JP3168183U - 保存バッグシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】保存物が密閉空間において保存され、汚染されるリスクを低減でき、かつ保存物をグループに分けて使用し易く、さらには保存中の物質全体が損傷されることを防止する保存バッグシステムを提供する。【解決手段】保存バッグシステムは少なくとも一つの内部ユニット、少なくとも一つの入口及び少なくとも一つの出口が設けられた前処理部と、少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられた少なくとも一つの保存部とを含み、前処理部の入口は保存物を導入するために使用され、保存部の入口は前処理部の出口と連通するように連結される。【選択図】図1

Description

本考案は保存バッグシステムに関し、特に、血液及びその製剤を保存するために使用される保存バッグシステムを指す。
血液の保存技術の進歩は人類の医療史上において非常に重要であり、、血液の保存技術の向上により多くの重大な手術及び病気の治療が可能となって、人類の寿命が延長される。近年、血液中の特定の細胞に関する研究が益々深くなってきており、例えば、血液から特定の白血球を分離して免疫に関する研究では幹細胞の運用がもっとも注目されている。したがって、通常の血液の保存のほか、血液中の特定の細胞及び幹細胞の保存も益々重要視されてきている。
幹細胞は、高等生物が発育の初めに自己再生及び無限な分化の能力を有する細胞である。成体生物が依然として特定種類の幹細胞を保有するが、このような幹細胞は数及び分化能力の面で発育初めの幹細胞に劣るため、発育当初の幹細胞はより貴重であり、このため、その保存方法は研究のキーポイントとなっている。臍帯血は人類の幹細胞を取得する最も便利な方式であるが、人が自己の臍帯血を取得することは一生に一回の機会しかない。従って、臍帯血の保存は妥当に計画する必要があって後日希望の検査及び可能な運用に対応する。
血液サンプルは通常低温中例えば液態窒素(−196℃)中に保存する必要があるが、後日運用時、少量の血液を取得して検査を行うことが多い。この際、少量の血液を便利に取得できなければ、保存中の血液サンプル全体は解凍して破壊される可能性がある。そのため、血液サンプルの保存は少なくとも三つのポイントに注意する。すなわち、1)無菌空間、2)グループに分けての使用、及び3)使用上の便利さである。これらは従来の血液バッグが容易に達成することができない。そのため、貴重な幹細胞を有効に研究及び利用するために、保存を行うべく適切に設計される新規な血液バッグを必要としている。
そこで、本考案の一つの目的は、保存中のサンプルをグループに分けて便利に取得可能にしてサンプル全体の損傷を防止する保存バッグシステムを提供することにある。
本考案の他の目的は、サンプルの採取、処理ないし保存に至る過程全体でサンプルを密閉空間に置いて汚染されるリスクを低減する保存バッグシステムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案は保存バッグシステムは少なくとも一つの内部ユニット、少なくとも一つの入口及び少なくとも一つの出口が設けられた前処理部と、少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられた少なくとも一つの保存部とを含み、前記前処理部の入口は保存物を導入するために使用され、前記保存部の入口は前記前処理部の出口と連通するように連結される。
好ましくは前記保存部には少なくとも一つの出口がさらに設けられ、該出口は前記内部ユニットと連通するように連結される。
好ましくは前記保存部の入口と前記前処理部の出口とは連通管を介して連通する。
好ましくは前記連通管は取り外し可能である。
好ましくは前記連通管は前記保存部の入口及び前記前処理部の出口と一体的に形成される。
好ましくは前記前処理部の内部ユニットと少なくとも一つの前記前処理部の出口とは連通するように連結される。
好ましくは前記前処理部には二つの前記内部ユニットが設けられ、前記各内部ユニットは少なくとも、一つの前記前処理部の出口と連通するように連結される。
好ましくは前記保存部の少なくとも一つの内部ユニットはそれぞれ前記前処理部と連通するように連結される。
好ましくは前記保存部の少なくとも一つの内部ユニットは共同で前記前処理部と連通するように連結される。
好ましくは前記前処理部は二つの入口を含み、そのうち一つの入口は保存物を導入するために使用され、他の一つの入口は冷凍保存剤を導入するために使用される。
好ましくは前記保存部には二つの内部ユニットが設けられている。
好ましくは前記二つの内部ユニットの容積比率は1〜10である。
好ましくは前記二つの内部ユニットの容積比率は5〜10である。
好ましくは複数の前記保存部を含む。
本考案は他種の保存バッグシステムを提供しており、該保存バッグシステムは少なくとも一つの内部ユニット、少なくとも一つの入口及び少なくとも一つの出口が設けられた前処理部と、
少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられた少なくとも一つの保存部とを含み、
前記保存部の入口は前記前処理部の出口と連結され、
前記保存バッグシステムは少なくとも一本のシール部をさらに含み、このシール部は各前記保存部の内部ユニットと前記前処理部との連通を遮断する。
好ましくは前記保存バッグシステムは末梢血、臍帯血又は細胞懸濁液を保存するために使用される。
好ましくは前記保存バッグシステムは前記前処理部の内部ユニットを、前記内部ユニット及び前記保存部の内部ユニットと連通しない一つの内部ユニットにさらに仕切るシール部をさらに含む。
上述をまとめると、本考案の保存バッグシステムは前処理部と保存部との一体性の設計により、保存されるサンプルを採取から保存まで密閉空間で処理するので汚染されるリスクを低減できる。また、保存部の仕切り設計により、サンプルを一部ずつ取得して検査又は運用を行うので、サンプル全体の損傷を防止できる。
本考案第1実施例の保存バッグシステムの模式図である。 本考案第2実施例の保存バッグシステムの模式図である。 本考案第3実施例の保存バッグシステムの模式図である。
本考案は新規な保存バッグシステムに関し、この保存バッグシステムは前処理部及び保存部との二つの部分に簡単に分けられ、前記前処理部は少なくとも一つの内部ユニット、少なくとも一つの入口及び少なくとも一つの出口が設けられ、前記保存部は少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられ、前記前処理部の入口は保存物を導入するために使用され、且つ前記保存部の入口は前記前処理部の出口と連結される。
本考案に述べる「連結」とは二つ以上の要素が物理的に直接又は間接的に結合されるのを指し、液体が前記二つ以上の要素の間を流通できたり、できない状態を含む。
本考案に述べる「連通」とは液体が前記二つ以上の要素の間を流通できることを指す。実施可能なのは、前記保存部の入口と前記前処理部の出口とは連通するように連結される。注意すべきことは、本明細書において、特別な明示を除き、「連結」又は「連通」はいずれも液体が流通できるとの意味合いを有する。
前記「連通」を完成する方式は制限がなく、例えば、前記保存部の入口と前記前処理部の出口とが液体連通する方式は前記入口と出口との一体化により又は連通管により完成することができる。前記連通管は取り外し可能な連通管であってもよく、場合に応じ、前記保存部及び前記前処理部を連結又は分離してもよい。
本考案の一つの実施態様において、シール部をさらに含み、該シール部は以下のことができる。すなわち、前記保存部の内部ユニットと他の前記保存部の内部ユニットとは連通させないこと、
いずれの前記保存部の内部ユニットと前記前処理部との間を連通させないこと及び/又は、
前記前処理部の内部ユニットを、前記内部ユニット及び前記保存部の内部ユニットと連通しない一つの内部ユニットにさらに仕切ること。
前記前処理部は保存すべきサンプルを受け取るために用いられてサンプルを一旦置き、及び/又は必要な処理を行う。血液サンプルを例とし、新しく取得された血液サンプルは冷凍保存を行うに先立って冷凍保護剤、例えば5〜10%のグリセリン又はDMSOと混合される必要がある。好ましくは、前記前処理部は少なくとも二つの入口が設けられ、一つの入口はサンプルを導入するために用いられ、他の入口は希望の試剤(例えば前記冷凍保護剤)を導入するために用いられる。これにより、取得された血液サンプルが密閉空間で処理されるので、汚染されるリスクを低減できる。前記前処理部は少なくとも一つの内部ユニットを含んでよく、各内部ユニットは少なくとも一つの出口が設けられて、その中に保存された物質を取得すること又は前記保存部の入口と連結されることに供する。前記内部ユニットの設置方式は隔壁により仕切って設置する又は、シール部により元々存在していた内部ユニットをさらに仕切って設置する。
前記保存部は本考案の保存バッグシステムにおける物質を保存する基本ユニットである。本考案の一実施態様において、前記保存部は隔壁により少なくとも一つの内部ユニットに仕切られてグループに分けての保存並びにグループに分けての使用の目的を達成する。前記隔壁は使用者が工具(例えばはさみ)で前記内部ユニットを手軽に分離できるように設
計される。
本考案の一つの実施態様において、前記保存部の内部ユニットは共同で、又はそれぞれ前記前処理部と連通するように連結されることが可能である。前記保存部の少なくとも一つの前記内部ユニットには出口が設けられて該内部ユニットに保存される物質を取得する。
本考案の一つの実施態様において、前記保存部には二つの内部ユニットが設けられている。実施可能なのは前記二つの内部ユニットの容積比率は1〜10であり、好ましくは前記二つの内部ユニットの容積比率は5〜10である。
前記出口の型態は従来の血液バッグの出血口のような構造又は例えば彈性構造であってもよい。この彈性構造は、保存バッグシステム全体の構造を破壊させないように注射器の針が挿入できることに供する。前記入口及び出口のうちの少なくとも一方は操作中にいずれかの従来手段により開閉可能である。
本考案の保存バッグシステムはいずれの生物性物質、例えば末梢血、臍帯血又は細胞懸濁液を保存するために用いられる。
本考案の保存バッグシステムのすべての要素の材質は特別な制限なく、原則的には、属する分野において低温(例えば約−196〜−197℃)の長期保存に適する従来のプラスチック類材質がいずれも使用可能であり、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(ethylene-vinylacetate copolymer)、フッ素樹脂、ポリイミドシリコーン(Polyimide
silicone)、ABS重合体(アクリロニトリル(acrylonitrile)/ブタジエン(butadiene)/スチレン(styrene)重合体)、ポリカーボネート又はその組合せを含むが、これらの物質に限定されるものではない。
以下の実施例は図面を参照して本考案を詳しく示す。注意すべきことは、以下の実施例は本考案の請求の範囲を制限するために用いられるのではなく、単に、本考案の特点及びメリットを例示的に示すものである。また、以下の図面は本考案の型態を制限するのではなく、単に、本考案の各種類の実施可能な態様を模式的に示すだけである。特に留意すべきことは、図面におけるすべての要素の縮尺及び相対位置は必ずしも実際の状態を示すものではなく、視覚的上の理解を補助するために設定されていることである。
〔実施例1:本考案の保存バッグシステム1〕
図1を参照するに、本実施例の保存バッグシステム100は前処理部110及び三つの保存部120を含む。
前記前処理部110は内部ユニット111と、内部ユニット111に連通する入口112、113とが設けられている。前記内部ユニット111は出口114に連結されて一つの前記保存部120と連結されている。
前記保存部120は隔壁121により大内部ユニット122及び小内部ユニット123に仕切られている。前記内部ユニット122及び123は共同で入口124に連通し、前記内部ユニット122は出口125に連通している。前記内部ユニット122の容量は10ミリリットルであり、前記内部ユニット123の容量は1ミリリットルである。
そのうちの一つの保存部120を例とすると、前記前処理部110が前記出口114により前記保存部120の入口124と連結されることにより、前記前処理部110から前記保存部120に保存物を流通させることができる。
前記保存バッグシステム100は臍帯血を保存するために用いられる。使用中に、入口113から試剤(例えば冷凍保護剤(DMSO))を前記内部ユニット111に予め入れておき、そして、入口112から保存すべき臍帯血を導入し、臍帯血と試剤とを前記内部ユニット111の中で均一に混合する。実務上の操作時、前記保存バッグシステム100をテーブル上に置き、前記保存部120を前記前処理部110より高くする。これにより、臍帯血及び試剤を前記保存部120の中に一旦流入させず前記前処理部110の中で適当に混合することができる。
次に、臍帯血と試剤が混合された後、前記前処理部110及び前記保存部120を同じ高さ(好ましくは前記前処理部110を前記保存部120より高くする)に置くと、臍帯血は前記出口114を介して入口124に流入し、内部ユニット122、123にそれぞれ入り込む。
最後、前記内部ユニット122、123に保存すべき臍帯血が詰められた後、ヒートシーラーによりシール線130に沿って保存バッグシステム100の袋体を溶着してシール部を形成する。該シール部により前記保存部120の前記内部ユニット122、123の間は液体の流通しない状態となり、同様に、前記内部ユニット122、123と前記前処理部110の内部ユニット111との間も液体が流通しない。これにより、シール線130に沿って破壊手段例えばはさみにより前記前処理部110と前記保存部120を分離し、前記保存部120をカセットの中に置いて液態窒素に保存する。
後日、保存中の臍帯血を使用して必要な検査を行う場合、破壊手段により前記内部ユニット123と前記内部ユニット122とを分離し、内部ユニット123を単独で取り出すことができる。このように、保存中の一部の臍帯血を取っているうちに他部分の臍帯血が解凍及び損傷されるのを防止できる。
〔実施例2:本考案の保存バッグシステム2〕
図2を参照するに、本実施例の保存バッグシステム200は前処理部210及び五つの保存部220を含む。
前記前処理部210には内部ユニット211及び二つの入口212、213が設けられている。前記内部ユニット211は出口214、215と連結されて一つの前記保存部220と連結されている。前記前処理部210にはまた出口216が設けられている。
前記保存部220は隔壁221により大内部ユニット222及び小内部ユニット223に仕切られ、入口224及び225が設けられ、これらの入口は前記内部ユニット222及び223にそれぞれ連通する。前記内部ユニット222は出口226に連通する。前記内部ユニット222の容量は5ミリリットルであり、前記内部ユニット223の容量は1ミリリットルである。
前記保存バッグシステム200は臍帯血を保存するために用いられる。使用中に、入口213から試剤(例えば冷凍保護剤(DMSO))を前記内部ユニット211に予め入れておき、そして、入口212から、採取された臍帯血を導入し、臍帯血と試剤とを前記内部ユニット211の中で均一に混合する。実務上の操作時、前記保存バッグシステム200をテーブル上に置き、前記保存部220を前記前処理部210より高くする。これにより、臍帯血及び試剤を前記保存部220の中に一旦流入させず前記前処理部210の中で混合することができる。
次に、臍帯血と試剤が混合された後、前記前処理部210及び前記保存部220を同じ高さ(好ましくは使前記前処理部210を前記保存部220より高くする)に置くと、臍帯
血は前記出口214、215を介して内部ユニット222、223にそれぞれ流入する。
そして、シール線230に沿って保存バッグシステム200の袋体を溶着してシール部を形成し、該シール部により前記保存部220の前記内部ユニット222、223の間は液体の流通しない状態となり、同様に、前記内部ユニット222、223と前記前処理部210の内部ユニット211との間も液体が流通しない。
このとき、前記前処理部210の内部ユニット211に臍帯血がまだ残っていれば、残った臍帯血が内部ユニット211の、出口216が設けられた一側に集中するように保存バッグシステム200の姿勢を調整する。次に、シール線231に沿って保存バッグシステム200の袋体を溶着してシール部を形成する。該シール部により初めの内部ユニット211から独立した内部ユニット217が形成され、この内部ユニット217は一つの簡易な保存部となる。
最後、シール線230、231に沿って破壊手段により前記前処理部210と前記保存部220を分離し、前記内部ユニット211と前記内部ユニット217を分離し、前記保存部220及び前記内部ユニット217をそれぞれカセットの中に置いて液態窒素に保存する。
後日、保存中の臍帯血を使用して必要な検査を行う場合、破壊手段により前記内部ユニット223と前記内部ユニット222とを手軽に分離し、内部ユニット223を單独で取り出すことができる。このように、保存中の一部の臍帯血を取っているうちに他部分の臍帯血が解凍及び損傷されるのを防止できる。
〔実施例3:本考案の保存バッグシステム3〕
図3を参照するに、本実施例の保存バッグシステム300は前処理部310及び五つの保存部320を含む。
前記前処理部310には一つの内部ユニット311と、前記内部ユニットに連通する入口312、313及び出口314とが設けられている。
前記保存部320は隔壁321により大内部ユニット322及び小内部ユニット323に仕切られている。前記内部ユニット322及び323は共同で入口324に連通し、前記内部ユニット322は出口325に連通している。前記内部ユニット322の容量は10リットルであり、前記内部ユニット323の容量は1ミリリットルである。
各前記保存部320の入口324は延伸して連通管340と連結され、前記連通管340の末端の外周面上にはねじ341が螺設され、前記連通管340の末端はねじ341を介して前記前処理部310の出口314に延設された結合部315に螺合される。これにより、前記内部ユニット311と連通管340及び保存部320とを連結して両者を液体連通させ、液体が流通する状態にすることができる。
本実施例の保存バッグシステム300は血球細胞懸濁液を保存するために用いられる。使用時、連通管340と結合部315とを螺合することにより、前処理部310と保存部320とを連結する。次に、入口313から希望の試剤(例えば冷凍保存剤)を予め導入しておいた後、入口312から保存すべき血球細胞懸濁液を導入して該血球細胞懸濁液と前記試剤とを内部ユニット311の中で混合する。実務上の操作時、前記保存バッグシステム300をテーブル上に置き、前記保存部320を前記前処理部310より高くする。これにより、該血球細胞懸濁液及び試剤を前記保存部320の中に一旦流入させず、前記前処理部310の中で適切に混合することができる。
そして、該血球細胞懸濁液と試剤が混合された後、前記前処理部310及び前記保存部320を同じ高さ(好ましくは前記前処理部310を前記保存部320より高くする)に置くと、該血球細胞懸濁液を前記保存部320の保存空間322、323に流入させることができる。その後、シール線330に沿って保存バッグシステム300の袋体を溶着してシール部を形成する。該シール部により前記保存空間322、323は互いに独立した空間になり、液体が流通する状態にならない。最後、シール線330に沿って破壊手段により保存部320と連通管340を分離した後、保存部320をカセットの中に置いて液態窒素に保存する。
後日、保存中の血球細胞懸濁液を使用して必要な実験を行う場合、破壊手段により前記内部ユニット323と前記内部ユニット322を手軽に分離し、内部ユニット323を単独に取り出すことができる。このように、保存中の一部の該血球細胞懸濁液を取り出しているうちに他部分の該血球細胞懸濁液が解凍及び損傷されることを防止できる。
また、すべての前記保存部320の内部ユニット322、323が一杯になり、内部ユニット311の中に血球細胞懸濁液がまだ残っているとき、結合部315と他の一つの空の保存部320の連通管340とを螺合し、残った血球細胞懸濁液を空の保存空間322、323の中に導入して保存する。
本考案の一つの特点は、本考案の構造配置により、前記保存部の内部ユニットが同一の出どころからのサンプルを保存するために用いられ、且つ前記保存部の内部ユニットが相対的に同じ保存条件に保存されることにある。より明確に述べると、前記保存部の内部ユニットの、液態窒素容器における水平位置が同一に保持されることにより、前記保存部の各内部ユニット内のサンプルが、同じ保存環境、例えば同じ保存温度に保存されるのを確保することができる。これにより、前記保存部の一つの内部ユニットに保存されるサンプルが関連検査に用いられ、その検査結果から例えば細胞活性、出どころなどから他の内部ユニットのサンプルの状態を推測することができる。
当業者は、本考案の精神に反しない下で本考案の実施態様に基づいて各種類の変化をすることができることを理解できる。したがって、挙げられた実施態様は本考案を制限するのではなく、付された実用新案登録請求の範囲の定義の下で本考案の精神と範疇においてなされる修正に含まれることを意図することがわかる。
100 保存バッグシステム
110 前処理部
111 内部ユニット
112、113 入口
114 出口
120 保存部
121 隔壁
122、123 内部ユニット
124 入口
125 出口
130 シール線
200 保存バッグシステム
210 前処理部
211 内部ユニット
212、213 入口
214、215、216 出口
217 内部ユニット
220 保存部
221 隔壁
222、223 内部ユニット
224、225 入口
226 出口
230、231 シール線
300 保存バッグシステム
310 前処理部
311 内部ユニット
312、313 入口
314 出口
315 結合部
320 保存部
321 隔壁
322、323 内部ユニット
324 入口
325 出口
330 シール線
340 連通管
341 ねじ

Claims (16)

  1. 少なくとも一つの内部ユニットと、保存物を導入するための少なくとも一つの入口と、少なくとも一つの出口が設けられた前処理部と、
    少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられた少なくとも一つの保存部とを含み、
    前記保存部の入口は前記前処理部の出口と連通するように連結されることを特徴とする保存バッグシステム。
  2. 前記保存部には少なくとも一つの出口がさらに設けられ、該出口は前記内部ユニットと連通するように連結される請求項1に記載の保存バッグシステム。
  3. 前記保存部の入口と、前記前処理部の出口とは連通管にて連通する請求項1に記載の保存バッグシステム。
  4. 前記連通管は取り外し可能である請求項3に記載の保存バッグシステム。
  5. 前記連通管は前記保存部の入口及び前記前処理部の出口と一体的に形成される請求項3に記載の保存バッグシステム。
  6. 前記前処理部の内部ユニットと少なくとも一つの前記前処理部の出口とは連通するように連結される請求項1に記載の保存バッグシステム。
  7. 前記前処理部には二つの前記内部ユニットが設けられ、前記各内部ユニットは少なくとも、一つの前記前処理部の出口と連通するように連結される請求項6に記載の保存バッグシステム。
  8. 前記保存部の少なくとも一つの内部ユニットはそれぞれ前記前処理部と連通するように連結される請求項1に記載の保存バッグシステム。
  9. 前記保存部の少なくとも一つの内部ユニットは共同で前記前処理部と連通するように連結される請求項1に記載の保存バッグシステム。
  10. 前記前処理部は保存物を導入する入口と、冷凍保存剤を導入する入口とを備える請求項1に記載の保存バッグシステム。
  11. 前記保存部には二つの内部ユニットが設けられている請求項1に記載の保存バッグシステム。
  12. 前記二つの内部ユニットの容積比率は1〜10である請求項11に記載の保存バッグシステム。
  13. 前記二つの内部ユニットの容積比率は5〜10である請求項12に記載の保存バッグシステム。
  14. 複数の前記保存部を含む請求項1に記載の保存バッグシステム。
  15. 少なくとも一つの内部ユニット、少なくとも一つの入口及び少なくとも一つの出口が設けられた前処理部と、
    少なくとも一つの内部ユニット及び少なくとも一つの入口が設けられた少なくとも一つの
    保存部とを含み、
    前記保存部の入口は前記前処理部の出口と連結され、
    前記保存バッグシステムは少なくとも一本のシール部をさらに含み、このシール部は各前記保存部の内部ユニットと前記前処理部との連通を遮断する保存バッグシステム。
  16. 前記前処理部の内部ユニットを、前記内部ユニット及び前記保存部の内部ユニットと連通しない一つの内部ユニットにさらに仕切るシール部をさらに含む請求項15に記載の保存バッグシステム。
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