JP3167215U - 反射材付自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗用自動車等の室内環境の改善を図る為に、反射材を装備して太陽光を効率良く反射し、自動車の室内温度上昇を抑制する反射材付自動車を提供する。【解決手段】自動車の屋根に反射材を張付ける事、及び窓の内側に反射板を取外し容易に設定し、窓からの太陽エネルギーの侵入を防止する。自動車の屋根の反射材としては、ポリエチレン繊維織布等の表面にアルミ反射膜を張り合わせたものが市販されており、これを自動車の屋根に適合する様に加工して使用する。自動車の両側の窓の反射材としては、厚さ約５ｍｍ程度の発泡スチロール板の両面にアルミ反射膜を張付けたものが市販されており、これを窓枠の内側寸法に合わせて加工して使用する。この反射板は小型の磁石を鉄製窓枠に吸着して内側に倒れない様にしている。或いは、面ファスナー等により取外し容易に止めてもよい。【選択図】図７
Description
乗用自動車等の室内環境の改善を図る為に、屋根等に反射材を装備して太陽光を効率良く反射し、自動車の室内温度上昇を抑制する。 自動車の改良に関する。
自動車の冷房効果を改善し、燃料の節約、ひいては、地球の反射率を改善し、
地球温暖化を阻止するものである。
自動車の冷房効果を改善し、燃料の節約、ひいては、地球の反射率を改善し、
地球温暖化を阻止するものである。
類似技術としては
特開2009-113800等がある。
地球温暖化現象は、太陽光エネルギーや地上で質量からエネルギーを発生する
原子力エネルギー等の入力エネルギーと、地球から反射又は放射されるエネルギーの収支として理解される。 図１にこの考え方を示す。
原子力エネルギー等の入力エネルギーと、地球から反射又は放射されるエネルギーの収支として理解される。 図１にこの考え方を示す。
図2はこれ等のエネルギーの関係をブロック線図として表わしたもので、地球の正味の入力エネルギー(デルタE)がプラスであれば地球温暖化が進行し、マイナスであれば寒冷化する。
地球温暖化を抑制するには、地球の反射率(Kr) を向上するのが効果的である。
太陽エネルギーは、地上では約1 kW/ｍ2のエネルギー密度があるので、自動車の屋根の平均面積を2ｍ2とすれば、一台当たり約2 kWのエネルギー削減効果がある。
太陽エネルギーは、地上では約1 kW/ｍ2のエネルギー密度があるので、自動車の屋根の平均面積を2ｍ2とすれば、一台当たり約2 kWのエネルギー削減効果がある。
但し、夜間や雨天、曇天時には効果を期待できないが、晴天の昼間の正午前後3時間程度は期待できる。
反射材の反射率は、95 %を超えるものが容易に製造されている。
反射材の反射率は、95 %を超えるものが容易に製造されている。
図5は世界の自動車生産台数の推移である。 世界で条件を満たす自動車が9,000万台有るとすれば、1,8憶kW相当の地球温暖化防止効果が期待できる。
自動車以外でも、例えば、体育館等の建築物の屋根に反射材を装備すれば、地球の反射率向上に効果がある。
自動車以外でも、例えば、体育館等の建築物の屋根に反射材を装備すれば、地球の反射率向上に効果がある。
現在の自動車は、全く反射率等は考慮しておらず、熱くやけた天井からの車内への輻射熱を防ぐ為に、断熱材を装備しているが効果は不十分である。
図3に示す様に、入射エネルギーと反射エネルギーの差は吸収エネルギーと透過エネルギーの和になるが透過エネルギーは略ゼロであり、吸収エネルギーは鋼板(屋根)や断熱材に蓄積される。
鋼板(屋根)の反射率が低く、太陽光に曝されるとエネルギーは鋼板(屋根)や断熱材に吸収・蓄積され鋼板(屋根)や断熱材の温度が上昇し、断熱材から自動車の室内へ熱線が再輻射される。
図3に示す様に、入射エネルギーと反射エネルギーの差は吸収エネルギーと透過エネルギーの和になるが透過エネルギーは略ゼロであり、吸収エネルギーは鋼板(屋根)や断熱材に蓄積される。
鋼板(屋根)の反射率が低く、太陽光に曝されるとエネルギーは鋼板(屋根)や断熱材に吸収・蓄積され鋼板(屋根)や断熱材の温度が上昇し、断熱材から自動車の室内へ熱線が再輻射される。
この為、車内の冷房負荷が大きくなり、無駄なガソリンを消費している。
屋外に長時間駐車した場合は、車内温度が上昇し子供が熱射病で死亡した例も報道されている。
屋外に長時間駐車した場合は、車内温度が上昇し子供が熱射病で死亡した例も報道されている。
自動車を長時間屋外に駐車する時は、透明な窓から太陽エネルギーは、容易に車内へ侵入し車内温度を上昇するのは日頃経験している。
自動車のフロントガラスの内側に設置する反射板は、市販品も見られる。
自動車のフロントガラスの内側に設置する反射板は、市販品も見られる。
地球温暖化を防止して、地球を破滅から救う為に自動車の反射率を向上する。
これにより、ガソリン等の化石燃料の節約ができる。
これにより、ガソリン等の化石燃料の節約ができる。
自動車の屋根の反射材としては、ポリエチレン繊維織布等の表面にアルミ反射膜を張り合わせたものが市販されており、これを自動車の屋根に適合する様に加工して使用する。
自動車の両側の窓の反射材としては、厚さ約5mm程度の発泡スチロール板の両面にアルミ反射膜を張付けたものが市販されており、これを窓枠の内側寸法に合わせて加工して使用する。
図4に示す様に、この反射板は小型の磁石を鉄製窓枠に吸着して内側に倒れない様にしている。或いは、面ファスナー等により取外し容易に止めてもよい。
地球温暖化防止に安い費用で大きな効果がある。図5は世界の自動車生産台数の推移を示す。
これより、世界の自動車稼働台数を推定する。図5より世界の自動車生産台数は、
西暦2008年で約7,000万台になる。 平均して1台の自動車が10年間稼働するとすれば、
世界で約7億台の自動車が稼働している事になる。
これより、世界の自動車稼働台数を推定する。図5より世界の自動車生産台数は、
西暦2008年で約7,000万台になる。 平均して1台の自動車が10年間稼働するとすれば、
世界で約7億台の自動車が稼働している事になる。
この内、反射材を装備していない自動車や屋内の車庫に駐車しているものを50%と仮定し、夜のエリアにあるもの、雨や曇りの地域にあるものを、75%とすれば、晴天の昼間の地域にある対象となる自動車は、25%で、総合すると12.5%になり約8,750万台となる。
時間は、1日24時間のうち、有効に働くのが6時間と仮定すれば12kWh/台日になる。
エネルギーに換算すると、8,750万台で一日当たり1,050GWhに達する地球温暖化
防止効果がある。
防止効果がある。
図6は世界の原子力発電が核エネルギーを環境に放出した量を示す。
これが地球温暖化を加速しており、これに対抗する防止対策が求められている。
これが地球温暖化を加速しており、これに対抗する防止対策が求められている。
図7は自動車の屋根に反射材を装備した場合の写真である。
屋根の曲面に合わせて平面の反射材を密着させるには工夫が必要になる。
屋根の曲面に合わせて平面の反射材を密着させるには工夫が必要になる。
自動車の屋根以外の部分に、反射材を張るのは、他の運転者に眩しさを与え、運転の
妨げになるので好ましくない。
妨げになるので好ましくない。
図8は自動車の両側の窓ガラスの内側に反射板を装備した状態の写真である。
勿論、反射板は駐車中のみ窓に取り付けられる。 運転中は運転に支障の無いように
取外される。
勿論、反射板は駐車中のみ窓に取り付けられる。 運転中は運転に支障の無いように
取外される。
１ 反射材
２ 反射材テープ
３ 反射板
２ 反射材テープ
３ 反射板
Claims (2)
- 自動車の屋根の外部に反射材を装備した自動車。
- 自動車の両側の窓の内側に、内部より容易に取外し可能な様に反射板を装備した自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010007938U JP3167215U (ja) | 2010-12-06 | 2010-12-06 | 反射材付自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010007938U JP3167215U (ja) | 2010-12-06 | 2010-12-06 | 反射材付自動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3167215U true JP3167215U (ja) | 2011-04-14 |
Family
ID=54878319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010007938U Expired - Fee Related JP3167215U (ja) | 2010-12-06 | 2010-12-06 | 反射材付自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3167215U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210121952A (ko) * | 2020-03-31 | 2021-10-08 | 주식회사 제이케이시스템즈 | 차량용 전기 냉동 시스템 |
-
2010
- 2010-12-06 JP JP2010007938U patent/JP3167215U/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210121952A (ko) * | 2020-03-31 | 2021-10-08 | 주식회사 제이케이시스템즈 | 차량용 전기 냉동 시스템 |
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