JP3165102B2 - ドアハンドル装置 - Google Patents

ドアハンドル装置

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JP3165102B2
JP3165102B2 JP06353898A JP6353898A JP3165102B2 JP 3165102 B2 JP3165102 B2 JP 3165102B2 JP 06353898 A JP06353898 A JP 06353898A JP 6353898 A JP6353898 A JP 6353898A JP 3165102 B2 JP3165102 B2 JP 3165102B2
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洋士 奥田
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株式会社シュア製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアハンドル装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドアに装着されるドアハンドル装置とし
て、ドアの両側に設けられる一対のハンドルと、これら
両ハンドルを互いに一体回動可能な接続関係に保持する
ハンドル軸とを有したものがある。このドアハンドル装
置では、ドアに設けられるラッチ機構に対してハンドル
軸を貫通させるようにして、このハンドル軸の回動をラ
ッチ機構へ伝えてこれを作動できるようになっており、
従って、各ハンドルにより(即ち、ドアのいずれ側から
でも)、ラッチ機構の開閉動作が可能となっている。
【0003】従来、この種、ドアハンドル装置には、例
えば特開平8−170464号公報や特開平9−250
259号公報等に記載されているように、ドアの一方側
(トイレのドアに適用する場合で言うと、トイレ室内側
に相当)からの操作により、両方のハンドルを、操作可
能状態と操作不可能状態とに切り換えられるようにした
ロック機構が具備されたものがある。
【0004】上記各公報記載のロック機構は、ハンドル
軸の径方向に沿って移動可能に設けられたロック片を有
しており、このロック片が、ハンドル軸に直接的又は間
接的に当接する回動阻止状態と、ハンドル軸との不干渉
位置へ退避する回動許容状態とに切換動作可能になって
いる。このロック片の切換動作は、トイレ室内側へ向け
て設けた操作ツマミに対し、ハンドル軸に平行させるよ
うに別の操作軸を設け、且つこの操作軸とロック片との
間に、回動力を径方向移動力に変換するカム機構を設け
ることにより、行わせている。
【0005】上記操作ツマミは、正面方向へ突出する板
状の形体を有したものである場合が殆どであり、この板
状部分を2本の指で挟んで横ひねり状に回動させるよう
にする。上記操作軸は、ドアを貫通してトイレ室外側ま
で達するようになされており、この軸端部を各種機構と
組み合わせて、ロック切換状態を表示する表示部や、非
常時等において解除動作を行わせるための強制操作部等
を構成させるようになっていた。なお、この操作軸は、
ドアのトイレ室内側において操作ツマミの操作とハンド
ルの操作とが、それぞれ互いの邪魔にならないように位
置付ける必要があるため、ハンドル軸からある程度、広
めの軸間距離をおいて設けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ロック
機構の操作ツマミは、2本の指で挟んだまま横ひねりを
加えるようになっていることが多いが、この操作は、手
先が不自由になった高齢者や身体障害者、又は片手に手
荷物等を抱えていて手元が見えにくい者や子供等にとっ
ては、やや難しいということがあった。
【0007】また、上記操作ツマミでは、手先が自由に
使える者にとっても、その操作のためには、いちいちハ
ンドルから手を離さなければならないし、場合によって
はハンドルを持った手とは逆の手で操作しており、両手
が必要になるため、面倒であるということがあった。一
方、このロック機構を具備することにより、ドアハンド
ル装置としてはハンドル軸と操作軸との2軸構成とな
り、しかもこれら2軸は、上記のように広めの軸間距離
を必要としていた。そのため、このドアハンドル装置
は、その全体構造が上下方向に大型化したものとなる
か、又は上下に二分割したものとなっていた。また、こ
のドアハンドル装置をドアに取り付けるには、ドアに対
して、ハンドル軸及び操作軸を挿通させるために、貫通
孔を上下2か所に設ける必要があり、装着作業が面倒に
なるということがあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ロック機構の操作が誰にでも簡単に、また迅
速に行えるようにしたドアハンドル装置を提供すること
を第一の目的とし、また、構造的に小型化できてドアへ
の取り付けも比較的簡単に行えるようにしたドアハンド
ル装置を提供することを第二の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
は、ドアに設けられるラッチ機構を、ハンドル軸を介
してドアの各面側から操作可能にする一対のハンドルを
有しており、この一対のハンドルが、ドアの各面側に突
出した前記ハンドル軸の突出端部に同軸心状に連結され
た突出基部と、この突出基部の突端側から径外方向に延
出されたレバー部分とから構成されているドアハンドル
装置において、前記一対のハンドルのうち、一方のハン
ドルの突出基部の外周部に、当該突出基部の外周部を取
り巻く筒状に形成されたロック切換用の筒型操作部が同
軸回動可能に外嵌されているものである
【0010】このような筒型操作部であれば、その外周
面に手刀や掌、或いは指の腹部分等を当てて、この手刀
等をそのまま真っ直ぐに移動させるだけで、筒型操作部
の回動操作が可能になる。従って、手先が不自由になる
等して従来の操作ツマミを指で挟むことが難しいという
者にとっても、ロック切換が簡単、且つ迅速に行えるよ
うになる。
【0011】勿論、筒型操作部は、手で掴むようにして
回動操作することも可能である。この場合、筒型操作部
がハンドルの突出基部まわりに設けられている(即ち、
近接している)関係上、ハンドルを持ったままの状態で
も、筒型操作部へ指を掛けることができ、この状態で筒
型操作部を回動操作することができるものである。従っ
て、その操作性は従来の操作ツマミに比して格段に良好
となっている。
【0012】このようなことから、上記第一の目的を達
成することができる。また、上記のように筒型操作部が
ハンドルの突出基部まわりに同軸的に設けられることに
関連して、筒型操作部やハンドルに対して別々の操作ス
ペースを確保する必要がなくなる。従って、ドアハンド
ル装置全体として、特に上下方向での小型化が可能にな
る。
【0013】このため、上記第二の目的を達成すること
もできる。なお、各ハンドルには、ドアへの取り付けの
ために、その突出基部のまわりに取付部が相対回動自在
に設けられるものであるが、少なくとも一方のハンドル
の取付部内部を中空にして基部ケースとし、この基部ケ
ース内に、ハンドル軸の径方向に沿った移動で、このハ
ンドル軸の回動阻止状態又は回動許容状態を切換可能に
するロック片と、前記した筒型操作部の回動を受けて上
記ロック片を切換動作させる中間機構の一部又は全部と
を収納させることが可能である。
【0014】この中間機構は、筒型操作部の回動からロ
ック片の径方向移動を取り出すための変換機構で、例え
ば歯車列やカム機構等を採用することができる。そし
て、これらロック片や中間機構を収納させるための基部
ケースは、筒型操作部が設けられる側のハンドルの取付
部によって構成させることもできるが、筒型操作部が設
けられるのとは反対側のハンドルの取付部によって構成
させるのが好適とされる。
【0015】なぜなら、筒型操作部が設けられる側のハ
ンドルは、トイレ等の室内側へ向けられるのが普通であ
り、このハンドルの取付部で基部ケースを構成させる
と、この基部ケースの大型化を招来し、そのために室内
スペースの狭隘化を招くおそれがあるからである。すな
わち、筒型操作部が設けられるのとは反対側のハンドル
の取付部によって基部ケースを構成させることで、筒型
操作部とロック片とを各別のハンドルに対して振り分け
配置できることになり、両側のハンドルとも、それらの
突出基部まわりをコンパクトに抑えることができるので
ある。
【0016】なお、この場合、中間機構としては、筒型
操作部が設けられた側のハンドルとロック片が設けられ
た側のハンドルとの両者間に跨がって設けられることに
なり、従ってハンドル相互の一体回動及びラッチ機構の
作動用とされるハンドル軸に平行させるようにして、操
作軸を必要とした構造になる。しかし、この操作軸は、
上記のように筒型操作部がハンドルの突出基部まわりに
同軸状に設けられることに関連して、ハンドル軸と接近
した配置にできることになる。従って、従来のドアハン
ドル装置とは異なり、装置全体として、特に上下方向で
の小型化が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2に示すように、本発
明に係るドアハンドル装置1は、ドア2の両側に設けら
れる一対のハンドル3,4と、これら両ハンドル3,4
を互いに一体回動可能な接続関係に保持するハンドル軸
5とを有しており、ハンドル軸5を、ドア2に設けられ
るラッチ機構7へ貫通させることで、各ハンドル3,4
によるラッチ機構7の開閉動作を可能にしている。
【0018】なお、上記ラッチ機構7は従来公知のもの
で、ハンドル軸5の貫通部分に45°前後の操作回動が
与えられると、ドア2の端面側で常時突出状態とされた
ラッチ9が退入動を行い、このハンドル軸5への操作回
動が中止されると、内蔵バネ(図示略)によってラッチ
9が突出状態に戻る構造になっている。また、この突出
状態にあるラッチ9に退入方向への外力が加わったとき
は、ラッチ9がハンドル軸5とは無関係に簡単に退入
し、この外力が解除されたときには再びラッチ9が突出
状態に戻る構造になっている。
【0019】また、ハンドル軸5には、断面正方形状の
角軸を用いている。各ハンドル3,4は、いずれも、ハ
ンドル軸5との接続部分を形成して且つドア2から突出
するようにされる突出基部3a,4aと、これら各突出
基部3a,4aの突端側に設けられたレバー部分3b,
4bとを有している。そして、それぞれの突出基部3
a,4aに対して、そのまわりに、ドア2への取り付け
に用いられる取付部10,11が設けられている。
【0020】これら取付部10,11は、いずれも円盤
状をしており、各ハンドル3,4の突出基部3a,4a
とは、相対的に回動自在な状態とされている。また、こ
れら取付部10,11の内部は中空とされており、後述
する各種機構や部材等を収納するための基部ケースを構
成するようになっている(以下では、これら取付部1
0,11のことを「基部ケース」として説明する)。
【0021】このドアハンドル装置1は、ロック機構を
具備したものである。このロック機構は、その機能面か
ら大別すると、ロック切換操作を行う操作部分と、この
操作に伴って実際のロック切換動作を行う本機構部分
と、ロックの切換状態を表示する表示部分との3部分に
分けることができる。そして、これら3部分を構造面か
ら言うと、上記操作部分は、一方のハンドル3の突出基
部3aまわりに同軸状に設けられる筒型操作部14によ
って構成されるものであり、表示部分は、他方のハンド
ル4の突出基部4aまわりの周方向面に沿うように設け
られる表示部15によって構成されるものである。ま
た、本機構部分は、これら筒型操作部14と表示部15
との両者間を、ドア2を介して連結するかたちで設けら
れる中間機構16及びロック片17によって構成された
ものである。
【0022】ロック機構の上記操作部分を構成する筒型
操作部14は、ハンドル3の突出基部3aの外周部を取
り巻く円筒形をしており、その突出基部3aの外周部に
同軸回動可能に外嵌されている。また、筒型操作部14
外周面(図1参照)には複数の滑止め用突起19が設
けられている。この筒型操作部14において、基部ケー
ス10側を向く円環状端面の周方向1か所には、丸棒状
に突出する連動軸20が設けられており、この連動軸2
0は、基部ケース10に設けられた円弧状長孔21(図
3参照)内へ円弧動自在に嵌められている。
【0023】また、筒型操作部14の上記円環状端面に
おいて、連動軸20とは対称位置となる部位には、ボー
ルプッシュ機構22が埋め込まれている。このボールプ
ッシュ機構22は、鋼球23を内蔵バネ(図示略)で押
出方向へ付勢したもので、基部ケース10には、この鋼
球23を係止する凹部24が、周方向に所定間隔をおい
て2か所、設けられている。
【0024】従って、この筒型操作部14は、ハンドル
3の突出基部3aまわりで同軸状の回動が自在であり、
その回動は、連動軸20が長孔21内を円弧動する範囲
(60°前後)で制限されると共に、ボールプッシュ機
構22の鋼球23が各凹部24に係合する位置(上記長
孔21の範囲と略同じとしてある)で、操作範囲を明確
にするためのクリック感やクリック音を生じさせ、また
位置規制がなされるものとなっている。
【0025】ロック機構の上記表示部分を構成する表示
部15は、ハンドル4に設けられる基部ケース11に対
して、ハンドル4の突出基部4aまわりを取り巻くよう
にカバー筒27が一体形成され、その外周面に覗き窓2
8が設けられていると共に、このカバー筒27の内側
に、表示筒29が回動自在に収納された構造になってい
る。
【0026】この表示筒29は、図6に示すように、文
字表記を異ならせたり色分けしたりしたロック表示面2
9aとアンロック表示面29bとが、相互隣接状に設け
られている。また、この表示筒29には、その外周面か
ら径方向外方へ突出するように、平面視が台形状をした
回動制限片30が設けられている。この回動制限片30
は、図4に示すように、基部ケース11の裏面で互いに
所定間隔をおいて設けられた規制リブ31,32の相互
間へ嵌められるようになっており、表示筒29の回動に
伴って、各規制リブ31,32の内面に当接可能になっ
たものである。すなわち、この回動制限片30により、
表示筒29の回動範囲(60°前後)が規制されるもの
である。
【0027】従って、カバー筒27内で表示筒29が回
動向きを異ならせながら回動するたびに、覗き窓28か
らは、ロック表示面29aとアンロック表示面29bと
が交互入れ代わり状に見えるようになり、これによって
表示部15が構成されているのである。なお、図示は省
略するが、カバー筒27において、覗き窓28は1個だ
けでなく、外周面の反対側面、即ち、ハンドル軸5の軸
心を介した対称位置にも設けられており、合計2個あ
る。また、これに伴い、表示筒29(図6参照)に設け
られる両表示面29a,29bの隣接組み合わせも、表
示筒29における外周面の対称位置に、2組、設けられ
ている。
【0028】即ち、本実施形態の場合、表示部15は、
ハンドル軸5の軸心を介した対称配置となる2か所に設
けられているものである。ロック機構の上記本機構部分
を構成するうち、ロック片17は、図2及び図5に示す
ように、表示部15が設けられた側のハンドル4の基部
ケース11内で、上記規制リブ31,32の相互間に嵌
まる板状をしたものである。そして、これら規制リブ3
1,32の両内面にガイドされつつ、ハンドル軸5の径
方向へ沿って移動自在になっている。
【0029】このロック片17には、ハンドル軸5の断
面形状(本実施形態では上記のように正方形状)と対応
する開口形状を有して、このハンドル軸5と回動阻止状
態で係合可能になるロック孔35aと、このロック孔3
5aに連通し且つハンドル軸5よりも径大な開口形状を
有して、このハンドル軸5を回動許容状態のまま通過さ
せるアンロック孔35bとが設けられている。
【0030】すなわち、ロック孔35aがハンドル軸5
に合致する状態にロック片17が位置付けられれば、ハ
ンドル軸5は回動せず、またアンロック孔35bがハン
ドル軸5に合致する状態にロック片17が位置付けられ
れば、ハンドル軸5は回動自在となる。一方、ロック機
構の上記本機構部分を構成するうち、中間機構16は、
図2乃至図5に示すように、筒型操作部14が設けられ
た側のハンドル3の基部ケース10内に収容された第1
ギヤ36と、表示部15が設けられた側のハンドル4の
基部ケース11内に収容された第2ギヤ37と、これら
両ギヤ36,37に噛合する第1、第2のピニオンギヤ
38,39と、これら両ピニオンギヤ38,39を介し
て連動回動可能に接続された操作軸40と、上記第2ギ
ヤ37の回動を上記ロック片17に対して伝動すべく構
成されたカム機構41とを有している。
【0031】上記第1ギヤ36(図3参照)は、基部ケ
ース10の内部において、ハンドル軸5とは干渉しない
ままで、このハンドル軸5のまわりを回動自在に保持さ
れている。そして、筒型操作部14の連動軸20と係合
する軸係止孔43を有しており、この係合関係によっ
て、筒型操作部14と一体回動可能になっている。この
第1ギヤ36は、筒型操作部14の回動範囲に応じて、
セクタ歯車状に、所定範囲だけに歯車が形成されてい
る。
【0032】なお、この第1ギヤ36には、ハンドル軸
5に対して一体回動可能に挿通されたバネ保持レバー4
5が重ね合わされている。このバネ保持レバー45に
は、その径方向の外端位置にバネ受ピン46が設けら
れ、このバネ受ピン46には2本のコイルバネ47の一
端部が引っ掛けられ、これら各コイルバネ47の他端部
が、基部ケース10内の均等な2位置に設けられたバネ
係留ピン48に引っ掛けられている。
【0033】そして、第1ギヤ36において、軸係止孔
43が設けられた部分の外面部36aが、上記各コイル
バネ47と擦れ合うようになっている。すなわち、筒型
操作部14を回動させた場合、これと共に第1ギヤ36
が回動するが、この第1ギヤ36の回動はコイルバネ4
7との擦過により多少重くなり、これが筒型操作部14
に対する操作上の適度な手応え感を生じさせることにな
る。また、各コイルバネ47によって生起する弾性力に
より、第1ギヤ36は回動範囲の両端位置へ付勢される
ことになるため、この付勢力が、一旦回動を始めた第1
ギヤ36に対しては、その回動上の方向性を強め、結果
として、筒型操作部14の回動操作力を助けることに繋
がることになる。
【0034】ところで、この基部ケース10に対して
は、ネジボス49を介して裏蓋50(図2参照)がねじ
止めされるようになっている。また、この基部ケース1
0には、ドア2に対する固定用ねじ(図示略)のねじ挿
通孔52が設けられている。第2ギヤ37は、図6に示
したように表示筒29の外周面に対して直接に設けられ
たもので、回動制限片30とは対称位置となるように配
されている。この第2ギヤ37についても、回動制限片
30と規制リブ31,32とによる回動規制範囲に応じ
て、セクタ歯車状に、所定範囲だけに歯車が形成された
ものとなっている。
【0035】操作軸40は、細板状又は角棒状の軸とし
てある。なお、その軸端部において第1、第2のピニオ
ンギヤ38,39を回動不能に保持できる構造にする限
りにおいては、丸棒状の軸を用いることも可能である。
この操作軸40(図2参照)において、第2ピニオンギ
ヤ39側の軸端には、基部ケース11から外方へ突出す
る状態で、ドライバー等の工具又はコイン等を係合可能
とした強制操作部53(図2参照)が設けられている。
これにより、非常時や故障時等においては、ドア2に対
して表示部15側(即ち、ドア2における筒型操作部1
4とは反対側)からでもロック機構の解除操作が可能に
なっている。
【0036】なお、図面上では、この操作軸40がラッ
チ機構7を貫通するようになっているが、ラッチ機構7
に対しては何ら作動伝達を行うものではなく、単にハン
ドル軸5と接近させるための配慮である。従って、この
配慮が不要な場合には、操作軸40をラッチ機構7の外
側へ通すようにしてもよい。カム機構41は、図2及び
図5に示すように表示筒29(図6参照)の回動制限片
30からハンドル軸5と平行する向きに突設されたカム
軸56と、ロック片17に設けられたカム溝57とによ
って構成されている。このカム溝57は、上記カム軸5
6がガタツキなく差込可能な溝幅を有したもので、表示
筒29の回動に伴うカム軸56の円弧状移動軌跡に対し
て、その接線方向へ延びるように傾斜した指向性を有し
ている。
【0037】従って、表示筒29が回動するのに伴っ
て、カム軸56がカム溝57内を移動し、これによって
ロック片17が、ハンドル軸5の径方向へ移動するよう
になる。すなわち、この移動が、ハンドル軸5に対する
ロック孔35a又はアンロック孔35bの合致切換の動
作源となるものである。ところで、この基部ケース11
に対しては、ネジボス59を介して裏蓋60(図2参
照)がねじ止めされるようになっている。また、この基
部ケース11には、ドア2を介して他方の基部ケース1
0側から挿通される固定用ねじ(図示は省略するが、基
部ケース10のねじ挿通孔52(図3参照)へ差し込ま
れるものを指している)を受けるねじ孔61が設けられ
ている。
【0038】このような構成のドアハンドル装置1をド
ア2へ装着するには、ハンドル3,4の相互間におい
て、ドア2を介するようにハンドル軸5を接続させ、ま
た中間機構16の操作軸40を連結させる(一方端は予
め連結しておき、他方端を差込構造にしておけばよい)
ようにする。そして、この状態で、ハンドル3側におけ
る基部ケース10のねじ挿通孔52から固定用ねじ(図
示略)を差し込み、この固定用ねじをドア2の反対側で
ハンドル4側における基部ケース11のねじ孔61へね
じ込むようにする。
【0039】このとき、各ハンドル3,4のレバー部分
3b,4bを略水平状態とさせる。また、ハンドル4側
においては、図1、図2及び図10に示すように、表示
部15(覗き窓28)が、ハンドル4の突出基部4aに
対してその上方領域に位置付けられるようにするのが好
適であ。この上方領域とは、図9に示すように、ハンド
ル4の真正面でドア2へ向かい、そのうえで白抜き矢符
で示すように下方を見たときに、表示部15の表示内容
を確認でき得るような範囲Pを言う。従って、ハンドル
軸5の真上位置に対して、その左右方向に対する所定幅
の偏心は許容されるものである。
【0040】なお、表示部15は、上記したようにハン
ドル軸5を介して対称位置となる2か所に設けられてい
るため、図9の状態では下方の範囲Qへも表示部15が
向いていることになる。この下向きとされた表示部15
は、勿論、このままの状態で使用されるものではない
が、ハンドル4を逆開きのドアへ取り付ける場合等(ド
ア2の開き勝手に対して室内外の配置が入れ代わってい
る場合等を含む)に、ハンドル4を上下逆向きに取り付
けることを可能にするものである。
【0041】一方、ハンドル3側には、その基部ケース
10に対し、図1及び図7に示すように、その突出基部
3aの真上位置を中心とした左右の振り分け位置に、筒
型操作部14の回動範囲の一端側のロック位置を示す
「しめる」等の表示を設け、また回動範囲の他端側のア
ンロック位置を示す「あける」等の表示を設けるのが好
適となる。
【0042】このような「しめる」「あける」等の表示
についても、ハンドル3を上下逆向きに取り付けること
を可能にするうえで、基部ケース10に対し、ハンドル
軸5を介した対称2位置に設けておくのが好適である。
このようにドアハンドル装置1をドア2に装着した状態
にあって、ロック切換を行うには、図7に示すように、
筒型操作部14の外周面に対してその上から、又は正面
側方から手刀や掌、或いは指の腹部分等を当てて、この
手刀等をそのまま左右方向、又は上下方向へ真っ直ぐに
移動させるだけで、筒型操作部14を回動操作できるこ
とになる。
【0043】勿論、図8に示すように筒型操作部14
は、手で掴むようにして回動操作することも可能であ
る。この場合、筒型操作部14がハンドル3の突出基部
3aまわりに設けられている(即ち、近接している)関
係上、ハンドル3を持ったままの状態でも、筒型操作部
14へ指を掛けることができるので、この状態で筒型操
作部14を回動操作することができる。
【0044】このような筒型操作部14の回動は、中間
機構16(図2乃至図5参照)において、第1ギヤ3
6、第1ピニオンギヤ38、操作軸40、第2ピニオン
ギヤ39に対して各々の回動動作として伝わり、更に第
2ギヤ37及び表示筒29を回動させた後、この表示筒
29からカム機構41の作動を介してロック片17を移
動させるべく伝えられる。
【0045】従って、このロック片17の移動により、
ハンドル軸5の回動阻止状態と回動許容状態とが切り換
えられるものである。また、上記のような表示筒29の
回動に伴い、表示部15の覗き窓28内において、ロッ
ク表示面29a(図6参照)とアンロック表示面29b
とが切換表示されるものである。
【0046】そのため、この表示部15に対しては、ド
ア2の前で下方を見るだけで、その表示内容を確認する
ことができる。なお、上記したようにこの表示部15
は、ハンドル軸5を介して対称位置となる2か所に設け
られている。そこで、ハンドル4をドア2へ装着するに
あたり、表示部15を、図9に示す範囲Nや範囲Mのよ
うに、ハンドル4の突出基部4aに対して側方領域とな
るような位置付けとさせることも可能である。このよう
にすると、ドア2に対してその側方から接近するだけ
で、表示部15による表示内容を確認することができる
ことになる。
【0047】図11は、比較例のドアハンドル装置10
0を示している。このドアハンドル装置100では、一
対のハンドル101,102のうち、一方のハンドル1
01に対し、その突出基部101aの突端部にロック機
構の操作ツマミ103を設けている。この操作ツマミ1
03に連結された操作軸104は、ハンドル101,1
02相互を接続するハンドル軸105を中空構造にする
ことで、このハンドル軸105内へ貫通させて、他方の
ハンドル102側に設けたロック棒107へ回動操作力
を伝えるようになっている。
【0048】そして、このロック棒107には、その外
周面にロック球108が係合され、このロック球108
が、ハンドル102の突出基部102aまわりに設けら
れた貫通孔110内に嵌められている。また、この突出
基部102aを回動自在に保持する基部ケース112に
は、突出基部102aの回動によって貫通孔110と一
致したり不一致となったりする部位に、ロック球108
を落とし込み可能とする退避凹部113が設けられてい
る。
【0049】従って、操作ツマミ103は、常態におい
ては、操作軸104、ロック棒107、及びロック球1
08を介してハンドル101,102と一体回動するよ
うになる。しかし、ハンドル101,102が所定向き
となったとき(ハンドル102の貫通孔110が、退避
凹部113に合致したとき)には、ロック球108がロ
ック棒107から脱出して貫通孔110と退避凹部11
3との両者間に跨がるようになるために、操作ツマミ1
03を単独で回動操作させることが可能になる。
【0050】そして、このときに、実際に操作ツマミ1
03を回動操作すれば、ハンドル102の突出基部10
2aと基部ケース112とが、ロック球108を介して
互いに回動不能の状態に保持されているため、これが即
ち、ハンドル操作に対してロックがかかった状態となる
ものである。このような構成を有した比較例のドアハン
ドル装置100では、ドア2に対して、ハンドル軸10
5を通すための孔を設ければ、ロック機構用の孔は不要
になり、また各ハンドル101,102の基部ケース1
15,112をコンパクトなものにできるというメリッ
トはある。
【0051】しかし、ハンドル軸105を中空軸とする
必要があるため、強度を高めるうえで硬質材料を用いる
必要があり、また部品加工が困難になるということがあ
る。そのため、高コスト化を招来するおそれがある。ま
た、ロック機構としても、ロック球108による係止作
用をハンドル軸105に間接的に伝えて、その回止めを
行わせる構造とせざるを得ないため、本発明で採用して
いるロック機構に比べて故障や破損等が生じ易く、また
ガタツキ等が発生し易い等の難点がある。
【0052】更に、ロック機構に対する操作性について
も、操作ツマミ103を具備したものであるために、言
うまでもなく、手先が不自由になった高齢者等にとって
はやや難しいものであるし、またハンドル101を持っ
たままでは操作ツマミ103に手が届かないため、面倒
でもあるという難点を有している。ところで、本発明
は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0053】
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るドアハンドル装置では、一方のハンドルの突出基
の外周部に、当該突出基部の外周部を取り巻く筒状に
形成されたロック切換用の筒型操作部が同軸回動可能に
外嵌されているので、筒型操作部の外周面に手刀等を当
ててそのまま真っ直ぐに移動させるだけで、その回動操
作が可能になる。従って、手先が不自由になる等して従
来の操作ツマミを指で挟むことが難しいという者にとっ
ても、ロック切換が簡単、且つ迅速に行えるようにな
る。
【0055】また、筒型操作部は、ハンドルを持ったま
までも、指を掛けて回動操作することができるので、そ
の操作性は良好である。一方、筒型操作部をハンドルの
突出基部と同軸的に設けていることに起因して、それら
の操作スペースを共用できるものとなり、装置全体とし
ての小型化が図れる利点もある。
【0056】のみならず、ハンドルをドアへ取り付ける
ための取付部を中空にし、これを基部ケースとしてロッ
ク片や中間機構等を収納可能にするものとし、且つこの
基部ケースを、筒型操作部が設けられる側のハンドルに
対して設けるようにすれば、両方のハンドルに対する機
構配置を略均等に振り分けることができ、両方ともコン
パクト化が可能になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアハンドル装置を分解して示す
斜視図である。
【図2】本発明に係るドアハンドル装置をドアへ装着し
た状態で示す平面断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】表示筒の斜視図である。
【図7】筒型操作部の操作例を示す正面図である。
【図8】筒型操作部の別の操作例を示す平面図である。
【図9】表示部が設けられたハンドルについて表示部の
装着方向性を説明した正面図である。
【図10】表示部が設けられたハンドルの平面図であ
る。
【図11】比較例のドアハンドル装置をドアへ装着した
状態で示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 ドアハンドル装置 2 ドア 3 ハンドル(筒型操作部が設けられた側) 3a 突出基部 4 ハンドル(表示部が設けられた側) 5 ハンドル軸 7 ラッチ機構 11 基部ケース(表示部が設けられた側のハンド
ル) 14 筒型操作部 16 中間機構 17 ロック片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 13/00 E05B 1/00 311 E05B 41/00 E05B 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア(2)に設けられるラッチ機構
    (7)を、ハンドル軸(5)を介してドア(2)の各面
    側から操作可能にする一対のハンドル(3,4)を有し
    ており、この一対のハンドル(3,4)が、ドア(2)
    の各面側に突出した前記ハンドル軸(5)の突出端部に
    同軸心状に連結された突出基部(3a,4a)と、この
    突出基部(3a,4a)の突端側から径外方向に延出さ
    れたレバー部分(3b,4b)とから構成されているド
    アハンドル装置において、 前記一対のハンドル(3,4)のうち、一方のハンドル
    (3)の突出基部(3a)の外周部に、当該突出基部
    (3a)の外周部を取り巻く筒状に形成されたロック切
    換用の筒型操作部(14)が同軸回動可能に外嵌され
    いることを特徴とするドアハンドル装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方のハンドル(4)の突出
    基部(4a)まわりには、ドア(2)への取付部を兼ね
    て且つ中空とされた基部ケース(11)が相対回動自在
    に設けられており、該基部ケース(11)内には、ハン
    ドル軸(5)の径方向に沿った移動で当該ハンドル軸
    (5)の回動阻止状態又は回動許容状態を切換可能にす
    るロック片(17)と、前記ロック切換用の筒型操作部
    (14)の回動を受けて上記ロック片(17)を切換動
    作させる中間機構(16)の一部又は全部とが収納され
    ていることを特徴とする請求項1記載のドアハンドル装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ロック片(17)及び中間機構(1
    6)の一部又は全部が収納される基部ケース(11)
    は、筒型操作部(14)が設けられるのとは反対側のハ
    ンドル(4)に対して設けられたものであることを特徴
    とする請求項2記載のドアハンドル装置。
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