができる。
ゼオライト粉体100重量部に対して、ポリビニルアルコールを1,3,5または8重量部、お湯を40重量部とする。お湯にポリビニルアルコールを加えて溶解し、その溶液をゼオライトに加えてミキサーで十分に混合する。それを、押出機(不二パウダル株式会社製、商品名「ディスク・ペレッター」)で、直径5mmの円柱状に押し出し、長さ7〜8mmで切断して、複数の粒材を製造した。
粒材200ミリリットルを3リットルのテストパックに入れ、0.25%のアンモニア溶液10ミリリットルをその粒材に振りかけて、テストパックを密封した。密封から10分後、30分後のテストパック内のアンモニア残留濃度を測定し、その結果を表1に示す。なお、密封前の初期濃度は270ppmである。また、アンモニア残留濃度は、0ppm〜3ppmのとき臭気はしないまたはかすかに感じられる程度、3ppm〜8ppmのとき臭気が感じられる程度、8ppm〜15ppmのとき臭気がきつくなる程度、15ppm〜30ppmのとき刺激臭がする程度である。
次に、同様にして、2倍の濃度0.5%のアンモニア溶液を振りかけたときの結果を表2に示す。なお、密封前の初期濃度は500ppmである。
各粒材の乾燥時および吸水時の強度を、各粒材を指で潰して調べ、その結果を表3に示す。
各粒材の吸水率を調べ、その結果を表4に示す。
表1および表2のアンモニア吸着テスト、表3の強度テスト、表4の吸水テストのそれぞれの結果から、動物用トイレ粒材は、PVA117のポリビニルアルコールが3重量部乃至5重量部配合されているものが最適であることが確認された。すなわち、この場合、臭い成分の吸着効果の低下を抑えつつ、湿潤時でも崩壊しにくい粒材を構成することができる。
(1) ゼオライト100重量部に対して、ポリビニルアルコールを5重量部、お湯を40重量部とする。お湯にポリビニルアルコールを加えて溶解し、その溶液をゼオライトに加えてミキサーで十分に混合する。それを、押出機(不二パウダル株式会社製、商品名「ディスク・ペレッター」)で、直径5mmの円柱状に押し出し、長さ5〜12mmで切断した。その後、60〜100℃で乾燥させ、含水率を7重量%以下にして、複数の粒材を製造した(以下、「ゼオライトペレットPVA」という)。ポリビニルアルコールは、実施例1で用いた市販製品「PVA117」(株式会社クラレ製、商品名「クラレポバールPVA117」)を使用した。
ゼオライトペレットPVAおよびゼオライトペレットセメントの2種類の粒材を使用して、以下の実験を行った。
脱臭効果について、市販の2種類の他社製品との比較テストを行った。
粒材200ミリリットルを3リットルのテストパックに入れ、0.25%のアンモニア溶液10ミリリットルをその粒材に振りかけて、テストパックを密封した。密封から10分後、30分後のテストパック内のアンモニア残留濃度を測定し、その結果を表5に示す。
ゼオライトペレットPVAおよびゼオライトペレットセメントのそれぞれに、10倍希釈したパラフィンワックス系撥水剤(日華化学株式会社製、商品名「TH−44」)を表面全体にスプレーして撥水処理を行った粒材と、ヒノキオイルを0.25%含浸させてヒノキオイル処理した粒材とを製造し、無処理の粒材と比較を行った。
ゼオライト80重量部に対して、ポルトランドセメントを20重量部加えてミキサーで混合し、さらにお湯を全体の40重量部加えて混合する。それを、押出機(不二パウダル株式会社製、商品名「ディスク・ペレッター」)で、直径5mmの円柱状に押し出し、長さ7〜8mmで切断した。その後、養生期間をおいて十分に硬化したのを確認後、乾燥機で60℃で乾燥させた。乾燥後、所定の倍率で希釈したパラフィンワックス系撥水剤(日華化学株式会社製、商品名「TH−44」)を表面全体にスプレーして撥水処理を行い、乾燥させて複数の粒材を製造した。
10倍希釈の撥水剤をスプレーした粒材と、50倍希釈の撥水剤をスプレーした粒材と、撥水処理を行っていない粒材とを製造し、各粒材を水に浸した後のpHの値の変化を測定し、その結果を表7に示す。
5倍希釈、10倍希釈、20倍希釈、30倍希釈、40倍希釈および50倍希釈の撥水剤をスプレーした粒材と、撥水処理を行っていない粒材とを製造した。各粒材200ミリリットルを3リットルのテストパックに入れ、0.25%のアンモニア溶液10ミリリットルをその粒材に振りかけて、テストパックを密封した。密封から10分後、30分後のテストパック内のアンモニア残留濃度を測定し、その結果を表8に示す。
乾燥機で60℃で乾燥させた後、50倍希釈の撥水剤をスプレーした粒材と、室内乾燥させた後、50倍希釈の撥水剤をスプレーした粒材と、撥水処理を行っていない粒材とを製造した。各粒材200ミリリットルを3リットルのテストパックに入れ、0.25%のアンモニア溶液10ミリリットルをその粒材に振りかけて、テストパックを密封した。密封から10分後、30分後のテストパック内のアンモニア残留濃度を測定し、その結果を表9に示す。
ゼオライト80重量部に対して、ポルトランドセメントを20重量部加えてミキサーで混合し、さらにお湯を全体の40重量部加えて混合する。それを、押出機(不二パウダル株式会社製、商品名「ディスク・ペレッター」)で、直径5mmの円柱状に押し出し、長さ5〜12mmで切断した。その後、養生期間をおいて十分に硬化したのを確認後、乾燥機で乾燥させて含水率を7重量%以下にし、複数の粒材を製造した。
2 シート収納容器
2a 底部
3 すのこ
4 吸水性シート
11 粒材
Claims (6)
- ゼオライト、セピオライトまたはアタパルジャイトの粒子をポリビニルアルコールで固化して成り、円柱形または球形を成し、直径が4mm乃至8mmであることを、特徴とする動物用トイレ粒材。
- 前記ポリビニルアルコールは、けん化度が98.0モル%乃至99.0モル%、重合度が1700乃至2400であり、前記ゼオライト100重量部に対して3重量部乃至5重量部配合されていることを、特徴とする請求項1記載の動物用トイレ粒材。
- 撥水処理が施されていることを、特徴とする請求項1または2記載の動物用トイレ粒材。
- ゼオライト、セピオライトまたはアタパルジャイトの粒子をセメントで固化して成り、撥水処理が施され、円柱形または球形を成し、直径が4mm乃至8mmであることを、特徴とする動物用トイレ粒材。
- 乾燥機で60℃で乾燥させた後、撥水処理を行って製造されることを、特徴とする請求項3または4記載の動物用トイレ粒材。
- 円柱形を成し、直径が5mm、長さが5〜12mmであることを、特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の動物用トイレ粒材。
Priority Applications (1)
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JP2011002715U JP3169386U (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | 動物用トイレ粒材 |
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JP3169386U true JP3169386U (ja) | 2011-07-28 |
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Family Applications (1)
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JP2011002715U Expired - Lifetime JP3169386U (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | 動物用トイレ粒材 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019202970A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 株式会社大貴 | 吸水処理材及びその製造方法 |
CN114760837A (zh) * | 2019-12-19 | 2022-07-15 | 株式会社大贵 | 排泄物处理材料及其制造方法 |
-
2011
- 2011-05-17 JP JP2011002715U patent/JP3169386U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019202970A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 株式会社大貴 | 吸水処理材及びその製造方法 |
CN114760837A (zh) * | 2019-12-19 | 2022-07-15 | 株式会社大贵 | 排泄物处理材料及其制造方法 |
CN114760837B (zh) * | 2019-12-19 | 2023-09-22 | 株式会社大贵 | 排泄物处理材料及其制造方法 |
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