JP3162120U - 包丁 - Google Patents

Abstract

【課題】豆腐やケーキのように柔らかい素材のものを安全かつ便利に切る包丁を提供する。【解決手段】包丁は、刃の部分が糸状のものである。糸状のものは、ナイロン線、ピアノ線、ステンレス線、又は鋼線である。【選択図】図１

Description

本考案は、包丁に関するものである。

従来の包丁は刃の部分が鋼やステンレス等の硬いものが多く、刃の部分が鋭いため危険を伴うことがある。

最近は刃の部分がセラミック製の包丁もある。
登録実用新案第３０７４３５６号公報 登録実用新案第３０５８１４５号公報 登録実用新案第３０２３７２０号公報 登録実用新案第３０００９６７号公報

従来の包丁は色々な物を切るために刃の部分が硬く鋭く平面であることが必要であるが、このことが逆に問題になることがある。豆腐等の柔らかいものを手の上で切る場合は手を切る危険性もある。刃の部分が平面になっているため、ケーキ等を切るとクリーム等が刃についてしまい、その後始末が大変である。ケーキを子供に切らせたいと思っても、包丁の危険性を考えると躊躇する親も多い。

本考案は、前述のような問題点に鑑み、包丁の刃の部分をナイロン線やピアノ線、ステンレス線、鋼線等の細い糸状のものにした包丁である。

本考案の包丁は刃の部分が糸状になっているため、柔らかい素材のものを切るときに安全であるし、使用し易いし、かつ本考案の包丁は安価に作製できる。加えて刃にあたる部分が糸状になっているため、どの角度でも動かすことが可能であり、柔らかいものを切るときは、３６０度すべての角度で切ることができる。

本考案の側面図である。 本考案の斜視図である。

次に本考案の実施の形態を豆腐を切る場合の実施例として図面を参照して説明する。本図は糸状の刃を装着する本体の部分が強化プラスチックの例で、糸状の刃の部分をナイロン線を用いる例を示している。図１は本考案の側面図である。ナイロン線の刃１を装着するコの字形部分３と柄２の素材は強化プラスチックであり、その２つは一体化して形成されている。コの字形部分３は直径６ｍｍ程度の棒状のもので開口部を持ち、コの字形部分３の一方の縦の外側部分に直角に、それと一体化した柄２を持っている。コの字形部分３は横１２ｃｍ、縦９ｃｍ程度とし、柄２の部分は直径２ｃｍ、長さ１０ｃｍ程度の棒状のものとする。コの字形部分３の開口部の両端４に０．６ｍｍ程度の小孔５を各端から１ｍｍ程度のところにコの字形の横の部分と平行にあける。その小孔５に０．５ｍｍ程度のナイロン線を通し、コの字形の横の部分と平行に強く張り、コの字形の外に出た両端のナイロン線の部分を結び目６を作って接着し、ナイロン線が抜けないようにして、ナイロン線の刃１を設ける。柄２の部分は図１のようにコの字型の縦の中央上部に設ける。コの字形部分３の開口部の両端４は、あらかじめ外側に向けて少し広がるように作っているため、ナイロン線の刃１が両端４から引っ張られる状態になり、刃の役目を果たす。

本考案の包丁を使用すると、豆腐を手の上で切るときも安心して切られるし、ケーキを切ってもクリーム等が付着するのはナイロン線の刃１の部分だけであるから、使用後も簡単に手入れができる。本考案の包丁は安価に製作できるので、豆腐用、ケーキ用というように目的別に取り揃えられる。柄２の部分はナイロン線の刃１と垂直に設けてもよい。コの字形部分３と柄２の材質は鋼材等でもよいし、その棒状の形状も円形でなくても角形でもよい。ナイロン線の刃１の部分もステンレス線やピアノ線等でもよい。ナイロン線の刃１を本体に付けるときも、本体に巻きつけてもよい。柄２の部分を木材や強化ゴム等にしてもよい。

１はナイロン線の刃
２は柄
３はナイロン線の刃を装着するコの字形部分
４は３の開口部の両端
５はナイロン線を通す小孔
６はナイロン線の結び目

Claims (2)

1. 包丁の刃の部分を細い糸状のものにした包丁。
2. 上記細い糸状のものは、ナイロン線、またはピアノ線、またはステンレス線、または鋼線である請求項１の包丁。

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