JP3165995B2 - 回転乾燥機におけるシール材保護構造 - Google Patents
回転乾燥機におけるシール材保護構造Info
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
用いられる回転乾燥機におけるシール材保護構造に関す
るものである。
処理物を乾燥処理する場合、回転乾燥機が用いられてい
る。この回転乾燥機の一例を示すと図4に示すように、
回転する胴体1の一側面1aにスクリューフィーダ2等
の投入装置へ連結する投入口3を設け、かつその他の側
面1bには排出フード4等の排出装置へ連結する排出口
5を設けて構成される。そして胴体1の内部に供給又は
発生するガスの洩れを防止するため、回転する胴体1と
固定されるスクリューフィーダ2又は排出シート4との
間にはパッキン等のシール材6が配置されている。そし
て胴体1の中間部外周にはリング状のタイヤ7aを配置
し、これを支持台上に設けたローラ7によって支持し、
駆動するようになっている。
になると、このシール6による胴体1内部のシールは困
難なものとなる。即ち、この回転乾燥機は大型なものに
なると投入口3及び排出口5の径は 500〜2,000 mmに
もなり、このような大径部において、固定構造であるス
クリューフィーダ2と排出フード4との間隔を円周方向
に均一に形成することは困難な状況にある。一方、回転
乾燥機における胴体1は熱による伸縮作用を伴うもので
あり、そのため前記した間隔の不均一性は更に増大す
る。このようなシール上の問題を解決する手段として
は、例えば固定部であるスクリューフィーダ4をスプリ
ングにより懸架する方式が提案されている。
な固定部を懸架する方式により、シール性を向上させる
方式においては、スプリングの反力や接続フレキ反力が
作用し、シール材としてのパッキンの摩耗が激しく耐久
性に欠けるという問題があった。
転乾燥機におけるシール構造の問題点を解決するために
得られたものであって、中間部外周にリング状のタイヤ
を配置し、該タイヤが支持台上のローラによって支持駆
動されて回転する胴体の一側面にシール材を介して投入
装置に連結する投入口と、他の側面にシール材を介して
排出装置に連結する排出口とを有する回転乾燥機におい
て、前記胴体の少なくとも一側端部に回転リングを、前
記シール材の少なくとも一方と、相互に長手方向の略同
一位置になるように取り付けるとともに、前記投入装置
と排出装置の少なくとも何れか一方に固定リングを取り
付け、前記回転リングと前記固定リングの間に多数の球
体を配置したボールベアリング構造を形成し、前記回転
リングを前記固定リングに沿って回転するように配置し
た回転乾燥機におけるシール材保護構造を提供せんとす
るものである。
ル材保護構造によれば、固定部である例えばスクリュー
フィーダがスプリングにより懸架されたとしてもその反
力等は、この回転リングと固定リングとにより保持する
こととなる。即ち、この回転リングと固定リングとによ
り軸受構造を形成しているため、投入口及び排出口と固
定部である投入装置及び排出装置との間隔は常に一定で
あり、その結果シール材への作用力は一定であり、耐久
性は向上するのである。
本発明による回転乾燥機におけるシール材保護装置の一
実施例を説明する。なお、これらの図において、図4と
同一符号は同一名称を示している。回転する胴体1の一
側面1aには回転リング10が取付けられ、その他の側
面1bにも同様の回転リング11が取付けられている。
そして固定部であるスクリューフィーダ2の外周には固
定リング12が取付けられ、一方、排出フード4にも固
定リング13が取付けられている。
の一側面1aにシール材6を保護するリング状の第1の
保持体15と回転リング10とがボルト16により取付
けられ、この回転リング10の内周に沿うように固定リ
ング12が配置されている。この固定リング12は支持
部材17を介して固定部であるスクリューフィーダ2の
ケーシング2aに取付けられるとともに、この固定リン
グ12と回転リング10との間には球体18が配置さ
れ、ボールベアリング機構を構成している。
2の保持体であって、第1の保持体15と第2の保持体
19との間にVパッキング20とグランドパッキング2
1によりなるシール材6が配置され、これらの両側にパ
ッキン押さえ22a,22bが配置されている。一方、
回転する胴体1の他の側面1bには図3に示すように、
支持部材23を介して回転リング11が取付けられると
ともに、この回転リング11の内周に沿うように固定リ
ング13が配置されている。この固定リング13は固定
部である排出フード4に支持部材24を介して取付けら
れている。
1との間には球体25が配置され、ボールベアリングを
構成している。26は回転する胴体1の端部に取付けら
れた第1の保持体であり、27は排出フード4に支持部
材24を介して取付けられた第2の保持体であって、こ
の第1の保持体26と第2の保持体27との間にグラン
ドパッキング28とVパッキング29よりなるシール材
6が配置され、両側をパッキン押さえ30a,30bで
支持している。
シール材保護構造において、今、回転乾燥機を構成する
胴体1が熱影響等を受けて、その軸心が変化した場合を
考えると、回転側に取付けられた回転リング10,11
と固定側に取付けられた固定リング12,13との作用
により、第1の保持体15,26と第2の保持体19,
27との間隔は常に一定となり、そのためシール材6に
特別の力が作用することがなくなる。
による回転乾燥機におけるシール保護構造によれば、回
転する胴体に取付けられた回転リングと固定側であるス
クリューフィーダ、又は排出フードに取付けられた固定
リングとにより胴体の変位に対しシール材に特別の力が
作用するのを防止するようにしたため、シール材の摩耗
等による破損が少なくなり、その耐久性を向上させるこ
とができるという効果がある。
構造を有する回転乾燥機の概略側面図である。
ング 15,26 第1の保持体 16 ボルト 17,23,24 支持部材 18,25 球体 19,27 第2の保持体 20,29 Vパッ
キング 21,28 グランドパッキン 22a,22b,30a,30
b パッキン押さえ
Claims (1)
- 【請求項1】 中間部外周にリング状のタイヤを配置
し、該タイヤが支持台上のローラによって支持駆動され
て回転する胴体の一側面にシール材を介して投入装置に
連結する投入口と、他の側面にシール材を介して排出装
置に連結する排出口とを有する回転乾燥機において、前
記胴体の少なくとも一側端部に回転リングを、前記シー
ル材の少なくとも一方と、相互に長手方向の略同一位置
になるように取り付けるとともに、前記投入装置と排出
装置の少なくとも何れか一方に固定リングを取り付け、
前記回転リングと前記固定リングの間に多数の球体を配
置したボールベアリング構造を形成し、前記回転リング
を前記固定リングに沿って回転するように配置したこと
を特徴とする回転乾燥機におけるシール材保護構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01792996A JP3165995B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 回転乾燥機におけるシール材保護構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01792996A JP3165995B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 回転乾燥機におけるシール材保護構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210560A JPH09210560A (ja) | 1997-08-12 |
JP3165995B2 true JP3165995B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=11957467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01792996A Expired - Lifetime JP3165995B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 回転乾燥機におけるシール材保護構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165995B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP01792996A patent/JP3165995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09210560A (ja) | 1997-08-12 |
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Legal Events
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