JP3167317U - 機器収容容器および電子体温計 - Google Patents
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Abstract
【課題】被収容部品を容易に取り出すことができる機器収容容器を得る。【解決手段】機器収容容器100は、開口部52Hを有し、電池42(被収容部品)を収容する収容部52と、開口部52Hを塞ぐように収容部52に貼着されるシート状の蓋部材70と、を備え、蓋部材70は、収容部52側に位置する第1シート部材71と、収容部52とは反対の第1シート部材71の表面側に位置する第2シート部材72とを含み、蓋部材70を収容部52から剥がす際において、蓋部材70は、第1シート部材71よりも第2シート部材72の方が剥がれ易い剥離領域60を有する。【選択図】図2
Description
本考案は、機器収容容器および電子体温計に関し、特に、電子部品などの被収容部品を収容する機器収容容器、およびその機器収容容器を備えた電子体温計に関する。
特開2001−222984号公報(特許文献1)には、電池ケースの分解構造に関する考案が開示される。特許文献1によれば、電池ケースの下蓋の底を分解することによって、被収容部品としての電池を取り出すことができると述べられている。
特開2007−067298号公報(特許文献2)には、電子機器に関する考案が開示される。特許文献2によれば、リブを切断して板材を除去することによって、被収容部品としての内蔵電子機器を取り出すことができると述べられている。
本考案は、被収容部品を容易に取り出すことができる機器収容容器およびその機器収容容器を備えた電子体温計を提供することを目的とする。
本考案に基づく機器収容容器は、開口部を有し、被収容部品を収容する収容部と、上記開口部を塞ぐように上記収容部に貼着されるシート状の蓋部材と、を備え、上記蓋部材は、上記収容部側に位置する第1シート部材と、上記収容部とは反対の上記第1シート部材の表面側に位置する第2シート部材とを含み、上記蓋部材を上記収容部から剥がす際において、上記蓋部材は、上記第1シート部材よりも上記第2シート部材の方が剥がれ易い剥離領域を有する。
好ましくは、上記剥離領域において、上記第1シート部材の上記収容部に対する貼着力よりも、上記第2シート部材の上記第1シート部材に対する貼着力の方が低く設けられている。
好ましくは、上記収容部は、上記開口部の周縁に、上記収容部の外表面よりも内部側に後退する段差部が設けられ、上記第1シート部材の周縁部は、上記段差部に貼着され、上記第2シート部材は、上記第1シート部材を覆うようにして、上記第1シート部材および上記収容部の上記外表面に貼着される。
好ましくは、上記第2シート部材には、上記剥離領域と上記剥離領域でない領域との境界に切れ込みが設けられる。
好ましくは、上記剥離領域には、上記第2シート部材が剥がれた際に視認可能な表示が設けられる。
好ましくは、上記開口部は、上記蓋部材を上記収容部から剥がした後に、上記収容部内に収容された上記被収容部品を取出すための開口である。好ましくは、上記被収容部品は、電池である。
本考案に基づく電子体温計は、本考案に基づく上記の機器収容容器を備え、上記機器収容容器内に、被測定者の体温を測定するために用いられる上記被収容部品を収容した。
本考案によれば、被収容部品を容易に取り出すことができる機器収容容器およびその機器収容容器を備えた電子体温計を得ることができる。
本考案に基づいた各実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本考案の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。各実施の形態の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。特に制限が無い限り、各実施の形態に示す構成を適宜組み合わせて用いることは、当初から予定されていることである。
[実施の形態1]
図1〜図3を参照して、本実施の形態における機器収容容器100について説明する。図1は、機器収容容器100を示す平面図である。図2は、図1中のII−II線に関する矢視断面図である。図3は、機器収容容器100の第2シート部材72(詳細は後述する)が剥離領域60(詳細は後述する)において剥がされた状態を示す斜視図である。
図1〜図3を参照して、本実施の形態における機器収容容器100について説明する。図1は、機器収容容器100を示す平面図である。図2は、図1中のII−II線に関する矢視断面図である。図3は、機器収容容器100の第2シート部材72(詳細は後述する)が剥離領域60(詳細は後述する)において剥がされた状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、機器収容容器100は、収容部52およびシート状の蓋部材70を備える。収容部52は、たとえば樹脂製の部材から、中空の直方体状に形成される。収容部52は、開口部52H(図2参照)を有する。
収容部52の内部には、表示パネル31(図1参照)等に電力を供給する電池42(被収容部品)が収容される。電池42から表示パネル31への電力は、電源スイッチ37(図1参照)が押下されることによって供給されたり、切断されたりする。電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内に収容されることができる。電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内から外部に取り出されることもできる。
蓋部材70は、全体としてシート状に形成され、開口部52Hを塞ぐように収容部52に対して貼着される。開口部52Hを塞ぐように収容部52に貼着された蓋部材70は、必要に応じて収容部52から剥がされる。蓋部材70が収容部52から剥がされることによって、開口部52Hが露出する。電池42などの被収容部品は、開口部52Hを通して取り出されることが可能となる。
蓋部材70についてより詳細に説明する。蓋部材70は、収容部52側に位置する第1シート部材71と、収容部52とは反対の第1シート部材71の表面に位置する第2シート部材72とを含む。第1シート部材71および第2シート部材72は、平面視矩形状にそれぞれ同じ大きさで形成される。
第1シート部材71は、開口部52Hを塞ぐように収容部52に対して貼着される。第1シート部材71の周縁部71Pと開口部52H周りに位置する収容部52の外表面52Gとが相互に接合される。第2シート部材72は、第1シート部材71を覆うようにして第1シート部材71の表面に貼着される。
蓋部材70は、蓋部材70の外周縁上の任意の位置に、剥離領域60を有する。図1に示すように、本実施の形態における剥離領域60は、機器収容容器100の長手方向(図1紙面左右方向)において、電池42が収容される側の端部に平面視U字形状に設けられる。同図に示すように、剥離領域60は、機器収容容器100の長手方向(図1紙面左右方向)において、電池42が収容される側とは反対側の端部に平面視U字形状に設けられていてもよい。
剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(外表面52G)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71(周縁部71P)に対する貼着力の方が低い。蓋部材70を収容部52から剥がす際、剥離領域60においては、第1シート部材71よりも第2シート部材72の方が剥がれ易い。
図1に示すように、剥離領域60において第2シート部材72が平面視U字形状に剥がれ易くするために、第2シート部材72には平面視U字形状の切れ込み61が設けられていてもよい。切れ込み61は、剥離領域60と剥離領域60でない領域との境界線上に位置する。切れ込み61は、第2シート部材72を厚さ方向に切断していてもよく(図2に示す態様)、第2シート部材72を厚さ方向に部分的に切断していてもよい。切れ込み61は、連続線状に設けられていてもよく(図1に示す態様)、ミシン目状に設けられていてもよい。
(作用・効果)
図3を参照して、上述のとおり、開口部52Hを塞ぐように収容部52に貼着された蓋部材70は、必要に応じて収容部52から剥がされる。たとえば、環境保全などの観点から、電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する場合に、蓋部材70は収容部52から剥がされる。
図3を参照して、上述のとおり、開口部52Hを塞ぐように収容部52に貼着された蓋部材70は、必要に応じて収容部52から剥がされる。たとえば、環境保全などの観点から、電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する場合に、蓋部材70は収容部52から剥がされる。
蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して第1シート部材71から剥がされる(矢印AR参照)。上述のとおり、剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(外表面52G)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71(周縁部71P)に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、第1シート部材71から容易に剥がされることができる。
次に、剥離領域60における第2シート部材72が剥がされることによってU字形状に露出した第1シート部材71の周縁部71Pが、手指などを利用して収容部52(外表面52G)から引き剥がされる。第1シート部材71が収容部52から剥がされることによって、収容部52の開口部52Hが露出する。収容部52内に収容された電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内から外部に容易に取り出されることができる。
第1シート部材71を収容部52(外表面52G)から引き剥がす際には、剥離領域60における第1シート部材71に対してU字形状に剥がされた第2シート部材72(剥離部分72U)を利用してもよい。第2シート部材72の剥離部分72Uが、手指などを利用して収容部52から離れる方向に引っ張られる。第1シート部材71も同方向に引っ張られる。第1シート部材71は、剥離部分72Uを利用することによって収容部52からさらに容易に剥がされることが可能となる。
したがって、本実施の形態における機器収容容器100によれば、手指などを利用して蓋部材70を収容部52から容易に剥がすことができる。電池42などの被収容部品は、容易に取り出されることができる。電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する際に、機器収容容器100は、冒頭に説明した特開2001−222984号公報(特許文献1)および特開2007−067298号公報(特許文献2)に開示される考案とは異なり、ニッパまたは精密ドライバーなどを使用しなくてもよく、利便性が高い。
ここで、剥離領域60において第1シート部材71から第2シート部材72が剥がされた場合に、所定の警告内容などを記載した表示80(図3参照)が露出するように構成されていてもよい。本実施の形態における表示80は、第1シート部材71の周縁部71P上に印字される。剥離領域60において第2シート部材72が積極的に剥がされ易いように構成した上で、その第2シート部材72が剥がされることによって露出する部分に表示80が設けられる。
剥離領域60における第2シート部材72が第1シート部材71から剥がされたとしても、第1シート部材71によって収容部52における防水性は確保されている。剥離領域60における第2シート部材72が第1シート部材71から剥がされることによって、蓋部材70の全体としては、収容部52から剥がされ易い状態となっている。機器収容容器100の使用者などが表示80から注意を喚起されることによって、蓋部材70(第1シート部材71)が意に反して剥がされてしまうことは抑制されることができる。表示80が設けられることによって、収容部52における防水性が破壊されることは抑制されることができる。
[実施の形態1の変形例]
(第1変形例)
図4を参照して、本変形例における機器収容容器101について説明する。図4は、機器収容容器101を示す断面図である。図4は、上述の実施の形態1における図2に対応している。
(第1変形例)
図4を参照して、本変形例における機器収容容器101について説明する。図4は、機器収容容器101を示す断面図である。図4は、上述の実施の形態1における図2に対応している。
機器収容容器101においては、第1シート部材71の幅よりも、第2シート部材72の幅の方が小さい。第2シート部材72は、第1シート部材71上における幅方向の中央に位置する。第2シート部材72は、第1シート部材71を部分的に覆うようにして第1シート部材71の表面に貼着される。
剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(外表面52G)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71(周縁部71P)に対する貼着力の方が低い。蓋部材70を収容部52から剥がす際、剥離領域60においては、第1シート部材71よりも第2シート部材72の方が剥がれ易い。
(作用・効果)
蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して第1シート部材71から剥がされる。剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(外表面52G)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、第1シート部材71から容易に剥がされることができる。
蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して第1シート部材71から剥がされる。剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(外表面52G)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、第1シート部材71から容易に剥がされることができる。
次に、第1シート部材71の周縁部71Pが、手指などを利用して収容部52(外表面52G)から引き剥がされる。第1シート部材71を収容部52(外表面52G)から引き剥がす際には、剥離領域60における第1シート部材71に対して剥がされた第2シート部材72を利用してもよい。第1シート部材71が収容部52から剥がされることによって、収容部52の開口部52Hが露出する。収容部52内に収容された電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内から外部に容易に取り出されることができる。
したがって、本変形例おける機器収容容器101によっても、手指などを利用して蓋部材70を収容部52から容易に剥がすことができる。電池42などの被収容部品は、容易に取り出されることができる。電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する際に、機器収容容器101は、冒頭に説明した特開2001−222984号公報(特許文献1)および特開2007−067298号公報(特許文献2)に開示される考案とは異なり、ニッパまたは精密ドライバーなどを使用しなくてもよく、利便性が高い。
(第2変形例)
図5および図6を参照して、本変形例における機器収容容器102について説明する。図5は、機器収容容器102を示す断面図である。図5は、上述の実施の形態1における図2に対応している。図6は、機器収容容器101の第2シート部材72が剥離領域60において剥がされた状態を示す斜視図である。
図5および図6を参照して、本変形例における機器収容容器102について説明する。図5は、機器収容容器102を示す断面図である。図5は、上述の実施の形態1における図2に対応している。図6は、機器収容容器101の第2シート部材72が剥離領域60において剥がされた状態を示す斜視図である。
図5に示すように、機器収容容器102においては、第2シート部材72の幅よりも、第1シート部材71の幅の方が小さい。収容部52には、開口部52Hの周縁に、段差部52Jが設けられる。段差部52Jは、収容部52の外表面52Gよりも内部側(図5紙面下方側)に後退するように設けられる。
第1シート部材71は、段差部52J内に位置決めされた状態で、段差部52Jに貼着される。第1シート部材71の周縁部71Pが、段差部52Jに貼着される。第2シート部材72は、第1シート部材71を覆うようにして、第1シート部材71および収容部52の外表面52Gに貼着される。
剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の収容部52(外表面52G)に対する貼着力の方が低い。蓋部材70を収容部52から剥がす際、剥離領域60においては、第1シート部材71よりも第2シート部材72の方が剥がれ易い。
(作用・効果)
図6を参照して、蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して収容部52から剥がされる(矢印AR参照)。上述のとおり、剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の収容部52(外表面52G)に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、収容部52(外表面52G)から容易に剥がされることができる。
図6を参照して、蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して収容部52から剥がされる(矢印AR参照)。上述のとおり、剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の収容部52(外表面52G)に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、収容部52(外表面52G)から容易に剥がされることができる。
次に、第1シート部材71の周縁部71Pが、手指などを利用して収容部52(段差部52J)から引き剥がされる。第1シート部材71が収容部52から剥がされることによって、収容部52の開口部52Hが露出する。収容部52内に収容された電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内から外部に容易に取り出されることができる。
第1シート部材71を収容部52(段差部52J)から引き剥がす際には、剥離領域60における収容部52に対してU字形状に剥がされた第2シート部材72(剥離部分72U)を利用してもよい。第2シート部材72の剥離部分72Uが、手指などを利用して収容部52から離れる方向に引っ張られる。第1シート部材71も同方向に引っ張られる。第1シート部材71は、剥離部分72Uを利用することによって収容部52からさらに容易に剥がされることが可能となる。
したがって、本変形例おける機器収容容器102によっても、手指などを利用して蓋部材70を収容部52から容易に剥がすことができる。電池42などの被収容部品は、容易に取り出されることができる。電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する際に、機器収容容器102は、冒頭に説明した特開2001−222984号公報(特許文献1)および特開2007−067298号公報(特許文献2)に開示される考案とは異なり、ニッパまたは精密ドライバーなどを使用しなくてもよく、利便性が高い。
ここで、剥離領域60において収容部52から第2シート部材72が剥がされた場合に、所定の警告内容などを記載した表示80(図6参照)が露出するように構成されていてもよい。本実施の形態における表示80は、収容部52の外表面52G上に印字される。剥離領域60において第2シート部材72が積極的に剥がされ易いように構成した上で、その第2シート部材72が剥がされることによって露出する部分に表示80が設けられる。
剥離領域60における第2シート部材72が収容部52から剥がされたとしても、第1シート部材71によって収容部52における防水性は確保されている。剥離領域60における第2シート部材72が収容部52から剥がされることによって、蓋部材70の全体としては、収容部52から剥がされ易い状態となっている。機器収容容器102の使用者などが表示80から注意を喚起されることによって、蓋部材70(第1シート部材71)が意に反して剥がされてしまうことは抑制されることができる。表示80が設けられることによって、収容部52における防水性が破壊されることは抑制されることができる。
(第3変形例)
図7を参照して、本変形例における機器収容容器103について説明する。図7は、機器収容容器103を示す断面図である。図7は、上述の実施の形態1における図2に対応している。
図7を参照して、本変形例における機器収容容器103について説明する。図7は、機器収容容器103を示す断面図である。図7は、上述の実施の形態1における図2に対応している。
機器収容容器103においては、第1シート部材71の幅よりも、第2シート部材72の方が小さい。第2シート部材72は、第1シート部材71上における幅方向の中央に位置する。第2シート部材72は、第1シート部材71を部分的に覆うようにして第1シート部材71の表面に貼着される。
収容部52には、上述の第2変形例(図5参照)と同様に、開口部52Hの周縁に、段差部52Jが設けられる。段差部52Jは、収容部52の外表面52Gよりも内部側(図7紙面下方側)に後退するように設けられる。
第1シート部材71は、段差部52J内に位置決めされた状態で、段差部52Jに貼着される。第1シート部材71の周縁部71Pが、段差部52Jに貼着される。
剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第2シート部材72に対する貼着力の方が低い。蓋部材70を収容部52から剥がす際、剥離領域60においては、第1シート部材71よりも第2シート部材72の方が剥がれ易い。
(作用・効果)
蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して第1シート部材71から剥がされる。剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、第1シート部材71から容易に剥がされることができる。
蓋部材70を収容部52から剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72が、手指などを利用して第1シート部材71から剥がされる。剥離領域60においては、第1シート部材71の収容部52(段差部52J)に対する貼着力よりも、第2シート部材72の第1シート部材71に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72は、第1シート部材71から容易に剥がされることができる。
次に、第1シート部材71の周縁部71Pが、手指などを利用して収容部52(外表面52G)から引き剥がされる。第1シート部材71を収容部52(外表面52G)から引き剥がす際には、剥離領域60における第1シート部材71に対して剥がされた第2シート部材72を利用してもよい。第1シート部材71が収容部52から剥がされることによって、収容部52の開口部52Hが露出する。収容部52内に収容された電池42は、開口部52Hを通して、収容部52内から外部に容易に取り出されることができる。
したがって、本変形例おける機器収容容器103によっても、手指などを利用して蓋部材70を収容部52から容易に剥がすことができる。電池42などの被収容部品は、容易に取り出されることができる。電池42を収容部52および蓋部材70とは分別して回収または廃棄する際に、機器収容容器103は、冒頭に説明した特開2001−222984号公報(特許文献1)および特開2007−067298号公報(特許文献2)に開示される考案とは異なり、ニッパまたは精密ドライバーなどを使用しなくてもよく、利便性が高い。
[実施の形態2]
図8〜図10を参照して、本実施の形態における電子体温計200について説明する。図8は、電子体温計200の分解された状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。図9は、図8中のIX−IX線に関する矢視断面図である(電子体温計200としては組み立てられた状態が示される)。図10は、電子体温計200の機能ブロックを示す図である。
図8〜図10を参照して、本実施の形態における電子体温計200について説明する。図8は、電子体温計200の分解された状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。図9は、図8中のIX−IX線に関する矢視断面図である(電子体温計200としては組み立てられた状態が示される)。図10は、電子体温計200の機能ブロックを示す図である。
図8に示すように、電子体温計200は、サーミスタ10、制御基板20、表示部30、操作部36、電源部40、およびハウジング50Aを備える。電子体温計200が組み立てられた状態においては、電子体温計200の一端側(先端側)に、被測定者の体温を測定するためのプローブ部が形成される。
制御基板20、表示部30、操作部36、および電源部40は、平面視矩形状の基板29上にそれぞれ実装される。サーミスタ10、制御基板20、表示部30、操作部36、電源部40、および基板29によって、被測定者の体温を測定する内蔵機器18が構成される。
サーミスタ10は、いわゆるラジアルリード型であり、被測定者の体温を計測する感温部11と、一端が感温部11に接続されたリード線12とを含む。リード線12の他端は、制御基板20に接続される。
制御基板20は、所定の位置に、制御部(図10における制御部22)、メモリ部(図10におけるメモリ部23)、および報知部(図10における報知部24)を有する。
表示部30は、基板29によって制御基板20に電気的に接続される。表示部30は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示パネル31を有する。表示パネル31に、サーミスタ10によって測定された被験者の体温などが表示される。
表示部30と並んで基板29上に配置される操作部36も、基板29によって制御基板20に電気的に接続される。操作部36は、外部から押圧可能に配置された押しボタン38を含む。図8に示すように、押しボタン38はいわゆるフラットスイッチ型に構成されるとよい。
電源部40は、ボタン型の電池42(被収容部品)および対向配置された電極端子41を有する。対向配置された電極端子41同士は、樹脂43によって相互に位置決めされる。電極端子41も、基板29によって制御基板20に接続される。電池42は、電極端子41間に配置され、電極端子41および基板29を通して、制御基板20および制御基板20に接続された表示部30に電力を供給する。
電子体温計200においては、電子体温計200(ハウジング50A)の長手方向に沿って、サーミスタ10、制御基板20、表示部30、操作部36および電源部40がこの順に並んで配置される。この順序は適宜変更されてもよい。
ハウジング50Aは、シート状の蓋部材70Aおよび収容部52Aを有する。蓋部材70Aは、次述する収容部52A側に位置する第1シート部材71Aと、収容部52Aとは反対の第1シート部材71Aの表面に位置する第2シート部材72Aとが積層されることによって、全体としてシート状に構成される。第1シート部材71Aおよび第2シート部材72Aは、それぞれ同じ大きさおよび形状に形成される。
第1シート部材71Aおよび第2シート部材72Aは、たとえば、紙またはポリエチレンフィルムなどからなる基材層と、基材層の下面側に配置されたシーラント層と、基材層の上面側に配置されたPET層(Polyethylene Terephthalate層)とが積層されることによって構成される。
蓋部材70Aは、裁断などによって製造されることができる。蓋部材70Aは、サーミスタ10が配置される側(プローブ部側)に向かって徐々に幅が狭くなるように略テーパー状に構成される。第1シート部材71Aは、次述する収容部52Aの開口部52Hを塞ぐように、収容部52Aの上端部52Kに対して貼着される。第1シート部材71Aの周縁部と開口部52H周りに位置する収容部52Aの上端部52Kとが相互に接合される。第2シート部材72Aは、第1シート部材71Aを覆うようにして第1シート部材71Aの表面に貼着される。
蓋部材70Aの厚さは、たとえば0.1mm〜0.3mmである。蓋部材70AのPET層の基材層側の面に、所定の銘板37Aが貼付または印刷されることができる。銘板37Aは、電子体温計200が組み立てられた状態において、たとえば押しボタン38の押下位置を示す目印として機能することができる。
蓋部材70Aには、表示パネル31を外部から視認するための開口部51Hが設けられる。開口部51H内には、樹脂などから構成される透明保護部材56が配置される。なお、蓋部材70Aが透明性を有する場合、開口部51Hおよび透明保護部材56は不要である。表示パネル31を外部から視認するための開口部51Hは、次述する収容部52Aに設けられてもよい。この場合、表示部30の表示パネル31は、収容部52A側に向かって配置される(図8とは表裏反対に示すように配置される)。
収容部52Aは、たとえばPET、PVC(polyvinyl chloride)、PE(polyethylene)、またはPP(polypropylene)等の熱可塑性を有する部材から、たとえば真空成型によって容器状に構成される。収容部52Aの厚さは、たとえば0.5mm〜1.0mmである。
収容部52Aは、電子体温計200の長手方向に沿って延在する底面部52S,52R、底面部52S,52Rの周縁から起立する環状壁部52U、および、環状壁部52Uの起立方向の先端に設けられた上端部52Kを有する。本実施の形態における上端部52Kは、環状壁部52Uの起立方向の先端から収容部52Aの外側に向かってフランジ状に延設され、全体として環状を呈している。
底面部52Sは、電子体温計200の一端側(先端側)に位置する。底面部52Rは、底面部52Sに連続し、電子体温計200の他端側(後端側)に位置する。電子体温計200が被測定者の腋下または舌下等に向かって挿入され易いように、底面部52Sは底面部52Rに比べて底浅に形成されている(底上げされている)。
底面部52Sの略中央には、電子体温計200の長手方向に沿って凹部52Tが溝状に設けられる。電子体温計200が組み立てられた状態においては、凹部52T内に、サーミスタ10(感温部11およびリード線12)が収容される。この場合、リード線12は凹部52Tの内周面に対して摺動自在であるとよい。
収容部52Aにおける環状壁部52Uおよび上端部52Kは、収容部52Aに対して内蔵機器18が一方向に収容可能なように、内蔵機器18が収容される側に向かって開口部52Hを形成している。
ここで、蓋部材70Aは、蓋部材70Aの外周縁上の任意の位置に、剥離領域60を有する。図8に示すように、本実施の形態における剥離領域60は、電子体温計200の長手方向において、電池42が収容される側の端部に平面視U字形状に設けられる。
剥離領域60においては、第1シート部材71Aの収容部52A(上端部52K)に対する貼着力よりも、第2シート部材72Aの第1シート部材71Aに対する貼着力の方が低い。蓋部材70Aを収容部52Aから剥がす際、剥離領域60においては、第1シート部材71Aよりも第2シート部材72Aの方が剥がれ易い。
剥離領域60において第2シート部材72Aが平面視U字形状に剥がれ易くするために、第2シート部材72Aには平面視U字形状の切れ込み61が設けられていてもよい。切れ込み61は、剥離領域60と剥離領域60でない領域との境界線上に位置する。切れ込み61は、第2シート部材72Aを厚さ方向に切断していてもよく(図9に示す態様)、第2シート部材72Aを厚さ方向に部分的に切断していてもよい。切れ込み61は、連続線状に設けられていてもよく(図8に示す態様)、ミシン目状に設けられていてもよい。
図9を参照して、電子体温計200が組み立てられる際には、内蔵機器18(図8参照)が収容部52A内に収容される。内蔵機器18が蓋部材70A(第1シート部材71A)に対して接着などの手段によって固定された状態で、内蔵機器18が収容部52A内に収容されてもよい。この場合、開口部51Hに設けられた透明保護部材56と表示パネル31とが対向するように、内蔵機器18が蓋部材70A(第1シート部材71A)に対して取り付けられる。
また、操作部36における押しボタン38と蓋部材70A(蓋部材70Aの銘板37Aが形成された領域)とが対向するように、内蔵機器18が蓋部材70Aに対して取り付けられる。蓋部材70A(第1シート部材71A)に内蔵機器18が取り付けられた(貼り付けられた)状態で、蓋部材70A(第1シート部材71A)の周縁が収容部52Aの上端部52Kに接合される。
当該接合によって、内蔵機器18(サーミスタ10、制御基板20、表示部30、電源部40、および基板29)が略気密状に封止された中空空間53(図9参照)が形成される。
蓋部材70Aと上端部52Kとを相互に接合するためには、蓋部材70Aと収容部52Aの上端部52Kとが対向するように配置される。この状態で、蓋部材70Aと上端部52Kとの接触部に超音波が付与される。付与された超音波により、蓋部材70A(シーラント層など)が一時的に溶解する。当該溶解によって、蓋部材70Aが収容部52Aの上端部52Kに溶着(圧着)される。蓋部材70Aと収容部52Aの上端部52Kとは、熱溶着または接着剤などによって接合されてもよい。
図10を参照して、上述したように、電子体温計200は、感温部11、制御部22、メモリ部23、報知部24、表示部30、操作部36、および電源部40を、機能ブロックとして含む。制御部22、メモリ部23、および報知部24は、制御基板20に設けられる。操作部36は、制御基板20に設けられてもよい(制御基板20の一部として制御基板20に取り付けられていてもよい)。
感温部11は、腋下や舌下などの被測定部位に挟み込まれることで被測定者の体温を検出する。操作部36は、たとえば押しボタン38(図8参照)から構成され、被測定者(または電子体温計200の使用者)による操作を受け付けて、この外部からの命令を制御部22または電源部40に入力する。制御部22は、たとえばCPU(Central Processing Unit)から構成され、電子体温計200の全体を制御する。
メモリ部23は、たとえばROM(Read-Only Memory)またはRAM(Random-Access Memory)から構成され、体温測定のための処理手順を制御部22などに実行させるためのプログラムを記憶したり、測定結果などを記憶したりする。報知部24は、たとえばブザーから構成され、測定が終了したことや被測定者の操作を受け付けたことなどを被測定者に知らせる。報知部24は、必要に応じて設けられるとよい。
表示部30は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示パネル31(図8参照)を含み、測定結果などを表示する。電源部40は、たとえばボタン型の電池42(図8参照)を含み、制御部22に電源としての電力を供給する。
制御部22は、体温測定を実行するための処理回路を含んでおり、メモリ部23から読み出されたプログラムに基づいて体温を測定する。その際、制御部22は、感温部11から入力された温度データを処理することで測定結果としての体温を算出する。制御部22は、算出した体温を表示部30に表示させたり、算出した体温をメモリ部23に記憶させたり、測定が終了したことを、報知部24を用いて被測定者に知らせたりするように、電子体温計200を制御する。
(作用・効果)
電子体温計200のハウジング50Aは、蓋部材70Aおよび収容部52Aから簡素に構成される。蓋部材70Aは、PET等から構成される極めて薄い部材である。蓋部材70Aは、その厚さが薄く且つ裁断などによって製造されるため、安価に準備されることができる。収容部52Aも、PET等から真空成型などによって構成される極めて薄い部材であるため、安価に準備されることができる。電子体温計200によれば、筐体の全部が成形樹脂から構成される一般的ないわゆるペンシル型の電子体温計に比べて、製造費用を低減することができる。
電子体温計200のハウジング50Aは、蓋部材70Aおよび収容部52Aから簡素に構成される。蓋部材70Aは、PET等から構成される極めて薄い部材である。蓋部材70Aは、その厚さが薄く且つ裁断などによって製造されるため、安価に準備されることができる。収容部52Aも、PET等から真空成型などによって構成される極めて薄い部材であるため、安価に準備されることができる。電子体温計200によれば、筐体の全部が成形樹脂から構成される一般的ないわゆるペンシル型の電子体温計に比べて、製造費用を低減することができる。
電子体温計200が安価に製造されるため、電子体温計200は、いわゆるディスポーザブルタイプとして使用されるのに適している。ディスポーザブルタイプであれば、たとえば医療現場などにおいて、電子体温計200が使用される毎(若しくは所定の使用回数毎に)に廃棄される。電子体温計200によれば、廃棄毎に発生する使用者側または被測定者側の費用負担も軽減することが可能である。
電子体温計200においては、収容部52Aにおける環状壁部52Uおよび上端部52Kが、収容部52Aに対して内蔵機器18を一方向に収容可能なように、これらが収容される側に向かって開口部52Hを形成している。開口部52Hに対して、内蔵機器18(または蓋部材70Aに取り付けられた内蔵機器18)は、一方向に容易に組み付けられることができる。電子体温計200によれば、組み付け作業の自動化を図ることも可能となり、さらなる製造費用の低減が可能となる。
電子体温計200の組み付けの際には、蓋部材70Aを重力方向の最も下側に配置し、その上に内蔵機器18を接着固定し、さらに、内蔵機器18に被せるように収容部52Aを蓋部材70A上に載置するようにしてもよい。
上述のとおり、リード線12は、中空空間53内に配置された状態において、凹部52Tの内表面に対して(接着などによって固定されずに)摺動自在であるとよい。この場合、電子体温計200が繰り返し曲げまたはねじれ変形されたとしても、リード線12の長寿命化が図れる。なお、リード線12を収容する凹部52Tとしては、蓋部材70A側に設けられてもよい。
開口部52Hを塞ぐように収容部52Aに貼着された蓋部材70Aは、必要に応じて収容部52から剥がされる。たとえば、環境保全などの観点から、電池42を収容部52Aおよび蓋部材70Aとは分別して回収または廃棄する場合に、蓋部材70Aは収容部52Aから剥がされる。
蓋部材70Aを収容部52Aから剥がす際には、まず、剥離領域60における第2シート部材72Aが、手指などを利用して第1シート部材71Aから剥がされる。上述のとおり、剥離領域60においては、第1シート部材71Aの収容部52A(上端部52K)に対する貼着力よりも、第2シート部材72Aの第1シート部材71A(周縁部71P)に対する貼着力の方が低い。剥離領域60における第2シート部材72Aは、第1シート部材71Aから容易に剥がされることができる。
次に、剥離領域60における第2シート部材72Aが剥がされることによってU字形状に露出した第1シート部材71Aの周縁部71Pが、手指などを利用して収容部52A(上端部52K)から引き剥がされる。第1シート部材71Aが収容部52Aから剥がされることによって、収容部52Aの開口部52Hが露出する。収容部52内に収容された電池42は、開口部52Hを通して、収容部52A内から外部に容易に取り出されることができる。
第1シート部材71Aを収容部52A(上端部52K)から引き剥がす際には、剥離領域60における第1シート部材71Aに対してU字形状に剥がされた第2シート部材72Aを利用してもよい。第2シート部材72Aが、手指などを利用して収容部52Aから離れる方向に引っ張られる。第1シート部材71Aも同方向に引っ張られる。第1シート部材71Aは、第2シート部材72Aを利用することによって収容部52Aからさらに容易に剥がされることが可能となる。
したがって、本実施の形態における電子体温計200によれば、手指などを利用して蓋部材70Aを収容部52Aから容易に剥がすことができる。電池42などの被収容部品は、容易に取り出されることができる。電池42を収容部52Aおよび蓋部材70Aとは分別して回収または廃棄する際に、機器収容容器100は、冒頭に説明した特開2001−222984号公報(特許文献1)および特開2007−067298号公報(特許文献2)に開示される考案とは異なり、ニッパまたは精密ドライバーなどを使用しなくてもよく、利便性が高い。
ここで、剥離領域60において第1シート部材71Aから第2シート部材72Aが剥がされた場合に、所定の警告内容などを記載した表示(図示せず)が露出するように構成されていてもよい。剥離領域60において第2シート部材72Aが積極的に剥がされ易いように構成した上で、その第2シート部材72Aが剥がされることによって露出する部分に、上述の実施の形態1と同様な表示が設けられる。
剥離領域60における第2シート部材72Aが第1シート部材71Aから剥がされたとしても、第1シート部材71Aによって収容部52Aにおける防水性は確保されている。剥離領域60における第2シート部材72Aが第1シート部材71Aから剥がされることによって、蓋部材70Aの全体としては、収容部52Aから剥がされ易い状態となっている。電子体温計200の使用者などがこの表示から注意を喚起されることによって、蓋部材70A(第1シート部材71A)が意に反して剥がされてしまうことは抑制されることができる。この表示が設けられることによって、収容部52Aにおける防水性が破壊されることは抑制されることができる。
以上、本考案に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 サーミスタ、11 感温部、12 リード線、18 内蔵機器、20 制御基板、22 制御部、23 メモリ部、24 報知部、29 基板、30 表示部、31 表示パネル、36 操作部、37 電源スイッチ、37A 銘板、38 押しボタン、40 電源部、41 電極端子、42 電池(被収容部品)、43 樹脂、50A ハウジング、51H,52H 開口部、52,52A 収容部、52G 外表面、52J 段差部、52K 上端部、52R,52S 底面部、52T 凹部、52U 環状壁部、53 中空空間、56 透明保護部材、60 剥離領域、61 切れ込み、70,70A 蓋部材、71,71A 第1シート部材、71P 周縁部、72,72A 第2シート部材、72U 剥離部分、80 表示、100,101,102,103 機器収容容器、200 電子体温計、AR 矢印。
Claims (8)
- 開口部を有し、被収容部品を収容する収容部と、
前記開口部を塞ぐように前記収容部に貼着されるシート状の蓋部材と、を備え、
前記蓋部材は、
前記収容部側に位置する第1シート部材と、
前記収容部とは反対の前記第1シート部材の表面側に位置する第2シート部材とを含み、
前記蓋部材を前記収容部から剥がす際において、前記蓋部材は、前記第1シート部材よりも前記第2シート部材の方が剥がれ易い剥離領域を有する、
機器収容容器。 - 前記剥離領域において、前記第1シート部材の前記収容部に対する貼着力よりも、前記第2シート部材の前記第1シート部材に対する貼着力の方が低く設けられている、
請求項1に記載の機器収容容器。 - 前記収容部は、前記開口部の周縁に、前記収容部の外表面よりも内部側に後退する段差部が設けられ、
前記第1シート部材の周縁部は、前記段差部に貼着され、
前記第2シート部材は、前記第1シート部材を覆うようにして、前記第1シート部材および前記収容部の前記外表面に貼着される、
請求項1または2に記載の機器収容容器。 - 前記第2シート部材には、前記剥離領域と前記剥離領域でない領域との境界に切れ込みが設けられる、
請求項1から3のいずれかに記載の機器収容容器。 - 前記剥離領域には、前記第2シート部材が剥がれた際に視認可能な表示が設けられる、
請求項1から4のいずれかに記載の機器収容容器。 - 前記開口部は、前記蓋部材を前記収容部から剥がした後に、前記収容部内に収容された前記被収容部品を取出すための開口である、
請求項1から5のいずれかに記載の機器収容容器。 - 前記被収容部品は、電池である、
請求項1から6のいずれかに記載の機器収容容器。 - 請求項1から7のいずれかに記載の前記機器収容容器を備え、
前記機器収容容器内に、被測定者の体温を測定するために用いられる前記被収容部品を収容した、
電子体温計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000562U JP3167317U (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 機器収容容器および電子体温計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011000562U JP3167317U (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 機器収容容器および電子体温計 |
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JP3167317U true JP3167317U (ja) | 2011-04-14 |
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Family Applications (1)
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JP2011000562U Expired - Lifetime JP3167317U (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 機器収容容器および電子体温計 |
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JP (1) | JP3167317U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012098753A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | オムロンヘルスケア株式会社 | 電子体温計 |
WO2012098751A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | オムロンヘルスケア株式会社 | 電子体温計およびその製造方法 |
-
2011
- 2011-02-03 JP JP2011000562U patent/JP3167317U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012098753A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | オムロンヘルスケア株式会社 | 電子体温計 |
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