JP3165932U - 人工膝関節置換術用手術器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる、人工膝関節置換術用手術器具を提供する。【解決手段】本体機構11は、大腿骨101の遠位端側に設置される。着脱部12は、本体機構11に対して着脱自在に取り付けられ、大腿骨コンポーネントの外縁の形状に対応した形状部分を有する。本体機構11は、大腿骨101が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする機構として設けられる。着脱部12は、表裏を入れ替えて本体機構11に取り付けることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられる。【選択図】図7

Description

本考案は、膝関節を人工膝関節に置換する手術において、大腿骨に対して人工膝関節における大腿骨コンポーネントを設置するために用いられる、人工膝関節置換術用手術器具に関する。
従来より、膝関節に異常が認められた患者に対してその膝関節を大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネントとを有する人工膝関節に置換する手術である人工膝関節置換術が行われている。そして、このような人工膝関節置換術においては、大腿骨に対して大腿骨コンポーネントを設置するために、人工膝関節置換術用手術器具が用いられる。このような人工膝関節置換術用手術器具としては、特許文献1、或いは非特許文献1に開示されているように、例えば、顆間カットガイド、サイザー、ボックススリットが用いられる。
上記の顆間カットガイドは、大腿骨の遠位端側の端部における顆と顆との間の部分である顆間部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする人工膝関節置換術用手術器具であり、特許文献1及び非特許文献1に開示されている。また、上記のサイザーは、大腿骨の遠位端側の端部において切除された端面における大腿骨の寸法の確認を可能にする人工膝関節置換術用手術器具であり、非特許文献1に開示されている。また、上記のボックススリットは、大腿骨の遠位端側の端部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドするためのスリットが形成された人工膝関節置換術用手術器具であり、非特許文献1に開示されている。尚、特許文献1においては、顆間カットガイドとして、大腿骨コンポーネントの配置合わせの際に用いられるトライアル部材に対して取り付けられる形態の顆間カットガイドが開示されている。
特表2008−523962号公報
"Premier Total Knee Instrumentation"、Premier Total Knee Instrumentation Surgical Technique、[online]、BIOMET、[平成22年11月19日検索]、インターネット〈http://www.biomet.com/orthopedics/productDetail.cfm?category=2&product=244〉
特許文献1、非特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具としての顆間カットガイド或いはボックススリットが用いられることで、大腿骨が切削される作業としての骨切りが行われることになる。また、非特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具としてのサイザーが用いられることで、大腿骨において切除された端面の寸法の確認が可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具としての顆間カットガイドの場合、トライアル部材に対して取り付けられる形態であるため、顆間カットガイドをトライアル部材に対して取り付けるための特殊な機構が必要となる。このため、特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具の場合、構造の複雑化を招いてしまうことになる。
また、非特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具としての顆間カットガイド、ボックススリット、及びサイザーの場合、それらの人工膝関節置換術用手術器具を用いての作業中の術者が、大腿骨に対して設置される大腿骨コンポーネントの設置位置を想定しながら作業を行うことが困難な構造となっている。このため、術者が大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を把握しながら上記の人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行うことが難しい。これにより、人工膝関節置換術中の作業の結果が、術者の経験等に大きく依存してしまう虞がある。
本考案は、上記実情に鑑みることにより、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる、人工膝関節置換術用手術器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、膝関節を人工膝関節に置換する手術において、大腿骨に対して前記人工膝関節における大腿骨コンポーネントを設置するために用いられる、人工膝関節置換術用手術器具に関する。そして、第1考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、大腿骨の遠位端側に設置される本体機構と、前記本体機構に対して着脱自在に取り付けられ、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状に対応した形状部分を有する着脱部と、を備え、前記本体機構は、大腿骨が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする機構として、又は、大腿骨において切除された端面における大腿骨の寸法の確認を可能にする機構として設けられ、前記着脱部は、表裏を入れ替えて前記本体機構に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられることを特徴とする。
この考案によると、骨切り工具をガイドする機構又は大腿骨の端面の寸法確認を可能にする機構として設けられた本体機構に対して、大腿骨コンポーネントの外縁形状に対応した形状部分を有する着脱部が取り付けられる。これにより、人工膝関節置換術用手術器具を用いての作業中の術者は、着脱部における上記形状部分を参照することで、大腿骨に対して設置される大腿骨コンポーネントの設置位置を想定しながら作業を行うことができる。よって、術者は、人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる。また、本考案の人工膝関節置換術用手術器具によると、大腿骨コンポーネントの外縁形状に対応した形状部分を有する着脱部が本体機構に取り付けられるだけであるため、特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具の場合のようなトライアル部材に対して取り付けるための特殊な機構も不要となる。更に、着脱部は、表裏を入れ替えて本体機構に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられ、部材点数の削減も図られることになる。このため、構造の複雑化を招いてしまうことが抑制されることになる。
従って、本考案によると、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる。
第2考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、第1考案の人工膝関節置換術用手術器具において、前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部における顆と顆との間の部分である顆間部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする機構である顆間カットガイドとして設けられていることを特徴とする。
この考案によると、本体機構が、顆間カットガイドとして設けられるため、術者が、顆間部を切削する骨切りを行うために人工膝関節置換術用手術器具を設置する際に、着脱部を参照することで、大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる。
第3考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、第1考案の人工膝関節置換術用手術器具において、前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部において切除された端面における大腿骨の寸法の確認を可能にする機構であるサイザーとして設けられていることを特徴とする。
この考案によると、本体機構が、サイザーとして設けられるため、術者が、大腿骨の端面の寸法の確認を行うために人工膝関節置換術用手術器具を設置する際に、着脱部を参照することで、サイジング(大腿骨の端面の寸法及び形状の確認)の測定点を明確にすることができる。
第4考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、第1考案の人工膝関節置換術用手術器具において、前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドするためのスリットが形成された機構であるボックススリットとして設けられていることを特徴とする。
この考案によると、本体機構が、ボックススリットとして設けられるため、術者が、大腿骨の遠位端側の端部を切削する骨切りを行うために人工膝関節置換術用手術器具を設置する際に、着脱部を参照することで、大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる。
第5考案に係る人工膝関節置換術用手術器具は、第2考案の人工膝関節置換術用手術器具において、前記着脱部は、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状であって患者の左右方向における外側の形状に対応した形状部分を有し、前記顆間カットガイドとして設けられた前記本体機構は、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状であって患者の左右方向における内側の形状に対応した形状部分を有していることを特徴とする。
この考案によると、術者が、顆間部を切削する骨切りを行うために人工膝関節置換術用手術器具を設置する際に、着脱部を参照することで大腿骨コンポーネントの外側の形状を把握でき、本体機構を参照することで大腿骨コンポーネントの内側の形状を把握することができる。これにより、術者は、大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を更に容易に把握することができる。
本考案によると、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネントの適切な設置位置を容易に把握することができる、人工膝関節置換術用手術器具を提供することができる。
大腿骨コンポーネントを示す斜視図である。 図1に示す大腿骨コンポーネントの平面図、正面図、底面図、及び側面図である。 図1に示す大腿骨コンポーネントが大腿骨に設置された状態を示す斜視図である。 図1に示す大腿骨コンポーネントが大腿骨に設置された状態を示す平面図である。 本考案の第1実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具を示す平面図、正面図、及び側面図である。 図5に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す斜視図である。 図5に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す平面図である。 図5に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す正面図及び側面図である。 図5に示す人工膝関節置換術用手術器具の平面図の一部を拡大して示す図である。 本考案の第2実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す斜視図である。 図10に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す平面図である。 図10に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す正面図及び側面図である。 本考案の第3実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す斜視図である。 図13に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す平面図である。 図13に示す人工膝関節置換術用手術器具が大腿骨に設置された状態を示す正面図及び側面図である。
以下、本考案を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本考案は、膝関節を人工膝関節に置換する手術において、大腿骨に対して人工膝関節における大腿骨コンポーネントを設置するために用いられる、人工膝関節置換術用手術器具として、広く適用することができるものである。
人工膝関節置換術用手術器具の説明にあたり、まず、人工膝関節における大腿骨コンポーネントについて説明する。図1は、大腿骨コンポーネント100を示す斜視図である。図2は、大腿骨コンポーネント100の平面図(図2(a))、正面図(図2(b))、底面図(図2(c))、及び側面図(図2(d))である。図3は、大腿骨コンポーネント100が大腿骨101に設置された状態を示す斜視図である。図4は、大腿骨コンポーネント100が大腿骨101に設置された状態を示す平面図である。
尚、図1乃至図4は、左膝関節用の大腿骨コンポーネント100及び左側の大腿骨101を例示している。また、図1乃至図3では、大腿骨コンポーネント100及び大腿骨101の表面の凹凸をメッシュ状の線で模式的に示しており、大腿骨101以外の人体組織の図示を省略している。尚、後述する図6乃至図8、図10乃至図13においても、大腿骨101について、表面の凹凸をメッシュ状の線で模式的に示している。
図1乃至図4に示す大腿骨コンポーネント100は、人工膝関節の構成要素として設けられ、脛骨コンポーネント(図示せず)とともに人工膝関節を構成する。そして、この大腿骨コンポーネント100は、大腿骨101の遠位端側の端部に設置される。尚、大腿骨100及び脛骨(図示せず)において、相対的に体幹に近い側を「近位」といい、相対的に体幹から遠い側を「遠位」という。よって、膝関節においては、大腿骨100の遠位端側の端部と脛骨の近位端側の端部とが、互いに対向する位置に配置されていることになる。
また、大腿骨コンポーネント100には、大腿骨101の遠位端側の端部における前面側(即ち、患者の前面側)に配置される前面側配置部100aと、大腿骨101の遠位端側の端部における後面側(即ち、患者の後面側)に配置される後面側配置部100bと、大腿骨101の遠位端側の端部に係合する係合突起100cとが設けられている。尚、後面側配置部100bは、前面側配置部100aから湾曲して延びるとともに二股状に分岐して延びるように構成されている。
(第1実施形態)
次に、本考案の第1実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具1(以下、単に「手術器具1」とも称する)について説明する。図5は、手術器具1を示す平面図(図5(a))、正面図(図5(b))、及び側面図(図5(c))である。図6は、手術器具1が大腿骨101に設置された状態を示す斜視図である。図7は、手術器具1が大腿骨101に設置された状態を示す平面図である。図8は、手術器具1が大腿骨101に設置された状態を示す正面図(図8(a))及び側面図(図8(b))である。
図5乃至図8に示す手術器具1は、膝関節を人工膝関節に置換する人工膝関節置換術において用いられる。そして、手術器具1は、この人工膝関節置換術において、大腿骨101に対して大腿骨コンポーネント100を設置するために用いられる。
手術器具1は、本体機構11と着脱部12とを備えて構成されている。これらの本体機構11及び着脱部12は、医療機器の素材としての認可承認を得たチタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス鋼などの金属材料により形成されている。そして、本体機構11は、大腿骨101の遠位端側に設置され、大腿骨101が切削される作業としての骨切りが行われる際に骨切り用の工具(図示せず)をガイドする機構として設けられている。一方、着脱部12は、本体機構11に対して着脱自在に取り付けられるプレート状の部材として設けられている。
ここで、本体機構11及び着脱部12について詳しく説明する。本実施形態では、本体機構11は、大腿骨101の遠位端側の端部における隣り合う顆101aと顆101aとの間の部分である顆間部101b(図6乃至図8を参照)が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具(図示せず)をガイドする機構である顆間カットガイドとして設けられている。そして、本体機構11には、前面側配置部11a、後面側配置部11b、骨切り工具ガイド部11c、保持突起(11d、11e)、等が設けられている。尚、図6乃至図8は、大腿骨101に手術器具1が設置された状態であって骨切り工具による顆間部101aの骨切りが行われる前の状態を示している。
前面側配置部11aは、大腿骨101の遠位端側の端部における前面側(即ち、患者の前面側)に配置される部分として設けられている。後面側配置部11bは、大腿骨101の遠位端側の端部における後面側(即ち、患者の後面側)に配置される部分として設けられている。そして、後面側配置部11bは、前面側配置部11aから湾曲して延びるとともに二股状に分岐して延びるように構成されている。
また、骨切り工具ガイド部11cは、前面側配置部11aと後面側配置部11bとを架橋するように連結する部分において区画された溝状の部分として設けられている。そして、この骨切り工具ガイド部11cは、顆間部101bが切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドするように構成されている。
また、保持突起(11d、11e)は、前面側配置部11aの端部に設けられ、着脱部12が着脱されるピン状の突起部分として形成されている。そして、保持突起(11d、11e)は、一対で設けられ、本体機構11が大腿骨101に設置された際における左右方向(即ち、患者の左右方向)の両側に設けられている。尚、保持突起11dは、本体機構11が大腿骨101に設置された状態で患者の左右方向における左側に配置され、保持突起11eは、本体機構11が大腿骨101に設置された状態で患者の左右方向における右側に配置される。
また、図5(a)及び図7によく示すように、顆間カットガイドとして設けられた本体機構11は、大腿骨コンポーネント100の前面側配置部100aの外縁の形状であって患者の左右方向における内側の形状である内側縁部分100d(図1乃至図4を参照)に対応した形状部分としての内側対応部分11fを有している。
プレート状の部材として設けられた着脱部12は、前述のように、本体機構11に対して前面側配置部11aの端部にて着脱自在に取り付けられる。そして、この着脱部12は、表裏を入れ替えて本体機構11に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられるように構成されている。
図9は、図5(a)の平面図の一部を拡大して示す図である。図5乃至図7、図9によく示すように、着脱部12には、外側対応部分12a、係合部12bが設けられている。
外側対応部分12aは、プレート状の着脱部12における外周の縁部分の一部分として設けられている。尚、着脱部12における外周の縁部分としては、湾曲して延びるように形成された部分と、その反対側に配置されて直線状に延びるように形成された部分とが設けられている。そして、外側対応部分12aは、プレート状の着脱部12における湾曲して延びるように形成された縁部分の一部分であって、外側に円弧状に張り出すように設けられた部分として構成されている。また、この外側対応部分12aは、大腿骨コンポーネント100の前面側配置部100aの外縁の形状であって患者の左右方向における外側の形状である外側縁部分100e(図1乃至図4を参照)に対応した形状部分として、着脱部12に備えられている。
また、係合部12bは、着脱部12における上記の直線状に延びる縁部分から突出するように形成された部分として設けられている。また、係合部12bは、着脱部12の直線状に延びる縁部分において、外側対応部分12a側に僅かに偏った位置に配置されている。そして、この係合部12bには、本体機構11の保持突起11d又は保持突起11eの外周に嵌り込むように凹み形成された係合凹部12cが設けられている。
係合凹部12cが保持突起11d又は保持突起11eに嵌め込まれることで、着脱部12が本体機構11に対して取り付けられて保持されることになる。即ち、係合凹部12cが保持突起11d又は保持突起11eに嵌め込まれることで着脱部12が本体機構11に取り付けられた状態となり、係合凹部12cが保持突起11d又は保持突起11eから外されることで着脱部12が本体機構11から取り外された状態となる。このように、着脱部12は、本体機構11に対して着脱自在に構成されている。
尚、図5乃至図9では、手術器具1が左膝関節に対応して用いられている場合を例示しており、係合部12bにおける係合凹部12cが保持突起11dに嵌め込まれた状態となっている。一方、手術器具1が右膝関節に対応して用いられる場合は、この図5乃至図9に示す手術器具1の状態から、係合凹部12cが保持突起11dから一旦取り外される。そして、図5乃至図9に示す手術器具1の状態に対して着脱部12の表裏が入れ替えられた状態で、係合凹部12cが保持突起11eに嵌め込まれる。これにより、手術器具1が右膝関節に対応して用いられる状態となる。
また、本体機構11の前面側配置部11aにおける保持突起11d及び保持突起11eの周囲には、着脱部12の係合部12bの外形に対応して凹み形成された凹み部(11g、11h)が設けられている。そして、本体機構11及び着脱部12においては、係合凹部12cが保持突起11dに嵌まり込んだ状態では、係合部12bが凹み部11gの内側に収まるように配置され、係合凹部12cが保持突起11eに嵌まり込んだ状態では、係合部12bが凹み部11hの内側に収まるように配置されるよう構成されている。また、本体機構11及び着脱部12においては、係合部12bが凹み部11g又は凹み部11hに収まるように配置された状態では、着脱部12における前述の直線状に延びる縁部分が、凹み部11g及び凹み部11hの間に配置された壁部11jに当接するように構成されている。これにより、着脱部12が本体機構11に取り付けられた状態では、着脱部12が本体機構11に対して回転する変位が拘束されることになる。
以上説明したように、手術器具1によると、骨切り工具をガイドする機構として設けられた本体機構11に対して、大腿骨コンポーネント100の外縁形状に対応した形状部分(本実施形態では、外側対応部分12a)を有する着脱部12が取り付けられる。これにより、手術器具1を用いての作業中の術者は、着脱部12における上記形状部分を参照することで、大腿骨101に対して設置される大腿骨コンポーネント100の設置位置を想定しながら作業を行うことができる。よって、術者は、手術器具1を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を容易に把握することができる。
また、手術器具1によると、大腿骨コンポーネント100の外縁形状に対応した形状部分を有する着脱部12が本体機構11に取り付けられるだけであるため、特許文献1に開示された人工膝関節置換術用手術器具の場合のようなトライアル部材に対して取り付けるための特殊な機構も不要となる。更に、着脱部12は、表裏を入れ替えて本体機構11に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられ、部材点数の削減も図られることになる。このため、構造の複雑化を招いてしまうことが抑制されることになる。
従って、本実施形態によると、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具1を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を容易に把握することができる。
また、手術器具1によると、本体機構11が、顆間カットガイドとして設けられるため、術者が、顆間部101bを切削する骨切りを行うために手術器具1を設置する際に、着脱部12を参照することで、大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を容易に把握することができる。
また、手術器具1によると、術者が、顆間部101bを切削する骨切りを行うために手術器具1を設置する際に、着脱部12の外側対応部分12aを参照することで大腿骨コンポーネント100の外側における外側縁部分100eの形状を把握できる。更に、術者は、上記の骨切りを行う際に、本体機構11の内側対応部分11fを参照することで大腿骨コンポーネント100の内側における内側縁部分100dの形状を把握することができる。これにより、術者は、大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を更に容易に把握することができる。
(第2実施形態)
次に、本考案の第2実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具2(以下、単に「手術器具2」とも称する)について説明する。図10は、手術器具2が大腿骨101に設置された状態を示す斜視図である。図11は、手術器具2が大腿骨101に設置された状態を示す平面図である。図12は、手術器具2が大腿骨101に設置された状態を示す正面図(図12(a))及び側面図(図12(b))である。
図10乃至図12に示す手術器具2は、膝関節を人工膝関節に置換する人工膝関節置換術において用いられる。そして、手術器具2は、この人工膝関節置換術において、大腿骨101に対して大腿骨コンポーネント100を設置するために用いられる。
手術器具2は、本体機構21と着脱部12とを備えて構成されている。これらの本体機構11及び着脱部12は、医療機器の素材としての認可承認を得たチタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス鋼などの金属材料により形成されている。そして、本体機構21は、大腿骨101の遠位端側に設置され、大腿骨101において切除された端面101cにおける大腿骨101の寸法の確認を可能にする機構として設けられている。
一方、着脱部12は、第1実施形態の着脱部12と同様に構成され、本体機構11に対して着脱自在に取り付けられるプレート状の部材として設けられている。そして、第2実施形態の着脱部12には、第1実施形態の着脱部12と同様に、外側対応部分12a及び係合部12bが設けられている。
外側対応部分12aは、第1実施形態と同様に設けられ、大腿骨コンポーネント100の前面側配置部100aの外縁の形状であって患者の左右方向における外側の形状である外側形状部分100e(図1乃至図4を参照)に対応した形状部分として構成されている。係合部12bは、第1実施形態と同様に形成され、本体機構21の保持突起21gの外周に嵌り込むように凹み形成された係合凹部が設けられた部分として構成されている。尚、着脱部12は、第1実施形態と同様に構成されるため、同一の符号を付すことで、着脱部12について更なる詳しい説明は省略する。
ここで、本体機構21について更に説明する。本実施形態では、本体機構21は、大腿骨101の遠位端側の端部において切除された端面101cにおける大腿骨101の寸法の確認を可能にする機構であるサイザーとして設けられている。そして、本体機構21には、寸法確認部21a、スタイラス21b、等が設けられている。尚、図10乃至図12は、大腿骨101に手術器具2が設置された状態であって端面101cの寸法の確認が行われる状態を示している。
寸法確認部21aには、マーキング孔21c、前後寸法確認部21d、等が設けられている。マーキング孔21cは、大腿骨101の端面101cに対して大腿骨コンポーネント100を設置するための基準位置のマーキングが行われる際に用いられる孔として設けられている。前後寸法確認部21dは、術者が、端面101cに設置される大腿骨コンポーネント100についての大腿骨101の前後方向における寸法を確認する際に、端面101cの前後方向の寸法を確認するための機構として設けられている。尚、図10乃至図12では図示を省略するが、寸法確認部21aにおいて、更に、術者が、端面101cに設置される大腿骨コンポーネント100についての大腿骨101の横幅方向(左右方向)における寸法を確認する際に、端面101cの横幅方向(左右方向)の寸法を確認するための機構が設けられていてもよい。
スタイラス21bは、寸法確認部21aに対して着脱自在に取り付けられ、支持部21e及び軸部21fが設けられている。支持部21eは、寸法確認部21aに対して揺動自在に取り付けられるとともに、術者が把持可能なハンドル状の部分が設けられている。軸部21fは、支持部21eに対して支持される軸状の部材として設けられている。この軸部21fは、支持部21eに対してスライド移動自在に挿入されて取り付けられ、支持部21eとともに寸法確認部21aに対して揺動することになる。
また、軸部21fには、支持部21eに支持される側と反対側の端部において、第1実施形態の保持突起(11d、11e)と同様に形成された保持突起21gが1つ設けられている。この保持突起21gに対して、着脱部12の係合部12bが嵌め込まれる。手術器具2においては、保持突起21gと係合部12bとの着脱により、着脱部12が本体機構21に対して着脱自在に取り付けられるように構成されている。
尚、図10乃至図12では、左膝関節に対応して用いられるサイザーとしての本体機構21を例示している。右膝関節において大腿骨の端面の寸法の確認が行われる場合は、右膝関節に対応したサイザーとしての本体機構(図示せず)が用いられることになる。尚、着脱部12については、左膝関節に対応した本体機構21と、右膝関節に対応した本体機構とのいずれに対しても用いられることができるように構成されている。即ち、着脱部12は、表裏を入れ替えて本体機構21又は右膝関節用の本体機構に取り付けられることで、同一の部材で、左膝関節及び右膝関節のいずれに対しても対応して用いられるように構成されている。
以上説明した第2実施形態の手術器具2によると、第1実施形態の手術器具1と同様の効果を奏することができる。即ち、第2実施形態によると、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具2を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を容易に把握することができる。
また、手術器具2によると、本体機構21が、サイザーとして設けられるため、術者が、大腿骨101の端面101cの寸法の確認を行うために手術器具2を設置する際に、着脱部12を参照することで、サイジング(大腿骨101の端面101cの寸法及び形状の確認)の測定点を明確にすることができる。
(第3実施形態)
次に、本考案の第3実施形態に係る人工膝関節置換術用手術器具3(以下、単に「手術器具3」とも称する)について説明する。図13は、手術器具3が大腿骨101に設置された状態を示す斜視図である。図14は、手術器具3が大腿骨101に設置された状態を示す平面図である。図15は、手術器具3が大腿骨101に設置された状態を示す正面図(図13(a))及び側面図(図13(b))である。
図13乃至図15に示す手術器具3は、膝関節を人工膝関節に置換する人工膝関節置換術において用いられる。そして、手術器具3は、この人工膝関節置換術において、大腿骨101に対して大腿骨コンポーネント100を設置するために用いられる。
手術器具3は、本体機構31と着脱部32とを備えて構成されている。これらの本体機構31及び着脱部32は、医療機器の素材としての認可承認を得たチタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス鋼などの金属材料により形成されている。そして、本体機構31は、大腿骨101の遠位端側に設置され、大腿骨101が切削される作業としての骨切りが行われる際に骨切り用の工具(図示せず)をガイドする機構として設けられている。一方、着脱部32は、本体機構31に対して着脱自在に取り付けられるプレート状の部材として設けられている。
ここで、本体機構31及び着脱部32について詳しく説明する。本実施形態では、本体機構31は、大腿骨101の遠位端側の端部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具(図示せず)をガイドするためのスリットが形成された機構であるボックススリットとして設けられている。そして、本体機構31には、本体ブロック31a、軸部31b、等が設けられている。尚、図13乃至図15は、大腿骨101に手術器具3が設置された状態であって骨切り工具による大腿骨101の端部の骨切りが行われる前の状態を示している。
本体ブロック31aは、ブロック状の部材として設けられ、複数のスリット(31d、31e、31f、31g、31h)が設けられている。各スリット(31d、31e、31f、31g、31h)は、大腿骨101の端部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具(図示せず)をガイドするように構成されている。即ち、各スリット(31d、31e、31f、31g、31h)に骨切り工具が挿入され、この骨切り工具が駆動されることで、大腿骨101の端部の骨切りが行われることになる。
軸部31bは、本体ブロック31aに対して支持される軸状の部材として設けられ、本体ブロック31aに対して揺動自在及びスライド移動自在に取り付けられる。そして、軸部31bには、本体ブロック31aに支持される側と反対側の端部において、保持部31cが設けられている。保持部31cは、着脱部32が着脱される二股状の溝部分を備えて構成されている。
プレート状の部材として設けられた着脱部32は、前述のように、本体機構31に対して軸部31bの端部の保持部31cにて着脱自在に取り付けられて保持される。そして、この着脱部32は、表裏を入れ替えて本体機構31に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられるように構成されている。また、着脱部32には、外側対応部分32a、係合部32bが設けられている。
外側対応部分32aは、プレート状の着脱部12における外周の縁部分の一部分として設けられている。尚、着脱部32における外周の縁部分としては、湾曲して延びるように形成された部分と、その反対側に配置されて直線状に延びるように形成された部分とが設けられている。そして、外側対応部分32aは、プレート状の着脱部32における湾曲して延びるように形成された縁部分の一部分であって、外側に円弧状に張り出すように設けられた部分として構成されている。また、この外側対応部分32aは、大腿骨コンポーネント100の前面側配置部100aの外縁の形状であって患者の左右方向における外側の形状である外側縁部分100e(図1乃至図4を参照)に対応した形状部分として、着脱部32に備えられている。
また、係合部32bは、着脱部32における上記の直線状に延びる縁部分から突出するように形成された板状の突起部分として設けられている。この係合部32bが本体機構31の軸部31bの保持部31cにおける溝部分に嵌め込まれることで、着脱部32が本体機構31に対して取り付けられて保持されることになる。即ち、係合部32bが保持部31cに嵌め込まれることで着脱部32が本体機構31に取り付けられた状態となり、係合部32bが保持部31cから外されることで着脱部32が本体機構31から取り外された状態となる。このように、着脱部32は、本体機構31に対して着脱自在に構成されている。
尚、図13乃至図15では、手術器具3が左膝関節に対応して用いられている場合を例示している。一方、手術器具3が右膝関節に対応して用いられる場合は、図13乃至図15に示す手術器具3の状態から、軸部31bの本体ブロック31aに対する取り付け位置が変更されるとともに、係合部32bが保持部31cから一旦取り外される。そして、図5乃至図9に示す手術器具3の状態に対して着脱部32の表裏が入れ替えられた状態で、係合部32bが保持部31cに嵌め込まれる。これにより、手術器具3が右膝関節に対応して用いられる状態となる。
以上説明した第3実施形態の手術器具3によると、第1実施形態の手術器具1と同様の効果を奏することができる。即ち、第3実施形態によると、構造の複雑化を招いてしまうことを抑制でき、術者が人工膝関節置換術用手術器具3を用いた作業を行う際に大腿骨コンポーネント100の適切な設置位置を容易に把握することができる。
また、手術器具3によると、本体機構31が、ボックススリットとして設けられるため、術者が、大腿骨101の遠位端側の端部を切削する骨切りを行うために手術器具3を設置する際に、着脱部32を参照することで、大腿骨コンポーネント101の適切な設置位置を容易に把握することができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前述の実施の形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、次のような変形例を実施してもよい。
(1)前述の実施形態では、着脱部がプレート状に形成された形態を例にとって説明したが、この通りでなくてもよく、ブロック状など、プレート状以外の形状に形成される着脱部の形態であってもよい。
(2)前述の実施形態では、着脱部が本体機構に対して着脱自在に取り付けられる形態として、ピン状の突起に対して凹部が嵌り込む形態と、溝部分に対して板状の突起が嵌まり込む形態を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。例えば、孔に対して突起が嵌め込まれる形態などであってもよい。
本考案は、膝関節を人工膝関節に置換する手術において、大腿骨に対して人工膝関節における大腿骨コンポーネントを設置するために用いられる、人工膝関節置換術用手術器具として、広く適用することができるものである。
1 人工膝関節置換術用手術器具
11 本体機構(顆間カットガイド)
11d、11e 保持突起
12 着脱部
12a 外側対応部分
12b 係合部
100 大腿骨コンポーネント
101 大腿骨

Claims (5)

  1. 膝関節を人工膝関節に置換する手術において、大腿骨に対して前記人工膝関節における大腿骨コンポーネントを設置するために用いられる、人工膝関節置換術用手術器具であって、
    大腿骨の遠位端側に設置される本体機構と、
    前記本体機構に対して着脱自在に取り付けられ、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状に対応した形状部分を有する着脱部と、
    を備え、
    前記本体機構は、大腿骨が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする機構として、又は、大腿骨において切除された端面における大腿骨の寸法の確認を可能にする機構として設けられ、
    前記着脱部は、表裏を入れ替えて前記本体機構に取り付けられることで、同一の部材で、右膝関節及び左膝関節のいずれに対しても対応して用いられることを特徴とする、人工膝関節置換術用手術器具。
  2. 請求項1に記載の人工膝関節置換術用手術器具であって、
    前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部における顆と顆との間の部分である顆間部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドする機構である顆間カットガイドとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用手術器具。
  3. 請求項1に記載の人工膝関節置換術用手術器具であって、
    前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部において切除された端面における大腿骨の寸法の確認を可能にする機構であるサイザーとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用手術器具。
  4. 請求項1に記載の人工膝関節置換術用手術器具であって、
    前記本体機構は、大腿骨の遠位端側の端部が切削される作業としての骨切りが行われる際に切削用の骨切り工具をガイドするためのスリットが形成された機構であるボックススリットとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用手術器具。
  5. 請求項2に記載の人工膝関節置換術用手術器具であって、
    前記着脱部は、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状であって患者の左右方向における外側の形状に対応した形状部分を有し、
    前記顆間カットガイドとして設けられた前記本体機構は、前記大腿骨コンポーネントの外縁の形状であって患者の左右方向における内側の形状に対応した形状部分を有していることを特徴とする、人工膝関節置換術用手術器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022030427A1 (ja) * 2020-08-04 2022-02-10 京セラ株式会社 カムモジュール、大腿骨トライアル、顆間カットガイド、システム

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