JP3165912U - 加熱素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導面積を増加し、カーボン材薄膜層の脱落を防止する、高効率の加熱素子を提供すること。【解決手段】基材71と、基材71の表面に塗布されたカーボン材薄膜層73と、カーボン材薄膜層73の表面両側に設けた電極74a,74bとを備え、カーボン材薄膜層73を塗布した部分において、基材71の表面に粗面72を設ける。【選択図】図7

Description

本考案は、ガラス等より成る基材の表面に粗面を形成し、熱伝導面積を増加すると共に、カーボン材薄膜層の脱落を防止する、高効率の加熱素子に関する。
現在市販されている電熱製品は、抵抗フィラメントまたは電熱管が発生する熱エネルギーを利用して物品を加熱するのが一般的である。
しかし、このような電熱製品は、抵抗フィラメントと電熱管が比較的大きい均一な面での発熱を生み出すことができないため、電熱効率が低く、エネルギーの消耗を招くという欠点がある。
上述の欠点を解決するため、従来、図1に示す管状金属薄膜加熱素子、及び、図2に示す板状金属薄膜加熱素子のように、ガラス管、ガラス板または石英管上に真空スパッタリングで金属を蒸着して導電性薄膜を形成した加熱素子を開発している。
図1及び図2に示す加熱素子10、20は、基材11、21を備え、基材11、21の一面に真空スパッタリング法で金属薄膜層12、22をメッキすると共に、薄膜層12、22上に2つの電極13a、13b及び23a、23bを設置してあり、電源が2つの電極13a、13bまたは23a、23bに導通されると、金属薄膜層12、22が発熱して加熱効果を発揮することができる。
しかしながら、このような構造の加熱素子10、20は、大面積の金属薄膜層12、22の加工コストが高いため、図3に示す管状カーボン材薄膜加熱素子、及び、図4に示す板状カーボン材薄膜加熱素子のように、カーボン材を導電性薄膜層とした加熱素子が開発されている。
加熱素子30、40は、カーボン材を直接ガラス管及びガラス板より成る基材31、41上に塗布してカーボン材薄膜層32、42とし、さらにカーボン材薄膜層32、42上に絶縁層33、43を設置して、カーボン材薄膜層32、42の脱落を防止している。このような構造としたのは、ガラス管またはガラス板の表面が滑らかで艶のある面であることから、カーボン材薄膜層32、42が脱落しやすいためである。
また、カーボン材薄膜が脱落する問題を克服するため、図5に示す管状カーボン材薄膜加熱素子のような構造、及び、図6に示す板状カーボン材薄膜加熱素子のような構造がある。
図5及び図6に示す加熱素子50、60は、ガラス管及びガラス板より成る基材51、61の表面とカーボン材薄膜層の間に粘着層53、63を設け、カーボン材薄膜層52、62と基材51、61間の付着力を高めて脱落現象を克服している。しかしながら、このような構造は熱伝導の損耗を生じるため、低熱伝導部材上にしか使用できない。
本考案が解決しようとする課題は、上述の従来品の欠点を解決し、熱伝導面積を増加し、カーボン材薄膜層の脱落を防止する、高効率の加熱素子を提供することにある。
本考案の加熱素子は、基材と、前記基材の表面に塗布されたカーボン材薄膜層と、前記カーボン材薄膜層の表面両側に設けた電極とを備え、前記カーボン材薄膜層を塗布した部分において、前記基材の表面に粗面を設けてある。
前記基材は管状、板状、筒形容器状のいずれかとすることができる。
前記粗面は規則的または不規則な凹凸面としても良い。
前記粗面の算術平均粗さを0.05mm〜0.2mmとするのが望ましい。
前記粗面を前記筒形容器状の基材の外側表面の下部または底面に設けることができる。
本考案によれば、基材の表面に粗面を設けたので、基材とカーボン材薄膜層との間の熱伝導接触面積及び付着力が増加し、この結果、カーボン材薄膜層への熱伝導効率を高め、同時にカーボン材薄膜層の脱落を防止できる。
従来の管状金属薄膜加熱素子の断面図である。 従来の板状金属薄膜加熱素子の断面図である。 従来の管状カーボン材薄膜加熱素子の断面図である。 従来の板状カーボン材薄膜加熱素子の断面図である。 従来の他の管状カーボン材薄膜加熱素子の断面図である。 従来の他の板状カーボン材薄膜加熱素子の断面図である。 本考案の実施例1を示す管状加熱素子の断面図である。 本考案の実施例2を示す板状加熱素子の断面図である。 本考案の実施例3を示す容器状加熱素子の断面図である。
本考案の実施例を図7〜図9に基づいて詳細に説明する。
図7は、管状の加熱素子に係る実施例1を示す。
実施例1の加熱素子70は、ガラス、石英ガラスまたはセラミック材質より成る管状基材71を備える。
管状基材71の外側表面に粗面72が設けられ、粗面72の外面にカーボン材薄膜層73が塗布され、且つカーボン材薄膜層73の外面両側にそれぞれ電極74a、74bが塗布して設けられ、これら電極74a、74bが電源ワイヤの接続に用いられる。
また、カーボン材薄膜層73と2つの電極74a、74bの外面に絶縁層75が設けられ、電気的絶縁作用が提供される。
図8は、板状の加熱素子に係る実施例2を示す。
実施例2の加熱素子80は、ガラス、石英ガラスまたはセラミック材質より成る板状基材81を備える。
板状基材81の表面上に粗面82が設けられ、粗面82上にカーボン材薄膜層83が塗布され、且つカーボン材薄膜層83の上面両側にそれぞれ電極84a、84bが塗布して設けられ、これら電極84a、84bが電源ワイヤの接続に用いられる。
また、カーボン材薄膜層83と2つの電極84a、84bの上面に絶縁層85が設けられる。
図9は、容器状の加熱素子に係る実施例3を示す。
実施例3の加熱素子90は、ガラス、石英ガラスまたはセラミック材質より成る筒形容器状の基材91を備える。
基材91の外側表面の下部に、外周囲を取り巻くよう環状の粗面92が設けられ、粗面92の外面にカーボン材薄膜層93が塗布される。また、カーボン材薄膜層93の外面上下部にそれぞれ電極94a、94bが塗布して設けられ、これらの電極94a、94bが電源ワイヤの接続に用いられる。
さらに、カーボン材薄膜層93と2つの電極94a、94bの外面に絶縁層95が設けられると共に、絶縁層95の外側に底カバー96が被着され、絶縁と断熱作用が提供される。
基材91は各種の液体を入れる容器とすることができ、例えば湯飲み、急須、コーヒーサーバー、保温カップ、保温ポット、鍋等の容器とすることができる。また、粗面92は基材91の底面に設けることもできる。
なお、本考案において、カーボン材薄膜層は、炭素薄膜層、グラファイト薄膜層等とすることができる。
熱伝導効率を高め、薄膜層の付着力を増すために基材の表面に設けた粗面は、サンドブラスト等により形成してある。サンドブラストは80メッシュ約0.15mmを使用して加工を行い、粗面は規則的または不規則な凹凸面とすることができる。粗面の最良の粗さ(算術平均粗さ;Ra)は約0.05mm〜0.2mmとし、基材と導電薄膜の熱伝導接触面積を増加して、熱伝導効率向上の目的を達することができる。
10、20、30、40、50、60 加熱素子
11、21、31、41、51、61 基材
12、22 金属薄膜層
32、42、52、62 カーボン材薄膜層
53、63 粘着層
13a、13b、23a、23b 電極
70、80、90 加熱素子
71、81、91 基材
72、82、92 粗面
73、83、93 カーボン材薄膜層
74a、74b、84a、84b、94a、94b 電極
96 底カバー
75、85、95 絶縁層

Claims (5)

  1. 基材と、前記基材の表面に塗布されたカーボン材薄膜層と、前記カーボン材薄膜層の表面両側に設けた電極とを備え、前記カーボン材薄膜層を塗布した部分において、前記基材の表面に粗面を設けたことを特徴とする、加熱素子。
  2. 前記基材が管状、板状、筒形容器状のいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の加熱素子。
  3. 前記粗面が規則的または不規則な凹凸面であることを特徴とする、請求項1に記載の加熱素子。
  4. 前記粗面の算術平均粗さ(Ra)が0.05mm〜0.2mmであることを特徴とする、請求項1に記載の加熱素子。
  5. 前記粗面を前記筒形容器状の基材の外側表面の下部または底面に設けたことを特徴とする、請求項2に記載の加熱素子。
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