JP3167511U - オゾン油脂分解装置 - Google Patents

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邦明 丹羽
邦明 丹羽
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【課題】オゾン油脂分解装置をコンパクトに構成することが可能になり、どのような場所でも簡単に設置することができるオゾン油脂分解装置を提供する。【解決手段】空気に紫外線を照射してオゾンを発生せしめるオゾン発生装置10と、オゾン発生装置10に空気を供給するエアポンプ20と、グリーストラップの底部に配置され、オゾン発生装置10で発生したオゾンをグリーストラップ内に供給せしめる散気管を設ける。オゾン発生装置10に、エアポンプ20から空気を供給するハウジング内に紫外線ランプを設ける。紫外線ランプの安定器をハウジング外に設置した箱状の隔離容器40の内部に収納する。隔離容器40の上面からオゾン発生装置10のハウジングが突出するように設置する。ハウジングに隣接する隔離容器40の上面にエアポンプ20を設置する。【選択図】図1

Description

本考案は、主に、グリーストラップの油分や沈殿物を分解するのに好適なオゾン油脂分解装置に関するものである。
グリーストラップとは、主に厨房の排水口に備えられ、バスケット、水槽、トラップにより構成されている。厨房から排出された排水は、バスケットを通って水槽に貯水される。食べ物カスや大きなゴミ等の固体はバスケットで受け取られ、液体の排水のみが水槽に溜まる。トラップは、仕切り板を数枚用いて水槽内部が分割され、油分は水槽上部に集まり、水槽下部の排水のみが下水に排出される。
このグリーストラップは定期的な清掃が必要である。バスケットで捕集できなかったゴミ等が水槽の底に沈殿し、油が水槽上部で凝固してしまうからである。この清掃には、スクーパと呼ばれる網などを用いて、沈殿したゴミや油を掬い取る。また、水槽上部で凝固した油分は、グリーストラップ向けの洗剤や油吸着などが提供されているが、べとついた油分の清掃は極めて困難な作業になっている。
そこで、特許文献1や特許文献2に記載のように、オゾンの性質を利用してこのグリーストラップ内の油分や沈殿物を分解する洗浄方法や装置が提案されている。
特許文献1に記載の浄化方法は、グリーストラップに隣接する位置に、エアポンプとオゾン発生装置とを配備し、該オゾン発生装置から得られるオゾンをグリーストラップの底部に配置した散気管に供給し、エアレーションにて浄化する方法である。
また、特許文献2に記載の浄化装置は、オゾン発生器の能力を高めるようにしたもので、平行配置された冷陰極管からなるオゾン発生体を構成し、このオゾン発生体をハウジングの上部から内部に吊下げた装置である。
特開2003−320383号公報 特許第4320236号公報
特許文献1に記載のごとく、従来の浄化方法では、グリーストラップに隣接する位置に、エアポンプやオゾン発生装置等を個々に設置している。そのため、これらの装置を個別に設置する工事が必要になる。ところが、一般にグリーストラップの周辺スペースは建物によって大きく異なるので、エアポンプやオゾン発生装置等を個々に設置するたびに異なった設置手段が必要になっていた。そのため、設置工事に多くの手間やコストを費やしていた。
一方、特許文献2に記載の浄化装置は、オゾン発生器の能力を高めるために、一対の冷陰極管を平行に配置したものである。そのため、オゾン発生器自体のサイズが大きく嵩張るものになり、スペースが限られているグリーストラップの周辺に設置するには設置工事が更に困難になるおそれがあった。
しかも、オゾンの発生量を増加せしめるには、特許文献2のように、紫外線ランプの出力を高める必要がある。ところが、グリーストラップの浄化ができるように紫外線ランプの出力を高めると、この紫外線ランプからの発熱量が大きくなり、周辺の機器に悪影響を与える不都合があった。そのため、オゾン油脂分解装置をコンパクトにすることは困難になっており、従来では、これらの各装置を個別に配することで、紫外線ランプから発生する熱の弊害を防止していた。
そこで本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、紫外線ランプの出力を高めながらオゾン油脂分解装置をコンパクトに構成することが可能になり、どのような場所でも簡単に設置することができ、しかも、グリーストラップ内の油脂や沈殿物を十分に分解できる量のオゾンを発生させることができるオゾン油脂分解装置の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく、本考案の第1の手段は、空気に紫外線を照射してオゾンを発生せしめるオゾン発生装置10と、該オゾン発生装置10に空気を供給するエアポンプ20と、グリーストラップPの底部に配置されオゾン発生装置10で発生したオゾンをグリーストラップP内に供給せしめる散気管30と、を備えたオゾン油脂分解装置において、
オゾン発生装置10は、エアポンプ20から空気を供給するハウジング11内に紫外線ランプ12を備え、該紫外線ランプ12に接続する安定器13をハウジング11外に設置した箱状の隔離容器40の内部に収納すると共に、該隔離容器40の上面からオゾン発生装置10のハウジング11が突出するように設置し、該ハウジング11に隣接する隔離容器40の上面にエアポンプ20を設置したことにある。
第2の手段において、前記隔離容器40は、前記安定器13を収納する容器本体41と、該容器本体41の開口上部を施蓋する放熱用蓋体42とで構成され、該放熱用蓋体42に前記オゾン発生装置10のハウジング11を立設している。
第3の手段は、前記オゾン発生装置10のハウジング11をステンレス材にて筒状に形成すると共に、該ハウジング11の下部に空気導入口14を設け、ハウジング11の上部にオゾン排出口15を設けたものである。
第4の手段において、前記安定器13は、収納ボックス13A内に収納され、該収納ボックス13Aの上蓋13Bにアルミパネルを使用したことにある。
本考案の請求項1に記載のごとく、紫外線ランプ12に接続する安定器13をハウジング11外に設置した箱状の隔離容器40の内部に収納すると共に、該隔離容器40の上面からオゾン発生装置10のハウジング11が突出するように設置し、該ハウジング11に隣接する隔離容器40の上面にエアポンプ20を設置したことにより、紫外線ランプの出力を高めながらオゾン油脂分解装置をコンパクトに構成することが可能になった。この結果、どのような場所でも簡単に設置することができ、しかも、グリーストラップ内の油脂や沈殿物を十分に分解できる量のオゾンを発生させることができる。
請求項2によると、隔離容器40は、前記安定器13を収納する容器本体41と、該容器本体41の開口上部を施蓋する放熱用蓋体42とで構成され、該放熱用蓋体42に前記オゾン発生装置10のハウジング11を立設しているので、紫外線ランプ12の出力を高めて高温になっても、ハウジング11が外部に放熱し、放熱用蓋体42が放熱した熱を遮断するので、安定器13に悪影響を与えるおそれは解消された。したがって、グリーストラップ内の油脂や沈殿物を十分に分解できる量のオゾンを発生させることができる。しかも、放熱用蓋体42に前記オゾン発生装置10のハウジング11を立設しているので、放熱用蓋体42を取り外すと共に、オゾン発生装置10のハウジング11も取り外すことが可能になり、紫外線ランプ12の交換作業も容易に行うことができる。
請求項3により、オゾン発生装置10のハウジング11をステンレス材にて筒状に形成すると共に、該ハウジング11の下部に空気導入口14を設け、ハウジング11の上部にオゾン排出口15を設けたものであるから、ハウジング11に供給した大容量の空気を効果的にオゾンに変化させることができる。
請求項4により、安定器13を収納している上蓋13Bのアルミパネルが放熱性を高めているので、熱による安定器13の故障を更に防止することができる。
本考案の一実施例を示す正面図である。 本考案の一実施例を示す平面図である。 本考案のオゾン発生装置と隔離容器の一実施例を示す縦断面図である。 本考案の隔離容器の一実施例を示す平断面図である。 本考案の使用状態を示す概略図である。
以下、本考案を図示例に基づいて説明する。本考案は、グリーストラップP内の油脂や沈殿物を分解し、水溶性に変えて排出させるものである(図5参照)。
本考案の基本構成は、空気に紫外線を照射してオゾンを発生せしめるオゾン発生装置10と、該オゾン発生装置10に空気を供給するエアポンプ20と、グリーストラップPの底部に配置されオゾン発生装置10で発生したオゾンをグリーストラップP内に供給せしめる散気管30と、そしてオゾン発生装置10の安定器13を収納する隔離容器40とで構成される(図1、図5参照)。
オゾン発生装置10は、ハウジング11とハウジング11内に備えられた紫外線ランプ12と、ハウジング11の外部に装着された安定器13とで構成されている(図3参照)。ハウジング11は、エアポンプ20から空気を供給する筒状を成すもので、紫外線を漏らさず、耐候性に優れたステンレス材にて形成している。このハウジング11の下部には空気導入口14を設け、後述するエアポンプ20からハウジング11内に空気を供給する(図2参照)。また、ハウジング11の上部にはオゾン排出口15を設け、後述する散気管30にオゾンを排出する構造である(図1参照)。
紫外線ランプ12は冷陰極タイプを使用する。この紫外線ランプ12は、放電式のオゾン発生装置のような毒性物質となる窒素酸化物は生成せずに空気をオゾンに変化させることができる。しかも、グリーストラップPに供給したオゾンは、油脂や堆積物を分解した後は酸素に変わるので、グリーストラップPの油脂を分解するために十分なオゾンを供給しても、オゾンの安全基準を超えることはない。
オゾン発生装置10の安定器13は、ハウジング11外に設置した隔離容器40の内部に収納されている(図3参照)。この安定器13は、更に収納ボックス13Aに収納されており、該収納ボックス13Aの上蓋13Bにアルミパネルを使用したものである(図4参照)。この場合、収納ボックス13Aを合成樹脂材で形成し、上蓋13Bのみにアルミパネルを使用するほか、収納ボックス13A全体をアルミ材で形成することも可能である。
隔離容器40は、安定器13を収納する容器本体41と、該容器本体41の開口上部を施蓋する放熱用蓋体42とで構成されている(図1参照)。そして、放熱用蓋体42の上面からオゾン発生装置10のハウジング11が突出するように設置する。また、このハウジング11に隣接する放熱用蓋体42の上面にエアポンプ20を設置している。この隔離容器40は、耐候性に優れたステンレス材を使用しており、放熱用蓋体42を容器本体41に固定ネジ43で固定する。
エアポンプ20は、防雨型のブロアーポンプを使用している。図示例では、隔離容器40の放熱用蓋体42上に着脱自在に載置しており、エアポンプ20の交換を容易にしている。また、エアポンプ20の排出口21とハウジング11の空気導入口14とが最短距離になるようにパイプ22で連結している(図1参照)。
散気管30は、グリーストラップPの底部に配置されオゾン発生装置10で発生したオゾンをグリーストラップP内に供給せしめる部材である(図5参照)。図示例の散気管30は、ハウジング11のオゾン排出口15に連結する連結管31と、グリーストラップPの底部に配置した散気口32とで構成している。
本考案において、オゾン発生装置10、エアポンプ20、散気管30、隔離容器40は図示例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができるものである。また、本考案オゾン油脂分解装置は、グリーストラップP内の油脂等を分解する他、室内の空気殺菌装置として使用するなど、紫外線ランプ12やエアポンプ20の出力を変更するなど、オゾンの発生量を調整することで他の用途にも利用することができる。
P グリーストラップ
10 オゾン発生装置
11 ハウジング
12 紫外線ランプ
13 安定器
13A 収納ボックス
13B 上蓋
14 空気導入口
15 オゾン排出口
20 エアポンプ
21 排出口
22 パイプ
30 散気管
31 連結管
32 散気口
40 隔離容器
41 容器本体
42 放熱用蓋体
43 固定ネジ

Claims (4)

  1. 空気に紫外線を照射してオゾンを発生せしめるオゾン発生装置と、該オゾン発生装置に空気を供給するエアポンプと、グリーストラップの底部に配置されオゾン発生装置で発生したオゾンをグリーストラップ内に供給せしめる散気管と、を備えたオゾン油脂分解装置において、
    オゾン発生装置は、エアポンプから空気を供給するハウジング内に紫外線ランプを備え、該紫外線ランプに接続する安定器をハウジング外に設置した箱状の隔離容器の内部に収納すると共に、該隔離容器の上面からオゾン発生装置のハウジングが突出するように設置し、該ハウジングに隣接する隔離容器の上面にエアポンプを設置したことを特徴とするオゾン油脂分解装置。
  2. 前記隔離容器は、前記安定器を収納する容器本体と、該容器本体の開口上部を施蓋する放熱用蓋体とで構成され、該放熱用蓋体に前記オゾン発生装置のハウジングを立設した請求項1記載のオゾン油脂分解装置。
  3. 前記オゾン発生装置のハウジングをステンレス材にて筒状に形成すると共に、該ハウジングの下部に空気導入口を設け、ハウジングの上部にオゾン排出口を設けた請求項1記載のオゾン油脂分解装置。
  4. 前記安定器は、収納ボックス内に収納され、該収納ボックスの上蓋にアルミパネルを使用した請求項1記載のオゾン油脂分解装置。
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