JP3166404U - 飼料製造機 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器から生ゴミを取出し容器と飼料を分離し、短時間で飼料製造が可能な飼料製造機を提供する。【解決手段】開閉蓋6bと共に保護柵を取付け、食物を容器ごと投入する投入口、蓋を取付けた製造飼料の取出口、熱気をドラム4内に誘導し、出口にドラムに形成された貫通孔に導風板を取付けた誘導管5及びドラム内の熱気等を排出する煙突8を設けたドラム4と飼料の受け部により攪拌ドラム3を構成する。また、両端に突条がある横軸に複数のリングを遊挿したT条除去刃を二つ一組で主軸に対向させ且つ隣り合う他組と垂直に主軸に複数組固定し攪拌ドラム内に回転可能に設置した攪拌羽9と、ドラム内を加熱するバーナー24と、前記攪拌羽を回転させるモータと、モータ及びバーナーの電源、強弱、タイマーの制御盤と、攪拌ドラム、バーナー、モータ及び制御盤を設置するフレーム2と、孔を多数形成しロックレバーを有して取出口に着脱した分別網とからなる飼料製造機の構成とした。【選択図】図1

Description

本考案は、食品工場やコンビニエンスストア等にて廃棄される生ゴミを、食品製造時に発生する生ゴミ、野菜屑、魚粗及び屠死骸等と一緒に投入し、攪拌、粉砕、乾燥、発酵等させて家畜飼料又は堆肥の基を製造する飼料製造機の改良に関する。
従来、本出願人がした先の出願、実公昭55−019519号の「飼料製造装置」や特公昭56−000027号の「飼料製造方法及びその装置」、特開平11−74725「飼料製造機」を利用して生ゴミ、野菜、魚粗屑、屠場廃棄物、食鳥廃棄物等の厨芥物を脱脂して家畜の餌に供していた。
しかしながら、コンビニエンスストア、食品工場、百貨店、惣菜屋等で売れ残ったり賞味期限が経過して廃棄される容器や袋に入れられた状態の生ゴミを、いちいち生ゴミ器や袋から取り出してから、従来の飼料製造装置に投入することは極めて時間がかかり、極めて非効率的であった。
また、容器や袋に収納された生ゴミを容器や袋から取り出さないで、従来の飼料製造装置内にそのまま投入し、攪拌し、発酵させて飼料を製造しようとしても、うまく容器や袋から生ゴミが取り出せず、厨芥物が満遍なく攪拌されないとの欠点があった。
更に、容器や袋に収納された生ゴミを容器ごと飼料製造機に投入し、飼料製造機内で容器と生ゴミを分離して飼料を製造する装置でも、飼料を製造するまでに時間がかかっていた。
実公昭55−019519号公報 特公昭56−000027号公報 特開平11−074725号公報
そこで、本考案は、容器、袋等に入れられた状態の生ゴミを、容器、袋内に入ったままの状態で投入しても、一度に容器や袋から生ゴミを取り出すとともに、容器及び袋と飼料とを分離して、従来よりも短時間で飼料を製造することができる飼料製造機を提供することを目的とするものである。
本考案は、上記の課題を解決するために、開閉蓋を取り付けるとともに怪我をしないようにするための保護柵を取付け、容器や袋に収納されている生ゴミ、惣菜、その他の食物等を投入するための投入口、蓋が取り付けられ製造された飼料、肥料等を取り出すために形成した取出口、熱気をドラム内に誘導し、出口にドラムに形成されている貫通孔に熱気を誘導するための導風板を取り付けた誘導管及びドラム内に発生する熱気、熱風、ガス等を排出するための煙突を設けたドラムと前記取出口から落下した飼料を受ける受け部からなる攪拌ドラムと、両端に脱落防止の突条がある横軸に複数のリングを遊挿し、容器や袋内の生ゴミ等を押し出すためのT条除去刃を二つ一組として主軸に対向させ、且つ隣り合う他の組と垂直となるように主軸に複数組固定し前記攪拌ドラム内に回転可能に設置された攪拌羽と、熱気を発生させ、発生させた熱気を誘導管を通して前記攪拌ドラムのドラム内に送り込みドラム内を加熱するためのバーナーと、前記ドラム内に回転可能に取り付けられている前記攪拌羽を回転させるモータと、前記モータの電源の入/切、強弱、タイマーを制御するとともに前記バーナーの電源の入/切、強弱、タイマーを制御する制御盤と、攪拌ドラム、バーナー、モータ及び制御盤とを設置するフレームと、前記取出口に着脱する菱形の格子状の孔が多数形成されているとともに前記取出口に着脱するためのロックレバーを有する分別網とからなることを特徴とする飼料製造機の構成とした。
本考案は、上記のような構成であるため、以下の効果が得られる。即ち、本考案である飼料製造機に、容器や袋に収納された生ゴミをそのまま投入しても、一度に容器や袋から生ゴミを取り出すことができるので非常に手間が省ける。
また、容器及び袋と飼料とを分離して生ゴミを乾燥、発酵することができるので、飼料又は堆肥の基を効率よく且つ簡単に製造することができる。
更に、本考案ではおよそ8時間程度で飼料(肥料)を製造することができ、従来の飼料製造機で要していた11時間を大幅に短縮することができるため、装置の稼働コストを押さえることができ、経済的である。
加えて、従来は廃棄物となったサツマイモ等を本飼料製造機に投入して処理する際には、出来るだけ短い時間で効率的に処理する必要からサツマイモ等を予めサツマイモを所定の大きさに裁断しておく必要があったが、本考案では事前処理を行うことなくサツマイモを本飼料製造機に投入して細かい砂状の飼料(肥料)を製造することができる。
本考案である飼料製造機の正面図である。 本考案である飼料製造機の背面図である。 本考案である飼料製造機の左側面図である。 本考案である飼料製造機の右側面図である。 本考案である飼料製造機の平面図である。 本考案である飼料製造機の攪拌ドラムの拡大斜視図である。 本考案である飼料製造機の攪拌ドラムの拡大斜視図である。 図1中に示したA−A’に沿った縦断面図である。 図1中に示したB−B’断面での縦断面図である。 本考案である飼料製造機のドラム内に設置される攪拌羽の正面図である。 本考案である飼料製造機のドラム内に設置される攪拌羽の一部拡大斜視図である。 本考案である飼料製造機に取り付けるための分別網の正面図である。 本考案である飼料製造機に取り付けるための分別網の左側面図である。 本考案である飼料製造機に生ゴミを投入している状態を示した斜視図である。 本考案である飼料製造機を駆動させて攪拌している状態を示した斜視図である。 本考案である飼料製造機から飼料を取り出している状態を示す斜視図である。 本考案である飼料製造機と従来の飼料製造機の稼働後の水分量の推移を示したグラフである。 本考案である飼料製造機と従来の飼料製造機の稼働後の水分量及び品温の変化を示した表である。
以下、添付の図面を参照し、本考案の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本考案である飼料製造機の正面図、図2は飼料製造機の背面図、図3は飼料製造機の左側面図、図4は飼料製造機の右側面図、図5は飼料製造機の平面図、図6は飼料製造機の上側を見たときの攪拌ドラムの拡大斜視図、図7は飼料製造機の下側を見たときの拡大斜視図、図8は図1中に示したA−A’線に沿った縦断面図、図9は図1中に示したB−B’線に沿った縦断面図であり、図8及び図9は本考案である飼料製造機1の攪拌ドラム3の内部構造を示した図である。
図1及び図2に示すように、本考案である飼料製造機1は、攪拌ドラム3、駆動部16、バーナー24、制御盤25及び受け部2aからなり、前記攪拌ドラム3、駆動部16、バーナー24、制御盤25及び受け部2a等はフレーム2に設置されている。
前記飼料製造機1は、開閉蓋6bを取り付けるとともに怪我をしないようにするための保護柵6eを取付け、容器や袋に収納されている生ゴミ、惣菜、その他の食物等を投入するための投入口6f、蓋7aが取り付けられ製造された飼料、肥料等を取り出すために形成した取出口7f、熱気をドラム4内に誘導し、出口にドラム4に形成されている貫通孔4aに熱気を誘導するための導風板5bを取り付けた誘導管5及びドラム4内に発生する熱気、熱風、ガス等を排出するための煙突8を設けたドラム4と前記取出口7fから落下した飼料を受ける受け部2aからなる攪拌ドラム3と、両端に脱落防止の突条11bがある横軸11aに複数のリング10を遊挿し、容器や袋内の生ゴミ等を押し出すためのT条除去刃11を二つ一組として主軸に対向させ、且つ隣り合う他の組と垂直となるように主軸9aに複数組固定し前記攪拌ドラム3内に回転可能に設置された攪拌羽9と、熱気を発生させ、発生させた熱気を誘導管5を通して前記攪拌ドラム3のドラム4内に送り込みドラム4内を加熱するためのバーナー24と、前記ドラム4内に回転可能に取り付けられている前記攪拌羽9を回転させるモータ23と、前記モータ23の電源の入/切、強弱、タイマーを制御するとともに前記バーナー24の電源の入/切、強弱、タイマーを制御する制御盤25と、攪拌ドラム3、バーナー24、モータ23及び制御盤25とを設置するフレーム2と、前記取出口7fに着脱する菱形の格子状の孔が多数形成されているとともに前記取出口7fに着脱するためのロックレバー7eを有する分別網7dとからなる。
図8及び図9に示すように、攪拌ドラム3には、熱気を誘導する誘導管5、投入部6、取出部7及び煙突8等がある。前記攪拌ドラム3内には、袋を取り除くと共に飼料を圧砕して細かく砕き攪拌するT型状で先端の横軸11aに複数のリング10を有したT状除去刃11を主軸9aに複数設けて回転する攪拌羽9があり、前記攪拌羽9は軸受け12、13に回転可能に設置されている。
図1から図5に示すように、前記攪拌ドラム3は、フレーム2に横置きに設置するとともに、前記攪拌ドラム3の一部が前記フレーム2からやや突き出るように設置する。
前記フレーム2に固定されている前記攪拌ドラム3の左端部には、ドラム4の下部から背面を通り誘導管5が設置されている。また、ドラム4の上部には吊り輪4bが取り付けられているとともに、ドラム3の右端部には煙突8がある。
前記ドラム4の下部から背面を通り設置されている誘導管5は、内周面に断熱材を設けた管であり、本考案である飼料製造機1に設置されているバーナー24から発生する熱気を誘導するとともに内部表面に断熱材を設けた矩形筒状の空洞15を連設して、前記ドラム4内に熱気、熱風を導入する管である。
前記誘導管5は、ドラム4の上部で出口5aを形成し、前記出口5aには導風板5bが立てかけて設けられている。図9に示すように、ドラム4の上部で前記出口5aの下部及び導風板5bの下方には貫通孔4aが形成されている。前記貫通孔4aは、誘導管5内の空洞15を通り、バーナー24の熱気、熱風をドラム4内に送り込むための貫通孔である。
前記出口5a、導風板5b及び貫通孔4aを設けないで直接バーナー24等の熱源から発生する熱気をドラム4内に導入しても良い。しかしながら、ドラム4内で飼料を製造するときに菌体を混入させて製造させる方法もあるので、新鮮な空気を取り入れられるようにするためと、ドラム4内に導入する熱気、熱風の温度を発酵に適する温度に下げるために、一度外気を導入できるように設けた方が好ましい。
また、本願考案である飼料製造機1の本実施例においては、図9に示しているように、ドラム4の背面に湾曲して形成される前記誘導管5の下部から延長させて、ドラム4の下側を沿わして設けた空洞15とバーナー24とを接続している。
前記ドラム4の下部に空洞15を形成させず、誘導管5の下部にバーナー24を設けても良い。しかしながら、ドラム4内で飼料を製造するときに菌体を購入させて製造させる方法もあるので、ドラム4内を適温に保温するためにドラム4下部に空洞15を沿わせた方が好ましい。
図1及び図2に示すように、前記ドラム4の上面に形成される吊り輪4bは、フレーム2にドラム4を取り付けるときに、ドラム4を吊るためのフック等を掛けるための吊り輪である。煙突8は、ドラム4内で飼料を製造するときに誘導管5から取り込まれる熱気、熱風や飼料から発生するガス等を排出するためのものである。
前記ドラム4の正面の上部には、投入部6がある。前記投入部6は、開閉蓋6bが略矩形形状に立設する取付枠6aに、蝶番6c、6cにより開閉可能に取り付けられている。また、前記開閉蓋6bを固定するロックレバー6dが固定されているとともに、図6に示すように格子状の保護柵6eが取り付けられている。
前記ドラム4の正面の下部には、図1に示すように、取出部7がある。前記取出部7は、蝶番7b、7b、7b、7bにより開閉可能に取り付けられている蓋7a、7aと、前記蓋7a、7aを固定するロックレバー7c、7c、7c、7cと、図7に示すように前記蓋7aの内側に形成される菱形の格子状の分別網7d、7dと、前記分別網7d、7dを着脱するロックレバー7e、7e、7e、7eと、前記分別網7d、7dの内方でドラム4の正面の下部に形成した取出口7f、7fとから構成されている。
ドラム4の内部に回転可能に設置され、リング10を有するT状除去刃11を複数取り付けた主軸9aからなる攪拌羽9については、図8から図11にて詳細に説明する。
前記駆動部16は、図1、図2及び図5に示すように、歯車17、チェーン18、チェーンカバー19、ギアボックス20、ベルト21、ベルトカバー22及びモータ23から構成される。駆動部16は、図1に示すように、モータ23にベルト21を取り付けるとともに、前記ベルト21をギアボックス19に取り付けている。
前記ギアボックス20は、前記ベルト21の回転方向と有角に軸方向を転換してチェーン18を取り付けるとともに、攪拌ドラム3のドラム4が有する主軸9aの右端に設けられる軸受12に隣接し、前記軸受12と同軸に主軸9aに固定して設けられている歯車17に前記チェーン18を取り付けている。
そして、モータ23が駆動するとモータ23の回転力がベルト21を通じてギアボックス20に伝わり、ギアボックス20で回転軸を転換した後、回転力がチェーン18を通じて歯車17を回転させるのである。前記歯車17は主軸9aに設けられており、モータ23が回転すると主軸9aが回転するのである。
前記駆動部16には、安全のためにチェーン18の外側にチェーンカバー19と、ベルト21の外側にベルトカバー22を設けているが、無くても良い。勿論、チェーンの代わりにベルトを、ベルトの代わりにチェーンを利用しても良い。
前記駆動部16の下部には、バーナー24が設けられている。前記バーナー24はドラム4内を乾燥させたり保温させたりするためのもので、バーナー24より発生する熱気は、連設する空洞15及び誘導管5を通ってドラム4内に導入される。バーナー24の代わりにヒータ、ブロワー等の熱気・熱風を発生させるものでも良い。
本飼料製造機1のフレーム2の右側には、図1、図2、図4、図5等に示すように、制御盤25が設けられている。前記制御盤25は、モータ23の電源の入/切、強弱、タイマーを制御するとともに、バーナー24の電源の入/切、強弱、タイマーを制御する。
本飼料製造機1の全体の駆動をメニュー化して駆動制御パターンによって数コース選択できるようにするとともに、自動化して装置に付き添わなくても飼料が簡単に製造できるようにしても良い。安全のため緊急停止ボタン等を設けてもよい。
フレーム2には、攪拌ドラム3の取出部7から排出される飼料を堆積し受け取るための受け部2aを取出部3の下部に設ける。
図9に示すように、ドラム4の正面の上部には、略矩形の取付枠6aに覆われるようにして保護柵が設けられている。厨芥物をドラム4内に投入するときに前記厨芥物を取り囲んでドラム4内に誘導するとともに、もし誤って手を投入口6fに入れてしまったとしても、ドラム4内で回転するT状除去刃11に接触し怪我をしないように前記保護柵6eにより保護される。
図8及び図9に示すように、ドラム4内には、T状除去刃11が主軸9aに固定された攪拌羽9が回転可能に設置されている。前記T状除去刃11は、前記投入口6fより投入される容器や袋に収納されている生ゴミ、惣菜、その他の植物等を収納されている容器や袋から攪拌して取り出す機能がある。
図8及び図9に示すように、ドラム4の上面には煙突8が設けられているとともに、ドラム4の下部にはバーナー24から発生する熱気を送るための誘導管5が取り付けられている。前記誘導管5内の空洞15の内周面には、断熱材が取り付けられている。
図9に示すように、誘導管5は、ドラム4の下部からドラム4の背面に沿って取り付けられている。前記誘導管5の出口5aには、風を所定方向に導くための導風板5bがあり、前記導風板5bにより誘導された風がドラム4に形成されている貫通孔4aを通り、ドラム4内に空洞15内からの風が誘導される。
即ち、バーナー24から送られる熱気は誘導管5内の空洞15を通り、出口5aから一旦外気に触れた後、導風板5bに当たり貫通孔4aに誘導されてドラム内部に導入される。前記ドラム4の内部に誘導管5により導入される熱気は、ドラム4内で回転するT状除去刃11によって攪拌される飼料を乾燥させるとともに、飼料を発行させるための条件となる。
図8及び図9に示すように、ドラム4の正面の下部には、飼料、肥料等を取り出すための取出口7fが形成されていて、前記取出口7fの外側には分別網7dが取り付けられている。前記分別網7dは、ロックレバー7eでドラム4下部に係止されている。
ドラム4内で攪拌羽9により容器に入っているおにぎり、野菜、惣菜等が攪拌され、発酵されて飼料となる。製造された飼料を取り出すときには、取出部7の蓋7aを開けて分別網7dを取出口7fに装着するとともに、前記分別網7dを通して飼料を受け部2a内に落下させる。
粒状になった飼料は、分別網7dを通って受け部2a内に堆積する一方、分別網7dにより落下した飼料から分離された生ゴミの容器や袋は分別網7dに残り、粒状になった飼料と分別される。
図10は本考案である飼料製造機のドラム内に設置されている攪拌羽の平面図、図11は攪拌羽の一部拡大斜視図である。図10及び図11に示すように、主軸9aは、その両端が円筒状に形成されているとともに、内方は四角筒状に形成されている。前記主軸9aに略T状形状のT状除去刃11が取り付けられている。
図10及び図11に示すように、前記T状除去刃11は主軸9aに二つ一組で複数組取り付けられており、一組を構成する二つのT状除去刃11、11は主軸9aを中心に対向させ一直線上に位置している。
そして、一組のT状除去刃11、11の隣に位置する他の一組のT状除去刃11、11は垂直の関係となるように設置されている。従って、図10では六組のT状除去刃のうちある一組のT状除去刃は、他の二組と平行且つ他の三組と垂直の関係にある。
前記T状除去刃11、11、11・・・はT状の形状である。前記T状除去刃11の横軸11aには、図11に示すように、複数のリング10、10、10・・・が取り付けられている。横軸11aの両端には、前記リング10、10、10・・・が脱外しないように脱落防止の突条11b、11bが形成されている。そして、前記T条除去刃11は、主軸9aにL字型の補強部材11d、11dとボルトナット11c、11cにより固定されている。
前記リング10は、横軸11aに遊挿されている。横軸11aにリング10を固定してしまうと、ドラム4内に投入される生ゴミを収納する容器や袋を圧砕しても、容器を分解したり袋を破いたりすることができなくなる。
本考案のように、よく軸11aに対してリング10に遊びをもたせることで、ドラム4内に投入される容器や袋に収納されたおにぎり、収納されている野菜、肉、惣菜等を収納している容器や袋から圧砕しながら押し出すことができる。
即ち、図8及び図9に示すように、前記主軸9aはドラム4の長手方向軸と同軸には設けられず、ドラム4の軸よりやや下方に設けられている。主軸9aが回転してT状除去刃11が上方に来たときはリング10は遊んでいるが、T状除去刃11が下方に来ると、リング10がドラム4の内側面に押さえつけられて傾くようになる。
そして、傾いたリング10の外周のエッジが回転可能な圧砕・粉砕する刃となってドラム4の内側面に押さえつけられた容器や袋内に収納されている野菜、肉、惣菜等を容器や袋内から外に押し出すのである。
勿論、主軸9aをドラム4の長手軸に対してやや下方に設けるときにはT状除去刃11の長さを見て適宜決定することが望ましい。主軸9aを下げすぎるとT状除去刃11がドラム4を破損してしまう。
図12は本考案である飼料製造機の分別網の正面図、図13は本考案である飼料製造機の分別網の左側面図である。前記分別網7dは、取出部7の取出口7fの前面に装着して、飼料の中から容器や袋を分別するためのものである。
前記分別網7dは、菱形の孔を多数形成されているとともに、ロックレバー7e、7eが回動可能に取り付けられている。飼料の粒子の大きさによって適宜分別網7dの網目の大きさ及び形状を変えることもできる。
図14は本考案である飼料製造機に生ゴミを投入している状態を示した斜視図、図15は本考案である飼料製造機を駆動させて攪拌している状態を示した斜視図、図16は本考案である飼料製造機から飼料を取出口から落下させている状態を示す斜視図である。図14から図16は、本考案である飼料製造機1を使用して、生ゴミから飼料を製造する工程を示したものである。
先ず、図14に示すように、本考案である飼料製造機1の投入部6に、食品工場やコンビニエンスストア等で廃棄される容器や袋に収納されたままの生ゴミ26を投入する。勿論、生ゴミを容器や袋から取り出してから生ゴミを投入しても良い。
その他のもの、例えば、魚の粗、畑での野菜の切り屑、屠殺場の死骸、パンの耳、籾殻、台風の被害にあった半熟の果実、酒や醤油の絞り滓、ラーメン屋で残ったゆで卵や麺、豆腐滓、蟹缶工場で廃棄される蟹の甲羅等、飼料になりそうなものを一緒に投入しても良い。
生ゴミ等から飼料を製造するために、生ゴミ等を効率よく発酵させて良好な飼料に転換させるために、発酵菌ミノラーゼを主成分とする菌体を前記生ゴミ26と一緒に飼料製造機1に投入する。
次に、図15に示すように、制御盤25を操作して駆動部16を駆動させて主軸9aを回転させる。主軸9aが回転するT状除去刃11によって容器や袋に収納されている生ゴミが圧砕され分解されて容器や袋から押し出されて、更に細かく裁断され攪拌されて粒子化していく。
主軸9aを回転させるときに、生ゴミ26の水分が多いときには制御盤25を操作してバーナー24を駆動させ生ゴミ26を乾燥させるようにしても良い。また、菌体を発酵させるときには主軸9aの回転速度を落としたり、バーナー24を点火させたりすると良い。
そして、生ゴミ26がドラム4内で攪拌されるとともに加熱されることにより飼料と化したら、駆動部16と制御盤25を操作して停止させて取出部7の蓋7cを開く。
図16のように、取出部7の蓋7cを開くと飼料26aが取出口7fから受け部2aに流れ出る。前記飼料26aは分別網7dの網目を通過して受け部2aに堆積する。前記分別網7dを通過できなかった容器や袋は分別網7dによって取り除かれる。
本考案である飼料製造機1によって製造される飼料26aは、養豚や養鶏等に使用される飼料としてそのまま使っても良いし、一定期間堆積させたままにして発酵分解し、堆肥化させてから田畑の肥料に供しても良い。
図17は本考案である飼料製造機と従来の飼料製造機の稼働後の水分量の推移を示したグラフ、図18は本考案である飼料製造機と従来の飼料製造機の稼働後の水分量及び品温の変化を示した表である。
図17及び図18に示すように、本考案である飼料製造機を使用して処理した場合と、従来の飼料製造機を使用して処理した場合では、稼働させてから3時間経過後までは、ドラム内の生ゴミ等に含有する水分量は変わらず、水分含有率は約50%程度である。
しかし、3時間経過後はドラム内に投入された生ゴミ(例えば、切断していないサツマイモ)の水分含有量が大きく変化する。即ち、本考案である飼料製造機を使用して生ゴミを処理をすると、本考案である飼料製造機のスタート時から4時間後の生ゴミの水分含有率が44.7%になるであるのに対し、従来の飼料製造機で処理するとスタート時から4時間後は生ゴミの水分含有率が45.9%である。即ち、本考案である飼料製造機で処理すると従来の飼料製造機による処理よりも水分含有率が1.2%も多く生ゴミから取り除かれる
更に、スタート時から5時間後では、本考案である飼料製造機で処理した生ゴミの水分含有率は34.9%となるに対し、従来の飼料製造機では41.5%である。本考案である飼料製造機による処理の方が実に6.6%も多く生ゴミの水分が減少している。
そして、本考案である飼料製造機及び従来の飼料製造機の生ゴミの処理のスタート時から6時間後では、本考案である飼料製造機で処理した生ゴミの水分含有率は28.4%であるのに対し、従来の飼料製造機で処理した生ゴミの水分含有率は37.4%である。そして、本考案である飼料製造機による生ゴミの処理のスタート時から7時間後では14.3%まで水分が減っているのに対し、従来の飼料製造機で処理した場合にはスタート時では生ゴミ中に31.4%もの水分が含まれている。
そして、本考案である飼料製造機では、上記のように、生ゴミの処理スタート時から7時間経過した時点では生ゴミ等の水分量が14.3%まで減少しているため、バーナーを止めて余熱での処理を行うことができる。
これに対して、従来の飼料製造機では、更に加熱を続けてスタートから8時間後でも25.5%の水分が残り、スタート時から9時間後でも20.4%の水分が生ゴミに含まれ、生ゴミの処理のスタート時から10時間経過してやっと水分含有率が15.4%まで減少し、この時にバーナーを止めて余熱での処理に代えることができる。
従って、従来の飼料製造機では生ゴミ等を投入し所望の処理ができ処理完了するまでにおおよそ11時間かかっていたが、本考案である飼料製造機1では、およそ8時間で飼料を製造することが可能であるとわかる。
また、バーナーの稼働時間も従来の飼料製造機ではスタート時から10時間程度は必要であったが、本考案である飼料製造機の処理の場合は7時間程度の加熱で済むため製造時間の短縮とともに稼働コストを下げることが出来る。
本考案である飼料製造機は、従来の飼料製造機よりも効率よく生ゴミ等を処理することができる。即ち、短時間で飼料又は肥料を製造することができるため、飼料製造業界及び生ゴミ等が発生する業界に多大な貢献をもたらすことが期待できる。
1 飼料製造機
2 フレーム
2a 受け部
3 攪拌ドラム
4 ドラム
4a 貫通孔
4b 吊り輪
5 誘導管
5a 出口
5b 導風板
6 投入部
6a 保護枠
6b 開閉蓋
6c 蝶番
6d ロックレバー
6e 保護柵
6f 投入口
7 取出部
7a 蓋
7b 蝶番
7c ロックレバー
7d 分別網
7e ロックレバー
7f 取出口
8 煙突
9 主軸
10 リング
11 T状除去刃
11a 横軸
11b 突条
11c ボルトナット
11d 補強部材
12 軸受
13 軸受
15 空洞
16 駆動部
17 歯車
18 チェーン
19 チェーンカバー
20 ギアボックス
21 ベルト
22 ベルトカバー
23 モータ
24 バーナー
25 制御盤
26 生ゴミ
26a 飼料
27 本考案の推移線
27a 従来の推移線

Claims (1)

  1. 開閉蓋を取り付けるとともに怪我をしないようにするための保護柵を取付け、容器や袋に収納されている生ゴミ、惣菜、その他の食物等を投入するための投入口、蓋が取り付けられ製造された飼料、肥料等を取り出すために形成した取出口、熱気をドラム内に誘導し、出口にドラムに形成されている貫通孔に熱気を誘導するための導風板を取り付けた誘導管及びドラム内に発生する熱気、熱風、ガス等を排出するための煙突を設けたドラムと前記取出口から落下した飼料を受ける受け部からなる攪拌ドラムと、両端に脱落防止の突条がある横軸に複数のリングを遊挿し、容器や袋内の生ゴミ等を押し出すためのT条除去刃を二つ一組として主軸に対向させ、且つ隣り合う他の組と垂直となるように主軸に複数組固定し前記攪拌ドラム内に回転可能に設置された攪拌羽と、熱気を発生させ、発生させた熱気を誘導管を通して前記攪拌ドラムのドラム内に送り込みドラム内を加熱するためのバーナーと、前記ドラム内に回転可能に取り付けられている前記攪拌羽を回転させるモータと、前記モータの電源の入/切、強弱、タイマーを制御するとともに前記バーナーの電源の入/切、強弱、タイマーを制御する制御盤と、攪拌ドラム、バーナー、モータ及び制御盤とを設置するフレームと、前記取出口に着脱する菱形の格子状の孔が多数形成されているとともに前記取出口に着脱するためのロックレバーを有する分別網とからなることを特徴とする飼料製造機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113854607A (zh) * 2021-09-26 2021-12-31 张翔宇 一种用于畜牧类喂养的饲料搅拌加热一体设备
CN114376249A (zh) * 2022-01-18 2022-04-22 西藏自治区农牧科学院畜牧兽医研究所 一种带有定量加料结构的肉羊饲料研磨搅拌装置

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