JP3162247U - 歯ブラシ及びこの歯ブラシを備える歯ブラシセット - Google Patents

歯ブラシ及びこの歯ブラシを備える歯ブラシセット Download PDF

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広幸 大谷
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Abstract

【課題】吸盤機能を有効に活用した歯ブラシ及びこの歯ブラシを備える歯ブラシセットを提供する。【解決手段】歯ブラシセットは、長手状の歯ブラシBaと、縦割形状のキャップCとを有する。歯ブラシBの柄Baは、キリンの胴部及び両前足部に対応する把持部Hと、キリンの両後足部に対応する両吸盤部33aを有する。キャップCは、上記キリンの顔部及び後頭部に対応する前側半割部40a及び後側半割部40bでもって構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、歯ブラシ及びこの歯ブラシを備える歯ブラシセットに関する。
従来、この種の歯ブラシとしては、下記特許文献1に記載の歯ブラシが提案されている。この歯ブラシは、ブラシ毛を植設してなるヘッド部と、このヘッド部から延出する首部及び柄部とにより構成されている。
特開2006−23928号公報
ところで、上記歯ブラシにおいては、上述のようにヘッド部から延出する首部及び柄部が、当該ヘッドを支持する1本の柄として棒状に形成されているにすぎない。
このため、例えば、ワンルームマンション生活をしている大学生のような若者が、風呂や台所において上記歯ブラシで歯磨きをした後当該歯ブラシを置く場合、通常、ワンルームマンションの風呂や台所が非常に狭く、歯ブラシの置き場所に困ることが多い。
また、例えば、子供が母親に強制されて歯ブラシで歯磨きをする場合、歯磨きを終えた子供は、その場の適当な場所に、歯ブラシを置いてしまうと、当該歯ブラシは、上述のような構成のため、置いた場所に寝かせたままになることが多い。このため、その後に子供に歯磨きをさせるときに歯ブラシを見つけにくく、また、新たな歯ブラシを準備して子供に与えなければならないという不便さを生ずることもある。
そこで、本考案は、以上のようなことに対処するため、吸盤機能を有効に活用した歯ブラシ及びこの歯ブラシを備える歯ブラシセットを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本考案に係る歯ブラシは、請求項1の記載によれば、
ブラシ毛(Bb、Db)と、このブラシ毛を植設してなる先端部(11、20、51、60)、この先端部から延出する頚部(12、52)及びこの頚部から延出する把持部(H、Ha)を有する長手状の柄(Ba、Da)とを備える。
当該歯ブラシにおいて、柄は、前記把持部の延出端部に設けてなる吸盤体(33a、74a)を具備してなることを特徴とする。
このように歯ブラシは吸盤体を有する。従って、狭い住居に居住する若者が当該歯ブラシを用いて、台所とか風呂場で歯磨きをする場合、当該台所とか風呂場が狭く歯ブラシを置く場所を探しにくくても、歯ブラシの吸盤体を台所とか風呂場のタイル貼りの壁等に吸着されるだけで、当該歯ブラシを上記壁に支持することができる。従って、使用後の歯ブラシを置く場所を特に探す必要もなく便利である。
特に、子供は、歯磨き後に歯ブラシをどこにでも置きがちであるが、歯ブラシの吸盤体をテーブルや机或いは壁などの吸着させ易い箇所に吸着させればよいので、便利である。また、その後の使用の際にも、歯ブラシを見つけ易い。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の歯ブラシにおいて、柄は、上記把持部をかわいい外観を有する動物の少なくとも胴部とし、吸盤体を動物の足部とする吸盤部とするように、上記把持部及び上記吸盤部の外形を形成して構成してなることを特徴とする。
これによれば、歯ブラシは、動物の少なくとも一部をかわいい外観を呈するように構成されていることから、若者や子供或いは母親を惹き付ける。このため、この歯ブラシは、若者や母親の購買意欲を増大させ得る。
また、上述のように歯ブラシは吸盤部を有する。従って、狭い住居に居住する若者が当該歯ブラシを購入して、台所とか風呂場で歯磨きをする場合、当該台所とか風呂場が狭く歯ブラシを置く場所を探しにくくても、歯ブラシの吸盤部を台所とか風呂場のタイル貼りの壁等に吸着されるだけで、当該歯ブラシを上記壁に支持することができる。従って、使用後の歯ブラシを置く場所を特に探す必要もなく便利である。
特に、子供は、歯磨き後に歯ブラシをどこにでも置きがちであるが、歯ブラシの吸盤部をテーブルや机或いは壁などの吸着させ易い箇所に吸着させればよいので、便利である。また、その後の使用の際にも、歯ブラシを見つけ易い。
また、本考案は、請求項3の記載によれば、請求項2に記載の歯ブラシにおいて、
柄は、動物をペンギン鳥とし、上記把持部をペンギン鳥の少なくとも頭部及び胴部とし、かつ、上記吸盤部をペンギン鳥の2足部を一体化した足部とするように、上記把持部及び上記吸盤部の外形を形成して構成してなることを特徴とする。
このように動物をペンギン鳥としても、請求項2に記載の考案と同様の作用効果を達成することができる。
また、本考案に係る歯ブラシセットは、請求項4の記載によれば、請求項1〜3のいずれか1つに記載の歯ブラシ(D)と、この歯ブラシの柄の先端部及びブラシ毛を収容するキャップ(E)とを備える。
これによっても、請求項1〜3のいずれか1つに記載の考案と同様の作用効果を達成することができる。
また、本考案に係る歯ブラシセットは、請求項5の記載によれば、
請求項2に記載の歯ブラシ(B)と、この歯ブラシの上記柄の先端部及び上記ブラシ毛(Bb)を収容するキャップ(C)とを具備して、
上記動物をキリンとし、上記頚部を上記キリンの頚部とし、かつ、上記把持部を上記キリンの胴部及び両前足部とするように、上記把持部及び上記両吸盤部の外形を形成してなり、
上記キャップは、上記キリンの顔部の外形を有する一側キャップ部と上記キリンの後頭部の外形を有する他側キャップ部とを互いに連結して構成されて、上記一側キャップ部及び上記他側キャップ部を、互いに組み合わせて、上記柄の先端部及び上記ブラシ毛を収容するものである。
これによれば、歯ブラシとキャップの双方でもって、かわいいキリンの擬人化した外観を呈することとなり、請求項2に記載の考案の作用効果をさらに向上されることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
(a)〜(c)は、それぞれ、本考案に係る歯ブラシセットの第1実施形態を示す正面図、側面図及び背面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、図1の歯ブラシセットの平面図及び下面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、上記第1実施形態の歯ブラシの正面図、側面図及び背面図である。 図3(a)の歯ブラシの平面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、図1のキャップの開状態を示す平面図、側面図及び内面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、図5(a)のキャップの一側及び他側の各端面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、本考案に係る歯ブラシセットの第2実施形態を示す正面図、側面図及び背面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、図7(a)の歯ブラシセットの平面図及び下面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、上記第2実施形態の歯ブラシの正面図、側面図及び背面図である。 図9(a)の歯ブラシの平面図である。 (a)〜(d)は、それぞれ、図7のキャップの開状態を示す外面図、内面図、一側面図及び他側面図である。
以下、本考案の各実施形態を図面により説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されてなる歯ブラシセットの第1実施形態を示している。当該歯ブラシセット(以下、符号Sにて示す)は、図1(a)にて示すごとく、四足動物の一種であるキリンを擬人化して、両後脚部を両下肢部として立っているキリンであって両下肢部からサスペンダー付きスラックスをはかせたキリンとしての外観を有するように構成されている。即ち、当該歯ブラシセットSは、図1或いは図3にて示すごとく、歯ブラシBと、キャップCとによって、上述したキリンとしての外観を有するように構成されている。
歯ブラシBは、図1(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)のいずれかにて示すごとく、柄Baと、ブラシ毛Bbとを備えており、柄Baは、長手状の柄本体10と、長楕円状緩衝層20と、サスペンダー付きスラックス30aの外観形状を表す被服層30とにより一体的に構成されている。
柄本体10は、例えば、合成樹脂の1種である黄色のポリスチレン(PS)でもって形成されており、この柄本体10は、図1及び図3のいずれかから分かるように、長楕円状緩衝層20、ブラシ毛Bb及びキャップCと共に上記キリンの頭部を構成する長楕円状扁平頭部11、この扁平頭部11から下方へ延出されて上記キリンの頚部を構成する細棒状頚部12、この細棒状頚部12から下方へ延出して上記キリンの胴部を構成する太棒状胴部13、この太棒状胴部13から下方へ延出して上記キリンの両下肢部を構成する両脚部(図示しない)とによって構成されている。なお、太棒状胴部13は、上記キリンの胸部、腹部、背中部及び腰部に対応する外形を有する形状に形成されている。
長楕円状緩衝層20は、扁平頭部11にその背面側から装着されており、この緩衝層20は、例えば、緑色の生ゴム材料により形成されて、歯ブラシBで歯を磨く際の口腔内面に対する緩衝部材としての役割を果たす。
被服層30は、例えば、緑色の生ゴム材料によりサスペンダー付きスラックス30aの外観形状を構成するように、柄本体10の太棒状胴部13及び両脚部の表面に沿い形成されており、当該被服層30は、胴層部31、この胴層部31から上方へ延出する両帯状部32、胴層部31から下方へ延出する両下肢層部33により構成されている。
また、サスペンダー付きスラックス30aは、例えば、作業着の1種であるサスペンダー付きオーバーオールに相当するもので、このサスペンダー付きスラックス30aは、胴周り部、この胴周り部から上方へ延出する両サスペンダー、胴周り部から下方へ延出する両下肢周り部により構成されている。
ここで、被服層30の胴層部31、両帯状部32及び両下肢層部33は、それぞれ、サスペンダー付きスラックス30aの胴周り部、両サスペンダー及び両下肢周り部をそれぞれ表す。
しかして、当該サスペンダー付きスラックス30aが、両下肢周り部を柄本体10の両脚部にはかせ、胴周り部を柄10の太棒状胴部13にはかせ、両サスペンダーを太棒状胴部13にその肩部を介してかけ、かつ、上記キリンの両前脚部を両上肢部として胴周り部の両ポケット31aに入れるようにした外観を呈するように、被服層30が上述のごとく柄本体10の表面に形成されている。
このように被覆層30を柄本体10に形成することで、柄本体10の太棒状胴部13並びに被覆層30の胴層部31及び両帯状部32が、一体となって、柄Baの把持部Hを構成するとともに、柄本体10の両脚部及び被覆層30の両下肢層部33が、一体となって、柄Baの両脚部Lを構成する。
ここで、被覆層30の両下肢層部33は、その延出端部にて、上記キリンの両下肢部のうち各足部に相当する各吸盤状足部33aを構成しており、各吸盤状足部33aは、それぞれ、上に凹な湾曲壁状に形成されている(図1及び図3参照)。
また、本実施形態では、被覆層30は、上述のごとく、緑色の生ゴム材料でもって形成されている。従って、柄Baの把持部H及び両脚部Lは、手触りの良い感じを有しており、吸盤状足部33aは、弾性変形し易くなっている。ここで、柄Baの両脚部Lは、柄本体10の両脚部及び被覆層30の両下肢層部33(吸盤状足部33aを含む)でもって、一体的に構成されている。
なお、以上のように構成した柄Baは、柄本体10a、緩衝層20及び被覆層30を一体成型により成形することで形成されている。
ブラシ毛Bbは、図3(a)(b)及び図4にて示すごとく、柄本体10aの長楕円状扁平頭部11にその前面側から植設されており、当該ブラシ毛Bbは、長楕円状扁平頭部11の前面から前方へ直線状に延出している。しかして、このブラシ毛Bbは、柄本体10aの長楕円状扁平頭部11及び長楕円状緩衝層20と共に口腔内への挿入する歯ブラシBの口腔内挿入部を構成する。
キャップCは、上述したごとく、柄本体10aの長楕円状扁平頭部11、長楕円状緩衝層20及びブラシ毛Bb(歯ブラシBの口腔内挿入部)とともに上記キリンの頭部を構成するもので、当該キャップCは、図1(b)或いは図2(a)から分かるように、上記キリンの顔部及び後頭部に相当する外形を有する縦割り形状に形成されている。
具体的には、当該キャップCは、図1(a)〜(c)及び図2(a)のいずれかにて示すごとく、上記キリンの顔部に相当する前側半割部40a及び上記キリンの後頭部に相当する後側半割部40bを有するように形成されている。
ここで、当該キャップCにおいて、前側半割部40a及び後側半割部40bは、ピンク色の合成樹脂材料でもって、図5にて示すごとく、共に外方に向け突な湾曲形状に形成されており、これら前側半割部40a及び後側半割部40bは、上記キリンの両耳部に相当する各先端部位41、42にて、互いに連結されて一体的となっている。
しかして、キャップCにおいては、前側半割部40aが、その両突起43(図5(b)参照)にて、それぞれ、後側半割部40bの各両突起44(図5(b)参照)の間に介装されて、両突起43の各フック部43aにて、その弾力に抗して、当該後側半割部40bの係止部44aに係止することで、前側半割部40a及び後側半割部40bが、上記キリンの顔部及び後頭部からなる頭部としての外観を構成するように組み合わされるようになっている。
ここで、前側半割部40aの両突起43は、当該前側半割部40aの開口端部の長手方向両側中間部位から帯状に突出するように形成されており、当該両突起43の各突出端部の外面には各フック部43aが突出形成されている。
後側半割部40bの各両突起44は、当該後側半割部40bの開口端部の長手方向両側中間部位から前側半割部40aの各突起43を挟む位置にて突出されており、当該後側半割部40bの係止部44aは、各対応の両突起44の間に位置して、後側半割部40bの開口端部の長手方向両側中間部位から互いに対向する方向に突出されている。
また、前側半割部40a及び後側半割部40bは、それぞれ、図6(a)(b)にて示すごとく、半円状凹部45、46を有しており、半円状凹部45は、前側半割部40aの開口端部のうちの先端部位41とは反対側部位にて形成されている。また、半円状凹部46は、後側半割部40bの開口端部のうちの先端部位42とは反対側部位にて形成されている。
しかして、前側半割部40a及び後側半割部40bが上述のごとく組み合わされたとき、両半円状凹部45、46は互いに当接されて、柄本体10aの細棒状頚部12の外径に対応する貫通孔部を構成する。
以上のように構成した本第1実施形態において、歯ブラシセットSが、図1にて示すごとく、歯ブラシBにキャップCを組み付けた状態にあるものとする。
このような状態においては、歯ブラシBaの柄10が、その口腔内挿入部にて、キャップC内に収容されており、柄10の細棒状頚部12は、キャップCの前側半割部40a及び後側半割部40bの各半円状凹部45、46により構成される貫通孔部から延出している。従って、歯ブラシBaは、細棒状頚部12、把持部H及び両脚部Lでもって、キャップCから延出している。
ここで、キャップCにおいては、前側半割部40aが、その両突起43にて、それぞれ、後側半割部40bの各両突起44の間に介装されて、両突起43の各フック部43aにて、その弾力に抗して、当該後側半割部40bの係止部44aに係止することで、前側半割部40a及び後側半割部40bが、上記キリンの顔部及び後頭部からなる頭部としての外観を構成するように組み合わされている。
上述のように構成した歯ブラシセットSは、その全体により、上記キリンのかわいい外観を呈することから、かわいいという感じを若者や子供に与え易い。このため、若者は、歯ブラシセットSに対する購入意欲を増大させ、或いは、母親が自分の子供に歯磨きをさせ易くするように、歯ブラシセットSに対する購入意欲を増大させる。このことは、歯ブラシセットSが若者や子供による需要を高めるという効果を発揮することを意味する。
しかして、歯ブラシセットSを購入した若者が、例えば、ワンルームマンションに居住している場合、若者が、例えば、夕食後に台所で歯ブラシBでもって歯を磨いたり或いは風呂に入浴後に歯を磨いたりすることが多い。ここで、ワンルームマンションは通常狭いことからその台所や風呂場も非常に狭い。従って、歯ブラシセットSを置く場所を見つけにくいのが通常である。
しかしながら、歯ブラシセットSの柄Bは、上述のごとく、両吸盤状足部33aを有する。このため、台所或いは風呂場のタイル貼りの壁などに両吸盤状足部33aを押し付けて吸着させるだけで、歯ブラシセットSを当該壁に支持することができる。従って、使用後の歯ブラシセットSを置く場所を特に探す必要もなく便利である。
また、歯ブラシセットSは、柄10が硬い合成樹脂であるPSで形成されていることから、歯ブラシセットSは、両吸盤状足部33aから上記壁に対し垂直に延出する状態に保持される。従って、歯ブラシセットSは目立ち易い状態に維持されるので、歯ブラシセットSを見つけることは容易である。
また、若者ではなく子供が歯ブラシセットSを母親から与えられた場合、子供は、上述のごとく歯ブラシセットSに対しその外観からかわいい感じをもつ。従って、子供は、歯ブラシセットSを用いて歯を磨きくように誘導され易い。
また、歯磨きを終えた子供が歯ブラシセットSを適当に置くにあたっても、歯ブラシセットSの柄Bは、上述のごとく、両吸盤状足部33aを有する。従って、子供は、近傍の両吸盤状足部33aを吸着させ易い場所、例えば、テーブルや机などの密度の高い面を有する場所に両吸盤状足部33aを押し付けて吸着させ易い。その結果、歯ブラシセットSが上述と同様に目立ち易い状態に維持されるので、その後の使用の際にも、歯ブラシセットSを見つけることは容易である。
(第2実施形態)
図7は、本発明が適用されてなる歯ブラシセットの第2実施形態を示している。当該歯ブラシセット(以下、符号Saにて示す)は、図7(a)にて示すごとく、動物のうちの鳥類の1種であるペンギン鳥を擬人化して、両脚部を一体化して立っているペンギン鳥であって蝶ネクタイをしたペンギン鳥としての外観を有するように構成されている。即ち、当該歯ブラシセットSaは、図7或いは図9にて示すごとく、歯ブラシDと、キャップEとによって、上述したペンギン鳥としての外観を有するように構成されている。
歯ブラシDは、図7(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)のいずれかにて示すごとく、柄Daと、ブラシ毛Dbとを備えており、柄Daは、長手状の柄本体50と、矢尻状緩衝層60と、上記ペンギン鳥の外観を表す表皮層70ととにより一体的に構成されている。
柄本体50は、合成樹脂の1種である青色のポリスチレン(PS)でもって形成されており、この柄本体50は、図7及び図9のいずれかから分かるように、ブラシ毛Dbを植設するための矢尻板状頭部51、この矢尻板状頭部51から下方へ延出する細棒状頚部52、この細棒状頚部52から下方へ延出して上記ペンギン鳥の外観を構成する太棒状身体部(図示しない)とによって構成されている。なお、上記太棒状身体部は、上記ペンギン鳥の帽子部、頭部、胸部、腹部、背中部、腰部、及び両下肢部を構成する単一脚部に対応する外形を有する形状に形成されている。
矢尻状緩衝層60は、矢尻板状頭部51の中央部にその背面側から形成した矢尻状凹所61(図9(c)参照)内に嵌着されており、この緩衝層60は、青色の生ゴム材料により形成されて、歯ブラシDで歯を磨く際の口腔内面に対する緩衝部材としての役割を果たす。
表皮層70は、濃紺色の生ゴム材料により上記ペンギン鳥の外観形状を構成するように、柄本体50の太棒状身体部の表面に沿い形成されており、当該表皮層70は、頭層部71、この頭層部71から上方へ延出する帽子層部72、頭層部71から下方へ延出する胴層部73及びこの胴層部73から下方へ延出する下肢層部74により構成されている。なお、帽子層部72は、細棒状頚部52の下側半分部位を包囲するように形成されており、この帽子層部72は、細棒状頚部52の上側半分部位の外周面に沿いその軸方向に形成した帯状連結部72a(図7(c)及び図9(c)参照)を介し矢尻状緩衝層60の下端部と連結するように、帯状連結部72a及び矢尻状緩衝層60と一体的に形成されている。
ここで、当該表皮層70の頭層部71、胴層部73及び下肢層部74は、それぞれ、上記ペンギン鳥の身体部である頭部、胸部、腹部、背中部、腰部及び両下肢部をそれぞれ表し、当該表皮層70の帽子層部72は、上記ペンギン鳥の帽子部を表す。
以上のように表皮層70を柄本体50に形成することで、柄本体50の太棒状身体部のうちの頭部、胸部、腹部、背中部及び腰部並びに表皮層70の胴層部73が、一体となって、柄Daの把持部Haを構成するとともに、柄本体50の両脚部及び柄本体50の太棒状身体部のうちの両下肢部が、一体となって、柄Daの単一の脚部Laを構成する。
ここで、表皮層70の下肢層部74は、その延出端部にて、上記ペンギン鳥の両下肢部のうち各足部に相当する各吸盤状足部74aを構成しており、各吸盤状足部74aは、上に凹な湾曲壁状に形成されている(図7及び図8(b)参照)。
また、本第2実施形態では、表皮層70は、上述のごとく、濃紺色の生ゴム材料でもって形成されている。従って、柄Daの把持部Ha及び単一の脚部Laは、手触りの良い感じを有しており、吸盤状足部74aは、弾性変形し易くなっている。ここで、柄Daの脚部Laは、柄本体50の単一の脚部及び表皮層70の下肢層部74(吸盤状足部74aを含む)でもって、一体的に構成されている。
なお、以上のように構成した柄Daは、柄本体50、緩衝層60及び表皮層70を一体成型により成形することで形成されている。
ブラシ毛Dbは、図9(a)(b)及び図10にて示すごとく、柄本体50の矢尻状頭部51にその前面側から植設されており、当該ブラシ毛Dbは、矢尻状頭部51の前面から前方へ直線状に延出している。しかして、このブラシ毛Dbは、柄本体50の矢尻状頭部51及び矢尻状緩衝層60と共に口腔内への挿入する歯ブラシDの口腔内挿入部を構成する。
キャップEは、上述したごとく、柄本体50の矢尻状頭部51、緩衝層60及びブラシ毛Db(歯ブラシDの口腔内挿入部)を共に収容するもので、当該キャップEは、図7及び図8(a)のいずれかから分かるごとく、左右両側半割部80a、80bを有するように縦割り形状に形成されている。
ここで、当該キャップEにおいて、左右両側半割部80a、80bは、透明の合成樹脂材料でもって、図11にて示すごとく、共に外方に向け突な湾曲形状に形成されており、これら左右両側半割部80a、80bは、その各連結部位81、81にて、互いに連結されて一体的となっている。
また、左右両側半割部80a、80bは、図11(b)或いは(d)にて示すごとく、それぞれ、コ字状凹部82、83を有しており、これらコ字状凹部82、83は、左右両側半割部80a、80bの各開口端部の連結側近傍に形成されている。
しかして左右両側半割部80a、80bは上述のごとく組み合わされたとき、コ字状凹部82、83は互いに当接されて、柄本体50の細棒状頚部52の外径に対応する貫通孔部を構成する。
以上のように構成した本第2実施形態において、歯ブラシセットSaが、図7にて示すごとく、歯ブラシDにキャップEを組み付けた状態にあるものとする。
このような状態においては、歯ブラシDの柄Daが、その口腔内挿入部にて、キャップE内に収容されており、柄Daの細棒状頚部52は、キャップEの左右両側半割部80a、80bの各コ字状凹部82、83により構成される貫通孔部から延出している。従って、歯ブラシDは、細棒状頚部52、把持部Ha及び脚部Laでもって、キャップEから延出している。
上述のように構成した歯ブラシセットSaは、その歯ブラシDにより、上記ペンギン鳥のかわいい外観を呈することから、かわいいという感じを若者や子供に与え易い。このため、若者は、上記第1実施形態と実質的に同様に、歯ブラシセットSaに対する購入意欲を増大させ、或いは、母親が自分の子供に歯磨きをさせ易くするように、歯ブラシセットSaに対する購入意欲を増大させる。このことは、歯ブラシセットSaが若者や子供による需要を高めるという効果を発揮することを意味する。
また、歯ブラシセットSaを購入した若者が、例えば、ワンルームマンションに居住している場合、この若者が、上記第1実施形態と同様に台所や風呂で、歯ブラシDで歯磨きをしても、上記第1実施形態と同様の作用効果が達成され得る。
また、歯ブラシセットSaは、柄10が硬い合成樹脂であるPSで形成されている。従って、若者が歯磨きを終えた後に上記第1実施形態と同様に台所或いは風呂場のタイル貼りの壁などに両吸盤状足部74aを押し付けて吸着させれば、歯ブラシセットSaが、両吸盤状足部74aから上記壁に対し垂直に延出する状態に保持されることで、上記第1実施形態と同様の作用効果を達成することができる。
また、若者ではなく子供が歯ブラシセットSaを母親から与えられた場合、子供は、上述のごとく歯ブラシセットSaに対しその外観からかわいい感じをもつ。従って、子供は、上記第1実施形態と同様に歯ブラシセットSaを用いて歯を磨くように誘導され易い。
また、歯磨きを終えた子供が歯ブラシセットSを適当に置くにあたっても、歯ブラシセットSaの柄Daは、上述のごとく、両吸盤状足部74aを有する。従って、子供は、上記第1実施形態と同様に、近傍の足部74aを吸着させ易い場所に吸盤状足部74aを押し付けて吸着させ易い。その結果、歯ブラシセットSaが上述と同様に目立ち易い状態に維持されるので、その後の使用の際にも、歯ブラシセットSaを見つけることは容易である。
なお、本考案の実施にあたり、上記各実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本考案の実施にあたり、動物は、キリンやペンギン鳥に限ることなく、猿や象などの各種の4つ足或いは2つ足の動物をかわいい外観を有するように擬人化して歯ブラシ或いは歯ブラシセットに適用してもよい。
(2)また、本考案の実施にあたり、動物に限ることなく、消防車、パトカー、救急車、トラック或いは自動二輪車等の各種自動車をかわいい外観を有するように擬人化或いは模型化して歯ブラシ或いは歯ブラシセットに適用してもよい。
(3)また、本考案の実施にあたり、上記第1或いは第2の実施形態にて述べた柄の色やキャップの色は、適宜変更してもよい。
(4)また、本考案の実施にあたり、上記第1実施形態にて述べた歯ブラシセットの柄Baは、各吸盤状足部33aを吸盤部として残し、把持部及びキャップからキリンの外観を呈する構成部分を除去してもよい。
(5)また、本考案の実施にあたり、上記第2実施形態にて述べた歯ブラシの柄Daは、吸盤状足部74aを吸盤部として残し、把持部からペンギン鳥の外観を呈する構成部分を除去してもよい。
Ba、Da…柄、B、D…歯ブラシ、Bb、Db…ブラシ毛、
C、E…キャップ、H、Ha…把持部、11…扁平頭部、
12、52…細棒状頚部、20…長楕円状緩衝層、33a、74a…吸盤状足部、
51…矢尻板状頭部、60…矢尻状緩衝層。

Claims (5)

  1. ブラシ毛と、このブラシ毛を植設してなる先端部、この先端部から延出する頚部及びこの頚部から延出する把持部を有する長手状の柄とを備える歯ブラシにおいて、
    前記柄は、前記把持部の延出端部に設けてなる吸盤体を具備してなることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記柄は、前記把持部をかわいい外観を有する動物の少なくとも胴部とし、前記吸盤体を前記動物の足部とする吸盤部とするように、前記把持部及び前記吸盤部の外形を形成して構成してなることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記柄は、前記動物をペンギン鳥とし、前記把持部を前記ペンギン鳥の少なくとも頭部及び胴部とし、かつ、前記吸盤部を前記ペンギン鳥の2足部を一体化した足部とするように、前記把持部及び前記吸盤部の外形を形成して構成してなることを特徴とする請求項2に記載の歯ブラシ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の歯ブラシと、この歯ブラシの前記柄の先端部及び前記ブラシ毛を収容するキャップとを備える歯ブラシセット。
  5. 請求項2に記載の歯ブラシと、この歯ブラシの前記柄の先端部及び前記ブラシ毛を収容するキャップとを具備して、
    前記動物をキリンとし、前記頚部を上記キリンの頚部とし、かつ、前記把持部を前記キリンの胴部及び両前足部とするように、前記把持部及び前記両吸盤部の外形を形成してなり、
    前記キャップは、前記キリンの顔部の外形を有する一側キャップ部と前記キリンの後頭部の外形を有する他側キャップ部とを互いに連結して構成されて、前記一側キャップ部及び前記他側キャップ部を、互いに組み合わせて、前記柄の先端部及び前記ブラシ毛を収容する歯ブラシセット。
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