JP3163976U - 立ち仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】場所をとらず、スリムで、近代的デザインとしたことを特徴としながら、地震に対して安全性を確保した仏壇を提供する。【解決手段】震度６相当加速度による転倒モーメントを凌駕する抵抗モーメントおよび底面弾力素材の相乗効果による仏壇の転倒を防止する。立ったまま、拝むことができる仏壇のため、他の家具の横においても違和感のないスリム、近代的デザインとなっている。さらにいす等のスペースがいらないため、部屋のスペースに余裕がない場合、効果的である。下部に重量物を入れることと底面の弾力性素材により、美観を損なわずに、地震による転倒を防ぐことが出来る。【選択図】図１
Description
本発明は仏壇転倒防止構造に関する。さらに詳しくは仏間の確保が出来ない環境で、他の家具の横に
おいても違和感のないスリムで、近代的デザインとした仏壇の耐震構造に関する。
おいても違和感のないスリムで、近代的デザインとした仏壇の耐震構造に関する。
現代の住宅事情、とりわけ都市型集合住宅をみた場合、床の間や仏間などの仏壇専用の
空間を確保する余裕がなく、従来の坐り拝みタイプの”上乗せ型”や”重ね置き型”仏壇は
近代洋風家具との違和感から敬遠された。
空間を確保する余裕がなく、従来の坐り拝みタイプの”上乗せ型”や”重ね置き型”仏壇は
近代洋風家具との違和感から敬遠された。
このような状況の中、前記住宅事情を踏まえた洋室家具風の化粧外層を持つ仏壇が
考案され、未使用時は通常家具との異和感がなくなった。
関連出願として実用新案公報 昭３６−１５９８０ 考案の名称 洋家具式仏壇 がある。
また特開２００１−１７８６１８ 発明の名称 仏壇、は家具調仏壇に係る出願であるが、
仏壇本体の前面側に設けられた椅子収容部を持つの如く、基本構造は従来の ”上乗せ型”
や”重ね置き型”で礼拝者は坐りを基本姿勢としていた。
考案され、未使用時は通常家具との異和感がなくなった。
関連出願として実用新案公報 昭３６−１５９８０ 考案の名称 洋家具式仏壇 がある。
また特開２００１−１７８６１８ 発明の名称 仏壇、は家具調仏壇に係る出願であるが、
仏壇本体の前面側に設けられた椅子収容部を持つの如く、基本構造は従来の ”上乗せ型”
や”重ね置き型”で礼拝者は坐りを基本姿勢としていた。
家具調仏壇で立ったまま拝むことができる仏壇は、他の家具の横においても違和感のない
近代的デザインとなる。一方で地震による転倒の危険性がある。
実用新案登録第３１４９６５０号 考案の名称 お仏壇の耐震装置に記述の如く、
天井と仏壇との間に転倒防止棒を入れるような対策も考えられるが、
デザイン性に課題を残していた。
近代的デザインとなる。一方で地震による転倒の危険性がある。
実用新案登録第３１４９６５０号 考案の名称 お仏壇の耐震装置に記述の如く、
天井と仏壇との間に転倒防止棒を入れるような対策も考えられるが、
デザイン性に課題を残していた。
本考案はかかる問題を解消するためになされたものであり、場所をとらず、スリムで、
近代的デザインとしたことを特徴としながら、地震に対して安全性を確保した仏壇を提供
することを目的とする
近代的デザインとしたことを特徴としながら、地震に対して安全性を確保した仏壇を提供
することを目的とする
本考案の仏壇は、立ったまま拝むことが出来るだけの高さを有す
ることを特徴とする仏壇であって、下部に重量物を有する構造を取り、地震による転倒
を防止することを特徴とするものである。
また、設置する底面にゴム等の弾性のある素材を敷き、該素材は前面が後面より
わずかに高く傾斜することにより、前記下部に重量物を有する構造とともに 地震による
転倒防止を相乗効果的とするものである。
ることを特徴とする仏壇であって、下部に重量物を有する構造を取り、地震による転倒
を防止することを特徴とするものである。
また、設置する底面にゴム等の弾性のある素材を敷き、該素材は前面が後面より
わずかに高く傾斜することにより、前記下部に重量物を有する構造とともに 地震による
転倒防止を相乗効果的とするものである。
本考案の仏壇は、従来の仏壇と比較して、立ったまま、拝むことができる仏壇のた
め、他の家具の横においても違和感のないスリム、近代的デザインとなっている。
さらにいす等のスペースがいらないため、部屋のスペースに余裕がない場合、
効果的である。下部に重量物を入れることと底面の弾力性素材により、
美観を損なわずに、地震による転倒を防ぐことが出来る。
め、他の家具の横においても違和感のないスリム、近代的デザインとなっている。
さらにいす等のスペースがいらないため、部屋のスペースに余裕がない場合、
効果的である。下部に重量物を入れることと底面の弾力性素材により、
美観を損なわずに、地震による転倒を防ぐことが出来る。
つぎに、図面を参照しながら本発明の仏壇を詳細に説明する。図1は本発明の
第１の実施の形態を示す仏壇の正面図、図３は本発明の第２の実施の形態を示す仏壇の
側面図である。
第１の実施の形態を示す仏壇の正面図、図３は本発明の第２の実施の形態を示す仏壇の
側面図である。
図1に示される仏壇は、奥行き４０２ｍｍ、高さ１６５０ｍｍであり、全体の重量が５０ｋｇとする。下
部４００ｍｍの重量を３０ｋｇ、その上部の重量を２０ｋｇとなるように構造設計もしくは重量物
を配置する。この場合、重心の位置は上部と下部の質量による加重平均となり、
次の式で表される。
でm1,m2は質量でy1,y2は重心の位置を表す。
部４００ｍｍの重量を３０ｋｇ、その上部の重量を２０ｋｇとなるように構造設計もしくは重量物
を配置する。この場合、重心の位置は上部と下部の質量による加重平均となり、
次の式で表される。
でm1,m2は質量でy1,y2は重心の位置を表す。
概略の数値を入れると
となる。
となる。
転倒を防ぐ抵抗モーメントは、抵抗幅の1/2に物体の重量を乗じて求められる。
Ｌ：奥行き（＝0.402m)
ｍ：質量（kg)
ｇ：重力加速度（≒9.8m/sec2)
これを代入すると、
Mr＝1/2×0.402×ｍ×9.8
＝1.97×ｍ
となる(ｍは質量)
また、転倒するための回転モーメントは以下の式で求められる。
M=m×Yg×α
Yg: 重心
α：加速度(m/sec2)
M=m×0.53×α
回転モーメントが抵抗モーメントを超えると転倒するためにその値が等しくなる加速度を求める。
1.97 x m = m x 0.53 x α
α = 3.71 m/sec2 となり、３７１ガルとなる。これは震度６に相当する加速度であり、地震の第一
波による転倒を防止することができる。
ｍ：質量（kg)
ｇ：重力加速度（≒9.8m/sec2)
これを代入すると、
Mr＝1/2×0.402×ｍ×9.8
＝1.97×ｍ
となる(ｍは質量)
また、転倒するための回転モーメントは以下の式で求められる。
M=m×Yg×α
Yg: 重心
α：加速度(m/sec2)
M=m×0.53×α
回転モーメントが抵抗モーメントを超えると転倒するためにその値が等しくなる加速度を求める。
1.97 x m = m x 0.53 x α
α = 3.71 m/sec2 となり、３７１ガルとなる。これは震度６に相当する加速度であり、地震の第一
波による転倒を防止することができる。
第２の実施例を図３に示す。この図は側面から見た図で底面にゴム等の弾力性のある素材を使
用している。前面をわずかに高くすることで転倒モーメントを和らげる効果があり、地震による転
倒を防止することが出来る。
用している。前面をわずかに高くすることで転倒モーメントを和らげる効果があり、地震による転
倒を防止することが出来る。
本考案の仏壇は、従来の仏壇と比較して、立ったまま、拝むことができる仏壇のため、
他の家具の横においても違和感のないスリム、近代的デザインとなっている。さらにいす等
のスペースがいらないため、部屋のスペースに余裕がない場合、効果的である。
構造設計もしくは下部に重量物を入れることと底面の弾力性素材により、美観を損なわずに、
地震による転倒を防ぐことが出来る。
他の家具の横においても違和感のないスリム、近代的デザインとなっている。さらにいす等
のスペースがいらないため、部屋のスペースに余裕がない場合、効果的である。
構造設計もしくは下部に重量物を入れることと底面の弾力性素材により、美観を損なわずに、
地震による転倒を防ぐことが出来る。
1 本体 ２ ゴム等の弾力性素材
Claims (3)
- 立ったまま拝むことが出来るスリムタイプ家具調仏壇の高さ方向重量配分
および底面傾斜弾性素材との相乗効果による転倒防止構造を特徴とする。 - 下部に重量物を有する構造を取り、地震による転倒を防止することを特徴とした請求
項1記載の仏壇。 - 底面にゴム等の弾性のある素材を敷き、該素材は前面が後面よりわずかに高く傾斜
することにより、地震による転倒を防止することを特徴とする請求項１記載の仏壇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010004554U JP3163976U (ja) | 2010-07-06 | 2010-07-06 | 立ち仏壇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010004554U JP3163976U (ja) | 2010-07-06 | 2010-07-06 | 立ち仏壇 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3163976U true JP3163976U (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=54875423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010004554U Expired - Lifetime JP3163976U (ja) | 2010-07-06 | 2010-07-06 | 立ち仏壇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3163976U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015160094A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社小泉製作所 | 仏壇 |
| JP7501892B2 (ja) | 2020-06-03 | 2024-06-18 | 有限会社谷口工芸 | 転倒防止機能付家具 |
-
2010
- 2010-07-06 JP JP2010004554U patent/JP3163976U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015160094A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社小泉製作所 | 仏壇 |
| JP7501892B2 (ja) | 2020-06-03 | 2024-06-18 | 有限会社谷口工芸 | 転倒防止機能付家具 |
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