JP3163289U - プラグの共軸回動導電機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】差込み角度を調整可能で、かつ限られたスペースの中で、比較的大きい導電接触面積を得ることができ、回動で生じる相対的摺動速度を大幅に減少し、直接弾性的な圧接力を形成し、電気抵抗と温度上昇を大幅に抑えることができる、プラグの共軸回動導電機構を提供すること。【解決手段】座体6と蓋体7とで形成されるケーシング内部に、活線端子ユニット1、中性線端子ユニット2及び接地端子ユニット3を共軸で回動可能な導電関係に設け、相対回転する部材を弾性的な拘束圧迫力で接触させる。【選択図】図1

Description

本考案は、プラグの共軸回動導電機構に関し、コードの配置方向を変えることができる電源プラグであって、内部の主要な通電機構において低摺動速度の動作を採用し、かつ限られた空間の中で最大の導電面積及び弾性接触関係を形成し、振動を防ぐと共に電気抵抗値を抑えることができるプラグの共軸回動導電機構に関する。
プラグを介して設備へ電力を伝送する場合、設備を移動する必要がよくあるため、多くのプラグは、コードが移動で捩れることがないよう、平面上での角度変化を可能にする設計がなされている。
角度変化が可能なプラグとしては、例えば、特許文献1,2,3,4等がある。これらは、活線、中性線、接地線の電力導通機構において、すべて円周に接する運動で摩擦接触して導電され、比較的大きい半径を持つために生じる比較的高い摺動速度のために、部材が相互に運動して摩擦するとき、システム内で高速運動による明らかな振動が発生して、電気の接触不良を生じ、また弾性的な接触がなかったり、弾性作用が顕著でなかったりする。
特許文献5には、活線と回転軸を重ね合わせることができるプラグが記載されている(図8参照)。支持体35を利用して第1栓刃円柱41a、第2栓刃40b、第3栓刃40cの組み立てを支持し、第1栓刃40aは偏心状に第1栓刃円柱41aと平行に連接されているが、接触を確実にすることが難しく、第1導電部材60aの第1連接部61aが基板18に設けられた基板接合部18aに固定され、円筒状の第1接触接続部62aに第1栓刃円柱41aが挿入されるが、単にオスメス機構の嵌合による接触関係であり、いかなる弾性的な圧接力も持っていない。
また、第2栓刃40bは第2栓刃円柱41bをまず第1接続部材50aの外周位置に設けられた円孔に嵌入させた後、溶接で機械的に結合し、第3栓刃40cの末端も第2接続部材50bの内周位置に設けられた円孔に嵌入させて溶接される。
特許文献4に記載された回動式導電装置は、図9に示すように、円盤81aを有する第1絶縁座体8aと、第1凸軸上に設置された第1導電金属片82aと、第1導電金属片82aに設置された第1導電リング83aと、円盤a85を備え、円盤の下半部に第2凸軸86aを備えた第2絶縁座体84aと、第2凸軸86a上に設置された第2導電金属片87aと、第2導電金属片87aに設置された第2導電リング88aを含む。
この装置は、2つの絶縁座体をそれぞれ設け、各々に凸軸を設置し、個々に活線、中性線導電金属片を設置して、2つの導電金属片にさらに2つの導電リングを設置しており、2つの導電金属片がそれぞれ絶縁座体によって独自に固定され、絶縁座体がさらに前後二側のカバーによって位置決めされ、絶縁座体を回動可能に保持するものである。
この装置の欠点は、2つの絶縁座体の構造がばらばらである点、また二側のカバー間に部材の動きを許容する公差があり、組み立てたときプラグの挿抜方向における位置がしっかりと固定されず、さらに接地側の構造が全面的なサージ吸収を達成できず、公差が大きい点である。
米国特許第6595782B1号明細書 台湾特許第095217004号明細書 台湾特許第086204897号明細書 台湾特許第093201498号明細書 台湾特許第092211455号明細書
本考案が解決しようとする課題は、平面上での差込み角度を調整可能な電源プラグに用い、特にその内部に設けた通電機構中に異なる形式の共軸回動機構を設け、かつ限られた構造の中で、比較的大きい導電接触面積を得ることができ、またプラグの回動で生じる相対的摺動速度を大幅に減少し、弾性的な圧接力を形成し、電気抵抗と温度上昇を大幅に抑えることができる、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案の第2の目的は、活線栓刃に通電する共軸回動機構において、直径の小さい円形導電押さえリングを用いた設計を利用することにより、半径のトルク効果が極めて小さい、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案の第3の目的は、中性線栓刃の共軸回動機構において、導電押さえリングの少なくとも一側に膨出部を設けて弾性応力を形成し、弾性的な拘束圧迫接触力を発揮する、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案の第4の目的は、中性線栓刃の共軸回動機構において、筒状スライドリングの設計により、導電面積を大きくした、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案の第5の目的は、接地栓刃に通電する共軸回動機構において、一定の高さを備えた囲い状の導電リング部材を設け、フェンスで囲ったような状態を形成し、内側の帯電部材のサージ火花を接受すると共に、接地栓刃に多面の接触摺動を提供することができる、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案の第6の目的は、各栓刃の構造において、一体式の湾曲による方向転換で形成した端子の単体構造によって、プラグ挿抜の急速引張試験に効果的に合格できる、プラグの共軸回動導電機構を提供することにある。
本考案のプラグの共軸回動導電機構は、座体と、回動体と、活線端子ユニットと、中性線端子ユニットと、絶縁ブッシュと、接地端子ユニットと、蓋体とを備え、前記座体は動作面の中心に貫通状の円形開口部を備え、前記円形開口部の中心軸が動作軸心線として定義され、一側端に下挟み込み溝が設けられ、前記回動体は、その中心が前記動作軸心線と一致し、外周にフランジが設けられ、該フランジが前記座体の円形開口部の内側縁部に回動可能に係合され、前記回動体にそれぞれ第1挿入口、第2挿入口、第3挿入口が穿設され、前記活線端子ユニットは、前記第1挿入口に穿置される活線栓刃と、接地用の導電リング部材とを備え、導電リング部材は、その中心が前記動作軸心線と一致し、前記座体の内面に組み込まれ、一側から外方へ向かってクランプ部が延伸して設けられ、活線栓刃の上端を折り曲げて偏向板を一体に形成し、前記偏向板に軸方向に沿って導電柱が結合され、かつ前記導電柱の中心軸と前記動作軸心線とが一致し、導電柱の上端の外周表面を弾性のある導電押さえリングが回動可能に拘束圧迫すると共に、互いに接触して電気が導通され、前記導電押さえリングの一側に膨出部が形成され、前記膨出部から連接板が外方へ延伸して設けられ、前記連接板の外側端部に活線クランプ部が設置され、前記中性線端子ユニットは、前記第2挿入口に穿置される中性線栓刃を備え、前記中性線栓刃の上端が折り曲げられて延伸され、その先端に筒状スライドリングが結合され、前記筒状スライドリングの外面に内側に向かって弾性的な拘束圧迫力を備えた押さえリングが嵌着されて導電を形成し、前記押さえリングの一側に膨出部を介して重畳板が結合され、前記重畳板が外側に向かって延伸されて連接板が結合され、前記連接板の外側端部に接地線のクランプ部が設けられ、前記絶縁ブッシュは、中心軸が動作軸心線と一致する円筒部を有し、該円筒部の内部に軸方向に貫通する収容孔が形成され、前記絶縁ブッシュの下面に軸根が設置され、円筒部に前記筒状スライドリングが外嵌され、前記収容孔に前記活線端子ユニットの導電柱が回動可能に収容され、前記軸根が前記回動体の相対する表面に押し当てられ、前記接地端子ユニットは前記第3挿入口に穿置される接地栓刃を備え、前記接地栓刃の上端を折り曲げて延伸し、摺動部材が結合され、前記摺動部材は導電リング部材の表面に1個以上の面で接触して電力が導通されると共に、円周運動して摺動し、前記蓋体は前記座体に相対して閉じ合わされ、かつ前記活線端子ユニットの連接板及び前記中性線端子ユニットの連接板、前記接地導電リング部材を位置決めする。
以下の構成を採用してもよい。
前記導電押さえリングに設けた膨出部の内側に弾性部材を介入させた構成。
前記導電押さえリングは、円形部と連続して折り曲げられて膨出部が形成され、折り曲げ箇所に弾性応力が形成される構成。
前記各連接板が弾性作用を備えた構成。
前記導電リング部材が、外周に沿って形成され軸方向に延びる内周部と、該内周部の下端から内側へ水平に延びる環状部とから形成された構成。
前記摺動部材が、軸方向に延びる第1スライド片と、水平な第2スライド片とを備え、これら第1スライド片及び水平な第2スライド片が前記導電リング部材の対応する表面に接触しながら摺動する構成。
前記蓋体内部に第1嵌合溝と第2嵌合溝が設けられ、活線端子ユニットに設けた連接板と、中性線端子ユニットに設けた連接板がそれぞれ第1嵌合溝と第2嵌合溝に嵌合されて位置決めされる構成。
本考案は特に平面上で差込み角度を調整可能な内部導電機構に使用し、その内部の主要通電機構において、回動で生じる摺動速度を大幅に減少することができ、且つ限られた空間の中で、各端子の電気的接触経路を比較的大面積で、且つ、弾性的な拘束圧迫接触で形成し、導電率を高め、電気抵抗値を大幅に抑えることができる。
実施例に係る電源プラグの分解斜視図である。 実施例に係る電源プラグの斜視図である。 実施例に係る蓋体の斜視図である。 実施例に係る中性線端子ユニット及び絶縁ブッシュの分解斜視図である。 実施例に係る接地端子ユニットの斜視図である。 実施例に係る電源プラグの断面図である。 実施例に係る電源プラグの一部破断側面図である。 特許文献5に記載された従来の装置の分解斜視図である。 特許文献4に記載された従来の装置の分解斜視図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本考案に係る電源プラグは、図1と図2に示すように、回動体4、座体6、活線端子ユニット1、中性線端子ユニット2、接地端子ユニット3、絶縁ブッシュ5及び蓋体7を備える。
回動体4は、各栓刃を配置するための略円形の部材であって、外周縁に沿って上方に起立してから外方へ張り出すフランジ40が形成されている。また、回動体4には、上下に貫通する第1挿入口41、第2挿入口42、第3挿入口43が設けられる。
座体6は、上面が開口した収容空間を有する部材であって、蓋体7と組み合わせて電源プラグのケーシングとなり、その内部に活線端子ユニット1、中性線端子ユニット2、接地端子ユニット3、回動体4及び絶縁ブッシュ5を収容する。
座体6の底面には円形開口部61が形成され、回動体4を座体6の内部に収容すると共に、フランジ40を円形開口部61の縁部上面に引っ掛けて、回動体4を座体6の中心で自由に回動可能とする。そして、回動体4の回動中心、すなわち、円形開口部61の中心軸を動作軸心線Sとする。
また、座体6の一側部には、内部の収容空間と外部とを連通する半円筒状の下挟み込み溝60が一体に形成されている。
活線端子ユニット1は、回動体4の第1挿入口41に挿通される活線栓刃10を有し、活線栓刃10には、その上端を折り曲げて一体に形成された偏向板13が設けられる。偏向板13は方向を変えて延伸され、その上面に導電柱12が立設されている。
導電柱12の中心線は回動体4の回動中心の動作軸心線Sと重なり、導電柱12の上端部外面には導電押さえリング11が回動可能に嵌合されている。導電押さえリング11の一側部には膨出部112が設けられ、導電押さえリング11の上端部から外側に向かって連接板14が設けられ、連接板14からさらに外側に向かってコード101から分布された活線を保持するクランプ部111が延伸される。
導電押さえリング11に設けた膨出部112は、導電柱12と接する円形部分に膨出されたアーチ状の部分であり、導電押さえリング11から連続して折り曲げられて形成され、折り曲げの過程で残留する応力が弾性反応の能力の根拠となり、中心の導電柱12外表を拘束圧迫する弾性的な接触を形成し、限られた空間及び基礎構造の中で、弾性的な拘束エネルギーを形成する。
なお、膨出部112の内側と連接板14との間に弾性部材を介在させてもよい。
絶縁ブッシュ5は、図4に示すように、上下面が開口した円筒部51を有し、円筒部51の内部に上下縦方向に貫通する収容孔50が形成される。収容孔50には活線端子ユニット1の導電押さえリング11と導電柱12が下方から挿入され、円筒部51の管壁の厚さにより絶縁作用が形成される。
円筒部51の下端は径方向外側に拡張されて環状の張り出し部53が形成され、張り出し部53の下面にやや小さく下方向に突出した軸根54が設けられる。
また、円筒部51の下端部外周を取り巻くように位置決め溝500が設けられ、位置決め溝500の外方において張り出し部53に上下に貫通する切欠部52が形成される。
中性線端子ユニット2は、図4に示すように、中性線栓刃20、押さえリング21及び筒状スライドリング22を有する。
中性線栓刃20の上端を内側に湾曲して一体に形成された接続部202が環状の筒状スライドリング22に結合される。筒状スライドリング22の内部には縦方向に貫通した内円孔220が形成され、押さえリング21の内部に縦方向に貫通した内円孔210が形成される。
そして、筒状スライドリング22が押さえリング21の内円孔210に挿入され、絶縁ブッシュ5の円筒面51が筒状スライドリング22の内円孔220に嵌着され、押さえリング21及び筒状スライドリング22の下端部が位置決め溝500に挿入される。この時、中性線栓刃20が絶縁ブッシュ5の切欠部52に挿通される。
押さえリング21の一側部には膨出部212が形成され、膨出部212から外側に向かって連接板24を介しクランプ部211が延伸され、外部電力を接受するようになっている。
クランプ部211は、重畳板23から外側上方に向かって延伸され、重畳板23を膨出部212にリベットで固定するか、一体を成した連続折り曲げによって形成することができる。なお、重畳板23は高弾性材料とするか、弾性部材を補助的に介在させ(図示しない)、膨出部212の内面と筒状スライドリング22の外面の間に作用して高い弾性エネルギーを発揮させる。
膨出部212は、押さえリング21の筒状スライドリング22に接する円形部分を折り曲げて一体に形成され、折り曲げ箇所には折り曲げによる弾性変形応力が蓄えられ、寸法を合わせて組み立てると、押さえリング21の内円孔210が回動可能に嵌合された筒状スライドリング22の外表面に対して弾性的な拘束力を形成し、この力が弾性的拘束圧迫力として発揮され、筒状スライドリング22と押さえリング21の相対運動の過程において、円周速度が生む機械的振動を抑え、ショートの火花発生を回避することができ、前記弾性力により筒状スライドリング22の外表面と押さえリング21の内円孔210が緊密に接するインターフェースをより確実にして、良好な電気的接触導通関係を形成し、かつ両者が有する縦方向の高さに接触する円周長さを相乗して電気的接触面積を拡大することができ、電気的導通の良好な通電基礎を形成する。
過電圧を逃がす接地端子ユニット3は、図5に示すように、接地栓刃30及び導電リング部材31を備える。
接地栓刃30の上端を折り曲げて延伸し、導電リング部材31の内面に接触して摺動する摺動部材32が形成される。摺動部材32は、軸方向に延びる第1スライド片321と水平な第2スライド片322とから成り、単一面または多面(例えば多数の突起など)で導電リング部材31の内面に接触して、接地栓刃30と導電リング部材31を導通させる。
導電リング部材31は、中央部が貫通した円環状の部材であって、その周壁は断面がL字形であり、軸方向に起立する内周部301と、内周部301の下端から内側へ延びる環状部302とから成る。
また、導電リング部材31の一側には外方へ突出したクランプ部311が設けられ、コード101の接地線と接続される。
接地栓刃30は導電リング部材31に挿通され、摺動部材32の第1スライド片321及び第2スライド片322が、導電リング部材31の内周部301及び環状部302とそれぞれ接触する。摺動部材32本体は自らまたは補助的な方式で、弾性的な圧着力を形成して導電リング部材31の相対する表面に当接し、電力の効果的な導通を確保する。
導電リング部材31は中心が動作軸心線Sと重なり、座体6に設けられた円形開口部61の周囲に位置決めされ、接地栓刃30が回動体4に設けられた第3挿入口43へ挿通される。
絶縁ブッシュ5は、活線端子ユニット1と中性線端子ユニット2を組み込んだ後、導電リング部材31の内側に嵌合される。この時、活線端子ユニット1の活線栓刃10及び中性線端子ユニット2の中性線栓刃20が、回動体4に設けられた第1挿入口41及び第2挿入口42にそれぞれ挿通される。
この結果、座体6の動作面から活線栓刃10、中性線栓刃20、接地栓刃30が穿出される。
また、活線端子ユニット1、中性線端子ユニット2及び絶縁ブッシュ5は動作軸心線Sと同軸で結合され、絶縁ブッシュ5の軸根54が回動体4の上面を圧迫して重ね合わされる。
図1及び図3に示すように、蓋体7は下面が開口した収容空間を有する部材であって、蓋体7の内面には、連接板14、24に相対する位置に第1嵌合溝71と第2嵌合溝72が設けられる。
蓋体7の一側部には、座体6の下挟み込み溝60と対向する半円筒状の上挟み込み溝70が設けられる。
座体6と蓋体7とはネジ等で閉じ合わせることができ、閉じ合わせたとき、内部に収容された各部材が位置決めして支持されると共に、各端子も位置決めされる。
また、下挟み込み溝60と上挟み込み溝70を閉じ合わせると拘束圧迫力が形成され、内部に収容したコード101の自由端を拘束圧迫し、コード101を牽引する力が形成される。
そして、活線端子ユニット1のクランプ部111、中性線端子ユニット2のクランプ部211及び導電リング部材31のクランプ部311がそれぞれコード101から分配される属性の電線をクランプし、活線栓刃10、中性線栓刃20、接地栓刃30がこれら電線と導通される。
蓋体7と座体6とを閉じ合わせ、第1嵌合溝71と第2嵌合溝72で連接板14、24を位置決めする。連接板14が位置決めされた後、これに連結された導電押さえリング11と導電柱12とが相対回転を行い、中性線端子ユニット2の連接板24が位置決めされた後、押さえリング21と筒状スライドリング22とが相対回転する。さらに導電リング部材31は座体6によって位置決めされ、摺動部材32との間で相対回転する。
蓋体7と座体6とをネジ止めすると、座体6は回動体4を介して絶縁ブッシュ5を押さえ、絶縁ブッシュ5の上端は蓋体7の内側表面に向かって押圧される。蓋体7の内側表面には第1嵌合溝71、第2嵌合溝72が設けられており、それぞれ連接板14、24を押さえ、連接板14、24は弾性変形力を有するため、押圧されると反発する弾性力が形成され、第1嵌合溝71、第2嵌合溝72に相対する表面に弾性圧力を生じ、各部材の組み立てにおいて間隙を弾性に吸収させることができ、組み立て後、回動体4または絶縁ブッシュ5を回動させることができる。
本実施例では、主にエネルギーが比較的大きい活線栓刃10に設けた導電柱12の半径を最小にしており、外面が導電押さえリング11の内面と相対移動し、その回動時の移動速度は半径が小さいために低下し、相対して円周の移動距離が最短になり、回動速度が極めて低い状況下で機械的振動が減少し、かつ高速摩擦で生じる高熱の電気抵抗値に対する影響を回避することができ、導電押さえリング11自体に形成された弾性エネルギーが導電押さえリング11と導電柱12の円周表面に作用し、弾性拘束力を発揮する。
中性線栓刃20は接続部202を介して筒状スライドリング22の周縁に結合され、筒状スライドリング22の内部には内円孔220が形成され、押さえリング21の内部にも内円孔210が形成され、内円孔210に筒状スライドリング22が嵌合されて回動可能な導電関係が形成される(図4)。押さえリング21の内面はより全面的に筒状スライドリング22の外側表面と弾性的接触を形成することができ、制御可能な弾性拘束圧迫エネルギーを得ることができる。
第1内周部301は上述の各通電構造部材の周辺を囲んでいるため、サージが生じても導電リング部材31の第1内周部301が近距離で内部の各電気部材(共軸回動機構、各クランプ部111、211等)に対して発生する可能性のあるサージ電流を吸収し、クランプ部311を経由して外に向かって放出することができる。
図6に示すように、活線端子ユニット1と中性線端子ユニット2にそれぞれ設けられた活線栓刃10と中性線栓刃20は回動体4を貫通し、かつ回動体4により動かされて動作軸心線Sを中心として回動する。回動体4のフランジ40が座体6に設けられた円形開口部61の縁部に当接され、回動体4は座体6の内部に位置決めされた状態に維持される。
組み立て方法は、まず活線端子ユニット1の活線栓刃10を回動体4に穿通し、かつ活線栓刃10に結合された導電柱12を動作軸心線S上に配置させ、導電柱12の上端外囲に導電押さえリング11を嵌着する。導電押さえリング11から延びる連接板14は蓋体7に嵌合されて位置決めされ、これにより導電柱12と導電押さえリング11間に相対的な回動運動の関係が得られ、導電柱12と連接板14間は導電押さえリング11の円周表面の拘束接触を介して導通される。
活線栓刃10と中性線栓刃20の上端がプラグ内側表面に位置する構造の形式は、偏向板13と接続部202がそれぞれ折り曲げられて活線栓刃10と中性線栓刃20の挿抜方向と直交しているため、活線栓刃10と中性線栓刃20がそれぞれその属する機構と結合された後、比較的大きい強度が容易に得られ、プラグ挿抜の急速引張試験に合格することができ、かつ活線栓刃10と中性線栓刃20は折り曲げで形成されているため、機械的構造が完全に維持され、高い強度を維持することができる。
接地端子ユニット3は接地して放電する作業を担っており、図7に示すように、接地栓刃30も同様に回動体4に穿通され、上端に摺動部材32が形成されており、摺動部材32と導電リング部材31に周設された相対する表面が接触して電力を導通し、電力の導通、放電作用が形成される。
接地端子ユニット3は、摺動部材32に第2スライド片322(例えば突起のある摺動面)と第1スライド片321(例えば突起のある摺動面)を設けて弾性的な接触力を形成し、導電リング部材31に設けられた内周部301と環状部302と同時に接触することができ、少なくとも水平と垂直方向の両者の間で電気導通の接触関係を相互に補い合うことができる。
図1と図4に示すように、軸回動機構の中心は動作軸心線Sであり、活線端子ユニット1と中性線端子ユニット2が前述のように座体6に結合され、絶縁ブッシュ5の張り出し部53が回動体4の上表面と共軸の摺動関係を形成し、さらにその軸根54を利用して回動体4の内側の凹陥部と同軸で嵌合される。中性線栓刃20は張り出し部53に挿通され、さらに回動体4の第2挿入口42に穿通される。中心線を合わせて上下の蓋体7と座体6を閉じ合わせ、コード101から電力が導入され、各導電機構の電気部材に導電される。
図6及び図7に示すように、活線の回動機構は中央に位置し、かつ連接板14から延伸されたクランプ部111がコード101のワイヤを挟み込み、中性線の回動機構は押さえリング21が連接板24を介して連接されたクランプ部211でコード101のワイヤを挟み込む。活線回動機構と部材回動機構の両者間は絶縁ブッシュ5の円筒部51で隔てられ、活線の導電押さえリング11と導電柱12が円筒部51に設けられた収容孔50の内部に位置し、円筒部51の壁面によって隔てられ、効果的に絶縁される。かつ導電押さえリング11はその外表が円筒部51による隔離で筒状スライドリング22の内縁との間に距離が保たれ、その距離は2mm以上あり、空気を含む絶縁が形成されるため、超高電圧の圧力を防止できる。
本案の全体構造は主に活線と接地線の位置において、限られた部材空間内で最大の接触面積と最大の接触圧力が得られ、電気的導通を良好にすると共に、回動時摩擦速度を大幅に低減し、摩擦による温度上昇を回避でき、かつ自体の弾性反応によって高速振動でショートを発生する間隙を防止し、全体の構造をより堅実にした革新的な設計である。
1 活線端子ユニット
10 活線栓刃
11 導電押さえリング
12 導電柱
13 偏向板
101 コード
111、211、311 クランプ部
112、212 膨出部
14、24 連接板
18 基板
2 中性線端子ユニット
20 中性線栓刃
202 接続部
21 押さえリング
210、220 内円孔
22 筒状スライドリング
23 重畳板
3 接地端子ユニット
30 接地栓刃
301 内周部
302 環状部
31 導電リング部材
32 摺動部材
321 第1スライド片
322 第2スライド片
35 支持体
4 回動体
40 フランジ
41 第1挿入口
42 第2挿入口
43 第3挿入口
5 絶縁ブッシュ
50 収容孔
500 位置決め溝
51 円筒部
52 切欠部
53 張り出し部
54 軸根
6 座体
61 円形開口部
60 下挟み込み溝
7 蓋体
70 上挟み込み溝
71 第1嵌合溝
72 第2嵌合溝
S 動作軸心線
18a 基板接合部
40a 第1栓刃
40b 第2栓刃
40c 第3栓刃
41a 第1栓刃円柱
41b 第2栓刃円柱
50a 第1接続部材
50b 第2接続部材
60a 第1導電部材
61a 第1連接部
62a 第1接触接続部
8a 第1絶縁座体
81a、85a 円盤
82a 第1導電金属片
83a 第1導電リング
84a 第2絶縁座体
86a 第2凸軸
87a 第2導電金属片
88a 第2導電リング

Claims (7)

  1. 摺動速度を抑え、良好な導電率を維持するための平面回動可能な電源プラグの共軸回動導電機構であって、座体と、回動体と、活線端子ユニットと、中性線端子ユニットと、絶縁ブッシュと、接地端子ユニットと、蓋体とを備え、
    前記座体は動作面の中心に貫通状の円形開口部を備え、前記円形開口部の中心軸が動作軸心線として定義され、一側端に下挟み込み溝が設けられ、
    前記回動体は、その中心が前記動作軸心線と一致し、外周にフランジが設けられ、該フランジが前記座体の円形開口部の内側縁部に回動可能に係合され、前記回動体にそれぞれ第1挿入口、第2挿入口、第3挿入口が穿設され、
    前記活線端子ユニットは、前記第1挿入口に穿置される活線栓刃と、接地用の導電リング部材とを備え、導電リング部材は、その中心が前記動作軸心線と一致し、前記座体の内面に組み込まれ、一側から外方へ向かってクランプ部が延伸して設けられ、活線栓刃の上端を折り曲げて偏向板を一体に形成し、前記偏向板に軸方向に沿って導電柱が結合され、かつ前記導電柱の中心軸と前記動作軸心線とが一致し、導電柱の上端の外周表面を弾性のある導電押さえリングが回動可能に拘束圧迫すると共に、互いに接触して電気が導通され、前記導電押さえリングの一側に膨出部が形成され、前記膨出部から連接板が外方へ延伸して設けられ、前記連接板の外側端部に活線クランプ部が設置され、
    前記中性線端子ユニットは、前記第2挿入口に穿置される中性線栓刃を備え、前記中性線栓刃の上端が折り曲げられて延伸され、その先端に筒状スライドリングが結合され、前記筒状スライドリングの外面に内側に向かって弾性的な拘束圧迫力を備えた押さえリングが嵌着されて導電を形成し、前記押さえリングの一側に膨出部を介して重畳板が結合され、前記重畳板が外側に向かって延伸されて連接板が結合され、前記連接板の外側端部に接地線のクランプ部が設けられ、
    前記絶縁ブッシュは、中心軸が動作軸心線と一致する円筒部を有し、該円筒部の内部に軸方向に貫通する収容孔が形成され、前記絶縁ブッシュの下面に軸根が設置され、円筒部に前記筒状スライドリングが外嵌され、前記収容孔に前記活線端子ユニットの導電柱が回動可能に収容され、前記軸根が前記回動体の相対する表面に押し当てられ、
    前記接地端子ユニットは前記第3挿入口に穿置される接地栓刃を備え、前記接地栓刃の上端を折り曲げて延伸し、摺動部材が結合され、前記摺動部材は導電リング部材の表面に1個以上の面で接触して電力が導通されると共に、円周運動して摺動し、
    前記蓋体は前記座体に相対して閉じ合わされ、かつ前記活線端子ユニットの連接板及び前記中性線端子ユニットの連接板、前記接地導電リング部材を位置決めする、
    ことを特徴とする、プラグの共軸回動導電機構。
  2. 前記導電押さえリングに設けた膨出部の内側に弾性部材を介入させたことを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
  3. 前記導電押さえリングは、円形部と連続して折り曲げられて膨出部が形成され、折り曲げ箇所に弾性応力が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
  4. 前記各連接板が弾性作用を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
  5. 前記導電リング部材が、外周に沿って形成され軸方向に延びる内周部と、該内周部の下端から内側へ水平に延びる環状部とから形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
  6. 前記摺動部材が、軸方向に延びる第1スライド片と、水平な第2スライド片とを備え、これら第1スライド片及び水平な第2スライド片が前記導電リング部材の対応する表面に接触しながら摺動することを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
  7. 前記蓋体内部に第1嵌合溝と第2嵌合溝が設けられ、活線端子ユニットに設けた連接板と、中性線端子ユニットに設けた連接板がそれぞれ第1嵌合溝と第2嵌合溝に嵌合されて位置決めされることを特徴とする、請求項1に記載のプラグの共軸回動導電機構。
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