JP3165311U - 蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に飲料を安定的に且つスムーズに流出させることができる蓋を提供する。【解決手段】本体10と、該本体の周縁に延設される係合部材11と、上方に向かって径方向へ延出する斜面を有する流出口141を備え、前記本体の上面に形成される飲み口14と、該飲み口の内部に形成される取り外し可能な封止部材15とを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、特に飲み物の飲み易さを考慮した利便性の高い蓋に関するものである。
図9に示すように、一般にコップからの飲料の漏れを防ぐためには、飲料を収容する例えば紙コップなどの容器の開口に蓋90を取り付ける。該蓋90は、上方に向かって突起する頂部91と、該頂部91の周縁に延設される係合部材92と、該頂部91の上面周縁近傍に穿設される飲み口93と、該上部91の好適とされる箇所に穿設される通気穴94とを有する。
前記従来の蓋90を使用して飲料を飲む時は、該容器を傾け、前記通気穴94の通気効果により、飲料を該蓋90の飲み口93から流出させれば、飲料を飲むことができる。
しかしながら、前記従来の蓋90においては、飲み口93が容器の内部と直接に連通するので、飲料を飲もうとして該容器を傾けると、極めて小さな飲み口93から、飲料が急激に流出することから、飲料をスムーズに飲むことができないのみならず、飲料が漏れる可能性もあった。
また、従来においては、共に貫通穴である前記蓋90の飲み口93や通気穴94からの飲料の漏れを防止するために、例えば、販売された飲料を使用者に渡す前に、シールやテープにより該飲み口93や通気穴94を封止している。
しかしながら、前記シールやテープを利用するだけでは、飲料の漏れを防ぎ切れない。この問題を解決するために、漏れが起きないように容器を封止可能な封止部材を有する蓋が案出された。この封止部材を有する蓋を利用すれば、飲料を飲む時に該封止部材を取り外せば、飲み口を露出させて容易に飲料を飲むことができる。しかしながら、この封止部材を有する蓋は、図9に示す従来の蓋に存在する問題の一部しか解決していない。即ち、封止部材を有する蓋を利用しても、コップを倒しすぎると、飲み口93から勢いよく飲料が流れ出てしまう。
更に、従来の蓋の飲み口は、該蓋の上面と同じ高さに位置するので、飲み口の周辺に漏れた飲料はすぐに蓋の周縁へ流れ、または蓋の周縁から零れ落ちてしまうと共に、従来の蓋の飲み口は上述したような小さなものであるので、、例えば、砂糖やミルクなどの入れる時は、蓋ごと容器から取り外さなくてはならなく、また、蓋を取り外したり、取り付け直したりする動作を行うときには、相当気ををつけなければ、飲料を零してしまう虞があった。
そこで、案出されたのが本考案であって、例えば、コップを倒しすぎると、飲み口93から飲料が急激に流出してしまうなどの従来の蓋の問題を解決するために、飲料を常に安定した状態で飲むことができる蓋を提供することを目的としている。
本願の請求項1の考案は、本体と、
該本体の周縁に延設される係合部材と、
上方に向かって径方向へ延出する斜面を有する流出口を備え、前記本体の上面に形成される飲み口と、
前記飲み口の内部に形成される取り外し可能な封止部材とを有することを特徴とする蓋を提供する。
該本体の周縁に延設される係合部材と、
上方に向かって径方向へ延出する斜面を有する流出口を備え、前記本体の上面に形成される飲み口と、
前記飲み口の内部に形成される取り外し可能な封止部材とを有することを特徴とする蓋を提供する。
本願の請求項2の考案は、前記本体が、その上面に形成され、上方に向かって突起し、上縁を有する頂部を備え、
前記頂部の一側に飲み口が設けられ、
前記飲み口の流出口の斜面が前記上縁まで延出することを特徴とする請求項1に記載の蓋を提供する。
前記頂部の一側に飲み口が設けられ、
前記飲み口の流出口の斜面が前記上縁まで延出することを特徴とする請求項1に記載の蓋を提供する。
本願の請求項3の考案は、前記飲み口がテーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓋を提供する。
本願の請求項4の考案は、前記飲み口と封止部材との間に防漏溝が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の蓋を提供する。
本願の請求項5の考案は、前記封止部材における流出口の近傍まで突出する取っ手部材と、
前記封止部材の底部に形成される少なくとも1つの区画溝とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の蓋を提供する。
前記封止部材の底部に形成される少なくとも1つの区画溝とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の蓋を提供する。
本考案は上記の課題を解決するものであり、飲料が急激に流れ出し、飲料を安定的にスムーズに飲むことができない従来の蓋の問題を解決することができるのみならず、テーパー状に形成される飲み口により、より安定的に且つスムーズに飲料を流出させると共に、前記防漏溝などの構造により飲料の漏れを防止し、更に、前記区画溝152により区画される多段式の封止部材の一部または全てを取り外すことにより、使用者の好みの大きさに飲み口を露出させることができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1乃至図4に示すように、本考案に係る蓋は、本体10と、係合部材11と、飲み口14と、封止部材15とを有し、その内、該係合部材11は、該本体10の周縁に延設され、該飲み口14は、前記本体10の上面に形成され、上方に向かって径方向へ延出する斜面142を有する流出口141を備え、該封止部材15は、前記飲み口14の内部に形成される取り外し可能なものである。
本考案に係る蓋の第1実施例においては、前記係合部材11の内周面に係合構造12が凸設され、該係合構造12は、図面に示すように、該係合部材11の内周面に凸設される係合リングであってもよいが、破線状を呈する複数の突起を有するものであってもよい。
前記本体10は、その上面に形成され、上方に向かって突起し、上縁131を有する頂部13を備え、該頂部13の一側に前記飲み口14が設けられ、該飲み口14の内部に前記取り外し可能な封止部材15が一体に形成され、更に、該飲み口14の流出口141の斜面142は、前記上縁まで延出する構造となっている。
図5に示すように、容器20に取り付けられる蓋を使用する時は、単に封止部材15を取り外すせば、簡単に容器20内の飲料を飲むことができ、また、図6に示すように、該容器20を傾ければ、飲料を斜面142に沿って、流出口141へスムーズに送ることができる。
図1及び図4に示すように、本考案に係る蓋の第2実施例は、飲み口14がテーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有するものである。この構造によれば、図5及び図6に示すように、流出口141の斜面142における飲料をガイドする効果に加え、飲み口14を通過する飲料を、より効率的且つスムーズに流動させることができる。即ち、このテーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有する飲み口14の構造は、前記第1実施例に述べた斜面142が設けられる流出口141を有する構造と併用することができる。
図1、図3及び図4に示すように、本考案に係る蓋の第3実施例は、飲み口14と封止部材15との間に防漏溝143が形成されるものであり、図7に示すように、該防漏溝143は、封止部材15を取り外した状態では、飲み口14から零れた少量の飲料を頂部13に蔓延させないように収容することができ、また、この構造は、前記第1実施例において述べた、斜面142を具備する流出口141を有する構造や、前記第2実施例において述べた、テーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有する飲み口14の構造と併用することができる。
図1及び図2に示すように、本考案に係る蓋の第4実施例はさらに、取っ手部材151と、少なくとも1つの区画溝152とを有し、該取っ手部材151は、封止部材15における流出口141の近傍まで突出するものであり、該少なくとも1つの区画溝152は、該封止部材15の底部に形成されることにより、封止部材15を複数の部分に分画するものである。更に、複数の部分に区画される多段式の封止部材15は、例えば1つの区画溝152により区画される第1部分153及び第2部分154を有し、使用者は、前記第1部分153のみ、もしくは第1部分153及び第2部分154の両方を全て取り外すことができる。また、図5に示すように、多段式の封止部材15を取り外す時は、第1部分153を取り外した後、該第1部分153を捲るように上方へ引けば、簡単に第2部分154を剥がすことができる。尚、図8に示すように、第1部分153のみを取り外し、第2部分を本体10と結合している状態のままにしてもかまわない。この構造によれば、使用者は、前記封止部材15を好適な大きさに、即ち、封止部材15を全て取り外し、飲み口14を全て露出させることができるので、例えば、砂糖などの追加を容易に行うことができる。更に、図8に示すように、砂糖などの追加が不要な場合には、封止部材15の一部である第1部分153のみを取り外せば、容器20内における飲料の温度を長時間保持することができる。なお、前記区画溝152により区画される多段式の封止部材15は、前記第1実施例において述べた、斜面142を具備する流出口141を有する構造と、または、前記第2実施例において述べたテーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有する飲み口14の構造と、前記第3実施例において述べた、飲み口14と封止部材15との間に形成される防漏溝143の構造と併用することができる。
本考案は上記の構成を有するので、飲料を安定的に且つスムーズに流出させると共に、飲料の零れを防止でき、更に、好適な大きさで飲み口を露出させることができる。
10 本体
11 係合部材
12 係合構造
13 頂部
14 飲み口
15 封止部材
20 容器
131 上縁
141 流出口
142 斜面
143 防漏溝
151 取っ手部材
152 区画溝
153 封止部材の第1部分
154 封止部材の第2部分
90 蓋
91 頂部
92 係合部材
93 飲み口
94 通気穴
11 係合部材
12 係合構造
13 頂部
14 飲み口
15 封止部材
20 容器
131 上縁
141 流出口
142 斜面
143 防漏溝
151 取っ手部材
152 区画溝
153 封止部材の第1部分
154 封止部材の第2部分
90 蓋
91 頂部
92 係合部材
93 飲み口
94 通気穴
Claims (5)
- 本体と、
該本体の周縁に延設される係合部材と、
上方に向かって径方向へ延出する斜面を有する流出口を備え、前記本体の上面に形成される飲み口と、
前記飲み口の内部に形成される取り外し可能な封止部材とを有する蓋。 - 前記本体は、その上面に形成され、上方に向かって突起し、上縁を有する頂部を備え、
前記頂部の一側に前記飲み口が設けられ、
前記飲み口の流出口の斜面が前記上縁まで延出することを特徴とする請求項1に記載の蓋。 - 前記飲み口は、テーパー状に形成され、小径の流出端部と、大径の内端部とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓋。
- 前記飲み口と封止部材との間に防漏溝が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の蓋。
- 前記封止部材における流出口の近傍まで突出する取っ手部材と、
前記封止部材の底部に形成される少なくとも1つの区画溝とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007149U JP3165311U (ja) | 2010-10-28 | 2010-10-28 | 蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007149U JP3165311U (ja) | 2010-10-28 | 2010-10-28 | 蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3165311U true JP3165311U (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=54876602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010007149U Expired - Fee Related JP3165311U (ja) | 2010-10-28 | 2010-10-28 | 蓋 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3165311U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10582787B2 (en) | 2012-08-22 | 2020-03-10 | Ptm Packaging Tools Machinery Pte. Ltd. | Paper-based container lids and methods for making the same |
-
2010
- 2010-10-28 JP JP2010007149U patent/JP3165311U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10582787B2 (en) | 2012-08-22 | 2020-03-10 | Ptm Packaging Tools Machinery Pte. Ltd. | Paper-based container lids and methods for making the same |
US11497330B2 (en) | 2012-08-22 | 2022-11-15 | Ptm Packaging Tools Machinery Pte. Ltd. | Paper-based container lids and methods for making the same |
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Legal Events
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