JP3168832U - 猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス - Google Patents

猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス Download PDF

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Abstract

【課題】ウリボウが容易に通り抜けできないようにした、安価で、施工の容易な猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスを提供する。【解決手段】猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、ワイヤーから成る複数本の横格子32と、複数本の縦格子33とが格子状に組み合わされ、接合されて形成され、横格子32は、縦方向全幅に及んで同一ピッチで平行に配設する。縦格子33は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向下端から上端に向かって所定幅から成る縦方向下段部34において、横方向に横格子32の略1/2ピッチで平行に配設され、縦方向下段部34を超えて縦方向上端まで延びる縦方向上段部35において、横方向に横格子32と略同一ピッチで平行に配設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、ワイヤーから成る複数本の横格子と複数本の縦格子とが格子状に組み合わされ、接合されて形成され、猪や鹿の侵入を防ぐ猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスに関し、特に猪の子供であるウリボウが容易に通り抜けできないようにした猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスに関するものである。
従来の猪・鹿用フェンスとして、例えば、図3に示す猪・鹿用フェンス1があり、この猪・鹿用フェンス1は、ウリボウが容易に通り抜けできないようにワイヤーメッシュフェンスの下段に大型亀甲金網2を配設したものである。
猪・鹿用フェンス1は、大型亀甲金網2により、ウリボウが容易に通り抜けできない効果が期待できるが、大型亀甲金網2は、線量が多いためコストが嵩む問題がある。
又、従来の猪・鹿用フェンスとして、例えば、図4に示す猪・鹿用格子型フェンス11があり、この猪・鹿用格子型フェンス11は、フェンスの上段と下段がセパレートになっており、ウリボウが容易に通り抜けできないように下段に格子目を小さくしたフェンス12を用いたものである。この猪・鹿用格子型フェンス11は、格子目を小さくしたことにより、ウリボウが容易に通り抜けできない効果が期待できるが、現地で上段と下段を結束するのに施工の手間がかかる問題がある。
更に、従来の猪・鹿用フェンスとして、例えば、図5(a)に示す猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス21があり、この猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス21は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス21の下段の網の横格子22の数を倍に増やしたものである。然しながら、猪は鼻を使ってワイヤーを上方に押し上げる習性があるため、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス21の如く、ワイヤーの横線が長いと、即ち、縦格子間の1ピッチが長く、縦格子の1ピッチ間の横格子が長いと、その箇所は強度的に弱く、変形しやすいので、同図(b)の如く、猪や、ウリボウの矢印方向の押し上げによって簡単に変形し、フェンスに容易に大きな穴ができ、ウリボウ23など小さな個体の猪に突破される可能性が高い。3〜4ヶ月程度のウリボウ23は10cmの升目も容易に通り抜ける。
更に、子供の頃に通り抜けられることを学習したウリボウ23は、大人になっても無理に格子を通り抜けようとしフェンスに被害が出るという問題が発生する。
この種の技術の先行文献としては、例えば、特許文献1がある。特許文献1は、前図5に示した猪・鹿用ワイヤーメッシュフェンス21と同様に、下段の網の横格子22の数を増やしたものである。
実用新案登録第3145084号公報
前述したように、従来の猪・鹿用フェンスは、コストが嵩む問題や、施工の手間がかかる問題や、ウリボウなど小さな個体の猪に突破される虞がある等の問題があり、それらの問題解決が望まれている。
以上の現状に鑑み、本考案は、ウリボウが容易に通り抜けできないようにした、安価で、施工の容易な猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本考案は以下の構成を提供する。
請求項1に係る考案は、横方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の横格子と、縦方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の縦格子とが格子状に組み合わされ、接合されて形成される猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスであって、
前記横格子は、縦方向全幅に及んで同一ピッチで平行に配設され、
前記縦格子は、前記猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの縦方向下端から上端に向かって所定幅から成る縦方向下段部において、横方向に前記横格子の略1/2ピッチで平行に配設され、
前記猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの前記縦方向下段部を超えて縦方向上端まで延びる縦方向上段部において、横方向に前記横格子と略同一ピッチで平行に配設されていることを特徴とする猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスを提供するものである。
本考案によれば、ウリボウが容易に通り抜けできないようにした、安価で、施工の容易な猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスを提供することができる。
本考案による猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの正面図である。 本考案による猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスによりウリボウの侵入を防止する状態を説明する説明図である。 従来例の下段に大型亀甲金網を配設した猪・鹿用ワイヤーメッシュフェンスの正面図である。 従来例の下段の格子目を小さくした猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの正面図である。 (a)従来例の下段の網の横格子を倍に増やした猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの正面図である。(b)前図(a)の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスがウリボウに侵入される状態を説明する説明図である。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本考案の実施の形態を説明する。
図1に於いて、31は、本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスであり、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、横方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の横格子32と、縦方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の縦格子33とが格子状に組み合わされ、接合されて形成される。
そして、横格子32は、縦方向全幅に及んで同一ピッチ、例えば150mmのピッチで平行に配設されている。
一方、縦格子33は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向下端から上端に向かって所定幅から成る縦方向下段部34において、横方向に横格子32の略1/2ピッチ、例えば75mmのピッチで平行に配設され、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向下段部34を超えて縦方向上端まで延びる縦方向上段部35において、横方向に横格子32と略同一ピッチ、例えば150mmのピッチで平行に配設されている。
従って、縦方向上段部35の格子目38は、ピッチが縦横夫々例えば150mmに形成され、外力(例えば、鹿が通り抜けようとする力)により、横格子32又は縦格子33が多少変形しても、鹿(子供の鹿も含む)が通り抜けできない寸法に形成されている。
又、縦方向下段部34の格子目36は、縦のピッチが、例えば150mm、横のピッチが、例えば75mmとなるように形成され、格子目38の略1/2の大きさとなり、外力により、横格子32又は縦格子33が多少変形しても、成体の猪や鹿はもちろんのこと、ウリボウが通り抜けできない寸法に形成されている。
尚、縦方向下段部34の前記所定幅は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の張設時に、縦方向下段部34を成体の猪やウリボウが乗り越えられない高さとなるように設定される。
一方、縦方向上段部35の幅は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の張設時に、縦方向下段部34上に配置される縦方向上段部35の上端が、鹿が乗り越えられない所定の高さとなるように設定される。即ち、縦方向上段部35の幅は、次の式で示される幅となる。
「鹿が乗り越えられない所定の高さ」−「縦方向下段部34の前記所定幅」=「縦方向上段部35の幅」
従って、縦方向上段部35は、鹿の通り抜け及び乗り越えを防ぐことができ、縦方向下段部34は、鹿の通り抜けを防止できることはもちろんのこと、成体の猪やウリボウの乗り越え及び通り抜けを防止できる構成となっている。
尚、本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、前述の如く、縦方向下段部34の縦格子33の本数を増やした構成であるので、本願出願人は本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31を通常「猪・鹿用縦格子型ワイヤーメッシュフェンス」と称している。
而して、図1に示す如く、本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向が垂直(上下)方向となり、横方向が水平方向となるように張設され、この時、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向上段部35と縦方向下段部34とが夫々上下位置に配置される。
本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31が張設されると、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向上段部35は、鹿が乗り越えられない高さまで張設され、その格子目38は、鹿の通り抜けを防ぐことができるサイズに設定されているので、鹿の乗り越え及び通り抜けを防止することができる。
又、猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31の縦方向下段部34は、成体の猪やウリボウが乗り越えられない高さに張設され、縦格子33が、横方向に横格子32の略1/2ピッチで平行に配設されているので、鹿の通り抜けを防止できることはもちろんのこと、成体の猪やウリボウの乗り越え及び通り抜けを防止できる。
ウリボウの通り抜け防止について、更に具体的に説明すると、縦方向下段部34は、縦格子33が、横方向に横格子32の略1/2ピッチで平行に配設されていることにより、縦格子33の1ピッチ間に張設される横格子32の長さが、縦方向上段部35の縦格子33の1ピッチ間に張設される横格子32の長さと比較して略1/2ピッチと短くなっている(格子目36間のワイヤーの横線が短くなっている)ので、縦方向下段部34の格子目36は、縦方向上段部35の格子目38の略1/2の面積となり、又、縦格子33の1ピッチ間に張設される横格子32は、短い寸法のため外力による変形量が少なくなると共に、曲げ強度が高くなり、その分、外力による変形量が小さくなる。
従って、図2の矢印で示す如く、成体の猪やウリボウ37がその習性により鼻を使って横格子を上方に押し上げても、その変形量が小さく、ウリボウ37など体が小さな個体でもくぐり抜けるだけの隙間が作れず(フェンスに大きな穴を開けることがなく)、通り抜けができない。又、格子目36が小さく、更に、横格子32の曲げ強度が高く、変形しにくいことにより、通り抜けようとするウリボウ37の意識や行動を抑制することができる。
更に、通り抜けられないことを学習したウリボウ37は、大人になっても無理に猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31を通り抜けようとすることがなく、フェンスに被害が出る虞がなくなる。
前述したように、本考案は、成体の猪やウリボウが、鼻を使って横格子32を上方に押し上げるという習性に対応して、特に、縦方向下段部34の横格子32を変形しにくくした特徴を有するものである。
又、本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、従来例の前述した図3に示す猪・鹿用フェンスに比較して線量、重量を減らすことができ、経済的であるという効果が期待できる。
更に、本考案の猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス31は、従来例の前述した図4に示す猪・鹿用格子型フェンスの如くフェンスの上段と下段がセパレートになっていないので現場での施工性が高いという効果が期待できる。
31 猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス
32 横格子
33 縦格子
34 縦方向下段部
35 縦方向上段部

Claims (1)

  1. 横方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の横格子と、縦方向に延びて配設されるワイヤーから成る複数本の縦格子とが格子状に組み合わされ、接合されて形成される猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスであって、
    前記横格子は、縦方向全幅に及んで同一ピッチで平行に配設され、
    前記縦格子は、前記猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの縦方向下端から上端に向かって所定幅から成る縦方向下段部において、横方向に前記横格子の略1/2ピッチで平行に配設され、
    前記猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンスの前記縦方向下段部を超えて縦方向上端まで延びる縦方向上段部において、横方向に前記横格子と略同一ピッチで平行に配設されていることを特徴とする猪・鹿用格子型ワイヤーメッシュフェンス。
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