JP3168652U - 薄焼き卵を調理するための電子レンジ加熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般家庭にある電子レンジだけを利用して、均一な厚みと出来栄えの良い外形を有した薄焼き卵を手軽に何枚も作ることができる調理器具を提供する。【解決手段】本電子レンジ加熱容器1は、生卵を収容する収容面11を有した収容皿10と、収容皿の上に載置されかつ生卵を押さえる押さえ面21を有した押さえ蓋20とを備える。押さえ面の形状は収容面と同様な形状を成す。収容皿又は押さえ蓋の少なくとも一方には、押さえ面と収容面とを所定距離だけ離す卵厚み設定機構が設けられていることが好ましい。卵厚み設定機構は押さえ面又は収容面の少なくとも一方に少なくとも3つ設けられた同一の高さの凸部を含むことが好ましい。押さえ蓋の上に載置可能な重し蓋30をさらに備えることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、一般家庭において、電子レンジを用いて手軽かつ簡単に薄膜状の卵焼き(以下、「薄焼き卵」と呼ぶ。)を調理するための調理器具に関するものである。
従来より、普段の食事や弁当のための惣菜として、薄焼き卵は、どの家庭でも頻繁に調理されている。薄焼き卵の調理方法は大変バラエティに富んでおり、薄焼き卵を、そのままの状態でおにぎりや野菜を包むのに使ったり、細かく刻んで冷やし中華やちらし寿司の具材である錦糸卵にしたり、型抜きをしてお弁当の飾りにしたりすることができる。
この薄焼き卵を調理するための道具として、フライパンが通常使用されている。いずれの種類のフライパンとも、ガスレンジによる直火であるいはIH(電磁誘導加熱)ヒーターによる磁力線でフライパンを加熱することで、フライパンの上面に載置された溶き卵を加熱し、焼き上げるものである。
しかしながら、上述のフライパンでは、調理中に焼き加減を絶えず確認する必要があるためガスレンジ等の前を離れることもままならない。さらに、調理後もフライパン上面から焼き上がった卵を上手に剥がして皿や弁当に盛る必要があるが、少しでも気を抜くと、形が一部崩れてしまうことも難点であった。加えて、フライパンにこびり付いたりした卵の焦げを洗剤やスポンジを使って擦り落とす手間が生じていた。
一方で、調理を簡単かつ便利にする電子レンジが頻繁に利用されており、電子レンジを利用して卵を薄く焼きたいとの要望が既に生じている。しかしながら、皿等の通常の容器を使用して、形よく均一な厚みで卵を加熱したり、上手に剥がしたりすることは至難の業であった。そのため、例えば、非特許文献1等に示すURLには、通常の皿を利用して薄焼き卵を作るためのレシピが公開されている。具体的には、以下のステップに沿って作るものである。
(非特許文献1 電子レンジを使った薄焼き卵の作り方)
(1)卵を割って、卵白の粘りを切るように溶き、卵1個に対して、片栗粉:水=1:3位の割合の水溶き片栗粉を加えて、よく混ぜ合わせる。
(2)耐熱皿にラップを広げて敷き、その上に、(1)の混合物を少量ずつ、薄く広げる。
(3)耐熱皿に収容された混合物を電子レンジで30秒位加熱する。電子レンジは500〜600Wに設定し、加熱途中で卵が破裂していないか、電子レンジの窓から中を覗きながら注意しながら観察する。
(4)電子レンジから耐熱皿を取り出し、混合物の粗熱がとれるまで冷ましたら、ラップから薄焼き卵をそっと剥がす。
しかしながら、非特許文献1に開示されたような方法では、電子レンジ加熱中も、卵が膨張して形が崩れないようその内部を常に観察する必要が有り、その間、神経をとがらすことになる。加えて、ラップを使用しており、ラップから薄焼き卵を上手に剥がすことは、上述のフライパンから薄焼き卵を剥がすことと同様、気を抜けない作業である。
また、薄焼き卵の調理に一度使用したラップは、その表面に皺や凹凸ができてしまうために再度利用することが出来ず、結果、薄焼き卵を何枚も作ろうとすると、一枚調理する度に、耐熱皿にラップを掛け直す作業が発生してしまう。
また、上記の方法では、薄焼き卵完成時の厚みや外形の出来栄えを整えるといった思想は見られず、つまり、薄焼き卵の出来栄えは、実際に調理してみるまでは不確定であった。
なお、電子レンジを使用した卵の調理器具として、過去に特許出願されたものの大半は茹で卵を調理することを目的としたものであり(例えば、特許文献1)、上記の課題の解決を目的としたものではない。また、特許文献2には、薄焼き卵を電子レンジで加熱処理する技術が開示されているが、高圧発生装置などにより4000気圧以上の高圧処理が施された容器状の食品封入容体が予め提供されている必要があり、一般家庭では用意できないものである。つまり、一般家庭にある電子レンジだけを利用して、生卵の状態から手軽に薄焼き卵を作ることができるわけではない。
特開2004−215948号公報 特開2000−210033号公報
「電子レンジを使った薄焼き卵の作り方」,[online],「素敵ママ応援SHOP」のホームページ、[平成23年4月9日検索],インターネット〈http://www.sutekimama.com/baby/babyfood/003_egg.html#2〉
本考案は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、従来の技術が有する欠点を排除した卵調理器具を提供することを目的とする。すなわち、本考案は、一般家庭にある電子レンジだけを利用して、生卵の状態から手軽に薄焼き卵を作ることができる電子レンジ加熱容器を提供することを目的とする。
また、本考案は、均一な厚みと出来栄えの良い外形を有した薄焼き卵を手軽に何枚も作ることができる調理器具を提供することを目的とする。
本考案者は、鋭意検討した末、薄焼き卵の少なくとも上下面を平行に仕切りながら薄焼き卵を閉じ込める収容空間を形成し、かつ、この収容空間を所定の厚さに保持する構造が設けられた電子レンジ加熱容器を構成すれば、生卵の状態から手軽に薄焼き卵を作ることができる調理器具を提供できることを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、少なくとも次の構成・特徴を採用するものである。
生卵を収容する収容面を有した収容皿と、
前記収容皿の上に載置されかつ前記生卵を押さえる押さえ面を有した押さえ蓋と、
を備え、かつ、
前記押さえ面の形状は前記収容面と同様な形状を成すことを特徴とする薄焼き卵を調理するための電子レンジ加熱容器。
本考案の加熱容器によれば、一般家庭にある電子レンジだけを利用して、生卵の状態から手軽にかつ手早く薄焼き卵を作ることができる。また、薄焼き卵を加熱容器から難なく剥がすことができる。なお、出来上がった完成品は、平面全体で均一な厚みを有するだけでなく出来栄えの良い外形(例えば、円形に近い形状)を成す薄焼き卵となる。加えて、調理・加熱の際にラップを使用したり、毎回、皿にラップを掛け直したりする必要が無いために、短時間に出来栄えの良い薄焼き卵を何枚も作ることができる。
また、本考案の好適な態様の加熱容器によれば、押さえ蓋の上に更に重し蓋が載置され、これらの部材の適度な自重が押さえ蓋の押さえ面を介して加熱膨張する卵に負荷されるため、卵は膨張しない程度の適度な圧力で押圧されながら均一に薄く延ばされることになる。
実施例1の加熱容器を示した分解斜視図である。 実施例1の加熱容器を示した断面図である。 実施例1の収容皿の収容面の湾曲形状を示した底面図である。 実施例1の押さえ蓋を示した底面図である。 実施例2の加熱容器を示した分解斜視図である。 実施例2の加熱容器を示した断面図である。 実施例3の加熱容器を示した分解斜視図である。 実施例3の加熱容器を示した断面図である。
以下、本考案を図面に示す実施の形態に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な
実施形態に何等限定されるものではない。
(電子レンジ加熱容器の構造・特徴)
図1は、本考案の実施例1に係る薄焼き卵を調理するための電子レンジ加熱容器1(以下、「加熱容器」とも呼ぶ。)の分解斜視図を示す。一方、図2(a)は、後述する各構成要素が適切に載置された状態の加熱容器1の断面図を示す。本考案の加熱容器1は、生卵を収容する収容面11を有した収容皿10と、収容皿10の上に載置されかつ生卵を押さえる押さえ面21を有した押さえ蓋20と、を少なくとも備える。なお、図1に示す収容面11や押さえ面21は円形である。また、図2(b)は、図2(a)の破線で囲んだ円形領域を拡大した図である。
収容皿10は、図1及び図2(a)に示すように、食卓テーブルや電子レンジのトレー上に安定して着座する台座12と、収容面11の外周を囲繞する周縁部13とが設けられている。ここで周縁部13は、収容面11の外周よりも垂直方向上側に若干せり上がった後、水平方向外側に広がった構成(つまり、段差が付いた構成)を成していることが好ましく、一方、押さえ蓋20は、収容皿10の周縁部13の内径よりも若干小さな外径を有した縁部23を有することが好ましい。これにより、押さえ蓋20は、その縁部23が段差の付いた周縁部13に嵌り込むように収容皿10上に載置可能である。
なお、押さえ蓋20は、押さえ面21とは反対側の面22上に取っ手25を備えていることが好ましく、これにより、収容皿10への押さえ蓋20の載置や収容皿10からの取外しが容易になる。さらに、この取っ手25は、上部25aが開口しかつ底面25bと周囲壁25cとを備えることが更に好ましい。この構成を採用した取っ手25によって中空空間24(図1では有底の中空円筒空間)が形成され、この中空空間24に生卵を落として電子レンジで加熱することで、薄焼き卵の他に目玉焼きも作ることができるようになるため、本考案の加熱容器1の利用価値が更に向上する。
ここで、押さえ蓋20の押さえ面21の形状は収容皿10の収容面11と同様な形状を成す。収容皿10又は押さえ蓋20の少なくとも一方には、押さえ面21と収容面11とを平行に所定距離Lだけ離す卵厚み設定機構が設けられている。加熱容器1をこのように構成することにより、生卵を収容した収容皿10の上に押さえ蓋20が載置されると、押さえ面21と収容面11とにより、生卵の厚みを均一な所定距離Lを保ちながら生卵を仕切ることが可能となる。
なお、収容面11の形状は、その中央が最も窪んだ湾曲形状(つまり、底の浅い御椀のような形状)を成すことが好ましい。より、具体的には、図3に示すように、収容面11の円周方向rと中心点O10を通る中心軸CA10とからなる断面から観た湾曲曲線の曲率半径Rが500mm〜600mmに設定することが好ましい。これにより、生卵が収容皿10の中央に集まり、生卵及びレンジ加熱後の卵の外形(外縁形状)を真円に近い形状にすることができる。
なお、600mmより曲率半径が大きいと溶き卵が中央に寄りにくくなり、外縁形状が所望の真円に近い形状では無くなる恐れが高くなり、一方、500mmより曲率半径が小さいと生卵が中央に集まり過ぎて、押さえ蓋や後述の重し蓋の負荷を掛けても生卵が放射状に伸びず、不均一な薄さを有した薄焼き卵になる恐れが高まるので好ましくない。なお、上述の収容面11に対応する押さえ面21も図2(a)に示すように、収容面11の湾曲形状とほほ同様の形状を有する。
卵厚み設定機構として、図2(b)及び図4に示すように、押さえ蓋20の押さえ面21上に、同一高さを有した凸部(突起)27が少なくとも3つ(図4では3つ)設けられた構成を採用することが好ましい。これらの凸部27の存在により、収容面11と押さえ面21との平行関係を保持しながら、押さえ蓋20を少なくとも3点の位置で安定に支持することができる。加えて、凸部27による押さえ蓋20の支持は点状であるため、加熱後の卵の平面や内部に出来栄えを損なうような穴や切れ目等の開口部が生ずることも無い。
また、卵厚み設定機構として、収容面11と押さえ面21との間に上記所定距離Lを有した中空空間が形成されるように押さえ蓋20の縁部23が収容皿10の周縁部13に引っ掛けられるような構成を採用してもよい。
本考案の加熱容器1は、上述の押さえ蓋20の上に載置可能な重し蓋30をさらに備えることが好ましい。とりわけ、押さえ蓋20と重し蓋30との重量が200g〜500gとなるように押さえ蓋20と重し蓋30とを構成することが以下の理由から更に好ましい。特に、卵半個分を使って薄焼き卵を調理する場合には、上記重量を200g〜300gとすることが望ましい。一方、重し蓋30を採用しない構成では、押さえ蓋20のみが上記重量を有することが好ましい。なお、図示の重し蓋30は、波打ち形状を有した薄い円形平板である。
つまり、実施例1の収容皿10と押さえ蓋20との間に収容された生卵は、電子レンジによる加熱により、収容面11に対して水平方向のみならず垂直方向(上方向)にも膨張することになる。つまり、加熱中の卵は凸部27より高い位置まで押さえ面21を持ち上げようとするが、押さえ面21には上記のような押さえ蓋20と重し蓋30との自重が負荷されるため、卵は適度な圧力で押圧される。言い換えれば、収容皿10に対して押さえ蓋20と重し蓋30とを完全に固定せずに、加熱中の卵の移動や膨張を若干許容する構造にしているため、卵には局所的に過渡に高い圧力が負荷されることがない。従って、より均一な厚みを有した形の良い外形を有した薄焼き卵を作ることができる。
なお、加熱容器1の各部材10,20,30は、軽量性及び調理上の安全性の観点から、その一部又は全部が耐熱樹脂から作られていることが好ましい。樹脂製の各部材10,20,30は、モールドによる射出成形によって成形することが可能となる。
(本考案の加熱容器を用いた薄焼き卵の調理方法)
以下に、本考案の加熱容器1による薄焼き卵の調理方法の一例を説明する。
(1)箸などで溶いた生卵を収容皿10の収容面11上に適量(例えば、Sサイズ又はMサイズの卵半個分)流し込む。
(2)押さえ蓋20を収容皿10の上に載置して生卵を収容面11と押さえ面21との間に形成される空間に閉じ込める。
(3)重し蓋30を採用した構成では、重し蓋30を押さえ蓋20の上にさらに載置する。
(4)電子レンジ内のトレーの上に上述のように準備した加熱容器1を載置して、500W〜600W、約90秒間、加熱容器1を加熱する。なお、適切な出力や加熱時間は、調理する卵の量や使用する電子レンジの種類に応じて異なることに留意されたい。
(5)電子レンジから取り出した加熱容器1から押さえ蓋20(及び重し蓋30)を取外す。
(6)薄焼き卵を収容面21から剥がし取り、皿やまな板に移し換えて調理は完了する。
次に、本考案の別の実施例(実施例2)について説明する。なお、ここでは、実施例1に係る加熱容器1の構成・特徴と異なる構成・特徴についてのみ詳述し、実施例1と共通する構成や特徴については省略することとする。後述の実施例3についても同様に実施例1及び2に係る加熱容器1の構成・特徴と異なる構成・特徴についてのみ詳述する。
図5及び図6に示す実施例2においては、押さえ蓋20の縁部23に沿ってこの縁部23よりさらに半径方向外側に延びた延長部28が複数(図5では6つ)設けられる一方、収容皿10の周縁部13には、上記延長部28を円周方向にスライドしてこれを収容・固定する係止部14が延長部28の数と同じ数(図5では6つ)だけ設けられる。
なお、実施例2の収容皿10には、実施例1(図4)で示したような突起27は設けられていないが、上記延長部28と上記係止部14とからなるロック機構により、図6に示すように、収容面11と押さえ面21とが互いに所定距離Lで平行な位置関係を有する閉空間が形成され、この閉空間を利用して生卵を確実に仕切りながら電子レンジで加熱することができる。
実施例2は、上述のように、ロック機構の配設により、実施例1のように押さえ蓋20が収容皿10の上に浮いた形で載置はされず、その代わりに、収容皿10と押さえ蓋20との位置関係は固定されることになるため、より均一な厚みの薄焼き卵を作ることが可能になることがメリットである。但し、ロック機構の存在により、押さえ蓋20の移動の自由度は制限されるために、実施例1に比べ、局所的に高い圧力の発生により卵内部の空気が逃げようとして卵に穴があく恐れがあるというデメリットがある。
図7及び図8に、本考案の別の実施例(実施例3)について説明する。実施例1では収容皿10の収容面11と、押さえ蓋20の押さえ面21とも円形を成していたが、実施例3では、これらの面11,21はともに矩形を成している。また、押さえ蓋20の縁部23が収容皿10の周縁部13に当接して、押さえ面21と収容面11とが所定の距離Lだけ平行に離れた中空の閉空間が形成されるように押さえ蓋20が収容皿10に支持されている。従って、実施例1に示されたような突起27は収容面11又は押さえ面21に設けられていない。また、実施例1は収容面11の中心点が最も窪みこの点を基準に湾曲した形状であったが、実施例3では、中心線CL10が最も窪みこの線CL10を基準に湾曲した形状を成しているため、奥行き方向(図7ではx方向)の断面での湾曲プロファイルに変化はない。
実施例3のような上記構成を採用することにより、均一な厚みLを有した矩形の薄焼き卵2を作ることができ、例えば、手巻き寿司や太巻き寿司の具材として適した薄焼き卵2を提供することが可能になる。
なお、実施例3の加熱容器1は、実施例1と同様に、押さえ蓋20の上に載置可能な重し蓋30を備えていても良い。この場合、実施例1と同様に、押さえ蓋20と重し蓋30とを合わせた重量が200g〜500gであることが好ましい。
以上、幾つかの実施例に基づき詳述したが、本考案は、実施例の具体的な態様に何等限定されるものではない。例えば、上記実施例においては、各構成要素の一部又は全部の原料として樹脂の使用を前提としたが、例えば、陶磁器、ガラス、シリコン等の原料を利用しても良い。また、卵厚み設定機構として、実施例1では、押さえ面の上に少なくとも3つ設けられた同一の高さの凸部(突起)を示したが、例えば、この凸部を収容面の上、又は収容面及び押さえ面の双方の面上に設けてもよい。加えて、凸部は、実施例1に示すような点状の部材に限られず、一定距離だけ延びた線状部材等であってもよい。
また、上記実施例においては、重し蓋として一つの部材であることを前提としたが、例えば、調理する卵の量に応じて適切な重量を得るために、複数枚の重し蓋を用意してこれらを押さえ蓋に載置するように構成してもよいし、また、重し蓋に代えてまたは重し蓋と併用して、通常の皿やコップを押さえ蓋に載置するように構成してもよい。
従来より、普段の食事や弁当のための惣菜として、薄焼き卵はどの家庭でも頻繁に調理されている。その中でも薄焼き卵を調理したいという要望は以前よりあったが、短い時間で手軽に作れるものではなかった。この要望に対し、本考案の加熱容器は、電子レンジで素早くかつ容易に薄焼き状態の卵を作ることができる。また、卵が容器にこびりついて形が崩れるような事は無く、何度でも連続して出来栄えの良い薄焼き卵を作ることができる。このように、本考案の加熱容器は、産業上の利用可能性が非常高い。
1 加熱容器
2 薄焼き卵
10 収容皿
11 収容面
12 台座
13 周縁部
20 押さえ蓋
21 押さえ蓋の一方の面(押さえ面)
22 押さえ蓋の他方の面
23 縁部
24 中空空間
25 取っ手
27 凸部(突起)
28 延長部
30 重し蓋

Claims (7)

  1. 生卵を収容する収容面を有した収容皿と、
    前記収容皿の上に載置されかつ前記生卵を押さえる押さえ面を有した押さえ蓋と、
    を備え、かつ、
    前記押さえ面の形状は前記収容面と同様な形状を成すことを特徴とする薄焼き卵を調理するための電子レンジ加熱容器。
  2. 前記収容皿又は前記押さえ蓋の少なくとも一方には、前記押さえ面と前記収容面とを所定距離だけ離す卵厚み設定機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱容器。
  3. 前記卵厚み設定機構は前記押さえ面又は前記収容面の少なくとも一方に少なくとも3つ設けられた同一の高さの凸部を含み、かつ、前記凸部は、前記押さえ蓋の上側方向に対する移動を許容しながら前記押さえ蓋を支持可能であることを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ加熱容器。
  4. 前記収容面の前記形状は、前記収容面の中央が最も窪んだ湾曲形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ加熱容器。
  5. 前記押さえ蓋の上に載置可能な重し蓋をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ加熱容器。
  6. 前記押さえ蓋の重量が200g〜500gであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ加熱容器。
  7. 前記押さえ蓋と前記重し蓋との合計重量が200g〜500gであることを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ加熱容器。
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