JP3168596B2 - 超電導軸受装置 - Google Patents
超電導軸受装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/0408—Passive magnetic bearings
- F16C32/0436—Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part
- F16C32/0438—Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part with a superconducting body, e.g. a body made of high temperature superconducting material such as YBaCuO
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る超電導軸受装置
は、例えば遠心分離器等、超高速で回転する回転軸を支
承する為に利用する。
は、例えば遠心分離器等、超高速で回転する回転軸を支
承する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】遠心分離器等に組み込まれる、超高速で
回転する回転軸は、通常の転がり軸受で支承する事が難
しい為、従来から、電磁石により上記回転軸を浮上した
状態で保持する磁気軸受装置が使用されている。
回転する回転軸は、通常の転がり軸受で支承する事が難
しい為、従来から、電磁石により上記回転軸を浮上した
状態で保持する磁気軸受装置が使用されている。
【0003】磁気軸受装置により回転軸を、浮上状態で
保持する為には、ラジアル方向及びスラスト方向に、そ
れぞれ複数個ずつの電磁石を設け、回転軸の位置を検出
するセンサからの信号に基づいて、各電磁石への通電量
を調節し、上記回転軸のラジアル方向及びスラスト方向
の位置を調節する。
保持する為には、ラジアル方向及びスラスト方向に、そ
れぞれ複数個ずつの電磁石を設け、回転軸の位置を検出
するセンサからの信号に基づいて、各電磁石への通電量
を調節し、上記回転軸のラジアル方向及びスラスト方向
の位置を調節する。
【0004】この様な磁気軸受装置は、複数個の電磁石
を設ける事で大型化するだけでなく、回転軸の変位を直
ちに打ち消す必要上、素早く反応する制御回路が必要と
なる為、コストが嵩む事が避けられない。
を設ける事で大型化するだけでなく、回転軸の変位を直
ちに打ち消す必要上、素早く反応する制御回路が必要と
なる為、コストが嵩む事が避けられない。
【0005】この為、日経BP社発行の雑誌『日経メカ
ニカル』第331号(1990年9月3日発行)にも記
載されている様に、超電導体のピン止め効果を利用した
超電導軸受装置が研究されている。
ニカル』第331号(1990年9月3日発行)にも記
載されている様に、超電導体のピン止め効果を利用した
超電導軸受装置が研究されている。
【0006】超電導体のピン止め効果とは、超電導体と
永久磁石とを対向させた場合、両者が一定距離よりも近
付いた場合には反発し合い、逆に両者が一定距離よりも
離れた場合には引っ張り合う現象を言う。この様なピン
止め効果によって、上記超電導体と永久磁石とを、一定
距離だけ離したままの状態に保持出来る事から、位置セ
ンサや制御回路を全く必要としない、超電導軸受装置が
出来るものと考えられている。
永久磁石とを対向させた場合、両者が一定距離よりも近
付いた場合には反発し合い、逆に両者が一定距離よりも
離れた場合には引っ張り合う現象を言う。この様なピン
止め効果によって、上記超電導体と永久磁石とを、一定
距離だけ離したままの状態に保持出来る事から、位置セ
ンサや制御回路を全く必要としない、超電導軸受装置が
出来るものと考えられている。
【0007】上述の様なピン止め効果を利用して、回転
体をラジアル方向とスラスト方向とに亙って支持する超
電導軸受装置を構成する場合の構造としては、例えば図
6に示す様なものが考えられる。
体をラジアル方向とスラスト方向とに亙って支持する超
電導軸受装置を構成する場合の構造としては、例えば図
6に示す様なものが考えられる。
【0008】回転軸1の下端面には短円柱状の永久磁石
2を、回転軸1と同心に固定している。上記永久磁石2
の周囲には、有底円筒状の超電導体5を設けて、上記永
久磁石2並びに回転軸1を浮上した状態で、回転自在に
支承自在としている。即ち、円板6と、上記永久磁石2
の外径dよりも少しだけ大きな内径rを有する円筒7と
を組み合わせて成る超電導体5の内側に、上記永久磁石
2を上方から挿入している。
2を、回転軸1と同心に固定している。上記永久磁石2
の周囲には、有底円筒状の超電導体5を設けて、上記永
久磁石2並びに回転軸1を浮上した状態で、回転自在に
支承自在としている。即ち、円板6と、上記永久磁石2
の外径dよりも少しだけ大きな内径rを有する円筒7と
を組み合わせて成る超電導体5の内側に、上記永久磁石
2を上方から挿入している。
【0009】この様に永久磁石2を超電導体5内に挿入
した状態で、この永久磁石2の下端面3を円板6の上面
6aに、永久磁石2の外周面4を円筒7の内周面7a
に、それぞれ軸受隙間8a、8bを介して対向させてい
る。即ち、上記下端面3をスラスト側被支承面とし、外
周面4をラジアル側被支承面とし、上面6aをスラスト
側支承面とし、内周面7aをラジアル側支承面としてい
る。
した状態で、この永久磁石2の下端面3を円板6の上面
6aに、永久磁石2の外周面4を円筒7の内周面7a
に、それぞれ軸受隙間8a、8bを介して対向させてい
る。即ち、上記下端面3をスラスト側被支承面とし、外
周面4をラジアル側被支承面とし、上面6aをスラスト
側支承面とし、内周面7aをラジアル側支承面としてい
る。
【0010】更に、上記超電導体5の周囲には冷却器9
を設けて、この超電導体5を外側から冷却し、超電導状
態に保持する様にしている。即ち、この冷却器9の内部
には液体ヘリウム、液体窒素等の低温の冷却剤が充填さ
れており、この冷却剤によって、上記超電導体5を冷却
自在としている。
を設けて、この超電導体5を外側から冷却し、超電導状
態に保持する様にしている。即ち、この冷却器9の内部
には液体ヘリウム、液体窒素等の低温の冷却剤が充填さ
れており、この冷却剤によって、上記超電導体5を冷却
自在としている。
【0011】超電導体5が冷却され、超電導状態を維持
されている間は、前記ピン止め効果によって、上記各軸
受隙間8a、8bの寸法h1 、h2 が一定に保持される
為、前記永久磁石2並びに回転軸1が浮上状態で、軸受
保持される。
されている間は、前記ピン止め効果によって、上記各軸
受隙間8a、8bの寸法h1 、h2 が一定に保持される
為、前記永久磁石2並びに回転軸1が浮上状態で、軸受
保持される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する超電導軸受装置は、制御回路等、面倒な構成要素
が不要であるにも拘らず、超高速で回転する回転体を支
承出来る効果があるが、実際に使用する場合には、次に
述べる様な問題を解決しなければならない。
用する超電導軸受装置は、制御回路等、面倒な構成要素
が不要であるにも拘らず、超高速で回転する回転体を支
承出来る効果があるが、実際に使用する場合には、次に
述べる様な問題を解決しなければならない。
【0013】即ち、超電導軸受装置を組み込んだ機械装
置のランニングコストを低く抑える為には、超電導体5
として、液体窒素により超電導状態となる、所謂高温超
電導体を使用する事が好ましいが、現在知られている高
温超電導材料は、金属酸化物により造られた、所謂酸化
物超電導材料が殆どである。
置のランニングコストを低く抑える為には、超電導体5
として、液体窒素により超電導状態となる、所謂高温超
電導体を使用する事が好ましいが、現在知られている高
温超電導材料は、金属酸化物により造られた、所謂酸化
物超電導材料が殆どである。
【0014】ところが、この様な酸化物超電導材料を大
気中乃至は真空中に露出させた場合、内部から酸素が抜
け出す事により、その超電導性が次第に劣化して、前記
ピン止め効果を得られなくなってしまう。
気中乃至は真空中に露出させた場合、内部から酸素が抜
け出す事により、その超電導性が次第に劣化して、前記
ピン止め効果を得られなくなってしまう。
【0015】又、図6に示す様に、超電導体5の片面に
のみ冷却剤を存在させ、この超電導体5の他面を外気に
接触させた場合、上記超電導体5の両面間に、約200
℃もの温度勾配が存在する様になる。この様に大きな温
度勾配が存在した場合、超電導体5内部に熱歪が生じ、
この超電導体5が早期に破損し易くなる。
のみ冷却剤を存在させ、この超電導体5の他面を外気に
接触させた場合、上記超電導体5の両面間に、約200
℃もの温度勾配が存在する様になる。この様に大きな温
度勾配が存在した場合、超電導体5内部に熱歪が生じ、
この超電導体5が早期に破損し易くなる。
【0016】これらの理由により、図6に示す様な構造
を有する超電導軸受装置は、十分な耐久性を持たず、実
用的ではない。特開昭64−30920号公報には、固
定側サポートの内部に設けた収納タンク内に超電導体を
設置し、この超電導体と回転側サポート側に設けた励磁
コイルとを、上記固定側サポート及び収納タンクを介し
て対向させた構造が記載されている。ところが、この様
な公報に記載された構造の場合、超電導体と励磁コイル
との距離が離れてしまう。上記公報に記載された従来技
術の場合、マイスナー効果による磁気反発力を利用する
ものであり、上記励磁コイルから磁束を発生させる構造
である為、この励磁コイルに流す電流を多くする事によ
り、或る程度の負荷容量を確保できる。但し、本発明の
様に永久磁石を利用し、しかもピン止め効果により浮上
させる構造の場合には、負荷容量の確保が難しくなる。
を有する超電導軸受装置は、十分な耐久性を持たず、実
用的ではない。特開昭64−30920号公報には、固
定側サポートの内部に設けた収納タンク内に超電導体を
設置し、この超電導体と回転側サポート側に設けた励磁
コイルとを、上記固定側サポート及び収納タンクを介し
て対向させた構造が記載されている。ところが、この様
な公報に記載された構造の場合、超電導体と励磁コイル
との距離が離れてしまう。上記公報に記載された従来技
術の場合、マイスナー効果による磁気反発力を利用する
ものであり、上記励磁コイルから磁束を発生させる構造
である為、この励磁コイルに流す電流を多くする事によ
り、或る程度の負荷容量を確保できる。但し、本発明の
様に永久磁石を利用し、しかもピン止め効果により浮上
させる構造の場合には、負荷容量の確保が難しくなる。
【0017】本発明はこの様な事情に鑑みてなされたも
ので、超電導体と永久磁石との距離が離れるのを防止し
つつ、この超電導体中の酸素が抜け出したり、超電導体
に大きな温度勾配が生じるのを防止して、耐久性の優れ
た超電導軸受装置を提供するものである。
ので、超電導体と永久磁石との距離が離れるのを防止し
つつ、この超電導体中の酸素が抜け出したり、超電導体
に大きな温度勾配が生じるのを防止して、耐久性の優れ
た超電導軸受装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の超電導軸受装置
は、被支承面を有し、可動部材に支持された永久磁石
と、この永久磁石の被支承面と対向する部分に開口する
冷却剤溜りを、内部に設けたハウジングと、上記冷却剤
溜りの開口を塞ぎ、その外面を上記被支承面と直接対向
させた薄膜隔壁と、支承面を有し、この支承面と上記薄
膜隔壁の内面との間に隙間を介在させた状態で、上記冷
却剤溜り内に支持された酸化物超電導材製の超電導体
と、上記冷却剤溜り内に冷却剤を送り込む為の供給口と
を備えている。
は、被支承面を有し、可動部材に支持された永久磁石
と、この永久磁石の被支承面と対向する部分に開口する
冷却剤溜りを、内部に設けたハウジングと、上記冷却剤
溜りの開口を塞ぎ、その外面を上記被支承面と直接対向
させた薄膜隔壁と、支承面を有し、この支承面と上記薄
膜隔壁の内面との間に隙間を介在させた状態で、上記冷
却剤溜り内に支持された酸化物超電導材製の超電導体
と、上記冷却剤溜り内に冷却剤を送り込む為の供給口と
を備えている。
【0019】
【作用】上述の様に構成される本発明の超電導軸受装置
の場合、冷却剤により冷却され、超電導状態を保持され
る超電導体と永久磁石との間に働くピン止め効果によ
り、上記超電導体の支承面と永久磁石の被支承面との間
に存在する軸受隙間の寸法が一定に保たれ、上記永久磁
石並びにこの永久磁石を支持した可動部材が、浮上状態
に保持される。
の場合、冷却剤により冷却され、超電導状態を保持され
る超電導体と永久磁石との間に働くピン止め効果によ
り、上記超電導体の支承面と永久磁石の被支承面との間
に存在する軸受隙間の寸法が一定に保たれ、上記永久磁
石並びにこの永久磁石を支持した可動部材が、浮上状態
に保持される。
【0020】特に、本発明の超電導軸受装置の場合、超
電導体の支承面が薄膜隔壁により覆われ、この薄膜隔壁
の内面と上記支承面との間の隙間にも冷却剤が進入す
る。この為、超電導体が空気や真空に曝らされず、超電
導体が酸化物超電導材料により造られていた場合にも、
超電導性が劣化する事がなくなる。又、支承面も冷却剤
により冷却される為、超電導体に大きな温度勾配が生じ
る事もなくなる。
電導体の支承面が薄膜隔壁により覆われ、この薄膜隔壁
の内面と上記支承面との間の隙間にも冷却剤が進入す
る。この為、超電導体が空気や真空に曝らされず、超電
導体が酸化物超電導材料により造られていた場合にも、
超電導性が劣化する事がなくなる。又、支承面も冷却剤
により冷却される為、超電導体に大きな温度勾配が生じ
る事もなくなる。
【0021】この結果、超電導体の寿命が延び、この超
電導体を組み込んだ超電導軸受装置の耐久性が向上す
る。又、薄膜隔壁の外面を永久磁石の被支承面と直接対
向させているので、この被支承面と上記超電導体の支承
面との距離を短くできる。この為、上記永久磁石から出
た磁束の多くをこの超電導体に送り込む事ができ、大き
なピン止め効果を得て、負荷容量を十分に確保できる。
電導体を組み込んだ超電導軸受装置の耐久性が向上す
る。又、薄膜隔壁の外面を永久磁石の被支承面と直接対
向させているので、この被支承面と上記超電導体の支承
面との距離を短くできる。この為、上記永久磁石から出
た磁束の多くをこの超電導体に送り込む事ができ、大き
なピン止め効果を得て、負荷容量を十分に確保できる。
【0022】
【実施例】次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を
更に詳しく説明する。
更に詳しく説明する。
【0023】図1は本発明の第一実施例を示している。
可動部材である回転軸1の外周面中間部に形成された段
部10には、円筒状の永久磁石2を下方から突き当て
て、この永久磁石2を上記回転軸1の外周面中間部に支
持固定している。
可動部材である回転軸1の外周面中間部に形成された段
部10には、円筒状の永久磁石2を下方から突き当て
て、この永久磁石2を上記回転軸1の外周面中間部に支
持固定している。
【0024】一方、上記回転軸1の周囲で、永久磁石2
の外周面2aと対向する部分には、ハウジング11を設
けている。このハウジング11は、断面L字形で円環状
の主体12と円環状の蓋体13とを組み合わせる事によ
り、内方が開口した断面コ字形で円環状としたもので、
その内部を冷却剤溜り14としている。
の外周面2aと対向する部分には、ハウジング11を設
けている。このハウジング11は、断面L字形で円環状
の主体12と円環状の蓋体13とを組み合わせる事によ
り、内方が開口した断面コ字形で円環状としたもので、
その内部を冷却剤溜り14としている。
【0025】上記ハウジング11の内周部分には、円筒
形の薄膜隔壁15を設けて、上記冷却剤溜り14の内方
開口を塞いでいる。そして、この薄膜隔壁15の外面で
ある内周面15aは、被支承面である上記永久磁石2の
外周面2aと、軸受隙間8bを介して直接対向させてい
る。尚、上記薄膜隔壁15としては、厚さが0.3〜
0.5mm程度の、オーステナイト系ステンレス鋼板が、
好ましく使用出来る。
形の薄膜隔壁15を設けて、上記冷却剤溜り14の内方
開口を塞いでいる。そして、この薄膜隔壁15の外面で
ある内周面15aは、被支承面である上記永久磁石2の
外周面2aと、軸受隙間8bを介して直接対向させてい
る。尚、上記薄膜隔壁15としては、厚さが0.3〜
0.5mm程度の、オーステナイト系ステンレス鋼板が、
好ましく使用出来る。
【0026】又、上記冷却剤溜り14内には、円環状の
超電導体5が、上記薄膜隔壁15と同心に支持固定され
ている。この超電導体5の内径r5 は、上記薄膜隔壁1
5の外径d15よりも少し大きく(r5 >d15)して、支
承面である上記超電導体5の内周面5aと上記薄膜隔壁
15の内面である外周面15bとの間に、隙間16を介
在させている。又、この超電導体5の下面と前記蓋体1
3の上面との間にも隙間17を介在させている。
超電導体5が、上記薄膜隔壁15と同心に支持固定され
ている。この超電導体5の内径r5 は、上記薄膜隔壁1
5の外径d15よりも少し大きく(r5 >d15)して、支
承面である上記超電導体5の内周面5aと上記薄膜隔壁
15の内面である外周面15bとの間に、隙間16を介
在させている。又、この超電導体5の下面と前記蓋体1
3の上面との間にも隙間17を介在させている。
【0027】更に、前記主体12の上面には供給口18
を、前記蓋体13には排出口19を、それぞれ設け、前
記冷却剤溜り14内に、冷却剤である液体窒素20を送
り込み自在として、この冷却剤溜り14内に支持固定し
た超電導体5を冷却し、超電導状態に保持する様にして
いる。
を、前記蓋体13には排出口19を、それぞれ設け、前
記冷却剤溜り14内に、冷却剤である液体窒素20を送
り込み自在として、この冷却剤溜り14内に支持固定し
た超電導体5を冷却し、超電導状態に保持する様にして
いる。
【0028】供給口18から冷却剤溜り14内に送り込
まれた液体窒素20の一部は、この冷却剤溜り14内で
気化するが、図示の実施例に於いては、別途設けた冷却
器から供給口18を通じて冷却剤溜り14内に、常に新
しい液体窒素20を送り込み、気化した窒素は、排出口
19から上記冷却器に送り、再び液化してから上記冷却
剤溜り14に還流させる様にしている。
まれた液体窒素20の一部は、この冷却剤溜り14内で
気化するが、図示の実施例に於いては、別途設けた冷却
器から供給口18を通じて冷却剤溜り14内に、常に新
しい液体窒素20を送り込み、気化した窒素は、排出口
19から上記冷却器に送り、再び液化してから上記冷却
剤溜り14に還流させる様にしている。
【0029】尚、上記超電導体5を構成する超電導材料
としては、従来から提案されている、各種超電導材料を
使用出来るが、液体窒素により超電導状態となる、所謂
高温超電導材料が、好ましく利用出来る。特に、イット
リウム系で、一般に「123」相と呼ばれ、YBa2Cu3On
で表わされる組成を有する超電導相中に、「211」相
と呼ばれ、Y2BaCuOnで表わされる常電導相の微細な粉末
を均一に混入した超電導材料は、ピン止め効果により大
きな浮上力を得られ、超電導軸受装置の負荷容量を大き
く出来る事から、好ましく利用出来る。
としては、従来から提案されている、各種超電導材料を
使用出来るが、液体窒素により超電導状態となる、所謂
高温超電導材料が、好ましく利用出来る。特に、イット
リウム系で、一般に「123」相と呼ばれ、YBa2Cu3On
で表わされる組成を有する超電導相中に、「211」相
と呼ばれ、Y2BaCuOnで表わされる常電導相の微細な粉末
を均一に混入した超電導材料は、ピン止め効果により大
きな浮上力を得られ、超電導軸受装置の負荷容量を大き
く出来る事から、好ましく利用出来る。
【0030】上述の様に構成される本発明の超電導軸受
装置の場合、冷却剤溜り14内に送り込まれた液体窒素
20により冷却され超電導状態を保持される超電導体5
と、永久磁石2との間に働くピン止め効果により、上記
永久磁石2並びに回転軸1が前記ハウジング11の内側
に、非接触状態で保持される。
装置の場合、冷却剤溜り14内に送り込まれた液体窒素
20により冷却され超電導状態を保持される超電導体5
と、永久磁石2との間に働くピン止め効果により、上記
永久磁石2並びに回転軸1が前記ハウジング11の内側
に、非接触状態で保持される。
【0031】即ち、回転軸1がラジアル方向に変位する
傾向となった場合には、この変位に伴なって永久磁石2
の外周面2aと超電導体5の内周面5aとが近付く部分
で反発力が生じ、遠ざかる部分で吸引力が生じる。この
結果上記回転軸1は、超電導体5と同心に保持される。
傾向となった場合には、この変位に伴なって永久磁石2
の外周面2aと超電導体5の内周面5aとが近付く部分
で反発力が生じ、遠ざかる部分で吸引力が生じる。この
結果上記回転軸1は、超電導体5と同心に保持される。
【0032】又、回転軸1が下方に変位する事に伴な
い、永久磁石2が超電導体5から遠ざかる(下方に抜け
出る)傾向となった場合には、永久磁石2と超電導体5
との間に吸引力が働く。この結果上記回転軸1は、上記
永久磁石2と超電導体5とを対向させたままの位置に保
持される。
い、永久磁石2が超電導体5から遠ざかる(下方に抜け
出る)傾向となった場合には、永久磁石2と超電導体5
との間に吸引力が働く。この結果上記回転軸1は、上記
永久磁石2と超電導体5とを対向させたままの位置に保
持される。
【0033】更に、冷却剤溜り14内に支持固定された
超電導体5は、内周面5aが薄膜隔壁15により覆わ
れ、この薄膜隔壁15の外周面15bと上記内周面5a
との間の隙間16にも、隙間17を通じて液体窒素20
が進入する為、上記超電導体5が空気や真空に曝らされ
ず、この超電導体5が酸化物超電導材料により造られて
いた場合にも、超電導性が劣化する事がなくなる。又、
超電導体5は外周面だけでなく内周面5aも液体窒素2
0により冷却される為、超電導体5の内外両周面の間に
大きな温度勾配が生じる事もなくなる。
超電導体5は、内周面5aが薄膜隔壁15により覆わ
れ、この薄膜隔壁15の外周面15bと上記内周面5a
との間の隙間16にも、隙間17を通じて液体窒素20
が進入する為、上記超電導体5が空気や真空に曝らされ
ず、この超電導体5が酸化物超電導材料により造られて
いた場合にも、超電導性が劣化する事がなくなる。又、
超電導体5は外周面だけでなく内周面5aも液体窒素2
0により冷却される為、超電導体5の内外両周面の間に
大きな温度勾配が生じる事もなくなる。
【0034】この結果、超電導体5の寿命が延び、この
超電導体5を組み込んだ超電導軸受装置の耐久性が向上
する。又、上記薄膜隔壁15の外面を上記永久磁石2の
被支承面である外周面2aとと直接対向させているの
で、この被支承面と上記超電導体5の支承面との距離を
短くできる。この為、上記永久磁石2から出た磁束の多
くをこの超電導体5に送り込む事ができ、大きなピン止
め効果を得て、負荷容量を十分に確保できる。
超電導体5を組み込んだ超電導軸受装置の耐久性が向上
する。又、上記薄膜隔壁15の外面を上記永久磁石2の
被支承面である外周面2aとと直接対向させているの
で、この被支承面と上記超電導体5の支承面との距離を
短くできる。この為、上記永久磁石2から出た磁束の多
くをこの超電導体5に送り込む事ができ、大きなピン止
め効果を得て、負荷容量を十分に確保できる。
【0035】次に、図2に示した第二実施例に就いて説
明する。本実施例の場合、回転軸1の下端面に、この回
転軸1と同心の凹部21を形成しており、この凹部21
内に円板状の永久磁石2を嵌合固定している。
明する。本実施例の場合、回転軸1の下端面に、この回
転軸1と同心の凹部21を形成しており、この凹部21
内に円板状の永久磁石2を嵌合固定している。
【0036】上記回転軸1の下方に設けたハウジング1
1には、上方が開口した冷却剤溜り14が設けられてお
り、この冷却剤溜り14の上方開口を、円板状の薄膜隔
壁15により塞いでいる。そして、この薄膜隔壁15の
上面を、被支承面である上記永久磁石2の下面2bに、
直接対向させている。
1には、上方が開口した冷却剤溜り14が設けられてお
り、この冷却剤溜り14の上方開口を、円板状の薄膜隔
壁15により塞いでいる。そして、この薄膜隔壁15の
上面を、被支承面である上記永久磁石2の下面2bに、
直接対向させている。
【0037】上記冷却剤溜り14内には円板状の超電導
体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定して
いる。そして、支承面であるこの超電導体5の上面5b
と、内面である上記薄膜隔壁15の下面15cとの間
に、隙間16を介在させている。
体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定して
いる。そして、支承面であるこの超電導体5の上面5b
と、内面である上記薄膜隔壁15の下面15cとの間
に、隙間16を介在させている。
【0038】本実施例の場合、前記第一実施例の場合に
比較して、大きなスラスト荷重を支承出来る。その他の
構成及び作用は、第一実施例と同様である為、同等部分
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
比較して、大きなスラスト荷重を支承出来る。その他の
構成及び作用は、第一実施例と同様である為、同等部分
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0039】次に、図3に示した第三実施例に就いて説
明する。本実施例の場合、回転軸1の中間部外周面にフ
ランジ部22を形成すると共に、このフランジ部22の
下面に、回転軸1と同心の凹部21を形成しており、こ
の凹部21内に円環状の永久磁石2を嵌合固定してい
る。
明する。本実施例の場合、回転軸1の中間部外周面にフ
ランジ部22を形成すると共に、このフランジ部22の
下面に、回転軸1と同心の凹部21を形成しており、こ
の凹部21内に円環状の永久磁石2を嵌合固定してい
る。
【0040】上記フランジ部22の下側に於いて、上記
回転軸1の周囲に設けた円環状のハウジング11には、
上方並びに内方が開口した冷却剤溜り14が設けられて
おり、この冷却剤溜り14の上方並びに内方開口を、断
面L字形で円環状の薄膜隔壁15により塞いでいる。そ
して、この薄膜隔壁15の上面を、被支承面である、上
記永久磁石2の下面2bに、直接対向させている。
回転軸1の周囲に設けた円環状のハウジング11には、
上方並びに内方が開口した冷却剤溜り14が設けられて
おり、この冷却剤溜り14の上方並びに内方開口を、断
面L字形で円環状の薄膜隔壁15により塞いでいる。そ
して、この薄膜隔壁15の上面を、被支承面である、上
記永久磁石2の下面2bに、直接対向させている。
【0041】上記冷却剤溜り14内には円環状の超電導
体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定して
いる。そして、この超電導体5の内周面5a並びに支承
面である上面5bと、内面である上記薄膜隔壁15の下
面15c並びに外周面15bとの間に、隙間16を介在
させている。
体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定して
いる。そして、この超電導体5の内周面5a並びに支承
面である上面5bと、内面である上記薄膜隔壁15の下
面15c並びに外周面15bとの間に、隙間16を介在
させている。
【0042】本実施例の場合、前記第一実施例の場合に
比較して、大きなスラスト荷重を支承出来る他、回転軸
1に対してラジアル方向に亙る大きな荷重が加わった場
合にも、永久磁石2と超電導体5とが対向しなくなる事
が防止される。その他の構成及び作用は、第一〜第二実
施例と同様である為、同等部分には同一符号を付して、
重複する説明を省略する。
比較して、大きなスラスト荷重を支承出来る他、回転軸
1に対してラジアル方向に亙る大きな荷重が加わった場
合にも、永久磁石2と超電導体5とが対向しなくなる事
が防止される。その他の構成及び作用は、第一〜第二実
施例と同様である為、同等部分には同一符号を付して、
重複する説明を省略する。
【0043】次に、図4に示した第四実施例に就いて説
明する。本実施例の場合、回転軸1の中間部外周面にフ
ランジ部22を形成すると共に、このフランジ部22の
下側に、断面L字形で円環状の永久磁石2を嵌合固定し
ている。
明する。本実施例の場合、回転軸1の中間部外周面にフ
ランジ部22を形成すると共に、このフランジ部22の
下側に、断面L字形で円環状の永久磁石2を嵌合固定し
ている。
【0044】上記フランジ部22の下側に於いて、上記
回転軸1の周囲に設けた円環状のハウジング11には、
上記第三実施例の場合と同様に、上方並びに内方が開口
した冷却剤溜り14が設けられており、この冷却剤溜り
14の上方並びに内方開口を、断面L字形で円環状の薄
膜隔壁15により塞いでいる。そして、この薄膜隔壁1
5の上面及び内周面15aを、被支承面である、上記永
久磁石2の下面2b及 び外周面2aに、直接対向させて
いる。
回転軸1の周囲に設けた円環状のハウジング11には、
上記第三実施例の場合と同様に、上方並びに内方が開口
した冷却剤溜り14が設けられており、この冷却剤溜り
14の上方並びに内方開口を、断面L字形で円環状の薄
膜隔壁15により塞いでいる。そして、この薄膜隔壁1
5の上面及び内周面15aを、被支承面である、上記永
久磁石2の下面2b及 び外周面2aに、直接対向させて
いる。
【0045】又、上記冷却剤溜り14内には円環状の超
電導体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定
している。そして、支承面であるこの超電導体5の上面
5b並びに内周面5aと、内面である上記薄膜隔壁15
の下面15c並びに外周面15bとの間に、隙間16を
介在させている。
電導体5を、上記回転軸1及び永久磁石2と同心に固定
している。そして、支承面であるこの超電導体5の上面
5b並びに内周面5aと、内面である上記薄膜隔壁15
の下面15c並びに外周面15bとの間に、隙間16を
介在させている。
【0046】本実施例の場合、それぞれが支承面である
超電導体5の内周面5a並びに上面5bと、それぞれが
被支承面である永久磁石2の外周面2a並びに下面2b
とが、それぞれ薄膜隔壁15を介して対向する。
超電導体5の内周面5a並びに上面5bと、それぞれが
被支承面である永久磁石2の外周面2a並びに下面2b
とが、それぞれ薄膜隔壁15を介して対向する。
【0047】この為、本実施例の場合、比較的大きなラ
ジアル荷重とスラスト荷重とを支承出来る。即ち、前記
第一実施例の場合、大きなラジアル荷重を支承出来るの
に対して受けられるスラスト荷重が小さく、前記第二実
施例の場合には、反対に、大きなスラスト荷重を支承出
来るのに対して受けられるラジアル荷重が小さい。これ
に対して本実施例の場合は、前記第一実施例と同様に大
きなラジアル荷重と、前記第二実施例と同様に大きなス
ラスト荷重とを受けられる。その他の構成及び作用は、
第一〜第三実施例と同様である為、同等部分には同一符
号を付して、重複する説明を省略する。
ジアル荷重とスラスト荷重とを支承出来る。即ち、前記
第一実施例の場合、大きなラジアル荷重を支承出来るの
に対して受けられるスラスト荷重が小さく、前記第二実
施例の場合には、反対に、大きなスラスト荷重を支承出
来るのに対して受けられるラジアル荷重が小さい。これ
に対して本実施例の場合は、前記第一実施例と同様に大
きなラジアル荷重と、前記第二実施例と同様に大きなス
ラスト荷重とを受けられる。その他の構成及び作用は、
第一〜第三実施例と同様である為、同等部分には同一符
号を付して、重複する説明を省略する。
【0048】次に、図5に示した第五実施例に就いて説
明する。上述の第四実施例が、永久磁石2を断面L字形
に、超電導体5を円環状に、それぞれ形成する事によ
り、ラジアル、スラスト両方向に亙る荷重を支承する様
に構成していたのに対し、本実施例の場合には、永久磁
石2を円筒状に、超電導体5を断面L字形に、それぞれ
形成する事により、ラジアル、スラスト両方向に亙る荷
重を支承する様に構成している。
明する。上述の第四実施例が、永久磁石2を断面L字形
に、超電導体5を円環状に、それぞれ形成する事によ
り、ラジアル、スラスト両方向に亙る荷重を支承する様
に構成していたのに対し、本実施例の場合には、永久磁
石2を円筒状に、超電導体5を断面L字形に、それぞれ
形成する事により、ラジアル、スラスト両方向に亙る荷
重を支承する様に構成している。
【0049】その他の構成及び作用は、上述の第四実施
例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0050】又、本発明の超電導軸受装置は、図示の様
な回転運動用の軸受だけでなく、直線運動用の軸受とし
ても利用可能である。
な回転運動用の軸受だけでなく、直線運動用の軸受とし
ても利用可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の超電導軸受装置は、以上に述べ
た通り構成され作用する為、十分に大きな負荷容量を確
保し、しかも超電導体の寿命を延ばして、超電導軸受装
置の耐久性向上を図れる。
た通り構成され作用する為、十分に大きな負荷容量を確
保し、しかも超電導体の寿命を延ばして、超電導軸受装
置の耐久性向上を図れる。
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】同じく第二実施例を示す断面図。
【図3】同じく第三実施例を示す断面図。
【図4】同じく第四実施例を示す断面図。
【図5】同じく第五実施例を示す断面図。
【図6】従来例を示す断面図である。
1 回転軸 2 永久磁石 2a 外周面 2b 下面 3 下端面 4 外周面 5 超電導体 5a 内周面 5b 上面 6 円板 6a 上面 7 円筒 7a 内周面 8a 軸受隙間 8b 軸受隙間 9 冷却器 10 段部 11 ハウジング 12 主体 13 蓋体 14 冷却剤溜り 15 薄膜隔壁 15a 内周面 15b 外周面 15c 下面 16 隙間 17 隙間 18 供給口 19 排出口 20 液体窒素 21 凹部 22 フランジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 被支承面を有し、可動部材に支持された
永久磁石と、この永久磁石の被支承面と対向する部分に
開口する冷却剤溜りを、内部に設けたハウジングと、上
記冷却剤溜りの開口を塞ぎ、その外面を上記被支承面と
直接対向させた薄膜隔壁と、支承面を有し、この支承面
と上記薄膜隔壁の内面との間に隙間を介在させた状態
で、上記冷却剤溜り内に支持された酸化物超電導材製の
超電導体と、上記冷却剤溜り内に冷却剤を送り込む為の
供給口とを備えた超電導軸受装置。 - 【請求項2】 冷却剤溜りに冷却剤を送り込む供給口
と、この冷却剤溜りから冷却剤を排出する排出口と、こ
の排出口から排出された冷却剤を冷却して上記供給口を
通じて上記冷却剤溜りに還流させる冷却器とを備えた、
請求項1に記載した超電導軸受装置。 - 【請求項3】 薄膜隔壁が、厚さが0.3〜0.5mmの
オーステナイト系ステンレス鋼板である、請求項1〜2
の何れかに記載した超電導軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08442391A JP3168596B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 超電導軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08442391A JP3168596B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 超電導軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04296218A JPH04296218A (ja) | 1992-10-20 |
JP3168596B2 true JP3168596B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=13830180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08442391A Expired - Fee Related JP3168596B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 超電導軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3168596B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101568422B1 (ko) * | 2009-05-06 | 2015-11-12 | 주식회사 포스코 | 롤축을 지지하는 마그네틱 베어링 장치 |
CN104455200B (zh) * | 2014-12-23 | 2016-09-14 | 江苏理工学院 | 带浮动磁环的挤压油膜阻尼器 |
JP7104344B2 (ja) * | 2020-09-29 | 2022-07-21 | ダイキン工業株式会社 | スラスト磁気軸受 |
CN114635919B (zh) * | 2022-03-08 | 2023-03-21 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种磁悬浮轴承系统及其控制方法、装置和存储介质 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP08442391A patent/JP3168596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04296218A (ja) | 1992-10-20 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |