JP3165812U - トイレットクーラー - Google Patents

Abstract

【課題】簡単な構造で、かつ省電力でトイレ内を冷房することができるトイレットクーラーを提供する。【解決手段】熱交換器とファンとが組み付けられた本体と、水洗便所のロータンクと、ロータンク内の水中に配置される水中ポンプと、水中ポンプと熱交換器とを水が循環するように接続する給、排水チューブと、を備える。ロータンク内の水を水中ポンプを介して本体の熱交換器に循環させてファンで冷風を作り出し、トイレ内を良好に冷房することができる。【選択図】図１

Description

本考案は、便所室内の冷房機能を持つ空調装置であるトイレットクーラーに関する。

従来便所内の冷房としては、扇風機か団扇を使用するか、一時本格的なフロンガスを冷媒とした、いわゆるエアコンの小型化したものが出現したが大電力を消費して設備費用も高価な品であったため殆ど実用化しなかった。

従来の冷房機器は扇風機にしても置き場所を必要とするし、本格クーラーは室外機の放熱が場所的に困難を来たし、短時間の利用価値としては不向きであった。

上記課題を解決するため本考案は、熱交換器とファンとが組み付けられた本体と、水洗便所のロータンクと、ロータンク内の水中に配置される水中ポンプ６と、水中ポンプ６と熱交換器とを水が循環するように接続する給、排水チューブ２と、を備え、ロータンク内の水を水中ポンプ６を介して本体の熱交換器に循環させてファン１１で冷風を作り出すことを特徴とするトイレットクーラーから構成される。水洗便器には必ずセットされているロータンクの冷水容量約２０リットルをラジエーターを介して循環させてファンで涼風を作り出す原理で極僅かな燃費でどの家庭でも容易に設置できる特徴を持つ。

また、本体に空気吸込み口が設けられ、空気吸込み口には脱臭フイルターを装着したこととしてもよい。

また、空気吸い込み口には集塵フイルターを装着したこととしてもよい。

１）本考案はロータンクの水を小型水中ポンプで熱交換器内を循環させるものであるが、通常タンク内の水は真夏でも平均２０度〜２５度程度であってトイレ内の約３０数度の高温多湿の部屋は十分涼気を満たすことが出来る。
２）タンクの水は用を足す度に入れ替わるので水温が上昇することはない。
３）本機は消費電力が数十ワットの寡少なため常時運転していてもコストが安い。
４）脱臭フイルター面が広いので換気扇よりも脱臭能力効果がある。

本考案の全体図である。 熱交換器の展開図である。 ロータンク内部の構造である。 小型水中ポンプを示す。 熱交換器の内部構造を示す。 脱臭フイルター、集塵のフイルターの装着図を示す。 脱臭フイルター、集塵フイルターを示す。

本考案は基本的にはロータンクの上方の壁面に本体を引き掛け式で取りつけ本体横に設けた給、排水管接続部９（入、出）と水中ポンプ６とを給、排水ペアーチューブ２で接続し、ドレンパイプ１を設置したら主な工事は終了する。

本体にはファンモーター１０用のＡＣ１００Ｖ電源と水中ポンプ６用のＤＣ１２Ｖ端子を設けてあるため、それぞれのプラグを挿入したら工事は完全に完了する。

本体を始動させるスイッチはリモコン式でも壁スイッチでも選べる。

ロータンク内の水を水中ポンプ６を介して本体の熱交換器に循環させてシロッコファン１１で冷風を作り出す。空気吸い込み口に集塵フイルター１３と脱臭フイルター１２を装着することにより空気清浄と脱臭効果を表す。

１ ドレンパイプ
２ 給、排水ペアーチューブ
３ １００Ｖ電源コード
４ リモコン
５ ポンプ用ＤＣ１２Ｖコード
６ 水中ポンプ
７ 吐出管
８ １２Ｖ電源部
９ 給、排水管接続部
１０ ファンモーター
１１ シロッコファン
１２ 脱臭フイルター
１３ 集塵フイルター

Claims (6)

1. 基本的には水洗便所のロ−タンクの冷水を利用循環させて冷風を作り出す。
2. 近くに井戸水または利用出来る水槽があればその水を循環水に利用することも可能とする。
3. 地下水を利用したポンプ設置の家庭では電磁弁を付けて直結してもよい。
4. 温泉地であれば冬場温水に切り替えれば暖房機としても使える。
5. 熱交換機の中に電熱ヒ−タ−を組み込めば暖房機としても利用できる。
6. 空気吸い込み口に塵埃フィルタ−と脱臭フィルタ−を装着することにより空気清浄と脱臭効果を表す。

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