JP3167657U - 螺旋加工用治具 - Google Patents

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亀井 勝
勝 亀井
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社会福祉法人ひびき福祉会
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Abstract

【課題】熟練した作業者でなくても、所定の幅を有し、切り込み面に所定の傾斜角度が形成された螺旋を短時間で板材に形成して、この螺旋状の切り込みを押し込んで美観に優れた立体化した凹状の窪みを設けることができる螺旋加工用治具を提供する。【解決手段】細い帯状切断刃3である糸鋸刃を備えた加工機にセットされ被加工材に螺旋状の切り込みを形成する螺旋加工用治具1であって、治具本体5には、被加工材を位置決めし被加工材と共に回転可能なテーブル2と、被加工材が位置決めされるテーブル2を糸鋸刃に対して遠近移動させる移動手段である台形ねじ軸4とを備え、治具本体5は、前記加工機に対して傾斜状態でセットされる。【選択図】図1

Description

本考案は、被加工材に形成する螺旋状の切り込みに関し、より詳細には切り込み面が螺旋の中心軸に対して所定の角度だけ傾斜した螺旋を形成する技術に関する。
従来から木製の板材に螺旋状の切り込みを設け、切り込みの表面を押し込んで凹状の窪みを形成するものはあった。凹状の窪みを備えた皿は、たとえば動物を模った置物などに取り付けられ、皿には携帯電話・匂い袋などが置かれる。螺旋状の切り込みを押し込んだとき、螺旋が重なって凹部が形成されるように、螺旋の切り込み面は、螺旋の中心軸に対して所定の角度傾斜している。
螺旋状の切り込みは糸鋸を用いて手作業で形成されるので、螺旋を形成するには熟練を要し、さらに所定の幅を均一に傾斜角度を付けて連続して形成することが難しい。所望の螺旋形状を得られない場合には、たとえば凹状の窪みを形成する螺旋の重なり部に隙間ができると共に幅も不均一になり、美観を損ねることがある。
本考案の目的は、熟練した作業者でなくても、所定の幅を有し、切り込み面に所定の傾斜角度が形成された螺旋状の切り込みを短時間で板材に形成して、この螺旋状の切り込みを押し込んで美観に優れた凹状の窪みを設けることができる螺旋加工用治具を提供することである。
この課題を解決するために請求項1の考案は、細い帯状切断刃を備えた加工機にセットされ被加工材に螺旋状の切り込みを形成する螺旋加工用治具であって、治具本体は、被加工材を位置決めし被加工材と共に回転可能なテーブルと、被加工材が位置決めされるテーブルを細い帯状切断刃に対して遠近移動させる移動手段とを備え、前記治具本体は、前記加工機に対して傾斜状態でセットされるものである。請求項2の考案は、テーブルはテーブルと同芯状に設けたプーリーとハンドルに設けたプーリーとの間にベルトを掛け渡すことにより回転可能に構成されているものである。請求項3の考案は、移動手段が、治具本体に回り止め状態で支持される台形ねじと、テーブルの回転軸芯に取り付けられる第1のスパイラルギアと、この第1のスパイラルギアに噛み合い前記台形ねじに取り付けられる第2のスパイラルギアと、第2のスパイラルギアと同芯状に一体的に設けられ前記台形ねじに噛み合う雌ねじ部材とからなるものである。
請求項1の考案によれば、熟練した作業者でなくても、所定の幅を有し、切り込み面に所定の傾斜角度が形成された螺旋を短時間で板材に形成して、この螺旋状の切り込みを押し込んで、美観に優れた凹状の窪みを設けることができる。
本考案の一実施の形態に係る螺旋加工用治具の斜視図である。 同螺旋加工用治具に被加工材を載置した状態の斜視図である。 同糸鋸盤又は帯鋸盤の作業テーブルに設置した同螺旋加工用治具の正面図である。 同螺旋状の切り込みが形成された被加工材の斜視図である。 同凹状の窪みを形成した被加工材を組み込んだ置物の斜視図である。
以下、本考案の一実施の形態について図1〜図5に基づいて説明する。螺旋加工用治具1は、被加工材10を位置決めし被加工材10と共に回転可能なテーブル2と、被加工材10を位置決めするテーブル2を細い帯状切断刃3に対して遠近移動させる移動手段である台形ねじ軸4と、治具本体5とを備える。
外周に台形ねじが形成された台形ねじ軸4は、治具本体5の底板6に固定される。台形ねじ軸4は、両端が支持部材7,8に固定された状態で底板6と平行に設置される。台形ねじ軸4の近傍には、台形ねじ軸4と平行にガイド棒9が設けられる。ガイド棒9は、台形ねじ軸4と同様に両端が支持部材7,8に固定される。
台形ねじ軸4にはナットが螺合している。ナットは、ナットに隣接して設置されるスパイラルギア11と一体的に形成され、スパイラルギア11に隣接してブッシュ12が設置される。スパイラルギア11とブッシュ12との端部には、スパイラルギア11とブッシュ12とを挟み込むように支持部材が設けられ、この支持部材は可動プレート13に固定される。
スパイラルギア11はスパイラルギア17と螺合している。スパイラルギア17を支持する支持軸18は、可動プレート13の上面から垂直に突出するように設けられており、スパイラルギア17の上面側に円形状のテーブル2が取り付けられる。テーブル2には被加工材10が載置される。テーブル2の表面には凸部19が2箇所設けられており、この凸部19が被加工材10に形成された凹部に勘合して被加工材10の位置決めをする。
テーブル2に載置された被加工材10を固定するために押圧部材20が設けられる。押圧部材20は、被加工材10の上面側に当接する円形の押圧部21と押圧部21の上部に上下方向に形成される軸部22とを備える。軸部22は、上下方向に移動可能な状態でアーム部材24に支持される。押圧部21が被加工材10の上面側に当接した状態で、軸部22がクランプレバー23で固定される。
可動プレート13の端部から伸延してハンドル25が設けられており、ハンドル25の下端にはプーリー26が設けられる。このプーリー26とスパイラルギア17の下端に設けられたプーリー27とがベルト28で連結されている。
螺旋加工用治具1は、細い帯状切断刃3が、テーブル2の軸心を通り台形ねじ軸4と平行な平面上に位置するように設置される。作業者がハンドル25を操作すると、ベルト28駆動されたテーブル2が回転する。テーブル2と一体的に回転するスパイラルギア17と噛合するスパイラルギア11が回転して、ナットに回転力が伝達される。テーブル2は、ハンドル25操作に従って回転するとともに、テーブル2の軸心を通り台形ねじ軸4と平行な平面に沿って、帯状切断刃3に近づくように移動する。ハンドル25の回転角度に対するテーブル2の移動距離は、スパイラルギア11と17との組み合わせを変えることによって調整することができる。なお、支持部材7に取り付けたボルト29を可動プレート13の側面30に当接させて可動プレート13の移動範囲が規制されている。
螺旋加工用治具1は、テーブル2の軸心が帯状切断刃3に対して所定の角度αだけ傾いた状態で糸鋸盤又は帯鋸盤の作業テーブル36に取り付けられるために、底板6の下部に取り付け板34を備えている。螺旋加工後の凹状の窪み37は、切断刃の刃厚、切り込み面の傾斜角度βおよび被加工材10の厚みの兼ね合いによって、深すぎたり浅すぎたりするので、本実施の形態では、テーブル2の軸心は帯状切断刃3に対してα=5°〜12°だけ傾いた状態で取り付けられる。
ここで、螺旋を形成する手順について糸鋸盤を例として説明する。まず、被加工材10である木製の板に帯状切断刃3である糸鋸刃を通すための貫通孔35が開けられる。貫通孔35が形成された被加工材10はテーブル2に設置される。このとき被加工材10の凹部にテーブル2の凸部19が嵌合されて位置決めされる。テーブル2に載置した被加工材10の上面に押圧部21を当接させた状態で、押圧部材20の軸部22をクランプレバー23で固定する。螺旋加工用治具1は、糸鋸刃が貫通孔35に挿通された状態で作業テーブル36に固定される。
作業者は、糸鋸盤が稼働した状態でハンドル25を回すと、ベルト28駆動されたテーブル2が回転するとともに、スパイラルギア17に回転力が伝達されて、スパイラルギア17が噛合するスパイラルギア11と一体に形成され台形ねじ軸4に噛合するナットが、台形ねじ軸4に沿って移動する。ナットが台形ねじ軸4に沿って糸鋸刃に近づく方向にハンドル25を回して行くと、被加工材10は、ハンドル25の回転角度に対応した角度だけ回転するとともに、ハンドル25の回転角度に対応した距離だけ糸鋸刃に近付いて行く。これによって被加工材10には、一定の間隔をもった螺旋の切り込みが形成される。このときテーブル2の軸心が糸鋸盤の作業テーブル36に対してα=5°〜12°だけ傾いているので、螺旋の切り込み面は、螺旋の軸心方向に設定した角度だけ傾いた状態で形成される。
作業者が熟練していない場合であっても、形成された螺旋は一定の切り込み幅Wを備え、切り込み面には傾斜角度βが設定されているので、螺旋状の切り込みを押し込んで形成した凹状の窪み37は、均一で美観に優れたものとなる。
螺旋の大きさは、切り込み開始時のテーブル2位置を変えることによって、任意に変更することができ、被加工材10の切り込み幅Wは、スパイラルギア11,17のギア比と台形ねじ軸4のピッチとを適当に選択することによって、任意に選択することができる。本実施の形態では、ハンドル25を操作してテーブル2を回転させるが、これに限定されるものではなく、作業者が直接テーブル2を持って回転させるものでも良い。図5は、凹状の窪み37が形成された被加工材10を組み込んだ置物を示す。凹状の窪み37には、たとえば携帯電話・匂い袋などの小物が置かれる。
このように、細い帯状切断刃3である糸鋸刃を備えた加工機にセットされ被加工材10に螺旋状の切り込みを形成する螺旋加工用治具1であって、治具本体5は、被加工材10を位置決めし被加工材10と共に回転可能なテーブル2と、被加工材10が位置決めされるテーブル2を糸鋸刃に対して遠近移動させる移動手段である台形ねじ軸4とを備え、前記治具本体5は、前記加工機に対して傾斜状態でセットされるので、熟練した作業者でなくても、所定の幅Wを有し、切り込み面に傾斜角度βが設定された螺旋を短時間で板材に形成して、この螺旋状の切り込みを押し込んで美観に優れた凹状の窪み37を設けることができる。
さらに、テーブル2は、テーブル2と同芯状に設けたプーリー27とハンドル25に設けたプーリー26との間にベルト28を掛け渡すことにより回転可能に構成されているので、作業者は、被加工材10を直接回転させることなくハンドル25を操作して螺旋の切り込みを形成することができる。
さらに、台形ねじ軸4が、治具本体5に回り止め状態で支持される台形ねじ軸4と、テーブル2の回転軸芯に取り付けられる第1のスパイラルギア17と、この第1のスパイラルギア17に噛み合い台形ねじ軸4に取り付けられる第2のスパイラルギア11と、第2のスパイラルギア11と同芯状に一体的に設けられ台形ねじ軸4に噛み合う雌ねじ部材であるナットとからなるので、作業者が熟練していない場合であっても、形成された螺旋状の切り込みは、一定の切り込み幅Wを備え、切り込み面には一定の傾斜角度βが形成される。
1 螺旋加工用治具
2 テーブル
3 帯状切断刃
4 台形ねじ軸
5 治具本体
6 底板
7,8 支持部材
9 ガイド棒
10 被加工材
11,17 スパイラルギア
12 ブッシュ
13 可動プレート
18 支持軸
19 凸部
20 押圧部材
21 押圧部
22 軸部
23 クランプレバー
24 アーム部材
25 ハンドル
26,27 プーリー
28 ベルト
29 ボルト
30 側面
34 取り付け板
35 貫通孔
36 作業テーブル
37 凹状の窪み

Claims (3)

  1. 細い帯状切断刃を備えた加工機にセットされ被加工材に螺旋状の切り込みを形成する螺旋加工用治具であって、
    治具本体は、被加工材を位置決めし被加工材と共に回転可能なテーブルと、
    被加工材が位置決めされるテーブルを細い帯状切断刃に対して遠近移動させる移動手段とを備え、
    前記治具本体は、前記加工機に対して傾斜状態でセットされることを特徴とする螺旋加工用治具。
  2. テーブルはテーブルと同芯状に設けたプーリーとハンドルに設けたプーリーとの間にベルトを掛け渡すことにより回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の螺旋加工用治具。
  3. 移動手段は、治具本体に回り止め状態で支持される台形ねじと、テーブルの回転軸芯に取り付けられる第1のスパイラルギアと、この第1のスパイラルギアに噛み合い前記台形ねじに取り付けられる第2のスパイラルギアと、第2のスパイラルギアと同芯状に一体的に設けられ前記台形ねじに噛み合う雌ねじ部材とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の螺旋加工用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107953423A (zh) * 2017-12-26 2018-04-24 重庆羽铠门业有限公司 一种木材加工过程中的固定装置

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