JP3162544U - 撮影用スタジオ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロフェッショナルのカメラマンのように、被写体の様々な画像を撮影できる、室内でも利用可能な小型の撮影用スタジオを提供する。【解決手段】撮影用スタジオ1は、内部空間9を形成するフレーム部材2と、フレーム部材2の少なくとも一部に装着され、フレーム部材2を移動可能な単数又は複数の撮影装置5,6と、撮影装置5,6の撮影条件を制御する制御装置11と、を備え、撮影装置5,6は、内部空間9内に配置された被写体10を撮影し、制御装置11は、撮影装置5,6の焦点、アングル、視野角、明るさおよびズームの少なくとも一つを制御し、被写体10は、小型の対象物である。【選択図】図1

Description

本考案は、室内空間において、模型、人形、ペットなどの小型の被写体を、プロのカメラマンさながらに撮影できる撮影用スタジオに関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラの性能向上および価格下落に伴い、プロフェッショナル仕様に近い画像撮影を行なうことが、一般の個人にとっても可能となってきている。
例えば、撮影を趣味とする個人は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラを持って戸外に外出し、人物や風景などの被写体を撮影する。
一方で、撮影を趣味とする個人には、屋内でペット、フィギュア人形などの小型の被写体を、様々な角度から撮影したい欲求もある。あるいは、プロフェッショナルのように、被写体の動画や映画を撮影したいという欲求も持っている。
従来の技術においては、このような被写体の動画や映画を撮影するには、大型でかつ専用のスタジオを用いる必要があり、一般の個人にとっては撮影を行なうことが困難であった。
このため、小型のスタジオについての種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特開平9−288296公報 特開2005−140630号公報 特開平6−59617号公報 特開2002−233672号公報 特許第2899396号公報
しかしながら、文献1〜6に示される従来技術には次のような問題がある。
特許文献1は、照明装置を簡素化して、短時間でアマチュアでも簡単に撮影できる小型スタジオを開示する。しかし、特許文献1は、照明装置の配置等についての技術を開示しますが、撮影装置を配置することや制御することについて開示がない。
このため、特許文献1の技術のみでは、個人がカメラやその他の撮影機器を駆使して被写体の画像を撮影することができない問題がある。
特許文献2は、レールにセットされたカメラが、レール上を動作しながら被写体を撮影する技術を開示する。しかしながら、カメラの撮影機能を制御することは開示しておらず、被写体の移動的に撮影するだけであって、被写体をより様々に撮影することができない問題がある。
特許文献3は、外部を撮影するカメラを備える搬送機が、カメラで撮影された画像を表示するモニタで遊戯者に視聴させる遊戯器具を開示する。しかし、小型の被写体を、カメラ等を制御しながら撮影することは困難である。
特許文献4は、風景を撮影する撮影装置を開示する。特許文献4の撮影装置は、風景を撮影することに適しているが、ある空間内に存在する被写体を撮影するのには不適である。
特許文献5は、模型装置の内部をカメラで撮影しながら、内部の動線をシミュレーションする装置を開示する。しかしながら、ある空間内に存在する被写体を、カメラ等を制御しつつ撮影することに不適である。
以上のように、従来技術は、小型の内部空間内に存在する被写体を、様々な角度やライティングによる動画や静止画を、プロフェッショナルのように撮影することが困難であった。
本考案は、上記課題を解決し、プロフェッショナルのカメラマンのように、被写体の様々な画像を撮影できる、室内でも利用可能な小型の撮影用スタジオを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本考案の撮影用スタジオは、内部空間を形成するフレーム部材と、フレーム部材の少なくとも一部に装着され、フレームを移動可能な単数又は複数の撮影装置と、撮影装置の撮影条件を制御する制御装置と、を備え、撮影装置は、内部空間内に配置された被写体を撮影し、制御装置は、撮影装置の焦点、アングル、視野角、明るさおよびズームの少なくとも一つを制御し、被写体は、小型の対象物である。
本考案の撮影用スタジオは、フレーム部材によって内部空間を形成でき、この内部空間に配置された小型の被写体を様様に撮影できる。
また、撮影装置や照明装置が連動して制御されるので、使用者が簡単に撮影装置などを制御しながら被写体を撮影できる。
結果として、アマチュアのカメラマンでも、プロフェッショナルのような画像を撮影できる。
本考案の実施の形態における撮影用スタジオの斜視図である。 本考案の実施の形態における撮影用スタジオの斜視図である。 本考案の実施の形態における制御装置の斜視図である。
本考案の第1の考案に係る撮影用スタジオは、内部空間を形成するフレーム部材と、フレーム部材の少なくとも一部に装着され、フレームを移動可能な単数又は複数の撮影装置と、撮影装置の撮影条件を制御する制御装置と、を備え、撮影装置は、内部空間内に配置された被写体を撮影し、制御装置は、撮影装置の焦点、アングル、視野角、明るさおよびズームの少なくとも一つを制御し、被写体は、小型の対象物である。
この構成により、内部空間に設置された被写体を、様々な角度から撮影でき、面白みのある画像を容易に得ることができる。
本考案の第2の考案に係る撮影用スタジオでは、第1の考案に加えて、小型の対象物は、模型、人形およびペットの少なくとも一つである。
この構成により、小型の被写体を、室内などでも、様々な角度から撮影できる。結果として、使用者は、プロフェッショナルと同様の画像を得ることができる。
本考案の第3の考案に係る撮影用スタジオでは、第1又は第2の考案に加えて、制御装置は、予め設定された動作手順に従って制御する自動制御機能と使用者が内部空間を目視しながら手動で制御する手動制御機能と、を有する。
この構成により、使用者は、より細かな制御によって、被写体を撮影できる。得られる画像は、より興味深いものとなる。
本考案の第4の考案に係る撮影用スタジオでは、第1から第3のいずれかの考案に加えて、フレーム部材には、単数又は複数の照明装置が更に装着され、制御装置は、照明装置の照明条件を制御する。
この構成により、被写体の明るさを制御でき、撮影条件を更に上げることができる。
本考案の第5の考案に係る撮影用スタジオでは、第4の考案に加えて、制御装置は、撮影装置および照明装置を連動させて制御する。
この構成により、使用者の手間や負担を軽減しつつ、被写体に関する様々な画像を得ることができる。
本考案の第6の考案に係る撮影用スタジオでは、第4又は第5の考案に加えて、フレーム部材は、相互に対向する数組の棒状部材で形成され、棒状部材は、水平方向に延伸するものと垂直方向に延伸するものとを含み、撮影装置および照明装置の少なくとも一方は、水平方向に延伸する棒状部材と垂直方向に延伸する棒状部材との両方を移動可能である。
この構成により、撮影装置や照明装置は、様々な角度から被写体を捉えることができる。この結果、使用者はより様々な画像を得ることができる。
本考案の第7の考案に係る撮影用スタジオでは、第1から第6のいずれかの考案に加えて、制御装置は、複数の撮影装置の全てが被写体に焦点を合わせるように制御する。
この構成により、常に被写体が撮影される。
本考案の第8の考案に係る撮影用スタジオでは、第4から第7のいずれかの考案に加えて、制御装置は、複数の照明装置の全てが被写体に光が集まるように制御する。
この構成により、常に被写体が照らされる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案の実施の形態における撮影用スタジオの斜視図である。図1は、撮影用スタジオ1の内部が見えるように斜め正面から見た状態を示している。
撮影用スタジオ1は、内部空間9を形成するフレーム部材2と、フレーム部材2の少なくとも一部に装着され、フレーム部材2を移動可能な単数又は複数の撮影装置5,6を備える。さらに、撮影用スタジオ1は、撮影装置5,6の撮影条件を制御する制御装置11を備えている。図1では、フレーム部材2は、2つの撮影装置5,6を装着している。また、必須要件ではないが、フレーム部材2は、照明装置7、8を装着している。照明装置7、8も、フレーム部材2を移動可能である。
また、フレーム部材2は、複数の棒状部材の組み合わせで形成されており、図1では、棒状部材3に撮影装置5,6が装着され、棒状部材4に照明装置7,8が装着されている。
内部空間9には、被写体10が設置されている。被写体10は、小型の対象物であり、例えば、模型、人形およびペットの少なくとも一つである。もちろん、これら以外でも、他の物体でもよい。
フレーム部材2によって形成された内部空間9に設置された被写体10を、フレーム部材2に装着された撮影装置5,6が撮影することで、使用者は、被写体10を撮影できる。
また、フレーム部材2によって形成される内部空間9は、室内に設置できる程度の大きさであるので、室内において小型の被写体10を撮影することができる。また、フレーム部材2は、組み立て、解体可能であるので、収納場所を要しない。
(動作概要)
使用者は、制御装置11を用いて撮影装置5、6および照明装置7,8を、フレーム部材2上を移動させたり、撮影装置5、6の撮影条件である焦点や撮影条件を制御したりする。加えて、照明装置7、8の照明条件を制御したりする。
この制御を通じて、使用者は、被写体10を最適条件で撮影する。
制御装置11は、有線13で撮影装置5,6や照明装置7,8と電気的に接続されており、電気信号のやり取りによって、使用者の指示入力に従い、制御装置11は、撮影装置5,6や照明装置7,8を制御する。また、制御装置11は、モニタを備えており、モニタは、撮影装置5,6が撮影している画像を表示できる。
使用者は、このモニタに表示される画像を確認しながら、制御装置11を通じて撮影装置5,6や照明装置7,8を制御する。この制御によって、被写体10の最適な撮影条件を決定できる。
また、制御装置11は、制御パネル12を備えており、使用者はこの制御パネル12を通じて実際の制御を実行する。使用者は、被写体10の種類、撮影する画像の種類、撮影を希望する画像の特徴、などに基づいて、制御装置11を適宜制御することで画像を撮影できる。
被写体10が模型や人形のような静止物体である場合には、複数の異なる角度から、複数の撮影装置5,6を用いて種々の静止画や動画を撮影する。複数の角度からの画像が撮影できることで、プロフェッショナルと同じように被写体のブロマイド撮影も可能となる。
また、撮影装置5,6は、フレーム部材2(図1では、棒状部材3)に装着されているので、使用者は撮影装置5,6を手で把持する必要がない。このため、撮影装置5,6は、固定された状態となって、手ぶれを防止できる。
また、静止物体である被写体10の動画を撮影するときには、複数の撮影装置5,6を移動させながら撮影できる。この結果、次々と角度や位置が変わるように見える動画が撮影されるので、リアルで臨場感あふれる動画が撮影できる。
一方、使用者は、ペットなどの動く被写体11を撮影することもできる。
フレーム部材2は、内部空間9を形成できるので、内部空間9には、ペットなどの動く被写体11を設置できる。内部空間9は、フレーム部材2で形成されるが、フレーム部材2同士の開口部分が透明の樹脂などで遮蔽されれば、ペットが逃げ出すこともない。もちろん、ゲージに入れたペットを、内部空間9に設置しても良い。
使用者は、制御装置11のモニタを確認しながら、被写体10を撮影する。被写体10は動きを有するので、例えば、使用者は撮影装置5,6を移動させながら、被写体10の最適な角度を探しつつ撮影できる。
あるいは、異なる角度からステレオ撮影することもできる。このように、使用者は撮影装置5,6を移動させながら被写体10を撮影できるので、被写体10を追いかけながら撮影できる。静止画を撮影する場合には、様々なスナップショットが撮影され、動画を撮影する場合には、まるで映画のような動きのある動画を撮影できる。
また、使用者は、制御装置11を通じて、照明装置7,8を移動させることも可能である。この結果、動き回る被写体10に、常に最適な照明を当てながら撮影することも可能である。
被写体10が静止物体であろうと動く物体であろうと、使用者は、制御装置11を通じて撮影装置5,6の焦点、アングル、撮影角度、視野角、明るさおよびズームの少なくとも一つを制御できる。
これらの撮影条件を制御できることで、使用者は、被写体10を、様々な撮影条件で撮影できる。結果として、プロフェッショナルのような面白みのある画像を多数撮影できる。加えて、制御装置11は、複数の撮影装置5,6などを個々に制御することもできるので、更に多種多様な画像を撮影できる。
いずれの場合でも、撮影装置5,6および照明装置7,8は、フレーム部材2に固定されているので、手振れや人為的なミスが生じない。更には、制御装置11をモニタリングするだけで、使用者は、撮影装置5,6および照明装置7,8を制御できるので、アマチュアカメラマンであっても容易に撮影条件を決めることができる。もちろん、内部空間9のみを撮影装置5,6は、撮影対象とできるので、撮影にデメリットとなる余分な要因が少なくなる。
以上のように、実施の形態における撮影用スタジオは、小型の被写体を様々な角度や構成で撮影できる。結果として、アマチュアカメラマンであっても、プロフェッショナルと同じような動画や静止画を撮影でき、画像撮影を更に楽しむことができる。
次に、各部の詳細について説明する。
(フレーム部材)
フレーム部材2は、内部空間9を形成する。フレーム部材2は、複数の棒状部材3,4などが組み合わされて形成される。例えば、図1に示されるように、3組の対向する棒状部材が組み合わされて、6辺が形づくられて直方体形状の骨格が形成される。
このような直方体形状の骨格が形成されることで、内部空間9が容易に形成される。加えて、いずれの面や位置からも内部空間9に被写体10を入れたり、内部空間9から被写体10を出したりできる。また、棒状部材3,4でフレーム部材2が形成されることで、撮影装置5,6や照明装置7,8を装着しやすくなる。
棒状部材3,4であることで、装着された撮影装置5、6や照明装置7、8が、棒状部材3、4上を移動しやすくなる。棒状部材3、4がレールを備えれば、このレール上を撮影装置5,6や照明装置7,8が移動できる。
あるいは、棒状部材3,4の外周を囲むようなアームによって撮影装置5,6や照明装置7,8が装着されると、アームが棒状部材3,4上を滑ることで撮影装置5,6や照明装置7,8が棒状部材3,4上を移動できる。
これらの移動によって、撮影装置5,6は、様々な位置、角度から被写体10を撮影できる。また、照明装置7,8は、様々な位置、角度から被写体10を照らすことができる。
フレーム部材2は、角材や樹脂材など安価な素材で形成されればよく、コストを増加させない。また棒状部材3,4同士は接着剤やねじなどで固定されてもよいが、ほぞや嵌合部材によって、着脱可能に接続されることもよい。棒状部材3,4同士が着脱可能に接続されることで、フレーム部材2は、組み立て可能になる。組み立て可能であることで、フレーム部材2は、不要なときには分解して収納できるので、一般家庭でも収納に不便が生じない。
また、フレーム部材2は、金属や合金などの耐久性、頑丈性の高い素材で形成されても良い。撮影装置5,6や照明装置7,8が非常に重い場合に対応するためである。
なお、図1では、フレーム部材2は、骨格だけであって骨格以外のところは開口しているが、開口部分が透明や半透明の樹脂、フィルム、板で覆われて遮蔽されていても良い。内部を清潔に保つことができるからである。
また、フレーム部材2は、制御装置11からの有線13が設置されていても良い。
(撮影装置)
次に、撮影装置について説明する。
フレーム部材2には、単数又は複数の撮影装置が装着され、図1においては2台の撮影装置5,6が装着される。単数の撮影装置が装着される場合には、単数の撮影装置によって、種々の角度からの静止画や動画を撮影できる。一方、複数の撮影装置が装着される場合には、異なる角度からの静止画や動画が同時に撮影できるので、ステレオ撮影が可能である。あるいは、異なる角度から同時に撮影した上で、撮影結果の優れた画像を選択することもできる。
また、複数の撮影装置が装着されている際に予めそれぞれの撮影装置を異なる位置に装着されるようにしておくことも好適である。この場合には、例えばあるタイミングでは第1の撮影装置が被写体を撮影し、別のタイミングでは第2の撮影装置が被写体を撮影する。こうすることで、被写体の動作に対応して、複数の撮影装置で最適なアングルを常に把握できるようになる。
また、2台の撮影装置5,6が棒状部材3に装着されている場合には、一方の撮影装置5は、固定状態で被写体10を撮影し、他方の撮影装置6が移動して被写体10を撮影することも良い。
図2は、本考案の実施の形態における撮影用スタジオの斜視図である。図2における撮影用スタジオ1では、撮影装置5は、棒状部材3において固定されており、撮影装置6が、棒状部材3を移動する。図2中の両矢印は、撮影装置6の移動を示している。
使用者は、制御装置11を介して、撮影装置5を固定し、撮影装置6を移動させる。この移動によって、使用者は、被写体10の撮影に最適なアングルを探ることができる。一方で、撮影装置5は固定されているから、被写体10の撮影は継続でき、複数の画像をそれぞれのアングルで常に撮影できることになる。この結果、より良い画像のみを選択することも可能であるし、固定アングルの画像と移動アングルの画像とを合わせて、ステレオ画像としたり、映画のような画像コンポジットを楽しんだりすることもできる。
また、フレーム部材2は、相互に対向する数組の棒状部材で形成されて、内部空間9を形成する。このとき、図1、図2のように、略直方体となるようなフレーム部材2として形成されることでも良い。このような形状を有するフレーム部材2は、水平方向に延伸する棒状部材と垂直方向に延伸する棒状部材とを含む。このような形状を有するフレーム部材2においては、撮影装置5,6は、水平方向に延伸する棒状部材と垂直方向に延伸する棒状部材の両方を移動可能である。例えば、水平方向に延伸する棒状部材に撮影装置5,6は装着されて、水平方向に延伸する棒状部材を移動しても良い。あるいは水平方向に延伸する棒状部材から垂直方向に延伸する棒状部材へ切り替わるところで垂直方向に延伸する棒状部材に移動しても良い。逆に、垂直方向に延伸する棒状部材から水平方向に移動する棒状部材にかけて撮影装置5,6が移動しても良い。
もちろん、撮影装置5,6は、水平方向に延伸する棒状部材に装着されても良いし、垂直方向に延伸する棒状部材に装着されても良い。
撮影装置5,6は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、8mmカメラ、16mmカメラなど、種々の撮影機能を有する機器を含む。もちろん、撮影機能付き携帯電話を適用しても良い。撮影装置5,6が、フレーム部材2に固定されると共に、撮影条件が制御装置11から制御されることで、安価な撮影機器であっても、撮影用スタジオ1の撮影装置5,6として適用が可能である。
また、撮影装置5,6と制御装置11とは、有線もしくは無線で電気的に接続されており、相互に電気信号をやり取りできる。制御装置11は、制御信号を撮影装置5,6に出力できる。例えば、撮影装置5,6を移動させる信号、撮影装置5,6の撮影角度を変える信号、撮影装置5,6の焦点を変更する信号、撮影装置5,6のズームを変更する信号などを出力する。
これに対して、撮影装置5、6は、撮影している画像を制御装置11に出力する。この結果、制御装置11で使用者は、撮影画像を見ることができる。
また、撮影装置5、6は、焦点距離、アングル、ピント、明るさ、視野角などを切り替える機能を有している。また、これらの機能は、電気信号による制御が可能であり、制御装置11からの電気信号に従って、撮影装置5,6は、これらの機能を働かせる。
なお、撮影装置5,6の焦点距離、アングル、ピント、明るさ、視野角などを切り替える機能は、既に用いられている公知の技術が用いられれば良い。
撮影装置5,6は、制御装置11の制御を受けながら、あるいは使用者による手動の制御を受けながら被写体10を撮影する。撮影装置5,6が撮影した画像データは、撮影装置5,6自身が備える記憶装置に記憶されれば良い。
(照明装置)
次に、照明装置について説明する。
照明装置7,8は、LED(Light Emitting Device)、蛍光灯、白熱電球などの光を照射する機能を有する装置である。照明装置7,8は、必須の構成要件ではないが、撮影装置5,6と同様にフレーム部材2に装着されることで、内部空間9に配置される被写体10を照らし、更には制御装置11の制御を受けることができるようになる。
照明装置7、8は、光を照射できる機能を有しているデバイスや機器であればなんでもよく、光の照射方向、光の点滅、光の強度、光の明るさ、光の色などの切り替えなどの種々の機能を有していることが好ましい。被写体10を適切に照らすためであり、加えて、被写体10を用いたより趣味的あるいは面白みのある画像を撮影できるからである。
また、照明装置の照射方向や点滅の切り替えといったこれらの機能は、照明装置7,8に対して手動で制御されても良いし、制御装置11を介して制御されても良い。
図1、図2では、照明装置7,8は棒状部材4に装着されている。撮影装置5,6と対向する位置に装着されていることになる。このように、撮影装置5,6に対して対向する位置に照明装置7,8が設けられることで、被写体10が周囲との輝度差をもつようになり、撮影画像のめりはりが強くなる。
逆に、照明装置7,8は、撮影装置5,6が装着されている棒状部材3に装着されても良い。この場合には、撮影装置5,6から見て順光の状態で被写体10が照らされることになり、被写体10が十分に照らされた状態で撮影されるからである。
もちろん、照明装置7,8は、フレーム部材2の垂直方向の棒状部材に装着されても良いし、撮影装置5,6と同様に、水平方向の棒状部材と垂直方向の棒状部材との間を交互に移動することも良い。棒状部材への装着は、撮影装置の場合と同様である。
照明装置7,8は、有線もしくは無線によって制御装置11と電気的に接続されており、電気信号のやり取りによって、制御装置11から制御される。また、使用者が目視によって照明装置7,8を制御することも可能である。もちろん、使用者による目視の制御と制御装置11による自動制御とが組み合わされて、照明装置7,8が制御されても良い。
照明装置7,8は、上述の通り、光の照射方向、光の点滅、光の強度、光の明るさ、光の色などの切り替えなどの種々の機能を有している。制御装置11と照明装置7,8とは、電気信号のやり取りによって、これらの制御を実現する。
以上のように、照明装置7,8は、被写体10を撮影にとって最適に照らすと共に、撮影装置5,6と相まって被写体10を最適条件で撮影できる補助を行なう。
(制御装置)
次に、制御装置11について説明する。
制御装置11は、撮影装置5、6の撮影条件と照明装置7,8の照明条件とを制御する。
制御装置11は、フレーム部材2と一体でもよいし、図1、図2に示されるように別体でもよい。制御装置11は、有線や無線によって撮影装置5,6や照明装置7,8と電気的に接続されている。この電気的接続によって、電気信号をやりとりし、使用者による設定、使用者による操作および予め組み込まれたプログラムに従って、制御装置11は、撮影装置5,6や照明装置7,8を制御する。
制御装置11は、撮影装置5,6のみを制御してもよいし、照明装置7,8のみを制御しても良い。この場合には、撮影装置5,6あるいは照明装置7,8のいずれかは、手動で制御される。あるいは、制御装置11は、撮影装置5,6および照明装置7,8の両方を制御する。
制御装置11は、プログラムされた機能を実行することも可能であるし、使用者の操作によっても実行可能である。
このため、制御装置11は、予め設定された動作手順(プログラムによって動作されることでも良いし、操作ボタンの事前設定で動作されることでも良い)に従って、撮影装置5,6や照明装置7,8を制御する。あるいは、使用者が内部空間9を見ながら操作ボタンなどを操作しながら制御しても良い。すなわち、制御装置11は、設定された動作手順に従って制御する自動制御機能と手動制御機能との両方を有する。
図3は、本考案の実施の形態における制御装置の斜視図である。
図3より明らかな通り、制御装置11は、モニタ20、操作ダイヤル21、操作ボタン22を備えている。使用者は、操作ダイヤル21や操作ボタン22を操作することで、制御装置11を介して撮影装置5,6および照明装置7,8を制御する。このとき、予めプログラムが設定されていても良い。
制御装置11は、モニタ20を備えており、モニタ20は、撮影装置5,6が撮影している画像を表示する。あるいは、制御に必要なデータを表示する。
撮影装置が複数である場合には、モニタ20は、画面を分割してそれぞれの撮影装置が撮影している画像を表示する。使用者は、モニタ20に表示される撮影画像を見ながら、撮影装置5,6の向き、焦点、アングルなどを調整しつつ、照明装置7,8の照度や向きを調整する。この調整によって、使用者は所望の画像を撮影できる。
また、制御装置11は、撮影装置5,6と照明装置7,8とを連動させて制御することができる。例えば、使用者が予め「被写体10に対してある角度である照度で照らした上で撮影する」と指定している場合には、使用者が制御装置11を操作して撮影装置5,6を移動させると、照明装置7,8も照度や照射角度を保つように撮影装置5,6に合わせて移動する。例えば、撮影装置5,6と照明装置7,8との間隔が一定に保たれる。
このように、制御装置11が撮影装置5,6と照明装置7,8とを連動して制御することで、使用者の手間が省けて、簡単に撮影が行なえる。
また、制御装置11は、フレーム部材2に装着されている複数の撮影装置5,6の全てが、被写体10に焦点を合わせるように制御しても良い。フレーム部材2には、複数の撮影装置が装着されることがありうる。このように複数の撮影装置が装着されていても、撮影の対象は被写体10のみである。被写体10に対して複数の角度から複数の撮影装置を用いて撮影を行ないたいからである。
例えば、水平方向に延伸する棒状部材に第1の撮影装置が装着されており、垂直方向に延伸する棒状部材に第2の撮影装置が装着されている。この場合には、それぞれの位置から被写体10の画像を撮影したい。被写体10を様々な角度から撮影することで、面白い画像が得られるし、映画のような画像も得られるからである。一方で、被写体10が動く模型であったりペットであったりすると、被写体10は、内部空間9において動きを生じさせる。
このような場合に、使用者が自らの操作によって全ての撮影装置を制御するのは困難である。このため、制御装置11が、全ての撮影装置を連動させて被写体10へ焦点を合わせるように自動的に制御することで、使用者の負担が少なくなって、確実に被写体10を追いかけつつ撮影できる。結果として、被写体10を様々な角度から撮影した興味深い画像を得ることができる。
同様に、制御装置11は、フレーム部材2に装着された複数の照明装置を、その光が全て被写体10に集光するように制御する。この場合も、撮影装置と同じように、動きを有する被写体10を常に最適に照らすことができ、被写体10の撮影条件を一定に保つことができる。結果として、最適な撮影を実現できる。
このとき、制御装置11が、撮影装置と照明装置とを連動させることで、全ての撮影装置と照明装置とが、被写体10に焦点を合わせることになり、動きのある被写体10に対して常に撮影を行なうことができる。このようにして得られた画像は、面白みの高い画像となる。
以上のように、実施の形態における撮影用スタジオは、収納および組み立ても容易に実現でき、制御可能な撮影装置や照明装置によって、被写体の種々の画像を撮影できる。
また、撮影装置や照明装置の移動などは、種々の公知技術が用いられても良いものである。
なお、実施の形態で説明された撮影用スタジオは、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 撮影用スタジオ
2 フレーム部材
3、4 棒状部材
5、6 撮影装置
7、8 照明装置
9 内部空間
10 被写体
11 制御装置

Claims (8)

  1. 内部空間を形成するフレーム部材と、
    前記フレーム部材の少なくとも一部に装着され、前記フレーム部材を移動可能な単数又は複数の撮影装置と、
    前記撮影装置の撮影条件を制御する制御装置と、を備え、
    前記撮影装置は、前記内部空間内に配置された被写体を撮影し、
    前記制御装置は、前記撮影装置の焦点、アングル、視野角、明るさおよびズームの少なくとも一つを制御し、
    前記被写体は、小型の対象物である撮影用スタジオ。
  2. 前記小型の対象物は、模型、人形およびペットの少なくとも一つである、請求項1記載の撮影用スタジオ。
  3. 前記制御装置は、予め設定された動作手順に従って制御する自動制御機能と使用者が前記内部空間を目視しながら手動で制御する手動制御機能と、を有する請求項1又は2記載の撮影用スタジオ。
  4. 前記フレーム部材には、単数又は複数の照明装置が更に装着され、前記制御装置は、前記照明装置の照明条件を制御する請求項1から3のいずれか記載の撮影用スタジオ。
  5. 前記制御装置は、前記撮影装置および前記照明装置を連動させて制御する請求項4記載の撮影用スタジオ。
  6. 前記フレーム部材は、相互に対向する数組の棒状部材で形成され、前記棒状部材は、水平方向に延伸するものと垂直方向に延伸するものとを含み、前記撮影装置および前記照明装置の少なくとも一方は、水平方向に延伸する前記棒状部材と垂直方向に延伸する前記棒状部材との両方を移動可能である請求項4または5記載の撮影用スタジオ。
  7. 前記制御装置は、複数の前記撮影装置の全てが被写体に焦点を合わせるように制御する請求項1から6のいずれか記載の撮影用スタジオ。
  8. 前記制御装置は、複数の前記照明装置の全てが被写体に光が集まるように制御する請求項4から7のいずれか記載の撮影用スタジオ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018174489A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 西日本電信電話株式会社 スペクトルカメラ撮影装置及びスペクトルカメラ撮影方法
WO2023211060A1 (ko) * 2022-04-28 2023-11-02 주식회사 카르만라인 반려동물용 사진촬영 장치

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