JP3168685U - Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア - Google Patents

Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア Download PDF

Info

Publication number
JP3168685U
JP3168685U JP2011002034U JP2011002034U JP3168685U JP 3168685 U JP3168685 U JP 3168685U JP 2011002034 U JP2011002034 U JP 2011002034U JP 2011002034 U JP2011002034 U JP 2011002034U JP 3168685 U JP3168685 U JP 3168685U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
adhesive
mdf
bending
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011002034U
Other languages
English (en)
Inventor
正勝 東
正勝 東
賢一 矢崎
賢一 矢崎
正尊 今
正尊 今
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Nippon Highway Engineering Nagoya Co Ltd
Original Assignee
Central Nippon Highway Engineering Nagoya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Nippon Highway Engineering Nagoya Co Ltd filed Critical Central Nippon Highway Engineering Nagoya Co Ltd
Priority to JP2011002034U priority Critical patent/JP3168685U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168685U publication Critical patent/JP3168685U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】耐水性及び耐久性に優れ、また地球環境にも優しいドアを提供する。【解決手段】MDF板の単板を接着剤により2枚以上積層接着した基材の表裏面に天然木突板12を接着した積層体を曲げ加工して得たウエーブ形状ドア本体1の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上を含浸あるいは塗布した。接着剤は、耐水性を有した木質材用接着剤である。【選択図】図1

Description

本考案は、耐水性及び耐久性に優れ、また地球環境にも優しいMDF板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドアに関するものである。
例えば、高速道路のサービスエリアの売店やトイレの入り口、各種建物の玄関や部屋の入口等にはヒンジを中心に回動する両開きや片開きタイプのドアが利用されている場合が多い。このようなドアは、大量生産に向いており安価な製品を提供することができるという理由から、合成樹脂製のものや合板製のものが多く使われている。しかし、いずれも高級感に乏しく、また合成樹脂製のドアは長期間使用すると変色のおそれがあるという問題があり、合板製のドアは耐水性、耐久性及び機械的強度に劣るという問題があった。
一方、最近ではこのようなドアにも、より優れたデザイン性や使い勝手が求められるようになり、自然木を用いた木製のドアも採用されている。木製のドアは高級感や温かみがあり、また感触・風合いも優しいため人気がある。更に、例えば波打ったような形状のウエーブ形状ドアは、狭い空間をより広く感じさせ、丸みを帯びた形が安全性や美観に優れているため、需要が増加しつつある。
しかしながら、天然木及び天然木集成材でウエーブ形状に加工すると、割れやゆがみ等を生じやすいため加工がほとんど不可能であるという問題があった。また、天然木は、巨木を原料とする天然木合板を重ね合わせなければウエーブ形状にはできないので、材料費が高くなるという問題や、原料の木材を多量に必要とし森林保護の観点からも問題があった。
前記天然木に代わり、木質材として廃棄木材チップ等を細かく綿状に解繊した繊維を接着剤と共に熱圧成板した中質繊維板(ミディアム・デンシティ・ファイバーボード、以下、MDF板と称する)を利用した各種の製品の開発がなされており、例えば、特許文献1や特許文献2が提案されている。また、このMDF板は曲げ加工が可能であり、ウエーブ形状に加工することもできる。
しかしながら、前記MDF板は、水分の吸い込みによる膨張、狂い、木口割れを生じるという問題や、所定以上の強度を必要とする用途には使用できないという問題があるため、高い耐水性、耐久性、機械的強度が要求されるドアへの適用は難しかった。
特開平6−272366号公報 特開2001−32515号公報
本考案は上記のような問題点を解決して、ウエーブ形状でデザイン性に優れており、また天然木材と同様の美しさや感触や温かみがあり、また耐水性、耐久性及び機械的強度にも優れており、更には地球環境保護の観点から省エネルギーで環境にも優しいウエーブ形状ドアを提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本考案のウエーブ形状ドアは、MDF板の単板を接着剤により2枚以上積層接着した基材の表裏面に天然木突板を接着した積層体を曲げ加工して得たウエーブ形状ドア本体の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上を含浸あるいは塗布したことを特徴とするものである。
また、前記接着剤は耐水性を有した木質材用接着剤が好ましく、これを請求項2に係る考案とする。
請求項1に係る考案では、MDF板の単板を接着剤により2枚以上積層接着した基材の表裏面に天然木突板を接着した積層体を曲げ加工して得たウエーブ形状ドア本体の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上を含浸あるいは塗布したので、ウエーブ形状でかつ表面が天然木模様でデザイン性に優れており、また耐水性、耐久性及び機械的強度に優れて長時間の使用に耐えるドアを提供することができ、また木質材で作られているので自然の感触や温かみがあり、更に間伐材や廃棄木材等を原料とするため地球環境保護の観点からも好ましく、木材資源の有効活用も図ることができる。
請求項2に係る考案では、接着剤は、耐水性を有した木質材用接着剤であり、MDF板を強固に接着することができ、その後の積層体を曲げ加工しても十分な機械的強度を保持することができる。
本考案の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態を示す平面図である。 積層体を示す斜視図である。 積層体を示す要部の拡大断面図である。 本考案の使用状態を示す斜視図である。
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。
図1は本考案のドアを示す斜視図、図2はその平面図であり、ウエーブ形状のドア本体1の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上を含浸あるいは塗布した構造となっている。
なお、図示のものでは、ウエーブ形状として、垂直に取り付けたドアの幅方向に波打つように凹凸を形成したものとなっているが、これに限定されるものでなく縦方向にウエーブ状の凹凸を形成したり、角部のみにウエーブ形状を形成する等、任意の箇所に任意のウエーブ形状を形成できることは勿論である。
前記ウエーブ形状のドア本体1は、MDF板10の単板を接着剤により2枚以上積層接着して基材11を形成し、更に、この基材11の表裏面に天然木突板12を接着した積層体13を形成し、このようにして得られた積層体13を曲げ加工してウエーブ形状を有し、かつ表面が天然木模様となっている。図3に前記積層体13の斜視図を示し、また図4に積層体13の要部の拡大断面図を示す。
前記MDF板は、木材チップを細かく綿状に解繊した繊維を接着剤と共に熱圧成板した木質繊維板であり、軽量で高い強度を有しているので、各種建築用材料や家具製品等として使用されている。また、MDF板は、素材として間伐財や廃棄木材等を利用できるという優れた特徴を有しており、更には、使用後細かく砕き土に戻すとバクテリア等が分解し土に蘇ることができる再生可能な材料であるため、資源の循環型社会に大きく貢献するものであり、森林資源の有効活用、或いは世界的な森林資源の枯渇等の地球環境問題を考慮して注目されている素材である。
図示のものでは、前記基材11は、2枚のMDF板10の単板を水平方向に積層したものとしてあるが、3枚以上積層できることは勿論であり、また、MDF板10の模様の方向等も任意に組み合わせて積層できることも勿論である。
なお、前記MDF板10の単板の接着剤としては、例えば、水性高分子イソシアネート系接着剤のような耐水性を有した木質材用接着剤を用いると接着強度が強く好ましい。
このように、2枚以上のMDF板10を接着剤で結合し積層することにより、より強度が増し、長時間の使用に耐えることが可能となった。また、天然木に有りがちなゆがみ、ねじれ、割れ等を回避し、そのうえ天然木と変わらない感触を有し、且つ強度・粘り強さが天然木の1.5〜3倍にも達し、長時間使用しても表面に凸が生じないといった優れた効果を発揮することができる。更に、MDF板10の単板を複数枚積層接着することで巨木以上の大きさにすることができ、様々な形状に容易に加工できて意匠性に富んだ形状のドアを小ロット・低コストで生産できることとなる。
また、前記のようにして得られた基材11の表裏面には、天然木突板12が接着されて積層体13となっている。
前記天然木突板12は、ケヤキ、ナラ、ヒノキ、マホガニー、ウォールナット、オーク等の希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く(0.2〜0.6mm)スライスしたものであり、合板の表面に貼着されて化粧合板として使用されている。
本考案では、天然木突板12を基材11の表裏面に接着することで、自然な木目模様の味わい深い木の感触を得ることができる。なお、前記積層体13はこの段階では平板上のものである。また、天然木突板12の接着には合板との接着に使用するあらゆる接着剤を用いることができるが、耐水性を有した木質材用接着剤を用いるのが好ましい。
次に、このようにして得られた積層体13を曲げ加工してウエーブ形状を有する天然木模様のドア本体1とする。曲げ加工は、たとえば積層体13を加熱した一対の金型内にセットして加熱圧縮する等の一般的な方法により、所望のウエーブ形状を有するドア本体1とすることができる。
ウエーブ形状を有するドア本体1に曲げ加工を施した後、このドア本体1の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上が含浸あるいは塗布される。
これにより、水や湿気に対しても安定していて耐水性及び耐久性を一層高めることができるため、ドアの使用にも供することが可能である。また、前記の塗装する樹脂等は透明であるため、天然木突板12の木目模様が発現していてデザイン的にも優れたものとなる。なお、このウレタン系樹脂等の塗布等により、強度も増加させることができ、天然木よりも強度的に優れた製品を得ることが可能となる。更には、高い耐水性及び耐久性を有するため、日々の清掃を容易にして清潔なドアを得ることができるという効果もある。
以上の説明からも明らかなように、本考案は素材と成るMDF板が、木材チップを細かく綿状に解繊したものなので、幼年木や間伐材をも利用でき、森林資源の有効利用ができるものである。また、本考案は、MDF板の単板を接着剤により2枚以上積層接着した基材として強度を増加させており、更に曲げ加工して得たドア本体の表面に、ウレタン系樹脂等を含浸或いは塗布することで一層の強度増を図っている。その結果、天然木よりも耐水性、耐久性、強度性に優れた製品を得ることが可能となった。また、基材の表裏面には天然木突板が接着されているので、高級感があり美観に優れたものとなっている。また、MDF板を使用しているので、空隙が形成されており各種溶剤等が含浸、浸透しやすく、強度等の均一化が図れ、天然木特有の割れ、狂い、歪み、虫食い等が一切生じることがなく、またササクレやトゲが生じることもなく安全である。更に、木質繊維板を積層使用しているので、触れた時の感触も天然木と同様に自然の温かみを感じることができる等の種々の効果を発揮する。
1 ドア本体
10 MDF板
11 基材
12 天然木突板
13 積層体

Claims (2)

  1. MDF板の単板を接着剤により2枚以上積層接着した基材の表裏面に天然木突板を接着した積層体を曲げ加工して得たウエーブ形状ドア本体の表面に、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、漆の1種または2種以上を含浸あるいは塗布したことを特徴とするMDF板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア。
  2. 接着剤は、耐水性を有した木質材用接着剤である請求項1に記載のMDF板の積層体からなるドア。
JP2011002034U 2011-04-13 2011-04-13 Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア Expired - Fee Related JP3168685U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011002034U JP3168685U (ja) 2011-04-13 2011-04-13 Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011002034U JP3168685U (ja) 2011-04-13 2011-04-13 Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3168685U true JP3168685U (ja) 2011-06-23

Family

ID=54879643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011002034U Expired - Fee Related JP3168685U (ja) 2011-04-13 2011-04-13 Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168685U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7960004B2 (en) Glue-laminated bamboo furniture
CN101913166A (zh) 三聚氰胺实木多层板及其加工方法
KR101725863B1 (ko) 3겹합판으로 한 강마루 바닥재 제조방법 및 이를 이용한 강마루 바닥재
WO2012099065A1 (ja) 食品用木製積層板
JP3168685U (ja) Mdf板の積層体を曲げ加工したウエーブ形状ドア
KR20090093129A (ko) 대나무 합판의 제조방법 및 이를 이용한 제품
CN202509731U (zh) 低甲醛实木复合地板
CN104695820A (zh) 复合门板
CN201891238U (zh) 三聚氰胺实木多层板
KR100545364B1 (ko) 원목 판넬의 제조 방법 및 이 방법에 의해 제조되는 원목판넬
CN203031696U (zh) 一种复合层板材
CN202742456U (zh) 一种防火家具
US20150050449A1 (en) Flooring having pla layer
CN200978509Y (zh) 一种实木复合地板
US20130283716A1 (en) Wood-fiberglass hybrid panel door
JP3204383U (ja) 凹凸意匠付き木製集成材
CN214819303U (zh) 一种新型osb阻燃板
CN212359522U (zh) 一种锯木拼接板及用其制备的门板、实木门和木桌
CN203317487U (zh) 一种新型复合板
KR101059787B1 (ko) 아로마 성분이 함유된 화장판과 이를 이용한 마루판 및 마감판
CN202380688U (zh) 实木复合免漆降噪地板
WO2007128246A1 (fr) Procédé d'imitation de planchers anciens
CN201351352Y (zh) 一种原木单板拼花强化复合地板
KR200345212Y1 (ko) 인테리어용 적층목판
JP3126839U (ja) 異なる樹種を組み合わせた色彩的装飾合板。

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140601

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees