JP3164465U - 人工土壌及び室内用植物育成具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便に植物の育成が行えるようにする植物育成用人工土壌を提供する。【解決手段】木材チップをチップ間に連通空間を設けるように接着して成形したブロック体の上面に有底の穴を形成した。簡便に植物の育成が行える結果、誰でも何処ででも植物の育成を楽しむことができる。また、室内であっても、小さなスペースで植物の育成を楽しめるし、その移動を簡便に行える利点がある。【選択図】図1

Description

本考案は、木材チップを利用した人工土壌並びにこれを用いた室内用の植物育成具に関するものである。
木材チップを利用した木質材が特許文献1に開示されている。
この木質材は、木材チップにユリア樹脂などの接着剤を塗布して型枠内に投入し、熱板で熱圧すると共に型枠に設けた孔から蒸気を噴射して接着剤を硬化させ、チップ間に連通間隙を設けた状態で接着させたものである。
一般に植物の育成は、植木鉢に用土などを入れて種を植えつけ、遣り水も必要となる。室内で育成しようとすると、植木鉢の他に鉢カバーが必要となり、大きなスペースを必要とすることになる。
上記の木質材は、舗装材として利用が紹介されているが、考案者は、この木質材が天然素材であって環境にやさしく、保水力も期待できる点に着目し、室内においても植物育成を簡便に行える土壌としての活用を検討した結果、本考案を創案するに至った。
特開平6−39815号公報
本考案は、植物育成用人工土壌において、簡便に植物の育成が行えるようにすることを課題としたものである。
この課題を解決するための第一の技術的手段は植物育成用人工土壌に関するもので、木材チップをチップ間に連通する空隙を設けるように接着して成形したブロック体の上面側に有底の穴を形成したことである。
また、第二の技術的手段は室内用植物育成具に関するもので、上記の植物育成用人工土壌とこれを収納する耐水性容器とを組み合わせたものである。
第一の技術的手段において、木材チップを接着させてブロック体を成形すると、チップ自体の大きさが不均一であるため、チップ間に連通する空隙が形成される。ブロック体の表面に有底の穴を設けると、穴の側壁及び底部がブロック体内に形成されている空隙と連通することになるから、この穴を植物の植栽用に利用することができる。
なお、穴の形成時に生じる切削屑は、次工程でブロック体の材料として利用できるから、材料に無駄が生じることはない。
木材チップは保水力があるため、この孔に種、又は種と少量の植栽用の床材料を入れてこれに水を与えると、水は木材チップ及び床材料に吸収され、植物を発芽させることができる。容器にブロック体を入れると共にブロック体の下部が水に浸るように水を注ぎ入れておくと、ブロック体への遣り水の頻度を小さくすることができる。
なお、植物の根は、ブロック体の空間を通って伸びることになる。
木質チップとしては、杉や檜などの間伐材、パレットや建築物の廃材を好適に使用することができる。また、人工土壌の穴に入れる床材料としては、保水力のある綿、ミズゴケ、木材や枯葉の小片などを使用すればよいが、少量の用土を用いてもよい。
破砕・裁断などして形成された木材チップの接着には、ウレタン系、シリコン系、エポキシ系、ユリア樹脂系などの合成接着剤を使用することができる。
液化木材系の接着剤を使用すると、天然の接着剤によってブロック体が成形されることになり、環境に一層やさしい人工土壌を得ることができる。この液化木材系の接着剤としては、木材に対し硫酸の共存下でフェノール類を溶媒として加熱する方法によって調整されるフェノール樹脂接着剤と、同じく酸触媒下で多価アルコールを溶媒として加熱する方法によって調整されるウレタン樹脂系接着剤がある。
人工土壌に形成される有底の穴は、1個であってもよいし複数個形成してもよい。後者の場合には一つの人工土壌を使用して異なる植物の栽培が可能となる。
第二の技術的手段においては、上記の植物育成用人工土壌とこれを収納する耐水性容器とが組み合わせられているから、人工土壌に種を植えつけて耐水性容器に収納し、その状態で遣り水をすれば植物の育成を簡便に行うことができる。
耐水性の容器としては、皿状やカップ状のものの他、ボックス状のものなどを好適に使用することができる。強靱なポリ袋を容器として使用することもできる。
皿状やカップ状の容器では、そのまま根の成長状態をも観察することができる。ボックス型容器やポリ袋として透明のものを使用した場合も同様である。
簡便に植物の育成が行える結果、誰でも何処ででも植物の育成を楽しむことができる。
また、第二の技術的手段にかかる考案では、室内であっても、小さなスペースで植物の育成を楽しめるし、その移動を簡便に行える利点がある。
透明なケース収納した室内用植物育成具の斜視図
図1は、植物育成用人工土壌1を透明容器5内に入れた状態を示している。
人工土壌1は、間伐材を破砕して形成したチップ2、2を材料とし、これに液化木材系であるウレタン樹脂系接着剤を被着させ、蒸気プレスの型枠に投入して、高さ約6cmのブロック体を成形した。ブロック体内には小さな空隙が連通状態で形成されている。
本実施形態では、冷却後に縦・横約8cmの長さに裁断し、表面に直径約1.5cm、深さ約3cmの穴3を1個穿設して人工土壌とした。
透明容器5は、本実施形態では透明なポリプロピレン樹脂で成形したケースを使用しており、耐水性を備えたものである。
なお、上記の人工土壌1の上に包装した種と床材料や用土を置き、図示しない蓋を被せてそのまま商品として販売することができる。
1植物育成用人工土壌、 2間伐材のチップ、 3穴、 5透明容器

Claims (2)

  1. 木材チップをチップ間に連通する空隙を設けるように接着して成形したブロック体の上面側に有底の穴を形成した植物育成用人工土壌。
  2. 請求項1に記載の室内用植物育成用人工土壌とこれを収納する耐水性容器とからなる室内用植物育成具。
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