JP3168558U - 水の抗菌・防虫具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで使い勝手が良く、実用性及び汎用性が高い水の抗菌・防虫具を提供する。【解決手段】水に浮く浮力体12と、接触させた水に金属イオンを溶出して抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属素材からなり、浮力体12に支持され、浮力体12外表面の全周面に亘って略均等的に分布するように設けられた抗菌・防虫部材14と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、水槽や貯水池等の水の中に入れて、水に細菌、微生物、ボウフラ等が繁殖するのを防止できる水の抗菌・防虫具に関する。
水に銅、銀等の金属を浸しておくと、それらの金属イオン(銅イオン、銀イオン等)がわずかに水に溶出して、いわゆる微量金属作用により細菌、雑菌、微生物、藻、カビ、ボウフラ等の害虫等が繁殖するのを防止できる抗菌・防虫効果が知られている。銅等の金属イオンによる抗菌・防虫効果は、病原性大腸菌O−157、レジオネラ菌等の細菌の繁殖防止、アオミドロ等の藻の発生の防止、ボウフラの発生の防止、等に効果があることが各種実験されており、その効果も報告されている。特に、金属イオンによる抗菌効果は、塩素系消毒剤にも耐える菌に対しても効果を発揮することから、食中毒、感染症等の予防対策として注目されている。このような金属イオンによる抗菌・防虫効果を利用した技術が種々提案されており、例えば、特許文献1には、銅イオンの効果を利用して雨水マスのボウフラの発生を防止するボウフラ発生防止具が提案されている。特許文献1のボウフラ発生防止具は、銅板の一辺に浮揚材を取り付けて、水中にて銅板を垂直に保持させるように構成されている。そして、銅板が土砂などの堆積物に覆われて銅イオンの効果が低減するのを防止しようとしたものであった。
特開2008−38578号公報
特許文献1のボウフラ防止具では、銅板を垂直に保持させた状態で水に浮かばせる構成であるから、比較的大型化した構造となっていた。したがって、ボウフラ防止具が水中で場所をとって邪魔になりやすく、扱いにくいものであった。また、特許文献1のボウフラ防止具のような構造のものを、例えば、家庭内の水槽や花瓶等の比較的小型のものに適用する場合には、防止具の大型構造から設置する水槽等の大きさや深さが制限されやすく、設置する場所が極めて制限されるなど実用性に劣るものであった。また、特許文献1のボウフラ防止具では、銅板の水との接触面積を確保するために大きく製造せざるを得ず、材料コストが高くつく場合もあった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、コンパクトで使い勝手が良く、実用性及び汎用性が高いうえ、低コストで製造できる水の抗菌・防虫具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、水に浮く浮力体12と、接触させた水に金属イオンを溶出して抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属素材からなり、浮力体12に支持され、浮力体12外表面の全周面に亘って略均等的に分布するように設けられた抗菌・防虫部材14と、を備えたことを特徴とする水の抗菌・防虫具10から構成される。水の抗菌・防虫具10は、流れが無い水に設置されてもよいし、流れが生じる場所等に設置してもよい。水に浮かばせた水の抗菌・防虫具10を繋ぎ止める紐等が取り付けられていても良い。
また、抗菌・防虫部材14は、浮力体12に対して固定状態、又は非固定状態で支持されることとしてもよい。防虫部材14は浮力体12を取り囲むような構造とすると非固定状態で取り付けることができ、簡単に製造できる。
また、抗菌・防虫部材14は、浮力体12の全周面に沿って金属線材を螺旋状に複数回巻回して形成され、浮力体12の全周囲を取り囲む螺旋状線材16を含むこととしてもよい。
また、浮力体12は略球状、又は略楕円球状に形成されるとともに、螺旋状線材16は浮力体12に対応した略球状、又は略楕円球状に形成され、浮力体12を螺旋状線材16内に非固定状態で収容したこととしてもよい。
また、抗菌・防虫部材14は、浮力体12の全周面から外側に向けて放射状に突設された複数の突設部材(30、32、34、36)からなることとしてもよい。突設部材の構造は棒状部材、羽根体等任意でよい。
また、浮力体12には、浮力と重力との釣合いで浮力体12の全周囲に分布している抗菌・防虫部材14が水に接触するような浮力支持位置に調整するウエイト調整体20が取り付けられたこととしてもよい。
また、ウエイト調整体20は、浮力体12に両端を開口22aして埋設され、接触させた水に抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属管22からなることとしてもよい。金属管は1本でも複数本でもよいし、円筒管、角管等任意の形状でもよい。
本考案の水の抗菌・防虫具によれば、水に浮く浮力体と、接触させた水に金属イオンを溶出して抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属素材からなり、浮力体に支持され、浮力体外表面の全周面に亘って略均等的に分布するように設けられた抗菌・防虫部材と、を備えた構成であるから、金属イオンを溶出する抗菌・防虫部材と周囲の水との接触面積を広く確保して、確実に水を抗菌・防虫効果を発揮できる構造でありながら、コンパクト化を実現して、使い勝手がよく実用性及び汎用性が高いうえ、低コストで製造できる。さらに、浮力体及び抗菌・防虫部材を自由に設計でき、設置場所やデザイン等に応じてバリエーションに富んだ水の抗菌・防虫具を提供できる。
また、抗菌・防虫部材は、浮力体に対して固定状態、又は非固定状態で支持される構成とすることにより、抗菌・防虫部材を具体的に実現できる。例えば、抗菌・防虫部材を固定状態とすると、抗菌・防虫部材を羽根形状としたり、その他種々の形態にも対応して浮力体に確実に取り付けて支持させることができる。また、抗菌・防虫部材を非固定状態とすると、例えば、浮力体を取り囲むように設ける等して浮力体に対する固定部材や固定構造を不要とし、より簡単に製造できコンパクト化、低コスト化できる。
また、抗菌・防虫部材は、浮力体の全周面に沿って金属線材を螺旋状に複数回巻回して形成され、浮力体の全周囲を取り囲む螺旋状線材を含む構成とすることにより、構造が簡単で銅針金や銅線を浮力体に巻き付けるだけで簡単に製造することができ、低コストで製造できる。また、抗菌・防虫部材にゴミ等が付着した際も簡単に浮力体から取り外して清掃し、元に戻すことができ、メンテナンスも簡単に行える。
また、浮力体は略球状、又は略楕円球状に形成されるとともに、螺旋状線材は浮力体に対応した略球状、又は略楕円球状に形成され、浮力体を螺旋状線材内に非固定状態で収容した構成とすることにより、浮力体と螺旋状線材とが非固定状態なので清掃やメンテナンスを簡単に行えるとともに、浮力体に対して固定するための部材や固定構造を不要とし、構造を極めてシンプル化して低コストで製造できる。また、形状が略球状、又は略楕円球状と簡単で、デザイン性にも優れ意匠感が良い上、保管、収納等の取り扱いも便利である。
また、抗菌・防虫部材は、浮力体の全周面から外側に向けて放射状に突設された複数の突設部材からなる構成とすることにより、簡単な構造で抗菌・防虫部材を具体的に実現できる。
また、浮力体には、浮力と重力との釣合いで浮力体の全周囲に分布している抗菌・防虫部材が水に接触するような浮力支持位置に調整するウエイト調整体が取り付けられた構成とすることにより、浮力体や抗菌・防虫部材の形状、大きさ等にかかわらず、略全体の抗菌・防虫部材を水に接触させて抗菌・防虫効果を十分に発揮させることができる。
また、ウエイト調整体は、浮力体に両端を開口して埋設され、接触させた水に抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属管からなる構成とすることにより、金属管によりウエイト調整できるとともに、金属管内からも水に金属イオンを溶出させて、全体的な抗菌・防虫効果を向上できる。
本考案の一実施形態に係る水の抗菌・防虫具の正面図である。 図1の水の抗菌・防虫具の平面図である。 図1の水の抗菌・防虫具の側面図である。 図1の水の抗菌・防虫具のA−A線断面図である。 図1の水の抗菌・防虫具の作用説明図である。 図1の水の抗菌・防虫具を水槽に入れた使用状態の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。 本考案の他の実施形態に係る水の抗菌・防虫具の説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の水の抗菌・防虫具の実施の形態について説明する。本考案の水の抗菌・防虫具は、例えば、室内に設置される水槽、花瓶、浴槽又は屋外等に設置される水槽、池、水を利用したエクステリア、貯水池、防火用水槽、浄水槽、プール等の比較的広い水槽、池等、その他種々の溜められた(溜まった)水に適用されて、金属イオンによる水に対する抗菌・防虫効果を有効に発揮させるものである。図1ないし図6は、本考案に係る水の抗菌・防虫具の一実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態において、水の抗菌・防虫具10は、例えば、水に浮かぶ浮力体12と、浮力体12に支持され金属素材からなる抗菌・防虫部材14と、を含む。
浮力体12は、その浮力により抗菌・防虫部材14を含む水の抗菌・防虫具10全体を水中に浮力支持する手段である。本実施形態では、図1、図2、図4に示すように、浮力体12は、例えば、発泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂からなり、直径約40mm程度の球体状に形成されている。後述のように浮力体12にはウエイト調整体が取り付けられている。浮力体12は、抗菌・防虫具10全体を水に浮かせる構造であれば任意でよく、例えば、プラスチックやゴム等の軽量合成樹脂製の中空体で形成してもよい。また、浮力体12の大きさや形状は任意でよく、例えば、楕円球、円柱、立方体、直方体、角柱、円錐体、角錐体、立体多角形状等その他任意の形状でもよい。
抗菌・防虫部材14は、接触させた水に微量の金属イオンを溶出して抗菌作用及び防虫作用(いわゆる微量金属作用)を生じさせる金属素材からなる。金属素材としては銅、銀等の抗菌・防虫作用を生じる金属素材であれば任意でよいが、本実施形態では、コスト及び入手しやすさ、さらに人体や環境への影響等の点から銅素材を適用しており、水に接触した際に銅イオンを溶出する。図1、図2、図3に示すように、抗菌・防虫部材14は、浮力体12に支持され、浮力体12の外表面の全周面に亘って略均等的に分布する全周分布構造で設けられている。すなわち、浮力体12を略真ん中に配し、その浮力体12の周囲全面に亘って抗菌・防虫部材14が分布して設けられている。抗菌・防虫部材14は、例えば、浮力体12の全周囲を取り囲むような球状の囲繞構造からなる。具体的には、抗菌・防虫部材14は、球状の浮力体12の全周面に沿って、すなわち球面全体に亘って銅線材を螺旋状に複数回巻回して形成された球状の螺旋状線材16からなり、浮力体12を内部に収容して該浮力体12の全周囲を取り囲む囲繞構造となっている。さらに、図5に示すように、球状の螺旋状線材16は、浮力体12を内部に非固定状態で収容しており、互いにフリーとなっている。螺旋状線材16は、螺旋ピッチをある程度間隔をあけて隙間18が形成されており、内外に水が自由に通流し、螺旋状線材16の略全てに水が接触しうる。なお、螺旋状線材16の銅線材の巻きピッチ幅は任意でよく、銅線材どうしが密着するように(ピッチが0mm)巻いてもよく、密なピッチで形成するとより銅と水との接触面積を増加できる。抗菌・防虫部材14を構成する螺旋状線材16は、例えば、直径が約1mm程度の1本の銅針金を、図1上での上端側から3〜5mm程度のピッチ幅で左巻き螺旋状に巻いて下端まで形成されている。螺旋状線材16の形成方法の例としては、例えば、まず金属線材を円筒コイルバネ状に形成し、その内部に浮力体12を収容した状態で両端部を巻き絞って、球状の浮力体12に対応した球状に形成される。螺旋状線材16は、浮力体12の形状に対応して形成されるとよく、浮力体12の表面に密着して該浮力体12を収容するように設けられていてもよいし、浮力体12をある程度あそびがあるような遊嵌状態で収容するように設けられていても良い。また、螺旋状線材16は、1本の金属線材だけで構成してもよいし、複数本の金属線材を巻回して構成してもよく、さらに1本又は複数本の金属線材を、巻き軸を同じ方向に設定して多重に巻回して構成してもよいし、又は巻き軸を交差して巻回して構成してもよい。また、螺旋状線材16は、例えば、銅線材の一端又は両端を浮力体12に突き刺して固定する固定構造としてもよい。また、抗菌・防虫部材14を螺旋羽根状に形成してもよい。
図1、図4に示すように、浮力体12に取り付けられたウエイト調整体20は、水の抗菌・防虫具全体に作用する浮力と重力との釣合いで、浮力体12の全周囲に分布している抗菌・防虫部材14が水中Wに接触するような浮力支持位置に調整するウエイト調整手段である。本実施形態では、ウエイト調整体20は、例えば、両端を開口22aした銅製の金属円筒管22からなり、浮力体12の直径を貫通するように埋設されている。この円筒管22は、浮力体12が水に接触した際に、管内に水を侵入させて微量の銅イオンを溶出し抗菌作用及び防虫作用を生じさせる。よって金属円筒管22はウエイト調整と抗菌・防虫手段を兼用している。なお、ウエイト調整体20は、金属円筒管22に限らず、例えば、孔等が形成されていない単なる錘等でもよい。また、ウエイト調整体20は、必ずしも必要とせず、例えば、浮力体の大きさの設定、又は抗菌・防虫部材14を設ける量の増減により、浮力と重力とのバランスを調整することとしても良い。
図6に示すように、本実施形態に係る水の抗菌・防虫具10を使用する場合には、例えば、水槽T内に溜められた水中Wに単に入れるだけでよく、浮力体12の浮力により水中に浮く。なお、図6では、水の抗菌・防虫具10の略全体が水に没し、抗菌・防虫部材14の全体が水と接触した状態となっているが、抗菌・防虫部材の一部が水面上に露出させるような浮力で設定されていてもよい。銅製の抗菌・防虫部材14が水に接触することにより、抗菌・防虫部材14から微量の銅イオンが水に溶出して、水に抗菌・防虫作用を発揮する。これにより、水槽内の水Wに細菌や微生物、藻、カビ、ボウフラ等の害虫等が繁殖するのを防止することができる。さらに、水の悪臭、ぬめり、濁り等の発生も良好に防止できる。上述のように抗菌・防虫部材14は、浮力体12の全周面に亘って略均等的に分布して構成しているから、全体的にコンパクトな構造であるにもかかわらず、水との接触面積を十分に確保して、抗菌・防虫作用を有効に発揮させることができる。また、水の抗菌・防虫具10は、コンパクトな構造であるから使い勝手がよく、水槽等の内部に他の物体等が存在しても邪魔になりにくい上、家庭用の水槽、花瓶、浴槽等でも利用できるとともに、屋外の貯水槽、噴水、雨水枡、防火水槽、溜池、貯水池、浄水槽、下水処理槽等にも利用でき、屋内外問わず、様々な場所に利用して抗菌・防虫できる。また、水の抗菌・防虫具10を手軽に持ち運ぶことができると同時に、収納保管もスペースを取ることなく簡単である。
図7ないし図13は、水の抗菌・防虫具10の他の実施形態10a〜10gを示しており、上記実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図7、図8、図9、図10では、抗菌・防虫部材14は、浮力体12を取り囲む囲繞構造で、かつ浮力体に対して非固定状態で浮力体表面の全周面に亘って略均等的に分布して配置されているが、具体的な態様が上記実施形態とは異なっている。図7の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10aでは、浮力体12は上記実施形態同様に球状に形成されている。この実施形態では、浮力体12にはウエイト調整体は取り付けられていないが、上記実施形態同様に金属管22等のウエイト調整体20を取り付けてもよい。抗菌・防虫部材14は、例えば、複数の銅線材を網目状に縦横に交差させて略球形状に形成された網籠状体24からなる。なお、網籠状体24の網目の大きさは任意でよく、目を細かくすると水との接触面積を大きく確保できる。また、網籠状体24は、細い銅線を編んで構成してもよい。
図8の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10bでは、浮力体12は上記実施形態同様に球状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、例えば、浮力体12を内部に収容する大きさで銅製の中空球状体(球殻体)26からなる。中空球体26には複数のパンチ孔28が穿孔されており、水が内外に通流するようになっている。なお、中空球体26は、例えば、2分割した半球体どうしを固定又は着脱可能に連結して構成されてもよい。
図9の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10cでは、浮力体12は楕円球状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、浮力体12の形状に対応してその楕円球面に沿って銅線材を巻回して形成された楕円球状の螺旋状線材16からなる。この実施形態でも、螺旋状線材16の螺旋ピッチは任意でもよい。なお、抗菌・防虫部材14を中空楕円球状体で構成してもよい。
図10の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10dでは、浮力体12が立方体状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、浮力体12の形状に対応して、浮力体12の六面に沿って銅線材を螺旋状に巻回して螺旋状線材16からなる。この実施形態では、螺旋状線材16は、浮力体12に螺旋状に巻き付ける際に、その巻き軸を上下、左右、前後方向の3方向として浮力体12の六面全てに沿って巻き回して銅線材が全面に亘って略均等的に分布されている。
図11、図12、図13の実施形態ではそれぞれ、抗菌・防虫部材14が上記実施形態のような浮力体12の全周囲を取り囲む構造とは異なっており、浮力体12の全周面から外側に向けて放射状に突設された複数の突設部材(30、32、34、36)からなり、それらの突設部材が浮力体12の全周面に亘って略均等的に分布して配置されている。図11の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10eでは、浮力体12は球状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、銅製で直杆状に形成された複数の棒状部材30からなり、栗やウニのように浮力体12の全周面から該浮力体の径方向外側に向けて放射状に突設して設けられている。棒状部材30は、例えば、その基部側を発泡スチロール素材からなる浮力体12に突き刺して固定されている。すなわち、この実施形態では、抗菌・防虫部材14は浮力体12に対して固定状態で支持されている。なお、棒状部材30は、例えば、螺旋状、蛇行状に形成されていても良い。
図12の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10fでは、浮力体12は、例えば、円柱状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、例えば、銅製で矩形板状に形成された複数の羽根体32からなる。羽根体32は、例えば、その基部側を発泡スチロール素材からなる浮力体12に突き刺して固定されており、浮力体12の円周方向には径方向外側に向けて放射状に突設しているとともに、浮力体12の両端面には円柱軸方向に沿った方向に突設している。なお、羽根体32は、例えば、湾曲した形状等任意でもよい。
図13の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10gでは、浮力体12は、例えば、直方体状に形成されている。抗菌・防虫部材14は、浮力体12の全周面から突設された羽根体34、36からなる。浮力体12の横軸周りの周側面から突設される羽根体34は、例えば、複数の銅製の板を立てた状態で横軸方向に沿って所定間隔で平行状に並列し、それらの中心位置に浮力体12を貫通させて配置させるように設けられている。さらに、浮力体12の両端面から突設される羽根体36は、例えば、その基部側を浮力体12の端面に突き刺して固定されて横軸に外方向に向けて突設されている。
図7ないし図13の実施形態に係る水の抗菌・防虫具10a〜10gにおいてもそれぞれ、図1の実施形態同様に、コンパクトな構造で使い勝手がよく様々な場所に適用でき実用性及び汎用性が高い等の作用効果を奏しうる。なお、水の抗菌・防虫具10は上記した実施形態に限らず、浮力体12、及び抗菌・防虫部材14の構造は任意でもよい。また、図7ないし図13の実施形態では、浮力体12にはウエイト調整体は取り付けられていないが必要に応じて金属管や錘等のウエイト調整体20を設けても良い。図7ないし図13の実施形態でも、浮力体12の大きさ形状は任意に設定してもよい。
以上説明した本考案の水の抗菌・防虫具は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の水の抗菌・防虫具は、例えば、屋内又は屋外等に溜められた水に入れるだけで好適に水の抗菌・防虫を行うことができる。
10 水の抗菌・防虫具
12 浮力体
14 抗菌・防虫部材
16 螺旋状線材
30 棒状部材
32、34、36 羽根体

Claims (7)

  1. 水に浮く浮力体と、
    接触させた水に金属イオンを溶出して抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属素材からなり、浮力体に支持され、浮力体外表面の全周面に亘って略均等的に分布するように設けられた抗菌・防虫部材と、を備えたことを特徴とする水の抗菌・防虫具。
  2. 抗菌・防虫部材は、浮力体に対して固定状態、又は非固定状態で支持されることを特徴とする請求項1記載の水の抗菌・防虫具。
  3. 抗菌・防虫部材は、浮力体の全周面に沿って金属線材を螺旋状に複数回巻回して形成され、浮力体の全周囲を取り囲む螺旋状線材を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の水の抗菌・防虫具。
  4. 浮力体は略球状、又は略楕円球状に形成されるとともに、螺旋状線材は浮力体に対応した略球状、又は略楕円球状に形成され、
    浮力体を螺旋状線材内に非固定状態で収容したことを特徴とする請求項3記載の水の抗菌・防虫具。
  5. 抗菌・防虫部材は、浮力体の全周面から外側に向けて放射状に突設された複数の突設部材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の水の抗菌・防虫具。
  6. 浮力体には、浮力と重力との釣合いで浮力体の全周囲に分布している抗菌・防虫部材が水に接触するような浮力支持位置に調整するウエイト調整体が取り付けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の水の抗菌・防虫具。
  7. ウエイト調整体は、浮力体に両端を開口して埋設され、接触させた水に抗菌作用及び防虫作用を生じさせる金属管からなることを特徴とする請求項6記載の水の抗菌・防虫具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016140307A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 株式会社シマブンコーポレーション ボウフラ発生抑制具

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