JP3169054U - プッシュスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】接点部への防塵対策及び静電対策を向上させたプッシュスイッチを提供する。【解決手段】プッシュスイッチ1において、第1の固定接点9および第2の固定接点10を有するハウジング2に、第1の固定接点9および第2の固定接点10に対向して可動接点板4が配され、可動接点板4の上方に絶縁シート5が配され、絶縁シート5の上方にクリック感触発生部材6が重ねて配されており、絶縁シート5は、可動接点板4を保持しつつ、可動接点板4の腕部42の先端まで覆うようにクリック感触発生部材6と可動接点板4との間に配されて、クリック感触発生部材6の配される空間と可動接点板4の配される空間とを分離していることを特徴としている。【選択図】図1
Description
本発明は、プリント基板の縁部に実装可能な電子部品に関し、特に、横押しタイプのプッシュスイッチにおいて、防塵性及び静電対策を向上させたプッシュスイッチに関する。
横押しタイプのプッシュスイッチの従来技術として、特許文献1では、図8に示すように、プリント基板の縁部に形成された切り欠き部に実装されるプッシュスイッチ1Aが提案されている。図8に示すプッシュスイッチ1Aは、複数の固定接点を有するハウジング2Aに、複数の固定接点(中央固定接点9A及び外部固定接点10A)に対向して可動接点板4Aが配され、可動接点板4Aの上方に絶縁シート5Aが配され、絶縁シート5Aの上方にクリック感触発生部材6Aが重ねて配されており、操作部材7Aが押圧操作されることで、クリック感触発生部材6Aと可動接点板4Aが押圧されてクリック感触が発生するとともに、複数の固定接点間が可動接点板4を介して導通されるものとなっている。そして、可動接点板4Aの上方を覆っている絶縁シート5Aは、複数の固定接点(中央固定接点9A及び外部固定接点10A)及び可動接点板4Aからなる接点部に対する防塵性を高めるものとなっている。
しかしながら、従来技術では、絶縁シートが可動接点板の腕部の先端部分までを覆うものではなかったため、プッシュスイッチが置かれる環境によっては、接点部への防塵性及び静電対策が必ずしも十分なものではなくなる恐れがあった。
本考案は、上述した課題を解決するもので、接点部への防塵性及び静電対策を向上させたプッシュスイッチを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本考案の請求項1によるプッシュスイッチは、底面に複数の固定接点を有するハウジングと、押圧操作に応じて前記複数の固定接点に離接する可動接点板と、前記可動接点板を挟んで前記複数の固定接点の反対側に配置され、押圧操作に応じてクリック感触を発生させるクリック感触発生部材とを具備し、
前記複数の固定接点は、第1の固定接点と、第2の固定接点とを有し、
前記可動接点板は、第1の固定接点に対向配置される本体部と、当該本体部から延在し、前記第1の固定接点の外側に配置される前記第2の固定接点に対向配置される腕部とを有し、前記ハウジングは、底面から離間した位置で前記腕部の端部近傍で前記可動接点板を支持する第1の支持部と、当該第1の支持部よりも底面から離間した位置で前記クリック感触発生部材を支持する第2の支持部とを有し、
第1の押圧操作を受けると前記クリック感触発生部材が押されて押圧方向に対して反転し前記可動接点板が押されて前記可動接点板の腕部と前記第2の固定接点とが接し導通状態となり、更に押圧する第2の押圧操作を受けると前記可動接点板の本体部と前記第1の固定接点とが接し導通状態となるプッシュスイッチにおいて、
前記可動接点板を保持しつつ前記腕部の先端まで覆う絶縁シートが、前記クリック感触発生部材と前記可動接点板との間に配されて、前記クリック感触発生部材の配される空間と前記可動接点板の配される空間とを分離していることを特徴としている。
前記複数の固定接点は、第1の固定接点と、第2の固定接点とを有し、
前記可動接点板は、第1の固定接点に対向配置される本体部と、当該本体部から延在し、前記第1の固定接点の外側に配置される前記第2の固定接点に対向配置される腕部とを有し、前記ハウジングは、底面から離間した位置で前記腕部の端部近傍で前記可動接点板を支持する第1の支持部と、当該第1の支持部よりも底面から離間した位置で前記クリック感触発生部材を支持する第2の支持部とを有し、
第1の押圧操作を受けると前記クリック感触発生部材が押されて押圧方向に対して反転し前記可動接点板が押されて前記可動接点板の腕部と前記第2の固定接点とが接し導通状態となり、更に押圧する第2の押圧操作を受けると前記可動接点板の本体部と前記第1の固定接点とが接し導通状態となるプッシュスイッチにおいて、
前記可動接点板を保持しつつ前記腕部の先端まで覆う絶縁シートが、前記クリック感触発生部材と前記可動接点板との間に配されて、前記クリック感触発生部材の配される空間と前記可動接点板の配される空間とを分離していることを特徴としている。
また、本考案の請求項2によるプッシュスイッチは、前記第2の支持部は複数からなり、前記絶縁シートは、前記複数の第2の支持部の間で前記クリック感触発生部材の後方側に、その一部が位置するように前記ハウジングに配されていることを特徴としている。
また、本考案の請求項3によるプッシュスイッチは、前記絶縁シートは、略8角形形状をしており、長手方向に沿って対向する辺同士が最も短く形成され、これら辺の両側にそれぞれ傾斜辺が形成されていることを特徴としている。
また、本考案の請求項4によるプッシュスイッチは、押圧操作される操作部材を有し、前記操作部材は前記クリック感触発生部材に押圧を伝達するための伝達部を有し、前記クリック感触発生部材は3つの突起部を有しており、前記伝達部は前記3つの突起部を結ぶ円周の外方側までを押圧する径となっていることを特徴としている。
請求項1の考案によれば、本考案のプッシュスイッチは、クリック感触発生部材の配される空間と可動接点板の配される空間とを分離しているので、固定接点部に対する防塵性及び静電対策を向上させることができる。
請求項2の考案によれば、本考案のプッシュスイッチは、絶縁シートとクリック感触発生部材とを干渉することなく配置することができる。
請求項3の考案によれば、本考案のプッシュスイッチは、前記絶縁シートを略8角形形状とすることで、腕部を確実に覆うとともに、支持部の形成部分も確保できる。
請求項4の考案によれば、本考案のプッシュスイッチは、押圧操作時のクリック感触を向上させることができる。
したがって、本考案によれば、接点部への防塵性及び静電対策を向上させたプッシュスイッチを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る電子部品で構成されるプッシュスイッチの分解斜視図である。図2は、本実施の形態に係るプッシュスイッチの斜視図である。なお、以下においては、図1における左方側をプッシュスイッチの前方側と呼び、同図における右方側をプッシュスイッチの後方側と呼ぶものとする。
本実施の形態に係る電子部品は、プリント基板の縁部に形成された切り欠き部に実装される横押しタイプのプッシュスイッチ1を構成する。例えば、このプッシュスイッチ1は、カメラ機能付き携帯電話機のシャッターボタンとして適用されるが、これに限定されるものではない。2段階で動作するダブルアクションタイプのプッシュスイッチを必要とする装置であれば、いかなる装置にも適用することが可能である。
図1に示すように、プッシュスイッチ1は、前面に開口部21を有する合成樹脂製のハウジング2と、インサート成形によってハウジング2に形成された複数の端子部材3と、ハウジング2の内部空間に収納された可動接点板4、絶縁シート5及びクリック感触発生部材6と、ハウジング2の内部空間で前後移動可能な操作部材7と、ハウジング2に取り付けられ、操作部材7の脱落を防止するフレーム8と、ハウジング2の内底部に配設された中央固定接点9及び外部固定接点10とにより主に構成されている。
ハウジング2の側面には、図1に示すように、その上方側部分で側方側に張り出したガイド壁部22aが設けられている。これらのガイド壁部22aの後方側端部には、後述するフレーム8の係合爪86が係合する凹部22bが形成されている。また、ハウジング2の側面の下方側端部には、後述するフレーム8の係合爪87が係合する凹部23が形成されている。さらに、ガイド壁部22aよりもプッシュスイッチ1の僅かに内側に、前方側に突出する一対の係合突起部24が設けられている。係合突起部24は、フレーム8を位置決めするためのものである。
ハウジング2の内部空間の底面には、概して円形状を有する凹部25が形成されている。凹部25には、その中央に第1の固定接点である中央固定接点9が埋設されると共に、この中央固定接点9の側方側に第2の固定接点である一対の外部固定接点10が埋設されている。これらの中央固定接点9及び外部固定接点10からそれぞれ対応する端子部材3が、プッシュスイッチ1の後面から後方側に導出されている(図3参照)。
凹部25の周囲には、凹部25よりも前方側の位置に配置された第2の支持部である平面部26が形成されている。平面部26は、絶縁シート5を支持するとともに、絶縁シート5の一部が貼り付け固定される部分となっている。凹部25の側方側であって平面部26の間の位置には、スリット部27が形成されている。スリット部27は、凹部25と同一平面上に設けられている。このスリット部27の先に、後述する可動接点板4の腕部42を支持する第1の支持部である支持片28が設けられている。支持片28は、凹部25の底面よりも僅かに前方側の位置に配置される一方、平面部26よりも僅かに後方側の位置に配置されている。この支持片28の上方側及び下方側の位置には、平面部26よりも前方側の位置に配置される支持台29が形成されている。支持台29は、クリック感触発生部材6の端部を支持する部分である。
可動接点板4は、板ばねで構成されており、操作部材7に対する押圧操作に応じてハウジング2の底面に埋設された中央固定接点9及び外部固定接点10と接し、所定の導通状態を形成するものである。また、可動接点板4は、操作部材7に対する押圧操作に応じてクリック感触を発生させるものである。可動接点板4は、本体部である円形状部41と、一対の腕部42を有している。円形状部41は、前方側に僅かに膨出形成されたドーム形状を有している。腕部42は、円形状部41の外周の対向する位置から側方側に延出して形成されている。可動接点板4、中央固定接点9及び外部固定接点10により接点部が構成されるものとなっている。
絶縁シート5は、ハウジング2の平面部26の外形に応じた形状を有している。絶縁シート5の後面には接着剤が塗布されている。この絶縁シート5は、可動接点板4と固定接点9等とから成る接点部に塵や埃等が侵入するのを防止する防塵材としての役割を果たすものである。絶縁シート5は可動接点板4の全範囲を完全に覆っており(図5)、その形状は略8角形形状をしており、長手方向に沿って対向する辺同士が最も短く形成され、これら辺の両側にそれぞれ傾斜辺が形成されている。
クリック感触発生部材6は、板ばねで構成されており、操作部材7に対する押圧操作に伴うクリック感触を発生するものである。クリック感触発生部材6は、プッシュスイッチ1の前方側に僅かに膨出形成されたドーム形状を有している。また、クリック感触発生部材6の絶縁シートに対向する側には同一円周上に等間隔で3つの突起が形成されている。
操作部材7は、例えば、絶縁性の樹脂材料で構成され、ヘッド部71、板状部72及び脚部73を有している(図1において脚部73は不図示、図3参照)。板状部72は、概して方形状を有し、その前面部中央から円柱形状のヘッド部71が立設される一方、その後面部中央から円柱形状の脚部73が立設されている。脚部73は、操作部材7が押圧操作されたときにクリック感触発生部材6へ押圧操作による押圧力を伝達するための伝達部となっている。脚部73の円柱形状の径は、クリック感触発生部材6の3つの突起が配置される円周の径よりも大きいものとなっている。そして、脚部73の外周が3つの突起の外方側にまで突出するように配置されている。
フレーム8は、例えば、金属製の板状部材72に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことにより形成される。フレーム8は、ハウジング2の前面を覆う平面部81を有している。平面部81には、その中央に操作部材7のヘッド部71を通過させる円形状の開口部82が形成されると共に、この開口部82の上方側且つ側方側にハウジング2の係合突起24と係合する係合孔83が形成されている。平面部81の側端部には、その上端部及び下端部近傍に後方側に延出する係合片84、85が設けられている。係合片84、85は、ハウジング2の側方側から後方側に延出し、その先端部にハウジング2の凹部22b及び凹部23と係合する係合爪86、87を有している。
このような構成を有するプッシュスイッチ1を組み立てると、図2に示すように、ハウジング2の内部空間に可動接点板4、絶縁シート5、クリック感触発生部材6を収納すると共に、操作部材7の一部を前方側に突出させた状態でフレーム8がプッシュスイッチ1の前方側から取り付けられる。このとき、フレーム8においては、ハウジング2の係合突起24を係合孔83に収容すると共に、係合片84、85の係合爪86、87がハウジング2の凹部22b及び凹部23の後面側で内側に折り曲げられる。
ここで、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1の内部構成について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1の断面図である。なお、図3においては、プッシュスイッチ1の中央固定接点9の中央部分における断面を示している。
可動接点板4が貼り付けられた絶縁シート5は、可動接点板4を凹部25に埋設された中央固定接点9等に対向させるように平面部26に貼り付け固定される。クリック感触発生部材6は、絶縁シート5の前方側に配置されており、支持台29に載置するように配置される。この場合において、クリック感触発生部材6が上方に膨出形成されたドーム形状を有することから、操作部材7に対する押圧操作が行われていない状態において、クリック感触発生部材6と絶縁シート5との間には一定の空間を形成されている。
操作部材7は、脚部73の後端部がクリック感触発生部材6の前面に接触するように配置される。フレーム8は、このように操作部材7までの構成部品を収納したハウジング2に対して取り付けられる。この場合において、操作部材7には、クリック感触発生部材6の付勢力により前方側に押し出す力が作用している。操作部材7に対する押圧操作が行われていない状態(図3に示す状態)において、操作部材7は、ヘッド部71の一部がフレーム8の開口部82を介して前方側に突出すると共に、板状部72がフレーム8の裏面に当接し、操作部材7の前方側への移動を規制している。
次に、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1のハウジング2に収納される構成部品の位置関係について説明する。図4〜図7は、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1のハウジング2に収納される構成部品の位置関係を説明するための図である。図4においては、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1のハウジング2の正面図を示し、図5〜図7においては、図4に示すハウジング2にそれぞれ可動接点板4、絶縁シート5及びクリック感触発生部材6を収納した状態について示している。
図4に示すように、ハウジング2の内部空間の底面に形成された凹部25には、中央部に中央固定接点9が配置され、その側方側に一対の外部固定接点10が配置されている。中央固定接点9は、概して円形状を有しており、外部固定接点10は、上下方向に縦長の長方形状を有している。外部固定接点10の側方側に、スリット部27を挟んで支持片28が設けられている。また、凹部25の上方側及び下方側に概して半円弧形状の平面部26が設けられ、この平面部26の側方側に支持台29が支持片28を挟んで上下に設けられている。
可動接点板4は、このような構成を有するハウジング2に対して、図5に示すように配置される。なお、可動接点板4は、上述のように、絶縁シート5に貼り付けられた状態でハウジング2内に配置されるが、説明の便宜上、単独の構成部品として示している。可動接点板4においては、円形状部41が凹部25に対応する位置に配置され、腕部42がスリット部27及び支持片28に対応する位置に配置されている。このように配置された状態において、円形状部41は、その中央部分が中央固定接点9に対向する位置に配置され、円形状部41と腕部42との連結部分が外部固定接点10に対向する位置に配置されている。この場合において、腕部42の端部は、支持片28に支持された状態となっている。
絶縁シート5は、図6に示すように、その下面に可動接点板4を貼り付けた状態において、その端部を平面部26(絶縁シート5に覆われ見えないので図示していない)に貼り付くように配置される。この場合において、平面部26は、上述のように、支持片28よりも僅かに前方側(図6に示す紙面手前側)の位置に配置されている。このため、平面部26に貼り付け固定された絶縁シート5が可動接点板4の動作を規制することはない。
クリック感触発生部材6は、このように絶縁シート5が貼り付けられたハウジング2に対して、図7に示すように、その端部において、支持台29に載置するように配置される。支持台29は、平面部26に貼り付け固定された絶縁シート5よりも前方側の位置に配置されている。そして、絶縁シート5は、複数の支持台29の間でクリック感触発生部材6の後方側に、その一部が配置されている。一方、クリック感触発生部材6がドーム形状を有しているため、使用者による押圧操作が行われていない状態において、クリック感触発生部材6が絶縁シート5に接触することはない。
ここで、本実施の形態に係るプッシュスイッチ1における動作について図3及び図5を参照しながら説明する。プッシュスイッチ1は、使用者による押圧操作に応じて2段階の動作を行うものである。図3に示す初期状態(押圧操作を受けていない状態)のプッシュスイッチ1において、使用者から第1段階の押圧操作を受け付けた場合、操作部材7が後方側に押し込まれ、その脚部73の後端部がクリック感触発生部材6を後方側に押し込む。脚部73により押し込まれると、クリック感触発生部材6の後面が絶縁シート5に接触し、その後面に貼り付けられている可動接点板4も後方側に僅かに押し込まれる。
可動接点板4は、図5に示すように、腕部42で支持片28に支持されている。このため、後方側に僅かに押し込まれると、可動接点板4全体ではなく、その円形状部41と腕部42との連結部分が後方側に移動する。このため、当該連結部分が双方の外部固定接点10に接触することにより、可動接点板4と外部固定接点10とが導通状態となり、プッシュスイッチ1から搭載される装置(以下、「搭載装置」という)に第1段階の押圧操作に応じた出力信号が出力される。この場合において、可動接点板4の円形状部41と中央固定接点9とは接触していない。
なお、クリック感触発生部材6は、このように第1段階の押圧操作が行われた時点において、そのドーム形状部分が前後方向に反転するように構成されている。これにより、使用者にクリック感触が付与されることとなる。このクリック感触の付与により、使用者は、第1段階の押圧操作が適切に行われたことを認識することが可能となる。
そして、第1段階の押圧操作が行われた状態において、使用者から第2段階の押圧操作を受け付けた場合、更に操作部材7が後方側に押し込まれ、その脚部73の後端部が更クリック感触発生部材6を後方側に押し込む。脚部73により更に押し込まれると、クリック感触用板6の後面に配されている3つの突起が、絶縁シート5を介して可動接点板4を更に後方側に押し込む。操作部材7の脚部73の径が3つの突起部の外方側まで押圧するので、押し込まれたときに3つの突起部がほぼ同時に移動することとなり、可動接点板4を確実に押し込むので、可動接点板4の動作時のクリック感触が向上するものとなっている。
この場合、可動接点板4は、その円形状部41と腕部42との連結部分が外部固定接点10に接触した状態で、円形状部41が押し込まれることとなる。このため、円形状部41の中央部分が中央固定接点9に接触することにより、可動接点板4と、中央固定接点9及び外部固定接点10とが導通状態となり、プッシュスイッチ1から搭載装置に第2段階の押圧操作に応じた出力信号が出力される。
なお、可動接点板4は、このように第2段階の押圧操作が行われた時点において、そのドーム形状部分が前後方向に反転するように構成されている。これにより、使用者にクリック感触が付与されることとなる。このクリック感触の付与により、使用者は、第2段階の押圧操作が適切に行われたことを認識することが可能となる。
このように構成された本実施の形態に係るプッシュスイッチ1においては、可動接点板4を保持しつつ、可動接点板4の腕部42の先端まで覆う絶縁シート5が設けられており、この絶縁シート5は、クリック感触発生部材6の配される空間と可動接点板4の配される空間とを分離しているので、接点部に対する塵防性及び静電対策の向上をさせることができる。
特に、絶縁シート5を略8角形形状とすることで、腕部42を確実に覆うとともに、絶縁シート5とクリック感触発生部材6とを干渉することなく配置することができる。
また、脚部73の径がクリック感触発生部材6の3つの突起部を結ぶ円周の径の外方側まで押圧可能な径であるので、押圧操作時のクリック感触を向上させることができる。
特に、絶縁シート5を略8角形形状とすることで、腕部42を確実に覆うとともに、絶縁シート5とクリック感触発生部材6とを干渉することなく配置することができる。
また、脚部73の径がクリック感触発生部材6の3つの突起部を結ぶ円周の径の外方側まで押圧可能な径であるので、押圧操作時のクリック感触を向上させることができる。
なお、本考案は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本考案の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本考案の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、絶縁シート5を略8角形形状とすることで、腕部42を確実に覆っているが、絶縁シート5の形状は略8角形に限るものではなく、腕部42を確実に覆うことを条件として、略8角形以外の略多角形や略楕円形などでもよい。
その他、本考案は要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
1 プッシュスイッチ
2 ハウジング
21 開口部
22a ガイド壁部
22b、23 凹部
24 係合突起部
25 凹部
26 平面部
27 スリット部
28 支持片(第1の支持部)
29 支持台(第2の支持部)
3 端子部材
4 可動接点板
41 円形状部(本体部)
42 腕部
5 絶縁シート
6 クリック感触発生部材
7 操作部材
71 ヘッド部
72 板状部
73 脚部(伝達部)
8 フレーム
81 平面部
82 開口部
83 係合孔
84、85 係合片
86、87 係合爪
9 中央固定接点(第1の固定接点)
10 外部固定接点(第2の固定接点)
2 ハウジング
21 開口部
22a ガイド壁部
22b、23 凹部
24 係合突起部
25 凹部
26 平面部
27 スリット部
28 支持片(第1の支持部)
29 支持台(第2の支持部)
3 端子部材
4 可動接点板
41 円形状部(本体部)
42 腕部
5 絶縁シート
6 クリック感触発生部材
7 操作部材
71 ヘッド部
72 板状部
73 脚部(伝達部)
8 フレーム
81 平面部
82 開口部
83 係合孔
84、85 係合片
86、87 係合爪
9 中央固定接点(第1の固定接点)
10 外部固定接点(第2の固定接点)
Claims (4)
- 底面に複数の固定接点を有するハウジングと、押圧操作に応じて前記複数の固定接点に離接する可動接点板と、前記可動接点板を挟んで前記複数の固定接点の反対側に配置され、押圧操作に応じてクリック感触を発生させるクリック感触発生部材とを具備し、
前記複数の固定接点は、第1の固定接点と、第2の固定接点とを有し、
前記可動接点板は、第1の固定接点に対向配置される本体部と、当該本体部から延在し、前記第1の固定接点の外側に配置される前記第2の固定接点に対向配置される腕部とを有し、前記ハウジングは、底面から離間した位置で前記腕部の端部近傍で前記可動接点板を支持する第1の支持部と、当該第1の支持部よりも底面から離間した位置で前記クリック感触発生部材を支持する第2の支持部とを有し、
第1の押圧操作を受けると前記クリック感触発生部材が押されて押圧方向に対して反転し前記可動接点板が押されて前記可動接点板の腕部と前記第2の固定接点とが接し導通状態となり、更に押圧する第2の押圧操作を受けると前記可動接点板の本体部と前記第1の固定接点とが接し導通状態となるプッシュスイッチにおいて、
前記可動接点板を保持しつつ前記腕部の先端まで覆う絶縁シートが、前記クリック感触発生部材と前記可動接点板との間に配されて、前記クリック感触発生部材の配される空間と前記可動接点板の配される空間とを分離していることを特徴とするプッシュスイッチ。 - 前記第2の支持部は複数からなり、前記絶縁シートは、前記複数の第2の支持部の間で前記クリック感触発生部材の後方側に、その一部が位置するように前記ハウジングに配されていることを特徴とする請求項1記載のプッシュスイッチ。
- 前記絶縁シートは、略8角形形状をしており、長手方向に沿って対向する辺同士が最も短く形成され、これら辺の両側にそれぞれ傾斜辺が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプッシュスイッチ。
- 押圧操作される操作部材を有し、前記操作部材は前記クリック感触発生部材に押圧を伝達するための伝達部を有し、前記クリック感触発生部材は3つの突起部を有しており、前記脚部は前記3つの突起部を結ぶ円周の外方側までを押圧する径となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011002429U JP3169054U (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | プッシュスイッチ |
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---|---|---|---|
JP2011002429U JP3169054U (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | プッシュスイッチ |
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---|---|
JP3169054U true JP3169054U (ja) | 2011-07-07 |
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JP2011002429U Expired - Lifetime JP3169054U (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | プッシュスイッチ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017047705A1 (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | シチズン電子株式会社 | スイッチと、スイッチの製造方法と、スイッチを含む電子機器 |
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2011
- 2011-04-28 JP JP2011002429U patent/JP3169054U/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2017047705A1 (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | シチズン電子株式会社 | スイッチと、スイッチの製造方法と、スイッチを含む電子機器 |
JPWO2017047705A1 (ja) * | 2015-09-16 | 2018-07-05 | シチズン電子株式会社 | スイッチ |
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