JP3168975B2 - 通信制御システム、動的グループ形成方法及び記録媒体 - Google Patents

通信制御システム、動的グループ形成方法及び記録媒体

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JP3168975B2
JP3168975B2 JP05398898A JP5398898A JP3168975B2 JP 3168975 B2 JP3168975 B2 JP 3168975B2 JP 05398898 A JP05398898 A JP 05398898A JP 5398898 A JP5398898 A JP 5398898A JP 3168975 B2 JP3168975 B2 JP 3168975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークにおけ
る通信制御システム及び通信方法に関し、特にネットワ
ーク上に分散して配置されているノードが、容易かつ安
全に動的なグループを形成することのできる通信制御シ
ステム、動的グループ形成方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のコンピュータが接続されたネット
ワーク間にて行われる通信は、一般にブロードキャスト
型又はユニキャスト型にて行われている。ブロードキャ
ストは、1つのノードからネットワーク内の全てのノー
ドに向けて一斉に電文を送信し、電文を受信した各ノー
ドから送信元の1つのノードに向けて応答電文を返信す
る1対多の通信方式である。ユニキャストは、1つのノ
ードからネットワーク内の1つのノードに向けて電文を
送信し、電文を受信したノードから送信元の1つのノー
ドに向けて応答電文を返信する1対1の通信方式であ
る。
【0003】ブロードキャストは、各ホストコンピュー
タがネットワーク上に存在する他のノード(ホストコン
ピュータ等)の接続状況等のネットワーク情報を管理す
るためにも用いられる。例えば、ホストコンピュータ
は、ブロードキャストメッセージを一斉に送信し、その
応答によってネットワーク上の他のホストコンピュータ
の現在の接続状況等を取得し、ネットワーク情報として
管理する。このようなネットワーク情報の管理方法は、
ブロードキャストの利点を生かしたものであるが、各ホ
ストコンピュータが、受信した複数のブロードキャスト
メッセージに対して一斉に応答電文を返信する場合に、
一時的にネットワークに負荷が増大し、ネットワーク全
体の通信速度等が低下してしまう。
【0004】このようなネットワークの負荷を低減する
ために、特定のホストコンピュータをネットワーク管理
サーバとし、このネットワーク管理サーバがブロードキ
ャストにて取得したネットワーク情報を管理する。他の
ホストコンピュータは、ネットワーク管理サーバを介し
てネットワーク情報を取得する。このようなネットワー
ク管理サーバにて、ネットワーク情報を一元管理する方
法は、ネットワークの負荷を有効に低減できるが、全て
のホストコンピュータがネットワーク管理サーバの所在
を記憶しておく必要があり、また、ネットワーク管理サ
ーバを常に立ち上げて(動作させて)おく必要がある等
の欠点があった。
【0005】このような欠点を補う技術が、特開平4−
157940にて開示されている。特開平4−1579
40にて開示されている技術は、全てのノード(ホスト
コンピュータ等)にネットワーク管理サーバとしての機
能を付加させ、任意のノードを必要に応じてネットワー
ク管理サーバに変更し、機能させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−1
57940にて開示されている技術は、通信方式をブロ
ードキャストにて行うことを前提としているため、通信
相手となるノード以外のノードが、受信した電文(パケ
ット等)を廃棄する等の処理を常時行わなければならな
かった。また、特開平4−157940にて開示されて
いる技術は、各ノードとの通信時に予め定められた固定
のアドレスを使用するため、ノードのアドレスが変更さ
れた場合に正常に通信が行われなくなる等の問題があっ
た。更に、ネットワーク管理サーバとして機能している
ホストコンピュータが突然異常終了(アボート等)して
しまった場合や一時的に動作できない(電源OFF等)
場合に、他のホストコンピュータは、ネットワーク情報
を取得できないといった問題があった。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、ネットワーク上に分散して配置されているノード
が、容易かつ安全に動的なグループを形成することので
きる通信制御システム、動的グループ作成方法及び記録
媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる通信制御システムは、
ネットワーク上に分散して配置されている複数のノード
が互いに関係付けられた動的なグループを形成する通信
制御システムであって、前記各ノードは、ネットワーク
を介して他のノードに対する電文の送受信を行う通信手
段と、グループを構成する各ノードの少なくともアドレ
スを含むノード情報を記憶するノード情報記憶手段と、
前記通信手段により受信した電文に含まれる少なくとも
アドレスを含むノード情報を抽出し、前記ノード情報記
憶手段に記憶するためのノード情報の登録及び、記憶さ
れたノード情報の削除を行うノード管理手段と、を備
え、前記各ノードは、前記ノード情報記憶手段に記憶さ
れたノード情報に従い、前記通信手段を介して、グルー
プ内の全てのノードに対する同報通信及び、グループ内
の1つのノードに対する単一通信により通信を行う、こ
とを特徴とする。
【0009】この発明によれば、各ノードは、ネットワ
ークを介して他のノードとの間で電文の送受信を行う通
信手段にて受信した電文に含まれるグループ内のノード
少なくともアドレスを含むノード情報を抽出し、ノー
ド情報記憶手段に記憶するノード情報の登録及び削除を
ノード管理手段により行う。各ノードは、ノード情報記
憶手段に記憶されたノード情報に従って、グループ内の
全てのノードに対して同報通信及び、グループ内の1つ
のノードに対して単一通信を行う。この結果、各ノード
は、ネットワーク上で容易かつ安全に動的なグループを
形成することができる。
【0010】前記各ノードは、応答電文の返信を乱数に
より定められた時間だけ遅延させる応答電文遅延手段を
更に備え、前記各ノードは、同報通信による電文を前記
通信手段を介して受信した際に、受信した電文に応答す
る応答電文を前記応答電文遅延手段によりそれぞれタイ
ミングをずらして返信してもよい。この結果、各ノード
において応答電文を返信するタイミングがずれて、ネッ
トワーク上の負荷を軽減することができる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる通信制御システムは、 ネットワーク上に分
散して配置されている複数のノードが互いに関係付けら
れた動的なグループを形成する通信制御システムであっ
て、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノード
に対する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構
成する各ノードのノード情報を記憶するノード情報記憶
手段と、前記通信手段により受信した電文に含まれるノ
ード情報を抽出し、前記ノード情報記憶手段に記憶する
ノード情報の登録及び削除を行うノード管理手段と、応
答電文の返信を予め定められた範囲の時間だけ遅延させ
る応答電文遅延手段と、を備え、 前記応答電文遅延手段
は、自己のノード情報がグループ内の他のノードに登録
されている場合に、応答電文の返信を予め定められた範
囲の第1の遅延時間だけ遅延させ、自己のノード情報が
グループ内の他のノードに登録されていない場合に、応
答電文の返信を前記第1の遅延時間より長時間となる第
2の遅延時間だけ遅延させ、 前記各ノードは、同報通信
による電文を前記通信手段を介して受信した際に、受信
した電文に応答する応答電文を前記応答電文遅延手段に
よりそれぞれタイミングをずらして返信する、 ことを特
徴とする。 この発明によれば、応答電文遅延手段は、自
己のノード情報がグループ内の他のノードに登録されて
いる場合に、応答電文の返信を予め定められた範囲の第
1の遅延時間だけ遅延させ、自己のノード情報がグルー
プ内の他のノードに登録されていない場合に、応答電文
の返信を前記第1の遅延時間より長時間となる第2の遅
延時間だけ遅延させ。この結果、各ノードにおいてグ
ループ内に加入済みの他のノードから送られる応答電文
を優先的に早く受信することができる。
【0012】前記各ノードは、前記応答電文遅延手段に
より応答電文の返信を遅延している間に、前記通信手段
を介して自己の返信予定の応答電文と同一内容の電文を
他のノードから受信した場合に、返信を中止して返信予
定の応答電文を廃棄してもよい。この結果、各ノードに
おいて不必要な応答電文を返信しないため、ネットワー
ク上の負荷を軽減することができる。
【0013】前記各ノードは、自己の少なくともノード
の識別子、アドレス及びポート番号を含むノード情報を
取得するノード情報取得手段を更に備え、前記各ノード
は、前記ノード情報取得手段により取得したノード情報
の登録を要求する登録要求電文を前記通信手段を介して
他のノードに送信後、送信した登録要求電文に応答して
グループ内の他のノードから送られる少なくともノード
の識別子、アドレス及びポート番号を含むノード情報を
前記通信手段を介して受信し、受信したノード情報を前
記ノード情報記憶手段に記憶することによりグループに
加入してもよい。この結果、ノードのアドレスに変更が
あっても、識別子を使用してノードを特定することがで
きる。
【0014】
【0015】前記各ノードは、前記ノード情報記憶手段
に記憶されたノード情報を検索するノード情報検索手段
を更に備え、前記各ノードは、他のノードから送られた
前記登録要求電文を前記通信手段を介して受信した際
に、前記登録要求電文に含まれるノード情報を前記ノー
ド情報検索手段により検索し、前記登録要求電文に含ま
れるノード情報が前記ノード情報記憶手段に含まれない
と判別した場合に、前記登録要求電文に含まれるノード
情報を前記ノード情報記憶手段に登録し、前記各ノード
は、他のノードから送られた前記脱退要求電文を前記通
信手段を介して受信した際に、前記脱退要求電文に含ま
れる識別子を前記ノード情報検索手段により検索し、識
別子が前記ノード情報記憶手段に含まれると判別した場
合に、該当するノード情報を削除し、前記各ノードは、
他のノードから送られたノード情報の供給を要求するノ
ード情報要求電文を前記通信手段を介して受信した際
に、前記ノード情報検索手段により前記ノード情報記憶
手段に記憶されるノード情報を抽出し、抽出したノード
情報を他のノードに返信してもよい。この結果、各ノー
ドは、ネットワーク上で容易かつ安全に動的なグループ
を形成することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる通信制御システムは、ネットワーク上に分
散して配置されている複数のノードが互いに関係付けら
れた動的なグループを形成する通信制御システムであっ
て、前記各ノードは、ネットワークを介して他のノード
に対する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構
成する各ノードのノード情報を記憶する第1のノード情
報記憶手段と、グループを構成する自己のノード情報を
記憶する第2のノード情報記憶手段と、前記通信手段に
より受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、前記
第1のノード情報記憶手段及び第2のノード情報記憶手
段に記憶するノード情報の登録及び削除を行うノード管
理手段と、を備え、前記各ノードは、グループを構成す
る他のノードが存在しない場合に、前記第2のノード情
報記憶手段に記憶されるノード情報に従い、前記通信手
段を介して、グループ内の全てのノードに対する同報通
信及び、グループ内の1つのノードに対する単一通信に
より通信を行い、グループを構成する他のノードが存在
する場合に、前記第1のノード情報記憶手段に記憶され
たノード情報に従い、前記通信手段を介して、グループ
内の全てのノードに対する同報通信及び、グループ内の
1つのノードに対する単一通信により通信を行う、こと
を特徴とする。
【0017】この発明によれば、各ノードは、ネットワ
ークを介して他のノードとの間で電文の送受信を行う通
信手段にて受信した電文に含まれるノード情報を抽出
し、第1のノード情報記憶手段及び第2のノード情報記
憶手段に記憶するノード情報と初期ノード情報との登録
及び削除をノード管理手段により行う。各ノードは、グ
ループを構成する他のノードが存在しない場合に、第2
のノード情報記憶手段に記憶される初期ノード情報に従
って、一方、グループを構成する他のノードが存在する
場合に、第1のノード情報記憶手段に記憶されたノード
情報に従って、グループ内の全てのノードに対して同報
通信及び、グループ内の1つのノードに対して単一通信
を行う。この結果、各ノードは、ネットワーク上で容易
かつ安全に動的なグループを形成することができる。
【0018】前記各ノードは、応答電文の受信待ちを断
念する予め定められたタイムアウト時間を生成するタイ
ムアウト時刻生成手段を更に備え、前記各ノードは、前
記通信手段を介して自己のノード情報の登録を要求する
登録要求電文を他のノードに送信後における応答電文の
受信待ちの間に、他のノードから登録要求電文を受信し
た場合に、受信した登録要求電文に応答する応答電文に
前記タイムアウト時刻生成手段により生成されたタイム
アウト時間を付加して送信元の他のノードに返信しても
よい。この結果、各ノードは効率的な通信を行うことが
できる。
【0019】
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる通信制御システムは、 ネットワーク上に分
散して配置されている複数のノードが互いに関係付けら
れた動的なグループを形成する通信制御システムであっ
て、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノード
に対する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構
成する各ノードのノード情報を記憶するノード情報記憶
手段と、前記通信手段により受信した電文に含まれる他
のノードのノード情報を抽出するノード情報抽出手段
と、前記ノード情報記憶手段に記憶されたノード情報を
検索するノード情報検索手段と、前記ノード情報記憶手
段に記憶するためのノード情報の登録及び、記憶された
ノード情報の削除を行うノード管理手段と、を備え、
記各ノードは、前記ノード情報抽出手段により取得され
たノード情報が、前記ノード情報検索手段により前記ノ
ード情報抽出手段から検索できない場合に、前記ノード
管理手段が、前記ノード情報抽出手段により取得された
ノード情報を前記ノード情報記憶手段に登録する、 こと
を特徴とする。
【0021】この発明によれば、各ノードは、通信手段
を介して受信した電文に含まれる他のノードのノード情
報を取得するノード情報抽出手段と、ノード情報記憶手
段に記憶されたノード情報を検索するノード情報検索手
段を備えており、各ノードは、ノード情報抽出手段によ
り取得されたノード情報が、ノード情報検索手段により
ノード情報抽出手段から検索できない場合に、ノード情
報抽出手段により取得されたノード情報を前記ノード情
報記憶手段に登録する。この結果、各ノードは、ネット
ワーク上で容易かつ安全に動的なグループを形成するこ
とができる。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる通信制御システムは、ネットワーク上に分
散して配置されている複数のノードが互いに関係付けら
れた動的なグループを形成する通信制御システムであっ
て、前記各ノードは、ネットワークを介して他のノード
に対する電文の送受信を行う通信手段と、前記通信手段
を介して他のノードから受信した電文に含まれる送信元
のノード情報を取得する送信元ノード情報取得手段と、
グループを構成する各ノードのノード情報を記憶するノ
ード情報記憶手段と、前記ノード情報記憶手段に記憶さ
れたノード情報を検索するノード情報検索手段と、前記
通信手段により受信した電文に含まれるノード情報を抽
出し、前記ノード情報記憶手段に記憶するノード情報の
登録及び削除を行うノード管理手段と、を備え、前記各
ノードは、前記通信手段を介して他のノードから電文を
受信した際に、前記送信元ノード情報取得手段により取
得された送信元のノード情報が、前記ノード情報検索手
段により前記ノード情報記憶手段から検索できない場合
に、受信した電文を廃棄する、ことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、各ノードは、ネットワ
ークを介して他のノードとの間で電文の送受信を行う通
信手段にて受信した電文に含まれるノード情報を抽出
し、ノード情報記憶手段に記憶するノード情報と初期ノ
ード情報との登録及び削除をノード管理手段により行
う。各ノードは、送信元ノード情報取得手段により取得
された送信元のノード情報をノード情報検索手段により
検索し、ノード情報記憶手段に含まれない場合に、ノー
ド管理手段を介して受信した電文を廃棄する。この結
果、グループ外のノードからの電文を排除することがで
き、セキュリティを向上することができる。
【0024】前記各ノードは、前記通信手段を介して受
信したエラー電文から自己のノード情報がエラー電文の
送信元のノードに登録されていないことを検出する通信
エラー検出手段を更に備え、前記各ノードは、前記通信
エラー検出手段により、自己のノード情報が送信元のノ
ードに登録されていないことを検出した場合に、前記送
信元ノード情報取得手段により取得された送信元のノー
ド情報が、前記ノード情報検索手段により前記ノード情
報記憶手段から検索できた場合に、エラー電文の送信元
に自己のノード情報の再登録を要求する電文を送信して
もよい。この結果、各ノードは、ネットワーク上で容易
かつ安全に動的なグループを形成することができる。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる動的グループ形成方法は、ネットワーク上
に分散して配置されている複数のノードが互いに関係付
けられたグループを形成する動的グループ形成方法であ
って、ネットワークを介して他のノードから送られる電
文を受信する電文受信ステップと、前記電文受信ステッ
プにて受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、グ
ループを構成する各ノードの少なくともアドレスを含む
ノード情報を生成するノード情報生成ステップと、前記
ノード情報生成ステップにより生成されたノード情報に
従い、ネットワークを介して、グループ内の全てのノー
ドに対する同報通信及び、グループ内の1つのノードに
対する単一通信により通信を行う通信ステップと、を備
えることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、電文受信ステップは、
ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
信する。ノード情報生成ステップは、電文受信ステップ
にて受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、グル
ープを構成するノードの少なくともアドレスを含むノー
ド情報を生成する。通信ステップは、ノード情報生成ス
テップにより生成されたノード情報に従って、ネットワ
ークを介して、グループ内の全てのノードに対して同報
通信及び、グループ内の1つのノードに対して単一通信
を行う。この結果、各ノードは、ネットワーク上で容易
かつ安全に動的なグループを形成することができる。
【0027】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる動的グループ形成方法は、ネットワーク上
に分散して配置されている複数のノードが互いに関係付
けられたグループを形成する動的グループ形成方法であ
って、ネットワークを介して他のノードから送られる電
文を受信する電文受信ステップと、前記電文受信ステッ
プにて受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、グ
ループを構成する各ノードの少なくともアドレスを含む
ノード情報及び初期ノード情報を生成するノード情報生
成ステップと、グループを構成する他のノードが存在し
ない場合に、前記ノード情報生成ステップにより生成さ
れた初期ノード情報に従い、ネットワークを介して、グ
ループ内の全てのノードに対する同報通信及び、グルー
プ内の1つのノードに対する単一通信による通信を行
い、グループを構成する他のノードが存在する場合に、
前記ノード情報生成ステップにより生成されたノード情
報に従い、ネットワークを介して、グループ内の全ての
ノードに対する同報通信及び、グループ内の1つのノー
ドに対する単一通信による通信を行う通信ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、通信ステップは、グル
ープを構成する他のノードが存在しない場合に、前記ノ
ード情報生成ステップにより生成された初期ノード情報
に従って、一方、グループを構成する他のノードが存在
する場合に、前記ノード情報生成ステップにより生成さ
れた少なくともアドレスを含むノード情報に従って、ネ
ットワークを介して、グループ内の全てのノードに対し
て同報通信及び、グループ内の1つのノードに対して単
一通信を行う。この結果、各ノードは、ネットワーク上
で容易かつ安全に動的なグループを形成することができ
る。
【0029】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる動的グループ形成方法は、ネットワーク上
に分散して配置されている複数のノードが互いに関係付
けられたグループを形成する動的グループ形成方法であ
って、ネットワークを介して他のノードから送られる電
文を受信する電文受信ステップと、前記電文受信ステッ
プにて受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、グ
ループを構成する各ノードのノード情報を生成するノー
ド情報生成ステップと、前記ノード情報生成ステップに
て生成されたノード情報が所定の記憶部に記憶済みであ
るか否かを判別するノード情報判別ステップと、 前記ノ
ード情報判別ステップにより記録済みでないと判別され
た場合に、前記ノード情報生成ステップにて生成された
ノード情報を所定の記憶部に登録するノード情報登録ス
テップと、ネットワークを介して他のノードに送信電文
を送信する電文送信ステップと、前記電文送信ステップ
にて送信した送信電文に応答する応答電文が前記電文受
信ステップにて受信するまでの時間を計測するタイムカ
ウントステップと、前記タイムカウントステップにて予
め定められた時間以上の時間を計測した場合に、前記電
文送信ステップにて送信先となった他のノードのノード
情報を所定の記憶部から削除するノード情報削除ステッ
プと、を備えることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、ノード情報判別ステッ
プは、ノード情報生成ステップにて生成されたノード情
報が所定の記憶部に記憶済みであるか否かを判別する。
ノード情報登録ステップは、ノード情報判別ステップに
より記録済みでないと判別された場合に、ノード情報生
成ステップにて生成されたノード情報を所定の記憶部に
登録する。この結果、各ノードは、ネットワーク上で容
易かつ安全に動的なグループを形成することができる。
【0031】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかる動的グループ形成方法は、ネットワーク上
に分散して配置されている複数のノードが互いに関係付
けられたグループを形成できる動的グループ形成方法で
あって、ネットワークを介して他のノードから送られる
電文を受信する電文受信ステップと、前記電文受信ステ
ップにて受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、
グループを構成する各ノードのノード情報を生成するノ
ード情報生成ステップと、ネットワークを介して他のノ
ードから送られる自己のノードが未認証であることを示
すエラー電文を受信するエラー電文受信ステップと、前
記エラー電文受信ステップにより受信したエラー電文に
含まれる送信元のノード情報を取得する送信元ノード情
報取得ステップと、前記送信元ノード情報取得ステップ
にて取得された送信元のノード情報を、前記ノード情報
生成ステップにより生成されたグループを構成する各ノ
ードのノード情報から検索するノード情報検索ステップ
と、前記ノード情報検索ステップにより送信元のノード
情報が検索された場合に、自己のノード情報の登録を要
求する電文を送信元のノードに送信する登録要求電文送
信ステップと、を備えることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、エラー電文受信ステッ
プは、ネットワークを介して他のノードから送られるエ
ラー電文を受信する。送信元ノード情報取得ステップ
は、エラー電文受信ステップにより受信したエラー電文
から送信元の他のノードのノード情報を取得する。登録
要求電文送信ステップは、ノード情報検索ステップによ
り送信元のノード情報が検索された場合に、送信元ノー
ド情報をエラー電文受信ステップにて取得したエラー電
文の送信元に自己のノード情報の登録を要求する。この
結果、各ノードは、ネットワーク上で容易かつ安全に動
的なグループを形成することができる。
【0033】上記目的を達成するため、本発明の第10
の観点にかかる記録媒体は、ネットワーク上に分散して
配置されている複数のノードが互いに関係付けられた動
的なグループを形成するためのプログラムを記録するコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ネットワ
ークを介して他のノードから送られる電文を受信する電
文受信ステップと、前記電文受信ステップにて受信した
電文に含まれるノード情報を抽出し、グループを構成す
る各ノードの少なくともアドレスを含むノード情報を生
成するノード情報生成ステップと、前記ノード情報生成
ステップにより生成されたノード情報に従い、ネットワ
ークを介して、グループ内の全てのノードに対してする
同報通信及び、グループ内の1つのノードに対する単一
通信により通信を行う通信ステップと、を実現するプロ
グラムを記憶する、ことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の第1の実施の形態にかかる通信制御システムについて
説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態にかか
るネットワーク1に接続されたノード2の構成を示すブ
ロック図である。このノード2は、同報通信手段11
と、単一通信手段12と、ノード表データベース13
と、ノード表管理手段14と、アドレス取得手段15
と、識別子取得手段16と、遅延処理手段17と、ノー
ド構築手段18と、通信処理制御手段19とから構成さ
れる。
【0035】同報通信手段11は、ネットワーク1を介
して、図2に示すような複数のノード2から構成される
グループ内における各ノード2に対してブロードキャス
ト(マルチキャスト)により通信を行う。
【0036】単一通信手段12は、ネットワーク1を介
して、グループ内における1つのノード2に対してユニ
キャストにより通信を行う。
【0037】ノード表データベース13は、ノード構築
手段18が同報通信手段11を介して受信する応答メッ
セージ(ノード情報検索結果メッセージ)から生成した
図3に示すようなグループ内における各ノード2のノー
ド情報を記憶する。図3に示すノード情報は、少なくと
も、識別子、アドレス及びポート番号から構成される。
例えば、「asakura」という識別子のノード2
は、アドレスが「123.45.67.90」、ポート
番号が「17655」として記憶される。
【0038】図1に戻って、ノード表管理手段14は、
ノード表データベース13に記憶されるノード情報の入
出力を管理する。
【0039】アドレス取得手段15は、図示せぬ記憶部
に記憶された自己のアドレス及びポート番号を取得し、
取得したアドレス等をノード構築手段18に供給する。
【0040】識別子取得手段16は、図示せぬ記憶部に
記憶された自己の識別子を取得し、取得した識別子をノ
ード構築手段18に供給する。
【0041】遅延処理手段17は、ノード構築手段18
が他のノード2からブロードキャストにより送信された
電文に対する応答メッセージを返信する際に、ネットワ
ーク1の負荷を軽減するために後述する遅延時間を決定
し、ノード構築手段18に供給する。
【0042】ノード構築手段18は、同報通信手段11
及び単一通信手段12等を制御して、ネットワーク内に
おける各ノード2にメッセージを送信し、また、各ノー
ド2から送られたメッセージを受信する。ノード構築手
段18は、受信したメッセージが登録要求メッセージ及
び脱退要求メッセージの場合、ノード表データベース1
3にノード情報の登録及び、ノード情報の削除を行う。
【0043】通信処理制御部19は、ノード構築手段1
8を介して自己のノード2全体を制御する。
【0044】以下、この発明の第1の実施の形態にかか
る通信制御システムにおけるノード登録処理及び脱退処
理について図面を参照して説明する。
【0045】まず、登録処理について説明する。図4
は、グループに加入していないノードがグループに加入
するまでの処理を示すフローチャートである。グループ
に加入を希望する新規ノード2のノード構築手段18
は、グループ内の各ノード2に、自己のノード情報の登
録を要求する登録要求メッセージを作成する(ステップ
S11)。即ち、ノード構築手段18は、アドレス取得
手段15を介して、自己のノードのアドレス及びポート
番号を取得する。また、ノード構築手段18は、識別子
取得手段7を介して、自己のノードの識別子を取得す
る。ノード構築手段18は、取得した識別子、アドレス
及びポート番号を使用して、図5に示すような、登録要
求メッセージを作成する。
【0046】図5に示す登録要求メッセージについて簡
単に説明する。’register−ADT’は、各ノ
ード2に対して「以下のノード情報をノード表データベ
ース13に追加せよ」という命令を示す。’:item
”sirosima+123.45.67.89+1
5436”’は、追加するノード情報が「識別子がsi
rosima、アドレスが123.45.67.89、
ポート番号が15436」であることを示す。’:do
main ”obp.c1.nec.co.jp”’
は、「参加するグループ名がobp.c1.nec.c
o.jp」であることを示す。
【0047】ノード構築手段18は、生成した登録要求
メッセージを同報通信手段11を介してグループ内の各
ノード2に送信する(ステップS12)。
【0048】この登録要求メッセージを受信した各ノー
ド2は、各自のノード表データベース13に新規ノード
2のノード情報を追加し、登録完了メッセージを返信す
る(ステップS13)。以下、ステップS13にて行わ
れる受信処理を図6を参照して詳細に説明する。図6
は、登録要求メッセージを受信した各ノード2が行う受
信処理を示すフローチャートである。
【0049】各ノード2のノード構築手段18は、新規
ノード2から送られた登録要求メッセージを同報通信手
段11を介して受信する(ステップS131)。
【0050】ノード構築手段18は、受信した登録要求
メッセージから新規ノード2のノード情報となる識別
子、アドレス及びポート番号を抽出して取得する(ステ
ップS132)。
【0051】ノード構築手段18は、ノード表管理手段
14を介して、取得したノード情報の識別子がノード表
データベース13に登録されているか否かを判別する
(ステップS133)。
【0052】ノード構築手段18は、取得したノード情
報の識別子がノード表データベース13に既に登録され
ていると判別した場合、エラーメッセージを生成し、新
規ノード2へ返信する(ステップS134)。即ち、ノ
ード構築手段18は、図7に示すようなエラーメッセー
ジを生成し、後述する遅延処理を行った後、同報通信手
段11を介して、生成したエラーメッセージを新規ノー
ド2に返信する。
【0053】図7に示すエラーメッセージについて簡単
に説明する。’:error ”true”’は、「エ
ラーが発生した」ことを示す。’:reason ”a
lready−registered”’は、「既に識
別子が登録されている」ことを示す。
【0054】一方、ノード構築手段18は、取得したノ
ード情報の識別子がノード表データベース13に登録さ
れていないと判別した場合、取得した識別子、アドレス
及びポート番号からなるノード情報をノード表データベ
ース13に登録する(ステップS135)。
【0055】ノード構築手段18は、新規ノード2のノ
ード情報をノード表データベース13に登録すると、登
録完了メッセージを生成し、新規ノード2に返信する
(ステップS136)。即ち、ノード構築手段18は、
図8に示すような登録完了メッセージを生成し、後述す
る遅延処理を行った後、生成した登録完了メッセージを
同報通信手段11を介して、新規ノード2に返信する。
【0056】図8に示す登録完了メッセージについて簡
単に説明する。’registered’は、「以下の
ノードの追加を完了した」ということを示す。’:it
em”sirosima+123.45.67.89+
15436”’は、追加したノードが「識別子がsir
osimaで、アドレスが123.45.67.89
で、ポート番号が15436である」ことを示す。’:
domain ”obp.cl.nec.co.j
p”’は、「参加したグループ名がobp.cl.ne
c.co.jp」であることを示す。
【0057】図4に戻って、新規ノード2のノード構築
手段18は、グループ内の各ノード2から送られるこの
ような登録完了メッセージを同報通信手段11にて受信
する。ノード構築手段18は、登録完了メッセージを受
信すると、グループ内の各ノード2のノード表データベ
ース13に記憶されているノード情報に対する検索要求
メッセージを作成し、同報通信手段11を介して送信す
る(ステップS14)。即ち、ノード構築手段18は、
図9に示すようなノード検索要求メッセージを生成し、
同報通信手段11を介してグループ内の各ノード2に送
信する。
【0058】図9に示すノード検索要求メッセージにつ
いて簡単に説明する。’query−ADT’は、各ノ
ード2に対して「以下のノード情報の検索結果を知らせ
よ」という命令を示す。’:identifier ”
ALL”’は、「検索対象がグループ内の全てのノード
情報である」ことを示す。’:domain ”ob
p.cl.nec.co.jp”’は、「検索するグル
ープ名がobp.cl.nec.co.jpである」こ
とを示す。
【0059】このノード検索要求メッセージを同報通信
手段11を介して受信した各ノード2のノード構築手段
18は、ノード表管理手段14を介して、自己のノード
表データベース13に記憶されているノード情報を検索
する。ノード構築手段18は、検索して取得したノード
情報から検索結果メッセージを生成し、新規ノード2に
返信する(ステップS15)。即ち、ノード構築手段1
8は、取得したノード情報から図10に示すような検索
結果メッセージを生成し、後述する遅延処理を行った
後、同報通信手段11を介して、生成した検索結果メッ
セージを新規ノード2に返信する。
【0060】図10に示す検索結果メッセージについて
簡単に説明する。なお、検索結果メッセージは、図3に
示すノード情報から作成されたものである。’info
rm−ADT’は、「ノード情報の検索結果である」こ
とを示す。’:numbers 3’は、「検索結果が
3つのノード情報を含む」ことを示す。’:items
”asakura...”’は、「asakura、
kida、sirosimaの3つのノード情報であ
る」ことを示す。
【0061】図4に戻って、新規ノード2のノード構築
手段18は、グループ内の1つのノード2から送られる
検索結果メッセージを同報通信手段11にて受信する。
ノード構築手段18は、受信した図10に示す検索結果
メッセージからノード情報を抽出し、ノード表管理手段
14を介して図3に示すようなノード情報を生成し、ノ
ード表データベース13に記憶する(ステップS1
6)。
【0062】このように、新規ノード2は、グループへ
の加入を行うと共に、自己のノード表データベース13
にグループ内の各ノード2のノード情報を記憶すること
ができる。この結果、新規ノード2は、ノード表データ
ベース13に記憶したノード情報を使用して、グループ
内の各ノード2に単一通信手段12を介して、ユニキャ
ストによる1対1の通信を行うことができる。
【0063】なお、グループ内の各ノード2が、新規ノ
ード2から送信されたメッセージに応答するメッセージ
を一斉に返信すると、一時的にネットワーク1に負荷が
増大し、ネットワーク1全体の通信速度等が低下するお
それがある。そのため、各ノード2のノード構築手段1
8は、ネットワーク1の負荷を軽減するため、IGMP
(Internet Group Management Protocol)と同様な遅延
処理にて、それぞれタイミングをずらして応答メッセー
ジを返信する。以下、グループ内における各ノード2の
ノード構築手段18が行う遅延処理について図11を参
照して説明する。図11は、各ノード2のノード構築手
段18が応答メッセージを返信する際に行う遅延処理を
示すフローチャートである。
【0064】各ノード2のノード構築手段18は、応答
メッセージを返信する際に、遅延処理手段17から取得
した遅延時間に従って返信を遅延する時間を決定する
(ステップS21)。即ち、遅延処理手段17は、乱数
により予め定められた時間内の遅延時間を生成し、ノー
ド構築手段18に供給する。ノード構築手段18は、取
得した遅延時間に従って応答メッセージの返信を遅延す
る。
【0065】ノード構築手段18は、遅延時間が経過す
る間、他のノード2からメッセージを受信したか否かを
判別する(ステップS22)。
【0066】ノード構築手段18は、他のノード2から
メッセージを受信した場合、受信したメッセージが送信
予定のメッセージの内容と同一か否かを判別する(ステ
ップS23)。即ち、ノード構築手段18は、新規ノー
ド2に対する応答メッセージを送信遅延中に、受信した
メッセージが自己の新規ノード2に対する応答メッセー
ジと同一内容か否かを判別する。
【0067】ノード構築手段18は、受信したメッセー
ジが送信予定のメッセージの内容と同一であると判別し
た場合、新規ノード2に対する応答メッセージの返信を
中止し、遅延処理を終了する。一方、ノード構築手段1
8は、受信したメッセージが送信予定のメッセージの内
容と同一でないと判別した場合、又は、ステップS22
にて他のノード2からメッセージを受信していないと判
別した場合、遅延時間が経過したか否かを判別する(ス
テップS24)。
【0068】ノード構築手段18は、遅延時間が経過し
ていないと判別した場合、ステップS22からステップ
S24までの処理を繰り返す。一方、ノード構築手段1
8は、遅延時間が経過したと判別した場合、新規ノード
2に対する応答メッセージの送信する(ステップS2
5)。
【0069】この結果、各ノード2から新規ノード2に
対する応答メッセージを返信するタイミングをずらすこ
とができ、また、返信予定のメッセージと同一内容のメ
ッセージを受信した場合に送信処理自体を中止するた
め、ネットワーク1の負荷を軽減することができる。
【0070】次に、脱退処理について説明する。図12
は、グループに加入しているノード2がグループから脱
退するまでの処理を示すフローチャートである。グルー
プから脱退を希望する脱退ノード2のノード構築手段1
8は、グループ内の各ノード2に、自己のノード情報の
削除を要求する脱退要求メッセージを作成する(ステッ
プS31)。即ち、ノード構築手段18は、識別子取得
手段7を介して、自己のノードの識別子を取得し、図1
3に示すような、脱退要求メッセージを作成する。
【0071】図13に示す登録要求メッセージについて
簡単に説明する。’deregister−ADT’
は、各ノード2に対して「以下のノード情報をノード表
データベース13から削除せよ」という命令を示
す。’:identifier”sirosima”’
は、「削除するノード情報の識別子がsirosima
である」ことを示す。
【0072】この登録要求メッセージを受信した各ノー
ド2は、自己のノード表データベース13から脱退ノー
ド2のノード情報を削除する(ステップS32)。
【0073】この結果、脱退ノード2は、グループから
の脱退を行うと共に、グループ内の各ノード2のノード
表データベース13から自己のノード情報を削除するこ
とができる。
【0074】以上のように、第1の実施の形態にかかる
通信制御システムは、ノード表データベース13をグル
ープ内の各ノード2が分散して管理することにより、任
意のノード2が異常終了した場合でも支障なく通信する
ことができる。また、グループを管理するためのサーバ
等を必要としないため、管理コストも軽減することがで
きる。
【0075】第1の実施の形態では、グループ内に既に
他のノード2が存在する状態における新規ノード2のグ
ループ加入等について説明したが、グループ内に他のノ
ード2がまだ存在していない状態(初期起動時等)にお
いては、送信メッセージに対する応答メッセージが得ら
れないタイムアウトに対する処理が必要となる。以下、
図面を参照して、タイムアウトを考慮したこの発明の第
2の実施の形態にかかる通信制御システムについて説明
する。
【0076】図14は、この発明の第2の実施の形態に
かかるネットワーク1に接続されたノード2の一例を示
すブロック図である。図14に示すノード2は、図1に
示す第1の実施の形態のノード2の構成に仮ノード表デ
ータベース21と、タイムアウト処理手段22とが追加
された構成となる。
【0077】仮ノード表データベース21は、自己の登
録完了メッセージの受信待ちの間に他の新規ノード2か
ら登録要求メッセージを受信した場合に、登録要求メッ
セージから抽出した他の新規ノード2のノード情報を記
憶する。
【0078】タイムアウト処理手段22は、送信メッセ
ージ(登録要求メッセージ等)を他のノード2に送信し
た後、他のノード2から送られる応答メッセージを待つ
受信待ち時間を決定する。
【0079】以下、タイムアウト処理について図15及
び図16を参照して説明する。図15及び図16は、タ
イムアウト処理を説明するタイムチャートである。
【0080】まず、図15のタイムチャートを参照し
て、グループ内に他のノード2がまだ存在していない状
態(初期起動時等)におけるタイムアウト処理を説明す
る。グループに加入を希望する新規ノード2は、自己の
ノード情報の登録を要求する登録要求メッセージを存在
しないグループ内の他のノード2に対して送信する(タ
イミングT1)。
【0081】新規ノード2のノード構築手段18は、タ
イムアウト処理手段22から取得したタイムアウト時間
が経過するまで、送られない登録完了メッセージの受信
待ちを行う。新規ノード2のノード構築手段18は、タ
イムアウト時間が経過すると、受信待ちをタイムアウト
とし、グループ内に他のノード2が存在しないことを判
別する(タイミングT2)。
【0082】新規ノード2のノード構築手段18は、以
後、加入を希望するグループにおける初期ノードとして
通信動作を開始する(タイミングT3)。
【0083】次に、図16のタイムチャートを参照し
て、グループ内に他のノード2がまだ存在していない状
態(初期起動時等)における複数の新規ノード2が同時
期に登録要求メッセージを送信した場合のタイムアウト
処理を説明する。
【0084】グループに加入を希望する新規ノード2
(ノードa)は、自己のノード情報の登録を要求する登
録要求メッセージを存在しないグループ内の他のノード
2に対して送信する(タイミングT10)。送信後、ノ
ードaのノード構築手段18は、タイムアウト処理手段
22から取得したタイムアウト時間が経過するまで、登
録完了メッセージの受信待ちを行う。
【0085】一方、同一のグループに加入を希望する新
規ノード2(ノードb)は、自己のノード情報の登録を
要求する登録要求メッセージをグループ内の他のノード
2に対して同様に送信する(タイミングT11)。送信
後、ノードbのノード構築手段18は、タイムアウト処
理手段22から取得したタイムアウト時間が経過するま
で、登録完了メッセージの受信待ちを同様に行う。
【0086】ノードaは、登録完了メッセージの受信待
ちの間に、ノードbから登録要求メッセージを受信する
と、受信した登録要求メッセージを蓄積(保持)する
(タイミングT12)。この場合、ノードaのノード構
築手段18は、自己の登録完了メッセージを受信してい
ないため、ノードbに対して登録完了メッセージを返信
しない。
【0087】ノードaのノード構築手段18は、タイム
アウト時間が経過すると、受信待ちをタイムアウトと
し、グループ内に他のノード2が存在しないことを判別
する(タイミングT13)。
【0088】また、ノードbのノード構築手段18は、
ノードaから登録完了メッセージを受信できないため、
タイムアウト時間が経過すると、受信待ちをタイムアウ
トとし、同一グループ内に他のノード2が存在しないと
同様に判別する(タイミングT14)。
【0089】ノードaのノード構築手段18は、タイム
アウト後、加入を希望するグループにおける初期ノード
として通信動作を開始する。ノードaのノード構築手段
18は、蓄積(保持)していたノードbからの登録要求
メッセージからノードbのノード情報を抽出してノード
表データベース13に記憶し、登録完了メッセージを生
成してノードbに返信する(タイミングT15)。
【0090】登録完了メッセージを受信したノードb
は、既に、加入を希望するグループにおける初期ノード
として同様に通信動作を開始しているため、ノードaの
登録完了メッセージの返信が手遅れとなる(タイミング
T16)。即ち、ノードbは、登録完了メッセージをT
13−T12+T15の時間待つ必要があり、この待ち
時間が、T16の時間よりも長い場合に登録完了メッセ
ージの受信をタイムアウトとし、初期ノードとして通信
動作を開始する。
【0091】以下、このような初期起動時等を考慮した
この発明の第2の実施の形態にかかる通信制御システム
におけるノード登録処理及び脱退処理について図面を参
照して説明する。
【0092】まず、登録処理について説明する。図17
は、グループに加入していないノードがグループに加入
するまでの処理を示すフローチャートである。グループ
に加入を希望する新規ノード2のノード構築手段18
は、自己のノード情報のみをノード表管理手段14を介
して仮ノード表データベース21に記憶する(ステップ
S41)。
【0093】新規ノード2のノード構築手段18は、自
己のノード情報の登録を要求する登録要求メッセージを
グループ内の各ノード2に送信する(ステップS4
2)。
【0094】ノード構築手段18は、登録完了メッセー
ジを受信したか否かを判別する(ステップS43)。
【0095】ノード構築手段18は、登録完了メッセー
ジを受信した場合、仮ノード表データベース21に記憶
した自己のノード情報を廃棄し(ステップS44)、ノ
ード表データベース13にグループ内の各ノード2のノ
ード情報を記憶して、通常のノードとして通信動作を開
始する(ステップS45)。
【0096】一方、ノード構築手段18は、ステップS
43にて登録完了メッセージを受信していない場合、同
一グループに加入を希望する他の新規ノード2からの登
録要求メッセージを受信したか否かを判別する(ステッ
プS46)。
【0097】ノード構築手段18は、他の新規ノード2
からの登録要求メッセージを受信していない場合、後述
するステップS49に進んで、タイムアウト時間の経過
を判別する。一方、他の新規ノード2からの登録要求メ
ッセージを受信した場合、ノード構築手段18は、受信
した登録要求メッセージからノード情報を抽出し、抽出
した他の新規ノード2のノード情報をノード表管理手段
14を介して仮ノード表データベース21に追加して記
録する(ステップS47)。
【0098】ノード構築手段18は、仮ノード表データ
ベース21にノード情報を記録すると、他の新規ノード
2に登録完了メッセージを返信する(ステップS4
8)。
【0099】ノード構築手段18は、タイムアウト時間
が経過したか否かを判別する(ステップS49)。
【0100】ノード構築手段18は、タイムアウト時間
が経過していないと判別した場合、ステップS43から
ステップS48までの処理を繰り返す。一方、タイムア
ウト時間が経過したと判別した場合、ノード構築手段1
8は、仮ノード表データベース21に記憶したノード情
報をノード表データベース13に移送した後、加入を希
望するグループにおける初期ノードとして通信動作を開
始する(ステップS50)。
【0101】この結果、新規ノード2が自己の登録完了
メッセージの受信待ちの間に新しく起動された新規ノー
ドがタイムアウトし、初期ノードとして動作することを
防ぐことができる。
【0102】なお、新規ノード2がステップS48にお
いて、他の新規ノード2に対して通常の登録完了メッセ
ージを送信すると、登録完了メッセージを送信した他の
新規ノード2は、すぐに検索要求メッセージを送信する
こととなる。この場合、新規ノード2は、検索要求メッ
セージを受信しても、未確定の仮ノード表データベース
21にてノード情報を管理している状態であるため、結
局、すぐにはノード情報の検索結果を返信することがで
きない。以下、自己の登録完了メッセージ待ちとなる新
規ノード2のノード構築手段18が行う返信処理につい
て図18を参照して詳細に説明する。図18は、図17
に示すステップS48を詳細に示したフローチャートで
ある。
【0103】新規ノード2のノード構築手段18は、他
のノード2に登録完了メッセージを返信する際に、自己
の登録完了メッセージを受信しているか否かを判別する
(ステップS481)。
【0104】ノード構築手段18は、自己の登録完了メ
ッセージを受信していると判別した場合、他のノード2
に対する通常の登録完了メッセージを生成する(ステッ
プS482)。ノード構築手段18は、通常の登録完了
メッセージを生成すると、後述するステップS485に
進んで登録完了メッセージを他のノード2に返信する。
【0105】一方、ステップS481にて、自己の登録
完了メッセージを受信していないと判別した場合、ノー
ド構築手段18は、受信待ちのタイムアウトまでの時間
を遅延処理手段17から取得する(ステップS48
3)。
【0106】ノード構築手段18は、取得した受信待ち
のタイムアウトまでの時間を使用して、図19に示すよ
うなタイムアウト時間を含んだ登録完了メッセージを生
成する(ステップS484)。
【0107】図19に示す登録完了メッセージは、図8
に示す通常の登録完了メッセージに、’:Wait 3
0’が付加されたものである。’:Wait 30’
は、「初期ノードがタイムアウトするまであと30秒で
ある」ことを示す。
【0108】ノード構築手段18は、ステップS482
又はステップS484にて生成された登録完了メッセー
ジを他のノード2に返信する(ステップS485)。
【0109】これにより新規ノード2は、自己の登録完
了メッセージの受信待ちの間でも、他の新規ノード2か
ら送信された登録要求メッセージに対する登録完了メッ
セージを直ちに返信することができる。この結果、他の
新規ノード2は、自己の登録完了メッセージを受信した
後、新規ノード2に指定された待ち時間の経過した後
に、ノード情報の検索要求メッセージを送信することが
できる。
【0110】なお、グループ内に既にノード2が加入し
ている状態で、同時期に複数の新規ノード2がグループ
に加入する場合、上記図18に示すような返信処理だけ
では、不必要な待ち時間が生じる場合がある。以下、グ
ループ内に既にノード2が加入している状態で、同時期
に複数の新規ノード2がグループに加入する場合におけ
る不必要なタイムアウト処理について図20を参照して
説明する。図20は、複数の新規ノード2の不必要なタ
イムアウト処理を説明するタイムチャートである。
【0111】ノード2(ノードc)が既に加入している
グループに加入を希望する新規ノード2(ノードd及び
ノードe)は、自己のノード情報の登録を要求する登録
要求メッセージグループ内の他のノード2に対して送信
する(タイミングT20)。
【0112】互いの登録要求メッセージを受信した新規
のノードd及びノードeは、図19に示すようなタイム
アウト時間を含んだ登録完了メッセージ互いに返信する
(タイミングT21)。
【0113】ノードcは、返信を遅延する時間にノード
d及びeのタイムアウト時間を含んだ登録完了メッセー
ジを受信すると、自己の登録完了メッセージの返信を中
止する。そのため、ノードdは、ノードeのタイムアウ
ト時間を含んだ登録完了メッセージがなければ、受信し
ていたノードcからの通常の登録完了メッセージを受け
取る場合(タイミングT22)に比べ、ノードeから指
定されたタイムアウト時間分だけ余分に通信処理を待た
される(タイミングT23)。
【0114】以下、このような不必要な待ち時間を低減
するために、グループ内の既存のノード2と新規ノード
2との遅延時間に差を持たせた遅延時間算出処理につい
て図21を参照して詳細に説明する。図21は、図11
に示すステップS21を詳細に示したフローチャートで
ある。
【0115】ノード2のタイムアウト処理手段22は、
乱数により待ち時間Trandを生成する(ステップS
211)。待ち時間Trandは、0≦Trand≦T
maxの範囲内の時間である。なお、Tmaxは、予め
定められた0以上の任意の時間である。
【0116】ノード構築手段18は、タイムアウト処理
手段22から待ち時間Trandを取得すると、自己の
ノード情報の登録が完了しているか否かを判別する(ス
テップS212)。
【0117】ノード構築手段18は、自己のノード情報
の登録が完了していると判別した場合、後述するステッ
プS214に進んで遅延時間を決定する。一方、自己の
ノード情報の登録が完了していないと判別した場合、ノ
ード構築手段18は、待ち時間Trandに予め定めら
れた0以上の任意の時間のTmarginを加算する
(ステップS213)。
【0118】ノード構築手段18は、待ち時間Tran
dを遅延時間に決定する(ステップS214)。
【0119】この結果、自己のノード情報の登録を完了
しているノード2は、登録を完了していないノード2よ
り早く登録完了メッセージを返信する確立が高くなる。
従って、新規ノード2が同時期に複数発生しても、各新
規ノード2は、グループ加入済みのノード2から優先的
に、タイムアウト時間を含まない通常の登録完了メッセ
ージを受信できることとなり、待ち時間の無駄が解消さ
れる。
【0120】以上のように、第2の実施の形態にかかる
通信制御システムは、仮ノード表データベース21を使
用して、自己の登録完了メッセージの受信待ちの状態で
あっても、他の新規ノード2から送られる登録要求メッ
セージに直ちに返信することができる。
【0121】上記の第1及び第2の実施の形態にかかる
通信制御システムでは、各ノード表データベースに記憶
されたノード情報が同一内容であることを前提に登録及
び脱退処理を行ったが、ネットワーク上の他の通信制御
システムが異常終了した場合等により、各ノード表デー
タベースに記憶されたノード情報が同一内容でない場合
もある。このような、各ノード表データベースに記憶さ
れたノード情報が同一内容でない場合について考慮した
この発明の第3の実施の形態にかかる通信制御システム
について説明する。
【0122】図22は、この発明の第3の実施の形態に
かかるネットワーク1に接続されたノード2の構成を示
すブロック図である。このノード2は、通信手段31
と、タイムアウト監視手段手段32と、ノード削除手段
33と、ノード管理手段34と、新規ノード検知手段3
5と、ノード登録手段36と、ノード表37と、通信処
理制御手段38とから構成される。
【0123】通信手段31は、第2の実施の形態の図1
4に示す同報通信手段11及び単一通信手段12を1つ
に合わせた機能を有する。即ち、通信手段31は、グル
ープ内における各ノード2に対してブロードキャスト及
びユニキャストにより通信を行う。
【0124】タイムアウト監視手段32は、通信手段3
1を介して送信したメッセージのタイムアウトを検知す
る。
【0125】ノード削除手段33は、グループ内の各ノ
ード2に対してノード情報の削除を要求する脱退要求メ
ッセージを生成する。
【0126】ノード管理手段34は、第2の実施の形態
の図14に示すノード表管理手段14、アドレス取得手
段15、識別子取得手段16、遅延処理手段17及びタ
イムアウト処理手段22を1つに合わせた機能を有す
る。即ち、ノード管理手段34は、通信手段31を制御
して、ネットワーク内における各ノード2にメッセージ
を送信し、また、各ノード2から送られたメッセージを
受信する。また、ノード管理手段34は、受信したメッ
セージが登録要求メッセージ及び脱退要求メッセージの
場合、ノード表37にノード情報の登録及び、ノード情
報の削除を行う。
【0127】新規ノード検知手段33は、グループ内の
他のノード2から送られた送信メッセージから新規ノー
ド2のノード情報を抽出する。
【0128】ノード登録手段36は、新規ノード検知手
段33により抽出された新規ノード2のノード情報をノ
ード表37に登録する。
【0129】ノード表37は、第2の実施の形態の図1
4に示すノード表データベース13及び仮ノード表デー
タベース21を1つに合わせた機能を有する。
【0130】通信処理手段38は、ノード管理手段24
を介して自己のノード2全体を制御する。
【0131】以下、この発明の第3の実施の形態にかか
る通信制御システムにおける脱退処理及び登録処理につ
いて図面を参照して説明する。
【0132】まず、脱退処理について説明する。図23
は、グループから脱退した脱退ノードの脱退要求メッセ
ージを受け取れなかったノードが、自ら脱退ノードの代
わりに行う脱退処理を示すフローチャートである。グル
ープから脱退を希望する脱退ノード2の脱退要求メッセ
ージが消失してしまっている状態において、グループ内
の送信元ノード2は、脱退ノード2のノード情報が自己
のノード表27に登録されているため、脱退ノード2に
対して必要なメッセージを送信する(ステップS5
1)。
【0133】送信元ノード2の送信メッセージは、脱退
ノード2が電源OFF等により既に終了している場合、
応答メッセージが返信されないためタイムアウトとなる
(ステップS52)。
【0134】送信元ノード2のタイムアウト監視手段2
2は、通信手段21を介して脱退ノード2に対する送信
メッセージがタイムアウトになったことを検知する(ス
テップS53)。
【0135】送信元ノード2のノード削除手段23は、
タイムアウト監視手段22を介して脱退ノード2への通
信異常ステータスを取得し、グループの各ノード2に脱
退ノード2のノード情報の削除を要求する脱退要求メッ
セージを生成する(ステップS54)。
【0136】送信元ノード2のノード管理手段24は、
ノード削除手段23にて生成された脱退要求メッセージ
を通信手段21を介してグループ内の各ノード2に送信
する(ステップS55)。
【0137】送信元ノード2のノード管理手段24は、
自己のノード表27から脱退ノード2のノード情報を削
除する(ステップS56)。
【0138】この結果、脱退を要求する脱退ノード2の
脱退要求メッセージが消失した場合であっても、他のノ
ード2からグループの各ノード2に脱退要求メッセージ
を代理にて送信することができる。従って、グループの
各ノード2は、脱退ノード2のノード情報を自己のノー
ド表27から削除することができ、無駄なメッセージの
送信を低減することができる。
【0139】次に、登録処理について説明する。図24
は、グループに加入した新規ノードからの登録要求メッ
セージを受け取れなかったノードが、自己のノード表3
7に新規ノードのノード情報を登録するまでの処理を示
すフローチャートである。新規ノード2からの登録要求
メッセージを受信することのできなかった未受信ノード
2は、グループ内の他のノード2から送られたブロード
キャストによるメッセージを通信手段31を介して受信
する(ステップS61)。
【0140】未受信ノード2の通信手段31は、受信し
たメッセージを新規ノード検知手段35に供給する(ス
テップS62)。
【0141】新規ノード検知手段35は、取得した受信
メッセージからノード情報を抽出し、ノード表37に記
憶されているノード情報と比較する(ステップS6
3)。
【0142】ノード管理手段34は、新規ノード検知手
段35を介して、受信メッセージから抽出したノード情
報に、ノード表37にて管理されていないノード情報が
含まれるか否かを判別する(ステップS64)。
【0143】ノード管理手段34は、受信メッセージか
ら抽出したノード情報に、ノード表37にて管理されて
いないノード情報が含まれていないと判別した場合、登
録処理を終了する。一方、受信メッセージから抽出した
ノード情報に、ノード表37にて管理されていないノー
ド情報が含まれていると判別した場合、ノード管理手段
34は、管理されていないノード情報をノード登録手段
36に供給する。ノード登録手段36は、登録用のノー
ド情報を生成する(ステップS65)。
【0144】ノード管理手段34は、ノード登録手段3
6にて生成されたノード情報をノード表37に登録する
(ステップS66)。
【0145】この結果、新規ノード2からの登録要求メ
ッセージを受信することのできなかった未受信ノード2
は、その後の通信メッセージからグループ内の新規ノー
ド2の存在を検出し、自己のノード表37に登録するこ
とができる。
【0146】以上のように、第3の実施の形態にかかる
通信制御システムは、脱退要求メッセージや登録要求メ
ッセージを受信できずに、ノード表37に記憶されたノ
ード情報が他の通信制御システムのノード表37に記憶
されたノード情報と同一内容でない場合でも、自己のノ
ード情報の変更することができる。
【0147】上記の第3の実施の形態にかかる通信制御
システムを更に進めて、グループ内に加入しているノー
ドからのみのメッセージを受信することも可能となる。
グループ外のノードからのメッセージを一切遮断すると
により、セキュリティを向上させたグループ内の通信を
行うことができる。このような、セキュリティについて
考慮したこの発明の第4の実施の形態にかかる通信制御
システムについて説明する。
【0148】図25は、この発明の第4の実施の形態に
かかるネットワーク1に接続されたノード2の構成を示
すブロック図である。このノード2は、通信手段31
と、ノード管理手段34と、ノード表37と、通信処理
制御手段38と、ノード表維持手段41と、ノード再登
録手段42と、通信エラー検知手段43と、通信認証手
段44とから構成される。
【0149】通信手段31、ノード管理手段34、ノー
ド表37及び通信処理制御手段38は、第3の実施の形
態の図22と同一の構成となっている。
【0150】ノード表維持手段41は、第3の実施の形
態の図22に示すタイムアウト監視手段32、ノード削
除手段33、新規ノード検知手段35、ノード登録手段
36を1つに合わせた機能を有する。
【0151】ノード再登録手段42は、自己のノード情
報がグループ内の各ノード2に対して完全に登録されて
いない場合に、登録要求メッセージを再度生成する。
【0152】通信エラー検知手段43は、通信手段31
を介して送信したメッセージに対する送信エラーを検知
する。
【0153】通信認証手段44は、ノード表37に登録
されていないノード2に対して、通信可能なノード先と
して認証するか否かを判別する。
【0154】以下、この発明の第4の実施の形態にかか
る通信制御システムにおける受信処理及び認証処理につ
いて図面を参照して説明する。
【0155】まず、受信処理について説明する。図27
は、自己のノード表37に未登録の他のノード2から送
られたメッセージ等の受信処理を示すフローチャートで
ある。ノード2のノード管理手段34は、通信手段31
を介して他のノード2からのメッセージを受信する(ス
テップS71)。
【0156】ノード管理手段34は、受信したメッセー
ジから送信元のノード2(他のノード2)のノード情報
を抽出し、識別子のみを通信認証手段44に供給する。
通信認証手段44は、取得した識別子をノード表37に
記憶されたノード情報から検索する(ステップS7
2)。
【0157】ノード管理手段34は、通信認証手段44
を介して、取得した識別子がノード表37に存在するか
否かを判別する(ステップS73)。
【0158】ノード管理手段34は、取得した識別子が
ノード表37に存在すると判別した場合、通常に受信し
たメッセージの処理を続行する(ステップS74)。
【0159】一方、取得した識別子がノード表37に存
在しないと判別した場合、ノード管理手段34は、受信
したメッセージの処理を中止する(ステップS75)。
【0160】ノード管理手段34は、受信したメッセー
ジの処理を中止すると、図27に示すようなエラーメッ
セージを生成し、通信処理手段31を介して送信元のノ
ード2に返信する(ステップS76)。
【0161】図27に示すエラーメッセージについて簡
単に説明する。’error’は、「エラーメッセージ
である」ことを示す。’:message”certi
fication error”’は、「通信の認証に
失敗した」ことを示す。’:sender ”asak
ura”’は、「このエラーメッセージを送信したノー
ド2の識別子がasakuraである」ことを示す。
【0162】この結果、グループ外のノード2から送信
されたメッセージを廃棄することができ、グループ内の
セキュリティを向上させることができる。
【0163】次に、認証処理について説明する。図28
は、グループに加入しているが他のノードから図27に
示すようなエラーメッセージを受信した場合のエラーメ
ッセージの認証処理を示すフローチャートである。グル
ープ内の正規ノード2のノード管理手段34は、他のノ
ード2から送られたエラーメッセージを通信手段31を
介して受信する(ステップS81)。
【0164】正規ノード2のノード管理手段34は、受
信したエラーメッセージが他のノード2において認証エ
ラーにより送られたものであるか否かを判別する(ステ
ップS82)。
【0165】ノード管理手段34は、受信したエラーメ
ッセージが認証エラーにより送られたものでないと判別
した場合、通常のエラーメッセージに対するエラー処理
を行う(ステップS83)。
【0166】一方、受信したエラーメッセージが認証エ
ラーにより送られたものであると判別した場合、ノード
管理手段34は、エラーメッセージを通信エラー検知手
段43に供給する。通信エラー検知手段43は、エラー
メッセージから送信元のノード2(他のノード2)の識
別子を取得する(ステップS84)。
【0167】通信エラー検知手段43は、取得した識別
子をノード表37に記憶されたノード情報から検索し、
認証を試みる(ステップS85)。
【0168】ノード管理手段34は、通信エラー検知手
段43を介して、受信したエラーメッセージから取得し
た識別子がノード表37に存在し、認証可能か否かを判
別する(ステップS86)。
【0169】ノード管理手段34は、取得した識別子が
ノード表27に存在せず、認証不可能であると判別した
場合、受信したエラーメッセージを廃棄する(ステップ
S87)。
【0170】一方、取得した識別子がノード表37に存
在し、認証可能であると判別した場合、ノード管理手段
34は、自己のノード情報の登録が不完全であるため、
図5に示すような通常の登録要求メッセージを生成し、
通信手段31を介して送信元のノード2に送信する(ス
テップS88)。
【0171】この結果、認証エラーによりエラーメッセ
ージを送信したノード2に対して、自己のノード情報を
再登録することができ、以降、正常に通信をすることが
できる。
【0172】なお、この発明の通信制御システムは、専
用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを
用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述の
いずれかを実行するためのプログラムを格納した媒体
(フロッピーディスク、CD−ROM等)から該プログ
ラムをインストールすることにより、上述の処理を実行
する通信制御システムを構成することができる。
【0173】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。
【0174】
【発明の効果】以上、説明したように本発明を使用する
ことにより、特別なサーバを使用することなくノード間
の通信を可能にし、サーバの管理、保守を行う必要がな
い。また、全てのノードが全ての時点においてサーバと
なりうるため、突然のノードの異常終了などにも柔軟に
対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】ネットワーク上のグループを説明するための模
式図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のノード表データベ
ース13に記憶されたノード情報の一例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の登録処理を説明す
るフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態の登録要求メッセー
ジの一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の受信処理を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態のエラーメッセージ
の一例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の登録完了メッセー
ジの一例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の検索要求メッセー
ジの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の検索結果メッセ
ージの一例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の遅延処理を説明
するフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態の脱退処理を説明
するフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態の脱退要求メッセ
ージの一例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】ノード2のタイムアウト処理を説明するタイ
ムチャートである。
【図16】複数のノード2のタイムアウト処理を説明す
るタイムチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態の登録処理を説明
するフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態の返信処理を説明
するフローチャートである。
【図19】本発明の第2の実施の形態のタイムアウト時
間を含む登録完了メッセージの一例を示す図である。
【図20】複数の新規ノード2のタイムアウト処理を説
明するタイムチャートである。
【図21】本発明の第2の実施の形態の遅延時間算出処
理を説明するフローチャートである。
【図22】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態の脱退処理を説明
するフローチャートである。
【図24】本発明の第3の実施の形態の登録処理を説明
するフローチャートである。
【図25】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図26】本発明の第4の実施の形態の受信処理を説明
するフローチャートである。
【図27】本発明の第4の実施の形態のエラーメッセー
ジの一例を示す図である。
【図28】本発明の第4の実施の形態の認証処理を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 ノード 11 同報通信手段 12 単一通信手段 13 ノード表データベース 14 ノード表管理手段 15 アドレス取得手段 16 識別子取得手段 17 遅延処理手段 18 ノード構築手段 19 通信処理制御手段 21 仮ノード表データベース 22 タイムアウト処理手段 31 通信手段 32 タイムアウト監視手段 33 ノード削除手段 34 ノード管理手段 35 新規ノード検知手段 36 ノード登録手段 37 ノード表 38 通信処理制御手段 41 ノード表維持手段 42 ノード再登録手段 43 通信エラー検知手段 44 通信認証手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−157940(JP,A) 特開 平9−245010(JP,A) 特開 平4−150437(JP,A) 特開 平5−83267(JP,A) 特開 平9−289521(JP,A) 特開 昭60−38948(JP,A) 特開 昭62−23256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 G06F 13/00 355 H04L 12/24 H04L 12/26

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上に分散して配置されている
    複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループを
    形成する通信制御システムであって、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノードに対
    する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構成す
    る各ノードの少なくともアドレスを含むノード情報を記
    憶するノード情報記憶手段と、前記通信手段により受信
    した電文に含まれる少なくともアドレスを含むノード情
    報を抽出し、前記ノード情報記憶手段に記憶するための
    ノード情報の登録及び、記憶されたノード情報の削除を
    行うノード管理手段と、を備え、 前記各ノードは、前記ノード情報記憶手段に記憶された
    ノード情報に従い、前記通信手段を介して、グループ内
    の全てのノードに対する同報通信及び、グループ内の1
    つのノードに対する単一通信により通信を行う、 ことを特徴とする通信制御システム。
  2. 【請求項2】前記各ノードは、応答電文の返信を乱数に
    より定められた時間だけ遅延させる応答電文遅延手段を
    更に備え、 前記各ノードは、同報通信による電文を前記通信手段を
    介して受信した際に、受信した電文に応答する応答電文
    を前記応答電文遅延手段によりそれぞれタイミングをず
    らして返信する、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 【請求項3】ネットワーク上に分散して配置されている
    複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループを
    形成する通信制御システムであって、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノードに対
    する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構成す
    る各ノードのノード情報を記憶するノード情報記憶手段
    と、前記通信手段により受信した電文に含まれるノード
    情報を抽出し、前記ノード情報記憶手段に記憶するノー
    ド情報の登録及び削除を行うノード管理手段と、応答電
    文の返信を予め定められた範囲の時間だけ遅延させる応
    答電文遅 延手段と、を備え、 前記応答電文遅延手段は、自己のノード情報がグループ
    内の他のノードに登録されている場合に、応答電文の返
    信を予め定められた範囲の第1の遅延時間だけ遅延さ
    せ、自己のノード情報がグループ内の他のノードに登録
    されていない場合に、応答電文の返信を前記第1の遅延
    時間より長時間となる第2の遅延時間だけ遅延させ、前記各ノードは、同報通信による電文を前記通信手段を
    介して受信した際に、受信した電文に応答する応答電文
    を前記応答電文遅延手段によりそれぞれタイミングをず
    らして返信する、 ことを特徴とする通信制御システム。
  4. 【請求項4】前記各ノードは、前記応答電文遅延手段に
    より応答電文の返信を遅延している間に、前記通信手段
    を介して自己の返信予定の応答電文と同一内容の電文を
    他のノードから受信した場合に、返信を中止して返信予
    定の応答電文を廃棄する、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記各ノードは、自己の少なくともノード
    の識別子、アドレス及びポート番号を含むノード情報を
    取得するノード情報取得手段を更に備え、 前記各ノードは、前記ノード情報取得手段により取得し
    たノード情報の登録を要求する登録要求電文を前記通信
    手段を介して他のノードに送信後、送信した登録要求電
    文に応答してグループ内の他のノードから送られる少な
    くともノードの識別子、アドレス及びポート番号を含む
    ノード情報を前記通信手段を介して受信し、受信したノ
    ード情報を前記ノード情報記憶手段に記憶することによ
    りグループに加入する、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の通信
    制御システム。
  6. 【請求項6】前記各ノードは、前記ノード情報記憶手段
    に記憶されたノード情報を検索するノード情報検索手段
    を更に備え、 前記各ノードは、前記通信手段を介して登録要求電文を
    他のノードから受信した際に、受信した登録要求電文に
    含まれるノード情報が、前記ノード情報検索手段により
    前記ノード情報記憶手段から検索できない場合に、受信
    した登録要求電文に含まれるノード情報を前記ノード情
    報記憶手段に登録し、 前記各ノードは、前記通信手段を介して脱退要求電文を
    他のノードから受信した際に、受信した脱退要求電文に
    含まれる識別子が、前記ノード情報検索手段により前記
    ノード情報記憶手段から検索できた場合に、該当するノ
    ード情報を前記ノード情報記憶手段から削除し、 前記各ノードは、前記通信手段を介してノード情報の供
    給を要求するノード検索要求電文を他のノードから受信
    した際に、前記ノード情報検索手段により前記ノード情
    報記憶手段に記憶されるノード情報を抽出し、抽出した
    ノード情報を送信元の他のノードに返信する、 ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載
    の通信制御システム。
  7. 【請求項7】ネットワーク上に分散して配置されている
    複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループを
    形成する通信制御システムであって、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノードに対
    する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構成す
    る各ノードのノード情報を記憶する第1のノード情報記
    憶手段と、グループを構成する自己のノード情報を記憶
    する第2のノード情報記憶手段と、前記通信手段により
    受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、前記第1
    のノード情報記憶手段及び第2のノード情報記憶手段に
    記憶するノード情報の登録及び削除を行うノード管理手
    段と、を備え、 前記各ノードは、グループを構成する他のノードが存在
    しない場合に、前記第2のノード情報記憶手段に記憶さ
    れるノード情報に従い、前記通信手段を介して、グルー
    プ内の全てのノードに対する同報通信及び、グループ内
    の1つのノードに対する単一通信により通信を行い、グ
    ループを構成する他のノードが存在する場合に、前記第
    1のノード情報記憶手段に記憶されたノード情報に従
    い、前記通信手段を介して、グループ内の全てのノード
    に対する同報通信及び、グループ内の1つのノードに対
    する単一通信により通信を行う、 ことを特徴とする通信制御システム。
  8. 【請求項8】前記各ノードは、応答電文の受信待ちを断
    念する予め定められたタイムアウト時間を生成するタイ
    ムアウト時刻生成手段を更に備え、 前記各ノードは、前記通信手段を介して自己のノード情
    報の登録を要求する登録要求電文を他のノードに送信後
    における応答電文の受信待ちの間に、他のノードから登
    録要求電文を受信した場合に、受信した登録要求電文に
    応答する応答電文に前記タイムアウト時刻生成手段によ
    り生成されたタイムアウト時間を付加して送信元の他の
    ノードに返信する、 ことを特徴とする請求項に記載の通信制御システム。
  9. 【請求項9】ネットワーク上に分散して配置されている
    複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループを
    形成する通信制御システムであって、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノードに対
    する電文の送受信を行う通信手段と、グループを構成す
    る各ノードのノード情報を記憶するノード情報記憶手段
    と、前記通信手段により受信した電文に含まれる他のノ
    ードのノード情報を抽出するノード情報抽出手段と、前
    記ノード情報記憶手段に記憶されたノード情報を検索す
    るノード情報検索手段と、前記ノード情報記憶手段に記
    憶するためのノード情報の登録及び、記憶されたノード
    情報の削除を行うノード管理手段と、を備え、 前記各ノードは、前記ノード情報抽出手段により取得さ
    れたノード情報が、前記ノード情報検索手段により前記
    ノード情報抽出手段から検索できない場合に、前記ノー
    ド管理手段が、前記ノード情報抽出手段により取得され
    たノード情報を前記ノード情報記憶手段に登録する、 ことを特徴とする通信制御システム。
  10. 【請求項10】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループ
    を形成する通信制御システムであって、 前記各ノードは、ネットワークを介して他のノードに対
    する電文の送受信を行う通信手段と、前記通信手段を介
    して他のノードから受信した電文に含まれる送信元のノ
    ード情報を取得する送信元ノード情報取得手段と、グル
    ープを構成する各ノードのノード情報を記憶するノード
    情報記憶手段と、前記ノード情報記憶手段に記憶された
    ノード情報を検索するノード情報検索手段と、前記通信
    手段により受信した電文に含まれるノード情報を抽出
    し、前記ノード情報記憶手段に記憶するノード情報の登
    録及び削除を行うノード管理手段と、を備え、 前記各ノードは、前記通信手段を介して他のノードから
    電文を受信した際に、前記送信元ノード情報取得手段に
    より取得された送信元のノード情報が、前記ノード情報
    検索手段により前記ノード情報記憶手段から検索できな
    い場合に、受信した電文を廃棄する、 ことを特徴とする通信制御システム。
  11. 【請求項11】前記各ノードは、前記通信手段を介して
    受信したエラー電文から自己のノード情報がエラー電文
    の送信元のノードに登録されていないことを検出する通
    信エラー検出手段を更に備え、 前記各ノードは、前記通信エラー検出手段により、自己
    のノード情報が送信元のノードに登録されていないこと
    を検出した場合に、前記送信元ノード情報取得手段によ
    り取得された送信元のノード情報が、前記ノード情報検
    索手段により前記ノード情報記憶手段から検索できた場
    合に、エラー電文の送信元に自己のノード情報の再登録
    を要求する電文を送信する、 ことを特徴とする請求項10に記載の通信制御システ
    ム。
  12. 【請求項12】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられたグループを形成
    する動的グループ形成方法であって、 ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
    信する電文受信ステップと、 前記電文受信ステップにて受信した電文に含まれるノー
    ド情報を抽出し、グループを構成する各ノードの少なく
    ともアドレスを含むノード情報を生成するノード情報生
    成ステップと、 前記ノード情報生成ステップにより生成されたノード情
    報に従い、ネットワークを介して、グループ内の全ての
    ノードに対する同報通信及び、グループ内の1つのノー
    ドに対する単一通信により通信を行う通信ステップと、 を備えることを特徴とする動的グループ形成方法。
  13. 【請求項13】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられたグループを形成
    する動的グループ形成方法であって、 ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
    信する電文受信ステップと、 前記電文受信ステップにて受信した電文に含まれるノー
    ド情報を抽出し、グループを構成する各ノードの少なく
    ともアドレスを含むノード情報及び初期ノード情報を生
    成するノード情報生成ステップと、 グループを構成する他のノードが存在しない場合に、前
    記ノード情報生成ステップにより生成された初期ノード
    情報に従い、ネットワークを介して、グループ内の全て
    のノードに対する同報通信及び、グループ内の1つのノ
    ードに対する単一通信による通信を行い、グループを構
    成する他のノードが存在する場合に、前記ノード情報生
    成ステップにより生成されたノード情報に従い、ネット
    ワークを介して、グループ内の全てのノードに対する同
    報通信及び、グループ内の1つのノードに対する単一通
    信による通信を行う通信ステップと、 を備えることを特徴とする動的グループ形成方法。
  14. 【請求項14】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられたグループを形成
    する動的グループ形成方法であって、 ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
    信する電文受信ステップと、 前記電文受信ステップにて受信した電文に含まれるノー
    ド情報を抽出し、グループを構成する各ノードのノード
    情報を生成するノード情報生成ステップと、前記ノード情報生成ステップにて生成されたノード情報
    が所定の記憶部に記憶済みであるか否かを判別するノー
    ド情報判別ステップと、 前記ノード情報判別ステップにより記録済みでないと判
    別された場合に、前記 ノード情報生成ステップにて生成
    されたノード情報を所定の記憶部に登録するノード情報
    登録ステップと、 ネットワークを介して他のノードに送信電文を送信する
    電文送信ステップと、 前記電文送信ステップにて送信した送信電文に応答する
    応答電文が前記電文受信ステップにて受信するまでの時
    間を計測するタイムカウントステップと、 前記タイムカウントステップにて予め定められた時間以
    上の時間を計測した場合に、前記電文送信ステップにて
    送信先となった他のノードのノード情報を所定の記憶部
    から削除するノード情報削除ステップと、 を備えることを特徴とする動的グループ形成方法。
  15. 【請求項15】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられたグループを形成
    できる動的グループ形成方法であって、 ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
    信する電文受信ステップと、 前記電文受信ステップにて受信した電文に含まれるノー
    ド情報を抽出し、グループを構成する各ノードのノード
    情報を生成するノード情報生成ステップと、 ネットワークを介して他のノードから送られる自己のノ
    ードが未認証であることを示すエラー電文を受信するエ
    ラー電文受信ステップと、 前記エラー電文受信ステップにより受信したエラー電文
    に含まれる送信元のノード情報を取得する送信元ノード
    情報取得ステップと、 前記送信元ノード情報取得ステップにて取得された送信
    元のノード情報を、前記ノード情報生成ステップにより
    生成されたグループを構成する各ノードのノード情報か
    ら検索するノード情報検索ステップと、 前記ノード情報検索ステップにより送信元のノード情報
    が検索された場合に、自己のノード情報の登録を要求す
    る電文を送信元のノードに送信する登録要求電文送信ス
    テップと、 を備えることを特徴とする動的グループ形成方法。
  16. 【請求項16】ネットワーク上に分散して配置されてい
    る複数のノードが互いに関係付けられた動的なグループ
    を形成するためのプログラムを記録するコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体であって、 ネットワークを介して他のノードから送られる電文を受
    信する電文受信ステップと、前記電文受信ステップにて
    受信した電文に含まれるノード情報を抽出し、グループ
    を構成する各ノードの少なくともアドレスを含むノード
    情報を生成するノード情報生成ステップと、前記ノード
    情報生成ステップにより生成されたノード情報に従い、
    ネットワークを介して、グループ内の全てのノードに対
    してする同報通信及び、グループ内の1つのノードに対
    する単一通信により通信を行う通信ステップと、を実現
    するプログラムを記憶する、 ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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