JP3164618U - 急須 - Google Patents
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Abstract
【課題】中空の取手を備えた急須に関し、洗浄した際に中空の取手の孔から洗浄水が内部に浸入して内部に溜まった水を、良好に流出できるようにした急須を提供する。【解決手段】容器本体1に接合して形成された中空の取手部3において、取手の内部に浸入した洗浄水が容易に排出できるように、中空の取手3の下方の最下部の位置には、容器本体1と取手の接合面に沿って、空気抜き用の孔部5を形成する。取手部3は内部に浸入した洗浄水が、取手の下方に形成した孔に流れるようにするため、容器本体1との接合面に対して、先端部を高くして傾斜させる。また、孔部5は取手の内部に溜まった洗浄水が全て流出できるようにするため、容器本体1と取手部3の接合面において、取手下方の最下部の位置に容器本体1の外側面に沿って幅が3mm以上で、長さが2mm以上に形成する。【選択図】図2
Description
本考案は、中空の取手を備えた急須に関し、食器洗浄乾燥機で洗浄した際に中空の取手の孔から洗浄水が内部に浸入し、内部に溜まった洗浄水を良好に流出できるようにした急須を提供する。急須は煎茶を淹れるのに限らず、紅茶や中国茶を淹れるポットも含まれる。
急須は茶を注ぐ際に使用される道具として、陶磁器製のものが古くから現在に至るまで広く使用されている。
陶磁器製の一般的な急須の取手は、焼成による垂れ下がりを防止するために中空構造に形成され、且つ焼成による空気の膨張による破裂を防止するために、空気抜き用の孔が設けてある。
例えば、一般的な陶磁器製の急須は茶葉を湯に浸すことができる容器本体と注ぎ口、取手および蓋で構成され、容器本体に接合された中空取手の下方には、容器本体との接合部から約1cm離れた箇所に直径が1mm〜3mm程度の孔が設けてある。
このような従来の陶磁器製の急須を食器洗浄乾燥機で洗浄した場合、洗浄水は取手の孔から浸入し、取手に形成された孔の下方内部に溜まってしまい、その乾燥に何日もの時間を要する欠点があり、非衛生的であった。
本考案の課題は、食器洗浄乾燥機による洗浄と乾燥が一般の碗や皿と同じ時間で実現させることができる衛生的な急須を提供することである。
上記目的を達成するため、上部に茶葉及び液体を供給するための開口部が形成された容器本体と、同容器本体側部には注ぎ口及び空気抜き孔を形成した中空取手と、前記開口部を覆う蓋で構成した急須において、前記中空取手の下方の位置で、且つ前記容器本体の付根最下部に、空気抜き孔を形成したことを特徴とする急須である。具体的には、食器洗浄乾燥機で洗浄した際、取手の内部に浸入した洗浄水が容易に排出できるように、中空の取手の下方の最下部の位置には、容器本体と取手の接合面に沿って、空気抜き孔が幅3mm以上で長さが2mm以上の大きさに形成した。
本考案の急須によれば、食器洗浄乾燥機による洗浄作業において、取手部の内部に浸入した洗浄水が容易に排出でき、乾燥を一般の碗や皿と同じ時間で実現させることができた。
図1から図2を参照して、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
この急須の取手部3は、焼成による垂れ下がりを防止するために中空構造に形成し、且つ焼成での空気の膨張による破裂を防止するために、空気抜き用としての孔部5を形成した。
この孔部は、食器洗浄乾燥機による急須の洗浄作業において、取手部3の内部に浸入した洗浄水が容易に排出でき、乾燥を一般の碗や皿と同じ時間で実現可能にするため、容器本体1と取手部3の接合面において、取手下方の最下部の位置に容器本体1の外側面に沿って形成した。
また、取手部3の内部に浸入した洗浄水が、前記取手下方の最下部に形成した孔に流れるようにするため、取手部3は容器本体1との接合面に対して、先端部を高くした。
従って、食器洗浄乾燥機で洗浄した際に、洗浄水が中空の取手孔部5から取手部3の内部に浸入して溜まった洗浄水を全て良好に排出させることができた。
本実施例は、図1及び図2に示すように、容器本体1と注ぎ口部2、取手部3および蓋体4からなる急須である。
以下、本考案に係る実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。図1は急須の斜視図を示し、図2は急須の断面図を示したものでる。
急須は、上部に茶葉及び液体を供給するための開口部6が形成された容器本体1と側部には注ぎ口部2及び空気抜き用としての孔部5を具備した中空の取手部3を形成し、開口部6を覆う蓋体2で構成している。
容器本体1に接合して形成された中空の取手部5において、食器洗浄乾燥機で洗浄した際、取手の内部に浸入した洗浄水が容易に排出できるように、中空の取手3の下方の最下部の位置には、容器本体1と取手の接合面に沿って、空気抜き用の孔部5を形成している。
取手部3は内部に浸入した洗浄水が、取手の下方に形成した孔に流れるようにするため、容器本体1との接合面に対して、先端部を高くして傾斜させた構造である。
傾斜の角度は、必要以上に大きくする必要はなく、取手の内部に溜まった洗浄水が下方に設けた孔部5に流れる程度あればよい。
また、孔部5は取手の内部に溜まった洗浄水が全て流出できるようにするため、容器本体1と取手部3の接合面において、取手下方の最下部の位置に容器本体1の外側面に沿って幅が3mm以上で、長さが2mm以上に形成する。
なお、幅が3mm未満で、長さが2mm未満では、取手部3の内部に溜まった洗浄水がスムーズに流出でき難くなるためである。
また、孔部5の開口部形状は円弧や四角に限定されるものでなく、洗浄水が容易に排出される形状と大きさであればよい。本実施例では茶葉を用いたが、紅茶や中国茶を用いても良く、急須に代えてポットに適用しても良い。
1容器本体
2注ぎ口
3中空取手
4蓋
5空気抜き孔
6開口部
2注ぎ口
3中空取手
4蓋
5空気抜き孔
6開口部
Claims (1)
- 上部に茶葉及び液体を供給するための開口部が形成された容器本体と、同容器 本体側部には注ぎ口部及び空気抜き孔部を形成した中空取手と、前記開口部を覆う蓋で構成している急須において、前記中空取手の下方の位置に、前記容器本体の付根最下部に、空気抜き孔部を形成したことを特徴とする急須。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006392U JP3164618U (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 急須 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006392U JP3164618U (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 急須 |
Publications (1)
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---|---|
JP3164618U true JP3164618U (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=54875998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010006392U Expired - Fee Related JP3164618U (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 急須 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164618U (ja) |
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2010
- 2010-09-27 JP JP2010006392U patent/JP3164618U/ja not_active Expired - Fee Related
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