JP3164128B2 - 長尺木材のプレス加工装置 - Google Patents

長尺木材のプレス加工装置

Info

Publication number
JP3164128B2
JP3164128B2 JP24988992A JP24988992A JP3164128B2 JP 3164128 B2 JP3164128 B2 JP 3164128B2 JP 24988992 A JP24988992 A JP 24988992A JP 24988992 A JP24988992 A JP 24988992A JP 3164128 B2 JP3164128 B2 JP 3164128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
wood
tank
processing tank
preheating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24988992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06315914A (ja
Inventor
英樹 中山
文朗 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to JP24988992A priority Critical patent/JP3164128B2/ja
Publication of JPH06315914A publication Critical patent/JPH06315914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3164128B2 publication Critical patent/JP3164128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【00001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺木材を堅牢化する
ために利用される長尺木材のプレス加工装置に関するも
のである。
【00002】
【従来の技術】一般に、スギ、カラマツ、ポプラ等の軟
質木材は、建築材料として一部で利用されているもの
の、堅牢度が低いため、利用範囲が限られている。
【00003】そこで、このような木材の利用範囲を拡
げるべく、木材の堅牢度を図るための研究が行なわれて
おり、本出願人は鋭意研究を進めた結果、木材を高温高
圧の水蒸気雰囲気中でプレス加工することが、木材の堅
牢化に極めて有効な手段であることを見出し、特願平2
−117979号等において木材を高温高圧の水蒸気雰
囲気中に置いて加熱軟化させた後、これを高温高圧の水
蒸気雰囲気中で圧縮成形させて固定化することにより木
材の堅牢化を図るようにした木材加工装置を提案してい
る。
【00004】上記木材加工装置は、高温高圧に耐える
ように高強度の鋼またはステンレス等で製作された加工
槽の内部にプレス型を適宜に配置し、かつ、このプレス
型の押え板を油圧シリンダー等の加圧駆動手段に連結し
てなり、加工槽の内部に木材をプレス型にセットして装
填した後、この加工槽内に高温高圧の水蒸気を供給して
木材を高温高圧の水蒸気雰囲気中に置くことにより、木
材を水蒸気にて加熱軟化させ、この後、この木材に機械
的な圧縮力を加えることにより、木材を所定の断面積比
に圧縮成形し、しかる後にこの木材を固定化するもので
ある。
【00005】上記木材加工装置によれば、加工槽内の
高温高圧の水蒸気雰囲気中で木材を加熱軟化させて圧縮
成形することにより、木材の内部にある内腔部分が小さ
くなるから、硬く、かつ、強い木質となるとともに、曲
っている木材でも真直ぐに矯正することができるし、製
材加工を行なわずに木材を所望の寸法形状に成形するこ
とができる。
【00006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記装置で
は木材の加熱軟化、圧縮成形および固定化が1個の加工
槽内で順次行なわれているため、1個の木材を堅牢化す
るのに非常に時間を要して作業能率が悪いとともに、ラ
ンニングコストがかかり経済的でなかった。特に、長尺
木材を堅牢化する場合には加熱軟化に時間を要するため
に上記の問題が極めて顕著であった。
【00007】本発明はこのような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、長尺木材を能率良
く堅牢化し得る長尺木材のプレス加工装置を提供するこ
とにある。
【00008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、高温高圧の水蒸気が供給される予備加熱槽
と、底部にプレス型受け台およびこのプレス受台に対応
して床面から立設された複数のプレス受け支柱を設ける
とともに、上方に複数のプレス用シリンダーを設けたプ
レス加工槽と、ローラーを回転自在に設け、このローラ
ーを介して上記予備加熱槽および上記プレス加工槽の内
部に設置されたレール上を往復動可能にしたプレス型
と、上記予備加熱槽と上記プレス加工槽との間を往復動
し、かつ、上記プレス型を上記予備加熱槽および上記プ
レス加工槽に対して搬入・搬出可能にした移載車とから
構成するようにした長尺木材のプレス加工装置を提供す
るものである。
【00009】
【作用】本発明装置によれば、木材をプレス型にセット
させた状態で予備加熱槽内で高温高圧の水蒸気により加
熱軟化し、この加熱軟化された木材をプレス型にセット
されたまま移載車により予備加熱槽からプレス加工槽に
搬送し、このプレス加工槽内で木材をプレス用シリンダ
ーにより圧縮成形した後、この木材を圧縮状態で保持し
て固定化する。
【00010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
【00011】図1は本発明に係る長尺木材のプレス加
工装置の概略全体図であり、(1)は木材(W)を加熱
軟化させる予備加熱槽、(2)は木材(W)を圧縮成形
させるプレス加工槽、(3)は木材(W)を予備加熱槽
(1)からプレス加工槽(2)へ搬送する移載車を示
す。
【00012】予備加熱槽(1)は、図2に示すよう
に、高温高圧に耐えるように高強度の鋼またはステンレ
ス等で製作された円筒体からなり、その開口部に蓋体
(1a)を適当な手段で密閉状に開閉可能に取り付け、
かつ、配管(5)を介して真空ポンプ(6)に接続され
るとともに、配管(7)を介して水蒸気供給装置(図示
せず)に接続されており、真空ポンプ(6)により内部
の空気を配管(5)を通して吸引して排気させることに
より内部を真空状態にさせるとともに、水蒸気供給装置
から配管(7)を通して内部に高温高圧の水蒸気を供給
させることにより内部を高温高圧の水蒸気雰囲気状態に
させるようになっている。
【00013】プレス加工槽(2)は、図3に示すよう
に、高温高圧に耐えるように高強度の鋼またはステンレ
ス等で製作された円筒体からなり、その開口部に蓋体
(2a)を適当な手段で密閉状に開閉可能に取り付け、
かつ、配管(9)を介して真空ポンプ(10)に接続され
るとともに、配管(11)を介して水蒸気供給装置(図示
せず)に接続されており、真空ポンプ(10)により内部
の空気を配管(9)を通して吸引して排気させることに
より内部を真空状態にさせるとともに、水蒸気供給装置
から配管(11)を通して内部に高温高圧の水蒸気を供給
させることにより内部を高温高圧の水蒸気雰囲気状態に
させるようになっている。
【00014】上記プレス加工槽(2)内には、図4に
示すように、プレス型受け台(15)が配置されており、
このプレス型受け台(15)をプレス加工槽(2)の底部
に取付フランジ(16)を介して取り付け、この取付フラ
ンジ(16)の下方にプレス受け支柱(17)を床面に立設
させている。
【00015】上記プレス型受け台(15)上にはプレス
型(18)が載置されるようになっており、このプレス型
(18)は底型(19)と、底型(19)上に間隔調整可能に
対向配置された一対の側型(20)(20)と、一対の側型
(20)(20)間に配置された押え板(21)とからなり、
一対の側型(20)(20)の対向面には掛止溝(22)が上
下方向に所定のピッチで形成されるとともに、押え板
(21)の上面両側には側型(20)の掛止溝(22)と掛止
するストッパーピン(26)を具備した戻り止め機構(2
3)が取り付けられている。
【00016】プレス型(18)は、図5に示すように、
一対の側型(20)(20)にそれぞれローラー(27)(2
7)を回転自在に取り付けており、このローラー(27)
(27)を介してプレス加工槽(2)の内部に平行配置さ
れた2本のレール(28)(28)に支承することにより、
2本のレール(28)(28)に沿って往復移動可能に設置
されている。
【00017】上記プレス加工槽(2)の上方の長手方
向の複数箇所、例えば6箇所にはプレス用シリンダー、
例えば油圧シリンダー(36)がそれぞれ取り付けてあ
り、この油圧シリンダー(36)のピストンロッド(36
a)をプレス加工槽(2)の天井部に取付座(37)を介
して取り付けられたスタッフィングボックス(38)にパ
ッキン(39)およびパッキン押え(40)を介して気密に
挿通させることにより該ピストンロッド(36a)の先端
部をプレス加工槽(2)内に挿入し、このピストンロッ
ド(36a)の先端部に押え座(41)を一体に取り付けて
いる。
【00018】移載車(3)は、予備加熱槽(1)およ
びプレス加工槽(2)の前方に平行配置された2本のレ
ール(42)(42)上に設置され、このレール(42)(4
2)に沿って予備加熱槽(1)とプレス加工槽(2)と
の間を自走で往復動する。尚、この移載車(3)には図
示されていないが、当該移載車(3)の往復動方向と直
交する方向にスライドシリンダー(図示せず)によって
往復動する台車が配設され、この台車上に上記プレス型
(18)を当該プレス型(18)に設けられたローラー(2
7)(27)を介して載置するレールを設置するととも
に、このレール上のプレス型(18)を往復動させる搬入
・搬出装置が設置されている。従って、予備加熱槽
(1)およびプレス加工槽(2)の蓋体(1a)(2
a)が開放されると、予備加熱槽(1)およびプレス加
工槽(2)の開口部まで上記台車が前進されて、該台車
上に設置されているレールを予備加熱槽(1)の内部に
設置されたレール(図示せず)およびプレス加工槽
(2)の内部に設置されたレール(28)(28)と接続さ
せ、この状態で上記搬入・搬出装置によって台車上のプ
レス型(18)をローラー(27)(27)を介して前進させ
て予備加熱槽(1)およびプレス加工槽(2)内へ搬入
したり、或いは予備加熱槽(1)およびプレス加工槽
(2)内のプレス型(18)をローラー(27)(27)を介
して後退させて台車上に搬出し、プレス型(18)の搬入
・搬出後は予備加熱槽(1)およびプレス加工槽(2)
の蓋体(1a)(2a)が閉鎖可能な位置まで台車を後
退するようになっている。
【00019】次に、上記のように構成された本発明装
置おける木材(W)のプレス加工を説明する。
【00020】先ず、予備加熱槽(1)の前方に移載車
(3)を位置させるとともに、この移載車(3)上にプ
レス型(18)を載置する。この後、上記プレス型(18)
の底型(19)上の一対の側型(20)(20)間に処理しよ
うとする木材(W)を置き、その木材(W)上に戻り止
め機構(23)を取り付けた押え板(21)を載置させて木
材(W)をプレス型(18)にセットする。
【00021】次に、プレス型(18)に木材(W)をセ
ットすると、予備加熱槽(1)の蓋体(1a)を開放さ
せて移載車(3)の搬入・搬出装置によってプレス型
(18)をローラー(27)(27)を介して予備加熱槽
(1)の内部に搬入させ、その後、予備加熱槽(1)の
蓋体(1a)を閉じて木材(W)を予備加熱槽(1)内
に装填する。木材(W)がプレス型(18)にセットされ
た状態で予備加熱槽(1)内に装填されると、真空ポン
プ(6)によって予備加熱槽(1)内の空気を排気して
該予備加熱槽(1)内を真空状態にするとともに、予備
加熱槽(1)内に真空状態を利用して水蒸気供給装置か
ら高温高圧の水蒸気を積極的に供給させて該予備加熱槽
(1)内を急速に高温高圧の水蒸気雰囲気状態にする。
この状態で、木材(W)を所定の時間放置すると、木材
(W)は高温高圧の水蒸気を吸収して内部温度が均一に
上昇し、所定温度に加熱されて加熱軟化する。
【00022】このように木材(W)が加熱軟化される
と、予備加熱槽(1)の蓋体(1a)を開放し、移載車
(3)の搬入・搬出装置によってプレス型(18)を加熱
軟化された木材(W)とともにローラー(27)(27)を
介して予備加熱槽(1)の外部へ搬出させてこれを予備
加熱槽(1)の前方に待機する移載車(3)に載置させ
る。その後、移載車(3)をレール(42)(42)に沿っ
て予備加熱槽(1)からプレス加工槽(2)へ移動させ
てプレス型(18)を加熱軟化された木材(W)とともに
プレス加工槽(2)の前方へ搬送させる。加熱軟化され
た木材(W)がプレス型(18)にセットされた状態でプ
レス加工槽(2)の前方へ搬送されると、プレス加工槽
(2)の蓋体(2a)を開放し、移載車(3)の搬入・
搬出装置によってプレス型(18)をローラー(27)(2
7)を介してプレス加工槽(2)の内部に搬入させてプ
レス型受け台(15)の所定位置に載置させた後、プレス
加工槽(2)の蓋体(2a)を閉じて木材(W)をプレ
ス加工槽(2)内に装填する。この後、必要に応じて、
木材(W)が十分に加熱軟化されてない場合には、プレ
ス加工槽(2)内に水蒸気供給装置から高温高圧の水蒸
気を供給してプレス加工槽(2)内を高温高圧の水蒸気
雰囲気状態にすることにより、木材(W)を高温高圧の
水蒸気により更に加熱して十分に加熱軟化させる。ま
た、必要に応じて真空ポンプ(10)によってプレス加工
槽(2)の内部の空気を排気してプレス加工槽(2)の
内部を真空状態にする。
【00023】このように木材(W)が十分に加熱軟化
されると、各油圧シリンダー(36)のピストンロッド
(36a)を伸長させてそれぞれのピストンロッド(36
a)の先端部に取り付けた押え座(41)でプレス型(1
8)にセットされた木材(W)上に載置されている押え
板(21)を上方より一斉に押圧し、これにより木材
(W)を所定の断面積比に圧縮成形させる。木材(W)
が各油圧シリンダー(36)によりプレス型(18)を介し
て所定の断面積比に圧縮成形されると、各油圧シリンダ
ー(36)のピストンロッド(36a)を退入させてそれぞ
れのピストンロッド(36a)の先端部に取り付けた各押
え座(41)を一斉に上昇させる。この時、各押え座(4
1)を一斉に上昇すると、プレス型(18)の押え板(2
1)が木材(W)の元の形に戻ろうとする回復力により
押え座(41)とともに上方に持ち上げられようとする
が、木材(W)が所定の断面積比に圧縮されると押え板
(21)に取り付けられた戻り止め機構(23)のストッパ
ーピン(26)が自動的に側型(20)の掛止溝(22)に掛
止されるため、プレス型(18)の押え板(21)は持ち上
げられず、木材(W)を圧縮成形した状態が維持され
る。
【00024】前述したように木材(W)が圧縮成形さ
れると、蓋体(2a)を開いてプレス加工槽(2)を開
放すると同時に、移載車(3)の搬入・搬出装置によっ
てプレス型(18)をローラー(27)(27)を介してレー
ル(28)(28)に沿って後退移動することにより、圧縮
成形された木材(W)をプレス型(18)とともにプレス
加工槽(2)の外部に搬出させてこれを予備加熱槽
(1)の前方に待機する移載車(3)に載置させる。そ
して、その状態で圧縮形成された木材(W)を所定の時
間置いて固定化する。このように圧縮成形された木材
(W)が固定化すると、それをプレス型(18)から取り
外して加工を終了する。尚、圧縮成形された木材(W)
は固定化されると、元の形状に戻ろうとする回復力が働
かないから、戻り止め機構(23)のストッパーピン(2
6)は側型(20)の掛止溝(22)から容易に掛止を解除
できるようになり、木材(W)をプレス型(18)から簡
単に取り外せるようになる。
【00025】そして、このようにプレス加工槽(2)
で木材(W)の圧縮成形が行なわれている間に、予備加
熱槽(1)において新しい木材(W)を予備加熱させて
加熱軟化し、これを移載車(3)にて順次にプレス加工
槽(2)に送り込むという操作を繰り返すことにより木
材(W)を連続的に効率よく堅牢化する。尚、実際には
プレス加工に比べ加熱軟化の方が時間がかるため、予備
加熱槽(1)を複数本の木材(W)を同時に加熱軟化し
得る大きさに製作しておき、プレス加工槽(2)で木材
(W)の圧縮成形が終わると、複数本の中から加熱軟化
された1本の木材(W)を搬出して移載車(3)でプレ
ス加工槽(2)に移送すると同時に、予備加熱槽(1)
内に新しい1本の木材(W)を搬入補充することによ
り、常時加熱軟化している木材(W)を用意している。
【00026】本発明装置によれば、木材(W)を予備
加熱槽(1)で加熱させて加熱軟化し、これをプレス加
工槽(2)で圧縮成形して固定化しているから、プレス
加工槽(2)内で木材(W)を圧縮成形している間に、
予備加熱槽(1)で次に加工しようとする木材(W)を
加熱軟化することができて加工時間、特に加熱軟化時間
の大幅な短縮が図れ、作業能率の向上が図れるととも
に、ランニングコストを軽減することができる。
【00027】また、予備加熱槽(1)とプレス加工槽
(2)の間にプレス型(18)を搬入・搬出し得る移載車
(3)を配設してこれにより木材(W)の予備加熱槽
(1)およびプレス加工槽(2)に対する搬入・搬出、
並びに予備加熱槽(1)とプレス加工槽(2)間の搬送
を機械的に行わせるようにしているから、木材(W)の
プレス加工を能率的に、かつ、大きな労力を要さずに行
なうことができるとともに、木材(W)のプレス加工の
自動化も可能である。
【00028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、木材を加
熱軟化する予備加熱槽と、木材をプレス成形するプレス
加工槽とを設けるとともに、プレス型を上記予備加熱槽
およびプレス加工槽の内部のレール上を往復動可能にし
たから、木材をプレス型にセットさせた状態で予備加熱
槽で加熱軟化させ、それをプレス型にセットされたまま
プレス加工槽に移動させて該プレス加工槽で圧縮成形す
ることができる。これにより、プレス加工槽で木材が圧
縮成形されている間に、予備加熱槽で次に加工する木材
を加熱軟化させることができて加工時間の大幅な短縮が
図れ、作業能率が向上されるとともに、ランニングコス
トを軽減することができる。
【00030】また、予備加熱槽とプレス加工槽の間を
往復動し、かつ、プレス型を搬入・搬出し得る移載車に
より木材の予備加熱槽およびプレス加工槽に対する搬入
・搬出、並びに予備加熱槽とプレス加工槽間での搬送
を、能率的に、かつ、大きな労力を要さなくても機械的
に行なうことができ、これにより木材のプレス加工の自
動化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長尺木材のプレス加工装置の配置
図である。
【図2】予備加熱槽の概略図である。
【図3】プレス加工槽の概略図である。
【図4】プレス加工槽の要部縦断面図である。
【図5】プレス加工槽の図4とは別の部分の要部縦断面
図である。
【図6】プレス加工槽で木材を圧縮したときの状態を示
す図面である。
【符号の説明】
W 木材 1 予備加熱槽 2 プレス加工槽 3 移載車 15 プレス型受け台 16 取付フランジ 17 プレス受け支柱 18 プレス型 19 底型 20 側型 21 押え板 22 掛止溝 23 戻り止め機構 26 ストッパーピン 27 ローラー 28 レール 36 プレス用シリンダー(油圧シリンダー) 41 押え座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27K 5/00 B27K 5/06 B27M 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温高圧の水蒸気が供給される予備加熱
    槽と、底部にプレス型受け台およびこのプレス受台に対
    応して床面から立設された複数のプレス受け支柱を設け
    るとともに、上方に複数のプレス用シリンダーを設けた
    プレス加工槽と、ローラーを回転自在に設け、このロー
    ラーを介して上記予備加熱槽および上記プレス加工槽の
    内部に設置されたレール上を往復動可能にしたプレス型
    と、上記予備加熱槽と上記プレス加工槽との間を往復動
    し、かつ、上記プレス型を上記予備加熱槽および上記プ
    レス加工槽に対して搬入・搬出可能にした移載車とから
    構成するようにしたことを特徴とする長尺木材のプレス
    加工装置。
JP24988992A 1992-09-18 1992-09-18 長尺木材のプレス加工装置 Expired - Fee Related JP3164128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24988992A JP3164128B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 長尺木材のプレス加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24988992A JP3164128B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 長尺木材のプレス加工装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30252192A Division JP3164129B2 (ja) 1992-09-18 1992-11-12 長尺木材のプレス加工装置
JP30252292A Division JP3209589B2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 長尺木材のプレス加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06315914A JPH06315914A (ja) 1994-11-15
JP3164128B2 true JP3164128B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=17199722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24988992A Expired - Fee Related JP3164128B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 長尺木材のプレス加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3164128B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU183830U1 (ru) * 2018-07-19 2018-10-04 Акционерное общество "Научно-исследовательский центр "Строительство", АО "НИЦ "Строительство" Устройство для обработки защитными составами длинномерных деревянных конструкций

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU183830U1 (ru) * 2018-07-19 2018-10-04 Акционерное общество "Научно-исследовательский центр "Строительство", АО "НИЦ "Строительство" Устройство для обработки защитными составами длинномерных деревянных конструкций

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06315914A (ja) 1994-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1308252A1 (en) A method and device for the moulding of wood fibre board
MXPA96003530A (es) Aparato y procedimiento para prensar tablas en caliente.
US9610707B2 (en) Method and device for the molding of wood fiber board
JP3164128B2 (ja) 長尺木材のプレス加工装置
US4643663A (en) Molding apparatus
JP3368197B2 (ja) 高機能圧縮木材の製造装置
JP3164129B2 (ja) 長尺木材のプレス加工装置
US4738814A (en) Molding process
JP3209589B2 (ja) 長尺木材のプレス加工装置
JP2001303498A (ja) パルプ成型離型機
JPH07108476B2 (ja) 多段プレス装置及びその連続プレス作動方法
JP2001058304A (ja) 木材の乾燥方法
CN218798476U (zh) 一种金属铸件加工用热压成型装置
CN220146250U (zh) 一种蒸压釜辅助输送装置以及蒸压釜
CN218798897U (zh) 汽车生产用铝锻件锻造装置
JP3036872B2 (ja) 木質セメント成形物の成形装置
JPH09314516A (ja) 木材の連続成形装置
CN218315704U (zh) 一种保温一体化板生产用压合装置
CN209755887U (zh) 一种高压环戊烷发泡机用脱模装置
JPH10211607A (ja) 圧縮木材の製造方法とその成形装置
JP3202065B2 (ja) 木材の処理装置
JP3228443B2 (ja) 樹脂成形品の成形設備
GB2408480A (en) A pressure forming machine for a thermoplastics material
JPH0339442B2 (ja)
JPH0211409B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010116

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees