JP3169272U - 透光性素材からなる器物 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性を有する素材を用いて、消エネ、節電効果を図り、かつ地震、災害等による夜間の停電に即応し、外傷等を受傷することなく避難路の確保と精神的な安心感を受容できる照明具を提供することである。【解決手段】ランプシェードLの本体部Laは、ガラスを素材として製作され、Lbは、ランプシェードLを製作する工程で形成される出入口で、Lcは、蓄光材Ld等を収納する物質収納部で、ほぼ球状の空洞となっている。Leは物質収納部Lcの出入口Lbを閉塞する着脱自在のアクリル樹脂からなる蓋部材で、蓋部材Leの頂部には摘みLetが形成され、蓋部材Leは着脱自在となっている。【選択図】図1

Description

本考案は、透光性素材からなる器物に係り、より詳しくは、透光性を有する素材、例えばガラス、アクリル樹脂を用いて、消エネ、節電効果を図り、かつ地震、災害等による夜間の停電に即応し、外傷等を受傷することなく避難路の確保と精神的な安心感を受容できる、透光性素材からなる器物に関する。
近年、地球温暖化防止、省エネ対策等を目的とした照明具として、その構成部材にLED及び出射された太陽光や電球等の光を吸収、蓄積、発光できる性質を有する、いわゆる蓄光材を組み合わせてなる技術が開発され、提案されている。例えば、特許文献1(第1頁、図1参照)「電球および移動用灯具」、特許文献2(第1頁、図1参照)「蓄光式表示器」等である。
特許文献1は、バルブの少なくとも前面側に、蓄光性蛍光体化合物とバインダー樹脂とを含む蓄光性蛍光体層を設けたことにより、蓄光性蛍光体層の強度および耐久性を高くすることができ、かつ電球消灯時においてもその認識性を向上させた電球および移動用灯具を提供することを課題とし、その解決手段は、電球の片口バルブの前面側表面に蓄光性蛍光体をバルブ表面積の4分1以上2分の1以下の範囲で塗布する。蓄光性蛍光体は、アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O4)を主成分とし、溶媒にバインダー樹脂を溶解した溶液にこれを加えて混合して塗料を作成し、この塗料を電球の所定の場所に塗布する。塗布は塗料の中に片口バルブを浸けた後、乾燥によって溶剤を蒸発させて行う。塗料は蓄光性蛍光体化合物重量部に対して、バインダー樹脂は1〜50重量部の範囲とするのが好ましい、とされている。
特許文献2は、視認性機能及びイルミネ−ション機能を高めた蓄光式表示器の提供を課題としている。その解決手段は、ケ−ス状の本体内に配置されたキセノン・ストロボライトの点滅によって透明部材からなる表示面が内部から照射されるようにした表示器において、前記表示面の内面側には、透過性のある蓄光材が備えられ、しかも前記キセノン・ストロボライトの点滅によって前記蓄光材が励起されるようにしたことを特徴としている。
特開2000−173556号公報 特開平10−063207号公報
しかしながら、特許文献1は、蓄光材を反射板の基板内側に積層し、蓄光材を部分的に配設する構成としているので、蓄光材による光線の遮蔽と蓄光性との妥協との産物であり、正面から出射される光量の低下は不可避であり、かつ高い蓄光性を付与できないという不具合がある。また、特許文献2は、内部に光源を備えるランプケースに蓄光材シートを貼付し、蓄光の励起光を標識として利用するものであるが、光源と蓄光材が一体ではなく独立して設けられており、蓄光効率が悪く、またレンズ、反射鏡を使って表示ランプとして自在に光学的な設計ができないという欠点がある。
また、現代生活にあっては、職場、家庭、地域コミュニティー等の生活環境において、多くの人が各種のストレスを抱えており、健康を維持し、快適な日々を過ごすには何らかの方法でストレスを解消することが肝要である。1日の精神的及び肉体的な疲労を解消し、明日への活力を生み出すために各人各様のストレス解消法が採り入れられている。一般的なストレス解消法としては、入浴、音楽、スポーツ、魚釣り、観劇、読書、音楽、囲碁・将棋等の趣味、友人との談笑、飲酒等が一般的である。また近年、各種のストレスが、心身に強い影響を与え、各種の疾病発症の大きな要因となることは定説となっている。ストレスを積極的に解消するため、特に、人間の五感、例えば、視覚、嗅覚、触覚等を、単一又は複合的に組み合わせてストレスの解消を図ると共に、リラクゼーション効果を奏するとして多種多様の装置、機器又は方法等が数多く提案されている。
本願考案者は、地球温暖化防止、省エネ、節電効果を図ると共に、現代人のストレスを解消するために鋭意検討を重ね、特に固体、液体又は気体のエネルギー放出物質、例えば、蓄光材等に着目して、本願考案を完成した。そこで、本願考案が解決しようとする課題は以下の通りである。すなわち、
(1)第1の課題は、透光性を有する素材を用いて、消エネ、節電効果を図り、かつ地震、災害等による夜間の停電に即応し、外傷等を受傷することなく避難路の確保と精神的な安心感を受容できる照明具を提供することである。
(2)第2の課題は、透光性を有する素材を用いて、実用的であると共に精神的リラクゼーション効果を付与する照明具を提供することである。
(3)第3の課題は、透光性を有する素材を用いて、消灯された室内、廊下又は階段等において、標識又は非常灯機能を備えた非常用タイルを提供することである。
(4)第4の課題は、透光性を有する素材を用いて、本体の一部に発光物を含有する流体が流れ落ちる凹部を形成してなるオブジェを提供することである。
(5)第5の課題は、透光性を有する素材を用いて、容器の一部に封入した物質の特性を活かした飲料具を提供することである。
課題を解決するための手段は、本願、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
***************************************
本願考案における実用新案登録請求の範囲、明細書及び要約書等に記載の用語についての解釈上の疑義を解消すべく、以下に本考案の実用新案登録請求の範囲、明細書等に記載する用語の説明を行うこととする。
○「透光性素材」とは、ガラス又はアクリルをいう。ガラスのみ又はアクリルと接合して用いられる。ガラスは、無色透明ガラス、着色ガラス、琉球ガラス又はベネチアンガラスをいう。
○「本体部」とは、ガラス又はアクリルを素材として製作される、例えば、ランプシェード、キャンドルシェード等の主要な部材をいう。
○「物質収納部」とは、本体部を製作する工程において形成されるか又は製作された本体部の一部に設けられるエネルギー放出物質を収納、保持する空洞、凹部、溝、中空部等をいう。
○「エネルギー放出物質」とは、例えば、太陽光、蛍光灯又はLED等の光エネルギー(紫外線)を吸収して、暗闇で徐々に光を放出する蓄光材、マイナスイオンを放射する白炭(木炭の一種)、低微量放射線を放射する北投石、遠赤外線を放射するセラミックス、鉄粉等の発熱剤、高吸水性樹脂等の保冷剤等をいう。
○「蓋部材」とは、物質収納部の出入口を閉塞する着脱自在の部材をいう。物質収納部内のエネルギー放出を妨げない素材から製作される。例えば、ガラス、アクリル、その他の合成樹脂材、シリコンゴム、布帛、不織布等の素材である。
○「オブジェ」とは、象徴的又は幻想的効果を生み出すための素材を使った立体的な作品をいう。例えば、方形状の1〜複数のアクリル板の表面又は/及び裏面に一連の凹溝等を形成し、アクリル板又はガラス板と接合し、当該凹溝に蓄光材を含有する流動体(液状体)を上方から下方にゆっくりと所定の時間で流下させ、幻想的効果や芸術的効果を奏する造形物である。
***************************************
○上記の課題を解決するための第1の考案は、請求項1に記載の考案であり、
透光性を有する1〜複数の素材からなる本体部と、前記本体部を製作する工程において形成されるか又は製作された本体部の一部に設けられる物質収納部と、前記物質収納部に収納、保持される1又は/及び2以上の組み合わせからなる固体、液体又は気体物質と、前記固体、液体又は気体物質を収納後、物質収納部の出入口を閉塞する着脱自在の蓋部材から構成されている、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第2の考案は、請求項2に記載の考案であり、
前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物がランプシェード又はキャンドルシェードである、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第3の考案は、請求項3に記載の考案であり、
前記素材がガラス又はアクリルであり、
前記器物が床面又は壁面に取り付けられる非常用タイルである、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第4の考案は、請求項4に記載の考案であり、
前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物が屋内又は屋外に展示される装飾用置物又はオブジェである、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第5の考案は、請求項5に記載の考案であり、
前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物が清涼飲料、果汁飲料、お茶、コーヒー、紅茶又はアルコール飲料等の飲料用容器である、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第6の考案は、請求項6に記載の考案であり、
前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第7の考案は、請求項7に記載の考案であり、
前記液体物質が香水、水銀、血液、海水、湖水、油、パラフィン、ホルマリンである、ことを特徴としている。
○上記の課題を解決するための第8の考案は、請求項8に記載の考案であり、
前記気体物質が空気である、ことを特徴としている。
本考案に係る、透光性素材からなる器物は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本考案特有の効果を奏する。また、上記のような特徴的構成要件から構成された、ランプシェード、キャンドルシェード、非常用タイル、オブジェ又は飲料用容器等によれば、本願考案の課題を十分に解決することができた。
即ち、第1の考案によれば、「透光性を有する1〜複数の素材からなる本体部と、前記本体部を製作する工程において形成されるか又は製作された本体部の一部に設けられる物質収納部と、前記物質収納部に収納、保持される1又は/及び2以上の組み合わせからなる固体、液体又は気体物質と、前記固体、液体又は気体物質を収納後、物質収納部の出入口を閉塞する着脱自在の蓋部材から構成されている」という特徴的構成により、
また、第2の考案によれば、「前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物がランプシェード又はキャンドルシェードである」という特徴的構成により、
また、第6の考案によれば、「前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である」という特徴的構成により、
また第7の考案によれば、「前記液体物質が香水、水銀、血液、海水、湖水、油、パラフィン、ホルマリンである」という特徴的構成により、
さらに、第8の考案によれば、「前記気体物質が空気である」という特徴的構成により、
透光性を有する素材を用いて、消エネ、節電効果を図り、かつ地震、災害等による夜間の停電に即応し、外傷等を受傷することなく避難路の確保と精神的な安心感を受容できる照明具の提供という、第1の課題と、透光性を有する素材を用いて、実用的であると共に精神的リラクゼーション効果を付与する照明具の提供という、第2の課題を解決することができた。
すなわち、例えば、ガラスを素材とするランプシェードを製作する工程で形成される本体部の頂部を物質収納部とし、この物質収納部に蓄光材を封入し、当該蓄光材の下部に光源としてLEDを配設して所定時間点灯すれば、蓄光材はLEDの光エネルギーを吸収し、LEDを消灯しても蓄光材は発光し、補助灯の働きをする。
また、地震、災害等が夜間に発生したとき、ランプシェードがある位置は、発光している蓄光材により即座に視認することができるので、ランプシェードをスタンドから取り外し、懐中電灯として避難路を確保しながら安全な避難所に退避することができる。また、例えば、キャンドルシェードの底部に形成された物質収納部に蓄光材を収納しておけば、キャンドルの赤い炎、キャンドルシェードの着色ガラスの色及び蓄光材の薄黄色の三者と室内の配色等のコントラストにより、趣のある空間と雰囲気が醸し出され、室内やキャンドル周囲の人に精神的なリラクゼーション効果を付与することができる。
第3の考案によれば、「前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物が床面又は壁面に取り付けられる非常用タイルである」という特徴的構成により、
また、第6の考案によれば、「前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である」という特徴的構成により、
透光性を有する素材を用いて、消灯された室内、廊下又は階段等において、標識又は非常灯機能を備えた非常用タイルの提供という、第3の課題を解決することができた。
第4の考案によれば、「前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物が屋内又は屋外に展示される装飾用置物又はオブジェである」という特徴的構成により、
また、第6の考案によれば、「前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である」という特徴的構成により、
さらに、第7の考案によれば、「前記液体物質が香水、水銀、血液、海水、湖水、油、パラフィン、ホルマリンである」という特徴的構成により、
透光性を有する素材を用いて、本体の一部に発光物を含有する流体が流れ落ちる凹部を形成してなるオブジェの提供という、第4の課題を解決することができた。
第5の考案によれば、「前記素材がガラス又はアクリルであり、前記器物が清涼飲料、果汁飲料、お茶、コーヒー、紅茶又はアルコール飲料等の飲料用容器である」という特徴的構成により、
また、第6の考案によれば、「前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である」という特徴的構成により、
透光性を有する素材を用いて、容器の一部に封入した物質の特性を活かした飲料具の提供という、第5の課題を解決することができた。すなわち、例えば、飲料具のグラスの底部に設けた物質収納部に保温材を封入しておけば、温かいアルコール飲料等をゆっくりと楽しめ、また、物質収納部に保冷材を封入しておけば、清涼飲料や冷たいビール等を美味しく飲むことができる。
(a)は、本願考案に係る、透光性素材からなる器物の一実施形態である、ランプシェードの斜視図、(b)は、図1(a)における要部断面図である。 (a)は、同透光性素材からなる器物の一実施形態である、キャンドルシェードの斜視図、(b)は、同キャンドルシェードの一部切欠断面図である。 (a)は、同透光性素材からなる器物の一実施形態である、非常用タイルの斜視図、(b)は、図3(a)における3−3線断面図、(c)は、非常用タイルを壁面に取り付けた状態の斜視図、(d)は、同非常用タイルを壁面に取り付けた状態の平面図である。 (a)は、同透光性素材からなる器物の一実施形態である、オブジェの正面図、(b)は、同側面図、(c)は、4(a)におけるA部拡大断面図である。 は、同透光性素材からなる器物の一実施形態である、飲料用グラスの斜視図である。
図1は、本願考案に係る、透光性素材からなる器物である、ランプシェードLを電気スタンド10に取り付けた状態を示し、点灯スイッチ、配線器具等は省略している。ランプシェードLの本体部Laは、ガラスを素材として製作される。Lbは、ランプシェードLを製作する工程で形成される出入口で、Lcは、蓄光材Ld等を収納する物質収納部で、ほぼ球状の空洞となっている。Leは物質収納部Lcの出入口Lbを閉塞する着脱自在のアクリル樹脂からなる蓋部材で、蓋部材Leの頂部には摘みLetが形成され、蓋部材Leは着脱自在となっている。電気スタンド10は、基台1、支柱2、ソケット3、光源のLED及びランプシェードLを支持する複数の支持杆4から構成されている。蓄光材Ldは、LEDが点灯されると、その光エネルギー(紫外線)を吸収して、暗闇で徐々に光を放出することができ、LEDが消灯されても、光エネルギーが残存しているとき、蓄光材Ldは補助灯として発光を続けることができる。例えば、夜間に地震が発生したとき、蓄光材Ldが発光していれば、家人等は、ランプシェードLを即座に視認して、ランプシェードLを電気スタンド10の支持杆4から取り外し、懐中電灯として避難路を確保しながら安全な避難所に退避することができる。なお、物質収納部Lc内には、蓄光材Ldに、例えば、液体物質である花の精油(香水)等を加えることができ、これにより花の香りによって、精神的なリラックス効果を得ることができる。
図2は、ガラスを素材とするキャンドルシェードCを示し、キャンドルシェードCの製作工程において、底部Caに物質収納部Ccと出入口Cbが形成され、物質収納部Cc内には、蓄光材Cdやその他の物質、例えば、マイナスイオン発生物質である、セラミックス等を収納することができる。底部Caにはキャンドル20が載置される。また、キャンドルシェードCの底部に形成された物質収納部Ccに蓄光材Cdを収納することにより、キャンドル20の赤い炎、キャンドルシェードCの着色ガラスの色(例えば青色)及び蓄光材Cdの薄黄色の三者と室内の配色等のコントラストにより、趣のある空間と雰囲気が醸し出され、また、マイナスイオンとの相乗効果と相俟って室内やキャンドル20の周囲の人に精神的なリラクゼーションを付与することができる。蓋部材Ceは、アクリル又はシリコンゴム等が好ましい。
図3(a)は、アクリルを素材とする緊急避難用の非常用タイルTを示している。非常用タイルTの本体部Taは、表面体30と裏面体40からなっている。Tbは、表面体30の裏面に形成された凹部、Tcは裏面体40の表面に形成された凹部で、表面体30の凹部Tbと裏面体40の凹部Tcは、表面体30と裏面体40が接着剤等で接合されたとき、物質収納部Tdが形成され、物質収納部Td内には蓄光材Teが収納される(図3(b)、参照)。複数の物質収納部Tdは、図示するように、緊急避難時における避難方向を矢印で指示することができる。(c)は、非常用タイルTを壁面Wに取り付けた状態を示している。物質収納部Td内の蓄光材Teは、廊下等に設置された天井灯の照明光で光エネルギーを吸収するので、天井灯が消灯された後は、非常灯としての機能を発揮することができる、(d)は、非常用タイルTを床面Fに取り付けた状態を示している。物質収納部Td内の蓄光材Teは、壁面Wに取り付けた非常用タイルTと同様に、廊下等に設置された天井灯の照明光で光エネルギーを吸収するので、天井灯が消灯された後は、非常灯としての機能を発揮することができる。
図4(a)は、透光性素材のアクリル製方形状パネルPを用いて屋外に制作されたオブジェOJを示している。オブジェOJは、例えば、2m四方のパネルP1〜P25からなる、回転可能なあみだくじ型オブジェOJである。パネルP1〜P25は、接着剤等で接合されると共に、各パネルP1〜P25には、垂直又は/及び水平状からなるあみだくじ型の凹溝P1a〜P25aが形成されており、当該凹溝P1a〜P25a内上方には蓄光材入りの液体W1〜W5が落流点S1まで充填されている。液体W1〜W5の落流スタートボタン(不図示)が押されると落流点S1が開き、液体W1〜W5は徐々に下方に所定時間、例えば、5分間を要しながら落下する(砂時計と同機構)。液体W1〜W5が最下点S2に達すれば、(b)に示す回転装置OJ1が駆動してオブジェOJを反転させ、これを元の位置に戻し、再度、液体W1〜W5の落流スタートボタンが自動的に押され、液体W1〜W5は、再びあみだくじ型の凹溝P1a〜P25aを徐々に下方に落下する。(b)は、オブジェOJを構成する回転装置OJ1、基台OJ2、支持装置Oj3、回転軸OJ4を示している。OJ5は、オブジェOJ回転用溝である。
図5は、ガラスを素材とする飲料用グラス(以下、グラスGという)を示している。Gaは、グラスGを製作する工程で形成される出入口で、Gbは、蓄光材Gc等を収納する物質収納部で、ほぼ球状の空洞となっている。Gdは、物質収納部Gbの出入口Gaを閉塞するアクリル樹脂又はシリコンゴム等からなる蓋部材である。物質収納部Gb内に、例えば、蓄光材Gcを収納すれば、室内の照明具の光源による光エネルギーを吸収し、発光することができる。あるいは、物質収納部Gb内に、鉄粉や活性炭等からなる保温材を封入しておき、グラスG内にアルコール飲料等を入れた後、グラスGをゆっくりと搖動すれば、保温材の発熱作用でグラスG内のアルコール飲料等は温められ、保温状態は長く維持され、アルコール飲料等を美味しく飲むことができる。また、物質収納部Gb内に、高吸水性樹脂等の保冷材等を入れておけば、保冷材の冷却作用で、例えば、清涼飲料やビール等のアルコール飲料等は、長時間冷たい状態で保持することができ、美味しく飲むことができる。
L ランプシェード
La 本体部
Lb 出入口
Lc 物質収納部
Ld 蓄光材
Le 蓋部材
Let 摘み
10 電気スタンド
1 基台
2 支柱
3 ソケット
4 支持杆
C キャンドルシェード
Ca 底部
Cb 出入口
Cc 物質収納部
Cd 蓄光材
Ce 蓋部材
20 キャンドル
T 非常用タイル
Ta 本体部
Tb、Tc 凹部
Td 物質収納部
Te 蓄光材
30 表面体
40 裏面体
W 壁面
F 床面
OJ オブジェ
P1〜P25 パネル
P1a〜P25a 凹溝
W1〜W5 液体
S1 落流点
S2 最下点
OJ1 回転装置
OJ2 基台
Oj3 支持装置
Oj4 回転軸
OJ5 回転用溝
G グラス
Ga 出入口
Gb 物質収納部
Gc 蓄光材
Gd 蓋部材

Claims (8)

  1. 透光性を有する1〜複数の素材からなる本体部と、
    前記本体部を製作する工程において形成されるか又は製作された本体部の一部に設けられる物質収納部と、
    前記物質収納部に収納、保持される1又は/及び2以上の組み合わせからなる固体、液体又は気体物質と、
    前記固体、液体又は気体物質を収納後、物質収納部の出入口を閉塞する着脱自在の蓋部材から構成されている、
    ことを特徴とする、透光性素材からなる器物。
  2. 前記素材がガラス又はアクリルであり、
    前記器物がランプシェード又はキャンドルシェードである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載に記載の透光性素材からなる器物。
  3. 前記素材がガラス又はアクリルであり、
    前記器物が床面又は壁面に取り付けられる非常用タイルである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載に記載の透光性素材からなる器物。
  4. 前記素材がガラス又はアクリルであり、
    前記器物が屋内又は屋外に展示される装飾用置物又はオブジェである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載に記載の透光性素材からなる器物。
  5. 前記素材がガラス又はアクリルであり、
    前記器物が清涼飲料、果汁飲料、お茶、コーヒー、紅茶又はアルコール飲料等の飲料用容器である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載に記載の透光性素材からなる器物。
  6. 前記固体物質が蓄光材、鉱石、宝石、セラミックス、藻類、プランクトン、嫌気性生物、ドライフラワー、保温材、保冷材、浜砂、砂鉄、銀粉、骨粉、炭粉、砂金、塩である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の透光性素材からなる器物。
  7. 前記液体物質が香水、水銀、血液、海水、湖水、油、パラフィン、ホルマリンである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の透光性素材からなる器物。
  8. 前記気体物質が空気である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の透光性素材からなる器物。
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