JP3166133U - 電気自動車搭載用風力発電装置 - Google Patents

Abstract

【課題】電気自動車のデザイン及び構造を大きく変更することなく搭載でき、効率のよい風力発電装置を提供する。【解決手段】電気自動車のボンネット内のフロントグリル付近にラインフロー型フィンを搭載した小型発電機を横に複数個並べ、走行中及び停車中に車体正面より受ける風力を利用し、発電を行う。【選択図】図２

Description

本考案は、電気自動車・風力発電に関する。

近年、電気自動車の発展に伴い多数流通するようになってきたが、１回の充電で走行できる距離は、化石燃料を主とする既存の自動車が１回の燃料補給で走行できる距離と比較し大幅に少なく限られている。

しかしながら、従来考案されている電気自動車搭載用の風力発電システムはその形状、構造から大きく重く、また発電の為に走行エネルギーを大きく消費してしまう物であった。

そこで本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、既存の車のデザインや構造を大きく変更すること無く搭載でき、効率のよい発電システムの提供を目的とする。

発電用のフィンの形状をラインフロー型とすることで、発電の為に消費される走行エネルギーを少なくする。また小型の発電システムを横に複数個並べることにより、ボンネット内の空きスペースを有効に活用できる。また形状をラインフロー型とすることで、その中心部の有効活用されていない空間に小型発電機を収納することができ、より空間を有効に活用することができる。これらにより既存の風力発電装置より有効に発電し、補充電を行うことにより、１回の充電で走行できる距離を伸ばすこと特徴とする。

請求項１に記載のごとく、小型のラインフロー型フィンを搭載した小型発電機を横に複数個並べることにより、従来考案されているプロペラ型フィンを搭載した風力発電システムよりも空間を有効に利用することができる。

請求項２に記載のごとく、走行中及び停車中に車体正面より受ける風力を有効利用することができる。

請求項１及び請求項３に記載のごとく、発電システムに用いるフィンの形状をラインフロー型とすることにより、その中心部の有効活用されていない空間に発電機を収納できる。

請求項３に記載のごとく、ラインフロー型を横に複数個並べることにより、従来考案されているプロペラ型フィンを搭載した風力発電システムに比べ、より柔軟に風の流れを制御でき、受風口の形状や面積にとらわれず空間を有効に活用できる。

車載状態の上面透視図 車載状態の側面透視図 車載状態の正面図 本装置単体の側面図 本装置単体の斜視図 本装置を連結した状態図

以下、本発明を具体化した最良の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。図１及び図２は，ボンネットのフロントグリル付近に本装置を取り付けた事例の上面図及び側面図である。符号１０の風導入口より走行時、及び停車時の風を取り入れ、符号１１の風吐き出し口より風を排出する。

図３は車体正面から見た風導入口の様子で、既存のデザインを大きく変更する必要の無いことを示す図である。

図４及び図５は、本装置単体の側面図及び斜視図で、符号２のハウジングは車幅に合せ横に複数個連結できる構造であり、符号１のフィン及び符号３の小型発電機で構成されている。また材質については、軽量で強度が高いものであれば実現可能で、材質を限定するものではない。

図６は単体の装置を複数個横並びに連結した様子を示す図で、それぞれの符合１のフィン、符号３の小型発電機は、独立に回転、動作、発電することができる。この連結した本装置の符号２のハウジングを車体に固定する。

１ フィン
２ ハウジング
３ 発電機
１０ 風導入口
１１ 風吐き出し口

Claims (3)

1. 既設の電気自動車のボンネットのフロントグリル付近にラインフロー型フィンを搭載した小型発電機を横に複数個並べることにより、従来考案されているプロペラ型フィンを搭載する発電機よりも空間を有効に利用できることを特徴とする風力発電装置。
2. 走行中及び停車中に車体正面より受ける風力を有効利用し、発電を行うことを特徴とする風力発電装置。
3. 発電機に用いるフィンはラインフロー型とし、独立した発電機を複数個車幅許容範囲まで並べることにより、車体正面の形状、面積に関わらずに、車体正面から受ける風力を有効に利用できることを特徴とする風力発電装置。

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