JP3162289U - 地震耐応机 - Google Patents

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Abstract

【課題】阪神や中越など大地震相当における建物の崩壊に対応するため、家庭や集会場で使用する机や椅子の構造を提供する。【解決手段】家庭や集会場の机1と椅子3であって、該机の脚2を固定した底板5を設け、該底板が少なくとも前記机の上板の平面積と机に座る椅子の平面積を加えたものよりも大きな平面積としたことを特徴として地震耐応型机を構成する。【選択図】図4

Description

本考案の机は、大地震が起きた際に、人的被害を最小限に食い止めるようにした地震対応机に関するもので、副次的にはそれを作る机の原材料に間伐材を用い、延いては本来の木材育成の助長になるようにしたものである。
現在、学校等で使用されている机は、子供が座して勉強するため足下が机下に入る程度の幅を有するもので、机の脚も机の上板を支える最小限の機能しか働かないものである。
また、東海大地震等の発生の可能性がニュース等で報じられる中で、机の天板と底板及び脚に囲まれた領域に、握りと肘掛け等を天板下に設けて、これに人が避難するようにした地震等災害用避難ボックスも提案されている(特許文献1)。
さらに、シェルター兼用のテーブルにより、天板や補強枠体を配設し、天板の脚部間に巻き上げ式シャッターを設けたものも開示されている(特許文献2)。
なお、電車やバスの吊り革として、色々な人が触る不衛生さを解決し、老人や子供のように背の低い人達にも使えるようにした持ち運び可能なつり革も提案されている(特許文献3)。
特開2003−310776 実用新案登録第3122584号 特開2004−189198
しかしながら、上記特許文献1の発明では、天板と底板及び脚とで構成した鋼材や硬質樹脂等の硬材で人の出入が自由な避難ボックスを通常の机下に形成し、その中に開放部、身体安定用の握り、及び身体保護用の肘掛けが設けられて二次被害を防止し得るものの、建物の床版が壊れて避難ボックスの一部又は全部の落下に対応したものではない。
また、上記特許文献2の考案は、通常のテーブル類を人がもぐり込むようにし、そのテーブル類の天板裏面と下面を補強用金属板と金属製の補強用枠体を、その補強用枠体の各対辺間に金属製の補強用上部と下部横枠をそれぞれ設け、さらにその補強用下部横枠に防御用側板を張設しているが、これも前記特許文献1と同様に地震の二次被害を防止するにすぎないものである。
さらに、上記特許文献3の発明は、地震時に用いるものではないが、バスや電車の吊り革の不衛生さを考慮して、いわゆるマイ吊り革を持ち運び可能にしただけのものである。
本考案の第1の目的は、机の脚に固定した底板の平面積をより大きくしたことで、地震における予震はもとより本震に対する一次災害によるスラブなど床版抜けの崩壊に対しても対応できる地震耐応机を提供することにある。
また、第2の目的として、落下を防止して大惨事を防止することにある。
そして、教室や会議室など人が多く集まる集合場では、事前に隣接した複数の机と椅子を一層大面積の底板に固定することにより、机が一層大面積の一体物と化し、これらが床版抜けの際、複数の机下における多くの人間の生命に対しても、より十分に対応できるように集団型にしたものである。
この集団型では、地震後運悪く建物の下敷きになった場合、机下に避難した男女に対して各別のトイレを用意するとともに、複数の机を隣接して固定した上板下に飲料や食料の貯蔵をしておくことにより、救出までのより長い期間を生き延びられることができるようにした。
なお、本考案の机、椅子及びそれらを固定して設けた床板等には、植林の際にできる間伐材により作られることで、木材の有効利用を図ることができる。
上記目的を解決するために、本考案として、「家庭又は集会場の机と椅子であって、該机の脚を固定した底板を設け、該底板が少なくとも前記机の上板の平面積と机に座る椅子の平面積を加えたものよりも大きな平面積としたことを特徴とする地震耐応型机」を提案して、机や椅子の下方に位置する躯体としての床版の崩壊時における被害をなるべく軽減するようにした。
また、別の本考案としては前記机を底板に固定しただけでなく、椅子も底板に固定することにより、さらに上板と脚及び底板間の上板下に盾板を収納できるようにして、椅子の机下内への飛び込みをも防止するようにした。
さらに、机の上板下に吊り輪を設けることにより、人と人の衝突及び倒載による死亡又は傷害の事故を回避した。
そして、机と底板の双方又は一方から建物の躯体に連結索を張設し、床版の崩壊による1階からの地下又は2階以上から階下への避難人の落下を防止した。
本考案では、机と椅子の単体を載置しただけでは床版に対する平面積が小さいため、さらに多数の人が集まる教室、会議室などの集会場に使用する机と椅子であって、該机の脚に固定した底板を設け、前記机と椅子の複数を隣接して底板上に固定するとともに、前記隣接する机の各上板をも固定することで、より多くの人の生命、身体の安全を図った。
また、別の考案として、机と椅子を複数隣接して固定した前記上板と底板間に、非常用の男子用と女子用のトイレや食料と飲料の貯蔵所を付設することにより、地震により倒壊した家屋内における短期間で最小限の生活を確保した。
なお、本考案において使用された前記地震耐応机の木製部分に間伐材を用いることで、同材の有効利用を図った。
本考案は、突然起こる大地震時における家庭や集会場での躯体崩壊による床版の破壊に対応すべく、机の脚にその机と対応した椅子との平面積を加えたものよりも大きな底板を固定した。
上記底板には、机だけでなく椅子をも連結具で固定し、机の上板下に一方向に回転収納する盾板を設けることにより、机下に避難した人に椅子等を机下に飛び込まなくして人体の危険をさらに防止した。
また、避難した机下に、吊り輪を設けることで避難人の机外への飛び出しや、避難人同士の衝突や折り重なりによる被害を防止した。
さらに、上記机か底板の一方又は双方と床版や柱又は梁などの躯体を連結索で張設することにより、一体にした机と底板の地下又は階下への人の落下を防止した。
本考案には、人の多数集まる集合場において、複数の机と椅子を隣接して底板上に固定するとともに、隣接する机間の上板をも固定することにより、より一層階下への人の落下を回避可能にした。
そして、人が避難した多数の机下には、男子と女子のトイレと短期間の食料と飲料を貯蔵することにより、家屋倒壊後、救出までの生活を維持できるようにした。
本考案では、机等に木材を必要とするが、それら木製部分に間伐材を利用することで、資源の有効利用を図った。
本考案の実施例である地震耐応型机の平面図である。 図1の正面図である。 本考案の別の実施例としての集団型の地震耐応型机の平面図である。 躯体である床版上に、椅子を床板に固定して椅子が倒れても机下内に飛び込まないようにした平面図である。 4個の机を床板に固定するとともに、隣接した机の上板間を固定し、24個の椅子も床板に固定した状態の平面図である。 図5の集団型の地震耐応机を躯体の床版上に設置した状態の一部縦断面を含む正面図である。 図6のA−A´断面図である。 図6のB−B´断面図である。 図8にも見られる常態時において、盾板を上板下に折り畳んで収納した状態を説明する部分拡大の縦断面図である。 図9の常態から非常時において、人が避難した後に盾板を机の側面に落とした状態を示す縦断面図である。 図5の鎖線、図8に見られる机の上机下に設けたうち2つの吊り輪の固定具の部分斜視図である。 (a)は、図11の固定具に吊り下げる吊り輪の正面図であり、(b)はその側面図である。 図12(a)の一部を破断した部分拡大図である。 (a)図12を図11に吊り下げた状態の正面図であり、(b)はその側面図である。 図12(a)、(b)とは別の実施形態の吊り輪の正面図と側面図である。 (a)は、図15を図11の固定具に吊り下げた状態の正面図で、(b)はその側面図である。 図6の集団型の地震耐応机に吊り輪を固定し、各椅子が倒れた状態を示す一部縦断面図を含む正面図である。 図5を90°回転し、机の上板の四端から躯体の側壁上部に連結索を固定した状態の平面図である。 図18の正面図である。 図19の固定具に吊り輪を吊り下げ、各椅子が倒れた状態を示す一部縦断面図を含む正面図である。 図19の平面図である。 連結索が、図20,21のような机の四端と上方の側壁を連結したものではなく、床板の四端と側壁下部とを繋いだものである。 図21とは別の実施態様であり、連索具を側壁の上部と、連結した4個の各机の中央部の掛金とを連結した連結索の平面図である。 図23の正面図である。
本考案の実施例としては、机の脚に底板を設け、その底板の平面積を机の平面積と椅子の平面積よりも大きな平面積とすることで、地震により躯体の一つである床版の一部崩落によっても、机下に避難した人間の生命や身体の損傷をなくするか、あってもその被害を最小限に抑えるようにしたものである。
[実施例1]
図1乃至図4において、家庭用又は学校等の集会場にある机1は4本の脚2で立脚しており、各脚の下端は底板5にネジや釘あるいは接着剤等の固定手段6で固定している。
また、机1上における天板9により、天井はもとより室内にある器具の落下を防止するとともに、底板5は机1と椅子3とを加えた平面積よりも大きな面積にすることで、地震時における躯体の一つである底版(スラブ)7の一部崩壊により、床版下の地下室又は階下への人の完全な落下を防止する。
また、図2に示すように、椅子3の脚部4の下部には底板5に蝶番、マジックファスナー(登録商標)、又はチェーン等の連結具8により連結して、図4に示すように、地震が起きて椅子3が倒れても、それが机1の下に避難した人に当たったり、地下や階下に落下してそこに居る人等への二次被害を防止している。
なお、10は教室内における教壇である。
[実施例2]
つぎに、図5乃至図17に示す底板5は、机1である4個の天板9の下に設けた4本の脚21をネジや接着剤等の固定手段61により固定している。この4個の天板9は、各天板9の隣接面に亘る多数のボルト12で固定した6個の蝶番13と中央部における十字形連結片14で連結して一体化し、机の集合体11を構成している。
また、天板9の下部には、所定間隔を置いて24個の固定具15を設け、これに図12〜図16に示す吊り輪16−1,16−2を着脱自在にしている。この吊り輪16−1は、固定具15に連結するための合成樹脂製又は皮革製の下げ帯18−1と18−2と握り輪16−a,16−bが、上下双方/又は片方にある鋲19−1,19−2でそれぞれ連設しており、下げ帯18−1の方は所要間隔毎に設けた長さ調整用の長孔20を設けて、これに下げ帯18−1の上端に設けたフック22を貫通して、図14のようにして、連結するか、下げ帯18−2の上部と下部にマジックファスナー(登録商標)23−1,23−2を設け、これを固定具15に巻回して固定できるようにしている。
さらに、図5、図8乃至図10と図17(図1と図4には図示せず省略)に記載しているように、天板9の下部に設けた蝶番24により机下に並行した箇所から垂直方向の一方向のみに折り畳み、それより天板9下の内方に回転自在に設置したストッパー25によって地震のない平常時には盾板27を固定しておき、非常時である地震時には机下に人が侵入し、その後に前記ストッパー25を回転することで、盾板27を天板9から垂直に吊り下げることにより家具などの飛散物の侵入を防ぐようにしている。
[実施例3]
上記一体化した机の集合体11は、図18乃至図20では机の集合体の四端の脚を上記実施例の脚部4より上方に延長する柱31を設けることで、その上端に設けた掛金29と躯体としての壁面17に打ち込んだアンカー28とをワイヤーなどの連結索30で張設することにより、人の歩行時の邪魔にならないようにして、地震時における床版の崩壊によっても人が机と共に地下や階下に落下することを防止している。
[実施例4]
また、図21と図22は、前記連結索30を床板5の四端部33から床版7面に沿って壁面の下部34と連続させることで、床板の崩壊による人と机の落下と防いでいる。
[実施例5]
さらに、図23と図24は、連結片14で一体化した机の四端を連設して固定した中心部の連結枠35の掛金36から壁面17に打ち込んだアンカー28間に連結索30を設けることにより、人や机の1階から地下階へ又は2階以上から下の階への床版7の崩壊による人と机の落下を防止することができる。
そして、上記机の集合体11の机下には、換気扇付きの男女のトイレ37,37´とか食糧や飲料の貯蔵所38を設置することもできる。
なお、上記各図のうち、図18以下の図でのみ上記連結索を画いているが、図1乃至図3の机1と椅子3が各1個ずつのものでも連結索を机又は床板から壁面、柱又は床版などの躯体に連結することも考えられる。
また、上記地震耐応机の木製部分には、間伐材を利用することで、植林の育成の助長と、省資源化を図ることもできる。
本考案は、大地震時における家庭又は学校などの集会場での人命や傷害を守るための地震耐応机に関する。
1・・・机
11・・・机の集合体
2・・・脚
3・・・椅子
5・・・底板
8・・・連結具
27・・・盾板
16−1,16−2・・・吊り輪
30・・・連結索

Claims (9)

  1. 家庭や集会場の机と椅子であって、該机の脚を固定した底板を設け、該底板が少なくとも前記机の上板の平面積と机に座る椅子の平面積を加えたものよりも大きな平面積としたことを特徴とする地震耐応型机。
  2. 前記椅子を前記底板に蝶番、マジックファスナー(登録商標)、又はチェーンなどの連結具により前記底板に固定したことを特徴とする請求項1に記載の地震耐応型机。
  3. 前記机の上板と脚及び底板間に、上板下に収納できるようにして飛来物の盾板を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の地震耐応型机。
  4. 前記机の上板下に、吊り輪を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の地震耐応型机。
  5. 前記机及び/又は底板から建物の躯体に連結索を張設したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の地震耐応型机。
  6. 教室、会議室などの集会場に使用する机と椅子であって、前記机と椅子の複数を隣接して底板上に固定するとともに、前記隣接する各机の上板をも固定することにより、集団型にしたことを特徴とする地震耐応型机。
  7. 前記机と椅子を複数隣接して固定した前記上板と底板間に、非常用の女子用と男子用のトイレを付設したことを特徴とする請求項6に記載の地震耐応型机。
  8. 前記机と椅子を複数隣接して固定した前記上板と底板間に、短期間の食料と飲料の貯蔵所を設置したことを特徴とする請求項6又は7に記載の地震耐応型机。
  9. 前記地震耐応型机の木製部分に間伐材を用いたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の地震耐応型机。
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